JP4336322B2 - 用紙折り装置、用紙処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

用紙折り装置、用紙処理装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成済みの用紙(記録媒体、記録シート)に対して折り処理を行う用紙折り装置、用紙に対して前記用紙折り装置による折り処理を含む所定の処理を行って排紙する用紙処理装置、およびこの用紙処理装置を一体若しくは別体に備えた複写機、プリンタ、印刷機等の画像形成装置に関する。
複写機、プリンター等の画像出力装置の下流側に配置され、出力される記録紙に綴じなどの後処理装置は広く知られているが、昨今その機能は多機能化され、従来の端面綴じに加えて中綴じ処理も可能としたのもが考案されている。中綴じについては、中折りを行って簡易的な製本まで行うのが一般的である。
従来、この種のシート処理装置では、折り手段としてローラ対を用い、前記ローラ対間にシート束を通し、ローラのニップで強制的に折り込んでシート束の半折りを行っている。このように簡易的な製本まで行うと、折ったときに小口が揃わないと見場が悪くなるので、用紙揃えの精度が問題となる。なお、ここでいう小口とは、本の背を除いた三方の裁ち口のことを言い、一般には、本を開く側の裁ち口の部分を指すことが多い。
なお、用紙束の小口が揃った製本に仕上げる技術としては、技術としては例えば特許文献1に開示された発明が公知である。
特開2001-146363号公報
前記従来技術では、折り処理部に搬送されてきた用紙束の搬送方向先端部を、折り部ストッパに当接するタイミングに合わせて、駆動手段により折り部ストッパを用紙束の搬送方向に往復振動させ、折り処理部に搬送されて来る用紙束の用紙同士が不揃いになっていても、この不揃いの用紙束を位置決め部材の振動により矯正して確実に用紙揃えした後、折り処理する事により、用紙小口の揃った製本が出来上がり、製品品位を向上させている。
しかし、前記特許文献1記載の発明では、折り部ストッパに当接するタイミングに合わせて、駆動手段により折り部ストッパを用紙束の搬送方向に往復振動させて小口の面を揃えていたが、これでは時間が余分にかかり、また、機構も複雑にならざるを得なかった。また、用紙束が傾いて折り部まで導かれる虞もあり、このような場合には特に前記傾きを補正することまでは配慮されていない。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、その目的は、特に往復振動などさせなくとも簡単に用紙の端面を揃えることができる用紙処理装置及び画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、シート搬送方向と略直交する方向から突出し、搬送路に沿って搬送される前記シートに折り目を付ける折りプレートと、前記折りプレートによって付けられた折り目部分をニップに挟み込んでシートを折る折りローラと、前記シートを支持して移動させ、前記折りプレートによる折り位置を調整するシート位置調整手段と、前記シート加圧して前記シート位置調整手段側に搬送する搬送手段とを有する用紙折り装置において、前記折りプレートによる折り位置よりシート搬送方向下流側に前記シート位置調整手段を待機させ、前記搬送手段の加圧が解除された後、前記シート位置調整手段を移動させる駆動手段と、前記搬送手段により搬送され、前記シートが折り位置まで到達した後、前記搬送手段の加圧力を解除する制御手段と、を備えていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記搬送手段は前記シートを重力方向に沿って設けられた搬送路に沿って搬送することを特徴とする。
の手段は、第の手段において、前記加圧力が解除されたとき、前記シートと前記シート位置調整手段との間には間隔が設けられ、前記シートは自由落下により前記シート位置調整手段に当接し、シート調整が行われることを特徴とする。
の手段は、第の手段において、前記自由落下する距離が用紙サイズに応じて設定されていることを特徴とする。
の手段は、第3または第4の手段において、前記駆動手段は前記搬送手段の加圧力が解除された後、前記シート位置調整手段により前記シートを折り位置に移動させることを特徴とする。
の手段は、第1または第の手段において、前記駆動手段がパルスモータからなることを特徴とする。
の手段は、第1ないし第のいずれかの手段に係る用紙折り装置を用紙処理装置が備えていることを特徴とする。
の手段は、第1ないし第のいずれかの手段に係る用紙折り装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
の手段は、第の手段に係る用紙処理装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
なお、以下の実施形態において、シート位置調整手段は可動後端フェンス73に、駆動手段は可動後端フェンスを駆動する後端フェンスM163に、制御手段はCPU360にそれぞれ対応する。
本発明によれば、特に往復振動などさせなくとも用紙束の自由落下を利用して簡単に用
紙の端面を揃えることができる。
<全体構成>
図1は本発明の実施形態に係る用紙処理装置としての用紙後処理装置と画像形成装置と
からなる画像形成システムのシステム構成を示す図であり、図では、用紙後処理装置の全
体と画像形成装置の一部を示している。
図1において、用紙後処理装置PDは、画像形成装置PRの側部に取付けられており、
画像形成装置PRから排出された記録媒体、ここでは用紙は用紙後処理装置PDに導かれ
る。前記用紙は、1枚の用紙に後処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段とし
てのパンチユニット100)を有する搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路B、
シフトトレイ202へ導く搬送路C、整合及びスティプル綴じ等を行う処理トレイF(以
下スティプル処理トレイとも称する)へ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15及び分岐爪
16によって振り分けられるように構成されている。
搬送路A及びDを経てスティプル処理トレイFへ導かれ、スティプル処理トレイで整合及びスティプル等を施された用紙は、偏向手段である分岐ガイド板54と可動ガイド55により、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す処理トレイG(以下、中折り処理トレイとも称する)へ振り分けられるように構成され、中折り処理トレイGで折り等を施された用紙は搬送路Hを通り下トレイ203へ導かれる。また、搬送路D内には分岐爪17が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されており、用紙後端がこれを通過した後、搬送ローラ9,10、スティプル排紙ローラ11の内少なくとも搬送ローラ9を逆転させ、プレスタックローラ8によって用紙後端を用紙収容部Eへ導き、滞留させた後、次用紙と重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上の用紙を重ね合せて搬送することも可能である。なお、本明細書では、シート状の記録媒体の総称として用紙と呼んでいる。
搬送路B、搬送路C及び搬送路Dの上流で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装
置から受け入れる用紙を検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユ
