JP6090649B2 - シート搬送装置及びこれを備えた画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のシート搬送手段間でシートを受け渡してシート搬送するシート搬送装置及びこれを備えた画像形成システムに関するものである。
この種のシート搬送装置としては、プリンタ、複写機、印刷機等の画像形成装置から排出されたシートを、複数のシート後処理装置を通してシートの後処理を行う際に用いられることがある。シート後処理装置としては、例えば、シートにパンチ孔を開けるパンチ穿孔装置、ステーブラ等によりシート束を綴じるシート綴じ装置、画像形成済みシートを複数の排紙トレイへ仕分けして排紙する仕分排紙装置などが挙げられる。このようなシート後処理装置は、それぞれ、個別にユニット化し、画像形成装置に対して選択的に設置することができるようになっていることが多い。
複数のシート後処理装置が設置されている画像形成システムでは、複数のシート後処理装置間でシートの受け渡しを行いながら、所定のシート搬送経路に沿ってシートを搬送する。このような画像形成システムでは、2つのシート後処理装置の両方から同時にシートへ搬送力が付与されて、シート搬送が行われる場合がある。この場合、2つのシート後処理装置間のシート搬送速度が異なっていると、その速度差によってシートの弛みや引っ張りなどが生じ、これによりシートが破損したり、ジャムが発生したりするといった不具合が生じる。
特許文献1には、この不具合を解消する目的で、シートを受け渡す2つのユニット(シート後処理装置)の搬送速度が異なる場合に、それぞれの搬送速度の変更タイミングを同期させるシート搬送装置が開示されている。具体的には、2つのユニット間の加減速、起動停止の際、その加減速、加減速距離が同等となるように同期する。これにより、2つのユニットにまたがって搬送されるシートに、過剰な弛みや引っ張りが生じる事態を抑制している。
上記特許文献1に記載のシート搬送装置では、各ユニットでシートに搬送力を付与する搬送ローラ対などのシート搬送手段が、いずれもステッピングモータで駆動されるものである。このように両ユニットのシート搬送手段の駆動源がいずれもステッピングモータ等の同期モータであれば、加速中や減速中における回転位置(シート位置)の高精度な制御が可能である。したがって、加速中や減速中において、両ユニットのシート搬送手段間にまたがっているシートに過剰な弛みや引っ張りが生じないような制御は容易である。
ところが、駆動源の一方に、高精度な回転位置制御が困難な直流モータ(DCモータ)等の非同期モータが採用されている場合、加速期間中や減速期間中において両ユニットのシート搬送手段間にまたがっているシートに過剰な弛みや引っ張りが生じないように制御することは困難である。詳しく説明すると、仮に、駆動源が両方とも非同期モータである場合、両モータは同程度の加速特性や減速特性をもつことになる。そのため、両モータの駆動開始タイミングや駆動停止タイミングを共通にすることで、回転位置制御を行わなくても、加速期間中や減速期間中の過剰なシートの弛みや引っ張りを抑制できる。しかしながら、駆動源の一方が非同期モータで他方が同期モータである場合、両モータの加速特性や減速特性が大きく異なることから、共通の駆動開始タイミングや駆動停止タイミングを用いると、加速期間中や減速期間中に過剰なシートの弛みや引っ張りが生じてしまう。
このとき、加速期間中や減速期間中に過剰なシートの弛みや引っ張りが生じないように、非同期モータの加速特性や減速特性に応じて同期モータの加速期間中の回転位置や減速期間中の回転位置を制御する方法が考えられる。しかしながら、一般に、同期モータをなるべく早く目標速度に到達させようと加速しても、非同期モータの加速の大きさには及ばない。減速の場合も同様である。そのため、同期モータの回転位置を制御する方法では、加速期間中や減速期間中に過剰なシートの弛みや引っ張りが生じることを抑制することは困難である。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、同期モータと非同期モータをそれぞれ採用する2つのシート搬送手段の間にまたがって搬送されるシートに過剰な弛みや引っ張りが生じる事態を抑制できるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、非同期モータの駆動力によってシートを搬送する第1シート搬送手段と、同期モータの駆動力によってシートを搬送する第2シート搬送手段とを有し、上記第1シート搬送手段及び上記第2シート搬送手段のいずれか一方から他方へシートを受け渡してシート搬送するシート搬送装置において、同一のシートを上記第1シート搬送手段及び上記第2シート搬送手段の両方で搬送するときのシート搬送開始時には、上記同期モータの加速時回転情報に応じて決定される駆動開始タイミングで上記非同期モータの駆動を開始する非同期モータ制御手段を有し、上記駆動開始タイミングは、シート搬送速度にも応じて決定されるものであることを特徴とする。
