JP2011026043A - 記録材後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既に積載されている記録材の折り筋に、次に供給される記録材が衝突することによって、積載されている記録材が乱れるのを抑制する。
【解決手段】折り筋装置500は、搬送されてくる記録材Sに折り筋Saを形成する折り筋形成部500aと、折り筋形成部500aによって記録材Sに形成された折り筋Saを挟んで潰す折り筋潰し部500bとを備える。そして、折り筋装置500は、搬送されてくる記録材Sを挟んで保持した状態で記録材Sに折り筋Saを形成した後に記録材Sの保持を解除し、逆方向に搬送される記録材Sの折り筋Saを挟んで保持することで記録材Sの折り筋Saを潰した後に記録材Sの保持を解除し、折り筋Saが潰された記録材Sを排出する。
【選択図】図7

Description

本発明は、記録材に折り筋を付与する記録材後処理装置に関する。
例えば画像形成装置によって画像が形成された記録材に対し、後の2つ折り処理等における折りの目安となる折り筋を付す技術が種々提案されている。
公報記載の従来技術として、例えば固定ブロックに筋入れ刃を設けるとともに、筋入れ刃に対向する部位に配置された昇降ブロックにV字溝を設け、これらの間に用紙束を挟んで折り筋を付すようにした技術が存在する(特許文献1参照)。
また、他の公報記載の従来技術として、エッジ状凸部を有する折り目形成用型と、このエッジ状凸部と接離するように昇降する押圧体とを備え、これらの間に記録材を挟んで折り筋を付す技術が存在する(特許文献2参照)。
特開2000−301851号公報 特開昭60−258065号公報
本発明は、折り筋が付された記録材を積載する際に、既に積載されている記録材の折り筋に、次に供給される記録材が衝突することによって、積載されている記録材が乱されるのを抑制することを目的とする。
請求項1記載の発明は、記録材に折り筋を形成する折り筋形成手段と、前記折り筋形成手段によって前記記録材に形成された前記折り筋の山高さを低減させる低減手段と、前記低減手段によって前記折り筋の前記山高さが低減された前記記録材を、当該折り筋の凸部が上方を向くように積載する積載手段とを含む記録材後処理装置である。
請求項2記載の発明は、前記低減手段は、前記記録材に形成された前記折り筋を挟むことによって前記山高さを低減させることを特徴とする請求項1記載の記録材後処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記折り筋形成手段は、前記記録材を挟んだ状態で当該記録材に前記折り筋を形成し、前記低減手段は、前記記録材に形成された前記折り筋を前記折り筋形成手段にて挟むことによって前記山高さを低減させることを特徴とする請求項1または2記載の記録材後処理装置である。
請求項4記載の発明は、前記低減手段によって前記折り筋の前記山高さが低減された前記記録材を順次積載するとともに積載された複数の当該記録材の端部を揃える一時積載手段と、前記一時積載手段で揃えられた複数の前記記録材からなる束を前記積載手段に向けて排出する排出手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録材後処理装置である。
請求項5記載の発明は、前記低減手段によって前記折り筋の前記山高さが低減された前記記録材を順次積載するとともに積載された複数の当該記録材の端部を揃える一時積載手段と、前記一時積載手段で揃えられた複数の前記記録材からなる束を受け取り、当該束における前記折り筋に綴じ処理を施す綴じ手段と、前記綴じ手段にて綴じ処理が施された前記束を前記積載手段に向けて排出する排出手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録材後処理装置である。
請求項6記載の発明は、記録材が搬送される搬送路の上方側に配置され、当該搬送路との対向部には当該記録材の搬送方向と交差する方向に沿う溝が形成された溝形成部材と、前記搬送路の下方側に前記溝と対向するように配置され、当該搬送路を跨いで当該溝に進入する位置と当該搬送路から待避する位置との間で進退する進退部材と、前記搬送路の下方側に配置され、当該搬送路側に進出して前記溝形成部材との間に前記記録材を挟んで当該記録材を押さえる位置と当該搬送路から待避する位置との間で進退する押さえ部材とを備え、前記押さえ部材を進出させることによって前記溝形成部材との間に前記記録材を挟んだ後に前記進退部材を進出させることによって当該記録材の面に折り筋を形成させ、当該進退部材および押さえ部材を待避させた後に当該