JP4890417B2 - シート部材処理装置及び画像形成システム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成後のシート部材を積載処理するシート部材処理装置及びこのシート部材処理装置と画像形成装置とから構成される画像形成システム装置に関する。
従来、シート部材処理装置は、画像形成装置から排出されたシートを1枚ずつ中間処理トレイ(第1積載手段)に搬送し、中間処理トレイ上に積載されたシート部材束に対し、画像形成装置の操作画面上で予め設定された後処理(ステイプル処理等)を行い、後処理されたシート部材束を中間処理トレイ上から排紙トレイ(第2積載手段)に束排出した後、画像形成装置から次のシート部材を受け入れていた。
上述のようなシート部材処理装置では、中間処理トレイ上で処理されるシート部材束の束処理時間が必要である為、シート部材束の処理が終了するまで、画像形成装置から排紙トレイに排出されるシート部材を待機させる必要があり、その分だけ生産性が低下してしまうという問題があった。
これに対して特許文献1には、画像形成装置から排出されるシート部材の間隔が一定であることから、後処理及びシート部材束排出処理の時間を確保する為に、シート部材バッファ機構を設けることが開示されている。
また、特許文献2には、搬送手段により搬送するシートを後続のシートから距離を広げる為に第1タイミングでシートの搬送速度を第1速度から第2速度に増速し、搬送手段により搬送されるシート部材の前を先行するシート部材が1束の最終ページである場合には、第1タイミングよりも遅い第2タイミングで搬送手段のシート部材の搬送速度を第1速度から第2速度へ増速させることが開示されている。
特開2001-97631号公報 特許第3886135号公報
しかし、特許文献1の技術では、シート部材処理装置内にシートバッファ機構を設ける場合、そのスペースを確保しなければならず、装置が大型化してしまったり、高コストになってしまうという問題があった。
特許文献2の技術では、第2タイミングでシート部材を増速させた場合、第2速度で搬送する距離は非常に短くなり、シート部材に対し急加速、急減速を行うこととなり、それによりシート部材に破れや汚れなどのダメージが生じたり、搬送手段、ここではステッピングモータの脱調を引き起こしたりするという問題があった。
以上を鑑み、本発明では、短い搬送経路でもシート部材束処理時間を確保でき、一定間隔で搬送されてくるシート部材の処理能力を維持でき、シート部材にダメージを与えたり搬送手段の脱調を引き起こすことを防止できるシート部材処理装置及び画像形成システム装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像形成装置から受け渡されたシート部材を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されるシート部材に対し、次のシート部材との間隔を広げる為に、シート部材の搬送速度を前記画像形成装置との受け渡し速度(第1速度)から第1速度よりも速い第2速度へ増速させる搬送制御手段と、前記搬送手段により排出されたシート部材を収納して積載する第1積載手段と、前記第1積載手段に積載されたシート部材束を整合する整合手段と、前記第1積載手段から放出されるシート部材束を積載する第2積載手段と、前記第2積載手段に放出されたシート部材束後端を押さえる為のシート部材押え手段と、前記第1積載手段で整合されたシート部材束を前記第1積載手段から前記第2積載手段へ束の状態で放出する放出手段とを備え、前記搬送制御手段は、シート部材が増速可能な位置へ搬送されたときに前記放出手段において先行するシート部材束の放出動作が行われている際は、シート部材を前記第1速度から前記第2速度より遅い第3速度へ増速させることを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記整合手段は、前記第1積載手段へ排出されたシート部材を、シート部材の排出方向とは逆方向に引き戻し、シート部材後端を後端揃え部材に突き当てることによりシート部材搬送方向端を揃えると共に、一対の整合板によりシート部材幅方向を揃えることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記搬送制御手段は、前記第1速度から第2速度又は第3速度にシート部材の搬送速度を増速した後、シート部材を前記第1積載手段へ排