本発明においては、第1シート搬送手段と第2シート搬送手段とまたがっているシートの搬送を開始する際、同期モータの加速時回転情報に応じた駆動開始タイミングで非同期モータの駆動を開始する。通常は、同期モータの加速の方が非同期モータの加速よりも大きいので、同期モータの駆動開始タイミングを非同期モータの駆動開始タイミングよりも遅らせることになる。これにより、同期モータ及び非同期モータの両方が定常状態で回転するまでの加速期間中に、その加速特性の違いから、多少の弛みや引っ張りが生じる場合はあるものの、過剰な弛みや引っ張りが生じることは抑制される。
以上より、本発明によれば、同期モータと非同期モータをそれぞれ採用する2つのシート搬送手段の間にまたがって搬送されるシートに過剰な弛みや引っ張りが生じる事態を抑制できるという優れた効果が得られる。
実施形態に係る用紙後処理装置を備えた画像形成システムの主要部分についての概略構成を示す図である。 同画像形成システムにおける画像形成装置、用紙後処理装置及びメイルボックスのシステム構成を示すブロック図である。 画像形成装置(本体)と用紙後処理装置のシステム構成を示すブロック図である。 実施形態において、用紙にパンチ処理を行うまでの用紙後処理装置における制御の流れを示すフローチャートである。 用紙後処理装置の搬送コロを駆動するDCモータとメイルボックスの搬送コロを駆動するステッピングモータの加速特性を示したグラフである。 (a)は、DCモータとステッピングモータが目標の搬送速度で駆動しているときの用紙の様子を示す説明図であり、(b)は、同じ駆動停止タイミングでDCモータとステッピングモータの減速を開始させたときの用紙の様子を示す説明図である。 実施形態において、用紙にパンチ処理を行ってから排紙するまでの用紙後処理装置における制御の流れを示すフローチャートである。 同じ駆動開始タイミングでDCモータとステッピングモータの加速を開始させたときの用紙の様子を示す説明図である。 搬送速度Aと搬送速度Bに達するまでのDCモータとステッピングモータの加速特性を示したグラフである。 変形例1において、用紙にパンチ処理を行うまでの用紙後処理装置における制御の流れを示すフローチャートである。 変形例1において、用紙にパンチ処理を行ってから排紙するまでの用紙後処理装置における制御の流れを示すフローチャートである。 変形例2において、用紙にパンチ処理を行うまでの用紙後処理装置における制御の流れを示すフローチャートである。 あるパンチ穿孔位置に用紙Sを停止させる際において、搬送速度Aのときの調整値と搬送速度Bのときの調整値の一例を示す表である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る用紙後処理装置を備えた画像形成システムの主要部分についての概略構成を示す図である。
この画像形成システムは、主に、画像形成装置100と、シート搬送装置としての用紙後処理装置200及びメイルボックス300とから構成されている。用紙後処理装置200は、画像形成装置100の用紙搬送方向下流側に設置され、画像形成装置100から搬送されてくる用紙の排紙積載、パンチ(穴開け)、綴じ、製本等の後処理を行う。この用紙後処理装置200のさらに用紙搬送方向下流側には、メイルボックス300が設けられている。このメイルボックス300は、排紙、仕分けを行うものであり、用紙後処理装置200に対して選択的に装着できる独立したユニットである。
本実施形態の画像形成装置100は、一般的な電子写真方式の画像形成装置であり、用紙Sに対して画像を形成するものであれば、特に限定されることはない。したがって、例えばインクジェット方式の画像形成装置や印刷機の形式であってもよい。
本実施形態では、画像形成装置100から排出された用紙(画像が形成された用紙)Sに、用紙後処理装置200プレスパンチ穿孔装置502でパンチ孔を開け、これをメイルボックス300へ送り出して仕分け排紙する場合を中心に説明する。
画像形成装置100から排出された用紙Sは、用紙後処理装置200の入口ガイド板201を通り、入口コロ202によって用紙後処理装置200に搬入される。本実施形態における用紙後処理装置200内の用紙搬送駆動の少なくとも一部は、非同期モータである直流モータ(DCモータ)で行っている。これがステッピングモータ等の同期モータであれば、制御上、1パルス当たりの用紙搬送距離が把握できるので、用紙Sの搬送方向位置を正確に制御できるが、高価であるためコスト高である。これに対し、DCモータであれば、安価であるためコスト低減を図ることができる。また、DCモータの加速特性や減速特性は予め把握できるので、DCモータであっても、本実施形態で求められる十分な精度で、用紙Sの搬送方向位置を制御することが可能である。
本実施形態における用紙搬送駆動は、入口コロ202を駆動する入口駆動部、コロ203,212,213を駆動する搬送駆動部、シフトコロ222を駆動するシフト搬送部、排紙コロ223を駆動し、排紙トレイ208に排紙する排紙駆動部、搬送コロ241,242,243、トレイ放出コロ244を駆動する下搬送駆動部に分かれており、各駆動部単独で駆動できるようにしてある。なお、符号231は、シフトコロ222によるシフト動作時に排紙コロ223が用紙Sのシフト動作を邪魔しないように開閉する開閉レバーであり、自由端側に排紙コロ223が回転自在に設けられ、基端側で支軸により回動自在に支持されている。