記録材を前記搬送路に沿って移動させることで当該折り筋を当該押さえ部材と当該溝形成部材との対向位置に移動させ、当該押さえ部材を再度進出させることによって当該溝形成部材との間に当該記録材の当該折り筋を挟んだ後に当該押さえ部材を待避させることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項7記載の発明は、前記押さえ部材が前記記録材の搬送方向の上流側および下流側から前記進退部材を挟むように設けられ、前記進退部材の先端を前記押さえ部材から突出させない状態で当該押さえ部材を前記搬送路から待避させる第1の位置と、当該進退部材の先端を当該押さえ部材から突出させない状態で当該押さえ部材を当該搬送路に進出させて前記溝形成部材との間に前記記録材を挟む第2の位置と、当該押さえ部材と当該溝形成部材との間に当該記録材を挟んだ状態で当該進退部材の先端を当該押さえ部材から突出させて当該記録材に前記折り筋を形成する第3の位置とに、当該押さえ部材および当該進退部材を連動して進退させる連動進退機構をさらに備えることを特徴とする請求項6記載の記録材後処理装置である。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、折り筋が付された記録材を積載する際に、既に積載されている記録材の折り筋に、次に供給される記録材が衝突することによって、積載されている記録材が乱されるのを抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、より簡易に記録材の折り筋の山高さを低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、より簡易な装置構成にて、記録材の折り筋の山高さを低減することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、一時積載手段および積載手段の両者において、記録材の揃えが乱されるのを抑制することができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、綴じ処理の対象となる記録材の束の揃えが乱されるのを抑制することができる。
請求項6記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、折り筋が付された記録材を積載する際に、既に積載されている記録材の折り筋に、次に供給される記録材が衝突することによって、積載されている記録材が乱されるのを抑制することができる。
請求項7記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、より簡易な構成にて、記録材の折り筋の山高さを低減することができる。
本実施の形態が適用された記録材処理装置の構成の一例を示す図である。 後処理装置の構成を説明するための図である。 位置決め収容受けの構成を説明するための図である。 端綴じ装置の構成を説明するための図である。 製本用処理装置の構成を説明するための図である。 図5をVI方向からみた上面図である。 (a)は折り筋装置の概要を説明するための図であり、(b)〜(d)は折り筋装置によって記録材に形成される折り筋を説明するための図である。 記録材処理装置の制御系を説明するための図である。 図8に示す制御系における記録材処理制御過程を示すフローチャートである。 折り筋モードにおいてそれぞれに折り筋が付与された複数の記録材が、位置決め収容受けに位置決め収容された状態を示す図である。 端綴じモードにおいて端綴じの対象となる複数の記録材が、位置決め収容受けに位置決め収容された状態を示す図である。 中綴じモードにおいてそれぞれにおり筋が付与された複数の記録材が、位置決め収容受けから中綴じ装置に搬送される状態を示す図である。 折り筋装置を後処理装置の一方の側から見た斜視図である。 折り筋装置を後処理装置の他方の側から見た斜視図である。 折り筋装置を記録材の搬送方向下流側から見た正面図である。 図13に示す折り筋装置から上部枠体および溝形成ブロックを取り外した状態を示す斜視図である。 図16に示す折り筋装置からさらに筋入れユニットを取り外した状態を示す斜視図である。 図17に示す折り筋装置を底面側から見た斜視図である。 折り筋装置に設けられる筋入れユニットの斜視図である。 図19に示す筋入れユニットを底面側からみた背面図である。 折り筋装置の昇降装置の偏心カムが下死点に位置しているときの状態を示す図である。 折り筋装置の昇降装置の偏心カムが中間点に位置しているときの状態を示す図である。 