JP5605119B2 - 用紙折り装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙、転写紙、記録紙、フィルム状部材などのシート状記録媒体(以下、本明細書では「用紙」と称す。)若しくは用紙束に対して折り処理を行う用紙折り装置、この用紙折り装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの機能を複合して有するデジタル複合機などの画像形成装置に関する。
画像形成装置の付属装置として用いられる用紙折り装置では、画像形成済みの用紙に対して種々の加工処理、すなわち後処理を施すフィニッシャが種々提案されている。後処理とは、用紙に対して、穴あけ、整合、仕分け、綴じ、折りなどの各種の処理をいう。穴あけは、搬送路の搬送途中でパンチ穴を開け、整合は用紙束の搬送方向と幅方向を揃え、仕分けは部数毎に位置をずらして部の区切りを明確にし、綴じは整合された用紙束に対してステープルによって端綴じ若しくは中綴じを行い、折りは、2つ折り、3つ折り(Z折りなど)、4つ折り、観音折りなどの折り処理を行うものである。このようなフィニッシャにおいて、用紙に折り加工を施す従来の用紙折り装置として、用紙先端をストッパに当ててループを形成し、当該ループを折りローラで噛み込むことにより用紙に折り目を付ける、すなわち折り加工を行うものがすでに知られている。
このような折り加工を行う装置として、例えば特許文献1に開示された発明が公知である。この特許文献1(特開平10−194587号公報)記載の発明は、用紙の搬送状態によらず、正確に折り目を付けることを目的とし、搬送される用紙の先端が当接されることにより当該用紙にループを形成させるストッパと、前記ループを噛み込むことにより用紙に折り目を付ける折りローラと、前記ループを噛み込むニップ部の上流に配置される回転及び停止可能なレジストローラ対とを有することを特徴としている。この発明では、搬送されてくる用紙は、ストッパに当接するよりも前にレジストローラ対にその先端が当接するので、傾いて搬送されてきた用紙は、レジストローラ対の部分でその先端が揃えられ、当該用紙の傾きが補正されてから、前記ストッパに当接する。
前述のように従来の用紙折り装置では、搬送されてきた用紙の先端が前記ストッパに当接した直後に前記折りローラに噛み込まれてしまうため、例えば用紙が所定の基準値に比較して傾いて搬送されてきた場合には、ストッパに用紙先端を当接させただけではその傾きを補正しきれず、結果的に形成される折り目が傾いてしまうという問題があった。
また、用紙が所定の基準値に比較して傾きが小さい状態で搬送されてきた場合、あるいは、特許文献1記載の発明のようにレジストローラで用紙の傾きを補正したとしても、ストッパが製造ばらつき等で傾いていると、結果的に形成される折り目が傾いてしまうという問題があった。
さらに、このようなストッパの製造ばらつきによる傾きがある場合は、手作業で微調整して傾きを修正し、あるいは、輸送時の振動により傾いた場合は着荷時に同様の作業を行う必要があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、用紙の搬送状態によらず、正確に折り目を付けることができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、用紙が搬送される搬送路と、前記搬送路に配置され、用紙を当該搬送路の用紙搬送方向下流側に搬送する搬送手段と、前記搬送手段の用紙搬送方向下流側で前記搬送路から分岐し、折られた用紙を搬出する折り搬送路と、前記折り搬送路の前記搬送路からの分岐部に配置され、用紙をニップに挟んで折り込む折りローラ対と、前記折りローラの用紙搬送方向下流に配置され、用紙の先端を突き当て折り位置を決める先端ストッパと、前記先端ストッパの角度を調整する角度調整手段と、前記折り搬送路に配置され、通過する用紙の両側部の長さをそれぞれ測定する折り長さ測定手段と、前記折り長さ測定手段によって測定された前記用紙の両側部の折り長さの差の絶対値が予め設定された規定値を超える場合、前記折り長さの差が解消するように前記角度調整手段を動作させ、前記先端ストッパの角度を可変制御する制御手段と、を備えた用紙折り装置を特徴とする。
なお、後述の実施形態では、用紙は符号Pに、搬送路は符号220に、搬送手段は搬送ローラ202に、折り搬送路は符号221に、折りローラ対は符号201(201a,201b)に、先端ストッパは符号204に、角度調整手段は先端ストッパ角度調整駆動手段210に、折り長さ測定手段は符号209(209a,209b)に、制御手段は制御部200に、用紙折り装置は符号100に、それぞれ対応する。
本発明によれば、折り長さ測定手段の測定結果に基づいて先端ストッパの角度を可変制御するので、用紙の搬送状態によらず、正確に折り目を付けることができる。
