JP2011111270A - 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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裕之 小西
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Abstract

【課題】排紙トレイ上に積載された出力物の中から、ジョブの実行が未完成の出力物をユーザが明確に識別できるようにすること。
【解決手段】用紙に画像を形成する画像形成装置100と、用紙を排紙トレイ上に排出する排出部(排紙部304,406等)を有する後処理装置200と、を備え、画像形成装置100は、ジョブの実行中止を指示するための操作表示部107と、ジョブの実行中に操作表示部107を介してジョブの実行中止が指示されたとき、ジョブの実行が未完成であることを示す未完成用紙を、ジョブが実行されて排紙トレイ上に排出されている用紙の上へ積載するように制御するCPU101と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成システム、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来より、用紙に画像形成を行い、当該画像形成された用紙に後処理を実行する画像形成システムが知られている。画像形成システムでは、画像形成された用紙に対して、パンチ処理、折り処理、製本処理等が実行される。このような後処理が用紙に対して実行されると、用紙又は用紙束が排紙トレイに積載される(以下、排紙トレイに積載された用紙又は用紙束を「出力物」と記す)。
画像形成システムにおいては、ジョブの実行中にジャム等によるトラブルが発生し、ジョブの実行が途中で停止(ジョブキャンセル)される場合がある。ジョブキャンセルされると、ユーザは、ジョブキャンセル時に画像形成中であった未完成の用紙束を取り除くための作業等を行う必要がある。このため、ジョブキャンセルされた場合に、ユーザが行う作業負担を軽減する技術が開発されている。
例えば、ジョブ実行停止(ジョブキャンセル)が指示されたとき、スタッカ手段に積載された記録紙の枚数が予め定められた所定の枚数より少ない場合はステイプル処理を実行せずに記録紙を排出し、所定の枚数より多い場合は、ステイプル処理を実行して排出する技術が知られている。これにより、ユーザは、後処理装置のドアを開いて積載されている記録紙を取り出す手間を省くことができる(例えば、特許文献1参照)。
また、用紙の積載が途中で中止(ジョブキャンセル)された場合、積載された用紙の枚数が所定の枚数に到達していなくとも、綴じ、折り、排出の処理を行うことにより、ユーザが用紙を除去する際に、それらの用紙がばらけてしまうといったことを防止する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、ジョブ出力が途中停止(ジョブキャンセル)した際の排紙部にある用紙が取り除かれた際に、警告することで、ユーザが未完成用紙をそのまま回収するのを未然に防止することができる技術も知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2007−55792号公報 特開2000−177917号公報 特開2002−40883号公報
トラブルによりジョブ実行の途中でジョブキャンセルがされた場合、トラブルが発生するまでの間に、既に排出トレイに排紙された用紙又は用紙束は、ジョブの実行が未完成の状態である(以下、ジョブの実行が未完成の用紙と用紙束とを総称して「未完成の出力物」と記す)。そうすると、ジョブの実行が完成された出力物(以下、完成出力物)と、未完成の出力物とが排紙トレイ上に混在して積載されることとなる。このため、ユーザは、完成出力物と未完成の出力物とを明確に識別できないという問題があった。
また、上記特許文献には、排紙トレイ上に積載された出力物の中から、未完成の出力物をユーザが明確に識別することができる技術は記載されていない。
本発明の課題は、排紙トレイ上に積載された出力物の中から、ジョブの実行が未完成の出力物をユーザが明確に識別できるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像形成システムは、
用紙に画像を形成する画像形成装置と、
前記用紙を排紙トレイ上に排出する排出部を有する後処理装置と、を備え、
前記画像形成装置は、
ジョブの実行中止を指示するための操作部と、
ジョブの実行中に前記操作部を介して前記ジョブの実行中止が指示されたとき、前記ジョブの実行が未完成であることを示す未完成用紙を、前記ジョブが実行されて前記排紙トレイ上に排出されている用紙の上へ積載するように制御する制御部と、
を備える。
請求項10に記載の発明の画像形成システムは、
用紙に画像形成する画像形成装置と、
前記用紙を排紙トレイ上に排出する排出部を有する後処理装置と、を備え、
前記画像形成装置は、
ジョブの実行中止を指示するための操作部と、
ジョブの実行中に前記操作部により前記ジョブの実行中止が指示されたときに、前記ジョブの実行が未完成であることを示す未完成用紙に対して、前記ジョブで実行される後処理とは異なる後処理を前記後処理装置に実行させ、当該異なる後処理が実行された未完成用紙を、前記ジョブが実行されて前記排紙トレイ上に排出されている用紙の上へ積載するように制御する制御部と、
を備える。
請求項19に記載の発明の画像形成装置は、
用紙に画像形成し、当該画像形成された用紙を排出する排出部を有する画像形成装置において、
ジョブの実行中止を指示するための操作部と、
ジョブの実行中に前記操作部を介して前記ジョブの実行中止が指示されたときに、前記ジョブの実行が未完成であることを示す未完成用紙を、前記ジョブが実行されて前記排出部から排出された用紙に引き続き排出するように制御する制御部と、
を備える。
請求項23に記載の発明のプログラムは、
用紙に画像形成し、当該画像形成された用紙を排出する排出部を有する画像形成装置を制御するプログラムであって、
ジョブの実行中に前記ジョブの実行中止が指示されたときに、前記ジョブの実行が未完成であることを示す未完成用紙を、前記ジョブが実行されて前記排出部から排出された用紙に引き続き排出するように制御する。
本発明によれば、排紙トレイ上に積載された出力物の中から、ジョブの実行が未完成の状態である出力物をユーザが明確に識別することができる。
本発明に係る画像形成システムの構成を示す図である。 画像形成システムの制御ブロック図を示す図である。 中綴じ機における処理工程の用紙搬送を示す模式図である。 中綴じ機の正面図を示す図である。 中綴じ機の右側面図を示す図である。 中綴じ機の左側面図を示す図である。 断裁ユニット近傍の断面図を示す図である。 断裁ユニットの近傍の側面図を示す図である。 第1の処理を示すフローチャートである。 第2の処理を示すフローチャートである。 第3の処理を示すフローチャートである。 出力停止状態及び継続選択画面を示す図である。 (A)は、ジョブの実行された用紙が排紙トレイに積載された状態を示した図である。(B)は、未完成用紙がジョブの実行された用紙の上部に積載された状態を示す図である。 第4の処理を示すフローチャートである。 ジョブとは異なるサイズの用紙出力処理を示すフローチャートである。 (A)は、用紙情報を示す図である。(B)は、ジョブの実行される用紙とサイズ又は長さが異なる未完成用紙がジョブの実行された用紙の上部に積載された状態を示す図である。 第5の処理を示すフローチャートである。 ジョブとは異なる後処理の用紙出力処理を示すフローチャートである。 後処理方法の変更決定処理を示すフローチャートである。 (A)は、ジョブの実行された用紙が排紙トレイに積載された状態を示す図である。(B)は、パンチ穴が空けられた未完成用紙がジョブの実行された用紙の上部に積載された状態を示す図である。(C)は、折り処理が実行された未完成用紙がジョブの実行された用紙の上部に積載された状態を示す図である。 第6の処理を示すフローチャートである。 ジョブとは異なる製本処理を示すフローチャートである。 製本処理方法の変更決定処理を示すフローチャートである。 (A)は、ジョブにおいて2点打ちステイプル平綴じ製本処理が実行された用紙束が排紙トレイに積載された状態を示す図である。(B)は、1点斜め打ちステイプル平綴じ製本処理が実行された未完成用紙束がジョブの実行された用紙束の上部に積載された状態を示す図である。(C)は、通常のジョブでは実行しない製本処理が実行された未完成用紙束がジョブの実行された用紙束の上部に積載された状態を示す図である。 第7の処理を示すフローチャートである。 (A)は、ジョブにおいて2点打ちステイプル平綴じ製本処理が実行された用紙束が排紙トレイに積載された状態を示す図である。(B)は、ジョブが実行された用紙と、ジョブが実行された用紙とは異なるサイズの未完成用紙とを含む未完成用紙束がジョブの実行された用紙束の上部に積載された状態を示す図である。 第8の処理を示すフローチャートである。 ジョブとは異なる断裁処理1を示すフローチャートである。 ジョブとは異なる断裁処理2を示すフローチャートである。 (A)は、ジョブにおいて断裁処理が実行されなかったときの用紙束を示す図である。(B)は、未完成用紙束に断裁処理を実行したときの用紙束を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
