JP7346182B2 - 画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像読取装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像読取装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、原稿シートの画像を読み取る画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像読取装置の制御方法、及びコンピュータにこの制御方法を実行させるためのプログラムに関する。
プリンタ、複写機及び複合機等の画像形成装置としては、複数の原稿を自動的に連続して読み込んで画像データを生成する原稿読取装置を備えたものが普及している。このような原稿読取装置では、同じサイズの複数の原稿を読み込む通常モードと、異なるサイズの複数の原稿を読み込む混載モードとを有するものが普及しており、例えば、ユーザはこれらの2つのモードを手動で切り換えて使用する。混載モードにおいては、例えば、原稿読取装置が1枚ずつ自動的に原稿のサイズを確定させながら原稿の読み取りを実行する。ここで、同じサイズの複数の原稿を前提とした画像形成装置の機能、例えばコピー機能における複数のページを1ページに縮小してレイアウトするページ集約機能や製本機能などは、混載モードの実行時には禁則機能として実行が制限される場合がある。
このような画像形成装置では、ユーザが異なるサイズを含む複数の原稿を読み取るときに誤って通常モードを設定して実行してしまうと、原稿読取装置は原稿束の1枚目の原稿、又は最大幅の原稿のサイズを基準にして読み取りを実行してしまうことがある。この場合、原稿束の全ての原稿を基準サイズと同一のサイズとみなして読み取ってしまうので、望まない画像データが生成されてしまう虞がある。そこで、混載モードに設定すべき場合に誤って通常モードに設定してしまうことを回避するために、原稿トレイ上に原稿を置いた場合に、自動的に混載モードが設定されるようにする原稿読取装置を備えた画像形成装置が開発されている(特許文献1参照)。
特開2007-187735号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の画像読取装置では、原稿トレイに原稿を置いただけで自動的に混載モードが設定されてしまうので、例えば、同じサイズの原稿を置いた場合であっても混載モードが設定されてしまう可能性がある。このため、同じサイズの原稿を原稿トレイに載置して、集約機能や製本機能などの混載モードにおける禁則機能を実行しようとしても、これらの禁則機能はそのままでは選択できなくなっている。この場合、これらの禁則機能を実行するためには、自動的に設定された混載モードを手動で通常モードに切り換える、あるいは自動的に混載モードになる設定を解除し、それから改めて混載モードでは禁則機能であった機能を選択しなければならない。したがって、最低でも2段階の操作が必要であり、操作が煩雑であった。
本発明は、操作性を向上することができる画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像読取装置の制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る画像読取装置は、原稿シートを支持するシート支持手段と、原稿シートの画像を読取可能な画像読取手段と、前記シート支持手段に原稿シートが支持されているか否かを検知するシート検知手段と、同サイズの原稿シートの原稿シート束を読み取る第1の読取モードと、異なるサイズの原稿シートの原稿シート束を読み取る第2の読取モードと、のいずれかを選択し、選択したモードを実行可能であり、前記第1の読取モードの実行時には同サイズの原稿シートにのみ実行可能な所定の機能を実行可能な制御手段と、前記シート検知手段が前記シート支持手段に支持された原稿シートを検知した際に前記第2の読取モードが選択されるか否かを設定可能であり、前記所定の機能の指定を入力可能な入力受付手段と、を備え、前記制御手段は、前記シート検知手段が前記シート支持手段に支持された原稿シートを検知した際に前記第2の読取モードが選択されるように設定されており、かつ、前記入力受付手段により前記所定の機能が指定された場合には、前記第2の読取モードの選択を解除して前記第1の読取モードを選択することを特徴とする。
本発明の他の態様に係る画像形成装置は、上記の画像読取装置と、前記画像読取手段により読み取られた原稿シートの画像を他のシートに形成する画像形成手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の態様に係る画像形成システムは、上記の画像形成装置と、前記画像形成手段により画像を形成したシートを製本する製本手段と、を備え、前記所定の機能は、前記製本手段によりシートを製本する機能であることを特徴とする。
本発明の他の態様に係る画像読取装置の制御方法は、原稿シートを支持するシート支持手段と、原稿シートの画像を読取可能な画像読取手段と、前記シート支持手段に原稿シートが支持されているか否かを検知するシート検知手段と、を備えた画像読取装置の制御方法であって、制御手段が、同サイズの原稿シートの原稿シート束を読み取る第1の読取工程と、異なるサイズの原稿シートの原稿シート束を読み取る第2の読取工程と、のいずれかを選択し、選択した読取工程を実行可能であり、前記第1の読取工程の実行時には、同サイズの原稿シートにのみ実行可能な所定の機能を実行可能であり、前記シート検知手段が前記シート支持手段に支持された原稿シートを検知した際に前記第2の読取工程が選択されるか否かを設定可能であり、且つ、前記所定の機能の指定を入力可能な入力受付手段により入力受付工程を実行可能であり、前記入力受付工程において前記シート検知手段が前記シート支持手段に支持された原稿シートを検知した際に前記第2の読取工程が選択されるように設定されており、かつ、前記入力受付工程において前記入力受付手段により前記所定の機能が指定された場合には、前記第2の読取工程の選択を解除して前記第1の読取工程を選択することを特徴とする。
本発明によれば、操作性を向上することができる。