本発明の実施例1に係る用紙折り装置の基本構成を説明するための機能ブロック図である。 折り部の基本的な構成を示す折りローラ対のモデル図である。 図2のモデルから撓み補助部材を省略して折り処理を行う折り部の構成を示す折りローラ対のモデル図である。 図1における先端ストッパと先端ストッパ角度調整駆動手段の全体構成を示す図である。 先端ストッパの斜視図である。 ベース角度調整駆動アクチュエータによりベースを反時計回りに回転させ、先端ストッパを正面視右肩上がりにした状態を示す図である。 ベース角度調整駆動アクチュエータによりベースを時計回りに回転させ、先端ストッパを正面視右肩下がりにした状態を示す図である。 先端ストッパの角度制御の動作手順を示すフローチャートである。 折り処理された用紙と一対の折り長さ測定手段の関係を示す平面図である。 折り処理された用紙の折り部の傾きと、その補正の方法を示す説明図である。 先端ストッパの角度制御と位置制御を行う実施例2の動作手順を示すフローチャートである。 折り長さと先端ストッパとの関係を示す説明図である。 先端ストッパの角度制御と位置制御に折りモードの種類の制御を付加した実施例3の動作手順を示すフローチャートである。 実施例3におけるずれの状態を示す説明図である。 ユーザ選択により折り長さ調整モードが選択された場合とそうでない場合で異なる制御を行う実施例4の処理手順を示すフローチャートである。 実施例5に係る具体的な用紙折り装置の概略構成を示す図である。
本発明は、用紙折り手段の用紙先端を突き当てるストッパの傾きを、折り長さの測定結果に基づいて制御すること特徴とする。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は実施例1に係る用紙折り装置の基本構成を説明するための機能ブロック図である。同図において、用紙折り装置100は、基本(機能)的に、用紙を折る折りローラ対201と、折りローラ対201により従動して回転し用紙を搬送する搬送ローラ202と、折りローラ対201を駆動する折りローラ駆動手段203と、用紙の先端が当接し折り位置を決める先端ストッパ204と、先端ストッパ204の位置を調整する先端ストッパ位置調整駆動手段205と、用紙先端を検知する先端検知手段206と、先端検知手段206の検知信号に基づいて用紙の折り位置を折りローラ対ニップに誘導する撓み補助部材207と、撓み補助部材207を駆動する撓み補助部材駆動手段208と、折られた用紙の長さを測定する折り長さ測定手段209と、折り長さ測定手段209から出力される信号に基づいて先端ストッパ204の角度を調整する先端ストッパ角度調整駆動手段210と、先端検知手段206と折り長さ測定手段209から入力される信号に基づいて前記各駆動部203、205、208、210を制御する制御部200を備えている。
この用紙折り装置100は画像形成装置PRに接続され、画像形成装置PRの本体制御部211と用紙折り装置100の制御部200が相互に通信可能に接続されている。本体制御部211には、先端ストッパ角度調整モードを選択する本体の操作部212が接続され、本体制御部211は、操作部212からの指示により用紙折り装置100の制御部200を制御する。
図2は、折り部の基本的な構成(レイアウト)を示す折りローラ対のモデル図である。図2では、搬送路220が直線状に配置され、この搬送路220に対して折り搬送路221がほぼ直角方向に連結され、その連結部に折りローラ対201が配置されている。折りローラ対201は用紙搬送方向上流側に位置する第1の折りローラ201aと下流側に位置する第2の折ローラ201bとからなり、両折りローラ201a,201bのニップに用紙Pの折り位置を挟み込んで当該中間部で用紙を折ることができる。
前記第1の折りローラ201aには、搬送路220を挟んで搬送ローラ202が配置され、用紙Pを両者間でニップして搬送力を付与している。また、折りローラ対201のニップの上流側で搬送路220は開口し、ニップの前面に空間部222が設けられている。この空間部222には、撓み補助部材207の揺動端207a側が進出後退可能に配置されている。撓み補助部材207は搬送路220の外側に設けられた駆動軸207bに揺動自在に支持され、揺動端207aは駆動軸207bの揺動駆動により、前記進出後退動作を行う。
搬送路220の第2の折りローラ201bの下流側には先端検知手段206と先端ストッパ204が配置されている。先端検知手段206は例えば光透過型センサあるいは光反射型センサが使用され、用紙Pの通過を光学的に検出する。先端ストッパ204は用紙Pの先端が当接し、先端位置を規制するもので、用紙搬送方向に可動でき、先端ストッパ位置調整駆動手段205によって所定位置に移動し、当該位置で停止する。なお、先端ストッパ位置調整駆動手段205は用紙サイズ及び折り種類に応じて制御部200の指示によって先端ストッパ204を前記所定位置に移動させる。先端ストッパ204は、用紙サイズや折り位置により位置を決めるよう移動するため、先端ストッパ位置調整駆動手段205の駆動源としては、位置センサが不要でパルスのみで制御(所謂オープンループ制御)できるステッピングモータが好ましい。なお、先端検知手段206は、用紙サイズあるいは折り位置により停止位置が変化する先端ストッパ204の位置に合わせて設けることは困難なため、先端ストッパ204の可動範囲外に配置する。
折りローラ対201のニップ出口近傍には、一対の折り長さ測定手段209(209a,209b)が配置され、折りローラ対201で折られた用紙Pの先端及び後端を検知し、折り長さを測定する。この場合も先端及び後端の検知には例えば光透過型センサあるいは光反射型センサが使用される。
大略、前記のように構成された用紙折り部では、以下のように動作して用紙の折り処理を実行する。
すなわち、用紙が搬送路220に搬入されてくると、駆動側の第1の折りローラ201aと搬送ローラ202により用紙Pがさらに下流側に搬送される。折りローラ対201の駆動源としては、例えば、DCブラシレスモータやステッピングモータが用いられる。用紙Pが先端検知手段206を通過した後、搬送路220を遮断する先端ストッパ204に当接する。当接後も第1の折りローラ201aと搬送ローラ202は図の矢印方向に回転し、さらに、用紙を送る。これにより用紙は折りローラ対201のニップ前面の空間部222付近で撓み始める。