ニット100、パンチかすホッパ101、搬送ローラ2、分岐爪15及び分岐爪16が順
次配置されている。分岐爪15、分岐爪16は図示しないバネにより図1の状態に保持さ
れており、図示しないソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪1
6は下方に、各々回動することによって、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへ用紙を振り分
ける。
搬送路Bへ用紙を導く場合は、分岐爪15は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、搬
送路Cへ用紙を導く場合は、図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、分岐
爪15は上方に、分岐爪16は下方にそれぞれ回動した状態となり、搬送路Dへ用紙を導
く場合は、分岐爪16は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、分岐爪15は図1の状態
から前記ソレノイドをONすることにより、上方に回動した状態となる。
この用紙後処理装置では、用紙に対して、穴明け(パンチユニット100)、用紙揃え
+端部綴じ(ジョガーフェンス53、端面綴じスティプラS1)、用紙揃え+中綴じ(ジ
ョガーフェンス53、中綴じスティプラS2)、用紙の仕分け(シフトトレイ202)、
中折り(折りプレート74、折りローラ81)などの各処理を行うことができる。
<シフトトレイ部>
この用紙後処理装置PDの最下流部に位置するシフトトレイ排紙部Iは、シフト排紙ロ
ーラ6と、戻しコロ13と、紙面検知センサ330と、シフトトレイ202と、図2に示
すシフト機構Jと、図3に示すシフトトレイ昇降機構Kとにより構成される。なお、図2
はシフト機構Jの詳細を示す要部を拡大した斜視図、図3はシフトトレイ昇降機構Kの要
部を拡大した斜視図である。
図1及び図3において、符号13はシフト排紙ローラ6から排出された用紙と接して前
記用紙の後端を図2に示すエンドフェンス32に突き当てて揃えるためのスポンジ製の戻
しコロを示す。この戻しコロ13は、シフト排紙ローラ6の回転力で回転するようになっ
ている。戻しコロ13の近傍にはトレイ上昇リミットスイッチ333が設けられており、
シフトトレイ202が上昇して戻しコロ13を押し上げると、前記トレイ上昇リミットス
イッチ333がオンしてトレイ昇降モータ168が停止する。これによりシフトトレイ2
02のオーバーランが防止される。また、戻しコロ13の近傍には、図1に示すように、
シフトトレイ202上に排紙された用紙もしくは用紙束の紙面位置を検知する紙面位置検
知手段としての紙面検知センサ330が設けられている。
図1に詳細には図示していないが、紙面検知センサ330は、図3に示す紙面検知レバ
ー30と、紙面検知センサ(スティプル用)330aと紙面検知センサ(ノンスティプル
用)330bとから構成されている。紙面検知レバー30は、レバーの軸部を中心に回動
可能に設けられ、シフトトレイ202に積載された用紙の後端上面に接触する接触部30
aと扇形の遮蔽部30bとを備えている。上方に位置する紙面検知センサ(スティプル用
)330aは主にスティプル排紙制御に用いられ、紙面検知センサ(ノンスティプル用)
330bは主にシフト排紙制御に用いられる。
本実施形態では、紙面検知センサ(スティプル用)330a及び紙面検知センサ(ノン
スティプル用)330bは、遮蔽部30bによって遮られたときにオンするようになって
いる。したがって、シフトトレイ202が上昇して紙面検知レバー30の接触部30aが
上方に回動すると、紙面検知センサ(スティプル用)330aがオフし、さらに回動する
と紙面検知センサ(ノンスティプル用)330bがオンする。用紙の積載量が所定の高さ
に達したことが紙面検知センサ(スティプル用)330aと紙面検知センサ(ノンスティ
プル用)330bによって検知されると、シフトトレイ202はトレイ昇降モータ168
の駆動により所定量下降する。これにより、シフトトレイ202の紙面位置は略一定に保
たれる。
≪シフトトレイの昇降機構≫
シフトトレイ202の昇降機構について詳細に説明する。
図3に示すようにシフトトレイ202は、駆動ユニットLにより駆動軸21が駆動され
ることにより昇降する。駆動軸21と従動軸22との間にはタイミングベルト23がタイ
ミングプーリを介してテンションをもって掛けられ、このタイミングベルト23にシフト
トレイ202を支持する側板24が固定されている。このように構成することにより、シ
フトトレイ202を含むユニットが昇降可能にタイミングベルト23に吊り下げられてい
る。
駆動ユニットLは、トレイ昇降モータ168とウォームギア25とから構成され、駆動
源としての正逆転可能なトレイ昇降モータ168で発生した動力が、ウォームギヤ25を
介して駆動軸21に固定されたギヤ列の最終ギヤに伝達され、シフトトレイ202を上下
方向に移動させるるようになっている。動力伝達系統がウォームギヤ25を介しているた
め、シフトトレイ202を一定位置に保持することができ、このギア構成により、シフト
トレイ202の不意の落下事故等を防止することが可能となっている。
シフトトレイ202の側板24には、遮蔽板24aが一体に形成され、下方には積載用
紙の満載を検出する満杯検知センサ334と下限位置を検出する下限センサ335が配置
されており、遮蔽板24aによって満杯検知センサ334と下限センサ335とがオン・
オフされるようになっている。満杯検知センサ334と下限センサ335はフォトセンサ
であり、遮蔽板24aによって遮られたときにオンするようになっている。なお、図3に
おいて、シフト排紙ローラ6は省略している。
シフトトレイ202の揺動(シフト)機構は図2に示すように、シフトモータ169と
シフトカム31とからなり、シフトモータ169を駆動源としてシフトカム31を回転さ
せることにより、シフトトレイ202は用紙排紙方向と直交する方向に往復動する。シフ
トカム31には回転軸中心から一定量離れた位置にピン31aが立てられ、そのピン31
aの他端部がエンドフェンス32の係合部材32aの長孔部32bに遊嵌されている。係
合部材32aはエンドフェンス32の背面(シフトトレイ202が位置しない側の面)に
固定され、前記シフトカム31のピン31aの回動位置に応じて、用紙排紙方向と直交す
る方向に往復動し、これにともなってシフトトレイ202も用紙排紙方向と直交する方向
に移動する。シフトトレイ202は図1において手前側と奥側の2つの位置で停止し(図
2のシフトカム31の拡大図に対応)、その停止制御はシフトカム31の切り欠きをシフ
トセンサ336により検出し、この検出信号に基づいてシフトモータ169をON、OF
F制御することにより行われる。
エンドフェンス32の前面側には、前記シフトトレイ202の案内用の突条32cが設
けられ、シフトトレイ202の後端部がこの突条32cに上下動自在に遊嵌され、これに
より、シフトトレイ202は上下動可能かつ用紙搬送方向と直交する方向に往復動可能に
エンドフェンス32に支持される。なお、エンドフェンス32はシフトトレイ202上の
積載紙の後端をガイドし、後端を揃える機能を有する。
≪排紙部≫
図4はシフトトレイ202への排紙部の構造を示す斜視図である。
図1及び図4において、シフト排紙ローラ6は、駆動ローラ6aと従動ローラ6bを有
し、従動ローラ6bは用紙排出方向上流側が支持され、上下方向に揺動自在設けられた開
閉ガイド板33の自由端部に回転自在に支持されている。従動ローラ6bは自重または付
勢力により駆動ローラ6aに当接し、用紙は両ローラ6a、6b間に挟持されて排出され
る。綴じ処理された用紙束が排出される時は、開閉ガイド板33が上方に引き上げられ、