まず、図1を参照して、本実施の形態における画像形成システム1を説明する。画像形成システム1は、POD(Print On Demand)形式(必要な時に必要な部数だけ用紙に画像形成する方式)に適用される画像形成システムである。POD形式では、例えば、画像形成システム1の他にも他の工程による処理が行われる。
画像形成システム1は、画像形成装置100と、後処理装置200と、を備えて構成される。画像形成装置100は、ジョブのジョブデータに基づいて、画像を用紙上に形成する。ジョブデータは、画像データを含むページデータやジョブを実行するための画像形成条件等の設定情報を含む。ジョブデータは、操作表示部107(図2参照)又は図示しないPCからネットワークを介して入力される。
後処理装置200は、画像形成装置100により画像形成された用紙に後処理を実行し、当該後処理が実行された用紙を排紙トレイ上に積載する装置である。後処理装置200は、パンチ・折り機300と、中綴じ機400と、くるみ製本機500と、平綴じ機600と、を備えて構成される。なお、後処理装置200による後処理は、ジョブデータに基づいて、パンチ・折り機300、中綴じ機400、くるみ製本機500及び平綴じ機600の少なくとも1つにより実行される。例えば、パンチ処理のみを実行する旨がジョブデータに設定されている場合は、パンチ・折り機300のパンチユニット302によりパンチ処理が実行され、当該パンチ処理の実行された用紙が排紙トレイ上に積載される。
パンチ・折り機300は、ペーパーインサータユニット301と、パンチユニット302と、折りユニット303と、を備えて構成される。
ペーパーインサータユニット301は、給紙トレイを備え、この給紙トレイにセットされた用紙を、パンチ・折り機300内の用紙のパスへ搬送する。その後、用紙は搬送経路(図示省略)を経てパンチユニット302や折りユニット303に搬送される。
パンチユニット302は、搬送経路(図示省略)を経て搬送された用紙に対して、所定位置にパンチ穴を開けるパンチ処理を行う。折りユニット303は、搬送経路を経て搬送された用紙に対して、中折り処理等の折り処理を行う。パンチ処理や折り処理された用紙は中綴じ機400へ搬送、又は排紙トレイ(図示省略)に排出(排紙)される。
中綴じ機400は、製本部としての中綴じユニット401と、断裁部としての断裁ユニット402と、排紙トレイ403と、を備えて構成される。
中綴じユニット401は、スタック部405に積載された用紙束に対して製本処理(中綴じ製本処理)を実行する。断裁ユニット402は、搬送経路を経て搬送された用紙に対して、用紙の搬送方向又は搬送方向と直交する方向の長さを指定サイズに切断する断裁処理を行う。断裁処理された用紙は、排紙トレイ403に排出される。中綴じユニット401で製本処理されない用紙は、搬送経路を経てくるみ製本機500に搬送される。
くるみ製本機500は、製本部としてのくるみ製本ユニット501と、断裁部としての断裁ユニット502と、排紙トレイ503と、を備えて構成される。
くるみ製本ユニット501は、用紙に対してくるみ製本処理を施す。断裁ユニット502は、くるみ製本ユニット501を経て搬送された用紙に対して、断裁処理を行う。断裁処理された用紙は、排紙トレイ503に排出される。くるみ製本ユニット501で製本処理されない用紙は、搬送経路を経て平綴じ機600に搬送される。
平綴じ機600は、製本部としての平綴じユニット601と、排紙トレイ602と、を備えて構成される。
平綴じユニット601は、用紙束に対して平綴じ製本処理を実行する。平綴じ製本処理された用紙束は、排紙トレイ602に載置される。
次に、図2を参照して、画像形成システム1の各装置の制御ブロック図について説明する。先ず、画像形成装置100の制御ブロック図について説明する。
図2に示すように、画像形成装置100は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)101と、記憶部としてのROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、格納部としての給紙部104と、画像読取部105と、画像形成部106と、操作部としての操作表示部107と、後処理機I/F(インターフェース)108と、を備えて構成される。以下、図1と同様の部分は同じ符号を付し、その詳細な説明を援用するものとし、異なる部分を主として説明する。
CPU101は、ROM102に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAM103に展開し、RAM103に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行し、画像形成装置100の各部を集中制御する。
具体的には、CPU101は、操作表示部107を介してジョブの実行中止が指示されたとき(ジョブキャンセルされたとき)、ジョブの実行が未完成である未完成用紙を、ジョブの実行された用紙の上部へ積載するように排出部(排出部304,406,504,604等)に排出させる。
ここで、排出部304,406,504,604を総称して排出部と記し、排紙トレイ403、503、602を総称して排紙トレイと記す。
ROM102は、CPU101により実行される各種プログラムを記憶する。RAM103は、揮発性のメモリであって、CPU101により実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有し、その情報を一時的に記憶する。
給紙部104は、各種用紙を格納する。給紙部104は、複数の給紙トレイを有する。画像読取部105は、ADF(Auto Document Feeder)やスキャナ等から構成され、原稿の画像を読み取り、画像データを生成する。
画像形成部106は、感光体ドラムやYMCKの4色トナーボトル等(図示省略)から構成される。具体的には、画像形成部106は、給紙部104から供給された用紙に対して、ジョブデータに基づいて電子写真プロセスによって用紙に画像を形成する。
操作表示部107は、LCD(Liquid Crystal Display)、当該LCDを覆うように設けられたタッチパネル、その他図示しない操作キー群から構成される。具体的には、操作表示部107は、ユーザからの指示を受け付けその操作信号をCPU101に出力する。また、操作表示部107は、CPU101から入力される表示信号に従って、各種操作指示や設定情報を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する。
後処理機インターフェース108は、後処理装置200と通信接続し、後処理装置200と各種情報の送受信を行う。
次に、パンチ・折り機300の制御ブロック図について説明する。図2に示すように、パンチ・折り機300は、ペーパーインサータユニット301と、パンチユニット302と、折りユニット303と、排紙部304と、CPU311と、ROM312と、RAM313と、センサ314と、入力部315と、負荷316と、出力部317と、本体インターフェース318と、後段インターフェース319と、を備えて構成される。
排紙部304は、用紙を排紙トレイに排出するため機能を有する。排紙部304は、例えば、排紙ローラやモータ等により構成される。CPU311、ROM312、RAM313は、それぞれ、CPU101、ROM102、RAM103と同様の機能を有する。センサ314は、パンチ・折り機300に備えられた各種センサである。入力部315は、センサ314からの入力信号を受け付け、当該入力信号をCPU311に出力する。
負荷316は、パンチ・折り機300の各部を駆動するためのモータ等により構成される。出力部317は、CPU311からの指令を負荷316に出力する。
本体インターフェース318は、画像形成装置100と通信接続し、画像形成装置100と各種情報の送受信を行う。後段インターフェース319は、中綴じ機400と通信接続し、中綴じ機400と各種情報の送受信を行う。
次に、中綴じ機400の制御ブロック図について説明する。図2に示すように、中綴じ機400は、中綴じユニット401と、断裁ユニット402と、折りユニット404と、スタック部405と、排紙部406と、CPU411と、ROM412と、RAM413と、センサ414と、入力部415と、負荷416と、出力部417と、前段インターフェース418と、後段インターフェース419と、を備えて構成される。
