JP2008273636A - 紙葉の搬送・排紙方法、及び紙葉の搬送・排紙装置 - Google Patents

紙葉の搬送・排紙方法、及び紙葉の搬送・排紙装置 Download PDF

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Katsuto Nishi
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Abstract

【課題】搬送された紙葉(帳票)を排紙トレイに収納する技術を改良して、紙葉のサイズ如何に拘わらず、ストッパを設けることなく紙葉を整列させる。
【解決手段】紙葉(図示省略)は搬送路1に沿って搬送ローラ4で送られてくる。該搬送路1の終末箇所に設けた排紙ローラ6は回転速度を独立に制御し得るようになっている。この排紙ローラ6は、排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4jの搬送速度(ローラの周速)にと等しい周速で回転しながら紙葉を受け取り、紙葉が排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4jを通過し終えて離れた直後に加速または減速して、排紙最適速度(放出された紙葉が綺麗に整列する速度)に等しい周速となり、紙葉を最適速度で排紙(放出)する。
【選択図】図3

Description

本発明は、紙葉を搬送して排紙し、スタッカに収納する技術に係り、例えば帳票の自動読取機の付属装置として設置するに好適である。
図7は従来例の紙葉の搬送,排紙装置の模式的な正面図である。この例は、自動読取機で読みとられた帳票を分別して排紙トレイに収納する搬送,排紙装置である。本発明において紙葉とは帳票を含む意である。
搬送路1に沿って多数の搬送ローラ4が配置されており、これらの搬送ローラは搬送ローラ駆動モータ5によって回転駆動されている。
帳票11は図示の位置から矢印uのように上昇し、搬送切替器10によって矢印v方向へ分岐され、搬送路1に沿って図の右上方へ進行し、最後端に位置する搬送ローラ4eによって矢印wのように空中に放出(排紙)される。
排紙された紙葉は排紙トレイ2に収納される。符号3を付して示したのは収納補助ガイドである。
排紙装置に関する先行技術としては、特許文献1の欄に記載した特開2000−302311号公報「排紙装置」が有る。この発明はトレイを上下に配置したとき、選択されたトレイに紙葉を入れることを目的として為され、排紙ローラに工夫を加えて改良したものである。
また、特許文献2の欄に記載した 特開平10−113617号公報「紙葉体仕分け装置」は消費エネルギーの節約と騒音の低減とを目的として為され、第1トレイと第2トレイとを設けるとともに、排紙ローラに工夫を加えたものである。
しかし、排紙速度の制御に関して格別の工夫をした例は無い。
特開2000−302311号公報 特開平10−113617号公報
(図7参照)搬送ローラ4によって運ばれた紙葉11を排紙トレイ2の中で綺麗に整列させることは容易でない。
特に、紙葉11のサイズが不定であると整列させることが困難である。
さらに最近、紙葉の処理能率が向上して搬送速度が上昇したので一層整列が難しくなった。
紙葉の排紙方向(矢印w)の延長線上にストッパSを置いて、飛来した紙葉を衝突させる技術も広く用いられている。しかしストッパの存在は、排紙トレイに溜まった紙葉を取り出す作業の邪魔になる。その上、紙葉(帳票)のサイズが不揃いであるとストッパの取り扱いが面倒である。
本発明は以上に述べた事情に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、
紙葉(帳票)のサイズが不揃いであっても、搬送状態が変わっても、排紙された紙葉を確実に整列させ、しかも排紙トレイの操作を妨げない搬送,排紙方法、及び同装置を提供するにある。
上記の目的を達成するため、本発明者は排紙作動に影響を及ぼす各種の条件について研究し、実験を繰り返して解明した。その結果として得られた知見を要約すると次のごとくである。
排紙動作に直接的に関係する構成部分、すなわち(図7参照)搬送路1の傾斜角度、排紙トレイ2の形状寸法及び設置の位置、並びに搬送路の後端に位置する搬送ローラ4eの形状寸法を一定にしたとき、紙葉の整列状態は該紙葉の排紙速度に大きく影響され、最適速度なるものが存在する。
