JP2012153532A - シート処理装置、画像形成装置およびシート折り方法 - Google Patents

シート処理装置、画像形成装置およびシート折り方法 Download PDF

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昌吾 小澤
Hiroyuki Taguchi
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Abstract

【課題】従来の折増しユニットを有するシート処理装置よりも、さらに適切に折増し処理するシート処理装置、画像形成装置およびシート折り方法を提供する。
【解決手段】
実施形態のシート処理装置は、搬送されてきたシートを受け止めるスタッカと、スタッカへのシート搬送を検知するセンサと、スタッカに受け止められた複数枚のシートからなるシート束を折り曲げて折り目を形成する折りユニットと、折りユニットが形成した折り目を挟み込み、折り目の方向に沿って往復移動し、シート束の折り目を強化する折増しローラを有する折増しユニットと、センサが1頁枚目のシートの搬送を検知してから折増しユニットの往復移動を開始するまでの間における所定のタイミングまでの処理時間を計測し、この処理時間が予め設定された閾値を超える場合に、折増しローラの往復移動回数を増加する制御部と、を備えるシート処理装置。
【選択図】 図8

Description

本発明の実施の形態は、印刷されたシートの折り処理を行うシート処理装置、それを使用する画像形成装置、及びシート折り方法に関する。
複写機、プリンタ、複合機(MFP(Multi−Functional Peripheral))等の画像形成装置のシート搬送方向の下流側に設置され、印刷されたシートに対して穴あけ処理や綴じ処理等の処理を行うシート処理装置がある。シート処理装置は、穴あけ処理や綴じ処理の機能に加えて、シートの一部を折り曲げる折り処理の機能や、シートの中央部をステイプルで綴じた後に中央部でシートを折り曲げる中綴じ/中折り処理の機能を有する。中綴じ/中折り処理の機能は、印刷した複数のシートから冊子を製作する(製本する)ことができる。
中綴じ/中折り処理では、シート処理装置は、シートの中央部をステイプル等で綴じた後、綴じ部を折りローラと呼ばれる一対のローラでシートへ折り目をつけて折り曲げる。例えば、シート処理装置は、折りブレードと呼ばれる板状の部材をシート束の綴じ部に当て、上記の折りローラ対のニップ部に押し込んでシート束を折る。
しかしながら、シート束の折り部が折りローラのニップ部によって加圧される時間は少なく、また折り部の全体が折りローラのニップ部で同時に加圧されるため圧力が折り目全体に分散する。このため、折りローラによって形成された折り目は十分に圧力がかけられず、特にシートの枚数が多い場合や、シート束の中に厚手のシートが含まれているような場合には不完全な折り目となる場合がある。
この問題に対処するため、折増しローラを有する折増しユニットを有し、折りローラで形成された折り目を折増しローラで強化する技術がある。折増しローラは、例えば、シート束の折り目に沿って移動可能な1対のローラがある。折増しユニットは、折増しローラのニップ部でシート束の折り目を挟み込み、ニップ部に圧力を加えながら折増しローラを折り目に沿って移動させることによってシート束の折り目を強化する。折増しユニットの折増しローラは、通常、シート束の端部からやや離隔したホームポジションに待機する。折増し処理の際に、折増しローラは、ホームポジションから移動し、シート束の折り目に沿って往復移動し、折増し処理が終了すると再びホームポジションに戻る。
特に、1つのシート束に対する折増しローラの往復移動の回数(以下、折増し回数と呼ぶ)を複数回行う装置が特許文献1に開示されている。上記シート処理装置は、シート束に含まれるシートサイズやシートの種類(厚み)に応じて折増しローラの折増し回数を変更する。この装置は、折り増し回数をシートサイズやシートの種類(厚み)に応じて決定するため、実際には不十分な状態であっても折増し処理を完了し、シート束を排紙する。
特開2010−18440公報
本発明が解決しようとする課題は、従来の折増しユニットを有するシート処理装置よりも、さらに適切に折増し処理するシート処理装置、画像形成装置およびシート折り方法を提供することである。
上記目的を達成するために、実施形態のシート処理装置は、搬送されてきたシートを受け止めるスタッカと、スタッカへのシート搬送を検知するセンサと、スタッカに受け止められた複数枚のシートからなるシート束を折り曲げて折り目を形成する折りユニットと、折りユニットが形成した折り目を挟み込み、折り目の方向に沿って往復移動し、シート束の折り目を強化する折増しローラを有する折増しユニットと、センサが1枚目のシートの搬送を検知してから折増しユニットの往復移動を開始するまでの間における所定のタイミングまでの処理時間を計測し、この処理時間が予め設定された閾値を超える場合に、折増しローラの往復移動回数を増加する制御部と、を備える。