所定のタイミングで戻されるようになっており、このタイミングはシフト排紙センサ30
3の検知信号に基づいて決定される。その停止位置は排紙ガイド板開閉センサ331の検
知信号に基づいて決定され、排紙ガイド板開閉モータ167により駆動される。なお、排
紙ガイド板開閉モータ167は排紙ガイド板開閉リミットスイッチ332のオンオフによ
り駆動制御される。
<スティプル処理トレイ>
≪スティプル処理トレイの全体構成≫
スティプル処理を施すスティプル処理トレイFの構成を詳細に説明する。
図5はこのスティプル処理トレイFを用紙搬送面に垂直な方向から見た平面図、図6は
スティプル処理トレイFとその駆動機構を示す斜視図、図7は用紙束の放出機構を示す斜
視図である。まず、図6に示すように、スティプル排紙ローラ11によってスティプル処
理トレイFへ導かれた用紙は、スティプル処理トレイF上に順次積載される。この場合、
用紙ごとに叩きコロ12で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス5
3によって横方向(用紙搬送方向と直交する方向−用紙幅方向とも称す)の整合が行われ
る。ジョブの切れ目、すなわち、用紙束の最終紙から次の用紙束先頭紙までの間で、制御
装置(図16参照)からのスティプル信号により端面綴じスティプラS1が駆動され、綴
じ処理が行われる。綴じ処理が行われた用紙束は、ただちに放出爪52aが突設された放
出ベルト52によりシフト排紙ローラ6へ送られ、受取り位置にセットされているシフト
トレイ202に排出される。
≪用紙放出機構≫
放出爪52aは、図7に示すように、放出ベルトHPセンサ311によりそのホームポ
ジションが検知されるようになっており、この放出ベルトHPセンサ311は放出ベルト
52に設けられた放出爪52aによりオン・オフする。この放出ベルト52の外周上には
対向する位置に2つの放出爪52a,52a’が配置され、スティプル処理トレイFに収
容された用紙束を交互に移動搬送する。また必要に応じて放出ベルト52を逆回転し、こ
れから用紙束を移動するように待機している放出爪52aと対向側の放出爪52a’の背
面でスティプル処理トレイFに収容された用紙束の搬送方向先端を揃えるようにすること
もできる。したがって、この放出爪52a,52a’は用紙束の用紙搬送方向の揃え手段
としても機能する。
また、図5に示すように、放出モータ157により駆動される放出ベルト52の駆動軸
には、用紙幅方向の整合中心に放出ベルト52とその駆動プーリ62とが配置され、駆動
プーリ62に対して対称に放出ローラ56が配置、固定されている。さらに、これらの放
出ローラ56の周速は放出ベルト52の周速より速くなるように設定されている。
≪処理機構≫
図6に示すように、叩きコロ12は支点12aを中心に叩きSOL(ソレノイド)17
0によって振り子運動を与えられ、スティプル処理トレイFへ送り込まれた用紙に間欠的
に作用して用紙を後端フェンス51に突き当てる。なお、叩きコロ12は反時計回りに回
転する。
ジョガーフェンス53は、正逆転可能なジョガーモータ158によりタイミングベルト
を介して駆動され、用紙幅方向に往復移動する。
端面綴じスティプラS1は、図8のステイプラS1を移動機構とともに示す斜視図から
分かるように、正逆転可能なスティプラ移動モータ159によりタイミングベルトを介し
て駆動され、用紙端部の所定位置を綴じるために用紙幅方向に移動する。その移動範囲の
一側端には、端面綴じスティプラS1のホームポジションを検出するスティプラ移動HP
センサ312が設けられており、用紙幅方向の綴じ位置は、前記ホームポジションからの
端面綴じスティプラS1移動量により制御される。端面綴じスティプラS1は、図9の斜
視図に示すように針の打ち込み角度を用紙端部と平行あるいは斜めに変更できるように、
さらには、前記ホームポジション位置でスティプラS1の綴じ機構部だけを所定角度斜め
に回転させ、スティプル針の交換が容易にできるように構成されている。スティプラS1
は斜めモータ160によって斜め回転し、針交換位置センサ313によって所定の斜めの
角度に、あるいは、前記針の交換位置まで達したことが検出されると、斜めモータ160
は停止する。斜め打ちが終了し、あるいは針交換が終了すると、元の位置まで回転して次
のスティプルに備える。
中綴じスティプラS2は図1及び図5に示すように、後端フェンス51から中綴じステ
ィプラS2の針打ち位置までの距離が、中綴じ可能な最大用紙サイズの搬送方向長の半分
に相当する距離以上となるように配置され、かつ、用紙幅方向の整合中心に対して対称に
2つ配置され、ステー63に固定されている。中綴じスティプラS2自体は公知の構成な
ので、ここでは詳細についての説明は省略するが、中綴じを行う場合、ジョガーフェンス
53で用紙の搬送方向に直交する方向が整合され、後端フェンス51と叩きコロ5で用紙
の搬送方向が整合された後、放出ベルト52を駆動して放出爪52a,52a’で用紙束
の後端部を持ち上げ、中綴じスティプラS2の綴じ位置に用紙束の搬送方向の中央部が位
置するようにし、この位置で停止して、綴じ動作を実行させる。そして、綴じられた用紙
束は、中折り処理トレイG側に搬送され、中折りされる。詳細は後述する。
なお、図中符号64aは前側板、64bは後側板であり、符号310はスティプル処理
トレイF上の用紙の有無を検出する紙有無センサである。
≪用紙束偏向機構≫
前記スティプル処理トレイFで中綴じが行われた用紙束は用紙の中央部で中折りされる
。この中折りは中折り処理トレイGで行われる。そのためには、綴じた用紙束を中折り処
理トレイGに搬送する必要がある。この実施形態では、スティプル処理トレイFの搬送方
向最下流側に、用紙束偏向手段が設けられ、中折り処理トレイG側に用紙束を搬送する。
用紙束偏向機構は、図1及び図15のスティプル処理トレイFと中折り処理トレイG部
分の拡大図に示すように分岐ガイド板54と可動ガイド55とからなる。分岐ガイド板5
4は図10ないし図12の動作説明図に示すように支点54aを中心に上下方向に揺動自
在に設けられ、その下流側に回転自在な加圧コロ57が設けられ、スプリング58により
放出ローラ56側に加圧される。また、分岐ガイド板54の位置は、束分岐駆動モータ1
61より駆動力を得て回転するカム61のカム面61aとの当接位置によって規定される
可動ガイド55は放出ローラ56の回転軸に揺動自在に支持され、可動ガイド55の一
端(分岐ガイド板54とは反対側の端部)には連結部60aで回動自在に連結されたリン
クアーム60が設けられている。リンクアーム60は図5に示す前側板64aに固定され
た軸が長孔部60bに遊嵌されており、これにより可動ガイド55の揺動範囲は規制され
る。また、スプリング59により下方に付勢されることによって図10の位置に保持され
る。さらに、束分岐駆動モータ161より駆動を得て回転するカム61のカム面61bに
よりリンクアーム60が押されると、連結されている可動ガイド55は上方へ回動する。
束分岐ガイドHPセンサ315はカム61の遮蔽部61cを検知してカム61のホームポ
ジションを検知する。これにより、カム61はそのホームポジションを基準として束分岐
駆動モータ161の駆動パルスをカウントすることにより、停止位置の制御が行われる。
図10は、カム61がホームポジションに位置した時の分岐ガイド板54と可動ガイド
55の位置関係を示す動作説明図である。可動ガイド55のガイド面55aはシフト排紙
ローラ6への経路において、用紙をガイドする機能を有する。
図11は、カム61が回転することにより、分岐ガイド板54が支点54aを中心とし
て図において反時計方向(下方)へ回動し、加圧コロ57が放出ローラ56側に接触して
加圧している状態を示す動作説明図である。
図12は、カム61がさらに回転することにより、可動ガイド55が図において時計方
