JP6409537B2 - シート折り装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、シート折り装置及び画像形成システムに関する。
画像形成された用紙を受け取り、搬送ローラの逆回転等により、用紙に対して撓みを形成し、形成された撓みを折りローラ対にニップさせて折り込む構成の用紙折り処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
用紙に対して2回折り処理が必要な場合(Z折り、外3つ折り、内3つ折り等)、例えば、Z折りを用紙に施す際、1回目に行う折り位置、2回目に行う位置は、各々予め設定された位置を狙いとして折り処理を行う。
しかし、特許文献1を含め従来の用紙折り装置では、1回目の折りを施したときの実際の折り位置が狙いの位置から外れてしまっても、そのまま2回目の折り処理を行ってしまい、Z折り等がされた用紙に対する折り品位の低下を招いてしまうという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、2回折りを行う用紙折り装置において、1回目の折り長さによって2回目の折り位置の変更を行うことにより、折られた用紙の折り品位が向上する用紙折り装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、シートを搬送する第1の搬送部材対と、第1の搬送部材対によって搬送されるシートを受け取り、後段に搬送する第2の搬送部材対と、第1の搬送部材対と第2の搬送部材対とによってシートを保持した状態で、第2の搬送部材対を逆方向に回転させてシートを折る第3の搬送部材対と、第3の搬送部材対の下流側で、第3の搬送部材対によって折られたシートを更に折る第4の搬送部材対と、第1の搬送部材対から第2の搬送部材対にシートを導く第1の搬送路と、第3の搬送部材対によって折られたシートを導く第2の搬送路と、第3の搬送部材対の搬送負荷を検出する負荷検出手段と、前記負荷検出手段により検出された搬送負荷に基づいて、折られたシートの折り長さを算出する算出手段と、を備えるシート折り装置であって、前記算出手段により算出された折り長さに応じて、第4の搬送部材対によって折られるシートの折り位置を変更するシート折り装置である。
本発明によれば、上記構成により、算出された1回目の折り長さに応じて2回目の折り位置が変更されることにより、折られたシートの折り品位が向上するシート折り装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。 他の実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。 図1及び図2における折り処理装置の折り機構を示す簡略的な正面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 (a)〜(f)は、本実施形態のZ折り動作推移状態を説明する動作図である。 (a)はZ折り、(b)は外3つ折り、c)は内3つ折り、された用紙の状態を示す図である。 (a)は本実施形態における負荷検出手段の具体例を説明するタイミングチャート、(b)は用紙をZ折りする場合の折り長さを説明する図である。 本実施形態の要部の制御動作フローを説明するフローチャートである。 実施例1を説明する図である。 実施例2に係るZ折りを説明する図である。 実施例3に係る外3つ折りを説明する図である。 実施例4に係る内3つ折りを説明する図である。 実施例5を説明する図である。 変形例1に係る折り処理装置の折り機構を示す簡略的な正面図である。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。図1において、本実施形態に係る画像形成システム1は、画像形成装置200、シート折り装置の一例としての折り処理装置100及び後処理装置300から基本的に構成されている。折り処理装置100は、前段の画像形成装置200と、後段の後処理装置300との間に設けられている。折り処理装置100には、画像形成装置200によって画像形成された用紙が搬送され、折り処理装置100で所定の折り処理が施された後、更に後処理装置300に送られる。後処理装置300では、折り処理された用紙、あるいは折れ処理されていない用紙に対して例えば整合処理、綴じ処理あるいは製本処理などの後処理が施される。
尚、折り処理に供される記録媒体としては、前記した用紙に限らず、シート状記録媒体であればよく、転写紙、印刷紙、OHPシートなどが含まれる。以下、単にシートとも呼ばれるシート状記録媒体の一例として用紙を代表して説明する。
図2は、他の実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。図2では、折り処理装置100は、画像形成装置200の装置内の排紙部に設けられた所謂胴内設置型のものである。この図2に示した画像形成システム1では、折り処理装置100が画像形成装置200の胴内排紙部200aに設置され、画像形成装置200の設置面積からは排紙トレイ400が突出するだけなので、システム全体が図1の形態に比べて大幅に小型化される。
図3は、図1及び図2における折り処理装置100の折り機構を示す図である。図3に示すように、折り処理装置100の折り機構は、駆動モータ等の特記部を除き、上記特許文献1に開示されている折り処理装置(100)と基本的に同じである。折り処理装置100は、第1の搬送路としての第1搬送路2及び第2の搬送路としての第2搬送路3の2つの搬送路を備えている。これらの第1搬送路2、第2搬送路3に沿って、複数の搬送手段である第1搬送部材群4、第2搬送部材群5、第3搬送部材群6が配置されている。第2搬送部材群5は、第1搬送路2と第2搬送路3とを挟む態様で配置され、第1搬送路2から第2搬送路3に用紙Pを折って受け渡す機能を有する。
第1搬送部材群4は、第1の搬送部材対としてのレジストローラ対11a,11bから構成されている。第2搬送部材群5は、第1搬送ローラとしての第1正逆ローラ12と、第2搬送ローラとしての第2折りローラ14と、第3搬送ローラとしての第1折りローラ13と、第4搬送ローラとしての第3折りローラ15とから構成されている。第3搬送部材群6は、第2搬送ローラ対としての第2正逆ローラ対16a,16bから構成されている。