入口コロ202の用紙搬送方向下流側には、プレスパンチ穿孔装置502が配置されており、用紙1枚ごとにパンチ穿孔位置(図1に示す用紙Sの位置)で用紙搬送を停止させてパンチ穿孔を行う。上搬送路210、搬送路220は用紙Sに綴じ処理を行わない場合の搬送路であり、綴じ処理を行う場合は下搬送路240を搬送して綴じ装置(端面綴じステープラ)401に向けて用紙Sが搬送される。
図2は、画像形成装置100、用紙後処理装置200及びメイルボックス300のシステム構成を示すブロック図である。
画像形成装置(本体)100のCPU110は、用紙後処理装置200のインターフェース290を介して用紙後処理装置200のCPU291に接続されている。このCPU291にはプログラムを記憶したROM292が接続され、CPU291は、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながらROM292に格納されたプログラムに従って処理を実行する。CPU291には、用紙後処理装置200の図示しない複数のセンサ293からの検知情報が入力され、CPU291は検知入力に基づいてインターフェース351を介してメイルボックス300のCPU350に指示する。
メイルボックス300は、CPU350によって制御される。このCPU350にはプログラムを記憶したROM353が接続され、CPU350は、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながらROM353に格納されたプログラムに従って処理を実行する。また、このCPU350には、メイルボックス300に設けられた複数のセンサ352からの検知情報と用紙後処理装置200の各センサ293からの検知情報が入力され、用紙後処理装置200からの指示とセンサ293,352からの検知情報に基づいて搬送駆動モータ370とソレノイド371をドライバ360を介して制御する。
図3は、画像形成装置(本体)100と用紙後処理装置200のシステム構成を示すブロック図である。
同図から分かるように、用紙後処理装置200のCPU291は、ドライバ294を介して、入口駆動モータ2941、搬送駆動モータ2942、排紙駆動モータ2943、パンチ駆動モータ2944、電磁クラッチ2945、上述していない他のモータ2946及び複数のソレノイド2947を駆動する。このうち、入口駆動モータ2941は入口コロ202を駆動し、搬送駆動モータ2942は搬送駆動部及び下搬送駆動部(コロ203,212,213,241,242,243,244)を駆動し、排紙駆動モータ2943は排紙駆動部(排紙コロ223)を駆動し、パンチ駆動モータはプレスパンチ穿孔装置502を駆動する。また、図1には図示されていないが、装置に設けられた電磁クラッチ2945、ソレノイド2947および他のモータ2946もドライバ294を介してCPU291によって駆動される。
このように各部が構成された本実施形態に係る画像形成システムでは、画像形成装置100の操作部においてメイルボックス300へ排紙するモードが選択された場合、画像形成装置100より排出された用紙は、用紙後処理装置200の入口ガイド板201を通り、入口コロ202によって用紙後処理装置200に搬入される。用紙Sは、分岐爪211、搬送コロ212を通過し、分岐爪311によりメイルボックス300への搬送路310へ搬送され、分岐爪304〜307及び排紙コロ321〜325により排紙トレイ326〜330のいずれかのトレイへ排紙され、積載される。
図4は、用紙Sにパンチ処理を行うまでの用紙後処理装置200における制御の流れを示すフローチャートである。
本体100の排紙コロ101から用紙先端が排出されるとほぼ同時に、本体100から用紙後処理装置200へ先端排紙信号(用紙先端が本体100の排紙コロ101を通過したという情報)が送信される。この情報とともに、本体100から用紙後処理装置200へ、用紙サイズ、パンチ、綴じ等を行うか否か、排紙先(メイルボックス300の排紙トレイNo等)の情報も送信される。この情報に基づき、用紙後処理装置200は、パンチ処理を行うか否か、メイルボックス300のどの排紙トレイへ排紙するかを把握することができる。
用紙Sにパンチ処理を行ってからメイルボックス300への排紙を行う場合、用紙後処理装置200は、まず、画像形成装置100から起動信号を受信したら(S1)、起動して、用紙Sの受入れ準備をする。具体的には、用紙後処理装置200の各駆動部の搬送駆動を開始する(S2)。これにより、用紙後処理装置200の各駆動部は、画像形成装置100(以下、適宜「本体」と略す。)の用紙搬送速度と同じ用紙搬送速度(例えば360[mm/s])で駆動される。本体100の用紙搬送速度は、起動信号と一緒に送信されてくる速度情報から用紙後処理装置200側で把握することができる。
