JP6150063B2 - 後処理装置および画像形成システム - Google Patents

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この発明は、用紙の冊子処理が可能な後処理装置および前記冊子処理が可能な画像形成システムに関する。
複写機、ファクシミリ、プリンター、複合機などの画像形成装置では、画像を形成した用紙に対し、各種の後処理を可能にしたものがあり、その中には、中綴じ、4点綴じなどの冊子処理を行うものが知られている。このような処理を行った冊子は、例えば、冊子を排出して処理トレイに順次横に並べて積載したり(特許文献1参照)、用紙の積載量によって上下に移動する排紙トレイに上下に並べて積載したりするものが実用化されている(特許文献2参照)。
ところで、排紙トレイ上に冊子を排出し用紙を順次横に並べて積載する装置では、排紙トレイ上で用紙の配置面を横方向に移動させつつ冊子を順次排紙トレイ上に排出することで、各冊子の配置位置を横方向で変更している。この際には、冊子を整列させるために、排紙トレイ上に用紙の上面を下方側に押圧する押さえローラなどを配置しており、排出される用紙はこの押さえローラを押し上げつつ前進して排紙トレイ上に整列して順次配置される。
特開2004−284779号公報 特開2005−350156号公報 特開2005−75481号公報 特開平11−165935号公報
なお、冊子処理を行う場合、動作上の事由により強制的なキャンセルが生じたり、操作者の都合によりキャンセルを行いたい場合がある。このような場合、後処理部に導入された用紙は、未完成の冊子類として排出する必要があり、特別な排紙トレイに排出する場合を除いて、通常の処理済みの冊子が排出されている排紙トレイに排出されることになる。しかし、キャンセルされた冊子類は、通常の処理済み冊子に比べて枚数が少なかったり、一枚で排紙されたりする場合が多い。このように枚数の少ない未完成冊子類は、用紙としてのコシが十分に有しておらず、押さえローラなどを押し上げることができない場合ある。
上記状況を図示すると、図12に示すように、横方向排紙トレイ40上で、直前に処理がされた冊子B上を押圧している押さえローラ43に対し、排紙ローラ44によって未完成冊子類UBが排紙されても、枚数の少ない未完成冊子類UBでは押さえローラ43を押し上げることができず、押さえローラ43に未完成冊子類UBが突き当たって丸まってしまいジャムが生じたりする問題が生じる。
押さえローラは、冊子を押さえていなければ少ない力で持ち上げることができるが、冊子の厚みがある冊子を押さえている際には、少数枚冊子では持ち上げる力が足りない。そのために、厚い冊子から薄い冊子になると冊子の丸まりが生じてしまう。持ち上がらない原因として、冊子押さえローラにはバネが装着されており、そのバネの弾性力で冊子を跳ね上がらないように押さえているためである。冊子がない、もしくは薄いときは、その弾性力の効果は薄い。しかし、厚い冊子を押さえている状態の時は冊子が弾性力の効果が高いため、次に排出される冊子のコシが弱いとその弾性力に勝てなくて、搬送できずに冊子が丸まってしまう。
特許文献1では、束処理が連続して行われる場合、束を搬送経路から処理トレイに送り出されるときの送出間隔を処理時間に応じて排出することができるようになっている。しかし、ジョブの切れ目を見ておらず、ジョブキャンセルの場合には用紙の排出タイミングを制御することができない。また、特許文献3では、単独シートの挫屈等を防止し、ブラケットを開口するための大きな力が必要なく、シート束排出時の束ズレを防止することのできるシート処理装置及び画像形成装置が開示されている。しかし、この装置では、前記排紙トレイにおける用紙の曲がりを防止することはできない。また、特許文献4では、フラッパを出すことで、用紙束を排紙トレイに積載する場合に丸まりスタックが生じるのを防止する排紙トレイおよび用紙後処理装置が提案されているが、前記排紙トレイにおける用紙の曲がりを防止することはできない。