第1搬送部材群4であるレジストローラ対11a,11bは、駆動力伝達手段であるプーリ及びベルトを介して下側のレジストローラ11aに連結された第1の駆動源としての第1駆動モータM1によって駆動され、用紙Pに搬送力を付与して搬送する。第3搬送部材群6である第2正逆ローラ対16a,16bは、駆動力伝達手段であるプーリ及びベルトを介して下側の第2正逆ローラ16aに連結された第3の駆動源としての第3駆動モータM3によって駆動され、用紙Pに搬送力を付与して搬送する。本実施形態において、第1駆動モータM1及び第3駆動モータM3は、パルス入力で回転駆動するステッピングモータを含むモータからなる。
レジストローラ対11a,11bは、折り処理装置100における第1搬送路2の入口側に設けられ、前段の画像形成装置200から画像形成された用紙を受け入れ、第1駆動モータM1によって駆動されて折り処理装置100の下流側に用紙Pを搬送する。
第2搬送路3は、用紙搬送方向下流側(排紙側)の端部3bが第1搬送路2の下流側で合流するようになっている。そして、第1搬送路2におけるレジストローラ対11a,11bの下流側の第2搬送部材群5の設置箇所で、第2搬送路3と連通経路23により繋がっている。
第2搬送部材群5では、第1正逆ローラ12及び第2折りローラ14が第1搬送路2を挟んで対向し、両ローラ間に第2ニップN2を形成している。また、第2折りローラ14及び第1折りローラ13が第1搬送路2と第2搬送路3との間に対向して配置され、両ローラ間に第3ニップN3を形成している。第3ニップN3は、用紙Pに対して1回目の折りを行い、これにより用紙Pに折り目を付ける部位である。そして、第3ニップN3によって案内される経路が、第1搬送路2から第2搬送路3に用紙を導く連通経路23として機能する。更に、第2折りローラ14及び第3折りローラ15が第2搬送路3を挟んで対向し、両ローラ間に第4ニップN4を形成している。第4ニップN4は、用紙Pに対して2回目の折りを行い、これにより用紙Pに折り目を付ける部位である。
第2搬送部材群5を構成する第1正逆ローラ12、第1折りローラ13、第2折りローラ14及び第3折りローラ15は、第2折りローラ14に連結された第2の駆動源としての第2駆動モータM2によって駆動される。第2駆動モータM2は、駆動力伝達手段としてのプーリ及びベルトを介して第2折りローラ14に連結されている。
本実施形態では、第2駆動モータM2は正逆方向に回転駆動可能なDCモータからなり、回転方向を変更することにより、用紙Pを搬送し、また折り処理を行う。尚、第2搬送部材群5は、搬送ローラ対の構成例に限らず、粘着搬送ローラ対又は吸着ベルトで構成されてもよい。
第2搬送部材群5では、第2折りローラ14が駆動搬送ローラであり、第1正逆ローラ12、第1折りローラ13及び第3折りローラ15は、それぞれ第2折りローラ14に接触して回転する従動搬送ローラである。また、第1折りローラ13と第2折りローラ14とによって第1の折り手段が構成され、第2折りローラ14と第3折りローラ15とによって第2の折り手段が構成される。
第1正逆ローラ12、第1折りローラ13及び第3折りローラ15は、それぞれ加圧部材・弾性部材としての第2ないし第4圧縮ばね25,26,27によってそれぞれ第2折りローラ14側に向かって弾性力が付与され、第2折りローラ14との接触が保持される。これにより、第2折りローラ14から駆動力を得て、他の3つの第1正逆ローラ12、第1折りローラ13及び第3折りローラ15が従動する。
レジストローラ対11a,11bは、駆動搬送ローラであるレジストローラ11aと、従動搬送ローラであるレジストローラ11bとからなり、レジストローラ11aに対して前記第1駆動モータM1から駆動力が付与される。レジストローラ11bは、第1圧縮ばね24によってレジストローラ11a側に対して弾性力が付与されることにより、第1ニップN1で接触し、その状態で従動する。第2正逆ローラ対16a,16bは、駆動搬送ローラである第2正逆ローラ16aと、従動搬送ローラである第2正逆ローラ16bとからなり、第2正逆ローラ16aに対して前記第3駆動モータM3から駆動力が付与される。第2正逆ローラ16bは、第5圧縮ばね28によって第2正逆ローラ16a側に対して弾性力が付与されることにより、第5ニップN5で接触し、その状態で従動する。
また、第1搬送路2におけるレジストローラ対11a,11bの直前には、第1用紙検知センサ29が配置されている。第1搬送路2における第1正逆ローラ12と第2折りローラ14との第2ニップN2直後には、第2用紙検知センサ30が配置されている。また、第2搬送路3における第2正逆ローラ対16a,16bの上流側近傍には、第3用紙検知センサ31が配置されている。尚、第1用紙検知センサ29、第2用紙検知センサ30及び第3用紙検知センサ31は、搬送されてくる用紙の先端や後端を検知するシート検知手段として機能する。第1用紙検知センサ29は入口用紙検知センサとして、第2用紙検知センサ30は排紙用紙検知センサとして、それぞれ機能する。
第2搬送部材群5の配置個所よりも下流側であって第1搬送路2と第2搬送路3とが合流する部位には、排紙ローラ対17a,17bが配置されている。排紙ローラ対17a,17bは、駆動搬送ローラである排紙ローラ17aと、従動搬送ローラである排紙ローラ17bとからなり、排紙ローラ17aに対して正逆方向に回転駆動可能な駆動モータから駆動力が付与される。排紙ローラ17bは、圧縮ばねによって排紙ローラ17a側に対して弾性力が付与されることにより、ニップを形成し、その状態で従動する。
図4は、本実施形態における画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。図4において、折り処理装置100は、自身の装置を制御するとともに、画像形成装置200や後処理装置300と送受信して指令信号やデータ信号等をやり取りする制御部50を備えている。制御部50は、CPU51、ROM52、RAM53、I/Oインターフェイス54等を有するマイクロコンピュータを搭載した制御回路等を備えている。CPU51には、画像形成装置200のCPUあるいは操作表示部としての操作パネル201の各スイッチ等、及び用紙検知センサ等からの信号が通信インターフェイスを介して入力される。CPU51は、画像形成装置200側から入力された信号に基づいて所定の制御を実行する。更に、CPU51は、ドライバ、モータドライバを介してソレノイド及び第1ないし第3モータM1,M2,M3を含む各種モータを駆動制御し、I/Oインターフェイス54を介して装置内の第1ないし第3用紙検知センサ29,30,31からの情報を取得する。