画像形成装置およびシート処理装置のハードウェア構成を説明するブロック図。 シート処理装置の構成を説明するための概略図。 折り増しユニットの全体構造を説明するための概略斜視図。 支持部を説明するための概略断面図。 ローラユニットの構造例を示す斜視外観図。 駆動部を説明するための概略図。 上ローラの上下駆動のメカニズムを説明するための概略図。 第1の実施の形態の折り増し回数処理を説明するフローチャート。 第2の実施の形態の折り増し回数処理を説明するための図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、画像形成装置およびシート処理装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。画像形成装置100は、制御部102と、記憶装置108と、通信インターフェース(通信I/F)110と、操作パネル112と、原稿を読み取るスキャナ部114と、画像を形成するプリンタ部(画像形成部)116を備える。画像形成装置100の各コンポーネントは、バス118を介して接続される。
制御部102は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ104と、メモリ106を有する。メモリ106は、例えば、半導体メモリであり、制御プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)と、プロセッサ104に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)を有する。制御部102は、ROMあるいは、記憶装置108に格納された各種プログラム等に基づいて、操作パネル112、スキャナ部114、プリンタ部116を制御する。制御部102は、画像データを補正、あるいは伸張する機能を有する。また、制御部102は、シート処理装置200の制御部202と通信する。
記憶装置108は、アプリケーションプログラムおよびOSを記憶する。アプリケーションプログラムは、コピー機能、プリント機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、ネットワークファイル機能といった複合機が有する機能を実行するプログラムを含む。アプリケーションプログラムは、更には、Webクライアント用のアプリケーション(Webブラウザ)やその他のアプリケーションを有する。
記憶装置108は、スキャナ部114で読取った原稿の画像データあるいは通信I/F110を介して取得した画像データ等を一時的に記憶する。更に、記憶装置108は、ソフトウェア更新、保護された電子ドキュメント、テキストデータ、アカウント情報、ポリシー情報等を適切に保存する。記憶装置108としては、例えば、ハードディスクドライブ等の磁気記憶装置、光学式記憶装置、半導体記憶装置(フラッシュ・メモリ等)またはこれら記憶装置の任意の組合せでもよい。
通信I/F110は、外部の機器と接続するインターフェースである。通信I/F110は、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線接続、光接続といったIEEE802.15、IEEE802.11、IEEE802.3、IEEE1284等の適切な無線または有線を介して外部機器と接続する。通信I/F110は、更に、USB規格の接続端子が接続されるUSB接続部やパラレルインタフェース等を含んでも良い。制御部102は、通信I/F110を介してユーザ端末やUSBデバイス、その他外部機器と通信する。
操作パネル112は、タッチパネル式の表示部と各種の操作キーとを有する。操作キーは、例えば、テンキー、リセットキー、ストップキー、スタートキー等を有する。表示部は、例えば、シートサイズ、コピー枚数、印刷濃度設定、あるいは仕上げ(綴じ、折り)等の印刷条件に関する指示項目を表示する。表示された項目の指示が、表示部から入力される。
スキャナ部114は、原稿を画像として読み取る内蔵された走査読取ユニットと、原稿載置台、読取位置へ原稿を搬送する自動原稿送り装置とを有する。スキャナ部114の走査読取ユニットは、原稿載置台あるいは自動原稿送り装置にセットされた原稿を読取る。
プリンタ部116は、公知の、例えば感光体ドラムを含む画像形成ユニットならびに例えばトナーによる現像ユニット等を備える。プリンタ部116は、これらユニットによりスキャナ部114で読取った原稿の画像データに対応する画像や、ユーザ端末から送られてきた画像データに対応する画像をシート上へ形成する。
シート処理装置200は、制御部202と、フィニッシャ部220と、サドルユニット部240を備える。制御部202は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ204、メモリ206を有する。メモリ206は、例えば、半導体メモリであり、制御プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)と、プロセッサ204に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)を有する。制御部202は、画像形成装置100の制御部102と通信する。制御部202は、制御部102から受信した情報や、ROM等に格納された各種プログラム等に基づいて、フィニッシャ部220、サドルユニット部240を制御する。また、本実施の形態のサドルユニット部240は、ステイプラ252、折りユニット258、折り増しユニット300を有する。
図2は、シート処理装置の構成を説明するための概略図である。