本願発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、冊子を横に並べて配置する横方向排紙トレイ上に、キャンセル時の用紙を円滑に排紙して横方向配置トレイに配置することができる後処理装置および画像形成システムを提供することを目的の一つとする。
すなわち、本願発明の後処理装置のうち、第1の本発明は、
複数枚の用紙に対し冊子処理を行う後処理部と、処理された冊子を送り出して排紙する排紙部と、
前記排紙部から送り出された冊子を横に並べて配置する横方向排紙トレイと、
前記排紙に際し前記横方向排紙トレイの配置面を横方向に所定量移動させて冊子毎の配置位置を変更する配置位置駆動部と、
前記排紙部を通して前記横方向排紙トレイに排紙される用紙を上面側から下方に押圧する押圧部と、
前記後処理部、前記排紙部および前記配置位置駆動部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記冊子処理のキャンセル動作が可能であり、該キャンセル動作に係る未完成の冊子類の排紙では、前記排紙部を通して前記横方向排紙トレイに排紙可能にするとともに、排紙に際しての前記配置面の移動量を前記所定量よりも大きくして前記排紙部による送り出しを行うことを特徴とする。
第2の本発明の後処理装置は、前記第1の本発明において、前記制御部は、前記未完成冊子類の排紙に際し、少なくとも、前記配置面で直前に排紙された冊子と重ならない位置に配置されるように前記移動量を設定することを特徴とする。
第3の本発明の後処理装置は、前記第1または第2の本発明において、前記制御部は、前記用紙のサイズ、紙種および紙枚数の少なくとも1つ以上に応じて前記移動量を変更することを特徴とする。
第4の本発明の後処理装置は、前記第3の本発明において、前記紙枚数が、前記冊子の枚数および/または未完成冊子類の枚数であることを特徴とする。
第5の本発明の画像形成システムは、用紙に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置で画像形成された用紙が搬入される後処理装置とを備える画像形成システムにおいて、
前記後処理装置に、複数枚の用紙に対し冊子処理を行う後処理部と、処理された冊子を送り出して排紙する排紙部と、
前記排紙部から送り出された冊子を横に並べて配置する横方向排紙トレイと、
前記排紙に際し前記横方向排紙トレイの配置面を横方向に所定量移動させて冊子毎の配置位置を変更する配置位置駆動部と、
前記排紙部を通して前記横方向排紙トレイに排紙される用紙を上面側から下方に押圧する押圧部と、を備え、
前記後処理部、前記排紙部および前記配置位置駆動部を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記冊子処理のキャンセル動作が可能であり、該キャンセル動作に係る未完成の冊子類の排紙では、前記排紙部を通して前記横方向排紙トレイに排紙可能にするとともに、排紙に際しての前記配置面の移動量を前記所定量よりも大きくして前記排紙部による送り出しを行うことを特徴とする。
第6の本発明の画像形成システムは、前記第5の本発明において、前記制御部は、前記未完成冊子類の排紙に際し、少なくとも、前記配置面で直前に排紙された冊子と重ならない位置に配置されるように前記移動量を設定することを特徴とする。
第7の本発明の画像形成システムは、前記第5または第6の本発明において、前記制御部は、前記用紙のサイズ、紙種および紙枚数の少なくとも1つ以上に応じて前記移動量を変更することを特徴とする。
第8の本発明の画像形成システムは、前記第7の本発明において、前記紙枚数が、前記冊子の枚数および/または未完成冊子類の枚数であることを特徴とする。
第9の本発明の画像形成システムは、前記第5〜第8の本発明のいずれかにおいて、前記制御部に制御可能に接続され、前記キャンセル動作に関する操作入力が可能な操作部を備えることを特徴とする。
第10の本発明の画像形成システムは、前記第5〜第9の本発明のいずれかにおいて、前記制御部が前記画像形成装置に備えられていることを特徴とする。
本願発明によれば、冊子処理のキャンセルが行われた場合に、未完成の冊子類が横方向排紙トレイ上で円滑に排出されないのを防止して、整列性よく横方向排紙トレイに冊子類を配置することが可能になる。
