JP2005206264A - 画像形成システム - Google Patents

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靖 才津
Tetsuo Hirata
哲郎 平田
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Eiji Anzai
英治 安齊
Norishige Kato
典成 加藤
Takehiro Ogushi
岳大 小串
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Abstract

【課題】 後処理実行中に、異常を検知したとき、プリントジョブを中断させず、画像形成システムの稼働率の低下を抑制する画像形成システムを提供する。
【解決手段】 画像形成装置と、画像形成装置に接続され、同一の後処理、又は代替の後処理を実行可能な少なくとも2つの後処理装置を含む複数の後処理装置と、を有する画像形成システムであって、複数の後処理装置には、それぞれの後処理装置の異常を検知する異常検知手段が設けられ、複数の後処理装置において異常検知手段により異常が検知された場合、異常が検知された後処理装置と同一の後処理、又は代替の後処理の実行が可能な他の後処理装置を選択して後処理の実行を切り換え、異常が検知された後処理装置と同一の後処理、又は代替の後処理を継続して実行するように制御する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、画像形成装置で画像形成された画像形成済みの用紙に対して種々の後処理を可能とする画像形成システムに関する。
従来、画像形成装置としての複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機に、画像形成後の用紙を穿孔処理、綴じ処理、折り処理等の後処理を実行する機能を有する後処理機を装着可能とする画像形成システムが、例えば特開2002−128384号公報に開示されている。かかる画像形成システムの場合、種々の後処理機能が1つの後処理機で実行可能に構成されている。
近年、情報処理装置のネットワーク化が急速に進められ、このネットワーク化に伴いプリンタと複数のパーソナルコンピュータとをネットワークを介して接続し、複数のパーソナルコンピュータで1台のプリンタを共用可能とするネットワーク環境が構築されてきている。
特許文献2に記載の画像形成装置および排紙制御方法は、状態確認処理の結果に基づき各排紙ビンの内の指定された排紙ビンに対する排紙異常が発生しているか否かを判定し、指定された排紙ビンに排紙異常が発生している時には、他の排紙ビンの内の使用可能な排紙ビンを検索し、指定された排紙ビンに代わる使用可能な排紙ビンがあると、見出された排紙ビンを用紙の排出先として選択し、選択された排紙ビン上に用紙を排出するものである。
特開2002−128384号公報 特開平11−352848号公報
特許文献1の画像形成システムでは、後処理機で穿孔処理、綴じ処理、折り処理等の後処理を実行中に、後処理機の異常検知手段が消耗部材の不足を検知した場合、又は後処理装置の用紙搬送不良等の異常を検知した場合等のトラブル発生時に、画像形成装置は一時、プリント処理を中断し、消耗部材の補充や、異常箇所の点検修理を行った後に、画像形成処理及び後処理を再開しなければならない。このため、処理開始までの回復時間を要し、待機していなければならない。
特許文献2の画像形成装置および排紙制御方法では、スタック機能を有する排紙オプション装置において、排紙異常またはスタックオーバーが発生した場合に、単に排紙先を切り換えるというものである。
一般に、穿孔処理、折り処理、綴じ処理等の後処理機能を実行中の後処理装置で排紙異常またはスタックオーバーが発生した場合は、画像形成装置は、一端プリント処理を中断し、トラブル解除処理を行った後に、画像形成処理を再開しなければならないため、プリンタ稼働率が低下する。
ネットワーク環境で使用されるプリンタにおいて、用紙や綴じ針等の消耗部材が不足したり、用紙搬送不良等の異常等が発生した時には、これらの原因を取り除くまでは、このパーソナルコンピュータからのプリント要求による画像形成処理を回復する事が出来ないとともに、他のパーソナルコンピュータからのプリント要求による画像形成処理を行う事も出来ない。これらの原因を取り除くまでに時間がかかるため、プリンタ稼働率が低下する。
本発明は上述のような問題点を解決し、穿孔処理、折り処理、綴じ処理等の後処理機能を実行中の後処理装置が異常を検知した場合でも、画像形成装置がプリント処理を中断することなく、画像形成装置に接続された別の代替可能な後処理装置で後処理を継続可能にする画像形成システムを提供する事を目的とするものである。
上記の目的は、本発明の下記の画像形成システムよって達成される。
(1) 画像形成装置と、該画像形成装置に接続され、同一の後処理、又は代替の後処理を実行可能な少なくとも2つの後処理装置を含む複数の後処理装置と、を有する画像形成システムであって、前記複数の後処理装置には、それぞれの後処理装置の異常を検知する異常検知手段が設けられ、前記複数の後処理装置において前記異常検知手段により異常が検知された場合、異常が検知された後処理装置と同一の後処理、又は代替の後処理の実行が可能な他の後処理装置を選択して後処理の実行を切り換え、異常が検知された後処理装置と同一の後処理、又は代替の後処理を継続して実行するように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成システム。