シート処理装置200は、画像形成装置100から排出されるシートを、操作パネル112からの入力指示やユーザ端末からの指示に従って処理する。シート処理装置200は、入口ローラ210、分岐部材212、フィニッシャ部220およびサドルユニット部240を有する。入口ローラ210は画像形成装置100から搬出されるシートをシート処理装置200へ搬入する。分岐部材212は、入口ローラ210が搬入したシートの搬送先を、図1に示す前記画像形成装置100の操作パネル112の表示部を介して入力された処理内容に従って、フィニッシャ部220あるいはサドルユニット部240へ切り替える。フィニッシャ部220は、例えば、シート束をソートしたりシート束の端部を綴じたりする。フィニッシャ部220は、例えば、特開2007−76862号公報の明細書および図面に記載された後処理装置でもよい。
サドルユニット部240は、シート束を綴じたり折ったりする。サドルユニット部240は、複数の搬送ローラ242、搬出ローラ244、搬出ローラセンサ245、積載部246、ステイプラ252、折りユニット258、折り増しユニット300、排出ローラ264およびシート束積載トレイ266を備える。搬送ローラ242は、シートを積載部246へ向けて搬送する。搬出ローラ244は、積載部246へシートを搬出する。搬出ローラセンサ245は、搬送されるシートを検知する。
積載部246は、スタックトレイ248と、スタッカ250と、センサ251とを有する。積載部246は、シートを一時的に立位で積載する。スタックトレイ248はシートの面を支持する。スタッカ250は、シートの下端を受け止める。スタッカ250は、立位で積載されるシートの下端を支持するとともに、搬送方向のシートの端部の位置を整合(縦整合)する。積載部246に積載されたシートは、シートの搬送方向に交差する方向であるシートの幅方向にも整合される。シートの幅方向の整合(横整合)については省略する。センサ251は、スタッカ250へシートが搬送されたことを検知する。
スタッカ250は、スタックトレイ248に沿って上下に移動する。スタッカ250は、ステイプラ252が綴じるシートの位置や、折りユニット258が折るシートの位置を調整する。本実施の形態では、一例として、シートを綴じる位置、および折る位置をシートの搬送方向の中央部分として説明する。
ステイプラ252は、シートの幅方向に複数(例えば、2つ)並んで配置される。ステイプラ252は、ステイプラヘッド254とアンビル256を有する。ステイプラヘッド254とアンビル256とがシート束を綴じる。
ステイプラ252がシート束を綴じると、スタッカ250は、シートの綴じられた位置が、折りユニット258が折る位置に来るように移動する。スタッカ250が停止すると、折りユニット258が折りを開始する。
折りユニット258は、折りプレート260と折りローラ対262を有する。折りプレート260は、シートの搬送の妨げとならない位置で待機する。折り目がつけられるべき位置が折りプレート260の前まで来ると、折りプレート260は、折りローラ対262に向かって移動する。折りプレート260の先端が、シート束を突いて、回転する折りローラ対262のニップ部へ向けて押す。折りローラ対262は、折りプレート260に押されたシートを挟圧搬送して折る。折りユニット258によって折り目が形成されたシート束は、さらにその下流側に設けられている折り増しユニット300に搬送される。
折り増しユニット300は、シート束の搬送方向と直交する方向(折り目の線に沿った方向)に折り目を加圧しながら移動し、折りユニット258が形成した折り目を強化する。折り増しユニット300については後述する。折り増しユニット300で折り目が強化されたシート束は、排出ローラ264によってシート束積載トレイ266へ排出される。
図3は折り増しユニット300の全体構造を説明するための概略斜視図である。折り増しユニット300は、支持部400、折り増しローラユニット500(以下、単にローラユニット500という)、駆動部600および検知部材560を有する。支持部400は、折り増しユニット300全体の構造部材の一部であり、ローラユニット500を折り目方向(シート束の搬送方向に交差する幅方向)にスライド可能に支持する。ローラユニット500は、上流にある折ローラ対262によって折られたシート束の折り目に沿って移動し、シート束の折り目を加圧してシート束の折り目を強化する。駆動部600は、駆動モータ602を有する。駆動部600は、ローラユニット500をシート束の折り目に沿って駆動する。検知部材560は、ローラユニット500がホームポジションにあるか否かを検知する。検知部材560は、例えば、マイクロセンサやマイクロアクチュエータであって良い。
図3および図4を用いて支持部400を説明する。図4は、支持部400を説明するための概略断面図である。支持部400は、フレーム402と、搬送ガイド414と、可撓性部材416、418および支持シャフト420を有する。
フレーム402は、天板404、左右の側板406、407、底板408、奥板410、シート束載置台412を有する。天板404は、長手方向に延びる支持孔405を有する。支持孔405は、図5に示すローラユニット500の上部に設けられた姿勢保持用の支持ローラ528を摺動自在に保持する。側板406、407は、支持シャフト420を支持する。支持シャフト420は、ローラユニット500を摺動自在に支持する。支持シャフト420は、後述する、ローラユニット500の貫通孔512に挿入される。ローラユニット500の位置(移動方向の位置変化を除く)と3軸の姿勢は、支持シャフト420と貫通孔512、及び支持孔405と支持ローラ528によって規制され、ローラユニット500の移動中も一定に保持される。