実施の形態に係る画像形成システムを示す概略図。 実施の形態に係る画像形成システムの制御ブロック図。 実施の形態に係る画像形成装置のスキャナ部のセンサの配置を示す平面図。 実施の形態に係る画像形成装置の操作部を示す平面図。 実施の形態に係る表示パネルに表示されるコピー機能画面を表す画像図。 実施の形態に係る画像形成装置の基本的な処理手順の第1部分を示すフローチャート。 実施の形態に係る画像形成装置の基本的な処理手順の第2部分を示すフローチャート。 実施の形態に係る表示パネルに表示されるマスク処理されたその他の機能画面を表す画像図。 実施の形態に係る画像形成システムの禁則機能の関係を示す表。 実施の形態に係る表示パネルに表示される混載機能画面を表す画像図。 実施の形態に係る表示パネルに表示される原稿サイズ混載初期設定画面を表す画像図。 実施の形態に係る画像形成装置の処理手順の第1部分を示すフローチャート。 実施の形態に係る画像形成装置の処理手順の第2部分を示すフローチャート。 実施の形態に係る画像形成装置の処理手順の第3部分を示すフローチャート。 実施の形態に係る表示パネルに表示されるマスク処理されていないその他の機能画面を表す画像図。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る画像形成システムについて説明する。本実施の形態では、図1に示すように、画像形成システム100は、画像形成装置1と、フィニッシャ部2と、を含んで構成されている。画像形成装置1は、例えば、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機を含み、原稿Dから読み取った画像データに基づいて、記録媒体として用いられるシートに画像を形成する。記録媒体として用いられるシートには、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート(OHT)等のプラスチックフィルム、並びに布が含まれる。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取装置であるスキャナ部3と、プリンタ部4と、操作部5(図4参照)と、を一体的に構成して備えている。プリンタ部4には、画像形成システム100の全体を制御する制御装置225が設けられている。尚、本実施の形態では、画像形成装置1に内蔵された制御装置225により画像形成システム100の全体を制御するようにしているが、これには限られない。例えば、画像形成システム100に外部機器として接続されたコンピュータにより、画像形成システム100の全体を制御するようにしてもよい。
(制御装置)
図2は、本実施の形態に係る画像形成システム100の制御ブロック図である。CPU201を含む制御装置225は、画像形成装置1に設けられ、画像形成システム100の動作を制御する制御手段として機能する。CPU201は、ROM203又はHDD204に記憶された制御プログラムに従って、システムバス207に接続される各種装置を統括的に制御すると共に、制御装置225の内部で行われる各種処理についても統括的に制御する。RAM202は、CPU201が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ画像データを一時記憶するためのメモリでもある。ROM203には装置のブートプログラム等が格納されている。HDD204はハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データを格納する。RAM202、ROM203、及びHDD204は、いずれも画像形成装置1が利用する情報を一時的に又は永続的に記憶可能な記憶部に相当する。
操作部I/F205は、システムバス207と操作部5とを接続するためのインタフェース部である。操作部I/F205は、操作部5に表示するための画像データをシステムバス207から受取って操作部5に出力すると共に、操作部5から入力された情報をシステムバス207へと出力する。ネットワークI/F206は、LAN又はWAN224とシステムバス207とを接続し、制御装置225と他の機器との間で双方向にデータをやり取りする。
画像バス220は画像データをやり取りするための伝送路であり、例えば、PCIバス又はIEEE1394で構成されている。スキャナ画像処理部212は、スキャナ部3からスキャナI/F211を介して受け取った画像データに対して、補正、加工、及び編集を行う。埋め込み情報抽出部210は、画像データから背景画像に埋め込まれているパターンの検出や付加情報の抽出の処理を行う。圧縮部213は画像データを受取り、データを圧縮する。
伸張部215は、画像バス220から取得する画像データを伸張した後にラスタ展開してプリンタ画像処理部217に送る。プリンタ画像処理部217は、伸張部215から送られた画像データを受取り、この画像データに付随させられている属性データを参照しながら画像データに画像処理を施す。また、必要に応じて、符号画像生成部216において生成された符号画像データを画像データに合成する。符号画像生成部216は、二次元コード画像やバーコード画像、情報埋め込み技術により生成された画像等の符号画像データを生成する。なお、符合画像の生成は、RAM202内に格納されたプログラムを実行することによって行われる。画像処理後の画像データは、プリンタI/F218を介してプリンタ部4に出力される。画像変換部214は、画像データに対して回転や色空間変換、2値多値変換、画像合成、間引きといった所定の変換処理を施す。RIP部208はPDLコードデータを元に生成された中間データを受取り、ビットマップデータ(多値)を生成する。生成されたビットマップデータは圧縮部209で圧縮されて画像バス220へ送られる。RIPとはラスターイメージプロセッサの略称であり、中間データに含まれる画像データをラスタ形式に変換する。
認証処理部219は操作部5で入力されたユーザ情報を使用したユーザやワークグループの認証に加えて、ジョブ認証を行う。また認証済みユーザやワークグループの情報の管理を行う。フィニッシャ部2は、プリンタ部4から排出されるシートに対して、複数枚のシートを束ねたシート束にまとめると共に、ステイプル処理、パンチ処理、及びソート等の各種の処理を施す。