(2) 前記制御手段は、前記異常検知手段の検知情報に基づき異常が検知された後処理装置の後処理の実行を禁止することを特徴とする前記(1)に記載の画像形成システム。
(3) 前記制御手段は、前記後処理装置の後処理の実行が禁止された後に復帰した場合は、実行可能である旨を表示手段に表示することを特徴とする前記(2)に記載の画像形成システム。
(4) 前記後処理装置の異常を表示する表示手段が設けられ、前記制御手段は、前記異常検知手段の検知情報に基づき、後処理装置の異常を表示手段に表示することを特徴とする前記(1)に記載の画像形成システム。
(5) 前記表示手段に用紙の排出状況を表示することを特徴とする前記(1)乃至(3)の何れか1項に記載の画像形成システム。
(6) 前記代替の後処理は、予め登録された後処理であることを特徴とする前記(1)に記載の画像形成システム。
(7) 前記代替の後処理は、予め登録された優先順位により決定される後処理であることを特徴とする前記(1)に記載の画像形成システム。
本発明の画像形成システムにより、以下の効果が得られる。
(1) 請求項1に記載の画像形成システムによれば、穿孔処理、折り処理、綴じ処理等を実行中の後処理装置で、異常が発生した時、画像形成装置は、プリントジョブを中断することなく、画像形成装置に接続されている同一の後処理又は代替の後処理が可能な別の後処理装置を選択して切り換え、同一の後処理、又は代替の後処理を継続して実行させることにより、画像形成システムの稼働率の低下を抑制することができる。特に、無人の環境で大量のプリントを連続処理する場合に、画像形成システムの稼働率を向上させる事に有効である。
(2) 請求項2に記載の画像形成システムによれば、異常検知手段の検知情報に基づき異常が検知された後処理装置の後処理の実行を禁止することにより、異常の回復処理を容易にして速やかな再稼働を可能にする事ができる。
(3) 請求項3に記載の画像形成システムによれば、異常検知手段の検知情報により後処理制御手段によって後処理機能の実行が禁止された後処理装置が、用紙や綴じ針等の消耗部材の補充、用紙搬送不良やステイプラの故障等の異常の回復処理を行った後に、再稼働可能に復帰した事を表示手段に待機装置として表示することにより、ユーザは表示手段の表示を確認して、速やかに再稼働可能な後処理装置に切り換えて後処理を再開させる事ができる。
(4) 請求項4に記載の画像形成システムによれば、後処理装置の異常を表示手段に表示手段に表示する事により、異常発生を速やかに確認する事ができる。
(5) 請求項5に記載の画像形成システムによれば、画像形成装置の用紙排出状況を表示手段に表示することにより、プリント総枚数中の何枚目から後処理の切り換えが行われたことを確認することが出来る。
(6) 請求項6に記載の画像形成システムによれば、代替の後処理は、予め登録された後処理により自動的に切り換えられるから、後処理の停滞が解消される。
(7) 請求項7に記載の画像形成システムによれば、代替の後処理は、予め登録された優先順位により決定される後処理であるから、最適な後処理が迅速に選択され、画像形成システムの稼働率の低下を抑制することができる。
次に、本発明の後処理システムを図面に基づいて説明する。
[画像形成システム]
図1は、画像形成装置A、単葉折り機としての第1の後処理装置FS1、中折り中綴じ機としての第2の後処理装置FS2、平綴じ機としての第3の後処理装置FS3、大容量給紙装置LTから成る画像形成システムの模式図である。
画像形成装置Aの主制御手段10は、シリアル通信部10A、通信回線10Bを介して、第1の後処理装置FS1の後処理制御手段100、第2の後処理装置FS2の後処理制御手段200、第3の後処理装置FS3の後処理制御手段300に接続している。
なお、本発明における制御手段とは、画像形成装置Aの主制御手段10、及び後処理装置FS1,FS2,FS3の各後処理制御手段100,200,300の総称である。
画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り装置DF、表示手段8、入力手段7が配置されている。
単葉折り機FS1内で穿孔、折り等の後処理機能を施さず、無処理で排出される記録用紙Sは、画像形成システム上部に配置されたサブ排紙トレイ101に収容される。
単葉折り機FS1により穿孔、折り等の後処理が行われた記録用紙S、及び無処理の記録用紙Sは、中折り中綴じ機FS2に導入される。ここで中折り中綴じ処理を要しない記録用紙Sは、サブ排紙トレイ201に排出される。中折り中綴じ機FS2において中折り処理、中綴じ処理されて作製された冊子SAは、中折り中綴じ機FS2の前面側に配置された排紙トレイ202に収容される。
単葉折り機FS1から搬入された記録用紙Sに平綴じ等の後処理を行う場合には、記録用紙Sは中折り中綴じ機FS2内を無処理で通過し、平綴じ機FS3に導入される。ここで平綴じ等の後処理を要しない記録用紙Sは、サブ排紙トレイ301に排出される。
平綴じ機FS3において平綴じ等の後処理を施された冊子SAは、メイン排紙トレイ302に収容される。