向(上方)に回動し、スティプル処理トレイFから中折り処理トレイGに導く経路を分岐
ガイド板54と可動ガイド55とで形成した状態を示す動作説明図である。また、図5に
は奥行き方向の位置関係を示す。
この実施形態では、分岐ガイド板54と可動ガイド55は1つの駆動モータにより動作
するが、個々に駆動モータを設けて、用紙サイズや綴じ枚数に応じて、移動タイミングや
停止位置を制御可能に構成しても良い。
≪中折り処理トレイ≫
図13及び図14は中折りを行うための折りプレート74の移動機構の動作説明図であ
る。
折りプレート74は前後側板64a、64bに立てられた各2本の軸64cに長孔部7
4aを遊嵌することにより支持され、さらに、折りプレート74から立設された軸部74
bがリンクアーム76の長孔部76bに遊嵌され、リンクアーム76が支点76aを中心
に揺動することにより、折りプレート74は図13及び図14中を左右に往復移動する。
すなわち、リンクアーム76の長孔部76cに折りプレート駆動カム75の軸部75bは
遊嵌されており、折りプレート駆動カム75の回転運動によりリンクアーム76は揺動し
、これに応じて、図15において、折りプレート74は束搬送ガイド板下上91,92に
対して垂直な方向に往復動する。
折りプレート駆動カム75は折りプレート駆動モータ166により図13中の矢印方向
に回転する。その停止位置は半月形状の遮蔽部75aの両端部を折りプレートHPセンサ
325により検知することで決定される。
図13は、処理トレイGの用紙束収容領域から完全に退避したホームポジション位置を
示す。折りプレート駆動カム75を矢印方向に回転させると折りプレート74は矢印方向
に移動し、処理トレイGの用紙束収容領域に突出する。図14は、処理トレイGの用紙束
中央を折りローラ81のニップに押し込む位置を示す。折りプレート駆動カム75を矢印
方向に回転させると折りプレート74は矢印方向に移動し、処理トレイGの用紙束収容領
域から退避する。
なお、この実施形態では、中折りについては用紙束を折ることを前提にしているが、こ
の発明は1枚の用紙を折る場合でも適用できる。この場合は、1枚だけで中綴じが不要な
ので、1枚排紙された時点で中折り処理トレイG側に送り込み、折りプレート74と折り
ローラとによって折り処理を実行して下トレイ203に排紙するようにする。
<制御装置>
制御装置350は、図16に示すように、CPU360、I/Oインターフェース37
0等を有するマイクロコンピュータからなり、画像形成装置PR本体のコントロールパネ
ルの各スイッチ等、及び入口センサ301、上排紙センサ302、シフト排紙センサ30
3、プレスタックセンサ304、スティプル排紙センサ305、紙有無センサ310、放
出ベルトホームポジションセンサ311、スティプル移動ホームポジションセンサ312
、スティプラ斜めホームポジションセンサ313、ジョガーフェンスホームポジションセ
ンサ、束分岐ガイドホームポジションセンサ315、束到達センサ321、可動後端フェ
ンスホームポジションセンサ322、折り部通過センサ323、折りプレートホームポジ
ションセンサ325、紙面検知センサ330,330a,330b、排紙ガイド板開閉セ
ンサ331、折り検知センサ601(後述の第4の実施形態)等の各センサからの信号が
I/Oインターフェース370を介してCPU360へ入力される。
CPU360は、入力された信号に基づいて、シフトトレイ202用のトレイ昇降モー
タ168、開閉ガイド板を開閉する排紙ガイド板開閉モータ167、シフトトレイ202
を移動するシフトモータ169、叩きコロ12を駆動する図示しない叩きコロモータ、叩
きSOL170等の各ソレノイド、各搬送ローラを駆動する搬送モータ、各排紙ローラを
駆動する排紙モータ、放出ベルト52を駆動する放出モータ157、端面綴じスティプラ
S1を移動するスティプラ移動モータ159、端面綴じスティプラS1を斜めに回転させ
る斜めモータ160、ジョガーフェンス53を移動するジョガーモータ158、分岐ガイ
ド板54及び可動ガイド55を回動する束分岐駆動モータ161、その束を搬送する搬送
ローラを駆動する図示しない束搬送モータ、可動後端フェンス73を移動させる図示しな
い後端フェンス移動モータ、折りプレート74を移動させる折りプレート駆動モータ16
6、折りローラ81a,81bを駆動する折りローラ駆動モータ164、折り解除駆動モ
ータ700(後述の第2の実施形態)等の駆動を制御する。スティプル排紙ローラを駆動
する図示しないスティプル搬送モータのパルス信号はCPU360に入力されてカウント
され、このカウントに応じて叩きSOL170及びジョガーモータ158が制御される。
なお、折りローラ駆動モータはステッピングモータからなり、CPU360からモータド
ライバを介して直接的に、あるいは、I/O370とモータドライバを介して間接的に制
御される。
また、パンチユニット100もクラッチやモータを制御することによりCPU360の
指示によって穴明けを実行する。
なお、用紙後処理装置PDの制御は前記CPU360が図示しないROMに書き込まれ
たプログラムを、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら実行することによ
り行われる。
<動作>
以下、前記CPU360によって実行される本実施形態に係る用紙後処理装置の動作に
ついて説明する。
本実施形態では、後処理モードに応じて下記の排出形態をとる。
1)ノンスティプルモードA
2)ノンスティプルモードB
3)ソート、スタックモード
4)スティプルモード
5)中綴じ製本モード
6)簡易製本モード
以下、各モードについて説明する。
1)ノンスティプルモードA:
このモードは、搬送路Aから搬送路Bを通り、上トレイ201へ用紙を綴じないで排出
するモードである。このモードでは、分岐爪15が図1において時計方向に回動し、搬送
路B側が開放された状態になる。
このモードでは、動作がスタートし、用紙が画像形成装置PR側から搬入される状態に
なると、用紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1及び搬送ローラ2、搬送路Bの搬
送ローラ3及び上排紙ローラ4がそれぞれ回転を開始する。そして、入口センサ301の
オン、オフと上排紙センサ302のオン、オフをチェックして、用紙の通過を確認し、最
終紙が通過し、所定時間経過すると、前記各ローラ、すなわち、入口ローラ1、搬送ロー
ラ2、搬送ローラ3及び上排紙ローラ4の回転を停止させる。これにより、画像形成装置
から搬入されてきた用紙を全て上トレイ201に綴じることなく排紙し、積載する。なお
、この実施形態では、パンチユニット100が入口ローラ1と搬送ローラ2間に設けられ
ているので、この間にパンチユニット100によって穴あけすることもできる。
2)ノンスティプルモードB:
このモードは、用紙を綴じることなく搬送路Aから搬送路Cを経て、シフトトレイ20
2へ排出するモードである。このモードでは、分岐爪15が反時計方向、分岐爪16が時
計方向にそれぞれ回動し、搬送路Cが開放された状態になる。
このモードでは、動作がスタートし、用紙が画像形成装置PR側から搬入される状態に
なると、用紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1及び搬送ローラ2、搬送路Cの搬
送ローラ5及びシフト排紙ローラ6がそれぞれ回転を開始する。そして、分岐爪15及び
16を駆動するソレノイドをオンにして分岐爪15を反時計方向、分岐爪16を時計方向
にそれぞれ回動させる。次いで、入口センサ301のオン、オフとシフト排紙センサ30
3のオン、オフをチェックして、搬入されてきた用紙の通過を確認する。