印刷ジョブ(画像形成ジョブ)とは、画像形成装置1にシートに対する画像形成を実行させるために制御装置225に入力される指令を指す。特に、本実施の形態では、印刷ジョブには、ユーザによる操作部5のコピーボタン等の操作により、スキャナ部3によって読み取られた画像データに基づいてシートに画像を形成するコピージョブが含まれる。
(スキャナ部)
図1に示すように、スキャナ部3は、原稿Dの画像を読取可能な画像読取手段としての原稿読取装置31と、原稿給送装置(Auto Document Feeder、ADF)32とを有している。原稿給送装置32は、原稿シートである原稿Dを支持するシート支持手段としての原稿トレイ34を有しており、原稿Dは原稿トレイ34に載置される。原稿給送装置32の原稿給紙ローラ35は分離パッド36と対になっていて、原稿Dを1枚ずつ搬送する。搬送された原稿Dは中間ローラ対37で原稿給送装置32内に送られ、大ローラ38と第1従動ローラ39によって搬送され、さらに大ローラ38と第2従動ローラ40とによって搬送される。
大ローラ38と第2従動ローラ40とで搬送された原稿Dは、原稿ガラス41と原稿ガイド板42との間を通り、ジャンプ台43を経由して、大ローラ38と第3従動ローラ44とにより搬送される。大ローラ38と第3従動ローラ44とにより搬送された原稿Dは、原稿排紙ローラ対45により原稿給送装置32外に排出される。尚、原稿ガラス41と原稿ガイド板42との間では、原稿Dは原稿ガイド板42によって原稿ガラス41に接触する形で搬送される。
原稿Dは、原稿ガラス41上を通過する際に、原稿ガラス41に接している面がスキャナ部3の露光部33によって露光される。その結果により得られる原稿Dからの反射光が、ミラーユニット46に伝達される。伝達された反射光は、レンズ47を通過して集光されCCDセンサ部48にて電気信号に変換されて出力される。即ち、原稿D上の画像は、原稿読取装置31の露光部33に対して原稿Dを相対的に移動されることで読み取られる。CCDセンサ部48から出力された画像データは、スキャナ画像処理部212(図2参照)において所定の処理が施された後に、プリンタ画像処理部217(図2参照)を介してプリンタ部4のレーザユニット11に入力される。
図3は図1のスキャナ部3の原稿給送装置32を上から視て、原稿Dの有無や大きさを検知するための各種のセンサの位置を示した図である。原稿給送装置32は、原稿トレイ34に原稿Dが載置されたか否かを検知する原稿有無センサ70を有している。即ち、原稿有無センサ70は、原稿トレイ34に原稿Dが支持されているか否かを検知するシート検知手段に相当する。また、原稿給送装置32は、原稿Dの幅方向の両端部に当接して案内する原稿ガイド71,72と、原稿トレイ34に載置された原稿Dの幅を検知するために原稿ガイド71,72の間の長さを検知する原稿幅検知センサ73を有している。更に、原稿給送装置32は、原稿Dの長さを検知するための原稿長検知センサ74,75と、搬送中の原稿Dの幅を検知するための複数の原稿幅検知センサ76とを有している。即ち、原稿幅検知センサ73,76と原稿長検知センサ74,75とは、原稿読取装置31により読み取られる原稿Dのサイズを検知するサイズ検知手段に相当する。
尚、スキャナ部3における原稿Dの読取モードとしては、同サイズの原稿Dの原稿シート束を読み取る通常モード(第1の読取モード)と、異なるサイズの原稿Dの原稿シート束を読み取る混載モード(第2の読取モード)と、の2つを選択可能になっている。これらの2つの読取モードの選択は、制御装置225により自動的に選択されるか、あるいはユーザの設定により選択される。
(プリンタ部)
図1に示すプリンタ部4は、原稿読取装置31により読み取られた原稿Dの画像を他のシートに形成する画像形成手段に相当する。プリンタ部4は、装置本体内に4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成部PY,PM,PC,PKを有する電子写真方式のフルカラープリンタである。各色の画像形成部PY,PM,PC,PKの構成は、それぞれ同様である。各画像形成部PY,PM,PC,PKは、感光ドラム12,13,14,15と、その周囲に配置された現像ユニット16,17,18,19などを備えている。プリンタ部4へ転送された画像データはレーザユニット11で画像データからレーザ光への変換が行われ、レーザユニット11から発信されるレーザ光により各感光ドラム12,13,14,15上で画像として結像される。結像された画像は、感光ドラム12,13,14,15に結像された画像の静電容量によりトナーを吸着させる現像ユニット16,17,18,19により現像される。現像されたトナー像は、シートカセット20,21から給送されたシートに転写され、シートに転写された未定着トナー画像は定着装置22で定着され、排出ローラ23を経てフィニッシャ部2に排出される。
また、両面印刷の場合、第1面に画像形成されたシートはフラップ24により反転搬送パス25へ案内されてスイッチバックされ、第1面と第2面とを入れ換えた状態で、第2面に対して各画像形成部PY,PM,PC,PKにより画像が形成される。定着装置22によってトナー像が定着させられた後、排出ローラ23を経てフィニッシャ部2に排出される。尚、画像形成部PY,PM,PC,PKとしては、既知の構成を適宜適用することができるので、詳細な説明を省略する。
(フィニッシャ部)
フィニッシャ部2は、プリンタ部4により画像を形成したシートを製本する製本手段に相当する。フィニッシャ部2はプリンタ部4に対して着脱可能に構成されている。フィニッシャ部2には、画像形成装置1から排出されたシートを取り込む取込ローラ対60と、シートを排出する排出ローラ対63と、排出されたシートを積載する排出トレイ64と、を備えている。取込ローラ対60と排出ローラ対63との間には、バッファユニット61と、製本ユニット62とが設けられている。バッファユニット61は、製本ユニット62の作動時に、複数枚のシートを積層し、整列する。製本ユニット62は、バッファユニット61によって束状に纏められた複数枚のシートを製本する。製本ユニット62は、不図示の金属針をシート束に打ち込むステイプラ部と、ステイプラ部によって綴じられたシート束の綴じ代部分を折り曲げて冊子状に形成する折曲部とを備えている。尚、これらバッファユニット61及び製本ユニット62としては、既知の構成を適宜適用することができるので、詳細な説明を省略する。