図2は画像形成装置A、自動原稿送り装置DF、単葉折り機FS1、大容量給紙装置LTから成る画像形成システムの全体構成図である。
図示の画像形成装置Aは、画像読取部1、画像処理部2、画像書込部3、画像形成部4、給紙カセット5A、第1給紙部5B、第2給紙部5C、第1搬送部5D、第2搬送部(自動両面コピー搬送部)5E、排紙部5Fから成る用紙搬送部、定着装置6を備えている。画像形成部4は、感光体ドラム4A、帯電手段4B、現像手段4C、転写手段4D、分離手段4E、クリーニング手段4F等から構成されている。
画像形成装置Aの上部前面側には、入力手段(操作パネル)7が配置されている。画像読取部1の上部には自動原稿送り装置DFが搭載されている。画像形成装置Aの図示の左側面の排紙部5F側には、単葉折り機FS1が連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿dは矢印方向に搬送され画像読取部1の光学系により原稿dの片面又は両面の画像が読みとられ、CCDイメージセンサ1Aにより読み込まれる。
CCDイメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込部3に信号を送る。
画像書込部3においては、半導体レーザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照射され、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。給紙カセット5A、大容量給紙装置LTから第1給紙部5Bにより給送された記録用紙Sは転写手段4Dにより画像が記録用紙Sに転写される。画像を担持した記録用紙Sは、定着装置6により定着され、排紙部5Fから単葉折り機FS1に送り込まれる。或いは搬送路切換板5Gにより第2搬送部5Eに送り込まれた片面画像処理済みの記録用紙Sは再び画像形成部4において、両面画像処理後、排紙部5Fから排出される。
[大容量給紙装置]
大容量給紙装置LTは、用紙積載手段11、第1給紙手段12等から成り、大容量の記録用紙Sを積載収容し、画像形成装置Aに記録用紙Sを送り込む。
[単葉折り機]
単葉折り機FS1は、単葉搬入部110、単葉搬出部120、表紙用紙給紙部130、穿孔処理部(パンチ処理部)140、搬送部150、単葉折り処理部160から構成されている(図2参照)。
〈単葉搬入部〉
図3は、単葉折り機FS1の全体構成図である。
単葉搬入部110には、画像形成装置Aから画像形成処理された記録用紙Sが導入される。
単葉搬入部110の記録用紙導入位置は、画像形成装置Aの排紙部5Fの記録用紙排出位置に対向する。
入口ローラ111に導入された記録用紙Sは、搬送路切換手段G1によって単葉搬出部120と穿孔処理部140の何れかに分岐される。
〈単葉搬出部〉
パンチ処理及び折り処理が設定されない場合、搬送路切換手段G1は穿孔処理部140への搬送路を遮断し、単葉搬出部120への搬送路を開放する。
単葉搬出部120に向かう搬送路r11を通過する記録用紙Sは、搬送ローラ121,122に挟持されて直進し、排紙ローラ123により単葉搬出部120から排出され、中折り中綴じ機FS2の搬送される(図1参照)。
搬送路切換手段G2によって搬送ローラ122の用紙搬送方向下流側の図示上方に分岐された記録用紙Sは、搬送路r16の搬送ローラ125を通過し、排紙ローラ126によって排出され、中折り中綴じ機FS2の上部に配置された単葉排出部としてのサブ排紙トレイ101上に積載される(図1参照)。サブ排紙トレイ101上には、試しに画像形成した記録用紙やジャム処理後に排出される記録用紙等を収容する。
〈表紙用紙給紙部〉
表紙用紙給紙部130の給紙皿131内に収容されたカバー用紙K、又はインサート用紙は、給紙手段132により分離、給送され、搬送路r15の搬送ローラ133,134,135,136に挟持されて、分岐部の上流側の搬送路に合流される。
表紙用紙給紙部130の給紙皿131は上下2段に配置され、各給紙皿131には最大500枚のカバー用紙K又はインサート用紙を収容する事が可能である。
なお、表紙用紙給紙部130にカバー用紙K、インサート用紙、又は記録用紙Sを装填して、画像記録を実行させず、オフラインで穿孔処理、折り処理を実施することも可能である。
以下、記録用紙S、カバー用紙K、インサート用紙を一括して用紙Sと総称する。
〈穿孔処理部〉
単葉搬入部110の搬送路切換手段G1により分岐された用紙Sは、搬送路切換手段G1の下方に配置された搬送ローラ141に挟持され、搬送路r12を通過し、穿孔処理部140に搬送される。
穿孔処理部140の下流側の搬送路には、整合部材142が配置され、穿孔処理前の用紙Sの用紙幅方向を整合する。
穿孔処理部140の穿孔器は、図示しない駆動手段により駆動されるパンチと、パンチの刃部に嵌合するダイスとから成る。穿孔処理された用紙Sは、下方の搬送部150に送られる(パンチ機能)。
〈搬送部〉
搬送部150に送られた用紙Sは、搬送ローラ151,152,153,154により挟持されて単葉折り処理部160に搬送される。搬送ローラ151,152,153,154は、駆動源に接続する駆動ローラと、駆動ローラに圧接する従動ローラとから成る。各従動ローラはソレノイドSOLに接続して、駆動ローラに接離可能である。