前記制御は、ROM52に格納されたプログラムコードや固定データをCPU51が読み込んでRAM53に展開し、RAM53をワークエリア及びデータバッファとして使用しながらプログラムコード定義されたプログラム(図8等参照)に基づいて実行される。
本実施形態では、図3に示した折り機構によって2つ折り、Z折り、外3つ折り、内3つ折りを行うことが可能である。これらの各折り動作は図4に示したCPU51からの指令によって指示され、実行される。尚、本発明では2つ折りの動作については説明の必要がないためその説明を省略するが、例えば2つ折り動作は上記特許文献1の段落[0026]〜[0035]に記載され、図5〜図12に示されているものと同様である。
図5を用いて、本実施形態の基本的な動作としてZ折りを代表して説明する。図5(a)に示すように、用紙Pが図3の画像形成装置200側から第1搬送路2に搬入される。用紙Pの先端P1が第1用紙検知センサ29により検出されると、図3の第1駆動モータM1が駆動を開始する。そして、用紙Pがレジストローラ対11a,11bの第1ニップN1に進入した後、図中方向に回転するレジストローラ対11a,11bによって下流側の第2搬送部材群5側に搬送される。用紙Pの先端P1が第2搬送部材群5の第2ニップN2の直前まで搬送された時点で、第2駆動モータM2が第1正逆ローラ12を図中矢印方向(時計回り方向)に正転させるべく駆動を開始する。これにより、第2搬送部材群5に先端が達した用紙Pは、時計回り方向に正転している第1正逆ローラ12と第2折りローラ14との間の第2ニップN2に挟持されながら更に下流側に搬送される。
上記動作に前後して、排紙ローラ対17a,17bも第1正逆ローラ12と第2折りローラ14の回転方向と同じ方向、即ち用紙Pを第1搬送路2の下流側へと搬送する用紙搬送方向Xaに回転し始める。尚、用紙Pの先端P1が第2ニップN2の直前まで搬送されたか否かは、レジストローラ対11a,11bを駆動する第1駆動モータM1の駆動ステップ数から判断できる。各駆動モータM1,M3をパルス入力で駆動するモータ以外のモータにより構成することもできる。その場合、採用したモータの形式に応じた制御方法がとられる。
用紙Pの先端P1が第2用紙検知センサ30によって検知された時点で、第2駆動モータM2は減速し、第1折り対応する予め設定された突出量Δ1まで搬送される。第2搬送部材群5の第1正逆ローラ12及び第2折りローラ14が図5(a)中矢印方向に回転を開始した後、折り位置を設定するために、第2用紙検知センサ30位置からの第1の突出量としての突出量Δ1を判断する。Z折りは、後述する図6(a)に示すように、用紙搬送方向Xaの用紙Pの先端P1から用紙全長の1/4位置で外折り(第1折り)し、全長の1/2の位置で内折り(第2折り)する。図5(b)の位置は用紙Pの先端P1から1/4の位置に第1の折り部としての折り目P3が形成される位置である。この位置の設定は、2つ折りの場合と同様に、演算あるいはROMテーブルを参照して行われる。
即ち、用紙Pの先端P1が第2用紙検知センサ30に検知されたところから用紙Pの先端P1が第1の突出量Δ1になるまで搬送される。第1の突出量Δ1は、用紙長及び折り方から決定され、第1正逆ローラ12の回転量によって判断される。用紙Pの先端P1が突出量Δ1に達したところで、第2搬送部材群5の第2折りローラ14を一旦停止させる。その際、停止前には2つ折りの場合と同様に減速し、前記第1の突出量Δ1の位置で精度よく停止するように制御する。次いで、図5(b)に示すように、レジストローラ対11a,11bを用紙搬送方向Xaに回転させたまま、第1正逆ローラ12及び第2折りローラ14、並びに排紙ローラ対17a,17bを図5(a)までの用紙搬送方向Xaに対して逆方向となる用紙戻し方向Xbに逆転させる。尚、第1の突出量Δ1は、第1用紙検知センサ29位置からの第1搬送部材群4の搬送量によって判断することもできる。
第2搬送部材群5の第2駆動モータM2の逆回転により、用紙Pは用紙戻し方向Xbに搬送される。一方、第1搬送部材群4は図5(a)から継続されている用紙搬送方向Xaに回転し用紙Pを搬送しているので、図5(b)中時計回り方向に回転している第2折りローラ14とこれに従動して回転している第1折りローラ13との間で撓みが形成される。この用紙Pの撓みが第3ニップN3から矢印Za方向に送り込まれて第1折り(以下、1回目の折りともいう)が行われる。これにより第1の折り目P3(後述する図6(a)参照)が形成される。第1折りを施された用紙Pは図5(b)から図5(c)に示すように、連通経路23を経由して第2搬送路3に搬送される。用紙Pの第1折りが行われるのに前後して、図5(b)に示すように、第3搬送部材群6の第3駆動モータM3が回転駆動されることにより、第2正逆ローラ対16a,16bが第1折りを施された用紙Pを第2搬送路3の下流側へと搬送する用紙引き込み方向Xcに回転する。
図5(c)に示すように、第1折りを施された用紙Pは、第2正逆ローラ対16a,16bの同図中矢印方向への回転によって第2正逆ローラ対16a,16bの第5ニップN5に挟持され搬送される。こうして、第1折りを施された用紙Pが第2正逆ローラ対16a,16bに受け渡される。そして、用紙Pの先端P1が第3用紙検知センサ31に検知され、その位置から第2の突出量Δ2だけ突出した位置に達すると、図5(d)に示すように第3搬送部材群6(第2正逆ローラ対16a,16b、図3の第3駆動モータM3)は停止し、逆回転を開始する。尚、第2の突出量Δ2は第5ニップN5からの突出量として設定することもできる。
第2の突出量Δ2は第1の突出量Δ1と同様に、用紙長、折り方から決定され、第2正逆ローラ対16a,16bの回転量(第3駆動モータM3の駆動ステップ数)によって判断される。また、第3搬送部材群6(第2正逆ローラ対16a,16b)の逆回転は、第2搬送部材群5(第2折りローラ14及び第1折りローラ13)が図5(c)及び図5(d)に示す回転方向を維持した状態で実行される。これにより、図5(e)に示すように第3ニップN3下流側の連通経路23で用紙Pに撓みが形成される。このとき、排紙ローラ対17a,17bの回転は一時停止状態となっている。