また、用紙後処理装置200は、メイルボックス300に対して搬送駆動開始信号を送信する(S3)。この搬送駆動開始信号を受信したメイルボックス300も起動し、その駆動部が、本体100の用紙搬送速度と同じ用紙搬送速度(例えば360[mm/s])で駆動される。本体100の用紙搬送速度は、搬送駆動開始信号と一緒に送信されてくる速度情報からメイルボックス300側で把握することができる。
本体100から排出された用紙Sは、用紙後処理装置200の入口ガイド板201を通り、本体100の用紙搬送速度と同じ用紙搬送速度で駆動している入口コロ202によって用紙後処理装置200に搬入されて行く。これにより、用紙Sの先端は、分岐爪211により上搬送路210へ案内され、本体100の用紙搬送速度と同じ用紙搬送速度で駆動している搬送コロ212を通過する。そして、搬送コロ212からも搬送力を受けながら、用紙Sの先端は、更に、分岐爪311により、メイルボックス300へ向かう搬送路310へ送り込まれ、本体100の用紙搬送速度と同じ用紙搬送速度で駆動している搬送コロ301を通過する。このとき、用紙Sは、いずれも同じ搬送速度で駆動している入口コロ202、搬送コロ212、搬送コロ301に挟持された状態となっており、これらのコロから搬送力を受けて搬送される。
そして、用紙Sの後端が入口コロ202の用紙搬送方向上流側に設けられている入口センサ501で検知されると(S4)、用紙後処理装置200は、メイルボックス300に対して搬送駆動停止信号を送信する(S5)。この搬送駆動停止信号を受信したメイルボックス300は、その駆動部の搬送駆動を停止させる搬送停止制御を行う。本実施形態において、メイルボックス300の搬送コロ301を駆動する搬送駆動モータ370には、同期モータであるステッピングモータが採用されている。そのため、メイルボックス300のCPU350は、ステッピングモータが脱調しない適切な減速特性を示すように、搬送停止制御を行う。
ここで、メイルボックス300の搬送コロ301の減速が開始してから停止するまでの間、用紙Sは、メイルボックス300の搬送コロ301と用紙後処理装置200の搬送コロ212の両方に挟持された状態にある。用紙後処理装置200の搬送コロ212を駆動する搬送駆動モータ2942にも、搬送駆動モータ370と同じくステッピングモータが採用されていれば、メイルボックス300に対して搬送駆動停止信号を送信するとともに、搬送コロ212の駆動を停止すればよい。この場合、両搬送コロ301,212とも、同じ駆動停止タイミングで減速を開始し、同じ減速特性を示しながら最終的に駆動が停止するので、両搬送コロ301,212の間の用紙部分が弛んだり引っ張られたりすることはない。
ところが、本実施形態において、用紙後処理装置200の搬送コロ212を駆動する搬送駆動モータ2942には、非同期モータであるDCモータが採用されている。そのため、搬送駆動モータ370に採用されているステッピングモータとは、その減速特性が大きく異なっている。図5は、用紙後処理装置200の搬送コロ212を駆動するDCモータとメイルボックス300の搬送コロ301を駆動するステッピングモータの加速特性を示したグラフであるが、DCモータとステッピングモータの減速特性も、この加速特性の時間を逆行させた場合のものと同様である。
このようにDCモータとステッピングモータの減速特性は大きく異なることから、両搬送コロ301,212を同じ駆動停止タイミングで減速を開始させると、各搬送コロ301,212が完全に停止するまでに送り出す用紙の長さが大きく異なってくる。ここでは、用紙搬送方向下流側の搬送コロ301が減速の小さい(停止までの用紙送り出し長さが長い)ステッピングモータであり、用紙搬送方向上流側の搬送コロ301が減速の大きい(停止までの用紙送り出し長さが短い)DCモータである。そのため、両搬送コロ301,212の間の用紙部分は、過剰に引っ張られた状態になってしまう。
要するに、DCモータとステッピングモータが目標の搬送速度で駆動している場合には、図6(a)に示すように、両搬送コロ301,212の間の用紙部分に過剰な弛みや引っ張りが生じることなく、用紙Sが適切に搬送される。しかしながら、DCモータとステッピングモータを同じ駆動停止タイミングで減速を開始させると、図6(b)に示すように、DCモータが停止した後も、ステッピングモータはしばらくの間、回転を続けることになる。その結果、両搬送コロ301,212の間の用紙部分に過剰な引っ張りが発生し、用紙Sにダメージが生じたり、用紙Sの位置ズレを生じさせたりする。
そこで、本実施形態においては、DCモータに対するステッピングモータの減速特性(減速時回転情報)を考慮して、DCモータの駆動停止タイミングを、ステッピングモータの駆動停止タイミングよりも遅らせる制御を行う。具体的には、図5に示すように、DCモータの減速特性によれば、用紙搬送速度で駆動するDCモータが減速を開始してから停止するまでの時間は20[ms]である。一方、ステッピングモータの減速特性によれば、用紙搬送速度で駆動するステッピングモータが減速を開始してから停止するまでの時間は50[ms]である。