折り筋装置の昇降装置の偏心カムが上死点に位置しているときの状態を示す図である。 折り筋装置の昇降装置の各偏心カムの位相差関係を説明するための図である。 折り筋装置の昇降装置の各偏心カムの回転挙動を説明するための図である。 (a)〜(c)は折り筋装置による折り筋付与処理の工程I〜IIIの動作例を示す図であり、(d)は各工程における記録材への折り筋処理状態の一例を示す図である。 折り筋装置による折り筋付与処理および折り筋潰し処理を説明するための図である。 折り筋装置による折り筋付与処理および折り筋潰し処理を説明するための図(つづき)である。 折り筋装置による折り筋付与処理および折り筋潰し処理を説明するための図(つづき)である。 折り筋装置による折り筋付与処理および折り筋潰し処理を説明するための図(つづき)である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用された記録材処理装置の構成の一例を示す図である。
<記録材処理装置の概要>
図1に示す記録材処理装置は、例えば電子写真方式によって記録材Sに画像を形成するプリンタや複写機等からなる画像形成装置21と、この画像形成装置21にて画像形成された後の記録材Sに対して各種の後処理を施す記録材後処理装置の一例としての後処理装置22とを備えている。
ここで、画像形成装置21は、画像形成部40が内蔵された装置筐体30を有し、この装置筐体30の頂部の幅方向一側に上方に突出する突出部31を設けると共に、この突出部31から記録材Sを排出する構成を有している。
これに対し、後処理装置22は、画像形成装置21の側方に設けられる後処理装置筐体100を有し、この後処理装置筐体100内あるいはその外部に各種の後処理具を配設すると共に、画像形成装置21の装置筐体30の突出部31以外の頂部32には突出部31から排出された記録材Sが後処理装置筐体100側に搬送されるトランスポートユニット90を配設して構成されている。
<画像形成装置>
画像形成装置21は、装置筐体30内部に画像形成部40を配設し、この画像形成部40の下部には複数段(本例では四段)の記録材供給装置50(具体的には50a〜50d)を設ける一方、この記録材供給装置50から画像形成部40に鉛直方向に延びる記録材搬送路51を設けたものである。
ここで、画像形成部40は、例えば電子写真方式を採用した中間転写型のものであって、各色トナー像を形成保持する複数の感光体41と、各感光体41に対向配置される中間転写ベルト47とを備えている。そして、各感光体41の周囲には、各感光体41を帯電する帯電装置42と、帯電された感光体41に潜像を形成する露光装置43と、各感光体41上に形成された静電潜像を現像して可視像化する現像装置44と、各感光体41上のトナー像を中間転写ベルト47に一次転写する転写装置45と、感光体41上の残留トナーを清掃する清掃装置46とを主要部として備えている。そして、記録材搬送路51と中間転写ベルト47との間には中間転写ベルト47上に転写されたトナー像を記録材Sに二次転写するための二次転写装置52が配設され、記録材搬送路51の二次転写部位の下流側には記録材S上の未定着トナー像を定着するための定着装置53が配設されている。また、二次転写部位の前に記録材Sを位置合わせ搬送する位置合わせロール54や、中間転写ベルト47上の残留トナーを清掃するための清掃装置55も設けられている。
<後処理装置>
図2は後処理装置22の構成を説明するための図である。
後処理装置22を構成するトランスポートユニット90は、装置筐体30の突出部31以外の頂部32に沿って延びるユニット筐体91を有し、このユニット筐体91内には記録材搬送路92を設けると共に、この記録材搬送路92に沿って第1搬送ロール111〜第4搬送ロール114を配設して構成されている。
また、トランスポートユニット90とともに後処理装置22を構成する後処理装置筐体100内には、トランスポートユニット90の記録材搬送路92に通じる記録材搬送路102が設けられ、この記録材搬送路102には第5搬送ロール115および第6搬送ロール116が配設され、第5搬送ロール115と第6搬送ロール116との間に折り筋装置500が配設されている。さらに、第6搬送ロール116の下方には複数の記録材Sを一時的に位置決め収容する位置決め収容受け150が配設されている。なお、これら第5搬送ロール115および第6搬送ロール116は、記録材搬送方向(図2において左側から右側)に向けて記録材Sを搬送する機能と、記録材搬送方向とは逆方向(図2において右側から左側)に向けて記録材Sを搬送する機能とを有している。
また、後処理装置筐体100には、位置決め収容受け150に収容された記録材Sの束を搬送する第7搬送ロール117が設けられている。