図5(e)に示した第2搬送部材群5及び第3搬送部材群6の回転方向の駆動を継続させると、用紙Pの撓みは第2折りローラ14と第3折りローラ15とによって形成される第4ニップN4から第2搬送路3の用紙搬送方向Xdに送り込まれる。これにより、撓みの形成された用紙Pは第2搬送路3の排紙側の端部3b方向に搬送される。この搬送の過程で、図5(e)に示すように第2折り(以下、2回目の折りともいう)が施され、用紙Pに第2の折り部としての折り目P4が形成される。図5(e)から図5(f)に示す過程で、排紙ローラ対17a,17bの回転が逆転される。第2折りを施された用紙Pは更に排紙側の端部3bから第1搬送路2を経て後段の後処理装置300に搬送されるか、あるいは排紙トレイ400に排紙され、一連の動作が終了する。
上述したとおり、第1の搬送部材対であるレジストローラ対11a,11bによって搬送される用紙を受け取り、後段に搬送する第2の搬送部材対は、第1正逆ローラ12及び第2折りローラ14で構成されている。
レジストローラ対11a,11bと、第1正逆ローラ12及び第2折りローラ14とによって用紙を保持した状態で、第1正逆ローラ12及び第2折りローラ14を逆方向に回転させて用紙を折る第3の搬送部材対は、第1折りローラ13及び第2折りローラ14で構成されている。
第1折りローラ13及び第2折りローラ14の下流側で、第1折りローラ13及び第2折りローラ14によって折られた用紙を更に折る第4の搬送部材対は、第2折りローラ14及び第3折りローラ15で構成されている。
正逆ローラ対16a,16bは、第1折りローラ13及び第2折りローラ14によって折られた用紙(1回目の折りがなされた用紙)を搬送する第5の搬送部材対及び折り位置の位置決め手段として機能する。
本実施形態では、上述したZ折りに限らず、外3つ折り、内3つ折りも行うことが可能である。ちなみに、外3つ折り動作フローは上記特許文献1の図30〜図37に示されているものと同様であり、内3つ折り動作フローは上記特許文献1の図22〜図29に示されているものと同様である。
何れの場合もZ折りの場合と動作自体は変わらないので、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。ただし、用紙長や折り方によって決定される第1及び第2の突出量Δ1、Δ2と、第2搬送部材群5の第2折りローラ14と第3搬送部材群6の第2正逆ローラ対16a,16bの逆回転を開始するタイミングはそれぞれ異なる。
図6(a)はZ折り、図6(b)は外3つ折り、図6(c)は内3つ折りされた用紙Pの状態を示す図である。図6(a)、図6(b)、図6(c)において、Z折りの折り目P3、外3つ折りの折り目P7、内3つ折りの折り目P5は、第3の搬送部材対(第1折りローラ13及び第2折りローラ14)によって1回目に折られる、第1の折り部(以下、第1折り部という)に相当する。また、Z折りの折り目P4、外3つ折りの折り目P8、内3つ折りの折り目P6は、第4の搬送部材対(第2折りローラ14及び第3折りローラ15)によって折られる、第2の折り部(以下、第2折り部という)に相当する。
以下、Z折りにおける用紙Pの先端P1から第1折り部(折り目P3)までの、及び外3つ折りにおける先端P1から第1折り部(折り目P7)までの理想的な第1の折り長さを第1折り長さL1とする。同様に、内3つ折りにおける先端P1から第1折り部(折り目P5)までの理想的な第1の折り長さを第1折り長さL1とする。
また、Z折りにおける第1折り部(折り目P3)から第2折り部(折り目P4)までの、及び外3つ折りにおける第1折り部(折り目P7)から第2折り部(折り目P8)までの理想的な第2の折り長さを第2折り長さL2とする。同様に、内3つ折りにおける第1折り部(折り目P5)から第2折り部(折り目P6)までの理想的な第2の折り長さを第2折り長さL2とする。
同図からZ折りの折り目P3,P4と、外3つ折りの折り目P7,P8と、内3つ折りの折り目P5,P6及び折り方向が異なることが分かる。
外3つ折りでは、第1折り部である折り目P7が用紙搬送方向Xaの先端P1から用紙搬送方向Xaの全長の1/3の位置であり(図6(b))、第1の突出量Δ1はこの折り位置に対応する。そして、この第1の突出量Δ1分突出した後、第2搬送部材群5は逆転する(上記特許文献1の図33参照)。また、第2折り部である折り目P6は用紙先端P1から全長の2/3の位置であり(図6(b))、第2の突出量Δ2はこの折り位置に対応する。この場合も同様に、第2の突出量Δ2分突出した後、第3搬送部材群6が逆転する(上記特許文献1の図36参照)。
他方、内3つ折りでは、第1折り部である折り目P5が用紙搬送方向Xaの先端P1から用紙搬送方向Xaの全長の2/3の位置であり(図6(c))、第1の突出量Δ1はこの折り位置に対応した量に設定される。そして、この第1の突出量Δ1分突出した後、第2搬送部材群5は逆転する(上記特許文献1の図25参照)。また、第2の折り部としての折り目P6は用紙先端P1から全長の1/3の位置であり(図6(c))、第2の突出量Δ2はこの折り位置に対応した量に設定する。この場合も同様に、第2の突出量Δ2分突出した後、第3搬送部材群6が逆転する(上記特許文献1の図28参照)。
このようにして、図3に示した折り機構によって、用紙Pに対して2つ折り、Z折り、外3つ折り及び内3つ折りを行うことができる。上述のとおり、折り処理装置100は、2つ折り、Z折り、外3つ折り及び内3つ折りの各動作(モード)が実行可能に構成されている。
図7を用いて、本実施形態の特有の制御内容について説明する(請求項1,2,8)。図7(a)は本実施形態における負荷検出手段の具体例を説明するタイミングチャートであり、図7(b)は用紙PをZ折りする場合の折り長さを説明する図である。
同図において、横軸は時間(t)を、縦軸は図3に示した第2駆動モータM2に流れる駆動電流(I:単位(mA))を、それぞれ表している。図3で説明したとおり、第2駆動モータM2は、第2搬送部材群5の第2折りローラ14を駆動する第2の駆動源としてのDCモータでなる。ここで、DCモータは、負荷に応答して駆動電流が変化するため、第3搬送部材対を構成する第2折りローラ14に掛かる搬送負荷を駆動電流の大きさで観ることが可能である。