そして、最終紙が通過し、所定時間経過すると、前記各ローラ、すなわち、入口ローラ
1、搬送ローラ2、搬送ローラ5及びシフト排紙ローラ6の回転を停止させ、分岐爪15
,16を駆動するソレノイドをオフにする。これにより、画像形成装置PRから搬入され
てきた用紙を全てシフトトレイ202に綴じることなく排紙し、積載する。なお、この実
施形態では、パンチユニット100が入口ローラ1と搬送ローラ2間に設けられているの
で、この間にパンチユニット100によって穴あけすることもできる。
3)ソート、スタックモード:
このモードは、用紙を搬送路Aから搬送路Cを経てシフトトレイ202へ排出するモー
ドであるが、その際、シフトトレイ202を部の区切れ毎に排紙方向と直交方向に揺動さ
せ、シフトトレイ202上に排出される用紙を仕分けるモードである。このモードでは、
ノンスティプルモードBと同様に、分岐爪15が反時計方向、分岐爪16が時計方向にそ
れぞれ回動し、搬送路Cが開放された状態になる。このモードでは、動作がスタートし、
用紙が画像形成装置PR側から搬入される状態になると、用紙後処理装置PDの搬送路A
の入口ローラ1及び搬送ローラ2、搬送路Cの搬送ローラ5及びシフト排紙ローラ6がそ
れぞれ回転を開始する。そして、分岐爪15及び16を駆動するソレノイドをオンにして
分岐爪15を反時計方向、分岐爪16を時計方向にそれぞれ回動させる。そして、入口セ
ンサ301のオン、オフとシフト排紙センサ303のオンをチェックする。
このチェックにより、シフト排紙センサ303を通過した用紙が部の先頭の用紙であれ
ば、シフトモータ169をオンし、シフトセンサ336がシフトトレイ202を検出する
までシフトトイ202を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる。そして、用紙をシフ
トトレイ202に排紙し、シフト排紙センサ303がオフになり、用紙がシフト排紙セン
サ303の通過が確認されると、その用紙が最終紙かどうかをチェックする。最終紙でな
ければ、この場合、先頭の用紙なので、部が1枚でなければ、次の用紙に対して同様の処
理を繰り返し、部が1枚で構成されていれば、前記各ローラ、すなわち、入口ローラ1、
搬送ローラ2、搬送ローラ5及びシフト排紙ローラ6の回転を停止させ、分岐爪15,1
6を駆動するソレノイドをオフにする。
一方、シフト排紙センサ303を通過した用紙が部の先頭紙でなければ、すでにシフト
トレイ202は移動しているので、そのまま排紙し、その排紙した用紙が最終紙かどうか
をチェックする。最終紙でなければ、次の用紙に対して同様の処理を繰り返し、最終紙で
あれば、最終紙が通過して所定時間経過した時点で、前記各ローラ、すなわち、入口ロー
ラ1、搬送ローラ2、搬送ローラ5及びシフト排紙ローラ6の回転を停止させ、分岐爪1
5,16を駆動するソレノイドをオフにする。これにより、画像形成装置から搬入されて
きた用紙を全てシフトトレイ202に綴じることなく排紙し、仕分けして積載する。なお
、この場合もパンチユニット100によって穴あけした用紙のソートやスタックが可能で
ある。
4)スティプルモード:
このモードは、用紙を搬送路Aと搬送路Dを経てスティプル処理トレイFに搬送し、ス
ティプル処理トレイFで整合及び綴じ処理を行った後、搬送路Cを通ってシフトトレイ2
02へ排出するモードである。このモードでは、分岐爪15と分岐爪16はともに反時計
方向に回動し、搬送路AからDに至る経路が開放された状態になる。
このモードでは、動作がスタートし、用紙が画像形成装置側PRから搬入される状態に
なると、用紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1及び搬送ローラ2、搬送路Dの搬
送ローラ7,9,10及びスティプル排紙ローラ11、スティプル処理トレイFの叩きコ
ロ12がそれぞれ回転を開始する。そして、分岐爪15を駆動するソレノイドをオンにし
て分岐爪15を反時計方向に回動させる。
次いで、端面綴じスティプラS1をスティプラ移動HPセンサ312で検知し、ホーム
ポジションを確認した後、スティプラ移動モータ159を駆動して端面綴じスティプラS
1を綴じ位置に移動させる。また、放出ベルト52のホームポジションも放出ベルトHP
センサ311で検知し、その位置を確認した後、放出モータ157を駆動して待機位置に
放出ベルト52を移動させる。また、ジョガーフェンス53もジョガーフェンスHPセン
サでホームポジション位置を検出した後、待機位置に移動させる。さらに、分岐ガイド板
54と可動ガイド55をホームポジションに移動させる。
そして、入口センサ301のオン、オフ、スティプル排紙センサ305がオン、シフト
排紙センサ303がオフであれば、スティプル処理トレイFに用紙が排紙され、用紙が存
在しているので、叩きソレノイド170を所定時間オンにし、叩きソレノイド12を用紙
に接触させ、後端フェンス51側に付勢して、用紙後端を揃える。次いで、ジョガーモー
タ158を駆動することによってジョガーフェンス53を所定量内側に移動させて用紙の
幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)の揃え動作を行った後、待機位置に戻す。これに
よりスティプル処理トレイFに送り込まれた用紙の縦横(搬送方向に平行な方向と直交す
る方向)が揃えられる。これらの動作を1枚毎に繰り返し、部の最終紙になると、ジョガ
ーフェンス53を所定量内側に移動させて用紙端面がずれない状態にし、この状態で端面
綴じスティプラS1をオンにして端面綴じを実行する。
一方、シフトトレイ202を所定量下降させて排紙スペースを確保し、シフト排紙モー
タを駆動してシフト排紙ローラ6の回転を開始させ、さらに放出モータ157をオンにし
て放出ベルト52を所定量回転させ、綴じられた用紙束を搬送路C方向に押し上げる。こ
れにより、用紙束はシフト排紙ローラ6のニップに挟まれてシフトトレイ202への排紙
動作が行われる。そして、シフト排紙センサ303がオンになり、用紙束がセンサ303
位置に進入し、シフト排紙センサ303がオフになって用紙束がセンサ303位置を抜け
たことが確認されると、用紙束はシフト排紙ローラ6によってシフトトレイへの排紙が完
了する状態になっているので、放出ベルト52及びジョガーフェンス53を待機位置に移
動させ、シフト排紙ローラ6の回転を所定時間経過後停止させ、シフトトレイ202を用
紙受け入れ位置に上昇させる。この上昇位置は、紙面検知センサ330によってシフトト
レイ202上に積載された用紙束の最上位の用紙の上面を検知することにより制御される
。これらの一連を動作をジョブの最終部まで繰り返す。
そして、最終部になると、端面綴じスティプラS1、放出ベルト52、ジョガーフェン
ス53をそれぞれホームポジションに移動させ、入口ローラ1、搬送ローラ2,7,9,
10、スティプル排紙ローラ11及び叩きコロ12の回転を停止させ、分岐爪15の分岐
ソレノイドをオフにして全て初期状態に戻して処理を終える。
このようにして、画像形成装置から搬入されてきた用紙をスティプル処理トレイFで綴
じ処理を行ってシフトトレイ202に排紙して積載する。なお、この場合もパンチユニッ
ト100によって穴あけした用紙の綴じ処理が可能である。
このスティプルモード時のスティプル処理トレイFの動作をさらに詳細に説明する。
スティプルモードが選択されると、図6に示すように、ジョガーフェンス53はホーム
ポジションより移動し、スティプル処理トレイFに排出される用紙幅より片側7mm離れ
た待機位置で待機する。用紙がスティプル排紙ローラ11によって搬送され、用紙後端が
スティプル排紙センサ305を通過すると、ジョガーフェンス53が待機位置から5mm
内側に移動して停止する。
また、スティプル排紙センサ305は用紙後端通過時点にそれを検知し、その信号がC