折りユニット404は、用紙に対して、中折り処理等の折り処理を行うユニットである。スタック部405は、画像形成された用紙を一時的に積載する。排紙部406、CPU411、ROM412、RAM413、センサ414、入力部415、負荷416、出力部417、前段インターフェース418、後段インターフェース419は、それぞれ、排紙部304、CPU101、ROM102、RAM103、センサ314、入力部315、負荷316、出力部317、本体インターフェース318、後段インターフェース319と同様の機能を有する。
次に、くるみ製本機500の制御ブロック図について説明する。図2に示すように、くるみ製本機500は、くるみ製本ユニット501と、断裁ユニット502と、スタック部503と、排紙部504と、CPU511と、ROM512と、RAM513と、センサ514と、入力部515と、負荷516と、出力部517と、前段インターフェース518と、後段インターフェース519と、を備えて構成される。
スタック部503、排紙部504、CPU511、ROM512、RAM513、センサ514、入力部515、負荷516、出力部517、前段インターフェース518、後段インターフェース519は、それぞれ、スタック部405、排紙部304、CPU101、ROM102、RAM103、センサ314、入力部315、負荷316、出力部317、本体インターフェース318、後段インターフェース319と同様の機能を有する。
次に、平綴じ機600の制御ブロック図について説明する。図2に示すように、平綴じ機600は、平綴じユニット601と、スタック部603と、排紙部604と、CPU611と、ROM612と、RAM613と、センサ614と、入力部615と、負荷616と、出力部617と、前段インターフェース618と、後段インターフェース619と、を備えて構成される。
スタック部603、排紙部604、CPU611、ROM612、RAM613、センサ614、入力部615、負荷616、出力部617、前段インターフェース618、後段インターフェース619は、それぞれ、スタック部405、排紙部304、CPU101、ROM102、RAM103、センサ314、入力部315、負荷316、出力部317、本体インターフェース318、後段インターフェース319と同様の機能を有する。
次に、図3〜図6を参照して、中綴じ機400における用紙Sの中折り処理、中綴じ処理、用紙束の断裁処理について説明する。なお、図3〜図6においては、中綴じ機400により後処理が実行され、排紙トレイ403に用紙が載置されるものとして説明する。
図3は中綴じ機400を示し、画像形成装置(図示せず)において、画像が形成された用紙を受け取り、用紙に対して中折り、中綴じ等を行う中綴じ機400における処理工程の用紙搬送を示す模式図、図4は中綴じ機400の正面図、図5は同右側面図、図6は同左側面図である。
最初に、用紙導入から折り処理前迄の用紙搬送工程を説明する。
中綴じ機400は、画像形成装置100(図示せず)から排出された用紙Sに対して後処理する装置であり、画像形成装置100から排出された用紙Sは、中綴じ機400の入口部11に導入されると、入口ローラ12により挟持され、搬送路切換手段G1の上方の搬送路r1又は下方の搬送路r2の何れかに搬送される(図4参照)。
〈ストレート排紙〉
搬送路r1に分岐された用紙Sは、搬送ローラ13A〜13Eにより挟持されて搬送され、搬送路切換手段G2の上方の搬送路r3又は下方の搬送路r4の何れかに搬送される(図4参照)。
上方の搬送路r3に進行した用紙Sは、排紙ローラ14によって排出され、用紙後処理装置(中綴じ機400)の上部に配置されたサブ排紙トレイ15上に積載される(図4参照)。
下方の搬送路r4に進行した用紙Sは、搬送ローラ16A〜16Dにより挟持されて搬送され、排紙ローラ17によって排出される(図4参照)。
〈第1直角偏向搬送〉
搬送路切換手段G1の下方の搬送路r2に搬送された用紙Sは、ほぼ垂直に下降し、所定位置に一時停止して収納される(図示しないスタック部405に収納される)。この停止位置において、後続の複数枚の用紙Sが重ね合わせられて収容される(図3及び図4参照)。
〈第2直角偏向搬送〉
収容された用紙Sは、搬送ローラ18A〜18Eと図示しない案内板によって図3の紙面に対して直角手前方向に偏向移動されて、中綴じ機400内部の前面側Bfに回り込む搬送路r5を用紙面を直立させた状態で通過し、所定位置に一時停止する(図3及び図4参照)。
〈第3直角偏向搬送〉
次に、用紙Sは搬送ローラ18Eによって垂直上方に搬送された後、水平方向に偏向され、搬送整合ベルト19、搬送ローラ20によって整合手段に向けて移動される(搬送路r6:図3及び図4参照)。
〈折り処理前の整合〉
整合手段は、搬送路r6の用紙搬送方向下流側に配置され、用紙先端部を当接させて位置決めする整合部材21と、用紙Sの後端部を押圧して移動させる移動可能な整合部材19Aとから成る。整合部材19Aは、搬送路r6の用紙搬送方向上流側に配置された搬送ローラ20により搬送された用紙Sの後端部を押圧して整合部材21まで移動させ、用紙先端部を整合部材21に当接させて用紙揃えを行う(図5参照)。
次に、中綴じ機400における用紙Sの中折り処理、中綴じ処理、用紙束の小口断裁処理を具体的に説明する。
〈中折り機構〉
搬送整合ベルト19の用紙搬送方向下流側には、折りユニット404が配置されている。折りユニット404は折りローラ31,32,33、第1折り板34、第2折り板35から構成されている(図5参照)。
〈二つ折り処理〉
折りユニット404に到達した1枚又は複数枚の用紙Sは、互いに逆方向に回転する折りローラ31,32、及び直進する第1折り板34によって挟持されて二つ折り処理が行われ、用紙搬送方向中央で用紙幅方向にわたって折り目a(図1参照)を形成する。二つ折り処理された用紙Sは後述の中折り処理の搬送路を通過して、排紙トレイ403に排出される。
〈中折り処理〉
折りローラ31,32、第1折り板34によって二つ折り処理が行われて折り目aを形成した用紙Sは、折りローラ31,32の逆回転によって、折りローラ31,32のニップ位置から離間されて元の水平搬送路に戻される。用紙Sは引き続き、回動する搬送ベルト36に固定された搬送爪36A(図4参照)によって、折り目aの延長線方向(図1参照)の搬送路r7に搬送され、中綴じユニット401に送り込まれる。
このように、折りユニット404は、1乃至3枚の少数枚の用紙Sを中折り処理して、折り目aをしっかり付け、逐次、中綴じユニット401に送り込む事により、折り目aの膨らみが少ない高品位の用紙束(製本物)SAを作製する事ができる。
〈中綴じ処理〉
折りユニット404において中折り処理された用紙Sは、搬送ベルト36及び図示しない案内手段によって搬送路r7方向に進行し、中綴じユニット401の鞍掛集積部材41上に載置される。後続の中折り処理された用紙Sも引き続き搬送路r7を通過して鞍掛集積部材41上に積載される。
鞍掛集積部材41は、ほぼ直交する2枚のガイド板から成り、装置本体に固定されている。鞍掛集積部材41の頂部近傍には、バネ付勢されて昇降可能な押圧部材41Aが受針機構44に支持された状態で配置されている(図6参照)。
押圧部材41Aの頂部は、上方にほぼ直角な凸形状をなし、その頂部稜線上に中折り処理された用紙Sの折り目aが載置される。
鞍掛集積部材41及び押圧部材41A上に載置された複数枚の用紙Sは、幅整合手段42によって位置揃えされる。
押圧部材41Aの上方には、打針機構43が固定配置されている。鞍掛集積部材41の内部には、押圧部材41Aと受針機構44が上下方向に移動可能に支持されている。
打針機構43と受針機構44とから成る二分割構造の綴じ手段は、用紙折り目方向に2組配置されている。操作表示部107において、中綴じ処理が設定されると、受針機構44が上昇して中綴じ処理を行う。即ち、2組の綴じ手段は押圧部材41A上の用紙束SAの折り目aに沿って、中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打針する(図3参照)。中折り処理、中綴じ処理された用紙束SAを図3の模式図に示す。
〈用紙束断裁処理〉
断裁ユニット402において中綴じ処理された用紙束SAは、用紙束搬送手段50の案内部材51に支持されて一点鎖線方向に揺動されて搬送ベルト52上に載置される。搬送ベルト52の回動により用紙束SAは斜め下方に搬送され、更に、傾斜状態に保持されて、回動する搬送ベルト53により移送されて所定位置に停止される。
その後、搬送ベルト53は揺動して水平状態になる。この水平状態になった搬送ベルト53上に載置された用紙束SAの小口(折り目の反対側の自由端部)は、用紙束SAの用紙枚数によって不揃いになっているから、断裁ユニット402により断裁して、小口を揃える。
断裁処理されて作製された用紙束SAは、逆回転する搬送ベルト53に載置され、搬送ベルト53に固定された可動整合部材54により用紙束SAの後端部が押圧された状態で搬送され、搬送ベルト53の先端部から図6の矢示方向に落下する。落下した用紙束SAは、回動する排出ベルト55により中綴じる機400の前面側Bfの外方に配置された排紙トレイ403に排出される。