撓み補助部材207は、先端検知手段206による検知信号をトリガに規定のタイミングで図示矢印方向(図示時計回り方向)に回転し、用紙Pの撓み部を押え、折りローラ対201のニップに用紙Pを押し込む。図2において実線で示した位置がこの状態である。撓み補助部材207の駆動軸207bの駆動源としては、例えばソレノイドあるいはステッピングモータが使用される。用紙Pが折りローラ対201のニップに押し込まれ、折りローラ対201による用紙折りが開始されると、撓み補助部材207は元の位置に戻るように図示点線の位置まで反時計回りに回動して搬送路220から退避する。
用紙Pが先端ストッパ204に当接するタイミングは、先端検知手段206と先端ストッパ204間の搬送距離、及び用紙の線速(用紙搬送速度)から算出できる。そのため、用紙Pが撓み始めるタイミングも算出され、そのタイミングに基づいて撓み補助部材207を駆動し、折りローラ対201のニップに押し込む。
折りローラ対201を通過した用紙Pは、折りローラ対201のニップ出口付近に配置した折り長さ測定手段209の配置位置を通過することによって用紙の先端検知タイミングから後端検知タイミングまでの時間を測定する。先端ストッパ角度調整駆動手段210は、前記時間の測定結果に基づいて後述のようにして先端ストッパ204の角度を調整する。前記角度調整は、制御部200からの指示で行われる。
なお、図2の例では、直線的な搬送路220において折り位置を折りローラ対201へ誘導するために撓み補助部材207を設けたが、図3に示すように搬送路220aを屈曲させ、折りローラ対201のニップ前方の空間部222で自然に撓みを作り、折りローラ対201のニップに誘導するようにすると、撓み補助部材207を省略することも可能である。
図4は図1における先端ストッパと先端ストッパ角度調整駆動手段の全体構成を示す図で、図2において搬送路220に対して撓み補助部材207配置側から垂直な方向に見た平面図である。以下、同図の構成を先端ストッパ角度調整装置と称し、構成と動作を説明する。
先端ストッパ角度調整装置300は、ベース軸301とこのベース軸301を支点に回動可能に支持されたベース304とを備え、ベース304には、先端ストッパ可動レール302a,302b、駆動モータ307、ベルト支持ローラ305a,305bが搭載されている。なお、実施例ではベース304は、図2の搬送路22の先端検知手段206側、図3の搬送路220aの先端検知手段206側に配置するが、先端検知手段206の反対側でも良い。駆動モータ307の駆動軸には駆動ローラ307aが軸着され、駆動ローラ307a、ベルト支持ローラ305a,305bの三者間にベルト306が張設されている。ベルト306には、固定部材309によって先端ストッパ204が固定され、先端ストッパ204は駆動モータ307、ベルト306により先端ストッパ可動レール302a,302bをスライドして矢印B方向に移動する。また、ベース304は、ベース角度調整駆動手段308を矢印A方向に可動することにより、ベース軸301を支点にしてベース304が回動し、これにより先端ストッパ204の角度調整が可能となっている。ベース角度調整駆動手段308は、例えば、一方向に動作するアクチュエータが使用される。
図5は先端ストッパ204の斜視図である。用紙Pが当接する先端ストッパ爪204aは、本実施例では、先端ストッパ204の端部に3個設けているが、製品の対応紙種により用紙端と端が当接できる間隔に設ければよく、間隔及び個数を限定するものではない。
図6はベース角度調整駆動手段308を矢印A1の方向に伸張することによりベース軸301を支点にベース304を反時計回りに回転させ、先端ストッパ204を基準線303から図示反時計回り方向に傾けた(正面視右肩上がりの)状態を示す。
他方、図7はベース角度調整駆動手段308を矢印A2の方向に吸引(縮小)することによりベース軸301を支点にベース304を時計回りに回転させ、先端ストッパ204を基準線303から図示時計回り方向に傾けた(正面視右肩下がりの)状態を示す。
なお、ベルト306を駆動する駆動モータ307を図示時計回り方向に駆動すれば、先端ストッパ204はベルト306の駆動に従って下方に移動し、図示反時計回り方向に駆動すれば、上方に移動する。先端ストッパ204の位置は前述のように用紙サイズあるいは折り種によって変更される。この位置の変更は、制御部200の指示により先端ストッパ位置調整駆動手段205が駆動モータ307を駆動制御することにより実行される。
図8は、先端ストッパの角度制御の動作手順を示すフローチャートである。このフローチャートでは、折りモードがZ折り、用紙サイズがA3で1回目の折り部に関する処理の例である。また、Z折り動作については後述するが、側面視Z状に2回折る折り方である。
まず、画像形成装置PR本体制御部211から用紙情報(用紙サイズ:A3)と折りモード情報(Z折り)を取得する(ステップS1)。用紙情報(用紙サイズ:A3)と折りモード情報(Z折り)から1回目の折り位置は、A3縦の先端から1/4の位置である。よって、先端ストッパ204と折りローラ対201ニップまでの距離がA3縦の1/4になるように駆動モータ307を駆動し、先端ストッパ204を移動させる(ステップS2)。その後、制御部200は用紙受け入れ許可信号を本体制御部211へ送信する(ステップS3)。