さらに、第5搬送ロール115、第6搬送ロール116の間の下方には、位置決め収容受け150に位置決めされた記録材Sの束の端部を綴じる端綴じ装置170が配設されている。
また、後処理装置筐体100の側方には、記録材Sの束に製本用の処理を施す製本用処理装置200が上下動可能に設けられると共に、この製本用処理装置200の下方には、端綴じ、中綴じ等の後処理済みの記録材Sの束や後処理しない記録材Sを収容する積載手段の一例としての可動排出収容受け250が上下動可能に設けられている。
ここで、製本用処理装置200には、記録材Sの束の中央部を綴じる中綴じ装置220が設けられており、この中綴じ装置220の中綴じ位置に対して記録材搬送方向下流側には、中綴じされた記録材Sの束を搬送する第8搬送ロール118(後述する図5参照)が設けられている。
<位置決め収容受け>
図3は一時積載手段の一例としての位置決め収容受け150の構成を説明するための図である。ここで、図3(a)は位置決め収容受け150の側面図を示しており、図3(b)は図3(a)のB−B断面図を示している。
位置決め収容受け150は、記録材搬送路102に設けられた第6搬送ロール116から排出された記録材Sが、自然落下可能な程度に記録材Sの排出方向と逆側を下方として傾斜配置されており、その下端部に位置決め壁151を形成すると共に、この位置決め壁151に隣接した側縁に側縁位置決め壁152を形成したものである。
また、位置決め収容受け150の位置決め壁151近傍には複数(本例では3つ)の回転揃え部材153が設けられると共に、側縁位置決め壁152に対向した部位には記録材Sを押し付ける押し揃え部材156が設けられている。
本実施の形態において、回転揃え部材153は回転軸154の周囲に複数の弾性羽根155を径方向に配置したものであり、回転動作時に弾性羽根155を弾性変形させながら位置決め収容受け150に置かれた記録材Sを位置決め壁151に向けて揃えるようになっている。
また、押し揃え部材156は、図3(b)に示すように、記録材Sのサイズに応じて図示外の駆動機構にて予め決められた位置に移動配置され、ばね158にて付勢される押し板157にて側縁位置決め壁152側に記録材Sを押し付けるものである。
ここで、排出手段の一例としての第7搬送ロール117の支持構造は、図3に示すように、位置が固定された支持軸に回転駆動される駆動ロール161と、この駆動ロール161に対して図示外の接離機構を介して接離自在で且つ駆動ロール161との間で記録材Sの束を挟んで保持する際に駆動ロール161に対して従動回転する接離ロール162とを備えている。
そして、本実施の形態では、例えば位置決め収容受け150に記録材Sが収容される過程においては、図3(a)に示すように、第7搬送ロール117の接離ロール162が駆動ロール161から離れた状態で配置されている。これにより、第6搬送ロール116から排出された記録材Sは、図中P1に示すように移動した後、記録材Sの後端が第6搬送ロール116から離れた時点で落下し、今度は位置決め収容受け150に沿って図中P2に示す方向に移動していき、回転揃え部材153および押し揃え部材156にて位置決め収容受け150に位置決め収容される。
<端綴じ装置>
図4は端綴じ装置170の構成を説明するための図である。なお、図4は、図3(a)に示す端綴じ装置170を上方から見たものに対応している。
この端綴じ装置170は、位置決め収容受け150に位置決め収容された記録材Sの端部を、綴じ針で綴じる機能を有している。
端綴じ装置170は、記録材Sの一角部を綴じるコーナ用端綴じ装置170aと、主として記録材Sの一側縁部を綴じる側縁用端綴じ装置170bとを備えている。そして、コーナ用端綴じ装置170aおよび側縁用端綴じ装置170bは、案内軌道171に沿って移動可能に設けられ、駆動機構175(例えば駆動ベルトに追従して移動する機構などを使用)にて目的とする位置まで移動するようになっている。なお、案内軌道171は、記録材Sの一角部に対応した部位に設けられた円弧状の湾曲軌道部172と、記録材Sの一側縁に沿って設けられた直線軌道部173とを有している。特に、本実施の形態では、コーナ用端綴じ装置170aは初期位置として湾曲軌道部172に対応して配置されており、側縁用端綴じ装置170bは初期位置として直線軌道部173のうち湾曲軌道部172から離れた部位に配置されている。
<製本用処理装置>
図5は製本用処理装置200の構成を説明するための図であり、図6は製本用処理装置200を図5に示すVI方向からみた上面図である。