本願発明の一実施形態における画像形成システムの外観構成の一例を示す図である。 同じく他の実施形態における画像形成システムの外観構成の一例を示す図である。 同じく、画像形成システムの概略構成を示す図である。 同じく、画像形成システムのブロック図を示す図である。 同じく、冊子積載部への通常の冊子排出を説明する正面図である。 同じく、冊子積載部への通常の冊子排出を説明する平面図である。 同じく、冊子処理のキャンセル指示を行う操作画面を示す図である。 同じく、冊子積載部への未完成冊子類の排出を説明する正面図である。 同じく、冊子積載部への未完成の冊子類の排出を説明する平面図である。 同じく、冊子または未完成冊子類の排紙手順を示すフローチャートである。 同じく、未完成冊子類の排紙時の配置位置移動ベルトの移動量を設定する手順を示すフローチャートである。 従来の冊子排紙における未完成冊子類による異常時を説明する図である。
以下に、画像形成装置10と後処理装置30とを含む画像形成システム1の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示す画像形成システムは、画像形成を行う画像形成装置10と、画像形成装置で画像が形成された用紙に冊子処理として中綴じ製本を行う後処理装置30とが機械的および電気的に接続されている。また、図2は、変更例として画像形成装置10と後処理装置30との間に反転搬送装置20を介在させ、また、画像形成装置10の上流側に大容量給紙トレイ50を配置して連結し画像形成システム1としたものである。なお後処理装置30は、前方ブロック30Aと側方ブロック30Bとを有している。
以下、図2に示す画像形成システム1について機械的構成の概要を図3に基づいて説明する。
画像形成システム1は、画像形成装置10と、反転搬送装置20と、後処理装置30とが連なって接続されている。なお、この図では、大容量給紙トレイ50は省略している。
本発明としては画像形成システムの接続構成がこれに限定されるものではない。また、本発明の後処理装置は、画像形成装置に直接または間接に接続して使用される他、スタンドアローンで使用されるものであってもよい。
画像形成装置10は、上部側に原稿読み込み部の一部を構成する自動原稿給送装置(ADF)15が設けられており、自動原稿給送装置(ADF)15で給送される原稿は図示しないスキャナー部で画像読取が可能になっている。なお、原稿は、図示しないプラテンガラス上で読み込むこともできる。
また、画像形成装置10の画像形成装置本体の上部側で、プラテンガラスが位置しない箇所に、LCD14が設置されている。LCD14はタッチパネルで構成されており、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。LCD14は、操作部と表示部を兼用している。なお、操作部をマウスやタブレットなどで構成し、表示部とは別体で構成することも可能である。また、LCD14は移動可能となっているものであってもよい。
画像形成装置10の下部側には、複数の給紙トレイ12(図では2段)が配置されて給紙可能になっている。
画像形成装置10内には、いずれかの給紙トレイ12から給紙される用紙を搬送する搬送経路13が設けられており、画像形成装置10内の搬送路途中に、画像形成部103が設けられている。画像形成部103は、感光体11Aと、感光体11Aの周囲に配置した図示しない、帯電器、LD、現像器、転写部を有しており、さらに感光体11Aの下流側の搬送経路13には定着器16が配置されている。
定着器16の下流側で、搬送経路13が伸長して反転搬送装置20の搬送経路21に接続されている。
画像形成部103では、帯電器により画像書込み前に感光体11Aの表面を一様に帯電し、LDにより表面が一様に帯電された感光体11Aに半導体レーザを照射することにより感光体11Aに静電潜像を形成する。現像器は、LDによって感光体11Aに形成された静電潜像をトナー部材によって現像する。この現像処理によって感光体11Aにトナー画像が形成される。転写部は、給紙トレイ12から搬送されてきた用紙に感光体11Aのトナー画像を転写する。トナー画像が転写された用紙は、感光体11Aから分離されて定着器16に搬送される。感光体11Aに残留したトナー部材は図示しない、クリーニング部によって除去される。