本発明は、この最適排紙速度を発見したところから始まり、具体的にこの最適排紙速度を実現することを追及して創作したものである。
一方、排紙速度は搬送ローラ4の回転速度によって定まり、ほぼ搬送ローラの周速に等しい。
ところが、排紙,収納装置は一般に、主機械(例えば読取機、複写機など)に付属しているので、排紙作業の都合で搬送速度を左右することは許されない。すなわち排紙,収容装置は、主機が送り出すタイミングに合わせて紙葉を受け取らねばならないという従属的地位を脱することができない。
そこで本発明は、搬送されてきた紙葉を、その搬送速度で受け取った直後に、該紙葉の速度を加速させ、又は減速させることによって、排紙の最適速度となるように制御する。
搬送路の最後端に位置する搬送ローラを、回転速度制御可能に構成して、これを排紙ローラと名付け、この排紙ローラが紙葉を受け取ってから放出するまでの間に、前記の加,減速を行わせる。
排紙の最適速度という概念、および排紙ローラという部材は、本発明において創作されたものであって、従来においては存在しなかった。
排紙ローラとは、搬送路の終末箇所付近に設けられて回転速度を独立に制御される、搬送ローラに類似した構造の部材である。
上述の原理に基づいて創作した請求項1の発明に係る紙葉の搬送・排紙方法方法は、
搬送ローラによって紙葉を搬送し、排紙ローラで該紙葉を排紙してスタッカに収納する方法であって、
排紙ローラによって排紙された紙葉をスタッカ内に収納する際、該紙葉が整列する最適排紙速度と、搬送ローラによって搬送された紙葉が排紙ローラに到達する際の搬送速度とを比較し、
最適排紙速度が搬送速度よりも低い場合、
搬送ローラによって搬送されている紙葉が排紙ローラに接触する時点において、該排紙ローラの周速を搬送速度と等しからしめるように制御し、
紙葉が搬送ローラから離れるまでの間、排紙ローラの周速を搬送速度と等しく保ち、
紙葉が搬送ローラから離れた直後に、排紙ローラの回転を減速して、
紙葉が排紙ローラから離れるまでの間に、該排紙ローラの周速が排紙最適速度となるように制御することを特徴とする。
請求項2の発明に係る紙葉の搬送・排紙方法は、
搬送ローラによって紙葉を搬送し、排紙ローラで該紙葉を排紙してスタッカに収納する方法において、
排紙ローラによって排紙された紙葉をスタッカ内に収納する際、該紙葉が整列する最適排紙速度と、搬送ローラによって搬送された紙葉が排紙ローラに到達する際の搬送速度とを比較し、
最適排紙速度が搬送速度よりも高い場合、
搬送ローラによって搬送されている紙葉が排紙ローラに接触する時点において、該排紙ローラの周速を搬送速度と等しからしめるように制御し、
紙葉が搬送ローラから離れるまでの間、排紙ローラの周速を搬送速度と等しく保ち、
紙葉が搬送ローラから離れた直後に、排紙ローラの回転を加速して、
紙葉が排紙ローラから離れるまでの間に、該排紙ローラの周速が排紙最適速度となるように制御することを特徴とする。
請求項3の発明に係る紙葉の搬送・排紙装置の構成は、
搬送ローラによって紙葉を搬送し、排紙ローラによって該紙葉を排紙してスタッカに収納する装置であって、
搬送ローラによって搬送されたる紙葉が、排紙ローラの直前に位置する搬送ローラに接触していることを直接または間接的に検知する手段と、
排紙ローラによって排紙された紙葉が排紙ローラから離間する時点を直接または間接的に検知する手段と、
上記双方の検知手段の出力信号を入力されて、排紙ローラの回転速度を制御する自動制御機構とを具備していることを特徴とする。
請求項4の発明に係る紙葉の搬送・排紙装置の構成は、前記請求項3の発明装置の構成要件に加えて、
前記自動制御機構は、排紙ローラの直前に位置する搬送ローラの周速に相当する搬送速度が、排紙された紙葉がスタッカ内に整列するための最適速度よりも高い場合には、
紙葉が排紙ローラの直前に位置する搬送ローラによって送られている間は、排紙ローラの周速を搬送ローラの周速とほぼ等しからしめ、
紙葉が排紙ローラの直前に位置する搬送ローラを通過して離れた直後に、排紙ローラの回転速度を減速せしめ、
紙葉が排紙ローラを通過して離れるまでの間に、該排紙ローラの周速を最適速度ならしめる機能を有するものであることを特徴とする。