用紙Pが画像形成装置PR本体から折り装置100内に搬送され、先端検知手段206が用紙の先端を検知すると、その旨の信号を出力し、制御部200が先端検知信号を受信する(ステップS4)と、制御部200は先端検知信号をトリガに、撓み補助部材207の駆動軸207bを最適なタイミングで回動させる(ステップS5)。これにより、用紙は、折りローラ対201のニップに誘導され、折りローラ対201の下流の折り搬送路221に搬送される。
用紙Pは折りローラ対201を通過し、折りローラ対201ニップ出口付近に配置した折り長さ測定手段209が用紙先端を検知すると(ステップS6:YES)、折られた用紙Pの先端検知信号をトリガに用紙の長さ演算処理を実行し用紙の長さを算出する(ステップS7)。演算処理は、折り長さ測定手段209による用紙Pの先端検知から後端検知までの時間T[sec]を計測し、搬送時の線速V[mm/sec]は既知なので、前記時間Tと線速Vとから折り長さL[mm]を
L=T×V
により算出する。
折り長さ測定手段209は、図9に示したように用紙Pが通過する折り搬送路221の両端にそれぞれ配置され、装置手前側と奥側の各折り長さ測定手段209a,209bによって各々先端と後端の通過タイミングを測定し、手前側の用紙の折り長さL1と奥側の用紙の折り長さL2を演算する。なお、図9は折り処理された用紙Pと折り長さ測定手段209a,209bの関係を示す平面図である。
また、手前側と奥側の各折り長さ測定手段209a,209bは折り搬送路221に配置され、通過する用紙の両側部の長さをそれぞれ測定するので、用紙折り装置100に設定された最小サイズの用紙の両側部を検出できる位置に配置されている。なお、用紙サイズに応じて折り長さ測定手段を3つ以上設けることも可能であり、また、用紙サイズに応じて移動できるように構成することもできる。
次いで、両者の差の絶対値をとり、折り長さL1とL2の差が規定値Ls0以下であれば(ステップS8:YES)、処理を終了する。他方、折り長さL1とL2の差の絶対値が規定値Ls0を超える場合には(ステップS8:NO)、折り長さL1とL2を比較して、いずれが長いかをチェックし(ステップS9)、
L1>L2
では(ステップS9:YES)、L1が小さくなるように先端ストッパ204の傾きが正面視右端上がりとなるように制御する(ステップS10)。ここで、図10(a)に示すように、
L1−L2=Ls1(Ls1>Ls0)
の場合、先端ストッパ右端が用紙Pの先端部搬送方向中心PCを通る基準線303に対して図10(b)に示すように、
Ls1÷2
上がるように先端ストッパ角度調整駆動手段210を制御すればよい。
他方、
L1<L2
では(ステップS9:NO)、L2を小さくするように先端ストッパ204の傾きを右端下がりに制御する(ステップS11)。
ここで、
L2−L1=Ls2(Ls2>Ls0)
の場合、先端ストッパ右端が用紙Pの先端部搬送方向中心PCを通る基準線303に対して
Ls2÷2
下がるよう先端ストッパ角度調整駆動手段210を制御すればよい(図7参照)。
その後、次用紙の受け入れを許可し(ステップS3)、S4以降の各処理を再実行する。なお、前記図10は折り処理された用紙の折り部の傾きと、その補正の方法を示す説明図である。
ここで、折り長さ測定精度について説明する。
折り長さ測定手段209による先端検知から後端検知までの時間をT[sec]、線速をV[mm/sec]、折り長さをL[mm]、折り長さ測定手段による測定周期をt[ms]、測定周期tで測定できる折り長さをl(エル)とする。折り長さLは、
L(l)=V×T(t)
で表せる。例えば、
V=100mm/sec
t=1ms
では、
l=0.1mm ・・・(1)
となる。
例えば、
V=400mm/sec
t=1ms
では、
l=0.4mm、・・・(2)
となり、また、
t=0.25ms
では、
l=0.1mm ・・・(3)
となる。
このように、用紙Pの線速によって、測定周期(t)を一定とした場合、式(1)及び式(2)の値から測定精度が異なる。そこで、測定精度を同じにするためには、式(1)及び式(3)の値から線速Vに応じて測定周期(t)を変えればよいことが分かる。
以上のように、本実施例によれば、折り長さ測定手段209の測定結果に基づいて先端ストッパ204の角度を可変制御しているので、角度のずれに影響されることなく、正確な位置で折ることができる。その際、所望の位置で折れるようにするために、手作業、例えばストッパ角度を決めてネジ止めするなどの先端ストッパの角度調整が不要となり、利便性の向上を図ることができる。そのため、ストッパが製造ばらつき等で傾いていると、結果的に形成される折り目が傾いてしまうというという問題、また、ストッパの製造ばらつきによる傾きがある場合は手作業で微調整し、あるいは輸送時の振動により傾いた場合は着荷時に同様の作業が発生するという問題を解消することができる。
実施例1では、折り長さ測定手段の測定結果を元に先端ストッパの角度を可変制御しているが、本実施例2では、実施例1の先端ストッパの角度の可変制御に加え、折り長さ測定手段の測定結果に基づいて先端ストッパの位置を制御する例である。機械的構成及び電気的構成は、実施例1と同一であり、同一の各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
実施例2においても実施例1と同様に折りモードがZ折り、用紙サイズがA3で1回目の折り部に関する処理の例である。
図11は実施例2の動作手順を示すフローチャートであり、ステップS1からステップS11までの処理は図8に示した実施例1と同一なので、説明は省略する。