定着器16は、搬送された用紙を加熱することにより用紙の表面側に転写されたトナー画像を出力画像として定着する。定着処理が施された用紙は、搬送経路13によってそのまま反転搬送装置20に搬送されるか、表裏を反転した後、画像形成部103の上流側に環流して表裏反転された用紙の裏面に画像形成部103によって画像形成を行うことによって両面への印刷を行うことができる。
反転搬送装置20には、前記したように搬送経路21が設けられており、その中途に反転搬送経路22が設けられて、反転搬送を行うことができる。反転搬送を行わない場合には、反転搬送経路22をバイパスして下流側に用紙を搬送することができる。搬送経路21は、後処理装置30の搬送経路31に接続されている。
後処理装置30では、中綴じステープルなどの所定の後処理と排紙とが行われる。
後処理装置30の前方ブロック30Aでは、整合機能を有する反転・重ね搬送路32を有しており、反転・重ね搬送路32には、すじ付けを行うクリーサー33、天地カットを行うスリッター34を有している。その下流側に、用紙に折り処理を行う折りユニット35が配置されている。
また、前方ブロック30Aの側方に設けられた、後処理装置30の側方ブロック30Bには、図3では図示してない中綴じステープル部、角付けを行うスクエアホールド36、小口カットの断裁ユニット37を有している。また、側方ブロック30Bでは、後処理後の冊子を配置する冊子積載部321が設けられている。冊子積載部321には、図5以降に示す横方向排紙トレイ40が設けられて冊子Bが順次横方向に積載される。
次に、画像形成システム1の制御ブロックの一部を図4に基づいて説明する。なお、以下の説明では、反転搬送装置20、大容量給紙トレイ50の説明は省略する。
画像形成装置10では、画像形成装置制御部100、シリアル通信部101、操作表示部102、画像形成部103、画像データ記憶部104、JOB記憶部105、印刷時間記憶部106、印刷順序決定部107、原稿読み込み部108、第1搬送部109、第2搬送部110、表紙識別部111、音声ガイダンス部112と、を備えている。
画像形成装置10を制御する画像形成装置制御部100は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、を有している。
ROMから読み出されてRAMに展開されたプログラムと、CPUと、の協働により、画像形成装置制御部100は、各種処理を実行する。また、画像形成装置制御部100では、画像形成システム1における反転搬送装置20や後処理装置30の制御を行い、本願発明の制御部を構成する。
シリアル通信部101は、画像形成装置制御部100により制御され、反転搬送装置20を介して後処理装置30のシリアル通信部301とシリアル通信を行う。
操作表示部102は、操作部102Aと、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部102Bと、複数JOB選択設定部102Cとを有する。なお、この実施形態では、操作部102Aと表示部102Bとは、タッチパネル14で構成されている。複数JOB選択設定部102Cは、リスト化された複数のJOBのうちから必要なJOBを選択して実行することができ、操作部102Aと表示部102BとによってJOBのリストを表示して実行JOBを選択する操作入力を可能にする。
操作表示部102は、画像形成装置制御部100により制御され、表示部102Bに各種操作スイッチや後処理に係る情報等を表示し、操作部102Aを介するユーザーからのタッチ入力により、反転処理、中綴じ処理、両面プリント等の給紙から排紙までの各種処理機能の種類や用紙サイズ、等の操作情報を取得して画像形成装置制御部100に出力する。
画像形成部103は、画像形成装置制御部100により制御され、原稿読み込み部108により入力された原稿画像情報、又は画像形成装置10にネットワーク接続されたPC(Personal Computer)等の外部機器(図示略)から投入されたプリントジョブの画像情報に基づいて用紙に画像を形成する。