搬送ガイド414は、側板406、407の間に配置される。搬送ガイド414は、底板415を有する。底板415には、可撓性部材416が取り付けられる。可撓性部材416は、例えば、フィルム状のポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂部材で形成される帯状の部材である。可撓性部材416の下方には、可撓性部材418およびシート載置台412がある。可撓性部材418は、可撓性部材416と対向するようにシート載置台412に取り付けられる。
シート束Pの折り目が、強化される際には、シート束Pの折り目は、図4に示すように、可撓性部材416、418の間の折り増し位置(折り増しローラ502にニップされる位置)に位置する。すなわち、後述する折り増しローラ502(上ローラ503及び下ローラ504)は、可撓性部材416、418を介して、シート束Pの折り目を加圧し、折り目を強化する。可撓性部材416、418を介することによって、折り目やその近傍に対する傷やしわの発生が防止される。
次に、シート束を上記折り増し位置へ搬送する制御について説明する。支持部400は、シート束検知センサ422を有する。本実施の形態では、シート束検知センサ422はシート載置台412に配置される。シート束検知センサ422は、例えば、マイクロセンサやマイクロアクチュエータであって良い。シート束の搬送方向の駆動は、折りローラ対262を回転させる折りローラモータ(不図示)が行う。制御部202は、折りローラモータの回転速度や回転量を制御することによってシート束の搬送を制御する。すなわち、制御部202は、シート束検知センサ422が出力する、シート束の折り目を検知したことを示す信号に基づき、折りローラモータの回転を制御して折り増し位置でシート束を停止する。例えば、制御部202は、シート束検知センサ422からシート束検知を示す信号を受け取ると、所定パルス数、折りローラモータを駆動した後、折りローラモータを停止することで、シート束を折り増し位置で停止する。
次に、ローラユニット500の構造について説明する。図5は、ローラユニット500の構造例を示す斜視外観図であり、シート束の搬送方向(図3の矢印A方向)から見た図である。
ローラユニット500は折り増しローラ502を内蔵する。ローラユニット500は、ユニット支持部510とユニットフレーム520とを有する。ユニット支持部510は、支持シャフト420が挿入される貫通孔512と、後述する駆動部600のユニット駆動ベルトと接続する接続部514を有する。ユニット支持部510の上方には、ユニットフレーム520が取り付けられる。
ユニットフレーム520は、折り増しローラ502を有する。ユニットフレーム520は、上部フレーム522と、下部フレーム524と、上部フレーム522および下部フレーム524を固定するフレーム板526と、上リンク部材530と、下リンク部材540とを有する。また、ユニットフレーム520は、ローラユニット500の姿勢保持用の支持ローラ528を有する。
上リンク部材530は、上リンクシャフト531を介して上部フレーム522へ回動自在に取り付けられる。下リンク部材540は、下部フレーム524の側面に、下部フレーム524に固定された下リンクシャフト541(図3参照)を介して回動自在に取り付けられる。上リンク部材530および下リンク部材540は、バネ550によってバネ結合される。バネ550の一端は上リンク部材530のフック孔532に係止され、バネ550の他端は下リンク部材540の切欠部542に係止される。図5では、バネ550の他端が切欠部542からはずされた自由状態のバネ550を示すが、実際にバネ550の他端が切欠部542に係止された状態では、上リンク部材530と下リンク部材540との間にバネ550の引っ張り力が印加される。
上リンク部材530は、折り増しローラ502の一方である上ローラ503を回転自在に軸支する。上ローラ503の上ローラ軸は、上リンク部材530に固定される。上部フレーム522は、中空部を有し、この中空部に上リンク部材530が軸支する上ローラ503を収容する。ローラユニット500がホームポジションに位置する場合、上ローラ503は、下ローラ504と離れた位置にある。上リンク部材530は、ローラユニット500がホームポジションから離れて移動を開始すると、バネ550に引っ張られて上リンクシャフト531周りに下方に回り始める。これにより、上リンク部材530に回転自在に取り付けられている上ローラ503が下降する。上ローラ503は、下ローラ504と離れた位置から下ローラ504と接する位置まで移動する。
上リンク部材530は、折り増し処理時に、搬送ガイド414を下方へ押さえつける搬送ガイドローラ534を有する。搬送ガイドローラ534は、ローラユニット500がホームポジションを離れると、上ローラ503と同様に下降し、搬送ガイド414の底板415を上から押圧する(図4参照)。搬送ガイドローラ534の下降は、後述する上ローラ503の下降と同じメカニズムによって実現する。搬送ガイド414は、シート束の横ずれを防止する。