そこで、本実施形態では、減速開始から停止までの時間差を参考にして、メイルボックス300に対して搬送駆動停止信号を送信してから30[ms]の待機時間経過後に、DCモータの減速を開始する。具体的には、メイルボックス300に対して搬送駆動停止信号を送信してからの経過時間をタイマーによって計測し(S6)、タイマーが30[ms]を経過したら(S7)、DCモータの駆動停止を開始して搬送コロ212の駆動を停止するように制御する(S8)。このような制御を行って、DCモータの駆動停止タイミングをステッピングモータの駆動停止タイミングよりも遅らせることで、両モータの駆動停止タイミングが同じである場合と比較して、両搬送コロ301,212の間の用紙部分の引っ張りが軽減される。
より詳しくは、まず、ステッピングモータで駆動する搬送コロ301だけが減速を開始するので、両搬送コロ301,212の間の用紙部分は徐々に弛んだ状態になっていく。その後、DCモータで駆動する搬送コロ212が減速を開始することで、両搬送コロ301,212の間の用紙部分の弛みが徐々にとれていく。そして、両搬送コロ301,212は最終的にほぼ同時に停止することになり、この停止時点において、両搬送コロ301,212の間の用紙部分は、やや弛んだ状態(適切に弛んだ状態)となり、過剰な弛みや引っ張りが生じることがない。
このような搬送駆動停止制御により、用紙Sは、図1に示すパンチ穿孔位置に停止する。その後、プレスパンチ穿孔装置502の回転軸に駆動モータの駆動力を伝達するクラッチをONし、プレスパンチによる穿孔が行われる(S9)。この間、少なくとも用紙Sを挟持している搬送コロ301,212は停止しているが、入口コロ202を駆動する入口駆動部は後続用紙の受入れのため、また、排紙駆動部は先行用紙を完全に排紙するため、それぞれ、搬送駆動されている。
図7は、用紙Sにパンチ処理を行ってから排紙するまでの用紙後処理装置200における制御の流れを示すフローチャートである。
パンチ穿孔の処理が終了すると(S11)、用紙Sを挟持している両搬送コロ301,212の駆動を再開し、メイルボックス300の所定の排紙トレイへ用紙Sを排紙する。このとき、両搬送コロ301,212を駆動する駆動DCモータとステッピングモータの加速特性は、図5に示したとおり、大きく異なっている。そのため、両搬送コロ301,212を同じ駆動開始タイミングで加速を開始させると、両搬送コロ301,212が用紙搬送速度に達するまでの間に送り出す用紙の長さが大きく異なってくる。その結果、本実施形態においては、両搬送コロ301,212の間の用紙部分が過剰に弛んだ状態になってしまう。
要するに、DCモータとステッピングモータを同じ駆動開始タイミングで加速を開始させた場合、DCモータの加速が大きいので、図8に示すように、DCモータが目標の搬送速度に達しても、ステッピングモータは未だ目標搬送速度に向けて加速中である。すなわち、ステッピングモータが目標の搬送速度に達するまでの間、搬送コロ212による用紙搬送速度は、常に搬送コロ301による用紙搬送速度を上回る。これにより、両搬送コロ301,212の間の用紙部分に過剰な弛みが発生し、用紙Sにダメージが生じたり、用紙Sの位置ズレを生じさせたりする。
そこで、本実施形態においては、DCモータに対するステッピングモータの加速特性(加速時回転情報)を考慮して、DCモータの駆動開始タイミングを、ステッピングモータの駆動開始タイミングよりも遅らせる制御を行う。具体的には、駆動開始前における両搬送コロ301,212の間の用紙部分の弛み量と、加速開始から目標の用紙搬送速度に達するまでの時間差とを参考にして、メイルボックス300に対して搬送駆動開始信号を送信してから20[ms]の待機時間経過後に、DCモータの加速を開始する。具体的には、メイルボックス300に対して搬送駆動開始信号を送信してからの経過時間をタイマーによって計測し(S13)、タイマーが20[ms]を経過したら(S14)、DCモータの駆動を開始して搬送コロ212の駆動を開始するように制御する(S15)。このような制御を行って、DCモータの駆動開始タイミングをステッピングモータの駆動開始タイミングよりも遅らせることで、両モータの駆動開始タイミングが同じである場合と比較して、両搬送コロ301,212の間の用紙部分の弛みが軽減される。
より詳しくは、両搬送コロ301,212の駆動を再開する前は、上述したように、これらの間の用紙部分が僅かに弛んだ状態になっている。この状態において、まず、ステッピングモータで駆動する搬送コロ301だけが加速を開始することにより、両搬送コロ301,212の間の用紙部分の弛みは徐々に解消されていく。その後、DCモータで駆動する搬送コロ212が加速を開始することで、両搬送コロ301,212の間の用紙部分に弛みが生じていく。そして、両搬送コロ301,212が最終的に目標の用紙搬送速度に達する頃には、両搬送コロ301,212の間の用紙部分がやや弛んだ状態(適切に弛んだ状態)となって、過剰な弛みや引っ張りが生じることがない。
〔変形例1〕
次に、上記実施形態における用紙搬送駆動制御の一変形例(以下、本変形例を「変形例1」という。)について説明する。