穿孔処理された小サイズの用紙Sのうち、折り処理が行われない用紙Sは、搬送路切換手段G3により分岐された搬送路r13を通過し、単葉折り処理部160に送られる。穿孔処理された大サイズの用紙Sは、折り処理の要否に拘わらず搬送路切換手段G3の分岐位置の下方の搬送路r13Bに搬送され、搬送ローラ153,154によって搬送され、単葉折り処理部160に導入される。
なお、搬送部150に搬送路切換手段155が設けられ、2枚の小サイズの用紙Sを蓄積して搬送する事により、2枚同時に後述の折り処理を行う事ができる。
〈折り処理部〉
搬送部150から単葉折り処理部160に搬送された用紙Sは、レジストローラ156に挟持されて搬送され、第1折り部161、第2折り部162、第3折り部163において、1枚毎に中折り、Z折り、三つ折り、四つ折り、ダブルパラレル折り等の折り処理(折り機能)が実施されて、搬送路R14を介して搬送路r11に戻される。
図4は、各種後処理後の用紙Sの斜視図である。
図4(a)は穿孔処理部140により穿孔処理されて孔hが穿設された用紙Sを示す。図4(b)は第1折り部161により画像面tを外側にして中折りされた用紙Sを示す。図4(c)は第3折り部163により画像面tを内側にして中折りされた用紙Sを示す。図4(d)は第1折り部161と第3折り部163により画像面を内側にしてZ折りされた用紙Sを示す。図4(e)は第1折り部161と第2折り部162により外三折りされた用紙Sを示す。図4(f)は第1折り部161と第2折り部162により内三折りされた用紙Sを示す。図4(g)は第1折り部161と第2折り部162によりダブルパラレル折り処理された用紙Sを示す。図4(h)は第1折り部161、第2折り部162、第3折り部163により四つ折り処理された用紙Sを示す。
[中折り中綴じ機]
図5は中折り中綴じ機FS2の用紙搬送工程を示す模式図、図6は中折り中綴じ機FS2の正面図、図7は右側面図、図8は左側面図である。
画像形成装置A又は他の後処理装置から排出され、中折り中綴じ機FS2の入口部に導入された用紙Sは、入口ローラ202により挟持され、搬送路切換手段G5の上方の搬送路r21又は下方の搬送路r22の何れかに搬送される。
搬送路r21に分岐された用紙Sは、搬送ローラ203〜207により挟持されて搬送され、搬送路切換手段G6の上方の搬送路r23又は下方の搬送路r24の何れかに搬送される。
上方の搬送路r23に進行した用紙Sは、排紙ローラ208によって排出され、中折り中綴じ機FS2上部に配置された平綴じ排出部としてのサブ排紙トレイ201上に積載される。
下方の搬送路r24に進行した用紙Sは、搬送ローラ210〜213により挟持されて搬送され、平綴じ排出部の排紙ローラ214によって排出される。
〈第1直角偏向搬送〉
搬送路切換手段G5の下方の搬送路r22に搬送された用紙Sは、ほぼ垂直に下降し、所定位置に一時停止して収納される。この停止位置において、後続の少数枚の用紙Sが重ね合わせられて収容される。
〈第2直角偏向搬送〉
収容された用紙Sは搬送ローラ215〜218と図示しない案内板によって図5の紙面に対して直角手前方向に偏向移動されて、中折り中綴じ機FS2内部の前面側に回り込む搬送路r25を用紙面を直立させた状態で通過し、所定位置に一時停止する。
〈第3直角偏向搬送〉
次に、用紙Sは搬送ローラ219によって垂直上方に搬送された後、水平方向に偏向され、搬送ベルト220、搬送ローラ221によって中折り中綴じ機FS2内部の背面側に移動される(搬送路r26)。
〈中折り機能〉
搬送ベルト220の用紙搬送方向下流側には、折り処理部230が配置されている。折り処理部230は折りローラ231,232,233、折り板234,235から構成されている。
折り処理部230に到達した少数枚の用紙Sは、互いに逆方向に回転する折りローラ231,232及び直進する折り板234によって挟持され、用紙搬送方向中央で用紙幅方向にわたって折り目を形成する。
その後、折りローラ231,232を逆回転させる。折り目が形成された用紙Sは、折りローラ231,232から離間されて元の水平搬送路に戻される。用紙Sは、引き続き、搬送ベルト236(図6参照)によって、折り目の延長線方向(図15、図16の紙面直角方向、図5の矢示方向)の搬送路r27に搬送され、中綴じ処理部240に送り込まれる。
このように、折り処理部230は、少数枚の用紙Sを中折り処理して、折り目をしっかり付け、逐次、中綴じ処理部240に送り込む事により、折り目部の膨らみが少ない高品位の冊子SA(図9(a)参照)を作製する事ができる。
〈三つ折り機能〉
折り処理部230において、用紙Sの先端部が折りローラ231,232の対向位置から用紙全長Lの三分の二の位置に停止した後、折りローラ231,232及び折り板234により第1折り処理が行われ、用紙Sに第1の折り目が形成される。
用紙Sの第1の折り目が折りローラ231,232の対向位置から用紙全長Lの三分の一の位置に停止した後、折りローラ232,233及び折り板234により第2折り処理が行われ、用紙Sに第2の折り目が形成される(図4(f)参照)。
折り処理部230において、三つ折り処理された用紙Sは、複数の搬送ローラ237と案内板から成る搬送路r28を通過し、排紙ローラ238によって排紙トレイ239に排出される。
この折り処理部230では、1枚又は少数枚の用紙に、中折り、三つ折り等の折り処理がなされる。