ステップS1からステップS8まで処理し、ステップS8で折り長さL1とL2の差の絶対値をとり、折り長さL1とL2の差が規定値Ls0以下であれば(ステップS8:YES)、折り長さL1,L2が規定値「L0±2mm」以内であるか判定する(ステップS12)。すなわち、
L0−2mm≦(L1,L2)≦L0+2mm
が成立するかどうかを判定する。ここで、L0はA3縦の3/4つまり315mmであり、この本来あるべき折り長さL0の長さに対してステップS12の判定で折り長さL1,L2が規定値「L0±2mm」以内であれば、処理を終了する。
これに対し、折り長さL1,L2が規定値「L0±2mm」を超えた場合(ステップS12:NO)には、さらに、
L1、L2>L0+2mm
として、折り長さL1,L2と前記規定値「L0±2mm」をそれぞれ比較する(ステップS13)。
図12は折り長さと先端ストッパ204との関係を示す説明図であり、図12(a)は用紙Pに1回目の折りを施し、用紙先端PEを折り返したときの「折り長さL1(又はL2)>規定値」の状態を、図12(b)はL1(又はL2)<規定値 の状態を、図12(c)は折り部における先端ストッパの位置をそれぞれ示す。そこで、
図12(a)に示すように
L1,L2>L0+2mm
の場合(ステップS13:YES)、
L1(又はL2)−L0=Ls3(Ls3>2mm)
として先端ストッパ204を先端ストッパ位置調整駆動手段205により駆動し、折りローラ対201から先端ストッパ204の当接位置を距離Ls3だけ遠ざける方向に移動させる(ステップS14)。なお、図12(a)の例では、折り長さL1、L2が規定値「L0+2mm」より長い、つまり用紙先端PEと折り目PXとの間の1回目折り長さLxが短いことになる。
1回目折り長さLxは図12(c)の先端ストッパ204と折りローラ対201のニップ201cまでの長さとなり、1回目折り長さLxを長くするためには、先端ストッパ204を折りローラ対291から遠ざける方向(図12(c)矢印D方向)に移動させればよい。
他方、図12(b)に示すように、
L1、L2<L0−2mm
の場合(ステップS13:NO)、
L0−L1(又はL2)=Ls4(Ls4>2mm)
として先端ストッパ204の位置を距離Ls4だけ折りローラ201に近づける方向(図12(c)矢印E)に移動させる(ステップS15)。
そして、ステップS14又は15の処理を終えると、次用紙の受け入れを許可し(ステップS3)、ステップS4以降の処理を再実行する。
以上のように、本実施例によれば、実施例1の角度調整に加え、折り長さ測定手段209の測定結果に基づいて先端ストッパ204の位置を制御しているので、実施例1よりもさら正確な位置で折ることができる。その際、実施例1と同様に、所望の位置で正確に折れるようにするために、手作業、例えば、折り状態を実測してストッパ位置の調整を繰り返すなどの先端ストッパ位置の調整が不要となり、利便性向上を図ることができる。
実施例1では先端ストッパの角度を可変制御する例を、実施例2では先端ストッパの角度に加え、位置を可変制御する例について説明した。これに対し、本実施例3は、折りモードに応じて先端ストッパの移動量を変更するようにした例である。機械的構成及び電気的構成は、実施例1と同一であり、同一の各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図13は実施例3に係る用紙折り装置の動作手順を示すフローチャート、図14は本実施例におけるずれの状態を示す説明図である。このフローチャートは、図11に示した実施例2のフローチャートのステップS1の後段に折りモードを判定するステップ(ステップS16)と、この判定に基づいて先端ストッパを移動させるステップ(ステップS17)を付加したもので、その他の各処理は図11で説明した各処理に相当するので、本実施例の特徴となる部分のみ説明する。
図13において、まず、本体から用紙情報(用紙サイズ:A4)と折りモード情報を取得する(ステップS1)。折りモードが3つ折り(Z折り、内3つ折り、外3つ折り)の場合(ステップS16:YES)、図11に示したステップS2以降の処理を実行する。
折りモードが2つ折りの場合(ステップS16:NO)、先端ストッパ204を通常の折り位置から所定値Lyだけずらす(ステップS17)。これは、2つ折りの場合、先端ストッパ204角度の影響を受けて折り位置が斜めになっていても、図14(a)に示すように折り長さL1,L2の差を判断できないことから、図14(b)に示すように、まず、先端ストッパ204の角度の影響を判断するために、故意に既定値Lyだけずらすようにしたものである。
具体的には、例えば、用紙情報(用紙サイズ:A3)と折りモード情報(2つ折り)の場合、2つ折りではA3縦の1/2であり、先端ストッパ204と折りローラ対201のニップ201cまでの距離がA3縦の1/2(210mm)になるように先端ストッパ204を移動させるが、本実施例では、折りモードが2つ折りの場合は、先端ストッパ204と折りローラ対201のニップ201cまでの距離が例えば、既定値(210mm)より20mm(Ly)ずらして230mmになるように先端ストッパ204を移動させる。2つ折りの場合、先端ストッパ204の位置をずらした分はステップS14で補正され、折り長さL1、L2≦規定値「L0±2mm」を満足するまでS3以降の処理が繰り返される。
本実施例の2つ折りの場合、図16の第1ストッパ141の位置を制御すればよい。