次に、図7及び図8を参照して、ストッパ84及び小口押圧部材80の昇降駆動について説明する。図7は断裁ユニット402近傍の断面図、図8は断裁ユニット402近傍の側面図を示す。
図7は用紙束の小口eをストッパ84に突き当てた状態、図8は用紙束SAの小口近傍を押圧して断裁ユニット402により小口eを断裁する状態を示す。
小口押圧部材80及びストッパ84は、モータ(図示省略)により昇降駆動される。
ストッパ84は自重またはバネ付勢されて下降可能に支持されているが、用紙束SA
の先端部が通過した後、小口押圧部材80の下降に連動して下降して用紙束SAの上面に
当接して停止する。
ストッパ84と小口押圧部材80が下降されると、用紙束SAの小口近傍を押圧して用紙束SAを平板状に整形した後に、モータ(図示省略)の駆動によって、回転上刃91が回転しながら用紙束SAの幅方向に移動して、固定下刃92とにより用紙束SAの小口を断裁する。
次に、図9を参照して、画像形成装置100で実行される第1の処理について説明する。第1の処理は、ジョブの実行が中止(ジョブキャンセル)された場合に、ジョブの実行が未完成である内容を示す未完成情報を未完成用紙に画像形成し、当該画像形成された未完成用紙を、ジョブの実行された用紙の上部へ積載するように排出部に排出させる処理である。
例えば、操作表示部107を介して第1の処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、ROM102から読み出されて適宜RAM103に展開された第1のプログラムと、CPU101との協働により第1の処理が実行される。
先ず、出力が開始される(ステップS11)。具体的には、ジョブの実行が開始される。ステップS11の実行後、出力停止か否かが判別される(ステップS12)。例えば、ジャム等のエラーが発生し、ジョブの実行を緊急停止する旨の信号がCPU101により受信されたか否かに基づいて、本ステップの判別が行われる。また、本ステップの判別は、画像形成する用紙がない場合にジョブの実行を自動停止する旨の信号がCPU101により受信されたか否か、又はユーザによりジョブの実行を停止する旨の操作指示が入力され、当該操作入力された信号がCPU101により受信されたか否かに基づいて判別することとしてもよい。
ステップS12において、出力停止でないと判別された場合(ステップS12;NO)、後述するステップS17に移行される。ステップS12において、出力停止であると判別された場合(ステップS12;YES)、出力停止状態の表示及び継続選択画面の表示がされる(ステップS13)。具体的には、図12に示す表示画面121が操作表示部107に表示される。
ここで、図12を参照して、表示画面121について説明する。表示画面121は、出力停止状態表示部121Aと、継続選択画面表示部121Bと、を有する。出力停止状態表示部121Aは、ジョブの実行を停止(中止)するか否かを知らせるための表示部である。継続選択画面表示部121Bは、ジョブの実行を中止するか継続するかを選択するための表示部である。継続選択画面表示部121Bは、中止釦122と、継続釦123とを有する。中止釦122は、ジョブの実行を中止(キャンセル)するための釦である。継続釦123は、ジョブの実行を継続するための釦である。
図9に戻り、ステップS13の実行後、出力継続するか否かが判別される(ステップS14)。具体的には、継続選択画面表示部121Bにおいて、中止釦122又は継続釦123が押下されたか否かに基づいて、本ステップの判別が行われる。
ステップS14において、出力継続すると判別された場合(ステップS14;YES=継続)、出力が継続される(ステップS15)。すなわち、ジョブの実行が継続される。ステップS15の実行後、後述するステップS17に移行される。
ステップS14において、出力継続しないと判別された場合(ステップS14;NO=キャンセル)、未完成であることを示す用紙の印刷及び出力が実行される(ステップS16)。すなわち、用紙にジョブの実行が未完成であることを示す未完成情報が画像形成されて、当該画像形成された未完成用紙がジョブの実行された用紙の上部へ積載されるように排出部により排出される(排紙トレイに排出される)。例えば、図13(B)に示すように、未完成情報として未完成用紙に「×」印が画像形成され、「×」印の画像形成された用紙を未完成用紙として、既に排紙トレイ上に排出されている用紙の上へ積載されるように排紙トレイに排出される。
また、このとき、未完成情報として、ジョブキャンセルされたときの画像形成装置100におけるジョブの実行状態を示すステータス情報を画像形成することとしてもよい。例えば、100枚目の用紙の画像形成時にジョブキャンセルされ、100枚目の用紙が未完成用紙となった場合、100枚目の用紙に、「100枚目の用紙は、○○のトラブルによりジョブの実行が未完成である」とのステータス情報を未完成用紙に画像形成することとしてもよい。この場合、カウンタ(ジョブが実行された用紙の枚数をカウントするカウンタ)からカウント値が読み出され(例えば、「100」のカウント値が読み出され)、当該カウント値に基づくステータス情報が画像形成される。
ここで、図13について説明する。図13(A)は、ジョブが実行され、当該ジョブの実行された用紙が排紙トレイに積載された状態を示した図である。例えば、99枚目の用紙(「99」の画像が形成された用紙)までジョブの実行が完了した場合、図13(A)に示す状態となる。
図13(B)は、未完成用紙がジョブの実行された用紙の上部に積載された状態を示した図である。例えば、99枚目の用紙までジョブが実行された後にジョブキャンセルされ、100枚目の用紙が未完成用紙となった場合、×印が100枚目の用紙に画像形成される。そして、×印が画像形成された用紙(100枚目の用紙)が排紙トレイ上の用紙(ジョブが実行された99枚目までの用紙)の上部へ積載されるように排紙トレイに排出される。このとき、図13(B)に示す状態となる。
図9に戻り、ステップS16の実行後、出力終了か否かが判別される(ステップS17)。具体的には、ジョブが最終紙まで実行されたか否かに基づいて、本ステップの判別が行われる。ステップS17において、出力終了でないと判別された場合(ステップS17;NO)、ステップS12に移行される。ステップS17において、出力終了であると判別された場合(ステップS17;YES)、第1の処理は終了される。
次に、図10を参照して、画像形成装置100で実行される第2の処理について説明する。第2の処理は、ジョブの実行が中止された場合に、未完成情報を未完成用紙の両面に画像形成し、当該画像形成された未完成用紙を、ジョブの実行された用紙の上部へ積載するように排紙部に排出させる処理である。
図10及び図11については、用紙の片面に画像形成し、かつ、画像形成装置100により画像形成された用紙の面を下面にして用紙を排出トレイに排紙させるフェイスダウンモードを実行するジョブが実行されているものとして説明する。
例えば、操作表示部107を介して第2の処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、ROM102から読み出されて適宜RAM103に展開された第2のプログラムと、CPU101との協働により第2の処理が実行される。以下、第1の処理と異なる部分を主として説明する。
ステップS21〜25は、第1の処理のステップS11〜15と同様である。ステップS24において、出力継続しないと判別された場合(ステップS24;NO=キャンセル)、未完成であることを示す用紙の両面の印刷及び出力が実行される(ステップS26)。すなわち、未完成情報が用紙の両面に画像形成され、当該画像形成された未完成用紙がジョブの実行された用紙の上部へ積載されるように排紙トレイに排出される。ステップS27は、第1の処理のステップS17と同様である。
次に、図11を参照して、画像形成装置で実行される第3の処理について説明する。第3の処理は、ジョブの実行が中止された場合に、未完成情報を用紙に画像形成し、画像形成された面が上面になるように未完成用紙を排紙部に排出させる処理である。
例えば、操作表示部107を介して第3の処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、ROM102から読み出されて適宜RAM103に展開された第3のプログラムと、CPU101との協働により第3の処理が実行される。以下、第1の処理と異なる部分を主として説明する。
ステップS31〜S36は、第1の処理のステップS11〜S16と同様である。ステップS36の実行後、フェイスアップで排出される(ステップS37)。すなわち、未完成用紙に未完成情報が画像形成された面が上面となるように排紙トレイに排出される。ステップS38は、第1の処理のステップS17と同様である。
次に、図14を参照して、画像形成装置100で実行される第4の処理について説明する。第4の処理は、ジョブの実行が中止された場合に、ジョブが実行された用紙と異なるサイズの用紙を未完成用紙とし、当該未完成用紙を、ジョブの実行された用紙の上部へ積載するように排紙部に排出させる処理である。