出するまでに、増速した第2速度又は第3速度よりも遅い第4速度へ減速することを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載された発明において、前記制御手段は、前記第1速度から前記第2速度にシート部材を増速させることにより前記整合手段の整合動作の時間を稼ぎ、前記第1速度から前記第3速度にシート部材を増速させることにより前記整合手段による整合動作の時間及び前記放出手段によるシート部材束の放出時間を稼ぐことを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のシート部材処理装置と画像形成装置とから構成される画像形成システム装置である。
本発明によれば、搬送制御手段は、画像形成装置から受け渡されたシート部材を第1積載手段へ向けて搬送している場合において、シート部材が増速可能な位置へ搬送されたときに、放出手段にて先行するシート部材束に対する放出動作が行われている場合には、シート部材を前記第1速度から第2速度より遅い第3速度へ増速させるので、短い搬送経路でもシート部材束処理時間を確保でき、画像形成装置から一定間隔で受け渡されるシート部材の処理能力を維持でき、シート部材にダメージを与えたり搬送手段の脱調を引き起こすことの無いシート部材処理装置及び画像形成システム装置が実現できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図6に示すように、本実施の形態に係るシート部材処理装置1は、複写機等の画像形成装置3に連接されて、画像形成装置3で画像形成した後のシート部材を後処理するものである。本実施の形態では、このシート部材処理装置1と画像形成装置3とで図6に示す画像形成システム装置を構成している。
このシート部材処理装置1には、搬送ガイド板201と開閉ガイド板202、及び排紙ガイド板203により構成される搬送路204が設けられている。前記搬送路204の最上流には搬送ガイド板201と開閉ガイド板202にて搬入口205が開設されており、搬入口205の直後にシート部材の位置を検知する入口センサ206が設けられ、入口センサ206の近傍下流に搬送ローラ対207が設けられている。
前記搬送路204の下流には、排紙ローラ対208が設けられており、排紙ローラ対208近傍上流に排紙センサ209が設けられている。
この構成により、画像形成装置3の排紙ローラ対5から排紙されたシート部材は搬送入り口205から、搬送路204に受け渡されて搬送路4内を排紙ローラ対208へ搬送されるようになっている。
図7に示すように、前記搬送ローラ対207及び排紙ローラ対208の駆動側ローラ軸207a、208aは、プーリ210、タイミングベルト211を介して搬送モータ(ステッピングモータ)212に連結されており、ステッピングモータ212の回転駆動により各ローラ対207、208が回転駆動するようになっている。
搬送路204から排紙ガイド板203へ搬送されたシート部材は、第1積載トレイ(第1積載手段)401に排紙され、第1積載トレイ401に排紙されたシート部材は、叩きコロ214(図6参照)及びシート部材整合部7により整合処理がされるようになっている。
ここで叩きコロ214について説明する。図8に示すように、前記排紙ローラ対208の駆動側ローラ軸208aには、その同軸上に揺動アーム213が回転可能に設けられており、前記揺動アーム213には弾性摩擦部材(スポンジ)からなる叩きコロ214が設けられている。
この叩きコロ214はタイミングベルト215、プーリ216、軸217、プーリ218、タイミングベルト219を介して、前記駆動側排紙ローラの軸208a上に固定されたプーリ220に連結されており、前記駆動側排紙ローラの軸208aの回転により叩きコロ214が同一方向に回転する構成になっている。
また、前記揺動アーム213は自身の重み若しくはスプリング(図示せず)によって、常時第1の積載トレイ(以下、「スティプルトレイ」という)401方向に荷重を受けた状態にあり、逆方向に荷重を負荷されたレバー221によってストッパ部222(図9参照)に突き当てられた位置にて保持されている。
前記レバー221の往復回動により揺動アーム213がスティプルトレイ401方向に回動して前記叩きコロ214がスティプルトレイ401上のシート部材に当接し、更に回動して再びストッパ部222に突き当てられて停止する。