以上のように、本実施例によれば、折りモードにより先端ストッパ204の位置制御、角度制御を変更するので、折りモードが異なっても、選択された折りモードに対して適切な制御が可能となる。その結果、実施例1及び2と同様に、先端ストッパ位置の調整が不要で利便性の向上を図ることができる。
実施例1及び2の調整動作は常に実行されるわけではなく、ユーザの選択によって実行される。例えば、用紙折り装置100と接続された画像形成装置PRの操作部212により折り長さ調整モードを選択した場合は折り長さを調整し、選択されない場合は折り長さ調整を実行しないようにする。
図15は、このような選択動作に伴う動作手順を示すフローチャートである。同図において、電源ON後に画像形成装置PR本体の操作部21から折り長さ調整モードが選択された場合(ステップS100:YES)、実施例1ないし3で説明した折り長さ調整処理を実行し(ステップS101)、ステップ100で折り長さ調整モードが選択されていない場合(ステップS100:NO)、折り長さ調整処理は実行されない。
また、本実施例では、折り長さ調整モードが選択された場合、折り長さ調整モードを実行するが、作業者やサービスマンが通常モードで折った用紙を目で見て操作部212から微調整ができるようにすることもできる。具体的には、先端ストッパ角度若しくは位置、角度の場合はストッパ調整角度が選択できるようにする。
以上のように、本実施例によれば、折り長さ調整モードが選択可能なので、工程や着荷時に必要に応じて実施することができる。また、操作部から微調整することもできるので、調整も簡単で利便性の向上も図ることができる。
実施例1ないし4において説明した用紙折り装置は具体的には図16に示すような装置として提供される。図16は、実施例5に係る具体的な用紙折り装置の概略構成を示す図である。
図16において、用紙折り装置100は、例えば図1に示すような画像形成装置PRの後段に接続される。画像形成装置PRは、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらのうち少なくとも2つの機能を複合して有するデジタル複合機などである。用紙、ここでは画像形成装置PRから搬送される画像形成済みの用紙は、用紙折り装置100での折り処理が必要であれば、当該用紙折り装置100で必要な折り処理が施され、用紙折り装置100での折り処理が不要であれば、用紙折り装置100をバイパスして後段の用紙後処理装置に搬送される。用紙後処理装置は、公知の機能及び機構を備えたもので、例えば、パンチ処理、整合処理、端綴じ処理、中折り処理、中綴じ処理、仕分け処理などの処理が可能である。
用紙折り装置100には用紙受入口から用紙排出口にストレートに排紙する水平搬送路が設けられ、用紙に折りを施す場合には、この水平搬送路から第1切替爪121で折り処理部側に搬送方向を変え、折り処理された用紙は第1切替爪121設置個所より下流側で第6搬送路106から水平搬送路に戻って排出口から用紙後処理装置側に搬出される。
用紙受入口から第1切替爪121で分岐した搬送路は、第1搬送路101、第2搬送路102、第3搬送路103、第4搬送路104、第5搬送路105、第6搬送路106、第7搬送路107、第8搬送路108、及び第9搬送路109からなる。第1搬送路101と第2搬送路102は第1折りローラ111と搬送ローラ111aとのニップで分けられ、第2搬送路102と第3搬送路103は第1及び第2折りローラ111,112間の第折りニップで分けられ、第3搬送路103と第4搬送路104は第2及び第3折りローラ112,113間の第2折りニップで分けられる。第4搬送路104と第5搬送路105は第2切替爪122で分けられ、第6搬送路106は第4搬送路104と第5搬送路105の合流部から第6搬送路106下流の第3切替爪123の分岐点を経由し、水平搬送路の第4切替爪124まで延びている。第8搬送路108は第1切替爪121から第4切替爪124までの水平搬送路で、第9搬送路109は第4切替爪124から用紙収容部131までの部分である。
前記第1切替爪121は、用紙受入口から供給された用紙を第8搬送路108、又は第1搬送路101のいずれかへ案内する。第1搬送路1の下流側で当該第1搬送路101に連通する第2搬送路102には、第1ストッパ141が設けられている。
第2搬送路2の上流側(第1搬送路1側)には、上記第1搬送路101や第2搬送路102に連通する第3搬送路103が位置し、この第3搬送路103には第2ストッパ142が設けられている。第3搬送路103は第2及び第3折りローラ112,113の第2折りニップを介して第4搬送路104に連通し、この第4搬送路104には搬送ローラ対と第3ストッパ143が設けられている。第2搬送路102の上流側と第3搬送路103の上流側の間には、第1折りローラ111と第2折りローラ112が設けられている。
第4搬送路104の中間部分には、この第4搬送路4から分岐する第6搬送路106が設けられている。この第6搬送路106は、複数の搬送ローラ対からなる折り増しローラ機構151を経て、第3切替爪123まで伸びている。第4搬送路104と第6搬送路106の間には、第3折りニップを形成する第4折りローラ114と第5折りローラ115が設けられている。
本実施形態に係る用紙折り装置では、前述のように第1ないし第3ストッパ141,142,143を備え、さらに、図示はしないが、先端ストッパ角度調整駆動手段210を備えるとともに、折り搬送路の両端付近に折り長さ測定手段209a,209bを各折り部に備えている。なお、第1ないし第9の搬送路101〜109には、用紙の搬送に必要な位置に適宜搬送ローラが配置され、用紙ジャムが発生しないように意図されている。