本変形例1は、画像形成装置100の動作モードの違いによって用紙搬送速度が2種類以上存在する場合に、画像形成装置100から排紙される用紙の搬送速度に応じて待機時間を変更するものである。
図9は、搬送速度Aと搬送速度Bに達するまでのDCモータとステッピングモータの加速特性を示したグラフである。なお、DCモータとステッピングモータの減速特性も、この加速特性の時間を逆行させた場合のものと同様である。
図9に示すように、DCモータの加速特性によれば、DCモータが加速を開始してから高速な用紙搬送速度Aに達するまでの時間は20[ms]であるが、低速な用紙搬送速度Bに達するまでの時間は5[ms]である。一方、ステッピングモータの加速特性によれば、ステッピングモータが加速を開始してから高速な用紙搬送速度Aに達するまでの時間は50[ms]であるが、低速な用紙搬送速度Bに達するまでの時間は25[ms]である。このため、DCモータとステッピングモータとの間における加速開始から目標の搬送速度に達するまでの時間差は、目標の搬送速度が高速な用紙搬送速度Aである場合には、30[ms]であるが、低速な用紙搬送速度Bである場合には、20[ms]である。このような違いから、いずれの用紙搬送速度A,Bの場合も同じ待機時間を採用すると、少なくとも一方の用紙搬送速度において過剰な弛みや引っ張りが生じるおそれがある。なお、減速の場合も同様である。
図10は、本変形例1において、用紙Sにパンチ処理を行うまでの用紙後処理装置200における制御の流れを示すフローチャートである。
本変形例1においては、用紙Sの後端が入口コロ202の用紙搬送方向上流側に設けられている入口センサ501で検知されると(S4)、用紙後処理装置200は、上記実施形態と同様に、メイルボックス300に対して搬送駆動停止信号を送信する(S5)。これにより、メイルボックス300のCPU350は、ステッピングモータが脱調しない適切な減速特性を示すように、搬送停止制御を行う。
本変形例1においては、DCモータとステッピングモータとの間における減速開始から停止するまでの時間差が、目標の搬送速度の違いによって異なる。目標の搬送速度が高速な用紙搬送速度Aである場合には(S21のYes)、この場合の時間差を参考にして待機時間Tを30[ms]に設定する(S22)。一方、目標の搬送速度が低速な用紙搬送速度Bである場合には(S21のNo)、この場合の時間差を参考にして待機時間Tを20[ms]に設定する(S23)。そして、メイルボックス300に対して搬送駆動停止信号を送信してからの経過時間を計測するタイマーが、設定した待機時間Tを経過したら(S24)、DCモータの駆動停止を開始して搬送コロ212の駆動を停止するように制御する(S8)。
このような制御を行って、DCモータの駆動停止タイミングをステッピングモータの駆動停止タイミングよりも遅らせることで、いずれの搬送速度A,Bであっても、両搬送コロ301,212の間の用紙部分には、過剰な弛みや引っ張りが生じず、やや弛んだ状態(適切に弛んだ状態)で停止することができる。
図11は、本変形例1において、用紙Sにパンチ処理を行ってから排紙するまでの用紙後処理装置200における制御の流れを示すフローチャートである。
パンチ穿孔の処理が終了したら(S11)、メイルボックス300に対して搬送駆動開始信号を送信してからの経過時間をタイマーによって計測する(S13)。このとき、DCモータとステッピングモータとの間における加速開始から目標の搬送速度に達するまでの時間差が、その目標の搬送速度の違いによって異なる。よって、目標の搬送速度が高速な用紙搬送速度Aである場合には(S31のYes)、この場合の時間差を参考にして待機時間Tを20[ms]に設定する(S32)。一方、目標の搬送速度が低速な用紙搬送速度Bである場合には(S31のNo)、この場合の時間差を参考にして待機時間Tを15[ms]に設定する(S33)。そして、メイルボックス300に対して搬送駆動開始信号を送信してからの経過時間を計測するタイマーが、設定した待機時間Tを経過したら(S34)、DCモータの駆動を開始して搬送コロ212の駆動を開始するように制御する(S15)。
このような制御を行って、DCモータの駆動開始タイミングをステッピングモータの駆動停止タイミングよりも遅らせることで、いずれの搬送速度A,Bであっても、両搬送コロ301,212の間の用紙部分には、過剰な弛みや引っ張りが生じない。
〔変形例2〕
次に、上記実施形態における用紙搬送駆動制御の他の変形例(以下、本変形例を「変形例2」という。)について説明する。
本変形例2は、パンチ処理によって用紙Sに開けるパンチ孔の位置をユーザーの指示により調整可能な場合に、そのパンチ孔位置の違いに応じた調整値Adに応じて待機時間を変更するものである。なお、基本的な制御の流れは、上記変形例1のものと同様である。
図12は、本変形例2において、用紙Sにパンチ処理を行うまでの用紙後処理装置200における制御の流れを示すフローチャートである。