製本用処理装置200に設けられる製本用処理筐体210は、記録材搬送路211を上下で区画する上側区画部材212と下側区画部材213とを備えている。
ここで、下側区画部材213は、上側区画部材212に比べて後処理装置筐体100からの突出寸法が短く設定されており、下側区画部材213が存在しない上側区画部材212の下方部分は可動排出収容受け250への記録材Sの束の排出開口214として開口している。
そして、下側区画部材213の下方には可動区画部材240が設けられている。この可動区画部材240は、例えば一部に駆動ギア241に噛合う図示外のギア歯を形成し、駆動ギア241の回転に応じて下側区画部材213の区画面に沿って移動するものである。これは、記録材Sのサイズが大きい場合に可動区画部材240にて記録材Sを支持し、中綴じ装置220による中綴じ処理を可能にするものであり、可動区画部材240は記録材Sのサイズに応じて移動するようになっている。
さらに、この製本用処理筐体210には中綴じ装置220および第8搬送ロール118が組み込まれている。
<中綴じ装置>
綴じ手段の一例としての中綴じ装置220は、記録材Sの搬送方向に交差する方向(幅方向)に対して一対固定的に設けられており、上側区画部材212に設置される中綴じ装置本体221と、下側区画部材213の一部に、記録材Sの束の搬送に支障のないように設けられる対向部材230とで構成されている。
この中綴じ装置本体221は、上側区画部材212に固定設置される支持台222を有し、この支持台222に対し揺動自在な可動綴じ部223を設け、上側区画部材212の一部に開設した打ち込み開口224を介して記録材搬送路211中の記録材Sの束に綴じ針を打ち込むものである。なお、可動綴じ部223は綴じ針を打ち込む機能を具備したものである。
また、対向部材230は硬質材料からなるものであり、可動綴じ部223の中綴じ位置に対応して配置されている。
ここで、排出手段の一例としての第8搬送ロール118は、上述した第7搬送ロール117と同様に、下側に駆動ロール161を有すると共に、上側に接離ロール162を有している。そして、駆動ロール161には、駆動モータ261からの駆動力が、駆動伝達機構262および支持軸263を介して伝達されるようになっている。一方、接離ロール162は図示外のばねにて駆動ロール161側に押されるようになっている。
また、第8搬送ロール118は一対の中綴じ装置220の間に設けられており、上側区画部材212のロール開口225を介して駆動ロール161と接離ロール162とが対向配置されている。
そして、第8搬送ロール118を構成する駆動ロール161および接離ロール162は、第7搬送ロール117が記録材Sの束を挟んで搬送している場合には、離された状態となっている。一方、第8搬送ロール118を構成する駆動ロール161および接離ロール162は、中綴じ装置220による中綴じ処理が終了した場合には、記録材Sの束を挟んで搬送するようになっている。
<折り筋装置>
図7(a)は折り筋装置500の概要を説明するための図であり、図7(b)〜(d)は折り筋装置500によって記録材Sに形成される折り筋Saを説明するための図である。
折り筋装置500は、図7(a)に示すように、第5搬送ロール115および第6搬送ロール116によって搬送されてくる記録材Sの搬送方向中央部に沿って折り筋Saを付す折り筋形成手段の一例としての折り筋形成部500aと、折り筋形成部500aによって記録材Sに形成された折り筋Saを潰す低減手段の一例としての折り筋潰し部500bとを備えている。なお、記録材搬送路102のうち折り筋装置500と第6搬送ロール116との間となる部位には、記録材Sの位置を検知するための位置検知器103が設けられている。
この折り筋装置500では、図7(b)に示すように折り筋形成部500aに対応した部位に記録材Sの搬送方向中央部を配置した後、図7(c)に示すように折り筋形成部500aによって記録材Sに折り筋Saを形成し、図7(d)に示すように折り筋潰し部500bによって折り筋Saを潰し、折り筋Saの山高さHを低くしてから、折り筋装置500の外部に排出するようになっている。なお、これら折り筋形成部500aおよび折り筋潰し部500bの詳細については後述する。
<制御系>
図8は本実施の形態で用いられる記録材処理装置の制御系を説明するための図である。
まず、画像形成装置21は、記録材Sのサイズ、部数、孔開け処理の有無、綴じモードの有無などを操作する操作部400と、この操作部400からの情報に基づいて各動作対象物(モータ・検出器等)420を制御する制御装置410とを備えている。