前記構成により、2つ折り、Z折り、外3つ折り、内3つ折り、単純4つ折り、観音4つ折りの各折り動作が可能となる。また、必要に応じて重ね折りも行われる。
以下、各折り動作の詳細を示す。
〈Z折り〉
Z折りでは、用紙搬入口13aから搬入された用紙は、第1切替爪121によって第1搬送路101に案内される。用紙は、第1折りローラ111と第2折りローラ112間の第1折りニップを通過し、用紙先端が第3搬送路103に配置されている折り位置に移動可能な第2ストッパ142に突き当たる。用紙が第2ストッパ142に突き当ると、用紙の撓み部分が第2折りローラ112と第3折りローラ113間の第2の折りニップに進入し、1回目の折りが施される。1回目の折りが施された用紙は、第2切替爪122によって、第4搬送路104に搬送される。なお、各ストッパ141〜143は図示しない移動機構により搬送路に沿って所定範囲移動可能となっている。
用紙先端が第4搬送路104に配置されている折り位置に移動可能な第3ストッパ143に突き当たると、用紙が第4折りローラ114と第5折りローラ115のニップの上流側の空間部で撓み、その撓んだ部分を第4折りローラ114と第5折りローラ115間の第3折りニップに進入させて2回目の折りが施され、Z折り完了となる。Z折りが完了した用紙は、第6搬送路106を経由し、水平搬送路13を経て用紙排出口13bから後段の用紙後処理装置へ排紙される。その際、第3切替爪123は用紙排出口へ用紙を案内する側に切り替えられている。これにより、Z折り下流排紙処理が行われることになる。後段の用紙後処理装置に排紙される場合には、用紙後処理装置でパンチ処理などを実行することができる。
一方、前記第3切替爪123が第7搬送路107へ案内する側に切り替えられていた場合には、用紙は第7搬送路107、第4切替爪124を経て第9搬送路109へ至り、用紙収容部131に排紙される。これによりZ折り用紙収容部排紙処理が行われる。
〈2つ折り〉
2つ折りでは、搬入された用紙は、第1切替爪121によって、第1搬送路101を経由して第2搬送路102へ案内される。用紙先端が第2搬送路102に配置されている折り位置に移動可能な第1ストッパ141に突き当たると、第1折りローラ111と第2折りローラ112間の第1折りニップの上流側の空間部で用紙が撓む。撓みが進行すると用紙は第1折りニップに進入し、当該第1の折りニップで1回目の折りを行い、2つ折りが完了する。
折り完了後、用紙は第3搬送路103へは進入せずに、第2折りローラ112と第3折りローラ113のニップを通過し、第2切替爪122によって第5搬送路5へ案内され、第6搬送路106、第7搬送路107、第9搬送路109を経由して用紙紙収容部131に収容される。第3及び第4の切替爪123,124は前記搬送路が連通するように切り替えられる。
〈外3つ折り、内3つ折り、単純4つ折り〉
これらの折り動作では、搬入された用紙は、第1切替爪121によって、第1搬送路101を経由して第2搬送路102へ案内される。用紙先端が第2搬送路102の前記第1ストッパ141に突き当たると、用紙は2つ折りの場合と同様にして撓み、同様の動作により第1折りニップで2つ折りされ、第3搬送路103に搬送される。用紙先端が第3搬送路103の前記第2ストッパ142に突き当たると、用紙はZ折りの場合と同様にして撓み部分が第2折りローラ112と第3折りローラ113のニップに進入し、2回目の折りが行われる。
このとき、外3つ、内3つ、単純4つの各折りモードと、用紙サイズにより、第1ストッパ141、第2ストッパ142は制御された位置に停止し、1回目及び2回目の折り位置と折り方向が設定される。用紙は、2回の折り処理が完了した後、第2切替爪122によって第5搬送路105へ案内され、第6搬送路106、第7搬送路107及び第9搬送路109を経由して用紙収容部131に収容される。第3及び第4の切替爪123,124は前記搬送路が連通するように切り替えられる。
〈観音4つ折り〉
観音4つ折りでは、搬入された用紙は、第1切替爪121によって、第1搬送路101を経由して第2搬送路102へ案内される。用紙先端が第2搬送路102の前記第1ストッパ141に突き当たると、用紙は2つ折りの場合と同様にして撓み、同様の動作により第1折りニップで2つ折りされ、第3搬送路103に搬送される。用紙先端が第3搬送路103の前記第2ストッパ142に突き当たると、用紙はZ折りの場合と同様にして撓み部分が第2折りローラ112と第3折りローラ113のニップに進入し、2回目の折りが行われる。
用紙は、第2切替爪122によって第4搬送路104に案内される。用紙先端が第4搬送路104の前記第3ストッパ143に突き当たると、用紙の撓み部分が第4折りローラ114と第5折りローラ115間の第3折りニップに進入し、第6搬送路106側に送られ、3回目の折りが行われ、観音4つ折りが完了する。
なお、観音4つ折りでは、第1折りニップで一端側の折りが行われ、第2折りニップで他端側の折りが行われる。そして、最後に、中央部が内側に折られ、両端が中央部側に折り込まれた所謂観音4つ折りが完成する。
折り完了後、折られた用紙は、第6搬送路106へ案内され、第7搬送路107を経由して、第9搬送路109を経由して用紙収容部131に収容される。なお、これまでの説明で、用紙収容部131に収容するのに代えて用紙排出口から後段の用紙後処理装置に搬送することもできる。この場合には、第3の切替爪123は用紙排出口側に通じる搬送路を開放し、第7搬送路107側に至る搬送路は封鎖する。