請求項5の発明に係る紙葉の搬送・排紙装置の構成は、前記請求項3の発明装置の構成要件に加えて、
前記自動制御機構は、排紙ローラの直前に位置する搬送ローラの周速に相当する搬送速度が、排紙された紙葉がスタッカ内に整列するための最適速度よりも低い場合には、
紙葉が排紙ローラの直前に位置する搬送ローラによって送られている間は、排紙ローラの周速を搬送ローラの周速とほぼ等しからしめ、
紙葉が排紙ローラの直前に位置する搬送ローラを通過して離れた直後に、排紙ローラの回転速度を加速せしめ、
紙葉が排紙ローラを通過して離れるまでの間に、該排紙ローラの周速を最適速度ならしめる機能を有するものであることを特徴とする。
請求項6の発明に係る紙葉の搬送・排紙装置の構成は、前記請求項3ないし請求項5の発明装置の構成要件に加えて、
前記紙葉の接触や紙葉の離間を検知する手段は、ローラの直近に位置せしめて設置された光学的非接触センサであり、
かつ前記自動制御機構は、光学的非接触センサ到達ローラとの間の距離、紙葉の搬送速度、及びローラを含む回転部材の慣性に因るタイムラグを補正して排紙ローラの回転速度を制御する機能を有していることを特徴とする。
請求項1の発明方法を適用すると、最適速度が搬送速度よりも低い場合、
排紙ローラの直前に位置する搬送ローラから比較的高速で渡された紙葉を、無理無く円滑に排紙ローラが受け取り、
受け取り終わった紙葉が搬送ローラから離れた直後に該紙葉の搬送を減速させて、紙葉を排紙ローラから放出(排紙)する際は最適速度にする。
最適速度で排紙されるから、紙葉は排紙トレイ内で綺麗に整列する。
請求項2の発明方法を適用すると、最適速度が搬送速度よりも高い場合、
排紙ローラの直前に位置する搬送ローラから比較的低速で渡された紙葉を、無理無く円滑に排紙ローラが受け取り、
受け取り終わった紙葉が搬送ローラから離れた直後に該紙葉の搬送を加速させて、紙葉を排紙ローラから放出(排紙)する際は最適速度にする。
最適速度で排紙されるから、紙葉は排紙トレイ内で綺麗に整列する。
請求項3の発明装置を適用すると、
搬送ローラに接触していることを検知する手段と、排紙ローラによって排紙された紙葉が排紙ローラから離間する時点を検知する手段とを備えているので、紙葉の進行状態を認識することができ、
紙葉の進行に対応して、自動制御機構により排紙ローラの回転速度を制御し、最適速度で排紙作動を行なうことができる。最適速度で排紙された紙葉は排紙トレイ内で綺麗に整列する。
請求項4の発明装置を、前記請求項3の発明装置に併せて適用すると、
紙葉の搬送速度が排紙最適速度よりも高い場合に、
紙葉が搬送ローラを通過して離れた直後に、排紙ローラの回転速度を減速せしめ、
紙葉が排紙ローラを通過して離れるまでの間に、該排紙ローラの周速を最適速度ならしめるので、紙葉が排紙最適速度で排紙され、排紙トレイ内で綺麗に整列する。
請求項5の発明装置を、前記請求項3の発明装置に併せて適用すると、
紙葉の搬送速度が排紙最適速度よりも低い場合に、
紙葉が搬送ローラを通過して離れた直後に、排紙ローラの回転速度を加速せしめ、
紙葉が排紙ローラを通過して離れるまでの間に、該排紙ローラの周速を最適速度ならしめるので、紙葉が排紙最適速度で排紙され、排紙トレイ内で綺麗に整列する。
請求項6の発明装置を、前記請求項3ないし請求項5の発明装置の何れか1つに併せて適用すると、光学的非接触センサによって紙葉の進行状態を認識することができる。
上記光学的非接触センサを、紙葉とローラとの接点に設けることは至難であり、かつ、設置位置に因る誤差やローラの慣性に因るタイムラグを避け難いが、これらの誤差要因を自動制御機構が補正するので正確な作動が遂行される。
図3は本発明装置の1実施形態を模式的に描いた正面図である。本例は前掲の図7に描かれていた従来例の装置に本発明を適用して改良したものである。次に、本図3が図7に比して異なる点、すなわち本発明を適用して改良した構成を説明する。
図7(従来例)における搬送路後端の搬送ローラ4eを回転駆動する搬送ローラ駆動モータ5を、(図3参照)自動制御機構CPUで制御して、該搬送路後端の搬送ローラ独立に回転速度を制御し得るようにし、このローラを排紙ローラ6と名付ける。これに伴って、この排紙ローラ6を回転駆動するモータは排紙ローラ駆動モータと呼び、符号7を付した。