また、後処理装置22は、画像形成装置21の制御装置410との間で相互にやりとりする制御装置430を有し、この制御装置430にて各動作対象物(モータ・検出器等)440を制御することに加えて、後処理装置22に設けられた折り筋装置500、位置決め収容受け150での記録材位置決め処理、端綴じ装置170、中綴じ装置220、可動排出収容受け250などを制御するものである。
<記録材処理装置の作動>
次に、本実施の形態で用いられる記録材処理装置の作動について説明する。
図9は、図8に示す制御系における記録材処理制御過程を示すフローチャートである。
画像形成装置21の制御装置410および後処理装置22の制御装置430は、まず、操作部400から入力される情報に基づいて後処理の有無について判断を行い(ステップ101)、後処理がないと判断した場合は通常モードを実行する。次に、後処理として端綴じが指定されているか否かを判断し(ステップ102)、端綴じが指定されていると判断した場合は端綴じモードを実行する。一方、ステップ102において端綴じが指定されていないと判断した場合、次に、後処理として折り筋が指定されているか否かを判断し(ステップ103)、折り筋が指定されていないと判断した場合はその他のモード(例えば孔開けモードなど)を実行する。これに対し、ステップ103において折り筋が指定されていると判断した場合は、さらに中綴じが指定されているか否かを判断する(ステップ104)。そして、ステップ104において中綴じが指定されていると判断した場合は中綴じモードを実行し、中綴じが指定されていないと判断した場合は折り筋モードを実行する。
では、上述した各後処理モードのうち、その他のモードを除く通常モード、折り筋モード、端綴じモードおよび中綴じモードについて、それぞれ具体的に説明を行う。
<通常モード>
通常モードにおいて、記録材供給装置50(50a〜50d)から供給された記録材Sに画像形成部40により画像が形成されると、作像済みの記録材Sは定着装置53を経てトランスポートユニット90を経由して後処理装置22に移行した後、なんら後処理を施されることなく可動排出収容受け250に排出収容される。
なお、通常モードにおいて、製本用処理装置200は上方に退避移動しているため、後処理装置22内を搬送される記録材Sは製本用処理装置200を経由することなくそのまま可動排出収容受け250に排出されることになる。
<折り筋モード>
折り筋モードにおいて、画像形成装置21で画像形成が行われた記録材Sは、トランスポートユニット90を経由して後処理装置22の記録材搬送路102に搬送される。
そして、記録材搬送路102に搬入された記録材Sは位置検知器103にて検知された後、記録材Sの搬送方向中央が折り筋装置500による折り筋処理位置に到達した時点で第5搬送ロール115および第6搬送ロール116の駆動を停止させることで一旦停止する。
この状態において、折り筋装置500の折り筋形成部500aが記録材Sの搬送方向中央部に折り筋Saを付与する処理を行う。続いて、後述するように第5搬送ロール115および第6搬送ロール116が逆方向に回転することにより記録材Sの搬送方向中央部すなわち折り筋Saの位置をずらした後、折り筋装置500の折り筋潰し部500bが記録材Sに形成された折り筋Saを潰す処理を行う。なお、折り筋装置500における折り筋形成部500aによる折り筋付与処理および折り筋潰し部500bによる折り筋潰し処理の詳細については後述する。
この後、折り筋Saが付与された記録材Sは、位置決め収容受け150に一旦位置決め収容される。
ここで、図10は、それぞれに折り筋Saが付与された複数の記録材Sが、位置決め収容受け150に位置決め収容された状態を示している。なお、図10には、第7搬送ロール117を構成する駆動ロール161および接離ロール162が記録材Sの束を挟み込んでいる状態を例示しているが、記録材Sの束を構成する複数の記録材Sのすべてが位置決め収容受け150に位置決め収容されるまでの間、第7搬送ロール117の接離ロール162は駆動ロール161から離れた状態(図中に2点鎖線で示す)を維持している。このため、第7搬送ロール117が、記録材搬送路102から送られてくる記録材Sの位置決め収容受け150への搬送動作に支障をきたすことはない。
また、位置決め収容受け150では、順次供給されてくる記録材Sが、回転揃え部材153および押し揃え部材156によって縦方向および横方向の位置が揃えられた状態で収容されていく。この結果、複数の記録材Sは、それぞれに設けられた折り筋Saが重なるように揃えられた状態で、位置決め収容受け150に積載されることになる。この動作を、束を構成する記録材Sの枚数分だけ繰り返し行うことで、目的とする枚数の記録材Sの束が、位置決め収容受け150に揃えられる。