〈中綴じ機能〉
折り処理部230において中折り処理された用紙Sは、搬送ベルト及び図示しない案内手段によって搬送路r27方向に進行し、中綴じ処理部240の鞍掛部材241上に載置される。後続の中折り処理された用紙Sも引き続き搬送路r27を通過して鞍掛部材241上に積載される。
鞍掛部材241は上方にほぼ直角な凸形状をなし、その頂部稜線上に中折り処理された用紙Sの折り目aが載置される(図4(b),(c)参照)。
鞍掛部材241上に載置された複数枚の用紙Sは、幅整合部材242によって位置揃えされる。
鞍掛部材241の上方には、打針機構243が固定されている。上下方向に移動可能に支持されている鞍掛部材241の内部には、受針機構244が配置されている。
打針機構243と受針機構244とから成る二分割構造の綴じ手段は、用紙折り目方向に2組配置されている。操作部において、中綴じ処理が設定されると、受針機構244が上昇して中綴じ処理を行う。即ち、2組の綴じ手段は鞍掛部材241上の用紙束の折り目aに沿って、中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打針する。図9(a)は、中折り処理、中綴じ処理された冊子SAの斜視図である。
〈用紙束断裁機能〉
中綴じ処理部240において中綴じ処理された用紙束は、揺動可能な案内部材251に支持されて鎖線方向に揺動されて搬送ベルト252上に載置される。搬送ベルト252の回動により用紙束は斜め下方に搬送され、更に、回動する搬送ベルト253により移送されて所定位置に停止される。
その後、搬送ベルト253は揺動して水平状態になる。この水平状態になった搬送ベルト253上に載置された用紙束の小口(折り目の反対側の自由端部)は、冊子SAの用紙枚数によって不揃いになっているから、断裁手段250により断裁して、小口を揃える。
断裁処理されて作製された冊子SAは、逆回転する搬送ベルト253に載置され、搬送ベルト253に固定された排紙爪254により冊子SAの後端部が押圧された状態で搬送され、搬送ベルト253の先端部から矢示方向に落下する。落下した冊子SAは、回動する搬送ベルト255により中折り中綴じ機FS2の前面側の外方に配置された排紙トレイ256に排出される。
また、別の機構として、搬送ベルト255の位置に、中折り中綴じ機本体から引き出し可能なスタッカを設け、ここに冊子SAをスタックするようにしてもよい。
[平綴じ機]
図10は、平綴じ機FS3の正面図である。
〈平綴じ機能〉
画像形成装置A又は他の後処理装置から排出され、平綴じ機FS3の入口部に導入された用紙Sは、搬送路切換手段G4の上方の搬送路r31又は下方の搬送路r32の何れかに搬送される。搬送路r31に分岐された用紙Sは、搬送ローラ303〜306により挟持されて搬送され、排紙ローラ307によって排出され、平綴じ機FS3上部に配置された平綴じ排出部としてのサブ排紙トレイ301上に積載される。サブ排紙トレイ301上には、試しに画像形成した記録用紙やジャム処理後に排出される記録用紙等を収容する。
搬送路r32に分岐された用紙Sは、搬送ローラ310,311により挟持されて搬送され、レジストローラ312によって放出され、傾斜配置された中間スタッカ313上に逐次載置される。中間スタッカ313上に積載された用紙Sは、用紙後端突当部材314による用紙後端整合と、用紙幅整合部材315による用紙幅整合とにより位置決めされた後、ステイプラ(綴じ器)316によって、用紙Sの側縁部近傍の1箇所又は2箇所に綴じ針SPが打針され、冊子SAが作製される(ステイプル機能)。図9(b)はステイプル処理された冊子SAの斜視図である。
ステイプル処理された冊子SAの後端部は、回動する排出ベルト317に固定された排出爪318により中間スタッカ313上を斜め上方に搬送され、平綴じ排出部の排紙ローラ319によって排出され、メイン排紙トレイ302上に載置される。
〈テープバインダ機能〉
テープバインダ機能が設定されると、用紙後端突当部材314が中間スタッカ313面から待避する。中間スタッカ313上に積載され、用紙後端突当部材314による用紙後端整合と、用紙幅整合部材315による用紙幅整合とにより位置決めされた用紙束は、用紙束グリップ搬送部材321により把持されて中間スタッカ322上を斜め下方に配置された背面部突当部材323に向かって進行する。
背面部突当部材323の突当面には、予め接着テープ324が当接して待機している。中間スタッカ322上を下降する用紙束の後端部は、背面部突当部材323に支持された接着テープ324に当接して停止する。
背面部突当部材323はテープ加熱手段325によって加熱されていて、接着テープ324の接着面は溶融されている。用紙束の背部は、接着テープ324の溶融状態の接着面に圧接して接着される。
接着テープ324の幅寸法は、用紙束の背部厚さより長く形成されている。用紙束の背部を接着した後、上下一対の押圧部材326が用紙束厚さ方向に移動して、接着テープ324の両端部を折り曲げて、用紙束の上下面に接着テープ324の溶融状態の接着面を圧接して接着して冊子SAを完成させる。図9(c)は、テープバインダ機能により作製された冊子SAの斜視図である。