図9に示すように、前記レバー221の往復回動駆動は、前記レバー221に連結されたDC/SOL223によって駆動される。
尚、レバー221の往復駆動は、図10に示すように、ステッピングモータ224の回転駆動により、タイミングベルト225を介して連結されたカム226を回転し、前記レバー221のリンク部227に挿入されているカム突起部226aの回転により駆動されるものであっても良い。
図11に示すように、前記排紙ローラ対208の駆動側ローラの軸208aには、ギヤ228が嵌合されており、また前記排紙ローラ対208の駆動側ローラ軸208aにはホルダ229が回転可能に設けられている。
このホルダ229には、弾性摩擦部材(スポンジ)からなる戻しコロ230が設けられており、中間ギヤ231を介して前記ギヤ228に連結されている。この構成により前記戻しコロ230は前記駆動側排紙ローラ208aの回転が伝達される。また、前記ホルダ229は自身の重みと前記戻しコロ230の重みによって、常時スティプルトレイ401方向に荷重を負荷されており、戻しコロ230の外周はスティプルトレイ401上のシート部材に常時接触した状態にて回転をする。
次に、図12を参照して、スティプルトレイ401におけるシート部材整合部の構成を説明する。を示す。前記スティプルトレイ401には、整合手段としての整合板(以下、「ジョガーフェンス」402、403が対向して設けられており、前記ジョガーフェンス402、403は、スティプルトレイ401のガイド溝404、405に挿入されている。
更に、ジョガーフェンス402、403はタイミングベルト(図示せず)を介して各々ジョガーモータ(ステッピングモータ)406、407に連結されており、前記ステッピングモータ406、407の正逆回転駆動により直線往復移動を行うようになっている。
また、前記スティプルトレイ401には、前記ジョガーフェンス402、403の待機位置を検出するホームセンサ408、409が設けられている。更に、前記スティプルトレイ401には基準フェンス410、411が設けられている。
ここで、図4及び図5を参照して、ジョガーフェンス402、403のシート部材整合動作を説明する。尚、図4はスティプルモード時におけるジョガーフェンスの動作であり、図5はシフトモード時におけるジョガーフェンスの動作である。
画像形成装置からシート部材排紙信号を受けると同時に、前記一対のジョガーフェンス402、403は搬入されるシート部材幅方向サイズにより受け入れ位置に移動する。この時の一対のジョガーフェンス402、403の移動は、シフトモードの場合は図4(a)に示すようにシート部材幅+15mm、スティプルモード時の場合は図5(a)に示すようにシート部材幅+7mmの位置まで移動して受け入れ位置とする。
シフトモードにてN部目のシート部材を整合する場合、N部目シート部材後端が排紙ローラ対208を通過し、前記叩きコロ214に叩きを開始し及び戻しコロ230によって(図4(b))基準フェンス410、411に当接した後(図4(c))、寄せ側ジョガーフェンス402が30mm基準側ジョガーフェンス(403)方向に移動し、シート部材側端を基準側ジョガーフェンス403に当接させ整合し、再び30mm後退して受け入れ位置にて停止して次シート部材の排出を待ち(図4(d))、順次排出シート部材に対して同様の動作を繰り返してシート部材束を前記基準側ジョガーフェンス403に整合する。また、所定枚数のシート部材を整合し、後述する放出爪430の動作によりシート部材束を排紙トレイ301に放出した後(図4(e))、N+1部目のシート部材は上記ジョガーフェンス402、403の寄せ側と基準側が入れ替わり動作を行うことにより、N部目のシート部材束と逆方向に寄せ動作を行う(図4(f)〜(i))。これを所定の部数繰り返すことにより、シート部材束を排紙トレイ301上にシフト積載する。また、上記ジョガーフェンス402、403の動作タイミングは全て、前記入口センサ206のシート部材後端通過検出からの時間管理により制御されている。
スティプルモードにてN部目のシート部材を整合する場合、N部目シート部材後端が前記排紙ローラ対208を通過し、前記叩きコロ214が回動開始すると同時に、ジョガーフェンス402、403が5mm前進してシート部材幅+2mmの位置にて停止する(図5(b)(c))。更に、シート部材後端が前記基準フェンス410、411に当接すると同時に2.5mm前進し(図5(d))、シート部材を中央に整合し、再び受け入れ位置に後退して停止し次シート部材の排出を待ち(図5(e))、順次排出シート部材に対して上記動作を繰り返し、シート部材束を中央に整合する(図5(f))。所定枚数の整合動作が終了すると、綴じ装置450(図6参照)によってシート部材束の後端付近所定位置に綴じ処理が施され(図5(g))、放出爪430によって排紙トレイ301(図6参照)上に放出される(図5(h))。