上述した図5の動作フローにおいて、図5(a)では、図7のタイミングチャートにおける区間Aに相当する。即ち、図5(a)において、用紙P1枚が第2ニップN2でニップ・搬送されているため、図7ではその搬送負荷に対応した一定の駆動電流が流れていることを示している。その後、図5(b)へ掛けて、第3ニップN3にニップされ折られる際には、用紙Pの2枚分が挟持されるため、これに対応する図7の区間A→区間Bに移行する時間で搬送負荷が上昇することとなる。尚、用紙サイズによっては、第1正逆ローラ12も用紙P1枚分をニップしている区間があるため、図7の区間B前半のように、用紙2枚分相当の搬送負荷よりも大きくなる場合もある。
その後、図5(c)から図5(d)のように、折られた用紙が第2正逆ローラ対16a,16bへ向かってゆく際には、第3ニップN3部分では、挟持される用紙2枚分から用紙1枚分へと減少する。そのため、これに対応する図7の区間B→区間Cで搬送負荷が減少し変化することとなる。
ここで、用紙を搬送するときの速度v及び区間B内の時間tBから、L1=V×tBにて折り長さL1が算出される。この算出されたL1を参照し、折り品位を向上させるための補正(例えば、Z折りであれば、L2=L1の関係に)するために、第2正逆ローラ対16a,16bによる逆回転のタイミングを補正する。このように、DCモータが消費する駆動電流値を電圧に変換し、制御部50にてアナログ監視することで、機械的な検出手段を設けることなく、1回目の折り長さを検出することができる。
上述した点に着目すると、図4に示した制御部50は以下の機能を有する。制御部50(特にはCPU51、以下同じ)は、負荷検出手段により検出された搬送負荷に基づいて、折られた用紙の折り長さ(1回目の折り長さ)を算出する算出手段として機能する。また、制御部50は、上記算出された折り長さに応じて、第4の搬送部材対によって折られる用紙の折り位置(2回目の折り位置)を変更するように第5の搬送部材対(第2正逆ローラ対16a,16b)による逆回転のタイミングを補正する制御手段として有する。
換言すれば、第5の搬送部材対(第2正逆ローラ対16a,16b)が1回目に折られた用紙を保持した状態で搬送方向と逆方向に回転することにより、第4の搬送部材対によって、第3の搬送部材対により折られた用紙が更に折られる(2回目の折りがなされる)。
負荷検出手段としては、図4に示すように、第2駆動モータM2に流れる駆動電流値を電圧値に変換するモータドライバ32に備えられる電圧検出素子33が挙げられる。図4において、制御部50のクロック34は、区間B等を含む時間を計時するタイマとして機能する。ROM52には、図7に示したような第2駆動モータM2に流れる駆動電流と時間との関係が例えばデータテーブルとして予め記憶されている。またROM52には、各種用紙サイズ(全長)データ、後述する理想的な第1及び第2折り長さデータ、Z折りの折り長さを求めるための計算式(後述する外3つ折り、内3つ折りも含む)が予め記憶されている。またROM52には、第3駆動モータM3の逆転駆動のタイミングを補正するための関係データが予め記憶されている。更には、使用される用紙の種類(厚さ)に応じて、第1折り長さを求めるための計算式等をROM52に記憶させるようにしてもよい。
図8を用いて、上記構成に基づき実行される本実施形態の要部の制御動作フローを説明する。図8は、本実施形態の要部の制御動作フローを説明するフローチャートである。
まず、第2折りローラ14の搬送負荷に対応した第2駆動モータM2の駆動電流値によって、図7に示す「区間B」の時間を取得する(ステップS1)。次いで、取得した区間Bの時間と搬送速度とから1回目の折り長さL1’を算出する(ステップS2)。算出された1回目の折り長さL1’に対して、予め設定された折り長さL1と比較し、結果に応じて補正の有無を判断するとともに補正量(L1との差分)と2回目の折り位置とを決める。そして、第3駆動モータM3の逆転駆動タイミング(第2正逆ローラ対16a,16bの逆転方向タイミング)に反映する(ステップS3)。反映された折り位置にて、2回目の折り処理を実行する(ステップS4)。
以上説明したとおり、本実施形態では、以下の第1の構成を備えている折り処理装置100などのシート折り装置であった。即ち、第1の構成は、用紙Pなどのシートを搬送するレジストローラ対11a,11bなどの第1の搬送部材対と、第1の搬送部材対によって搬送されるシートを受け取り、後段に搬送する第1正逆ローラ12及び第2折りローラ14などの第2の搬送部材対と、第1の搬送部材対と第2の搬送部材対とによってシートを保持した状態で、第2の搬送部材対を逆方向に回転させてシートを折る第1折りローラ13及び第2折りローラ14などの第3の搬送部材対と、第3の搬送部材対の下流側で、第3の搬送部材対によって折られたシートを更に折る第2折りローラ14及び第3折りローラ15などの第4の搬送部材対と、第1の搬送部材対から第2の搬送部材対にシートを導く第1搬送路2などの第1の搬送路と、第3の搬送部材対によって折られたシートを導く第2搬送路3などの第2の搬送路と、第3の搬送部材対の搬送負荷を検出する、第2駆動モータM2の駆動電流を電圧に変換する電圧検出素子33などの負荷検出手段と、負荷検出手段により検出された搬送負荷に基づいて、折られたシートの折り長さを算出する制御部50(CPU51)などの算出手段と、算出手段により算出された折り長さに応じて、第4の搬送部材対によって折られるシートの折り位置を変更する制御部50(CPU51)などの制御手段と、を備える。
かかる第1の構成により、本実施形態によれば、2回折りが行えるシート折り装置において、算出された1回目の折り長さに応じて2回目の折り位置を変更・補正することにより、折りの品位が向上するシート折り装置を提供することができる。また、制御部50及びこれに関連する一部の構成を除く基本的な構成が上記特許文献1と同様であるため、小型なシート折り装置を提供できることは無論である。
また、本実施形態では、第1の構成に加え、第2の搬送路に配置され、第3の搬送部材対によって折られたシートを搬送する正逆方向に回転可能な第2正逆ローラ対16a,16bなどの第5の搬送部材対を備え、第5の搬送部材対が折られたシートを保持した状態で搬送方向と逆方向に回転することにより、第4の搬送部材対によって、第3の搬送部材対により折られたシートが更に折られる、という第2の構成である。
かかる第2の構成により、本実施形態によれば、折り位置の位置決め手段がシートサイズに関わらず巨大化することが防止されるので、後述の変形例1の折り機構と比べて、より省スペースであるシート折り装置を提供することができる。