テープバインダ処理の終了後、用紙束グリップ搬送部材321の把持及び押圧部材326の押圧が解除され、冊子SAの後端部は、回動する排出ベルト327に固定された排出爪328により中間スタッカ322上を斜め上方に搬送され、中間スタッカ313を経て、排紙ローラ319によって排出され、メイン排紙トレイ302上に載置される。
〈糊付け製本機能〉
平綴じ機FS3は、前述のテープバインダ機能の代わりに糊付け製本機能を配置する事も可能である。糊付け製本機能は、背面部突当部材323の近傍に回転する糊塗布ローラ、糊塗布ローラ移動手段、糊収納容器を配置したものである。
糊付け機能が設定されると、回転する糊塗布ローラに保持された溶融状態の糊が、用紙束グリップ搬送部材321により把持された用紙束の背面部に塗布されて接合され、冊子SAが作製される。
[画像形成装置システムの用紙収容枚数]
単葉折り機FS1には、各500枚のカバー用紙Kが2段の給紙皿131に収容される。中折り中綴じ機FS2は、最大30枚の用紙Sを中折り処理して表裏120ページの冊子SAを作製する。平綴じ機FS3は、最大100枚の用紙Sを平綴じ処理して冊子SAを作製する。
[画像形成システムの用途]
本発明の画像形成システムは、画像形成装置Aに対して、単葉折り機FS1、中折り中綴じ機FS2、平綴じ機FS3を任意に選択して接続する事により、穿孔、多種の折り処理、中綴じ、平綴じ、断裁処理等をあらゆる目的に対応して選択して処理する事が出来る。
[後処理装置の制御]
図11は画像形成装置Aと、単葉折り機FS1、中折り中綴じ機FS2、平綴じ機FS3の後処理装置とから構成された画像形成システムの制御を示すブロック図である。
単葉折り機FS1では、穿孔処理部140による穿孔処理と、単葉折り処理部160による中折り処理、Z折り処理、三つ折り処理、四つ折り処理等の各種の単葉折り処理とが実行される。
中折り中綴じ機FS2では、折り処理部230によって1枚から少数枚の用紙Sの中折り処理と三つ折り処理とが実行され、中綴じ処理部240によって中折りされた用紙束に中綴じ処理が実行され、冊子SAが作製される。
平綴じ機FS3では、積載された用紙束に平綴じ処理、テープバインダ処理、糊付け製本処理の何れかが実行され、冊子SAが作製される。
単葉折り機FS1、中折り中綴じ機FS2、平綴じ機FS3の用紙搬送路には、システムエラーや用紙搬送不良や綴じ針SPの詰まり等を検知する第1の異常検知手段180と、綴じ針SPの不足または皆無や、排紙トレイ内の用紙Sの満杯、穿孔機のパンチ屑の満杯等の後処理状態を検知する第2の異常検知手段170としてのアラーム手段が配置されている。本発明においては、第1の異常検知手段180と第2の異常検知手段170とを異常検知手段と総称する。
本発明の画像形成システムのうち、単葉折り機FS1の単葉折り処理部160が紙詰まり等の異常搬送トラブルで折り処理が実行不可能になった事を、第1の異常検知手段180が検知すると、その異常検知情報は、シリアル通信部10Aを介して第1の後処理制御手段100から主制御手段10に通報され、主制御手段10は、検知情報を表示手段8に表示するとともに、接続された複数の後処理装置の中から同一の後処理が可能な他の後処理装置、即ち、中折り中綴じ機FS2の折り処理部230を選択して切り換え、同一の後処理の中折り処理と三つ折り処理とを継続して代替実行可能に制御する。
ここで、第1の異常検知手段180は、紙詰まりやシステムエラー等の状態を検知する。後処理状況を検知する第2の異常検知手段であるアラーム手段170は、ステイプラの綴じ針SPの不足または皆無や、排紙トレイ内の用紙Sの満杯、穿孔機のパンチ屑の満杯等の状態を検知する。
中折り中綴じ機FS2の中綴じ処理部240でステイプラの打針機構が故障等により異常を発生した場合には、表示手段8に異常である旨を表示するとともに、複数の後処理装置の中から図示しない同一の後処理が可能な他の後処理装置を選択して切り換え、ジョブを中断することなく、同一の後処理を継続して実行する。
また、綴じ針SP等の消耗部材が所定量以下になった事を第2の異常検知手段であるアラーム手段170が検知した場合、複数の後処理装置の中から図示しない同一の後処理が可能な他の後処理装置を選択して切り換え、ジョブを中断することなく、同一の後処理を継続して実行し、ユーザが消耗部材の補充を行い、後処理装置が再稼働可能に復帰した事を後処理制御手段から主制御手段10に通報し、表示手段8に後処理が実行可能な待機装置として表示する。
消耗部材等の不足を検知する第2の異常検知手段であるアラーム手段170の検知情報、ステイプラの打針機構が故障や用紙搬送不良等の第1の異常検知手段180の検知情報は、シリアル通信部10Aを介して後処理制御手段から主制御手段10に通報され、主制御手段10は、検知情報を表示手段8に表示するとともに、複数の後処理装置の中から代替の後処理に移行して実行可能に制御する。
第2の異常検知手段であるアラーム手段170及び第1の異常検知手段180の検知情報により後処理制御手段によって後処理機能が切り離された後処理装置が、消耗部材の補充、異常作動の回復処置後に、再稼働可能となった事を後処理制御手段から主制御手段10に通報され、予め設定された優先順位内の適切な箇所に登録する。
図12は、同一の後処理機能による後処理装置の切り換え制御を示すフローチャートであり、図12(a)は、同一の後処理装置を接続した場合の切換処理と回復処理を示す。