画像形成部103は、例えば、電子写真方式の画像形成部である。画像形成部103は、ドラム状の感光体11Aの周囲に、帯電部、露光部、現像部、転写部、分離部及びクリーニング部(いずれも図示略)が配置され、これらの電子写真プロセス装置により、帯電、露光、現像が行われて感光体上にトナー像が形成され、用紙に画像が転写されて画像形成される。画像形成に用いる画像データは、画像データ記憶部に格納される。印刷時間は、印刷時間記憶部106に記録される。
JOBデータは、JOB記憶部105に記憶され、適宜読み出される。印刷順序決定部107は、JOBの印刷順序を決定するものであり、複数のJOBの印刷順序を予約JOBとして決定し、JOB記憶部105などに印刷順序を記録することができる。
原稿読み込み部108は、画像形成装置制御部100により制御され、原稿の画像をCCD(Charge Coupled Device)等で読み取り、原稿画像情報を画像形成装置制御部100に出力する。画像形成装置制御部100では、ジョブデータをJOB記憶部105に記憶し、印刷に際し画像データ記憶部104に画像データを一時的に格納して画像形成を行う。
第1搬送部109は、画像形成装置制御部100により制御され、給紙トレイ12から給紙された用紙を、画像形成部103を介して搬送して反転搬送装置20に排出する搬送ローラ等の搬送経路である。
第2搬送部110は、画像形成装置制御部100により制御され、両面プリント時に、画像形成部103で片面が画像形成された用紙を反転機構(図示略)を介して搬送して、再度画像形成部103に搬送する搬送ローラ等の搬送経路である。
搬送経路13は、第1搬送部109、第2搬送部110に含まれる。
表紙識別部111は、給紙される用紙が表紙かを識別するものであり、画像形成部103が印刷した画像(たとえば、用紙に印刷された表紙識別子など)または印刷ジョブに含まれる画像データなどから、冊子などの表紙となる印刷ページを識別する。この表示識別は、公知の方法で実行される。
音声ガイダンス部112は、所定の操作において音声ガイダンスを行うことで操作を容易にするものであり、操作表示部102に操作釦を設けたり、音声ガイダンス用の釦を操作表示部102外に設けたりすることにより起動させることができる。
次に、後処理装置30について説明する。
後処理装置30では、後処理装置30全体を制御する後処理装置制御部300、シリアル通信部301、シリアル通信部330、搬送部302、後段搬送部303、排出経路選択部304、整合機能を有する重ね・反転部305、すじ付け部306、スリット部307、折り部310、中綴じステープル部311、角付け部312、冊子断裁部313、サブトレイ排出積載部315、冊子排出部320、冊子積載部321を備えている。
シリアル通信部301は前述したように、画像形成装置10のシリアル通信部101とシリアル通信を行うものであり、シリアル通信部330は、後処理装置30の後段に将来接続される装置との間でシリアル通信を行うものである。
搬送部302は、後処理装置30に搬送された用紙を前方ブロック30Aから側方ブロック30Bに用紙を搬送する搬送ローラ等を含むものである。
後段搬送部303は、後処理装置30の後段に他の装置が接続されている場合、後処理装置30から他の装置に用紙を搬送するための搬送ローラ等の搬送経路部である。搬送経路31は、搬送部302に含まれている。
排出経路選択部304は、後処理装置制御部300により制御され、用紙を搬送部302、後段搬送部303、サブトレイ排出積載部315のいずれに排出するかを選択する。
重ね・反転部305は、反転・重ね搬送路32を含んでおり、後処理装置制御部300によって制御され、搬送路や搬送ローラなどによって構成される。重ね・反転部305では、用紙を反転して重ね合わせて用紙束とすることができ整合部を有している。
すじ付け部306は、用紙にすじ付けを行うクリーサー33を備えており、後処理装置制御部300による制御を受け、後処理内容に応じて用紙にすじ付け動作を行う。
スリット部307は、用紙の天地カットを行うスリッター34を備えており、後処理装置制御部300による制御を受け、後処理内容に応じて用紙に天地カットを行う。