(操作部)
続いて、画像形成装置1のユーザーインターフェースである操作部5について、図4及び図5に示す構成例を用いて説明する。図4に示すように、操作部5は、液晶で感圧式タッチパネルをもつ表示パネル50、テンキー51、スタートキー52、ストップキー53、リセットキー54、ユーザ設定キー55などを有している。ユーザが表示パネル50、テンキー51、スタートキー52、ストップキー53、リセットキー54、ユーザ設定キー55などを操作した場合、その情報は操作部I/F205(図2参照)を介してCPU201に入力される。
テンキー51は、数字を入力可能にする機能を有する。スタートキー52は、スキャナ部3によるスキャン開始指示を受け付ける機能を有する。ストップキー53は、装置が保留中、又は中断中のジョブがあるときは当該ジョブを消去する指示を受け付け、実行中のジョブがあるときは当該ジョブを中断する指示を受け付ける機能を有する。リセットキー54は、現在の設定をリセットし、初期画面に戻る機能を有する。ユーザ設定キー55は、画像形成装置1の機能設定を行うユーザモード画面に遷移する指示を受け付ける機能を有する。
表示パネル50には、画面を表示するための液晶パネルとユーザのタッチ操作を受付けるタッチパネルとが一体に形成されている。表示パネル50は、画面表示によってユーザに対してメッセージや装置の状態を表示可能な表示手段に相当する。また、各種の物理キー(51~55)及び表示パネル50のタッチパネル機能は、画像形成装置1に対してユーザが情報、例えば後述する所定の機能の指定を入力可能な入力受付手段に相当する。
CPU201(図2参照)は、HDD204からRAM202に展開された制御プログラムに従って、操作部I/F205を介して操作部5の表示パネル50に機能画面を表示可能である。機能画面には、コピーやファクス送信等、画像形成装置1が備える個別の機能を使用する際に各種設定を行うための画面を表示可能である。ここでは、コピー作業を実行する際に使用されるコピー機能画面500を例に説明する。
用紙選択キー501は、画像形成装置1が備えるいずれかのシートカセット20,21(図1参照)を選択することにより、又は画像形成装置1に自動的にシートカセット20,21を選択させることにより、印刷対象のシート(用紙)を設定する。等倍キー502は、原稿と同じ縮尺で(等倍で)印刷出力する場合に指定するキーであり、ズームキー503を選択した場合は、任意の倍率を指定することが可能である。カラーモード選択キー504は、印刷出力時のカラーモードの設定(例えばフルカラー/モノクロの選択)が可能である。その他にショートカットキーとして、仕上げキー505、両面キー506、濃度キー507、原稿の種類キー508、IDカードコピーキー509や、その他の機能キー510が設けられており、画像形成装置1が備える様々な機能を設定可能になっている。例えば、仕上げキー505は、フィニッシャ部2による製本機能の有無等を設定する仕上げ設定をする機能を有する。両面キー506は、両面印刷/片面印刷を設定する機能を有する。濃度キー507は、出力画像の濃度を設定する機能を有する。原稿の種類キー508は、原稿種類に応じて最適な設定でコピー動作を行うための原稿種類を設定する機能を有する。機能画面で選択された各種設定は、ジョブ毎にRAM202に記憶される。
次に、本実施の形態の画像形成システム100における原稿トレイ34に置かれた原稿Dの画像を読み取る時の処理手順の基本的な動作について、図6及び図7に示すフローチャートに沿って説明する。
画像形成装置1の電源がオンされるなどして処理が開始されると、CPU201はHDD204からRAM202に展開された制御プログラムにより、操作部I/F205を介して、表示パネル50にコピー機能画面500を表示する(ステップS11)。このとき、CPU201がRAM202に展開したコピー機能画面500のデータは、操作部I/F205を介して表示パネル50に表示される。CPU201は、この状態でユーザによる操作を待機する(ステップS12)。ユーザが表示パネル50、テンキー51、スタートキー52、ストップキー53、リセットキー54などを操作した場合、その情報は操作部I/F205を介してCPU201に通知される。
ここでは、CPU201は、ユーザが表示パネル50のコピー機能画面500に表示されるその他の機能キー510をオンして、図8に示すその他の機能画面600を表示した場合について説明する。その他の機能画面600では、機能選択キー(601~612)が設けられている。CPU201は、ユーザにより機能設定が入力されたか否かを判断する(ステップS13)。CPU201は、その他の機能画面600の機能選択キー(601~612)の操作により機能が選択されたか否かに基づいて、機能設定が入力されたか否かを判断する。CPU201は、ユーザにより機能設定が入力されたと判断した場合は(ステップS13のYES)、選択された機能の情報をRAM202に保存する(ステップS14)。
ここで、機能同士の関係で、複数の機能を組み合わせて処理できない関係になる場合がある。例えば、同じサイズの原稿Dの原稿シート束を読み込む場合(通常モード)であれば、フィニッシャ部2による製本機能は可能である。これに対し、異なるサイズの原稿Dの原稿シート束を読み込む場合(混載モード)は、製本機能をできないので、混載モードでは製本機能を禁則機能とする。同様に、混載モードでは、原稿読取装置31により読み取った画像を複数のページに分ける見開き2ページ機能(ページ分け機能)や、原稿読取装置31により読み取った画像を1ページに集約するページ集約機能も禁則機能とする。これら混載モードにおける製本機能、見開き2ページ機能、ページ集約機能は、同サイズの原稿Dにのみ実行可能で異なるサイズの原稿Dには実行できない所定の機能に相当する。尚、図9に、画像形成装置1の禁則機能の一例を示す。同図中、「1」は組み合わせて処理可能を示し、「0」は組み合わせて処理できないことを示す。