また、本実施形態では、第1の構成に加え、第3の搬送部材対を回転駆動する駆動源として第2駆動モータM2などのDCモータを有し、負荷検出手段は、DCモータに流れる駆動電流の変動を検出する手段からなる、という構成である。
かかる構成により、負荷検出手段としては、DCモータに流れる駆動電流の変動を検出する手段として、例えば一般的なDCモータに予め組み込まれている素子である、駆動電流値を電圧値に変換する電圧検出素子33などを利用することができる。従って、本実施形態によれば、負荷検出手段として機械的な検出手段を設けることなく、1回目の折り長さを簡単な構成で検出し算出することができる。
(実施例1)
図9を用いて、図3〜図8に示した実施形態の実施例1を説明する(請求項3)。図9は、実施例1を説明する図である。
図9(a)に示すZ折り、図9(b)に示す外3つ折り、図9(c)に示す内3つ折りといった様々な折りの種類によって、ユーザが求める第1折り長さL1と第2折り長さL2との関係には差があり、ユーザの好みによりそれぞれ異なる。このように折り種によってユーザの求める高い折り品位条件が異なるため、それぞれで補正できる機能を有することが特徴となっている。
具体的には、様々な折りの種類によって、ユーザが希望する(ユーザに求められる)理想的な第1折り長さL1と第2折り長さL2とがあることを考慮して、初期設定値(デフォルト)として図4の制御部50のROM52に予め登録しておくものである。制御部50のCPU51は、ROM52から第1折り長さL1と第2折り長さL2の各データを呼び出して、必要な演算を行いながら上記実施形態の基本的な制御を行うこととなる。
以上説明したとおり、本実施例1では、以下の第3の構成を備えている折り処理装置100などのシート折り装置であった。即ち、第3の構成は、第1ないし第3の何れか1つの構成に加え、第3の搬送部材対によって折られる、シートの先端から第1の折り部までの第1の折り長さ及び第4の搬送部材対によって折られる、第1の折り部から第2の折り部までの第2の折り長さが、シートの折り種類ごとに初期設定されている。
かかる第3の構成により、本実施例1によれば、様々な折り種類に応じて折り品位の高いシート折り装置を提供することができる。
(実施例2)
図10を用いて、図3〜図8に示した実施形態の実施例2を説明する(請求項4)。図10(a)はZ折りする場合の理想的な折り長さを説明する図、図10(b)は図10(a)の折り長さでZ折りされた状態を示す図である。図10(c)は実施例2の折り長さを説明する図、図10(d)は図10(c)の折り長さでZ折りされた状態を示す図である。尚、図10(a)、図10(c)を含め後述する各図において、括弧を付して示す折り目符号(P3、P4)はその用紙Pが折られたときに施される折り目を表し、符号P9は用紙Pの後端を表している。
図10(a)、図10(b)に示すように、用紙Pの全長をL、用紙Pの先端P1から第1折り部(折り目P3)までの第1折り長さをL1、第1折り部から第2折り部(折り目P4)までの第2折り長さをL2とする。Z折りの場合、理想的には、L1及びL2が用紙Pの全長Lの1/4であるべきであるため、予め定められた折り位置は、L1=1/4Lであり、L2=1/4Lである(L1=L2)。
しかしながら、図10(c)、図10(d)に示すように、例えばL1がα分だけ長く折られてしまった場合(L1+α)、L2=1/4Lで折ることになり、第1折り長さとなるべきL1がα分第2折り部からはみ出てしまう結果となることから、折り品位が低くなってしまう。
そのため本実施例2では、前述の制御部50のCPU51により、第1折り長さとなるべきL1が予め定められた折り位置よりα分長く折られてしまったことを算出した場合は、第2折り長さとなるべきL2の長さもα分長く補正し折る。そうすることで、第2折り部からの用紙のはみ出しを回避することができので、Z折りの折り品位を高くすることが可能となる。尚、上記は第1折り長さとなるべきL1が長く折られてしまった場合だけではなく、α分短く折られてしまった際にも同様である。
本実施例2では、上記内容を踏まえ、制御部50は、Z折り動作を実行するとき、CPU51により算出された用紙先端から第1折り部までの第1折り長さと、第4の搬送部材対によって折られる、第1折り部から第2折り部までの第2折り長さとが等しくなるように折る制御を行う。
以上説明したとおり、本実施例2では、以下の第4の構成を備えている折り処理装置100などのシート折り装置であった。即ち、第4の構成は、第1ないし第3の何れか1つの構成に加え、Z折り動作を実行するとき、算出手段により算出された第1の折り長さと、第4の搬送部材対によって折られる、第1の折り部から第2の折り部までの第2の折り長さとが等しくなるように折る。
かかる第4の構成により、本実施例2によれば、シート先端から第1折り部までの長さと、第1折り部から第2折り部までの長さが等しい条件にすることで、Z折りの折り品位が高くなる、という効果を奏する。
(実施例3)
図11を用いて、図3〜図8に示した実施形態の実施例3を説明する(請求項5)。図11(a)は外3つ折りする場合の理想的な折り長さを説明する図、図11(b)は図11(a)の折り長さで外3つ折りされた状態を示す図である。図11(c)は実施例3の折り長さを説明する図、図11(d)は図11(c)の折り長さで外3つ折りされた状態を示す図である。
図11(a)、図11(b)に示すように、用紙Pの全長をL、用紙Pの先端P1から第1折り部(折り目P7)までの第1折り長さをL1、第1折り部から第2折り部(折り目P8)までの第2折り長さをL2、第2折り部から用紙Pの後端P9までの長さをL3とする。
外3つ折りの場合、理想的には、L1、L2、L3の各長さが用紙全長Lの1/3であるべきであるため、予め定められた折り位置は、L1=1/3Lであり、L2=1/3Lであり、L3=1/3Lである。
しかしながら、図11(c)、図11(d)に示すように、例えばL1がα分だけ長く折られてしまった場合、L2=1/3Lで折ると、L1がα分第2折り部からはみ出て、L3が−α分第1折り部まで届かない状態となり、折り品位が低くなってしまう。
そのため本実施例3では、前述の算出手段により、L1が予め定められた折り位置よりα分長く折られてしまったことを算出した場合は、L2はその長さの2α(β=2α)分短く補正し折る(β=2α、L1=L3>L2)。