前記排紙ローラ6は本発明装置の中核的な構成部材であるが、排紙ローラの直前に位置する搬送ローラと密接に関連して動作するので、説明の便宜上この直前に位置する搬送ローラに符号4jを付する。
従来例の紙葉搬送,排紙装置は一般に多数のセンサが設けられているが、本発明装置は特に、排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4j付近と排紙ローラ6付近とに、それぞれ紙葉を検知するセンサを設ける。
排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4j付近に設けたセンサを到着検知センサ8と名付け、排紙ローラ6付近に設けたセンサを通過検知センサ9と名付ける。
紙葉の進行状態に応じて排紙ローラ6の回転速度を制御する形態を、図1について説明する。
図1(B)は前記搬送ローラ4と排紙ローラ6とを抽出して描き、紙葉11を付記してある。紙葉11は搬送路1に沿って矢印wのように図の右方へ送られる。
制御の目安として紙葉の後端Reに注目する。
上記紙葉の後端Reが搬送ローラ4を通過する時点をTdとし、排紙ローラ6を通過する時点をTeとする。
図1(A)は、排紙ローラ6の速度(周速)制御カーブαを描いた図表であって、横軸に前記の時点Tdと時点Teとをとってある。
すなわち、この図表の横軸は時間であるが、この時間軸は(B)図における紙葉11の進行に対応させてある。
縦軸は速度を表し、Vaは前記最適排紙速度である。本実施形態において、最適排紙速度は実験的に求めた定数である。
この例では、前記紙葉の後端Reが搬送ローラ4を通過する時点における搬送速度Vbが、前記最適排紙速度Vaよりも高速である。
前記紙葉の後端Reが搬送ローラ4に差しかかる時点Tdまでは、排紙ローラ6の周速を搬送速度Vbに保たれている
前記紙葉の後端Reが搬送ローラ4を通過した直後、排紙ローラ6の回転速度(周速)を減速させ、排紙ローラ6を通過する時点において前記最適排紙速度Vaと等しくなるように、該排紙ローラ6の回転速度を制御する。
以下に図4〜図6を参照して、上述の制御を具体的に説明する。
図4は、紙葉11の前端Feが排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4jを通過した直後を描いてある。紙葉の後端は未だ図外の左方に在る。
これを図1(A)に当てはめると、紙葉の後端はTf付近に在る。
図4に描かれ、図1(A)の時点Tfに相当する状態では、紙葉11の前端Feが未だ排紙ローラ6に達していないので、該紙葉の速度は排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4jによって定まる。図1(A)に表されているように、この状態(図4)では排紙ローラ6の周速が搬送速度Vbとなるように回転している。
図5は、紙葉11の前端Feが排紙ローラ6に到達し、紙葉の後端が排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4jを通過している状態を描いてある。
これを図1(A)に当てはめると、紙葉の後端がTdに在る。
図5のように紙葉の後端Reが排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4jに達したことは、到着検知センサ8によって検知する。
為し得れば該到着検知センサを排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4jと同じ箇所に設置したいのであるが、実際問題として同じ位置に設けることはできない。
そこで本実施形態においては、排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4jの直近の箇所に光学的センサを配置して到着検知センサとして機能せしめた。その検出信号nは自動制御機構CPU(図3参照)に送られる。
到着検知センサ8の位置ずれや、ローラの慣性によるロスタイムや、紙葉の撓みの影響などは自動制御機構CPUによって自動的に補正されて、排紙ローラ6の周速が前記のカーブαとなるように制御される。