CPU201は、制御プログラムとともにHDD204からRAM202に展開される図9に示すような禁則機能のデータを参照して、組み合わせのできない機能をユーザが選択できないようにマスク(網掛け)処理をする(ステップS15)。CPU201は、マスク処理したコピー機能画面500を再表示する(ステップS16)。例えば、ユーザが図8で原稿サイズ混載キー612を押下して、CPU201により表示される図10に示す混載機能画面700において違う幅キー701を選択してOKキー702を押下したとする。この場合、CPU201は、図9に示す禁則機能のデータの原稿サイズ混載機能を検索し、機能として組み合わせのできない0の機能を取得する。ここでは、原稿サイズ混載機能と組み合わせできない機能は見開き2ページ機能、製本機能、ページ集約機能である。このため、CPU201は該当する機能をユーザに選択できないようにするために、見開き2ページ機能キー604、製本機能キー601、ページ集約機能キー607のアイコンにマスク処理をして、画面を図8に示すように再表示する。その後、CPU201は再びユーザによる操作を待機する(ステップS12)。
一方、CPU201は、ユーザにより機能設定が入力されていないと判断した場合は(ステップS13のNO)、スタートキー52が押下されたか否かを判断する(ステップS17)。CPU201は、スタートキー52が押下されていないと判断した場合は(ステップS17のNO)、再びユーザによる操作を待機する(ステップS12)。CPU201は、スタートキー52が押下されたと判断した場合は(ステップS17のYES)、CPU201はRAM202に保存されたユーザが設定した情報に従って、原稿トレイ34上の原稿Dを読み取って画像データを生成する。
まず、CPU201は、スタートキー52が押下されたと判断した場合に、原稿サイズ混載機能がオン設定されているか否かを判断する(ステップS18)。原稿サイズ混載機能がオン設定されていれば混載モード、設定されていなければ通常モードが選択される。CPU201は、原稿サイズ混載機能がオン設定されていないと判断した場合は(ステップS18のNO)、CPU201はスキャナ部3のCPUに原稿トレイ34上の原稿Dを連続して搬送する原稿連続搬送処理を設定して実行する(ステップS21)。また、スキャナ部3のCPUはCPU201からの指示に従って原稿トレイ34上の原稿Dを連続して搬送するために、原稿トレイ34上の原稿Dの1番上の原稿を原稿給紙ローラ35、分離パッド36で搬送する。この時、CPU201は、原稿幅検知センサ73,76と原稿長検知センサ74,75とを用いて、2枚目以降と同サイズである1枚目の原稿の検知を行う(ステップS22)。
検知された原稿DのサイズはCPU201に通知される。CPU201は、RAM202に保存されているユーザが表示パネル50に表示されるコピー機能画面500またはその他の機能画面600で設定したデータを元に、同サイズ原稿レイアウト計算を行う(ステップS23)。ここでは、CPU201は、原稿Dを読み取るときのサイズと、印刷するときのシートカセット20,21のいずれかを選択するかなどの処理を行う。CPU201は、この計算に基づいてスキャナ部3のCPUに指示をすることにより、原稿トレイ34上の原稿Dを読取処理し(ステップS24)、プリンタ画像処理部217で画像処理を行う(ステップS25)。CPU201は、プリンタ部4のCPUにシートカセット20,21のいずれかの用紙に印刷するかを通知した後、RAM202の画像処理が行われた画像データを転送することで印刷処理をする(ステップS26)。尚、印刷処理は、1枚の原稿Dを読み取るごとに行う必要はなく、選択した機能に応じて適宜実行する。また、印刷処理は必ずしも必要ではなく、例えば、読み取って処理した画像データを外部機器に送信するようにしてもよい。
CPU201は、印刷処理の終了後、原稿トレイ34に原稿Dが残っているか否かを、例えば原稿有無センサ70の検知結果に基づいて判断する(ステップS27)。CPU201は、原稿トレイ34に原稿Dが残っていると判断した場合は(ステップS27のYES)、再び原稿読取処理を実行する(ステップS24)。この時、原稿サイズ混載機能がオン設定されていないため、原稿トレイ34上の原稿Dは1枚目と同じサイズの原稿として判断される。このため、CPU201は、同サイズ原稿検知処理(ステップS22)及び同サイズ原稿レイアウト計算(ステップS23)を行わずに、原稿読取処理(ステップS24)、画像処理(ステップS25)、印刷処理(ステップS26)を繰り返し行う。即ち、CPU201は、通常モードにおいて、各センサ73,74,75,76により原稿シート束の1枚目の原稿Dのサイズを検知し、原稿シート束の2枚目以降の原稿Dはサイズを検知することなく原稿読取装置31により画像を読み取る。CPU201は、原稿トレイ34に原稿Dが残っていないと判断した場合は(ステップS27のNO)、スタートに戻って操作部5の表示パネル50にコピー機能画面500を表示する(ステップS11)。
また、CPU201は、原稿サイズ混載機能がオン設定されていると判断した場合は(ステップS18のYES)、原稿間欠搬送処理を設定して実行する(ステップS31)。原稿間欠搬送処理は、CPU201はスキャナ部3のCPUに原稿トレイ34上の原稿Dを、1枚ずつ原稿サイズを検知してから搬送する処理である。スキャナ部3のCPUは、CPU201からの指示に従って原稿トレイ34上の原稿Dを原稿幅検知センサ76の位置まで搬送し、混載サイズの原稿Dの検知処理を行う(ステップS32)。ここでは、CPU201は、原稿Dの1枚ずつに対して、原稿Dの長さを搬送量に基づいて検知し、原稿Dの幅を原稿幅検知センサ76のいずれかがオンになっているかに基づいて検知する。