ステップS101で印刷ジョブがスタートする。S102で第2の異常検知手段であるアラーム手段170又は第1の異常検知手段180により後処理装置からの異常発生通知があると、主制御手段10はS103で同一の後処理が実行可能な後処理装置への切換処理を行う。S104で後処理装置からの回復通知があると、S105において回復した後処理装置を表示手段8により再認識する。
図12(b)は、同一の後処理装置への切換処理(S103)の詳細を示すサブルーティンである。
S102において後処理装置からの異常発生通知があると、S106においてシリアル通信手段10Aを介して主制御手段10に異常発生通知が通報される。主制御手段10はS107において異常発生状態を表示手段8に表示する。主制御手段10はS108において接続された後処理装置のリストの中の異常発生した後処理装置の実行状態を無効化する。主制御手段10は接続された後処理装置のリストの中から異常発生した後処理装置と同一の後処理が可能な後処理装置を検索する。S110において同一の後処理が可能な代替の後処理装置が選択されると、S111において代替の後処理装置に切り換える。代替の後処理装置がない場合には、S112において画像形成装置ジョブを中断させる。
図12(c)は、回復した後処理装置の再確認処理(S105)の詳細を示すサブルーティンである。
S102において後処理装置からの異常回復通知があると、S113においてシリアル通信手段10Aを介して主制御手段10に異常回復通知が通報される。主制御手段10はS114において画像形成装置Aに接続された後処理装置のリストの中から回復した後処理装置と同一型番の無効メンバを検索する。S115において該当する無効メンバが見つかったら、S116において該当する無効メンバを有効化する。S117において画像形成ジョブの中断中か否かを確認し、ジョブが中断中であったら、S117において回復した後処理装置を用いてジョブを再開させる。
このようにして、画像形成装置Aに同一の後処理装置を複数台接続した場合、何れかの後処理装置に異常を発生した時、実行中の後処理装置の後処理を停止させ、同一の後処理を実行可能な他の後処理装置を検索して切り換え後処理を続行させる。異常を発生した後処理装置が回復されたならば、回復された後処理装置による後処理を再開させる。
図13は、複数の後処理装置の中から代替の後処理が可能な後処理装置への切り換えを制御するフローチャートであり、図13(a)は、優先順位を登録した場合の後処理装置又は後処理機能への切換処理と回復処理の制御を示す。
S201において入力手段7によって後処理機能の優先順位を予め登録しておく。S202において画像形成装置Aによる印刷ジョブが開始される。S203で第2の異常検知手段であるアラーム手段170又は第1の異常検知手段180により後処理装置からの異常発生通知があると、主制御手段10はS204で優先順位に基づく後処理装置の切り換えを行い、代替の後処理装置により後処理を続行させる。S205において異常発生した後処理装置の異常の回復が確認されると、S206において後処理装置の優先順位を回復させ、初期の優先順位によって後処理を続行させる。
図13(b)は、優先順位に基づく後処理装置の切り換え(S204)の制御を示すサブルーチンである。
S203において後処理装置での異常発生があると、S207においてシリアル通信手段10Aを介して主制御手段10に異常発生が通報される。主制御手段10はS208において異常発生状態を表示手段8に表示する。主制御手段10はS209においてnを1に設定し、S210において優先順位の登録件数をカウントしnと比較する。S211において優先順位nが有効か否かを判断し、S212において優先順位nの後処理装置が稼働可能な状態である事を確認し、S213において代替の後処理装置に切り換える。S212において稼働可能な後処理装置がない場合には、S214において優先順位nを無効化して次の優先順位について判断する。S210において優先順位の登録件数中に該当する後処理装置がない場合には、S215において画像形成装置ジョブを中断させる。
図13(c)は、後処理装置の回復に伴う優先順位回復(S206)の制御を示すサブルーティンである。
S205において後処理装置からの異常回復通知があると、S216においてシリアル通信手段10Aを介して主制御手段10に異常回復通知が通報される。主制御手段10はS217においてnを1に設定し、S218において優先順位の登録件数をカウントし、nと比較する。S219において優先順位nが無効か否かを判断する。無効と判断された場合には、S220において異常から回復した後処理装置と優先順位nの登録内容とが一致しているかを確認する。S220で一致が確認されたとき、S221において優先順位nの後処理機能を有効化する。S222で画像形成及び後処理のジョブが中断中であったなら、S223において回復した後処理装置を用いてジョブを再開させる。
このようにして、画像形成装置Aに異なる後処理装置を複数台接続した場合、何れかの後処理装置に異常を発生した時、実行中の後処理装置の後処理を停止させ、他の代替可能な後処理装置を予め設定された優先順位に基づいて切り換え後処理を続行させる。異常を発生した後処理装置が回復されたなら、実行中の後処理よりも優先順位nが高い場合には(S224)、回復された後処理装置による後処理に再び切り換える(S225)。