PU360に入力される。CPU360ではこの信号の受信時点からスティプル排紙ロー
ラ11を駆動する図示しないスティプル搬送モータからの発信パルス数をカウントし、所
定パルス発信後に叩きSOL170をオンさせる。叩きコロ12は、叩きSOL170の
オン・オフにより振り子運動をし、オン時には用紙を叩いて下方向に戻し、後端フェンス
51に突き当てて紙揃えを行う。このとき、スティプル処理トレイFに収容される用紙が
入口センサ301あるいはスティプル排紙センサ305を通過するたびにその信号がCP
U360に入力され、用紙枚数がカウントされる。
叩きSOL170がオフされて所定時間経過後、ジョガーフェンス53は、ジョガーモ
ータ158によってさらに2.6mm内側に移動して一旦停止し、横揃えが終了する。ジ
ョガーフェンス53はその後7.6mm外側に移動して待機位置に戻り、次の用紙を待つ
。この動作を最終頁まで行う。その後、再び7mm内側に移動して停止し、用紙束の両側
端を押えてスティプル動作に備える。その後、所定時間後に図示しないスティプルモータ
により端面綴じスティプラS1が作動し、綴じ処理が行われる。このとき2ヶ所以上の綴
じが指定されていれば、1ヶ所の綴じ処理が終了した後、スティプル移動モータ159が
駆動され、端面綴じスティプラS1が用紙後端に沿って適正位置まで移動され、2ヶ所目
の綴じ処理が行なわれる。また、3ヶ所目以降が指定されている場合は、これを繰返す。
綴じ処理が終了すると、放出モータ157が駆動され、放出ベルト52が駆動される。
このとき、排紙モータも駆動され、放出爪52aにより持ち上げられた用紙束を受け入れ
るべくシフト排紙ローラ6が回転し始める。このとき、ジョガーフェンス53は用紙サイ
ズ及び綴じ枚数に基づいて異なる制御が行われる。例えば、綴じ枚数が設定枚数より少な
い、あるいは設定サイズより小さい場合には、ジョガーフェンス53により用紙束を押え
ながら放出爪52aにより用紙束後端を引っかけ搬送する。
そして、紙有無センサ310あるいは放出ベルトHPセンサ311による検知より所定
パルス後にジョガーフェンス53を2mm退避させジョガーフェンス53による用紙への
拘束を解除する。この所定パルスは、放出爪52aが用紙後端と接触してからジョガーフ
ェンス53の先端を抜ける間で設定されている。
また、綴じ枚数が設定枚数より多い、あるいは設定サイズより大きい場合には、予めジ
ョガーフェンス53を2mm退避させ、放出を行う。いずれの場合も用紙束がジョガーフ
ェンス53を抜けきると、ジョガーフェンス53は、さらに5mm外側に移動して待機位
置に復帰し、次の用紙に備える。
5)中綴じ製本モード:
このモードは、用紙を搬送路Aと搬送路Dを経てスティプル処理トレイFに搬送し、ス
ティプル処理トレイFで整合及び中央綴じを行った後、さらに中折り処理トレイGで中折
りし、中折りされた用紙束を搬送路Hを経て下トレイ203へ排出するモードである。こ
のモードでは、分岐爪15と分岐爪16はともに反時計方向に回動し、搬送路AからDに
至る経路が開放された状態になる。また、分岐ガイド板54と可動ガイド板55が後述の
図19に示すように閉鎖状態となって用紙束を中折り処理トレイGに導き、中折りが行わ
れる。
5−1)処理手順
このモードでは、動作がスタートし、用紙が画像形成装置PR側から搬入される状態に
なると、用紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1及び搬送ローラ2、搬送路Dの搬
送ローラ7,9,10及びスティプル排紙ローラ11、スティプル処理トレイFの叩きコ
ロ12がそれぞれ回転を開始する。そして、分岐爪15を駆動するソレノイドをオンにし
て分岐爪15を反時計方向に回動させる。
次いで、放出ベルト52のホームポジションも放出ベルトHPセンサ311で検知し、
その位置を確認した後、放出モータ157を駆動して放出ベルト52を待機位置に、また
、ジョガーフェンス53もジョガーフェンスHPセンサでホームポジション位置を検出し
た後、待機位置に、さらに、分岐ガイド板54と可動ガイド55をホームポジションにそ
れぞれ移動させる。
そして、入口センサ301のオン、オフ、スティプル排紙センサ305がオン、シフト
排紙センサ303がオフであれば、スティプル処理トレイFに用紙が排紙され、用紙が存
在しているので、叩きソレノイド170を所定時間オンにし、叩きソレノイド12を用紙
に接触させ、後端フェンス51側に付勢して、用紙後端を揃える。次いで、ジョガーモー
タ158を駆動することによってジョガーフェンス53を所定量内側に移動させて用紙の
幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)の揃え動作を行った後、待機位置に戻す。これに
よりスティプル処理トレイFに送り込まれた用紙の縦横(搬送方向に平行な方向と直交す
る方向)が揃えられる。
これらの動作を1枚毎に繰り返し、部の最終紙になると、ジョガーフェンス53を所定
量内側に移動させて用紙端面がずれない状態にし、この状態で放出モータ157を駆動し
て放出ベルト52を所定量回転させ、中綴じスティプラS2の綴じ位置まで用紙束を上昇
させる。その後、用紙束の中央部で中綴じスティプラS2をオンし、中綴じを行う。次い
で、分岐ガイド板54と可動ガイド55を所定量を変位させて中折り処理トレイGに向か
う経路を形成し、中折り処理トレイGの束搬送ローラ上、下71,72の回転を開始させ
、中折り処理トレイGに設けられている可動後端フェンス73のホームポジションを検知
した後、当該可動後端フェンス73を待機位置に移動させる。
このようにして、中折り処理トレイGの用紙束受け入れ体制が整えられると、放出ベル
ト52をさらに所定量回転させ、放出ローラ56と加圧ローラ57に用紙束先端を銜え込
ませた後、中折り処理トレイG側に用紙束を搬送する。用紙先端が束到達センサ321位
置に達したら、折りローラ81を逆転させてやり、図20で示すQ部で紙が折れずに下方
へ搬送されるようにする。その後、用紙の先端がQ部を完全に抜けたと思われる一定時間
が経過したら折りローラ81を停止させる。そして、所定距離搬送したら、束搬送ローラ
上、下71,72の回転を停止させ、束搬送ローラ下72の加圧状態を解除させる。次い
で、折りプレート74による折り動作を開始し、折りローラ81及び下排紙ローラ83の
回転を開始させる。そして、折り部通過センサ323によって中折りされた用紙束の通過
を監視し、折り部通過センサ323位置を用紙束の先端が通過すると、折りプレート74
をホームポジションに移動させる。そして、束到達センサ321がオフになると、束搬送
ローラ下72を加圧し、分岐ガイド板54及び可動ガイド板55をホームポジションに移
動させる。
この状態で用紙束の通過を折り部通過センサ323によって監視し、折り部通過センサ
323を用紙束後端が通過すると、折りローラ81、下排紙ローラ83をさらに所定時間
回転させた後、停止させる。次いで、放出ベルト52とジョガーフェンス53を待機位置
に移動させる。そして、ジョブの最終部かどうかをチェックし、ジョブの最終部でなけれ
ば次の用紙に対して同様の処理を繰り返し、最終部であれば、放出ベルト52及びジョガ
ーフェンス53をホームポジションに移動させ、入口ローラ1,搬送ローラ2,7,9,
10、スティプル排紙ローラ11及び叩きコロ12の回転を停止し、分岐爪15の分岐ソ
レノイドをオフにしてすべて初期状態に戻し、処理を終える。
このようにして画像形成装置から搬入されてきた用紙をスティプル処理トレイFで中綴
じし、中折り処理トレイGで中折りした後、下トレイ203上に中折りされた用紙束を排
紙して積載する。
5−2)動作
図17ないし図24は中綴じ製本モード時の動作を示す動作説明図で、これらの図では