検知された原稿DのサイズはCPU201に通知される。CPU201は、RAM202に保存されているユーザが表示パネル50に表示されるコピー機能画面500またはその他の機能画面600で設定したデータを元に、混載サイズ原稿レイアウト計算を行う(ステップS33)。ここでは、CPU201は、原稿Dを読み取るときのサイズと、印刷するときのシートカセット20,21のいずれかを選択するかなどの処理を行う。CPU201は、この計算に基づいてスキャナ部3のCPUに指示をすることにより、原稿トレイ34上の原稿Dを読取処理し(ステップS34)、プリンタ画像処理部217で画像処理を行う(ステップS35)。CPU201は、プリンタ部4のCPUにシートカセット20,21のいずれかの用紙に印刷するかを通知した後、RAM202の画像処理が行われた画像データを転送することで印刷処理をする(ステップS36)。尚、印刷処理は、1枚の原稿Dを読み取るごとに行う必要はなく、選択した機能に応じて適宜実行する。また、印刷処理は必ずしも必要ではなく、例えば、読み取って処理した画像データを外部機器に送信するようにしてもよい。
CPU201は、印刷等の処理の終了後、原稿トレイ34に原稿Dが残っているか否かを、例えば原稿有無センサ70の検知結果に基づいて判断する(ステップS37)。CPU201は、原稿トレイ34に原稿Dが残っていると判断した場合は(ステップS37のYES)、原稿サイズ混載機能がオン設定されているため、原稿トレイ34上の原稿Dはそれぞれ別のサイズの原稿として判断される。このため、CPU201は、再び原稿間欠搬送処理を設定して実行する(ステップS31)。即ち、CPU201は、混載モードにおいて、各センサ73,74,75,76により原稿シート束の原稿Dのサイズを1枚ずつ検知しながら原稿読取装置31により画像を読み取る。CPU201は、原稿トレイ34に原稿Dが残っていないと判断した場合は(ステップ37のNO)、スタートに戻って操作部5の表示パネル50にコピー機能画面500を表示する(ステップS11)。
このように、CPU201は、通常モードにおいて同サイズの原稿Dの原稿シート束を読み取る第1の読取工程と、混載モードにおいて異なるサイズの原稿Dの原稿シート束を読み取る第2の読取工程と、のいずれかを選択工程において選択可能である。また、CPU201は、選択した読取工程を実行可能である。また、CPU201は、第1の読取工程の実行時には、同サイズの原稿Dにのみ実行可能な混載モードの禁則機能を実行可能である。
ところで、混載モードに設定すべき場合に誤って通常モードに設定してしまうことを回避するために、原稿トレイ34上に原稿を置いた場合に、自動的に混載モードが設定される自動混載モード設定機能を有する画像形成装置が開発されている。しかしながら、自動混載モード設定機能を有する画像読取装置では、原稿トレイ34に原稿を置いただけで自動的に混載モードが設定されることがあるので、例えば、同じサイズの原稿を置いた場合であっても混載モードが設定されてしまう可能性がある。このため、同じサイズの原稿を原稿トレイ34に載置して、集約機能や製本機能などの混載モードにおける禁則機能を実行しようとしても、これらの禁則機能はそのままではマスク処理により選択できなくなっている(図8参照)。この場合、これらの禁則機能を実行するためには、自動的に設定された混載モードを手動で通常モードに切り換える、あるいは自動混載モード設定を解除し、それから改めて混載モードでは禁則機能であった機能を選択しなければならない。したがって、最低でも2段階の操作が必要であり、操作が煩雑であった。そこで、本実施形態では、以下のような構成とすることで、操作性を向上するようにしている。
まず、本実施の形態では、ユーザはユーザ設定キー55(図4参照)を押下することにより、図11に示す原稿サイズ混載初期設定800が表示される。ユーザは原稿サイズ混載初期設定800の画面において、コピーONキー801、送信ONキー802、ファクスONキー803を押下することで、機能毎に原稿トレイ34に原稿Dを置いたときに自動的に原稿サイズ混載モードがオンされるよう設定できる。即ち、CPU201は、原稿有無センサ70により原稿トレイ34が原稿Dを支持していると検知した場合には、自動的に混載モードを選択するようにできる。原稿サイズ混載初期設定800の画面においてユーザにより設定された情報は、CPU201に通知され、RAM202に保存される。
このような本実施の形態の画像形成システム100における原稿トレイ34に置かれた原稿Dの原稿を読み取る時の処理手順を、図12、図13、図14に示すフローチャートに沿って説明する。
画像形成装置1の電源がオンされるなどして処理が開始されると、CPU201は、表示パネル50にコピー機能画面500を表示し(ステップS41)、この状態でユーザによる操作を待機する(ステップS42)。CPU201は、ユーザにより機能設定が入力されたか否かを判断する(ステップS43)。CPU201は、ユーザにより機能設定が入力されたと判断した場合は(ステップS43のYES)、選択された機能の情報をRAM202に保存する(ステップS44)。
CPU201は、制御プログラムとともにHDD204からRAM202に展開される図9に示すような禁則機能のデータを参照して、組み合わせのできない機能をユーザが選択できないようにマスク(網掛け)処理をする(ステップS45)。CPU201は、マスク処理したコピー機能画面500を再表示する(ステップS46)。ここでは、混載モードに対する禁則機能に関しては、マスク処理を実行しないようにする。即ち、混載モードの選択時であっても、図15に示すようにその他の機能画面900において、見開き2ページ機能キー904、製本機能キー901、ページ集約機能キー907のアイコンにマスク処理をしないようにする。従って、本実施の形態では、混載モードの選択時であっても、禁則機能のキーを押下することができる。即ち、CPU201は、禁則機能の指定を入力可能な表示パネル50により入力受付工程を実行可能である。その後、CPU201は再びユーザによる操作を待機する(ステップS42)。
一方、CPU201は、ユーザにより機能設定が入力されていないと判断した場合は(ステップS43のNO)、原稿トレイ34に原稿Dが載置されているか否かを、例えば原稿有無センサ70の検知結果に基づいて判断する(ステップS47)。CPU201は、原稿トレイ34に原稿Dが載置されていないと判断した場合は(ステップS47のNO)、再びユーザによる操作を待機する(ステップS42)。