折り部310は、折りユニット35に含まれており、後処理装置制御部300による制御を受け、用紙に折り処理を施す。
中綴じステープル部311は、後処理装置制御部300による制御を受け、幅方向の中央振り分け2箇所もしくは、4箇所に綴じ針を打って用紙束を綴るステープル処理を行うものであり、側方ブロック30Bに含まれる。
角付け部312は、用紙背部の角付けを行うスクエアホールド36を備えており、後処理装置制御部300による制御を受け、折り目が形成された用紙束の背折り部を平坦にする角背処理を施す。角付け部312は、側方ブロック30Bに含まれている。
冊子断裁部313は、断裁刃等を備える断裁ユニット37を備えており、後処理装置制御部300による制御を受け、折り部310、中綴じステープル部311により中折り処理、ステープル処理されて冊子化された用紙束に対して、用紙の小口を揃えるため小口を断裁する。冊子断裁部313は、側方ブロック30Bに含まれている。
上記重ね・反転部305、すじ付け部306、スリット部307、折り部310、中綴じステープル部311、角付け部312、冊子断裁部313は、本願発明の後処理部を構成する。なお、本願発明としては後処理部の内容が特に限定されるものではなく、冊子処理が行えるものであれば特に限定されない。
冊子排出部320は、図5に示すように中綴じがされた用紙を排紙ローラ44によって冊子積載部321に排出するものである。冊子排出部320は、本願発明の排出部に相当する。
冊子積載部321は、図6に示すように横方向排紙トレイ40上に用紙搬送方向に冊子を移動させる配置位置移動ベルト41を備えており、冊子排出部320に設けられた排紙ローラ44の動作に関連付けて配置位置移動ベルト41を移動させている。配置位置移動41は、本願発明の配置位置駆動部を構成する。なお、配置位置駆動部は、ベルト構成に限定されるものではなく、ローラ群などにより構成することもでき、本願発明としては特定のものに限定されるものではない。
また、冊子積載部321には、冊子排出部320から排出される冊子Bを上方から下方側に押さえる押さえローラ43が下向きに配置されている。押さえローラ43は、図示しない弾性部材によって下方への押圧力が付与されており、冊子排出部320から排出された冊子Bが、その先端で押さえローラ43を押し上げつつ前進することで冊子Bの整列が保たれたまま排出および配置が行われる。
また、冊子排紙の際には配置位置移動ベルト41が用紙の排出方向と同じ方向に回転移動することで、横方向排紙トレイ40上に配置されている冊子Bが所定量だけ移動する。この際の所定量は、隣接する冊子B同士が横方向で一部重なるようにしており、これにより横方向排紙トレイ40上に冊子を多く積載することが可能になる。この動作を繰り返すことで、冊子Bが横方向排紙トレイ40上で順々に横方向に積載される。
押さえローラ43は、本発明の押圧部に相当するものである。押圧部の構成は、上記押さえローラに限定されるものではなく、ベルトなどを用いたものであっても良く、本願発明としては冊子を押圧できるものであればその構成が特に限定されるものではない。
なお、排紙ローラ44の回転と配置位置移動ベルト41の回転のタイミングは特に限定されるものではないが、各冊子の排紙毎に、排紙ローラ44による排紙に備えて予め配置位置移動ベルト41を動作させて配置位置を決定しておくのが望ましい。
なお、冊子処理の際に、装置の動作上や操作者の都合により冊子処理を中途でキャンセルをしたい場合がある。図7に示すように、冊子処理中にタッチパネル14に表示された操作画面140でキャンセル釦141を押釦することで冊子処理がキャンセルされる。さらに、キャンセル釦141の押釦後、排紙処理釦142を押釦することで、未完成の冊子類(一枚の用紙の場合を含む)を冊子積載部321に排紙して配列することができる。なお、キャンセル釦141が押されることで、排紙処理が直ちに実行されるものでもよく、キャンセル事象の発生によってキャンセル動作が発生し、排紙処理釦142を押釦することで排紙が実行されるものであってもよい。