、簡略のために折りローラ対81a,81bに付随する加圧機構及び加圧解除機構は省略
している。中綴じ製本モードでは、搬送路Aから分岐爪15分岐爪16で振り分けられた
用紙は、搬送ローラ対7,9.10によって搬送路Dに導かれ、搬送ローラ7搬送ローラ
9搬送ローラ10スティプル排紙ローラ11により処理トレイFに排出される。処理トレ
イFでは、排紙ローラ11により順次排出される用紙を整合する(図17)。その後、用
紙束は放出爪52aにより用紙サイズ毎に設定された所定距離下流へ運ばれ、その中央を
中綴じスティプラS2により綴じ処理される(図18)。綴じられた用紙束は放出爪52
aにより下流へ用紙サイズ毎に設定された所定距離搬送され、用紙束先端部は放出ローラ
56と加圧コロ57により挟持され、分岐ガイド板54と可動ガイド55とが回動するこ
とによって形成される処理トレイGへの経路を再度放出爪52aと放出ローラ56により
下流へ搬送される(図19、図20)。この放出ローラ56は放出ベルト52の駆動軸に
設けられており放出ベルト52と同期して駆動される。そして、その用紙束は束搬送ロー
ラ上71と束搬送ローラ下72により、予めその用紙サイズに応じた位置にホームポジシ
ョンから移動し、下側の端面をガイドするべく停止している可動後端フェンス73まで搬
送される。このとき、放出爪52aは、放出ベルト52の外周上に対向する位置に配置さ
れたもう1つの放出爪52a′が後端フェンス51近傍に達した位置で停止し、分岐ガイ
ド板54と可動ガイド55はホームポジションへ復帰し、次の用紙に備える。
可動後端フェンス73に突き当てられた用紙束は、束搬送ローラ下72の加圧を解除さ
れる(図21)。その後、綴じられた針部近傍は略直角方向に折りプレート74により押
され、その対向する折りローラ81のニップへと導かれる(図22)。予め回転していた
折りローラ対81a,81bはその用紙束を加圧搬送することによって用紙束中央に折り
を施す(図23、図24)。
図25は本発明の実施形態に係る制御の動作タイミングを示すタイミングチャートである。このタイミングチャートは、スティプルM(中綴じスティプラS2を駆動するモータ)、開閉ガイド板M(束分岐駆動モータ161)、放出モータ157、駆動コロ揺動M(束搬送ローラ下72の圧接、離間動作を行わせるモータ)、後端フェンスM(可動後端フェンス73を移動させるモータ)、折り到達センサ(到達センサ321)、折り通過センサ(折り部通過センサ323)、折りプレートM(折りプレート駆動モータ166)、折りM(束搬送ローラ上、下71,72、折りローラ81、搬送ローラ83を駆動するモータ)の駆動タイミングを示している。なお、前記Mはモータを示し、図面の表記に合わせている。
図25に示すように中綴じスティプラS2を駆動して中綴じを終了した後、放出モータ157が駆動され、中綴じされた用紙束が放出ベルト52と放出爪52aにより上方に持ち上げられる。その際、開閉ガイド板M(束分岐駆動モータ161)が駆動され、分岐ガイド板54と可動ガイド55とにより放出ローラ56の外周に沿って経路が形成され、用紙束は搬送ガイド板上92へ導かれる。その際、用紙先端が束搬送ガイド板上92の到達センサ321に到達したとき、用紙のサイズに合わせて可動後端フェンス73が用紙の折り位置より10mm下の位置に移動して待機する(図25−A)。Aの待機位置はこの実施形態では、A3、B4、A4、B5サイズでは折り位置から10mm、ノビ紙では5mmの位置に設定される。そして、折りMがCW(時計方向)に回転し、用紙束を束搬送ガイド上92に沿って搬送する。その後、分岐ガイド板54の加圧が解除され、放出モータ157及び折りMの回転が停止し、放出モータ157と折りMの駆動が再開される。
そして、用紙束先端が到達センサ321によって検知されると、その時点から折りMが所定パルス駆動され、用紙サイズに応じて設定されたステップ数に対応する分、束搬送ガイド上、下92,93に沿って搬送される(図25−B)。Bで示されるステップ数駆動することにより、用紙はA3、B4、A4、B5サイズでは折り位置から7mm、ノビ紙では2mmの位置まで送られる。この位置で、駆動コロ揺動Mが束搬送ローラ下72のニップを開放する。これにより用紙束は自由落下し、用紙サイズに応じた待機位置に進出している可動後端フェンス73に当接し、整合される。この状態から可動後端フェンス73を折り位置に移動させ、所定時間後、折りプレート駆動モータ166を駆動して(図25−C)、折りプレート74を用紙束側に進出させる。この進出量は例えば用紙が2枚から5枚までは、折りローラ81のニップの手前2.8mm、6枚から25枚では前記ニップの手前0.5mmに設定される。次いで、折りMを駆動し、折りローラ81を回転させて用紙束を折り込み(図25−D)、折りプレート74を戻し(図25−E)、折り部通過センサ323が用紙束先端を検知した後、枚数や必要に応じて折りローラ81を往復動させ、用紙束を排紙ローラ83から排紙する。その間、駆動コロ揺動Mにより束搬送ローラ72を閉じ、次の用紙束搬送に備える。なお、ノビ紙の移動距離が小さいのは可動後端フェンス73の可動範囲の制限によるものである。
図26は可動後端フェンス73の駆動機構の詳細を示す図で、図26(a)は用紙後処理装置の正面側から見た正面図、図16(b)は図16(a)の側面図である。これらの図において、束搬送ガイド板上、下92,91に沿って搬送されてきた用紙束を支持し、整合させる支持面を有する可動後端フェンス73は後端フェンスM163によって昇降可能に設けられ、用紙束を2点73a,73bで支持するようになっている。本実施形態では、前記2点73a,73bは中折りできる最小サイズであるB5縦サイズの両端からそれぞれ10mm内側の位置に設けられている。可動後端フェンス73と後端フェンスM163はベース501に取り付けられており、ベース501は回動支点501aを中心に束搬送ガイド板下91に回動可能に支持されている。ベースの下端部には調節ネジ503と圧縮バネ504(図示右側)が設けられている。調節ネジ503は前側板の外側から圧縮バネ504を通しベース501にネジ部503aにより連結されている。圧縮バネ504はベース501を後側板側に回動させる弾性力を常時付与し、調節ネジ503を右回転させるとネジ部503aによってベース501を引き込み、前側板側に回動させることができる。他方、調節ネジ503を左回転させるとネジは緩み、圧縮バネ504によりベース501は後側板側に回動する。
そこで、ベース501は可動後端フェンス73に支持された用紙束の折り目と用紙束の搬送方向の端面、言い換えれば可動後端フェンス73によって前記2点で支持された用紙束(用紙)の端面との成す角度αが0度(平行)となるように前記調節ネジ503によって調整した後、ベース固定部501bによって前後側板に止めネジ505で固定する構成となっている。必要であればカム等を用い調整し易くしても良い。なお、用紙搬送方向に対し平行な端面と折り目との成す角が90°となるように調整することもできる。
図27は駆動コロ揺動Mの駆動機構550を示す斜視図である。この機構では、束搬送ローラ下72の従動側のローラ72aを束搬送ガイド板上92から退避させ、束搬送ローラ下72のニップを開放し、あるいは閉鎖するものである。この駆動機構は駆動コロ揺動M551の駆動を減速機構を552を介してローラ72aの往復運動に変換するカム機構553によって構成されている。
以上のように本実施形態によれば、用紙束を可動後端フェンス73で折り位置まで搬送し、用紙束の自由落下により可動後端フェンス73でシート束のスキュー補正を行うことができるので、折り品質を向上させることができる。
また、束搬送ローラ下72の加圧解除を到達センサ321によって用紙束先端を検知し
た後、折り位置近傍まで搬送した後に行うので、万が一用紙束が搬送経路で引っかかりな