CPU201は、原稿トレイ34に原稿Dが載置されたと判断した場合は(ステップS47のYES)、自動混載モード設定がオンであるか否かを判断する(ステップS51)。CPU201は、自動混載モード設定がオンであると判断した場合は(ステップS51のYES)、混載モードを設定する(ステップS52)。即ち、CPU201は、選択工程において、原稿トレイ34が原稿Dを支持していると検知した場合には、第2の読取工程を選択する。また、CPU201は、原稿幅の異同を自動的に選択して設定する(ステップS53)。これは、例えば、用紙サイズとしてA系及びB系が混在している地域では違う幅であることを設定し、用紙サイズとして主にA系が流通している地域では同じ幅であるように設定する。あるいは、ユーザが手動で入力するようにしてもよい。
CPU201は、原稿幅の異同の設定後、又は自動混載モード設定がオンでないと判断した場合は(ステップS51のNO)、スタートキー52が押下されたか否かを判断する(ステップS54)。CPU201は、スタートキー52が押下されていないと判断した場合は(ステップS54のNO)、再びユーザによる操作を待機する(ステップS42)。CPU201は、スタートキー52が押下されたと判断した場合は(ステップS54のYES)、原稿サイズ混載機能がオン設定されているか否かを判断する(ステップS55)。CPU201は、原稿サイズ混載機能がオン設定されていると判断した場合は(ステップS55のYES)、原稿サイズ混載初期設定がコピーONに設定されているか否かをRAM202に保存されたデータに基づいて判断する(ステップS56)。即ち、予めユーザが原稿サイズ混載初期設定800において、コピーONキー801を押下していれば、原稿サイズ混載初期設定がコピーONであると判断される。
CPU201は、原稿サイズ混載初期設定がコピーONに設定されていると判断した場合は(ステップS56のYES)、禁則機能の設定入力があるか否かを判断する(ステップS57)。CPU201は、禁則機能の設定入力があると判断した場合は(ステップS57のYES)、原稿サイズ混載機能をオフに設定して、混載モードから通常モードに切り換える(ステップS58)。
即ち、CPU201は、原稿トレイ34が原稿Dを支持していると検知した場合に混載モードを選択する。その後、CPU201は、原稿読取装置31による原稿Dの画像の読取開始前に表示パネル50により混載モードの禁則機能が指定された場合には、混載モードの選択を解除して通常モードを選択する。このように、CPU201は、混載モードに対する禁則機能に関してはマスク処理を実行しないので、例えば、ユーザが同サイズの原稿Dを原稿トレイ34に載置して禁則機能を実行したい場合に禁則機能のキーを押下することができる。これにより、例えば、同サイズの原稿Dを原稿トレイ34に載置したにも関わらず、自動混載モード設定がオンであるために画像形成装置1の読取モードが自動的に混載モードになってしまった場合に、1回の操作で禁則機能を実行できるようになる。
CPU201が混載モードから通常モードに切り換えた後、スタートキー52が押下されたと判断した場合に、原稿サイズ混載機能がオン設定されているか否かを判断する(ステップS18)。CPU201が、原稿サイズ混載機能がオン設定されていないと判断した場合(ステップS55のNO)、又は原稿サイズ混載初期設定がコピーONに設定されていないと判断した場合(ステップS56のNO)も同様である。また、CPU201が、禁則機能の設定入力がないと判断した場合(ステップS57のNO)も同様である。尚、上述したステップS18以降の処理は、図7に示すフローチャートと同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
上述したように本実施の形態の画像形成システム100によれば以下のようになる。原稿トレイ34が原稿Dを支持していると検知した場合に混載モードを選択し、その後、原稿Dの画像の読取開始前に表示パネル50により禁則機能が指定された場合には、混載モードの選択を解除して通常モードを選択する。これにより、自動混載モード設定機能がオンされていて自動的に混載モードが選択されていても、禁則機能を直接選択できるので、通常モードへの切り換えと禁則機能の実行とを1回の操作で実現することができる。このため、操作性を向上することができる。
尚、上述した本実施の形態の画像形成システム100では、CPU201は、原稿トレイ34が原稿Dを支持していると検知した場合に混載モードを選択する。その後、CPU201は、原稿読取装置31による原稿Dの画像の読取開始前に表示パネル50により混載モードの禁則機能が指定された場合には、混載モードの選択を解除して通常モードを選択するようにしている。但し、これには限られず、CPU201は、原稿トレイ34が原稿Dを支持していると検知し、かつ、表示パネル50により混載モードの禁則機能が指定された場合には、混載モードの選択を解除して通常モードを選択するようになっていればよい。この場合、CPU201は、選択工程において、原稿トレイ34が原稿Dを支持していると検知し、かつ、入力受付工程において表示パネル50により禁則機能が指定された場合には、第2の読取モードの選択を解除して第1の読取モードを選択する。即ち、例えば、原稿トレイ34に原稿Dを載置する前に、事前に混載モードの禁則機能を指定し、その後に原稿トレイ34に原稿Dを載置した場合であっても、自動混載モード設定によらず、第1の読取モードを選択するようにしてもよい。
また、上述した本実施の形態の画像形成システム100では、シート支持手段としてADFの原稿トレイ34を適用した場合について説明したが、これには限られない。例えば、原稿読取装置31の上面の原稿読取ガラスと原稿読取ガラスを開閉可能な圧板とを適用してもよい。この場合、ユーザが1枚ずつ読取作業をすることになるが、サイズの異なる原稿シート束を読み取る際に、禁則機能を表示して指定可能にすることで、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上述した本実施の形態の画像形成システム100では、混載モードにおける禁則機能を製本機能、見開き2ページ機能、ページ集約機能としたが、これには限られず、これらの一部であってもよく、あるいは他の機能を含めてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1…画像形成装置、2…フィニッシャ部(製本手段)、3…スキャナ部(画像読取装置)、4…プリンタ部(画像形成手段)、31…原稿読取装置(画像読取手段)、34…原稿トレイ(シート支持手段)、50…表示パネル(入力受付手段)、70…原稿有無センサ(シート検知手段)、73,76…原稿幅検知センサ(サイズ検知手段)、74,75…原稿長検知センサ(サイズ検知手段)、100…画像形成システム、225…制御装置(制御手段)、D…原稿(原稿シート)。