なお、キャンセル動作時に通常の横方向所定量の間隔を開けて未完成の冊子類を排紙すると、先に説明したように押さえローラを未完成冊子類で押し上げることができず、図12に示すように未完成冊子類に丸みが生じて円滑な排紙を行うことができない。本実施形態では、未完成冊子類を排紙する際に、配置位置移動ベルト41による冊子Bの移動量を通常の所定量よりも大きくする。さらには、横方向排紙トレイ40上で、先に排紙された冊子Bに対し、未完成冊子類UBが重ならない位置になるように上記移動量を設定するのが望ましい。
図8、9は、冊子積載部321上における未完成冊子類UBの配置位置を示すものである。先に正常の排紙された冊子Bが、互いに一部で重なっているのに対し、横方向排紙トレイ40上の未完成冊子類UBは、所定のマージン量を確保して直前の冊子Bに対し横方向の距離を隔てて配置される。
次に、キャンセル時の冊子および未完成冊子類の排紙および積載の手順を図10のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、制御部によって実行される。
後処理指定のあるジョブが開始されると、中綴じ/4点綴じの処理が実行される(ステップs1)。次いで、冊子排出部320、冊子積載部321の動作によって冊子が排出され(ステップs2)、次のジョブがジョブキャンセルであるかが判定される(ステップs3)。次のジョブがジョブキャンセルでなければ(ステップs3、No)、トレイの配置位置移動ベルト41の移動量は通常と同様に設定し(ステップs4)、トレイの配置位置移動ベルト41を駆動する(ステップ6)。
ステップs3で次のジョブがジョブキャンセルであれば(ステップs3、Yes)、トレイの配置位置移動ベルト41の移動量は排紙方向に対する用紙長の1/2にマージン量を加算した移動量に設定し(ステップs5)、トレイの配置位置移動ベルト41を駆動する(ステップ6)。なお、冊子の重ね合わせでは、用紙長の1/2以下が通常であり、また、装置のばらつきなどを考慮したマージン量を加算することで、冊子と未完成冊子とが確実に重ならないようにする。この手順では、配置位置移動ベルト41の移動を終えた後、排紙ローラ44を動作させているが、両者のタイミングは適宜変更することができ、両者の動作が少なくとも一時的に重なるものであってもよい。
ステップs6の後、ジョブが完了かを判定し(ステップs7)、ジョブ完了でなければ(ステップs7、No)、ステップs1に戻って同様の処理を繰り返す。ジョブが完了であれば(ステップs7、Yes)、処理を終了する。
なお、上記処理では、ジョブキャンセルに際し、配置位置移動ベルト41の移動量を一定の移動量に変更するものについて説明したが、ジョブの用紙サイズや、紙種、冊子枚数やキャンセルされた用紙の枚数に応じて変更する移動量を設定するようにしてもよい。
図11は、ステップs5で配置位置移動ベルト41の移動量を算出する際に、用紙のサイズ、紙種、枚数を考慮するものとしたものである。移動量の算出に際し、用紙のサイズ、紙種、枚数を判定し(ステップs10)、判定結果に基づいて配置位置移動ベルト41の移動量を決定する(ステップs11)ことができる。予め、用紙のサイズ、紙種、枚数などに応じた移動量を決定して記憶部などに格納しておき、上記判定結果に応じて格納データを読み出して移動量を決定することができ、また、例えば枚数などに応じて所定量を変更しないものとしてもよい。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて発明の説明を行ったが、本願発明の範囲は上記に限定されるものではなく、本願発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成システム
10 画像形成装置
100 画像形成装置制御部
103 画像形成部
20 反転搬送装置
30 後処理装置
32 反転・重ね搬送路
33 クリーサー
34 スリッター
35 折りユニット
36 スクエアホールド
37 断裁ユニット
300 後処理装置制御部
305 重ね・反転部
306 すじ付け部
307 スリット部
310 折り部
311 中綴じステープル部
312 角付け部
313 冊子断裁部
320 冊子排出部
321 冊子積載部
40 横方向排紙トレイ