図5の状態に達する以前、すなわち紙葉11が排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4jと排紙ローラ6との両方に接触しているときは、排紙ローラ6の周速と排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4jの周速とは同じでなければならない。このため図1(A)のTd時点では、カーブαの値が搬送速度(紙葉11が排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4jに来着したときの速度)に等しい。
紙葉11が図5の状態から図の右方へ進行すると、排紙ローラの直前に位置する搬送ローラ4jから離れ、排紙ローラ6のみによって送られる。このような状態で排紙ローラ6が原則して紙葉の進行速度を低下させる。
これを図1(A)で見ると、排紙ローラ6の速度(周速)制御カーブαが、時点Tdを過ぎてから減速し、時点Teまでに最適排紙速度Vaに等しくなる。
(図3参照)紙葉が矢印wのように排紙最適速度で放出(排紙)されると、該紙葉は綺麗に整列して排紙トレイ2に収納される。
紙葉の後端が排紙ローラ6を通過し終えたことは、通過検知センサ9(図3)によって検出される。
(図1(A)参照)排紙ローラ6の速度(周速)制御カーブαは、時点Teを過ぎると再び上昇する。その理由は、後続の紙葉が到達するまでに、周速を搬送速度Vbに復元しておくためである。前記通過検知センサ9も微小なタイムラグを有して作動し、その検出信号nを自動制御機構CPU(図3)に送るが、その誤差は自動制御機構CPUによって補正される。
以上に説明した図1(A)は、最適排紙速度Vaが搬送速度Vbよりも低い場合であった。その反対に最適排紙速度Vaが搬送速度Vcよりも高い場合を図2(A)に示す。
図2(B)は前記図1(B)に対応し、その横軸は前記の図2(A)と共通である。
時点Tdまでは、排紙ローラ6の制御カーブβは搬送速度Vcになっている。すなわち、比較的低速で到達する紙葉を円滑に受け取るため、回転速度(周速)を落として待ち受ける。
時点Tdで紙葉を受け取った排紙ローラ6は、その直後から加速し、該紙葉を放出する時点Teまでに最適排紙速度Vaになる。
時点Tdにおいて、最適排紙速度Vaで紙葉を排紙(放出)することは前述の図1(A)の場合と同様である。最適排紙速度Vaで放出された紙葉は排紙トレイの中で綺麗に整列して収納される。
図2(A)の時点Teで紙葉を排紙した6は、後続の紙葉を待ち受けるために矢印iのように減速し、搬送速度Vcに戻る。
以上に説明したように、主機(例えば読取機、複写機等)から搬出される紙葉類の速度が比較的速くても遅くても、本発明の適用によって排紙最適速度に修正して放出(排紙)されるので、前記紙葉類が排紙トレイ内で綺麗に整列せしめられる。
このため、従来例(図7)のようなストッパSを設ける必要が無い。従って、ストッパを調節する手数が掛からず、排紙トレイ2の操作をストッパによって妨げられる虞れも無い。
本発明の1実施形態における作動を説明するために示したものであって、(B)は搬送ローラと排紙ローラと搬送路とを抽出して描いた模式的な正面図、(A)は紙葉の搬送速度が比較的高い場合における排紙ローラの周速度制御カーブαを描いた時間−速度図表 本発明の1実施形態における作動を説明するために示ししたものであって、(B)は搬送ローラと排紙ローラと搬送路とを抽出して描いた模式的な正面図、(A)は紙葉の搬送速度が比較的低い場合における排紙ローラの周速度制御カーブβを描いた時間−速度図表 本発明に係る紙葉搬送,排紙装置の1実施形態における模式的な正面図に制御系統を付記した図 本発明の1実施形態における作用効果を説明するために示したものであって、作動初期における要部正面図 本発明の1実施形態における作用効果を説明するために示したものであって、作動中期における要部正面図 本発明の1実施形態における作用効果を説明するために示したものであって、作動末期における要部正面図 従来例の紙葉搬送,排紙装置を示し、模式的に描いた正面図
符号の説明
1…搬送路
2…排紙トレイ
3…収納補助ガイド
4…搬送ローラ
5…搬送ローラ駆動モータ
6…排紙ローラ
7…排紙ローラ駆動モータ
8…到着検知センサ
9…通過検知センサ
10…搬送切替器