例えば、操作表示部107を介して第4の処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、ROM102から読み出されて適宜RAM103に展開された第4のプログラムと、CPU101との協働により第4の処理が実行される。以下、第1の処理と異なる部分を主として説明する。
ステップS41〜45は、第1の処理のステップS11〜15と同様である。ステップ44において、出力継続しないと判別された場合(ステップS44;NO)、ジョブとは異なるサイズの用紙出力処理が実行される(ステップS46)。ステップS47は、第1の処理のステップS17と同様である。
次に、図15を参照して、第4の処理のステップS46で実行されるジョブとは異なるサイズの用紙出力処理について説明する。
先ず、ジョブの用紙の長さ・幅情報が取得される(ステップS51)。具体的には、図16(A)に示す用紙情報テーブルからジョブが実行される用紙の長さ・幅情報が取得される。用紙情報テーブルは、給紙部104の各トレイに格納されている用紙に関する情報が記憶されたテーブルである。用紙情報テーブルは、RAM103に記憶されている。具体的には、用紙情報テーブルは、図16(A)に示すように、用紙サイズ情報(名称、長さ、幅)と、紙種情報と、斤量情報と、色情報(図示省略)と、により構成される。
図15に戻り、ステップS51の実行後、トレイ1の情報が取得される(ステップS52)。具体的には、図16(A)に示すトレイ1の用紙情報(用紙サイズ情報、紙種情報、斤量情報等)が取得される。
ステップS52の実行後、ジョブで使用中のトレイであるか否かが判別される(ステップS53)。例えば、ジョブで使用中のトレイ(ジョブ実行の際に使用されるトレイ)が「トレイ1」であった場合、ジョブで使用中のトレイとトレイ1とは一致するので、トレイ1は、ジョブで使用中のトレイであると判別される。
ステップS53において、ジョブで使用中のトレイであると判別された場合(ステップS53;YES)、次のトレイがあるか否かが判別される(ステップS54)。具体的には、RAM103に記憶されている用紙情報テーブルが参照され、次のトレイ(トレイ2、トレイ3等)があるか否かが判別される。
ステップS54において、次のトレイがあると判別された場合(ステップS54;YES)、次のトレイの情報が取得される(ステップS55)。ステップS55の実行後、ステップS53に移行される。
ステップS54において、次のトレイがないと判別された場合(ステップS54;NO)、未完成であることを示す用紙の印刷及び出力が実行される(ステップS56)。ステップS56の実行後、第4の処理にリターンされ、ステップS47に移行される。
ステップS53において、ジョブで使用中のトレイでないと判別された場合(ステップS53;NO)、トレイに用紙があるか否かが判別される(ステップS57)。具体的には、「トレイ1」又はステップS55に示す「次のトレイ」に用紙があるか否かが判別される。
ステップS57において、トレイに用紙がないと判別された場合(ステップS57;NO)、ステップS54に移行される。ステップS57において、トレイに用紙があると判別された場合(ステップS57;YES)、ジョブの用紙とトレイの用紙とは長さが異なるか否かが判別される(ステップS58)。すなわち、ジョブの実行される用紙の長さと、ステップS52又はステップS55で取得されたトレイの情報における用紙の長さとに基づいて、本ステップの判別が行われる。
ステップS58において、ジョブの用紙とトレイの用紙とは長さが異なると判別された場合(ステップS58)、後述するステップS60に移行される。ステップS58において、ジョブの用紙とトレイの用紙とは長さが異ならないと判別された場合(ステップS58;NO)、ジョブの用紙とトレイの用紙とは幅が異なるか否かが判別される(ステップS59)。具体的には、ジョブの実行される用紙の幅と、ステップS52又はステップS55で取得された用紙の幅とに基づいて、本ステップの判別が行われる。
ステップS59において、ジョブの用紙とトレイの用紙とは幅が異ならないと判別された場合(ステップS59;NO)、ステップS54に移行される。ステップS59において、ジョブの用紙とトレイの用紙とは幅が異なると判別された場合(ステップS59;YES)、用紙がトレイから出力される(ステップS60)。すなわち、「トレイ1」又はステップS55に示す「次のトレイ」から用紙が未完成用紙として出力(搬送)される。そして、搬送された未完成用紙がジョブの実行された用紙の上部へ積載されるように排紙トレイに排出される。未完成用紙が排出されると、例えば、図16(B)に示す状態となる。ステップS60の実行後、第4の処理にリターンされ、ステップS47に移行される。
次に、図17を参照して、画像形成装置100で実行される第5の処理について説明する。第5の処理は、ジョブの実行が中止された場合に、ジョブで実行された後処理とは異なる後処理を用紙に実行し、当該異なる後処理の実行された未完成用紙を、ジョブの実行された用紙の上部へ積載するように排紙部に排出させる処理である。
例えば、操作表示部107を介して第5の処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、ROM102から読み出されて適宜RAM103に展開された第5のプログラムと、CPU101との協働により第5の処理が実行される。以下、第1の処理と異なる部分を主として説明する。
ステップS71〜75は、第1の処理のステップS11〜15と同様である。ステップ74において、出力継続しないと判別された場合(ステップS74;NO)、ジョブとは異なる後処理の用紙出力処理が実行される(ステップS76)。ステップS77は、第1の処理のステップS17と同様である。
次に、図18を参照して、第5の処理のステップS76で実行されるジョブとは異なる後処理の用紙出力処理について説明する。
先ず、ジョブの後処理情報が取得される(ステップ81)。ジョブの後処理情報は、ジョブで実行される後処理に関する情報(例えば、パンチ処理や製本処理等を実行する情報)である。ジョブの後処理情報はRAM103に記憶されている。
そして、後処理方法の変更決定処理が実行される(ステップS82)。ステップS82の実行後、変更された後処理が実施(実行)される(ステップS83)。具体的には、ジョブで実行される後処理とは異なる後処理が未完成用紙に実施(実行)され、当該後処理が実行された未完成用紙がジョブの実行された用紙の上部へ積載されるように排紙トレイに排出される。例えば、ジョブで後処理が何も実行されない場合(後処理なしの場合)、未完成用紙に対しては、ジョブが実行される用紙に対する後処理(後処理なし)とは異なる後処理(パンチ処理や折り処理)が実行される。
ここで、図20を参照して、ステップS83について説明する。図20(A)は、ジョブが実行された後、当該ジョブの実行された用紙が排紙トレイに積載された状態を示す図である。図20(B)は、パンチ穴が空けられた未完成用紙がジョブの実行された用紙の上部に積載された状態を示す図である。図20(C)は、折り処理が実行された未完成用紙がジョブの実行された用紙の上部に積載された状態を示す図である。
例えば、図20(A)に示すように、ジョブの実行された用紙に対しては後処理が実行されていない場合、図20(B)又は(C)に示すように、パンチ処理又は折り処理が未完成用紙に実行される。
図18に戻り、ステップS83の実行後、第5の処理にリターンされ、ステップS77に移行される。
次に、図19を参照して、ジョブとは異なる後処理のステップS82で実行される後処理方法の変更決定処理について説明する。
先ず、ジョブは後処理パンチがあるか否かが判別される(ステップS91)。具体的には、取得されたジョブの後処理情報に基づいて、ジョブが実行された用紙にパンチ処理が実行されたか否かが判別される。
ステップS91において、ジョブは後処理パンチがないと判別された場合(ステップS91;NO)、未完成用紙は後処理パンチありとなる(ステップS92)。すなわち、未完成用紙に後処理としてパンチ処理を実行する旨が設定される。この設定された情報に基づいて、ジョブとは異なる後処理の用紙出力処理のステップS83が実行される。ステップS92の実行後、ジョブとは異なる後処理の用紙出力処理にリターンされ、ステップS83に移行される。
ステップS91において、ジョブは後処理パンチがあると判別された場合(ステップS91;YES)、未完成用紙は後処理パンチなしとなる(ステップS93)。すなわち、未完成用紙に後処理としてパンチ処理は実行しない旨が設定される。この設定された情報に基づいて、ジョブとは異なる後処理の用紙出力処理のステップS83が実行される。ステップS93の実行後、ジョブとは異なる後処理の用紙出力処理にリターンされ、ステップS83に移行される。