一方、下部フレーム524は、上部フレーム522と同じく中空部を有し、この中空部に折り増しローラ502の他方である下ローラ504を収容する。下部フレーム524は、下ローラ504を回転自在に軸支する。下ローラ504の回転軸は、下部フレーム524に固定される(即ち、ユニットフレーム520に固定される)。したがって、ローラユニット500が移動する場合であっても、下ローラ504の高さ方向(あるいは、シート束の厚さ方向)の位置は変化しない。本実施の形態では、下ローラ504の上端の位置は、可撓性部材418の位置とほぼ等しい位置に調整される。したがって、ローラユニット500が移動する場合、下ローラ504は、可撓性部材418の下面に接しながら回転する(図4参照)。
また、図3に示すように、下リンク部材540は、自由回転するガイドローラ544を有する。ガイドローラ544は、上ローラ503の上下動作させるための構成の一部である。上ローラ503の上下動作については後述する。
上ローラ503と下ローラ504との間には、バネ550の引っ張り力に起因する押し付け力が相互に働く。折り増し処理時には、シート束が、上ローラ503と下ローラ504との間に可撓性部材416、418を介して挟まれる。したがって、シート束の折り目は上ローラ503と下ローラ504との間の押し付け力によって強化される。
次に、駆動部600の構造について説明する。図6は、駆動部600の構成を説明するための概略図である。図6は、図3の矢印A方向から見た図であり、ホームポジションにあるローラユニット500を併せて示す。また、支持部400の構造部材は説明の便宜上、図示を一部省略している。なお、本実施の形態では、ローラユニット500のホームポジションは、処理可能最大サイズのシート束でも干渉しない位置に設定される。一方、ローラユニット500の折り目方向(シート束の搬送方向に交差する幅方向)における移動可能な範囲のうち、ホームポジションから最も遠い位置は、折り増しローラ502のニップ部が、処理可能な最大サイズのシート束の端を通り越さない範囲に設定される。
駆動部600は、折り増しユニット300の駆動源である駆動モータ602を有する。駆動モータ602は、例えば、直流モータであり、回転方向や回転速度を制御部202が制御する。駆動モータ602による駆動力は、モータベルト604を介してプーリ606に伝達され、さらにプーリ606のギア607から、ギア608を介して駆動側プーリ610に伝達される。駆動側プーリ610は、従動側プーリ612とともにユニット駆動ベルト614を懸架する。
ユニット駆動ベルト614は、駆動モータ602による駆動力により、駆動側プーリ610と従動側プーリ612の間を移動する。ユニット駆動ベルト614は、表面にラックを有する。ユニット駆動ベルト614のラックは、ローラユニット500の下部の接続部514と嵌合する。ユニット駆動ベルト614は、ローラユニット500を折り目方向に移動させる。駆動モータ602の回転方向が逆転する場合、ユニット駆動ベルト614の移動方向が逆向きとなる。これにより、ローラユニット500は往復移動する。
図1に示すシート処理装置200の制御部202は、駆動モータ602の回転を制御することにより、ユニット駆動ベルト614の移動量や移動速度、即ちローラユニット500の移動量や移動速度を制御する。駆動モータ602の回転量や回転速度は、駆動モータ602に近接して配設されるエンコーダセンサ616から出力されるパルス信号列によって検出される。制御部202は、検出された回転量や回転速度に基づいて駆動モータ602の回転を制御する。なお、駆動モータ602は、パルスモータであってもよい。この場合、制御部は、駆動モータ602から直接出力されるパルスをカウントすることにより、回転速度を検出する。
続いて、上ローラ503の上下駆動のメカニズムについて図3、図6および図7を用いて説明する。図7は、上ローラ503の上下駆動のメカニズムを説明する図である。前述したように、ローラユニット500の上リンク部材530と下リンク部材540は、夫々の回転軸(上リンクシャフト531、下リンクシャフト541)から最も遠い位置においてバネ550によって接続される。また、下リンク部材540は、自由回転するガイドローラ544を有する。
図3および図4に示す支持部400は、図6および図7に示すように断面がL字状のガイドレール700を有する。ガイドレール700は、ホームポジションの近傍で傾斜した第1ガイド部701と、第1ガイド部701以外の第2ガイド部702を有する。第2ガイド部702は、シート束の折り目方向と平行に配置される。図7において、第1ガイド部701のある領域を傾斜領域A1、第2ガイド部702がある領域を有効駆動領域A2とする。傾斜領域A1および有効駆動領域A2を移動するローラユニット500の上リンクシャフト531および下リンクシャフト541の移動方向の高さは一定である。
図7に示すように、傾斜領域A1において、ローラユニット500は、ホームポジションから移動を開始する。ローラユニット500が駆動ベルト87に駆動されてホームポジションを離れると、ガイドローラ544がガイドレール700の第1ガイド部701の底面と接触する。その後、ガイドローラ544は第1ガイド部701の底面に沿って下降する。ガイドローラ544の下降に伴って、下リンク部材540は、下リンクシャフト541を中心として、図7における反時計方向に回転する。また、上リンク部材530もバネ550に引っ張られて、上リンクシャフト531を中心として反時計方向に回転する。この結果、上リンクシャフト531とバネ550のフック孔532の間にある上ローラ503は、ローラユニット500が第1ガイド部701を移動している間、徐々に下降し、上ローラ503と下ローラ504との間隔は徐々に近づく。そして、第1ガイド部701が終了する領域近傍で上ローラ503と下ローラ504とは接触する。このとき、上ローラ503と下ローラ504との間には、互いに押し付けあう圧力(押圧)が働く。この押圧はバネ550による引っ張り力に基づくものである。