どが起きて可動後端フェンス73まで到達しなかった場合でも、可動後端フェンス73が
用紙の折り位置まで移動してきてスキュー補正を行うので、折り品質を損なうことなく用
紙束を折ることができる。
本発明の実施形態に係る用紙後処理装置を主に示す用紙処理装置と画像形成装置とからなる画像処理システムのシステム構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置のシフト機構の詳細を示す要部を拡大した斜視図である。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置のシフトトレイ昇降機構の要部を拡大した斜視図である。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置のシフトトレイへの排紙部の構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置のスティプル処理トレイを用紙搬送面に垂直な方向から見た平面図である。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置のスティプル処理トレイとその駆動機構を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置の用紙束の放出機構を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置の端面綴じステイプラを移動機構とともに示す斜視図である。 図8における端面綴じスティプラの斜め回動機構を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置の用紙束偏向機構の動作説明図で、用紙あるいは用紙束をシフトトレイに排紙するときの状態を示す。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置の用紙束偏向機構の動作説明図で、図10の状態から分岐ガイド板が放出ローラ側に回動した状態を示す。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置の用紙束偏向機構の動作説明図で、図11の状態から可動ガイドが分岐ガイド板側に回動し、中折り処理トレイ側に用紙束を偏向する経路を形成した状態を示す。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置の折りプレートの移動機構の動作説明図で、中折り動作に入る前の状態を示す。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置の折りプレートの移動機構の動作説明図で、中折り後、初期位置に戻るときの状態を示す。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置のスティプル処理トレイと中折り処理トレイの詳細を示す図である。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置の制御回路を画像形成装置とともに示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る用紙処理装置のスティプル処理トレイでの用紙束の中綴じ動作を示す動作説明図である。 本発明の実施形態に係る用紙処理装置のスティプル処理トレイから中折り処理トレイに用紙束を移送するときの動作を示す動作説明図である。 本発明の実施形態に係る用紙処理装置のスティプル処理トレイから中折り処理トレイに用紙束が移送されたときの動作を示す動作説明図である。 本発明の実施形態に係る用紙処理装置のスティプル処理トレイから中折り処理トレイに用紙束が移送されたときの動作を示す動作説明図である。 本発明の実施形態に係る用紙処理装置の中折り処理トレイで束搬送ローラの加圧力が解除され、可動後端フェンスにより折り位置に移動した状態を示す動作説明図である。 本発明の実施形態に係る用紙処理装置の中折り処理トレイで用紙束が折りプレートにより折りローラにニップに押し込まれ、折られるときの動作を示す動作説明図である。 本発明の実施形態に係る用紙処理装置の中折り処理トレイで用紙束が折りローラで折られるときの動作を示す動作説明図である。 本発明の実施形態に係る用紙処理装置の中折り処理トレイで用紙束が折りローラで折られ、排紙ローラから排紙されるときの動作を示す動作説明図である。 本発明の実施形態に係る制御の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係る可動後端フェンスの駆動機構の詳細を示す図である。 本発明の実施形態に係る駆動コロ揺動モータの駆動機構を示す斜視図である。
符号の説明
52 放出ベルト
54 分岐ガイド板
55 可動ガイド
56 放出ローラ
57 加圧コロ
71 束搬送ローラ下
72 束搬送ローラ下
73 可動後端フェンス
74 折りプレート
81 折りローラ(対)
157 放出モータ
161 束分岐駆動モータ
166 折プレート駆動モータ
350 制御装置
360 CPU
370 I/O
F ステイプル処理トレイ
G 中折り処理トレイ
PD 用紙後処理装置
PR 画像形成装置
F ステイプル処理トレイ
G 中折り処理トレイ

Claims (9)

  1. シート搬送方向と略直交する方向から突出し、搬送路に沿って搬送される前記シートに折り目を付ける折りプレートと、
    前記折りプレートによって付けられた折り目部分をニップに挟み込んでシートを折る折りローラと、
    前記シートを支持して移動させ、前記折りプレートによる折り位置を調整するシート位置調整手段と、
    前記シート加圧して前記シート位置調整手段側に搬送する搬送手段と、
    を有する用紙折り装置において、
    前記折りプレートによる折り位置よりシート搬送方向下流側に前記シート位置調整手段を待機させ、前記搬送手段の加圧が解除された後、前記シート位置調整手段を移動させる駆動手段と、
    前記搬送手段により搬送され、前記シートが折り位置まで到達した後、前記搬送手段の加圧力を解除する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする用紙折り装置。
  2. 前記搬送手段は前記シートを重力方向に沿って設けられた搬送路に沿って搬送することを特徴とする請求項1記載の用紙折り装置。
  3. 前記加圧力が解除されたとき、前記シートと前記シート位置調整手段との間には間隔が設けられ、前記シートは自由落下により前記シート位置調整手段に当接し、シート調整が行われることを特徴とする請求項2記載の用紙折り装置。
  4. 前記自由落下する距離が用紙サイズに応じて設定されていることを特徴とする請求項記載の用紙折り装置。
  5. 前記駆動手段は前記搬送手段の加圧力が解除された後、前記シート位置調整手段により前記シートを折り位置に移動させることを特徴とする請求項3または4に記載の用紙折り装置。
  6. 前記駆動手段はパルスモータからなることを特徴とする請求項1または5記載の用紙折り装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の用紙折り装置を備えていることを特徴とする用紙処理装置。
  8. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の用紙折り装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7記載の用紙処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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