その後、N+1部目のシート部材の受け入れに合わせてジョガーフェンス402、403が受け入れ位置に移動し(図5(i)(j))、N+1部目に対する整合〜綴じ処理〜放出動作が行われる。尚、上記ジョガーフェンス402、403の動作タイミングは全て、前記入口センサ206のシート部材後端通過検出からの時間管理により制御されている。
次に、図3及び図6を参照して、シート部材搬入から整合までの各部動作を説明する。図3は各部の動作タイミングを示している。画像形成装置から受け入れ線速V1(第1速度)にて、搬送されたN部目のシート部材は、シート部材後処理装置1の搬入口205に進入し、前記入口センサ206がシート部材先端を検出してから1定量(図では入口センサがシート部材先端を検知後29.5mm搬送した位置)搬送され、且シート部材後端が画像形成装置排紙センサ(図示せず)を通過したタイミング(加速可能タイミングT1)にて、前記ステッピングモータ212(図7参照)を受け入れ線速V1(第1速度)から搬送線速V2(第2の線速)に加速して搬送される。
前記搬送路204内を加速搬送されたシート部材は、シート部材後端が前記入口センサ206を通過してから1定量搬送後(シート部材後端が前記排紙ローラ対208の上流30mmに達した位置)、前記ステッピングモータ212の減速によりシート部材を減速搬送させ、排紙線速V4(用紙サイズにより異なる)に減速し、シート部材は前記線速にて前記排紙ローラ対208によってスティプルトレイ401上に排出される。
シート部材後端が前記入口センサ206を通過して1定量搬送して前記排紙ローラ対208を抜けた後(シート部材後端が前記排紙ローラ対208を通過して約5mm搬送後)、前記DC/SOL223(図9参照)もしくは叩きコロ駆動モータ(ステッピングモータ)224(図10参照)の駆動により前記レバー221(図9、図10参照)が回動開始し、前記揺動アーム213がスティプルトレイ401方向に回動して前記叩きコロ214がスティプルトレイ401)上に排出されたシート部材後端付近に当接し、前記叩きコロ214の回転によりシート部材後端を基準フェンス410、411に当接させるべく搬送する。また、前記叩きコロ214により基準フェンス410、411に後端を当接されたシート部材は、前記戻しコロ230の回転によって更に基準フェンス方向410、411方向に搬送され、姿勢を保持される。
上記のように、加速可能タイミングT1にてN部目のシート部材を受け入れ線速V1(第1速度)から搬送線速V2(第2線速)に加速することで、次のシート部材との間隔をαだけ広げ、その間に整合動作を行うことで、前後のシート部材どうしが干渉しないようにしている。
次に、図13〜図15を参照して、排紙トレイ部の構成を説明する。図13に示すように、排紙トレイ301は支持部材302、303に固定されており、支持部材302、303はタイミングベルト304、305、プーリ307を介して駆動軸306(図14参照)に連結されている。更に、前記駆動軸306にはギヤ308が嵌合されており、前記ギヤ308を介してDCモータ309に連結されている。前記DCモータ309の回転により排紙トレイ301の昇降動作が行われる。
前記排紙トレイ301の端部にはエンドフェンス310が略垂直に設けられており、前記エンドフェンス310にはレバー313が嵌合された回転軸312が回転可能に取り付けられており、前記回転軸312の両端付近にはシート部材押さえ部材311が2個回転可能に挿入されている。
また、前記シート部材押さえ部材311には、先端部を前記エンドフェンス310方向に加圧させるスプリング(図示せず)が設けられている。
更に、前記回転軸312の一端付近にはDC/SOL315が固定されており、このDC/SOL315の駆動により前記回転軸312が一定角度の往復回転動作をし、これにより前記レバー313が回動して前記シート部材押さえ部材311を回動させる。前記エンドフェンス310にはシート部材高さ検知センサ314が設けられている。