なお、折りを行わず、下流側の後処理装置へ搬送させるには、第1切替爪121により、直接、用紙搬出口より排出させ、折りを行う場合には、第1切替爪121にて、用紙を折り装置内部の各搬送路へ導き、各折り動作を行う。折りが完了した後、折り増しローラ機構151により折り増しが行われる。
すなわち、2つ折りは第1折りローラ111と第2折りローラ112間の第1折りニップで2つ折りが完了するが、その後、第2折りローラ112と第3折りローラ113のニップを通過し、第2切替爪122によって第5搬送路5へ案内され、第6搬送路106、第7搬送路107、第9搬送路109を経由して用紙紙収容部131に収容される。これは前述の通りである。
以上のように、本実施例によれば、折り部毎、また折りモード毎に、折り長さ測定手段の測定結果を元に、先端ストッパの角度調整及び折り位置を制御するので、折りモードが異なっても、正確な位置で折ることができる。その際、実施例1ないし4の構成を備えているので、これらと同様に手作業による先端ストッパの角度調整が不要となり、利便性の向上を図ることができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記各実施例は、好適な実施形態をそれぞれ示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲により規定される範囲に含まれる。
100 用紙折り装置
200 制御部
201 折りローラ対
201a,201b 折りローラ
202 搬送ローラ
204 先端ストッパ
205 先端ストッパ位置調整駆動手段
206 先端検知手段
209,209a,209b 折り長さ測定手段
210 先端ストッパ角度調整駆動手段
220 搬送路
221 折り搬送路
P 用紙
PR 画像形成装置
特開平10−194587号公報

Claims (8)

  1. 用紙が搬送される搬送路と、
    前記搬送路に配置され、用紙を当該搬送路の用紙搬送方向下流側に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の用紙搬送方向下流側で前記搬送路から分岐し、折られた用紙を搬出する折り搬送路と、
    前記折り搬送路の前記搬送路からの分岐部に配置され、用紙をニップに挟んで折り込む折りローラ対と、
    前記折りローラの用紙搬送方向下流に配置され、用紙の先端を突き当て折り位置を決める先端ストッパと、
    前記先端ストッパの角度を調整する角度調整手段と、
    前記折り搬送路に配置され、通過する用紙の両側部の長さをそれぞれ測定する折り長さ測定手段と、
    前記折り長さ測定手段によって測定された前記用紙の両側部の折り長さの差の絶対値が予め設定された規定値を超える場合、前記折り長さの差が解消するように前記角度調整手段を動作させ、前記先端ストッパの角度を可変制御する制御手段と、を備えた用紙折り装置。
  2. 請求項1記載の用紙折り装置において、
    前記先端ストッパの位置を調整する位置調整手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記折り長さ測定手段の測定結果に基づいて前記位置調整手段を動作させ、前記先端ストッパの位置を可変制御すること
    を特徴とする用紙折り装置。
  3. 請求項1又は2記載の用紙折り装置において、
    2つ折り及び3つ折りを含む複数の折りモードを備え、
    前記制御手段は、選択された折りモードに応じて先端ストッパの移動量を変更することを特徴とする用紙折り装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の用紙折り装置において、
    前記先端ストッパの用紙搬送方向上流側に位置し、搬送されてくる用紙の先端を検知する先端検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記先端検知手段の検知出力に基づいて用紙の折り位置を設定すること
    を特徴とする用紙折り装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の用紙折り装置において、
    前記先端ストッパの用紙搬送方向上流側に位置し、搬送されてくる用紙の先端を検知する先端検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記先端検知手段の検知出力に基づいて前記ストッパの位置を設定すること
    を特徴とする用紙折り装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の用紙折り装置において、
    前記折りローラ対を複数備えていること
    を特徴とする用紙折り装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の用紙折り装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7記載の画像形成装置において、
    画像形成装置本体の操作部から折り長さを調整するモードが選択された場合、前記制御手段は折り長さを調整し、選択されない場合は折り長さの調整を実行しないこと
    を特徴とする画像形成装置。
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