41 配置位置移動ベルト
43 押さえローラ
44 排紙ローラ

Claims (10)

  1. 複数枚の用紙に対し冊子処理を行う後処理部と、処理された冊子を送り出して排紙する排紙部と、
    前記排紙部から送り出された冊子を横に並べて配置する横方向排紙トレイと、
    前記排紙に際し前記横方向排紙トレイの配置面を横方向に所定量移動させて冊子毎の配置位置を変更する配置位置駆動部と、
    前記排紙部を通して前記横方向排紙トレイに排紙される用紙を上面側から下方に押圧する押圧部と、
    前記後処理部、前記排紙部および前記配置位置駆動部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記冊子処理のキャンセル動作が可能であり、該キャンセル動作に係る未完成の冊子類の排紙では、前記排紙部を通して前記横方向排紙トレイに排紙可能にするとともに、排紙に際しての前記配置面の移動量を前記所定量よりも大きくして前記排紙部による送り出しを行うことを特徴とする後処理装置。
  2. 前記制御部は、前記未完成冊子類の排紙に際し、少なくとも、前記配置面で直前に排紙された冊子と重ならない位置に配置されるように前記移動量を設定することを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  3. 前記制御部は、前記用紙のサイズ、紙種および紙枚数の少なくとも1つ以上に応じて前記移動量を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の後処理装置。
  4. 前記紙枚数が、前記冊子の枚数および/または未完成冊子類の枚数であることを特徴とする請求項3記載の後処理装置。
  5. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置で画像形成された用紙が搬入される後処理装置とを備える画像形成システムにおいて、
    前記後処理装置に、複数枚の用紙に対し冊子処理を行う後処理部と、処理された冊子を送り出して排紙する排紙部と、
    前記排紙部から送り出された冊子を横に並べて配置する横方向排紙トレイと、
    前記排紙に際し前記横方向排紙トレイの配置面を横方向に所定量移動させて冊子毎の配置位置を変更する配置位置駆動部と、
    前記排紙部を通して前記横方向排紙トレイに排紙される用紙を上面側から下方に押圧する押圧部と、を備え、
    前記後処理部、前記排紙部および前記配置位置駆動部を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記冊子処理のキャンセル動作が可能であり、該キャンセル動作に係る未完成の冊子類の排紙では、前記排紙部を通して前記横方向排紙トレイに排紙可能にするとともに、排紙に際しての前記配置面の移動量を前記所定量よりも大きくして前記排紙部による送り出しを行うことを特徴とする画像形成システム。
  6. 前記制御部は、前記未完成冊子類の排紙に際し、少なくとも、前記配置面で直前に排紙された冊子と重ならない位置に配置されるように前記移動量を設定することを特徴とする請求項5記載の画像形成システム。
  7. 前記制御部は、前記用紙のサイズ、紙種および紙枚数の少なくとも1つ以上に応じて前記移動量を変更することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成システム。
  8. 前記紙枚数が、前記冊子の枚数および/または未完成冊子類の枚数であることを特徴とする請求項7記載の画像形成システム。
  9. 前記制御部に制御可能に接続され、前記キャンセル動作に関する操作入力が可能な操作部を備えることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  10. 前記制御部が前記画像形成装置に備えられていることを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の画像形成システム。
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