前記シート部材押さえ部材311は通常、前記加圧スプリングによって先端押圧部311aが前記エンドフェンス310のシート部材整合面より突出した位置に停止しており、前記DC/SOL315の吸引動作により、前記先端押圧部311aがエンドフェンス310シート部材整合面より完全に埋没する位置まで回動する。
前記排紙トレイ301の積載シート部材高さ検出は、排紙トレイ301の上昇により積載されたシート部材上面が、エンドフェンス301より突出した前記シート部材押さえ部材311の先端押圧部311aを押し上げることにより、前記シート部材押圧部材311の一部に設けられた検出部を前記シート部材高さ検知センサ314が検出することにより行う。
次に、図16及び図17を参照して、シート部材排出時の排紙トレイ部における動作を説明する。
前記排紙ローラ対208(図6参照)によってシート部材整合部にシート部材が排出される際の前記排紙トレイ301の待機位置は、排紙トレイ301が前記シート部材押さえ部材(311の先端押圧部311aを押し上げて前記シート部材高さ検知センサ314が検出した位置、若しくはその位置より所定の高さ上昇させた位置であり、この位置にて上述したシート部材束の整合動作及び綴じ動作を行う。
前記ジョガーフェンス402、403によって整合され、ソート処理及びスティプル処理されたシート部材束は、放出爪430が前進することによって排紙トレイ301に放出される(図16(a))。
前記放出爪430が前進し停止すると同時に、前記DC/SOL315(図15参照)が吸引し、前記シート部材押さえ部材311がエンドフェンス310より完全に埋没する位置まで回動する(図16(b))。
また、前記放出爪430が停止すると同時に、前記DCモータ309(図14参照)が駆動を開始し、排紙トレイ301を所定の距離下降させ、シート部材束を排紙トレイ301上に落下積載させる(図16(c))。
更に、前記排紙トレイ301の所定量下降後(図16(d))停止と同時に、前記DC/SOL315がOFFし、シート部材押さえ部材311が再びエンドフェンス310から突出し(図16(e))、直後に再び排紙トレイ301が再上昇して(図16(f))、排紙トレイ301上に積載されたシート部材束上面が前記シート部材押さえ部材311を押し上げ(図16(g))、前記シート部材高さ検知センサ314が検出する位置にて停止し、若しくは検出してから所定の高さ上昇後停止し、シート部材束後端付近を前記シート部材押さえ部材311の先端押圧部311aにて押さえ、次部のシート部材排出に備える(図16(h))。
又は、前記放出爪301が前進し(図17(a))停止すると同時に(図17(b))、前記DCモータ309が駆動開始し、排紙トレイ301を所定の距離下降し(図17(c))、シート部材束を排紙トレイ301上に落下積載させ、前記排紙トレイ301の所定量下降後停止と同時に、前記DC/SOL315が吸引し、前記シート部材押さえ部材311がエンドフェンス310より完全に埋没する位置まで回動し(図17(d))、直後前記DC/SOL315がOFFしシート部材押さえ部材311が再びエンドフェンス310から突出し(図17(e)(f))、再び排紙トレイ301が再上昇して排紙トレイ301上に積載されたシート部材束上面が前記シート部材押さえ部材311を押し上げ(図17(g))、前記シート部材高さ検知センサ314が検出する位置にて停止し、若しくは検出してから所定の高さ上昇後停止し、シート部材束後端付近を前記シート部材押さえ部材311の先端押圧部311aにて押さえ、次部のシート部材排出に備える(図17(h))。
ここで、N+1部目のシート部材の搬入から整合までの各部動作を図1及び図3を参照して説明する。図3に示されるように、加速可能タイミングT1にてN部目のシート部材を受け入れ線速V1(第1速度)から搬送線速V2(第2速度)に加速することで、次のシート部材との間隔をαだけ広げ、その間に整合動作を行うことで、前後のシート部材どうしが干渉しないようにしている。
しかし、N部目の最終シート部材整合後のシート部材束の放出動作(図16及び図17参照)にて、排紙トレイ301上に放出されたN部目シート部材束後端付近を前記シート部材押さえ部材311にて押さえる前に、N+1部目の先頭シート部材が搬送され、シート部材の先端が排紙トレイ301上に放出されたシート部材束に接触すると、排紙トレイ301上のシート部材を押出してスタック性を乱してしまい、最悪の場合シート部材の落丁を引き起こす可能性がある。