図14(a)は入力手段による優先順位入力を表示するタッチパネル式の入力手段7、表示手段8の正面図である。
入力手段7により「優先順位入力」を選択すると、優先順位画面が現れる。優先順位1〜10を選んでから機能A〜Fの中から、例えば「B:パンチ」と「E:Z折り」とを選択入力すると、順位のうち「2:パンチ+Z折り」の機能が選択表示される。
図14(b)は、出力手段による排紙状況を示す入力手段7、表示手段8の正面図である。
「1:ステイプル+Z折り」の後処理実行中、例えば83部が作製された時点で、異常検知情報が通報されると、主制御手段10は、図14(a)において予め設定された優先順位の高い「2:パンチ+Z折り」に切り換えて後処理を続行する。
本発明の画像形成システムにより、各種規模のオフィス、軽印刷業、データセンタにおいて、多目的の後処理を高速に大量出力する高度なパブリッシング・オン・デマンドが達成される。
なお、本発明の実施の形態では、画像形成装置Aに接続される後処理装置として、単葉折り機FS1、中折り中綴じ機FS2、平折り機FS3について説明したが、画像形成システムの後処理装置はこれらに限定されるものではなく、例えば、中折り中綴じ平折り機、糊付け製本機、小口断裁機、Z折り穿孔機、表紙くるみ製本機、封緘機等にも適用可能である。更に、画像形成装置Aに同一の後処理装置を複数台接続した画像形成システムにも適用可能ある。更に、同一の後処理装置を複数台接続した画像形成システムにも適用可能である。
また、本発明の実施の形態では、複写機に接続した後処理装置について説明したが、軽印刷機、プリンタ、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に接続して使用する後処理装置にも適用可能である。
画像形成装置、後処理装置、大容量給紙装置から成る画像形成システムの模式図。 画像形成装置、自動原稿送り装置、単葉折り機、大容量給紙装置から成る画像形成システムの全体構成図。 単葉折り機の全体構成図。 各種後処理後の用紙の斜視図。 中折り中綴じ機の用紙搬送工程を示す模式図。 中折り中綴じ機の正面図。 中折り中綴じ機の右側面図。 中折り中綴じ機の左側面図。 中折り処理、中綴じ処理された冊子の斜視図、ステイプル処理された冊子の斜視図、テープバインダ機能により作製された冊子の斜視図。 平綴じ機の正面図。 画像形成システムの制御を示すブロック図。 同一の後処理機能による後処理装置の切り換え制御を示すフローチャート。 複数の後処理装置の中から代替の後処理が可能な後処理装置への切り換えを制御するフローチャート。 入力手段の表示手段、及び出力手段の表示手段の正面図。
符号の説明
7 入力手段(操作パネル)
8 表示手段
10 主制御手段
10A シリアル通信部
100,200,300 後処理制御手段
160 単葉折り処理部
170 第2の異常検知手段(アラーム手段)
180 第1の異常検知手段
230 折り処理部
240 中綴じ処理部
250 断裁手段
302 メイン排紙トレイ
A 画像形成装置
FS1 第1の後処理装置(単葉折り機)
FS2 第2の後処理装置(中折り中綴じ機)
FS3 第3の後処理装置(平綴じ機)

Claims (7)

  1. 画像形成装置と、該画像形成装置に接続され、同一の後処理、又は代替の後処理を実行可能な少なくとも2つの後処理装置を含む複数の後処理装置と、を有する画像形成システムであって、
    前記複数の後処理装置には、それぞれの後処理装置の異常を検知する異常検知手段が設けられ、
    前記複数の後処理装置において前記異常検知手段により異常が検知された場合、異常が検知された後処理装置と同一の後処理、又は代替の後処理の実行が可能な他の後処理装置を選択して後処理の実行を切り換え、異常が検知された後処理装置と同一の後処理、又は代替の後処理を継続して実行するように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御手段は、前記異常検知手段の検知情報に基づき異常が検知された後処理装置の後処理の実行を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記制御手段は、前記後処理装置の後処理の実行が禁止された後に復帰した場合は、実行可能である旨を表示手段に表示することを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記後処理装置の異常を表示する表示手段が設けられ、前記制御手段は、前記異常検知手段の検知情報に基づき、後処理装置の異常を表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 前記表示手段に用紙の排出状況を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成システム。
  6. 前記代替の後処理は、予め登録された後処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  7. 前記代替の後処理は、予め登録された優先順位により決定される後処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
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