そうすることで、用紙Pの先端P1の第2折り部からの用紙のはみ出し、及び用紙Pの後端P9の第1折り部まで届かない状態を回避することができるので、外3つ折りの折り品位を高くすることが可能となる。
本実施例3では、上記内容を踏まえ、制御部50は、外3つ折り動作を実行するとき、CPU51により算出された用紙先端から第1折り部までの第1折り長さと、第4の搬送部材対によって折られる、第2折り部からシート後端までの折り長さとが等しく、且つ、第1折り部から第2折り部までの長さは、第1折り長さ及び第2折り部からシート後端の折り長さより短くなるように折る制御を行う。
以上説明したとおり、本実施例3では、以下の第5の構成を備えている折り処理装置100などのシート折り装置であった。即ち、第4の構成は、第1ないし第3の何れか1つの構成に加え、外3つ折り動作を実行するとき、算出手段により算出された第1の折り長さと、第4の搬送部材対によって折られる、第2の折り部からシートの後端までの折り長さとが等しく、且つ、第1の折り部から第2の折り部までの長さは、第1の折り長さ及び第2の折り部からシートの後端の折り長さより短くなるように折る構成である。
かかる第5の構成により、本実施例3によれば、外3つ折りの折り品位が高くなる、という効果を奏する。
(実施例4)
図12を用いて、図3〜図8に示した実施形態の実施例4を説明する(請求項6)。図12(a)は実施例4において内3つ折りする場合の折り長さを説明する図、図12(b)は図12(a)の折り長さで内3つ折りされた状態を示す図である。
用紙Pの全長をL、用紙Pの先端P1から第1折り部までの長さをL1、第1折り部から第2折り部までの長さをL2、第2折り部から用紙Pの後端P9までの長さをL3とする。図6にも示したように、内3つ折りの場合、L1は折りの内側に位置するため、L1はL2、L3より線長が短い状態であるべきである。
そのため本実施例4では、前述の算出手段によりL1の第1折り長さを算出(L1−β)し、用紙Pの全長Lから算出したL1を引いた[L−(L1−β)]残りの線長を等分割した長さ([L−(L1−β)]/2)で第2折り長さとなるべきL2を補正し折る。即ち、β=2α、L2=L3>L1としたとき、算出された第1折り長さは(L1−β)、実際に折るべき第2折り長さはL2+α、実際に折るべき第2折り部から用紙Pの後端P9までの長さはL3+αとなる。
そうすることで、L1を折りの内側に配置することができ、第2折り長さとなるL2と、第2折り部から用紙Pの後端P9までの長さとなるL3とが揃った形となるため、折り品位が高くなる。
本実施例3では、上記内容を踏まえ、制御部50は、内3つ折り動作を実行するとき、CPU51により算出された用紙先端から第1折り部までの第1折り長さに基づき、第1折り部から第4の搬送部材対によって折られる第2折り部までの第2折り長さと、第2折り部から用紙後端までの長さとが等しく、且つ、第1折り長さは、第2折り長さ及び第2折り部から用紙後端までの長さより短くなるように折る制御を行う。
以上説明したとおり、本実施例4では、以下の第6の構成を備えている折り処理装置100などのシート折り装置であった。即ち、第6の構成は、第1ないし第3の何れか1つの構成に加え、内3つ折り動作を実行するとき、第1の折り部から第4の搬送部材対によって折られる第2の折り部までの第2の折り長さと、第2の折り部からシートの後端までの長さとが等しく、且つ、第1の折り長さは、第2の折り長さ及び第2の折り部からシートの後端までの長さより短くなるように折る構成である。
かかる第6の構成により、本実施例4によれば、内3つ折りの折り品位が高くなる、という効果を奏する。
(実施例5)
図13を用いて、図9に示した実施例1の別の実施例5を説明する。図13(a)は実施例5に係るZ折りを説明する図、図13(b)は実施例5に係る外3つ折り、内3つ折りを説明する図である。
図9に示した実施例1では用紙の折り種類によって、L1とL2とL3の線長はデフォルトで規定されているが、このL1とL2とL3の長さを、ユーザ等の設定で任意に変更できる機能を有することが特徴となっている。
本実施例5では、ユーザ等の設定で任意に変更できるように、変更設定手段の一例として、操作パネル201に設けられているテンキー、各種設定キー及び各種モード設定キーの組み合わせを用いて所謂サービスプログラムを起動するように構成する。一方、ハードウェアの制御構成としては、図4に一点鎖線で示すように、データ書き込み可能なEEPROMやフラッシュメモリ等を含むPROM55を新設する。
以上説明したとおり、本実施例5では、以下の第7の構成を備えている折り処理装置100などのシート折り装置であった。即ち、第7の構成は、第3の構成に加え、シートの折り種類ごとに初期設定されている第1の折り長さ及び第2の折り長さを変更設定する変更設定手段を備えている構成である。
かかる第7の構成により、本実施例5によれば、ユーザやサービス担当者による設定が可能になることにより、様々な折り品位を実現することができるので、さらなる顧客満足度の高いシート折り装置を提供することができる。
(変形例1)
図14を用いて、図3〜図8に示した実施形態の変形例1を説明する。図14は、変形例1に係る折り処理装置の折り機構を示す簡略的な正面図である。
変形例1は、図3に示した折り処理装置100と比較して、第3搬送部材群6に代えて、第3搬送部材群6Aを用いる点が主に相違する。第3搬送部材群6Aは、第3搬送部材群6と比較して、正逆ローラ対16a,16b及び第3駆動モータM3に代えて、折り位置決め手段としてのストッパ部材である用紙先端ストッパ18及び駆動源としての駆動モータ19を用いる点が相違する。この相違点以外の変形例1の構成および動作は、図3〜図8に示した実施形態と同様である。
図14に示すように、用紙先端ストッパ18は、第2搬送路3の外側に設けられた支点軸18aを中心として第2搬送路3の開口部を横断し、所定の範囲内に揺動可能に設けられている。変形例1では、上記実施形態において第1折りローラ13及び第2折りローラ14によって折られた用紙に対し、2回目の折り位置決めのための動作として正逆ローラ対16a,16bの逆回転ではなく、用紙先端ストッパ18の揺動により行う。用紙先端ストッパ18は、ギヤ等の駆動力伝達手段を介して駆動モータ19により揺動駆動され、設定された折り位置に移動し、折り位置の補正を行う。
2回目の折り位置決めのための動作を行う機構としては、第3搬送部材群6Aに限らず、往復平行移動可能な機構であってもよい。