そこで、N+1部目の先頭シート部材が受け入れ線速V1(第1速度)にて画像形成装置から搬送され、前記加速可能タイミングT1に到達した時点でN部目の放出動作が行われている場合には、前記ステッピングモータ212を搬送線速V2(第2速度)より遅い搬送線速V3(第3速度)に加速して搬送する。(第1速度<第3速度<第2速度)
これにより、N部目の最終シート部材とN+1部目の先頭シート部材の間隔は、更にΔ2広がる為(Δ0+Δ1+Δ2)、Δ2を加えた時間でN部目の放出動作を完了することが可能となる。
ここで、上記制御を行うと、N+1部目の先頭シートと次のシートとの間隔が狭くなってしまうことになるが、シート部材どうしが干渉してしまわないように搬送線速V2(第2速度)及び搬送線速V3(第3線速)は設定されている。
図2のフローチャートを参照して、上述したシート部材搬送処理を説明する。まず、画像処理装置から搬送されるN+1部目の先頭シート部材を、シート部材後処理装置1に受け入れ線速V1(第1速度)にて受け入れ(ステップS1)、一定距離搬送後、シート部材加速タイミングとなったら(ステップS2)、シート部材後処理装置1がN部目の用紙束を放出中であるかどうかを判断する(ステップS3)。放出中でない場合は搬送線速V2(第2速度)に加速し(ステップS4)、放出中であった場合は搬送線速V3(第3速度)に加速する(ステップS5)。
次いで、図1に示すようにP1パルス搬送されるのを待ち(ステップS6)、P1パルス経過したら排紙線速V4(第4速度)に減速する(ステップS7)。
次いで、P2パルス搬送されるのを待ち(ステップS8)、P2パルス経過したら受け入れ線速V1(第1速度)に減速する(ステップS9)。
そして、次のシート部材がある場合はステップS1から再開し、無い場合は搬送モータの停止処理を行うと共に、シート部材の放出処理を始める。
尚、図18にシート処理制御部501のブロック図を示すように、シート処理制御部501には、画像形成装置3に接続されて送受信号を受けると共に、入口センサ206、シート放出センサ209、シート部材高さ検知センサ314等が接続されており、各センサからの検知信号を受けて、上述した制御を行う制御プログラムが組み込まれたROM503と、RAM505とにより、搬送モータ212、叩きコロ駆動モータ224、ジョガーモータ406、407、放出爪430駆動モータ、排紙トレイモータ309、用紙押さSOL315等を駆動制御するようになっている。
本実施の形態によれば、先行するシート部材束(N部目)が放出動作をしているときには、N+1部目の先頭シートの速度を前記第1速度から前記第2速度より遅い第3速度へ増速させているので、短い搬送経路でもシート部材束処理時間を確保でき、一定間隔で搬送されてくるシート部材の処理能力を維持でき、シート部材にダメージを与えたり搬送手段の脱調を引き起こすことの無いシート部材処理装置が実現できる。
シート部材処理装置においては、整合手段としてのジョガーフェンス402、403による整合は、スティプルトレイ401へ排出されたシート部材を、シート部材の排出方向とは逆方向に引き戻し、シート部材後端を後端揃え部材に突き当てることによりシート部材搬送方向の揃えを行うと共に、一対の整合板(ジョガーフェンス402、403)によりシート部材幅方向の揃えを行うことにより、シート部材の整合動作を精度良く行うことが可能である。
搬送制御手段は、第2速度若しくは第3速度にシート部材の搬送速度を増速した後、シート部材をスティプルトレイ(第1積載手段)401へ排出するまでに、シート部材の搬送速度を第4速度へ変速することにより、シート部材をスティプルトレイ(第1積載手段)401に精度良く積載することが可能である。
搬送制御手段は、シートの搬送速度を受け入れ速度から第2速度にシート部材を増速させることによりジョガーフェンス(整合手段)402、403による整合動作の時間を稼ぎ、第3速度にシート部材を増速させることによりジョガーフェンス(整合手段)402、403による整合動作の時間及び放出爪(放出手段)430によるシート部材束の放出時間を稼ぐことにより、短い搬送経路でもシート部材束処理時間を確保でき、一定間隔で搬送されてくるシート部材の処理能力を維持することが可能である。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、種々変形可能である。例えば、シート部材処理装置1は画像形成装置3に接続して構成されるものに限らず、シート部材処理装置1を画像形成装置3に一体に備えるものであっても良し、シート処理制御部501(搬送制御手段)が画像形成装置3に設けてあっても良い。