ガイドレール700の第2ガイド部702(すなわち、有効駆動領域A2)では、上ローラ503と下ローラ504とは、上記の押圧を維持しながらシート束の折り目に圧力をかけ、折り目を強化するローラユニット500は、折り目に沿って折り目を強化しながら移動し、ホームポジションとは反対側のシート束端部で一旦停止する。その後、引き続き折り目を強化しながら復路を移動し、ホームポジションに戻る。なお、ローラユニット500が一旦停止して折り返す、ホームポジションと反対側の端部の位置(折り返し位置)は、シートサイズの情報に基づいて決定されても、全てのシートサイズで一定であっても良い。本実施の形態では、シートサイズの情報に基づいて決定される。
ホームポジションにあるローラユニット500の駆動の開始のタイミングはシート処理装置200の制御部202が制御する。シート束が折り増しユニット300に搬送されると、制御部202は、不図示の位置検知センサからの信号に基づき、折られたシート束の先端部が折り増し位置に搬送されたか否かを判断する。シート束の先端部、即ち折り目が折り増し位置まで搬送されると、制御部202は、シート束の搬送を停止する。続いて、制御部202は、ローラユニット500のホームポジションからの移動(往路)を開始する。ローラユニット500がホームポジションから移動すると、図3に示す検知部材560は、オンからオフに変化する。
制御部202は、ローラユニット500を、検知部材560がオフとなった位置から所定量だけ折り目方向へ移動させ、ホームポジションと反対側のシート束端部の位置(折り返し位置)でローラユニット500を停止する。制御部202は、駆動モータ602のエンコーダのパルス数等に基づいてローラユニット500の移動量を求める。ローラユニット500が折り返し位置で停止すると、制御部202は停止時間をカウントする。停止時間が所定時間経過すると、制御部202は、ローラユニット500を反対方向(復路)へ移動させる。制御部202は、検知部材560からの信号に基づき、ローラユニット500をホームポジションで停止させる。上記の動作が、折増し処理(1回目)の流れである。1つのシート束に対してローラユニット500を複数回往復させて折増し処理を行う場合は、上記ローラユニット500の動作制御を繰り返す。
(折り増し回数制御)
本実施の形態にかかるシート処理装置200では、画像形成装置100で画像形成されたシート束を形成することになる最初のシートがシート処理装置200へ搬送されてから、シート束を形成することになる最後のシートがシート処理装置200へ搬送された後、折りユニット258によって折られたシート束の折り目に沿って、折増しユニットの往復移動を開始するまでの間における、所定のタイミングまでの処理時間を計測し、この処理時間に応じて折り増し回数を決定する。
図8は、本実施の形態のシート処理装置200の折り増し回数処理を説明するフローチャートである。図8のシート処理装置200は、計測する処理時間として、スタッカ250へシート束を形成する最初のシートが搬送されてから、所定のタイミングとして最後のシートが搬送されるまでのスタック時間を計測する。
ACT801において、センサ251は、スタッカ250へ1頁目のシートが搬送されたことを検知する。制御部202は、センサ251を介してスタッカ250へ1枚目のシートが搬送されたことを検知すると、処理時間の計測を開始する(ACT802)。例えば、制御部202は、内蔵するタイマによってスタック時間のカウントを開始する。ACT803において、制御部202は、例えば、センサ251を介して、シート束を構成する最終のシートがスタッカ250へ搬送されたかを判断する。最終のシートがまだスタッカ250へ搬送されていない場合には(ACT803のNo)、制御部202は、処理時間の計測を継続する。一方、最終のシートがスタッカ250へ搬送された場合には(ACT803のYes)、制御部202は、処理時間の計測を終了する。制御部202は、搬送されるシートが最終のシートか否かについては、例えば、画像形成装置100の制御部102から信号を受け取ることで判断する。ACT804において、制御部202は、計測した処理時間、すなわち、スタック時間が、予め設定された閾値を超えたか否かを判断する。
折増し処理にかかるシート束の折高さ(あるいは、折り目のつきやすさ)は、シート枚数、シート種類だけでなく、シート温度によって変化する。シートは、画像形成装置100において画像形成される際に、定着部(不図示)から熱を受け取り高温となる。折処理されるシート束が、比較的高温を維持したまま、折りユニット258による折り処理、ローラユニット500による折り増し処理が施される場合には、ローラユニット500による折り増し回数が少なくてもシート束に適切に折り目をつけることができる。しかしながら、画像形成装置100では、所定の枚数印字する毎に、ジョブの実行中に画像形成処理を一旦停止し、下降した定着部の温度を上昇させたり、トナー補給を実行したりし、その後、画像形成処理を再開することがある。すなわち、同じ枚数のシート束に折り処理を施す場合であっても、最初のシートがシート処理装置200へ搬送されてから、折り処理、折り増し処理を施すまでにかかる時間がかわる場合がある。この場合には、処理時間が長くなるほど、シート束、特に、先に搬送されたシートの温度が低下するため、少ない折り増し回数では、適切に折り目をつけることができなくなる。したがって、実際に折り増し処理を開始するまでの間における、所定のタイミングまでの処理時間を計測し、この処理時間に応じて折り増し回数を決定する。