変形例1によれば、上記構成により、図3〜図8に示した実施形態程の小型化は望めないものの上記実施形態と同等の効果を奏する。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態や実施例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 画像形成システム
2 第1搬送路(第1の搬送路の一例)
3 第2搬送路(第2の搬送路の一例)
4 第1搬送部材群
5 第2搬送部材群
6 第3搬送部材群
11a,11b レジストローラ対(第1搬送部材群)
12 第1正逆ローラ(第2搬送部材対の構成要素)
13 第1折りローラ(第3搬送部材対の構成要素)
14 第2折りローラ(第2搬送部材対及び第3搬送部材対の構成要素)
15 第3折りローラ(第4搬送部材対の構成要素)
16a,16b 第2正逆ローラ対
17a,17b 排紙ローラ対
18 ストッパ部材
19 駆動モータ
23 連通経路
29 第1用紙検知センサ
30 第2用紙検知センサ
31 第3用紙検知センサ
32 モータドライバ
33 電圧検出素子(負荷検出手段の構成要素)
34 クロック(計時手段)
50 制御部(制御手段の一例)
51 CPU(算出手段、制御手段)
52 ROM(記憶手段)
53 RAM
54 I/Oインターフェイス
55 PROM
100 折り処理装置(シート折り装置の一例)
200 画像形成装置
200a 胴内排紙部
201 操作パネル
300 後処理装置
P 用紙(シート状記録媒体)
M1 第1駆動モータ(第1の駆動源)
M2 第2駆動モータ(第2の駆動源)
M3 第3駆動モータ(第3の駆動源)
N3 第3ニップ
N4 第4ニップ
特開2014−101164号公報

Claims (9)

  1. シートを搬送する第1の搬送部材対と、
    第1の搬送部材対によって搬送されるシートを受け取り、後段に搬送する第2の搬送部材対と、
    第1の搬送部材対と第2の搬送部材対とによってシートを保持した状態で、第2の搬送部材対を逆方向に回転させてシートを折る第3の搬送部材対と、
    第3の搬送部材対の下流側で、第3の搬送部材対によって折られたシートを更に折る第4の搬送部材対と、
    第1の搬送部材対から第2の搬送部材対にシートを導く第1の搬送路と、
    第3の搬送部材対によって折られたシートを導く第2の搬送路と、
    第3の搬送部材対の搬送負荷を検出する負荷検出手段と、
    前記負荷検出手段により検出された搬送負荷に基づいて、折られたシートの折り長さを算出する算出手段と、
    を備えるシート折り装置であって、
    前記算出手段により算出された折り長さに応じて、第4の搬送部材対によって折られるシートの折り位置を変更するシート折り装置。
  2. 第2の搬送路に配置され、第3の搬送部材対によって折られたシートを搬送する第5の搬送部材対を備え、
    第5の搬送部材対が折られたシートを保持した状態で搬送方向と逆方向に回転することにより、第4の搬送部材対によって、第3の搬送部材対により折られたシートが更に折られることを特徴とする請求項1記載のシート折り装置。
  3. 第3の搬送部材対によって折られる、シートの先端から第1の折り部までの第1の折り長さ及び第4の搬送部材対によって折られる、第1の折り部から第2の折り部までの第2の折り長さが、シートの折り種類ごとに初期設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のシート折り装置。
  4. 前記算出手段により算出された折り長さは、第3の搬送部材対によって折られた、シートの先端から第1の折り部までの第1の折り長さであり、
    Z折り動作が実行可能であり、
    前記Z折り動作を実行するとき、前記算出手段により算出された第1の折り長さと、第4の搬送部材対によって折られる、第1の折り部から第2の折り部までの第2の折り長さとが等しくなるように折ることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1つに記載のシート折り装置。
  5. 前記算出手段により算出された折り長さは、第3の搬送部材対によって折られた、シートの先端から第1の折り部までの第1の折り長さであり、
    外3つ折り動作が実行可能であり、
    前記外3つ折り動作を実行するとき、前記算出手段により算出された第1の折り長さと、第4の搬送部材対によって折られる、第2の折り部からシートの後端までの折り長さとが等しく、且つ、第1の折り部から第2の折り部までの長さは、第1の折り長さ及び第2の折り部からシートの後端の折り長さより短くなるように折ることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1つに記載のシート折り装置。
  6. 前記算出手段により算出された折り長さは、第3の搬送部材対によって折られた、シートの先端から第1の折り部までの第1の折り長さであり、
    内3つ折り動作が実行可能であり、
    前記内3つ折り動作を実行するとき、第1の折り部から第4の搬送部材対によって折られる第2の折り部までの第2の折り長さと、第2の折り部からシートの後端までの長さとが等しく、且つ、第1の折り長さは、第2の折り長さ及び前記第2の折り部からシートの後端までの長さより短くなるように折ることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1つに記載のシート折り装置。
  7. 前記シートの折り種類ごとに初期設定されている第1の折り長さ及び第2の折り長さを変更設定する変更設定手段を備えていることを特徴とする請求項3記載のシート折り装置。
  8. 第3の搬送部材対を回転駆動する駆動源としてDCモータを有し、
    前記負荷検出手段は、前記DCモータに流れる駆動電流の変動を検出する手段からなることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1つに記載のシート折り装置。
  9. 請求項1ないし8の何れか1つに記載のシート折り装置を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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