本実施の形態に係るシート部材処理装置の制御であって、第2積載手段へのシート束放出動作がシート部材の増速タイミングと重なった場合のタイミングチャートである。 図1の制御を行うフローチャートである。 本実施の形態に係るシート部材処理装置の制御を示すタイミングチャートであり、第2積載手段へのシート束放出動作がシート部材の増速タイミングと重なっていない場合のタイミングチャートである。 ソートモード時におけるジョガーフェンスの動作毎の平面図である。 スティプルモード時におけるジョガーフェンスの動作毎の平面図である。 シート部材処理装置の概略的構成を示す断面図である。 搬送部の搬送機構を示す斜視図である。 叩きコロ及びその周囲部の斜視図である。 叩きコロの駆動機構を示す斜視図である。 叩きコロの他の例による駆動機構を示す斜視図である。 戻しコロの駆動機構を示す斜視図である。 シート部材整合部の斜視図である。 排紙トレイ部及びその駆動機構を示す斜視図である。 図13に示す排紙トレイ部及びその駆動機構の裏面を示す斜視図である。 シート押さえ部及びその駆動機構を示す斜視図である。 シート押さえ部を動作毎に示す断面図である。 シート押さえ部の他の動作を動作毎に示す断面図である。 シート部材処理装置におけるシート処理制御部のブロック図である。
符号の説明
1 シート部材処理装置
3 画像形成装置
207 搬送ローラ対(搬送手段)
301 排紙トレイ(第2積載手段)
311 シート押え部材(シート部材押え手段)
401 スティプルトレイ(第1積載手段)
402、403 ジョガーフェンス(整合手段)
410、411 基準フェンス(後端揃部材)
430 放出爪(放出手段)

Claims (5)

  1. 画像形成装置から受け渡されたシート部材を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送されるシート部材に対し、次のシート部材との間隔を広げる為に、シート部材の搬送速度を前記画像形成装置との受け渡し速度(第1速度)から第1速度よりも速い第2速度へ増速させる搬送制御手段と、
    前記搬送手段により搬送されたシート部材を収納して積載する第1積載手段と、
    前記第1積載手段に積載されたシート部材束を整合する整合手段と、
    前記第1積載手段から放出されるシート部材束を積載する第2積載手段と、
    前記第2積載手段に放出されたシート部材束後端を押さえる為のシート部材押え手段と、
    前記第1積載手段で整合されたシート部材束を前記第1積載手段から前記第2積載手段へ束の状態で放出する放出手段とを備え、
    前記搬送制御手段は、シート部材が増速可能な位置へ搬送されたときに前記放出手段において先行するシート部材束の放出動作が行われている際は、シート部材を前記第1速度から前記第2速度より遅い第3速度へ増速させることを特徴とするシート部材処理装置。
  2. 前記整合手段は、前記第1積載手段へ排出されたシート部材を、シート部材の排出方向とは逆方向に引き戻し、シート部材後端を後端揃え部材に突き当てることによりシート部材搬送方向端を揃えると共に、一対の整合板によりシート部材幅方向を揃えることを特徴とする請求項1に記載のシート部材処理装置。
  3. 前記搬送制御手段は、前記第1速度から第2速度又は第3速度にシート部材の搬送速度を増速した後、シート部材を前記第1積載手段へ排出するまでに、増速した第2速度又は第3速度よりも遅く且つ第1速度よりも速い第4速度へ減速することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート部材処理装置。
  4. 前記搬送制御手段は、前記第1速度から前記第2速度にシート部材を増速させることにより前記整合手段の整合動作の時間を稼ぎ、前記第1速度から前記第3速度にシート部材を増速させることにより前記整合手段による整合動作の時間及び前記放出手段によるシート部材束の放出時間を稼ぐことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のシート部材処理装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のシート部材処理装置と画像形成装置とから構成される画像形成システム装置。
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