11…紙葉(帳票)

Claims (6)

  1. 搬送ローラによって紙葉を搬送し、排紙ローラで該紙葉を排紙してスタッカに収納する方法であって、
    排紙ローラによって排紙された紙葉をスタッカ内に収納する際、該紙葉が整列する最適排紙速度と、搬送ローラによって搬送された紙葉が排紙ローラに到達する際の搬送速度とを比較し、
    最適排紙速度が搬送速度よりも低い場合、
    搬送ローラによって搬送された紙葉が排紙ローラに接触する時点において、該排紙ローラの周速を搬送速度と等しからしめるように制御し、
    紙葉が搬送ローラから離れるまでの間、排紙ローラの周速を搬送速度と等しく保ち、
    紙葉が搬送ローラから離れた直後に、排紙ローラの回転を減速して、
    紙葉が排紙ローラから離れるまでの間に、該排紙ローラの周速が排紙最適速度となるように制御することを特徴とする、紙葉の搬送・排紙方法。
  2. 搬送ローラによって紙葉を搬送し、排紙ローラで該紙葉を排紙してスタッカに収納する方法であって、
    排紙ローラによって排紙された紙葉をスタッカ内に収納する際、該紙葉が整列する最適排紙速度と、搬送ローラによって搬送された紙葉が排紙ローラに到達する際の搬送速度とを比較し、
    最適排紙速度が搬送速度よりも高い場合、
    搬送ローラによって搬送された紙葉が排紙ローラに接触する時点において、該排紙ローラの周速を搬送速度と等しからしめるように制御し、
    紙葉が搬送ローラから離れるまでの間、排紙ローラの周速を搬送速度と等しく保ち、
    紙葉が搬送ローラから離れた直後に、排紙ローラの回転を加速して、
    紙葉が排紙ローラから離れるまでの間に、該排紙ローラの周速が排紙最適速度となるように制御することを特徴とする、紙葉の搬送・排紙方法。
  3. 搬送ローラによって紙葉を搬送し、排紙ローラによって該紙葉を排紙してスタッカに収納する装置であって、
    搬送ローラによって搬送されたる紙葉が、排紙ローラの直前に位置する搬送ローラに接触していることを直接または間接的に検知する手段と、
    排紙ローラによって排紙された紙葉が排紙ローラから離間する時点を直接または間接的に検知する手段と、
    上記双方の検知手段の出力信号を入力されて、排紙ローラの回転速度を制御する自動制御機構とを具備していることを特徴とする、紙葉の搬送・排紙装置。
  4. 前記自動制御機構は、排紙ローラの直前に位置する搬送ローラの周速に相当する搬送速度が、排紙された紙葉がスタッカ内に整列するための最適速度よりも高い場合には、
    紙葉が排紙ローラの直前に位置する搬送ローラによって送られている間は、排紙ローラの周速を搬送ローラの周速とほぼ等しからしめ、
    紙葉が排紙ローラの直前に位置する搬送ローラを通過して離れた直後に、排紙ローラの回転速度を減速せしめ、
    紙葉が排紙ローラを通過して離れるまでの間に、該排紙ローラの周速を最適速度ならしめる機能を有するものであることを特徴とする、請求項3に記載した紙葉の搬送・排紙装置。
  5. 前記自動制御機構は、排紙ローラの直前に位置する搬送ローラの周速に相当する搬送速度が、排紙された紙葉がスタッカ内に整列するための最適速度よりも低い場合には、
    紙葉が排紙ローラの直前に位置する搬送ローラによって送られている間は、排紙ローラの周速を搬送ローラの周速とほぼ等しからしめ、
    紙葉が排紙ローラの直前に位置する搬送ローラを通過して離れた直後に、排紙ローラの回転速度を加速せしめ、
    紙葉が排紙ローラを通過して離れるまでの間に、該排紙ローラの周速を最適速度ならしめる機能を有するものであることを特徴とする、請求項3に記載した紙葉の搬送・排紙装置。
  6. 前記紙葉の接触や紙葉の離間を検知する手段は、ローラの直近に位置せしめて設置された光学的非接触センサであり、
    かつ前記自動制御機構は、光学的非接触センサ到達ローラとの間の距離、紙葉の搬送速度、及びローラを含む回転部材の慣性に因るタイムラグを補正して排紙ローラの回転速度を制御する機能を有していることを特徴とする、請求項3ないし請求項5の何れかに記載した紙葉の搬送・排紙装置。
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