計測した処理時間が、予め設定された閾値を超えない場合には(ACT804のNo)、制御部202は、第1の回数で折増し処理を行い(ACT805)、処理を終了する(ACT806)。一方、計測した処理時間が、予め設定された閾値を超えた場合には(ACT804のYES)、制御部202は、ローラユニット500の往復移動回数を第1の回数より多い、第2の回数で折増し処理を行い(ACT807)、処理を終了する(ACT806)。
ここで、ACT805における第1の回数は、1以上の折り増し回数とする。また、ACT807における第2の回数は、第1の回数より1以上多い折り増し回数とする。第1および第2の回数は、予め実験的に求めた折り増し回数を設定したものであっても、ユーザが操作パネル112を介して設定入力したものでもよい。また、処理時間の閾値についても、予め実験的に定めた値を用いても、ユーザが操作パネル112を介して変更入力できる構成であってもよい。
また、上記の説明では、処理時間(スタック時間)を計測するためのセンサとしてセンサ251を用いているが、これに限定されるものではない。例えば、搬送ローラセンサ245を用いて、最初のシートの搬送を検知してから、所定のタイミングとして最終のシートの搬送を検知するまでの時間を処理時間として用いても良い。
また、上記の説明では、処理時間としてスタック時間を計測しているが、これに限定されるものではない。例えば、処理時間として、最初の頁のシートがスタッカ250へ搬送されてから、所定のタイミングとして折りユニット258で折られたシート束がローラユニット500による折り増し位置へ搬送されるまでの時間を計測するようにしても良い。例えば、搬出ローラセンサ245あるいはセンサ251が最初のシートのスタッカ250への搬送を検知してから、図4のシート束検知センサ422が折られたシート束の折り目を検知するまでを処理時間としても良い。処理時間の閾値については、処理時間を計測するタイミングによって、設定を変更すれば良い。
上記実施の形態のシート処理装置200によれば、最初のシートがシート処理装置200へ搬送されてから、ローラユニット500の往復移動を開始するまでの間における、所定のタイミングまでの処理時間を計測し、この処理時間が予め設定された閾値を超える場合に、ローラユニット500の往復移動回数を増加することにより、適切な折り高さにすることができる。
例えば、処理時間が短い場合には、スタッカ250に積載された最初のシートの温度も十分高い温度であるため、比較的少ない折り増し回数であってもシート束の折り目を綺麗にすることが出来る。一方、処理時間が長い場合には、スタッカ250に積載されたシートは全体的に温度が降下するため、折り増し回数を増やすことによりシート束の折り目を綺麗にすることが出来る。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態の折り増し回数制御について説明する。第1の実施の形態では、処理時間の閾値を1つ設定するものを説明したが、本実施の形態では、処理時間の閾値を複数設定する。
例えば、図9に示すように、計測した処理時間Tが、第1の閾値以下である場合には、折り増し回数を第1の回数とし、計測した処理時間Tが、第1の閾値<T≦第2の閾値である場合には、折り増し回数を第2の回数とし、計測した処理時間Tが、T>第2の閾値である場合には、折り増し回数を第3の回数とする。折り増し回数の関係は、第1の回数<第2の回数<第3の回数である。
第1、第2の閾値の決め方は、画像形成装置100の性能にもよるが、例えば、折り処理できるシート束の最大許容数を正常に搬送した場合にかかる処理時間を第2の閾値とし、最大許容数よりも少ない枚数を搬送する場合にかかる処理時間を第1の閾値とすることで、正常に搬送する場合であっても折り増し回数を変えることを可能にする。さらに、画像形成装置100側の状況によってシート搬送が遅れた場合にはシート束の温度が必要以上に低下することを想定して、処理時間が第2の閾値を超える場合には、さらに折り増し回数を増加する。
上記実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するとともに、より状況に応じた折り増し回数制御を実行することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態の折り増し回数制御について説明する。本実施の形態のシート処理装置200は、折増し処理に関し、さらに標準モードと折り高さ優先モードを有する。標準モードと折り高さ優先モードは、ジョブの実行に先立って、外部のユーザ装置あるいは操作パネル112を介してユーザが設定する。標準モードが設定された場合には、シート処理装置200の制御部202は、他の実施の形態と同様の折り増し回数制御を実行する。一方、折り高さ優先モードが設定された場合には、シート処理装置200の制御部202は、他の実施の形態と同様に処理時間を計測し、標準モードで管理する閾値を用いて、処理時間が閾値を超えたか否かを判断する。そして、処理時間が予め設定された閾値を超える場合に、制御部202は、標準モードで設定されていた折り増し回数より多い往復移動回数でローラユニット500を駆動させる。したがって、処理時間を優先するユーザは標準モードを、折り高さを優先するユーザは折り高さ優先モードを選択することで、ユーザの希望する最適な折り増し処理が可能となる。