本変形例2においては、用紙Sの後端が入口コロ202の用紙搬送方向上流側に設けられている入口センサ501で検知されると(S4)、用紙後処理装置200は、上記実施形態と同様に、メイルボックス300に対して搬送駆動停止信号を送信する(S5)。これにより、メイルボックス300のCPU350は、ステッピングモータが脱調しない適切な減速特性を示すように、搬送停止制御を行う。そして、DCモータとステッピングモータとの間における減速開始から停止するまでの時間差が、目標の搬送速度の違いによって異なることを考慮して、目標の搬送速度の違いに応じた待機時間Tを設定する(S21〜S23)。
ここで、パンチ処理によるパンチ孔は用紙Sの後端側に開けられるため、そのパンチ孔の位置は用紙Sの後端が停止する位置を基準に決まる。そして、用紙Sの後端の停止位置は、DCモータによって駆動される用紙後処理装置200の搬送コロ212の停止タイミングによって決まる。上述した実施形態や変形例1において、搬送コロ212の停止タイミングを決定する待機時間Tは、パンチ孔を用紙S上の標準位置に開ける場合に用紙Sが停止すべき位置(標準のパンチ穿孔位置)で用紙Sの後端が停止するように設定されている。しかしながら、パンチ孔を開ける位置がユーザー指示等により標準位置からずれる場合には、用紙Sを停止させるべきパンチ穿孔位置を標準のパンチ穿孔位置からずらす必要がある。
そこで、本変形例2においては、目標の搬送速度の違いに応じて待機時間Tを設定した後(S21〜S23)、ユーザー指示等によるパンチ孔を開ける位置の設定情報に基づいて、用紙Sを停止させるべきパンチ穿孔位置を標準のパンチ穿孔位置からずらす量に応じた待機時間調整値Adを取得する(S41)。そして、この調整値Adを上記S22又は上記S23で設定した待機時間Tから減算した値を、新たに待機時間Tとして設定する(S42)。ただし、目標の搬送速度が異なる場合、ユーザー指示によるパンチ穿孔位置が同じでも、待機時間Tの調整に用いる調整値Adは、図13に示すように異なってくる。
メイルボックス300に対して搬送駆動停止信号を送信してからの経過時間を計測するタイマーが、このように設定した待機時間Tを経過したら(S24)、DCモータの駆動停止を開始して搬送コロ212の駆動を停止するように制御する(S8)。このような制御を行って待機時間Tを調整することにより、ユーザー指示に応じて変化するパンチ穿孔位置に用紙Sを適切に停止させることができるようになる。なお、用紙Sにパンチ処理を行った後に用紙Sの搬送を再開する際の待機時間については、このような調整値Adを用いて調整する必要はないので、上記変形例1の場合と同様の制御でよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
DCモータ等の非同期モータの駆動力によって用紙S等のシートを搬送する搬送コロ212等の第1シート搬送手段と、ステッピングモータ等の同期モータの駆動力によってシートを搬送する搬送コロ301等の第2シート搬送手段とを有し、上記第1シート搬送手段及び上記第2シート搬送手段のいずれか一方から他方へシートを受け渡してシート搬送するシート搬送装置において、同一のシートを上記第1シート搬送手段及び上記第2シート搬送手段の両方で搬送するときのシート搬送開始時には、上記同期モータの加速特性等の加速時回転情報に応じて決定される駆動開始タイミングで上記非同期モータの駆動を開始するCPU291等の非同期モータ制御手段を有することを特徴とする。
これによれば、同期モータ及び非同期モータの両方が定常状態で回転するまでの加速期間中に、第1シート搬送手段と第2シート搬送手段との間のシート部分に過剰な弛みや引っ張りが生じることが抑制される。
(態様B)
DCモータ等の非同期モータの駆動力によって用紙S等のシートを搬送する搬送コロ212等の第1シート搬送手段と、ステッピングモータ等の同期モータの駆動力によってシートを搬送する搬送コロ301等の第2シート搬送手段とを有し、上記第1シート搬送手段及び上記第2シート搬送手段のいずれか一方から他方へシートを受け渡してシート搬送するシート搬送装置において、同一のシートを上記第1シート搬送手段及び上記第2シート搬送手段の両方で搬送するときのシート搬送停止時には、上記同期モータの減速時回転情報に応じて決定される駆動停止タイミングで上記非同期モータの駆動を停止するCPU291等の非同期モータ制御手段を有することを特徴とする。
これによれば、同期モータ及び非同期モータの両方が定常状態から停止状態になるまでの減速期間中に、第1シート搬送手段と第2シート搬送手段との間のシート部分に過剰な弛みや引っ張りが生じることが抑制される。
(態様C)
上記態様A又はBにおいて、上記駆動開始タイミング又は上記駆動停止タイミングは、目標の搬送速度であるシート搬送速度にも応じて決定されるものであることを特徴とする。
これによれば、上記変形例1で説明したように、異なるシート搬送速度においても、第1シート搬送手段と第2シート搬送手段との間のシート部分に過剰な弛みや引っ張りが生じることが抑制される。
(態様D)
上記態様Cにおいて、上非同期モータ制御手段は、上記第1シート搬送手段及び上記第2シート搬送手段よりもシート搬送方向上流側でシートを搬送する排紙コロ101等の第3シート搬送手段の駆動を制御する本体CPU110等の駆動制御部から上記シート搬送速度を取得することを特徴とする。