Claims (11)

  1. 原稿シートを支持するシート支持手段と、
    原稿シートの画像を読取可能な画像読取手段と、
    前記シート支持手段に原稿シートが支持されているか否かを検知するシート検知手段と、
    同サイズの原稿シートの原稿シート束を読み取る第1の読取モードと、異なるサイズの原稿シートの原稿シート束を読み取る第2の読取モードと、のいずれかを選択し、選択したモードを実行可能であり、前記第1の読取モードの実行時には同サイズの原稿シートにのみ実行可能な所定の機能を実行可能な制御手段と、
    前記シート検知手段が前記シート支持手段に支持された原稿シートを検知した際に前記第2の読取モードが選択されるか否かを設定可能であり、前記所定の機能の指定を入力可能な入力受付手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記シート検知手段が前記シート支持手段に支持された原稿シートを検知した際に前記第2の読取モードが選択されるように設定されており、かつ、前記入力受付手段により前記所定の機能が指定された場合には、前記第2の読取モードの選択を解除して前記第1の読取モードを選択する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記シート検知手段前記シート支持手段に支持された原稿シートを検知し前記第2の読取モードを選択した後、前記画像読取手段による原稿シートの画像の読取開始前に前記入力受付手段により前記所定の機能が指定された場合には、前記第2の読取モードの選択を解除して前記第1の読取モードを選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記画像読取手段により読み取られる原稿シートのサイズを検知するサイズ検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1の読取モードにおいて、前記サイズ検知手段により原稿シート束の1枚目の原稿シートのサイズを検知し、原稿シート束の2枚目以降の原稿シートはサイズを検知することなく前記画像読取手段により画像を読み取る、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記画像読取手段により読み取られる原稿シートのサイズを検知するサイズ検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2の読取モードにおいて、前記サイズ検知手段により原稿シート束の原稿シートのサイズを1枚ずつ検知しながら前記画像読取手段により画像を読み取る、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記所定の機能は、前記画像読取手段により読み取った画像を複数のページに分けるページ分け機能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記所定の機能は、前記画像読取手段により読み取った画像を1ページに集約するページ集約機能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取手段により読み取られた原稿シートの画像を他のシートに形成する画像形成手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、コピーを含む複数の機能を実行可能であり、
    前記入力受付手段は、前記複数の機能のそれぞれに対して、前記シート検知手段が前記シート支持手段に支持された原稿シートを検知した際に前記第2の読取モードが選択されるか否かを設定可能である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 請求項7又は8に記載の画像形成装置と、
    前記画像形成手段により画像を形成したシートを製本する製本手段と、を備え、
    前記所定の機能は、前記製本手段によりシートを製本する機能である、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  10. 原稿シートを支持するシート支持手段と、原稿シートの画像を読取可能な画像読取手段と、前記シート支持手段に原稿シートが支持されているか否かを検知するシート検知手段と、を備えた画像読取装置の制御方法であって、
    制御手段が、
    同サイズの原稿シートの原稿シート束を読み取る第1の読取工程と、異なるサイズの原稿シートの原稿シート束を読み取る第2の読取工程と、のいずれかを選択し、選択した読取工程を実行可能であり、
    前記第1の読取工程の実行時には、同サイズの原稿シートにのみ実行可能な所定の機能を実行可能であり、
    前記シート検知手段が前記シート支持手段に支持された原稿シートを検知した際に前記第2の読取工程が選択されるか否かを設定可能であり、且つ、前記所定の機能の指定を入力可能な入力受付手段により入力受付工程を実行可能であり、
    前記入力受付工程において前記シート検知手段が前記シート支持手段に支持された原稿シートを検知した際に前記第2の読取工程が選択されるように設定されており、かつ、前記入力受付工程において前記入力受付手段により前記所定の機能が指定された場合には、前記第2の読取工程の選択を解除して前記第1の読取工程を選択する、
    ことを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載された画像読取装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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