次に、図21を参照して、第6の処理について説明する。第6の処理は、ジョブの実行が中止された場合に、ジョブで実行される製本処理とは異なる製本処理を実施(実行)し、当該異なる製本処理の実行された未完成用紙束を、ジョブの実行された用紙束の上部へ積載するように排紙部に排出させる処理である。
例えば、操作表示部107を介して第6の処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、ROM102から読み出されて適宜RAM103に展開された第6のプログラムと、CPU101との協働により第6の処理が実行される。以下、第1の処理と異なる部分を主として説明する。
ステップS101〜105は、第1の処理のステップS11〜15と同様である。ステップS104において、出力継続でないと判別された場合(ステップS104;NO)、ジョブとは異なる製本処理が実行される(ステップS106)。ステップS107は、第1の処理のステップS17と同様である。
次に、図22を参照して、第6の処理のステップS106で実行されるジョブとは異なる製本処理について説明する。
先ず、ジョブの後処理情報(製本処理情報)が取得される(ステップS111)。そして、製本処理方法の変更決定処理が実行される(ステップS112)。そして、変更された製本処理が実施、出力される(ステップS113)。すなわち、ジョブで実行される製本処理とは異なる製本処理が未完成用紙束に実施(実行)され、当該製本処理が実行された未完成用紙束がジョブの実行された用紙束の上部へ積載されるように排紙トレイに排出される。
ここで、図24を参照して、ステップS113の動作について説明する。図24(A)は、ジョブにおいて2点打ちステイプル平綴じ製本処理が実行された用紙束が排紙トレイに積載された状態を示す図である。図24(B)は、1点斜め打ちステイプル平綴じ製本処理が実行された未完成用紙束がジョブの実行された用紙束の上部に積載された状態を示す図である。図24(C)は、通常のジョブでは実行しない製本処理(ジョブでは実行しない製本処理)が実行された未完成用紙束がジョブの実行された用紙束の上部に積載された状態を示す図である。
例えば、図24(A)に示すように、ジョブにおいて2点打ちステイプル平綴じ製本処理が用紙束に実行されている場合、図24(B)又は(C)に示すように、2点打ちステイプル平綴じ製本処理とは異なる1点斜め打ちステイプル平綴じ製本処理又は通常のジョブでは実行しない製本処理が未完成用紙束に実行される。そして、製本処理の実行された未完成用紙束がジョブの実行された用紙束の上部に載置される。
次に、図23を参照して、第6の処理のステップS112で実行される製本処理方法の変更決定処理について説明する。
先ず、ジョブの後処理情報に基づいて、ジョブは2点ステイプル平綴じ製本であるか否かが判別される(ステップS121)。すなわち、ジョブで実行される製本処理は、2点打ちステイプル平綴じ製本処理であるか否かが判別される。ステップS121において、ジョブは2点ステイプル平綴じ製本でないと判別された場合(ステップS121;NO)、2点斜め打ち平綴じ製本に変更される(ステップS122)。すなわち、未完成用紙束に後処理として2点斜め打ち平綴じ製本処理を実行する旨が設定される。この設定された情報に基づいて、ジョブとは異なる製本処理の用紙出力処理のステップS113が実行される。ステップS122の実行後、ジョブとは異なる製本処理の用紙出力処理にリターンされ、ステップS113に移行される。
ステップS121において、ジョブは2点ステイプル平綴じ製本であると判別された場合(ステップS121;YES)、1点斜め打ちステイプル平綴じ製本に変更される(ステップS123)。すなわち、未完成用紙束に後処理として1点斜め打ちステイプル平綴じ製本処理を実行する旨が設定される。この設定された情報に基づいて、ジョブとは異なる製本処理の用紙出力処理のステップS113が実行される。ステップS123の実行後、ジョブとは異なる製本処理の用紙出力処理にリターンされ、ステップS113に移行される。
なお、製本方法の変更決定処理において、例えば、ジョブで実行される製本処理が1点斜め打ちステイプルによる平綴じ製本処理の場合は、未完成用紙束に対して2点打ちステイプルによる平綴じ製本処理を実行することとしてもよい。また、ジョブで実行される製本処理が1点平行打ちステイプルによる平綴じ製本処理の場合は、未完成用紙束に対して2点打ちステイプルによる平綴じ製本処理を実行することとしてもよい。ジョブで実行される製本処理が2点打ちステイプルによる中綴じ製本処理の場合は、未完成用紙束に対して1点打ちステイプルによる中綴じ製本処理を実行させることとしてもよい。
次に、図25を参照して、第7の処理について説明する。第7の処理は、ジョブの実行が中止された場合に、ジョブが実行された用紙と、ジョブが実行された用紙とは異なるサイズの未完成用紙とを含む未完成用紙束に対して製本処理(平綴じ製本、中綴じ製本、くるみ製本等)を実行し、当該製本処理が実行された未完成用紙束を、ジョブの実行された用紙束の上部へ積載するように排紙部に排出させる処理である。
例えば、操作表示部107を介して第7の処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、ROM102から読み出されて適宜RAM103に展開された第7のプログラムと、CPU101との協働により第7の処理が実行される。以下、第4の処理と異なる部分を主として説明する。
ステップS131〜136は、第4の処理のステップS41〜46と同様である。ステップS136の実行後、スタッカ内の用紙束とともに、製本処理が実施(実行)される(ステップS137)。すなわち、スタッカ(例えば、スタック部405)内に格納されている用紙束とともに、当該用紙束と異なるサイズの用紙が製本処理され、当該製本処理された用紙束がジョブの実行された用紙束の上部へ積載されるように排紙トレイに排出される。
ここで、図26を参照して、ステップS137の動作について説明する。図26(A)は、ジョブにおいて2点打ちステイプル平綴じ製本処理が実行された用紙束が排紙トレイに積載された状態を示す図である。図26(B)は、ジョブが実行された用紙と、ジョブの実行された用紙とは異なるサイズの未完成用紙とを含む未完成用紙束がジョブの実行された用紙束の上部に積載された状態を示す図である。
例えば、図26(A)に示すジョブにおいて用紙束に製本処理が実行された後、図26(B)に示すように、ジョブが実行された用紙と、ジョブが実行された用紙と異なるサイズの未完成用紙とを含む未完成用紙束が製本され、当該製本された未完成用紙束がジョブの実行された用紙束の上部へ積載される。
図25に戻り、ステップS138は、第2の処理のステップS47と同様である。
次に、図27を参照して、第8の処理について説明する。第8の処理は、ジョブの実行が中止された場合に、ジョブで実行された断裁処理とは異なる断裁処理を未完成用紙束に実施(実行)し、当該断裁処理された未完成用紙束を、ジョブの実行された用紙束の上部に積載するように排紙部に排出させる処理である。
例えば、操作表示部107を介して第8の処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、ROM102から読み出されて適宜RAM103に展開された第8のプログラムと、CPU101との協働により第8の処理が実行される。以下、第1の処理と異なる部分を主として説明する。
ステップS141〜S145は、第1の処理のステップS11〜S15と同様である。ステップS144において、出力継続しないと判別された場合(ステップS144;NO)、スタッカ内の用紙束とともに製本処理が実施される(ステップS146)。
そして、ジョブとは異なる断裁処理1又は2が実行される(ステップS147)。ステップS148は、第1の処理のステップS11と同様である。
次に、図28を参照して、第8の処理のステップS147で実行されるジョブとは異なる断裁処理1について説明する。
先ず、ジョブの後処理情報が取得される(ステップS151)。そして、後処理情報に基づいて、ジョブは断裁処理ありか否かが判別される(ステップS152)。ステップS152において、ジョブは断裁処理なしと判別された場合(ステップS152;YES)、断裁処理を実行する実行モードが断裁処理ありに変更され、断裁処理が実施(実行)され、出力される(ステップS153)。
ここで、図30を参照して、ステップS153の動作について説明する。図30(A)は、ジョブにおいて断裁処理が実行されなかったときの用紙束を示す図である。図30(B)は、未完成用紙束に断裁処理を実行したときの用紙束を示す図である。
例えば、図30(A)に示すように、ジョブが実行された用紙に対して断裁処理が実行されていない場合、図30(B)に示すように、未完成用紙束に断裁処理が実行され、当該断裁処理の実行された未完成用紙束がジョブの実行された用紙束の上部に積載される。
図28に戻り、ステップS153の実行後、第8の処理にリターンされ、ステップS148に移行される。