これによれば、シート搬送速度を事前に把握することが容易となる。
(態様E)
上記態様A〜Dのいずれかの態様において、上記第1シート搬送手段から上記第2シート搬送手段へシートを受け渡すことを特徴とする。
これによれば、同期モータで駆動される第2シート搬送手段よりもシート搬送方向上流側に非同期モータで駆動される第1シート搬送手段が配置される構成において、過剰な弛みや引っ張りが生じることが抑制される。
(態様F)
上記態様A〜Eのいずれかの態様において、上記同期モータは、ステッピングモータであることを特徴とする。
これによれば、一般的な制御で第2シート搬送手段により搬送されるシート位置を高精度に制御することができる。
(態様G)
上記態様A〜Eのいずれかの態様において、上記非同期モータは、直流モータであることを特徴とする。
これによれば、非同期モータを安価な直流モータを使用することで、製造コストを抑制できる。
(態様H)
用紙S等のシートに画像を形成する画像形成装置100と、上記画像形成装置から排出されたシートを搬送する用紙後処理装置200及びメイルボックス300等のシート搬送装置とを備えた画像形成システムにおいて、上記シート搬送装置として、上記態様A〜Gのいずれかの態様に係るシート搬送装置を用いたことを特徴とする。
これによれば、第1シート搬送手段と第2シート搬送手段との間のシート部分に過剰な弛みや引っ張りを生じさせることがないので、画像が形成されたシートにダメージが生じるなどの不具合が抑制できる。
100 画像形成装置(本体)
101 排紙コロ
110 本体CPU
200 用紙後処理装置
202 入口コロ
212 搬送コロ
291 CPU
300 メイルボックス
301 搬送コロ
370 搬送駆動モータ
502 プレスパンチ穿孔装置
2942 搬送駆動モータ
2943 排紙駆動モータ
2944 パンチ駆動モータ
特開第4486480号公報

Claims (7)

  1. 非同期モータの駆動力によってシートを搬送する第1シート搬送手段と、
    同期モータの駆動力によってシートを搬送する第2シート搬送手段とを有し、
    上記第1シート搬送手段及び上記第2シート搬送手段のいずれか一方から他方へシートを受け渡してシート搬送するシート搬送装置において、
    同一のシートを上記第1シート搬送手段及び上記第2シート搬送手段の両方で搬送するときのシート搬送開始時には、上記同期モータの加速時回転情報に応じて決定される駆動開始タイミングで上記非同期モータの駆動を開始する非同期モータ制御手段を有し、
    上記駆動開始タイミングは、シート搬送速度にも応じて決定されるものであることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 非同期モータの駆動力によってシートを搬送する第1シート搬送手段と、
    同期モータの駆動力によってシートを搬送する第2シート搬送手段とを有し、
    上記第1シート搬送手段及び上記第2シート搬送手段のいずれか一方から他方へシートを受け渡してシート搬送するシート搬送装置において、
    同一のシートを上記第1シート搬送手段及び上記第2シート搬送手段の両方で搬送するときのシート搬送停止時には、上記同期モータの減速時回転情報に応じて決定される駆動停止タイミングで上記非同期モータの駆動を停止する非同期モータ制御手段を有し、
    上記駆動停止タイミングは、シート搬送速度にも応じて決定されるものであることを特徴とするシート搬送装置。
  3. 請求項1又は2に記載のシート搬送装置において、
    非同期モータ制御手段は、上記第1シート搬送手段及び上記第2シート搬送手段よりもシート搬送方向上流側でシートを搬送する第3シート搬送手段の駆動を制御する駆動制御部から上記シート搬送速度を取得することを特徴とするシート搬送装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
    上記第1シート搬送手段から上記第2シート搬送手段へシートを受け渡すことを特徴とするシート搬送装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
    上記同期モータは、ステッピングモータであることを特徴とするシート搬送装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
    上記非同期モータは、直流モータであることを特徴とするシート搬送装置。
  7. シートに画像を形成する画像形成装置と、
    上記画像形成装置から排出されたシートを搬送するシート搬送装置とを備えた画像形成システムにおいて、
    上記シート搬送装置として、請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート搬送装置を用いたことを特徴とする画像形成システム。
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