なお、上記実施の形態の各動作を実行する主体は例えば、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアとの複合体、ソフトウェア、及び実行中のソフトウェアなどといった、コンピュータに係る主体である。動作を実行する主体は例えば、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、スレッド、プログラムおよびコンピュータであるがこれらに限るものではない。また、プロセスやスレッドに、動作を実行する主体を複数演じさせてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 画像形成装置
116 プリンタ部
200 シート処理装置
202 制御部
245 搬出ローラセンサ
250 スタッカ
251 センサ
258 折りユニット
300 折り増しユニット
500 ローラユニット
502 折り増しローラ
503 上ローラ
504 下ローラ
600 駆動部

Claims (6)

  1. 搬送されてきたシートを受け止めるスタッカと、
    前記スタッカへのシート搬送を検知するセンサと、
    前記スタッカに受け止められた複数枚のシートからなるシート束を折り曲げて折り目を形成する折りユニットと、
    前記折りユニットが形成した前記シート束の折り目を挟み込み、前記折り目の方向に沿って往復移動し、前記シート束の折り目を強化する折増しローラを有する折増しユニットと、
    前記センサが一枚目のシートの搬送を検知してから前記折増しユニットの往復移動を開始するまでの間における所定のタイミングまでの処理時間を計測し、この処理時間が予め設定された閾値を超える場合に、前記折増しローラの往復移動回数を増加する制御部と、
    を備えたことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記シート処理装置は、折増し処理に関し、標準モードと折り高さ優先モードを有し、
    前記制御部は、前記折り高さ優先モードが指示された場合には、計測した前記処理時間が予め設定された閾値を超える場合に決定する前記折増しローラの往復移動回数を、前記標準モードが指示された場合の往復移動回数よりも増加することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記処理時間は、前記所定のタイミングとしてシート束を形成する最後の一枚が前記スタッカへ搬送されるまでの時間であることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  4. 前記処理時間は、前記所定のタイミングとして前記折ユニットで折られたシート束が前記折増しユニットによる折り増し位置へ搬送されるまでの時間であることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  5. 画像をシートに印刷する画像形成部と、
    印刷されたシートを束ねてシート束とし、前記シート束を折り曲げて折り目を形成するシート処理装置と、を備えた画像形成装置であって、
    前記シート処理装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシート処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
  6. スタッカと、折りユニットと、折増しローラを備えたシート処理装置で実行されるシート折り方法であって、
    画像形成されたシートを前記スタッカで受け止めてシート束とし、
    前記シート束を前記折りユニットで折り曲げて折り目を形成し、
    前記スタッカへシート束を形成する最初のシートが搬送されてから、前記折増しローラが前記折り目を挟み込み、前記折り目の方向に沿って往復移動を開始するまでの間における所定のタイミングまでの処理時間を計測し、
    前記処理時間が予め設定された閾値を超える場合に、前記折増しローラの往復移動回数を増加して前記シート束の前記折り目を強化することを特徴とするシート折り方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015048197A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社東芝 シート後処理装置
US11795028B1 (en) 2022-12-14 2023-10-24 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Sheet processing apparatus

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