ステップS152において、ジョブは断裁処理ありと判別された場合(ステップS152;YES)、断裁処理なしに変更され、断裁処理なしで用紙が出力される(ステップS154)。ステップS154の実行後、第8の処理にリターンされ、ステップS148に移行される。
次に、図29を参照して、第8の処理のステップS147で実行されるジョブとは異なる断裁処理2について説明する。以下、ジョブとは異なる断裁処理1と異なる部分を主として説明する。
ステップS161〜163は、ジョブとは異なる断裁処理1のステップS151〜153と同様である。ステップS163の実行後、断裁量を変更して断裁処理が実施され、出力される(ステップS164)。すなわち、ジョブで実行される断裁量と異なる断裁量で断裁処理が実施され、当該断裁処理された未完成用紙束がジョブの実行された用紙束の上部に積載されるように排紙トレイに排出される。ステップS164の実行後、第8の処理にリターンされ、ステップS148に移行される。
以上、本実施の形態によれば、未完成用紙を、ジョブの実行された用紙の上部へ積載するように排出部に排出させる。具体的には、未完成情報が画像形成された未完成用紙を、ジョブの実行された用紙の上へ積載するように排出部に排出させる。例えば、99枚目の用紙までジョブが実行された後にジョブキャンセルされた場合、100枚目の用紙に「×」印(未完成情報)の画像形成を行い、ジョブが実行された99枚目までの用紙の上へ積載するように排出させる。このため、ユーザは、完成出力物(99枚の用紙)の上に積載された未完成用紙の「×」印を参照することで、排紙トレイに積載された出力物の中から、未完成の出力物(未完成用紙)を明確に識別することができる。
また、ユーザが未完成の出力物を明確に認識することができるので、未完成の出力物が次の工程(POD形式において、画像形成システム1で実行される工程の次の工程)に持ち込まれて処理されることを防ぐことができる。
また、未完成情報として、所定の記号(例えば、×印)又は、ステータス情報(例えば、「100枚目の用紙は、○○のトラブルによりジョブの実行が未完成である」との情報)を用紙に画像形成することができる。
また、用紙の片面に画像形成し、かつ、フェイスダウンモードを実行するジョブの場合であっても、両面に未完成情報の画像形成された未完成用紙が、ジョブの実行された用紙の上へ積載されるので、ユーザは、排紙トレイに積載された出力物の中から、未完成用紙を明確に識別することができる。
また、用紙の片面に画像形成し、かつ、フェイスダウンモードを実行するジョブの場合であっても、未完成情報の画像形成された面が上面の未完成用紙が、ジョブの実行された用紙の上へ積載されるので、ユーザは、排紙トレイに積載された出力物の中から、未完成用紙を明確に識別することができる。
また、ジョブの実行される用紙と異なる用紙(例えば、幅、又は長さの異なる用紙)である未完成用紙が、ジョブの実行された用紙の上へ積載されるので、ユーザは、排紙トレイに積載された出力物の中から、未完成用紙を明確に識別することができる。
また、未完成用紙に対して、ジョブで実行される後処理とは異なる後処理を実行し、当該異なる後処理の実行された未完成用紙が、ジョブの実行された用紙の上へ積載されるので、ユーザは、排紙トレイに積載された出力物の中から、未完成用紙を明確に識別することができる。
また、未完成用紙束に対して、ジョブで実行される製本処理とは異なる製本処理を実行し、当該異なる製本処理の実行された未完成用紙束が、ジョブの実行された用紙束の上へ積載されるので、ユーザは、排紙トレイ上に載置された出力物の中から、未完成の出力物(未完成用紙束)を明確に識別することができる。
また、ジョブが実行される用紙とはサイズ等が異なる未完成用紙を含む未完成用紙束が、ジョブの実行された用紙束の上へ積載されるので、ユーザは、排紙トレイ上に載置された出力物の中から、未完成用紙束を明確に識別することができる。
また、ジョブにおいて断裁処理が実行される場合は、未完成用紙束に対して断裁ユニット(例えば、断裁ユニット402)に断裁処理を実行させず、ジョブにおいて断裁処理が実行されない場合は、未完成用紙束に対して断裁ユニット402に断裁処理を実行させる。このため、ユーザは、排紙トレイ上に載置された出力物の中から、未完成用紙束を明確に識別することができる。
また、ジョブにおいて断裁処理が実行される場合は、ジョブで実行される断裁量と異なる断裁量で未完成用紙束に対して断裁ユニット402に断裁処理を実行させ、ジョブにおいて断裁処理が実行されない場合は、未完成用紙束に対して断裁ユニット402に断裁処理を実行させる。このため、ユーザは、排紙トレイ上に載置された出力物の中から、未完成用紙束を明確に識別することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成システム、画像形成装置及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、ジョブの実行された用紙が排出される向きと異なる向きで未完成用紙を排出することとしてもよい。例えば、ジョブの実行された用紙が縦向きで排出されていた場合(縦向きの用紙が排出される排紙トレイに排出されていた場合)は、未完成用紙を横向きで排出(横向きの用紙が排出されるトレイに排出)することとしてもよい。
また、ジョブの実行された用紙の排出された位置から所定距離分ずらして未完成用紙を排紙トレイに排出することとしてもよい。
また、画像形成装置100に排紙トレイを備え、当該排紙トレイに用紙を排出させる構成としてもよい。
その他、本実施の形態における、画像形成システム1の細部構造及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成システム
11 入口部
12 入口ローラ
13A-13E,16A-16D,18A-18E 搬送ローラ
14 排紙ローラ
15 サブ排紙トレイ
17 排紙ローラ
19 搬送整合ベルト
19A 整合部材
20 搬送ローラ
21 整合部材
31,32,33 ローラ
34 第1折り板
35 第2折り板
36 搬送ベルト
36A 搬送爪
41 鞍掛集積部材
41A 押圧部材
42 幅整合手段
43 打針機構
44 受針機構
50 用紙束搬送手段
51 案内部材
52,53 搬送ベルト
54 可動整合部材
55 排出ベルト
80 小口押圧部材
84 ストッパ
91 回転上刃
92 固定下刃
100 画像形成装置
104 給紙部
105 画像読取部
106 画像形成部
107 操作表示部
108 後処理機インターフェース
200 後処理装置
300 パンチ・折り機
301 ペーパーインサータユニット
302 パンチユニット
303 折りユニット
314,414,514,614 センサ
315,415,515,615 入力部
316,416,516,616 負荷
317,417,517,617 出力部
318 本体インターフェース
319 後段インターフェース
400 中綴じ機
401 中綴じユニット
402,502 断裁ユニット
403,503,602 排紙トレイ
404 折りユニット
405,503,603 スタック部
418,518,618 前段インターフェース
419,519,619 後段インターフェース
500 製本機
501 製本ユニット
600 平綴じ機
601 平綴じユニット

Claims (23)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記用紙を排紙トレイ上に排出する排出部を有する後処理装置と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    ジョブの実行中止を指示するための操作部と、
    ジョブの実行中に前記操作部を介して前記ジョブの実行中止が指示されたとき、前記ジョブの実行が未完成であることを示す未完成用紙を、前記ジョブが実行されて前記排紙トレイ上に排出されている用紙の上へ積載するように制御する制御部と、
    を備える画像形成システム。
  2. 前記制御部は、
    前記ジョブの実行が未完成である内容を示す未完成情報を前記未完成用紙に画像形成するように前記画像形成装置を制御する請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記制御部は、
    前記未完成情報として、前記ジョブの実行が未完成であることを示す所定の記号又は、前記ジョブの実行が中止されたときの前記画像形成装置における前記ジョブの実行状態を示すステータス情報を前記未完成用紙に画像形成するように前記画像形成装置を制御する請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御部は、
    前記用紙の片面に画像形成し、かつ、前記画像形成装置により画像形成された用紙の面を下面にして前記用紙を前記排出部に排出させるフェイスダウンモードを実行するジョブの場合、前記未完成情報を前記用紙の両面に画像形成するように前記画像形成装置を制御する請求項2又は3に記載の画像形成システム。
  5. 前記制御部は、
    前記用紙の片面に画像形成し、かつ、前記画像形成装置により画像形成された用紙の面を下面にして前記用紙を前記排出部に排出させるフェイスダウンモードを実行するジョブの場合、前記未完成情報が画像形成された面を上面にして前記未完成用紙を前記排紙トレイ上に排出させる請求項2又は3に記載の画像形成システム。
  6. 前記画像形成装置は、
    用紙を格納するための複数の格納部と、
    用紙に関する用紙情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記操作部により前記ジョブの実行停止が指示されたときに、前記記憶部に記憶された用紙情報に基づいて、前記ジョブが実行される用紙の用紙情報と、前記複数の格納部のうちの所定の格納部に格納された用紙の用紙情報とが異なるか否かを判別し、異なる場合に、当該所定の格納部に格納された用紙を前記未完成用紙とする請求項1に記載の画像形成システム。
  7. 前記用紙情報は、
    用紙のサイズ情報、色情報、紙種情報及び斤量情報の少なくとも1つからなる請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記制御部は、
    前記ジョブの実行される用紙のサイズ情報と前記所定の格納部に格納された用紙のサイズ情報とが異なる場合、前記所定の格納部に格納された用紙を前記未完成用紙とする請求項6又は7に記載の画像形成システム。
  9. 前記サイズ情報は、
    前記用紙の長さ情報と幅情報とを含み、
    前記制御部は、
    前記ジョブの実行される用紙の長さ情報及び幅情報の少なくとも1つと、前記所定の格納部に格納された用紙の長さ情報及び幅情報の少なくとも1つとが異なる場合、前記所定の格納部に格納された用紙を前記未完成用紙とする請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 用紙に画像形成する画像形成装置と、
    前記用紙を排紙トレイ上に排出する排出部を有する後処理装置と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    ジョブの実行中止を指示するための操作部と、
    ジョブの実行中に前記操作部により前記ジョブの実行中止が指示されたときに、前記ジョブの実行が未完成であることを示す未完成用紙に対して、前記ジョブで実行される後処理とは異なる後処理を前記後処理装置に実行させ、当該異なる後処理が実行された未完成用紙を、前記ジョブが実行されて前記排紙トレイ上に排出されている用紙の上へ積載するように制御する制御部と、
    を備える画像形成システム。
  11. 前記後処理は、
    パンチ処理、折り処理、平綴じ処理及び製本処理の少なくとも1つである請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記後処理装置は、
    前記画像形成装置により画像形成された用紙を積載するためのスタック部と、
    前記スタック部に積載された用紙束に製本処理を実行する製本部と、を備え、
    前記制御部は、
    ジョブの実行中に前記操作部により前記ジョブの実行中止が指示されたときに、前記未完成用紙を含む未完成用紙束に対して、前記ジョブで実行される製本処理とは異なる製本処理を前記製本部に実行させ、当該異なる製本処理が実行された未完成用紙束を、前記ジョブが実行されて前記排紙トレイ上に排出されている用紙束の上へ積載するように制御する請求項10又は11に記載の画像形成システム。
  13. 前記制御部は、
    前記ジョブで実行される製本処理が1点斜め打ちステイプルによる平綴じ製本処理の場合は、前記未完成用紙束に対して2点打ちステイプルによる平綴じ製本処理を前記製本部に実行させ、前記ジョブで実行される製本処理が1点平行打ちステイプルによる平綴じ製本処理の場合は、前記未完成用紙束に対して2点打ちステイプルによる平綴じ製本処理を前記製本処理に実行させ、前記ジョブで実行される製本処理が2点打ちステイプルによる平綴じ製本処理の場合は、前記未完成用紙束に対して1点斜め打ちステイプルによる製本処理を前記製本部に実行させ、前記ジョブで実行される製本処理が2点打ちステイプルによる中綴じ製本処理の場合は、前記未完成用紙束に対して1点打ちステイプルによる中綴じ製本処理を前記製本部に実行させる請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記制御部は、
    前記未完成用紙束に対して、前記ジョブで実行されない製本処理を前記製本部に実行させる請求項12に記載の画像形成システム。
  15. 前記画像形成装置は、
    用紙を格納する複数の格納部と、
    用紙に関する用紙情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、
    ジョブの実行中に前記操作部により前記ジョブの実行停止が指示されたときに、前記記憶部に記憶された用紙情報に基づいて、前記ジョブが実行される用紙の用紙情報と、前記複数の格納部のうちの所定の格納部に格納された用紙の用紙情報とが異なるか否かを判別し、異なる場合に、当該所定の格納部に格納された用紙を前記未完成用紙とし、前記未完成用紙を含む前記未完成用紙束に対して、前記ジョブで実行される製本処理とは異なる製本処理を前記製本部に実行させる請求項12に記載の画像形成システム。
  16. 前記制御部は、
    平綴じ製本、中綴じ製本、くるみ製本の少なくとも1つを前記製本部に実行させる請求項15に記載の画像形成システム。
  17. 前記後処理装置は、
    前記製本部により製本処理された用紙束を断裁処理するための断裁部を備え、
    前記制御部は、
    前記ジョブで前記断裁部により断裁処理が実行されるか否かを判別し、断裁処理が実行されると判別された場合は、前記未完成用紙束に対して前記断裁部に断裁処理を実行させず、断裁処理が実行されないと判別された場合は、前記未完成用紙束に対して前記断裁部に断裁処理を実行させる請求項12から16のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  18. 前記後処理装置は、
    前記製本部により製本処理された用紙束を断裁処理するための断裁部を備え、
    前記制御部は、
    前記ジョブで前記断裁部により断裁処理が実行されるか否かを判別し、断裁処理が実行されると判別された場合は、前記ジョブが実行される用紙束に対する断裁量と異なる断裁量の断裁処理を前記未完成用紙束に対して前記断裁部に実行させ、断裁処理が実行されないと判別された場合は、前記未完成用紙束に対して前記断裁部に断裁処理を実行させる請求項12から16のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  19. 用紙に画像形成し、当該画像形成された用紙を排出する排出部を有する画像形成装置において、
    ジョブの実行中止を指示するための操作部と、
    ジョブの実行中に前記操作部を介して前記ジョブの実行中止が指示されたときに、前記ジョブの実行が未完成であることを示す未完成用紙を、前記ジョブが実行されて前記排出部から排出された用紙に引き続き排出するように制御する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  20. 前記制御部は、
    前記ジョブの実行が未完成である内容を示す未完成情報を前記未完成用紙に画像形成するように制御する請求項19に記載の画像形成システム。
  21. 用紙を格納するための複数の格納部と、
    用紙に関する用紙情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、
    ジョブの実行中に前記操作部により前記ジョブの実行停止が指示されたときに、前記記憶部に記憶された用紙情報に基づいて、前記ジョブが実行された用紙の用紙情報と、前記複数の格納部のうちの所定の格納部に格納された用紙の用紙情報とが異なるか否かを判別し、異なる場合に、当該所定の格納部に格納された用紙を前記未完成用紙とする請求項19に記載の画像形成装置。
  22. 前記制御部は、
    前記ジョブが実行された用紙のサイズ情報と前記所定の格納部に格納された用紙のサイズ情報とが異なる場合、前記所定の格納部に格納された用紙を前記未完成用紙とする請求項21に記載の画像形成システム
  23. 用紙に画像形成し、当該画像形成された用紙を排出する排出部を有する画像形成装置を制御するプログラムであって、
    ジョブの実行中に前記ジョブの実行中止が指示されたときに、前記ジョブの実行が未完成であることを示す未完成用紙を、前記ジョブが実行されて前記排出部から排出された用紙に引き続き排出するように制御するプログラム。
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