そして、目的とする枚数の記録材Sが位置決め収容受け150で揃えられると、第7搬送ロール117の接離ロール162が図中実線に示す状態に設定されることによって、第7搬送ロール117が位置決め収容受け150内の折り筋付与済み記録材Sの束をまとめて挟んで搬送し、可動排出収容受け250にそのまま排出する。
なお、折り筋モードにおいて、製本用処理装置200は、記録材Sの排出位置よりも上方に退避している。このため、折り筋モードにおいて位置決め収容受け150から排出される記録材Sの束は、通常モードと同様に、製本用処理装置200を介さずに可動排出収容受け250に排出される位置関係に設定される。
<端綴じモード>
端綴じモードにおいて、画像形成装置21で画像形成がなされた記録材Sは、トランスポートユニット90を介して後処理装置22へと導かれる。
そして、後処理装置22に導かれた記録材Sは、記録材搬送路102を介して順次位置決め収容受け150に位置決め収容される。
ここで、図11は、端綴じの対象となる複数の記録材Sが、位置決め収容受け150に位置決め収容された状態を示している。なお、図11には、第7搬送ロール117を構成する駆動ロール161および接離ロール162が記録材Sの束を挟み込んでいる状態を例示しているが、上述した折り筋モードと同様、記録材Sの束を構成する複数の記録材Sのすべてが位置決め収容受け150に位置決め収容されるまでの間、第7搬送ロール117の接離ロール162は駆動ロール161から離れた状態を維持している。
そして、位置決め収容受け150では、順次供給されてくる記録材Sが、回転揃え部材153および押し揃え部材156によって縦方向および横方向の位置が揃えられた状態で収容されていく。この動作を、束を構成する記録材Sの枚数分だけ繰り返し行うことで、目的とする枚数の記録材Sの束が位置決め収容受け150に揃えられる。
このようにして目的とする枚数の記録材Sが位置決め収容受け150で揃えられると、端綴じ装置170が、位置決め収容受け150に位置決め収容された記録材Sの束の端部(記録材Sの束の一角部を1箇所又は一側縁部を2箇所)を綴じ針190で綴じる。
そして、端綴じ装置170による端綴じ処理が終了すると、第7搬送ロール117は図11に示す状態に設定されることによって、位置決め収容受け150内の端綴じ済み記録材Sの束を挟んで搬送し、可動排出収容受け250に排出する。
なお、端綴じモードにおいて、製本用処理装置200は、通常モードおよび折り筋モードと同様に、初期状態において記録材Sの排出位置よりも上方に待避している。このため端綴じモードにおいて位置決め収容受け150から排出される端綴じ処理済みの記録材Sの束は、製本用処理装置200を介さずに可動排出収容受け250に排出される位置関係に設定される。
<中綴じモード>
中綴じモードでは、まず、製本用処理装置200が上方から下方に向かって移動し、記録材Sの排出位置に対応し中綴じ処理が可能な位置で停止する。
そして、中綴じモードにおいて、画像形成装置21から排出される画像形成済みの記録材Sは、トランスポートユニット90を経由して後処理装置22に導かれる。その後、後処理装置22では、まず、上述した折り筋モードと同様に、記録材Sに対し、折り筋装置500による折り筋付与処理および折り筋潰し処理が行われる。そして、搬送方向中央部に折り筋Saが付された記録材Sは、位置決め収容受け150に一旦排出収容され、縦方向および横方向の揃えが行われる。この動作を、束を構成する記録材Sの枚数分だけ繰り返し行うことで、目的とする枚数の記録材Sの束が、位置決め収容受け150に揃えられる。なお、この間、第7搬送ロール117を構成する駆動ロール161および接離ロール162は離された状態におかれる。
そして、目的とする枚数の記録材Sが位置決め収容受け150で揃えられると、第7搬送ロール117の駆動ロール161と接離ロール162とが記録材Sの束を挟む状態に設定されることによって、搬送ロール117が位置決め収容受け150内の折り筋付与済み記録材Sの束をまとめて挟んで、製本用処理装置200に向けて搬送する。
ここで、図12(a)は、それぞれに折り筋付与処理がなされた記録材Sの束を位置決め収容受け150から製本用処理装置200に向けて搬送している状態を示している。
このとき、記録材Sの束は、中綴じ装置220による中綴じ位置と記録材Sの束の搬送方向中央となる位置すなわち折り筋Saの形成位置とを一致させるのに必要な距離mだけ搬送される。したがって、この距離mは、記録材Sの大きさに応じて異なる大きさに設定される。なお、第7搬送ロール117を用いて記録材Sの束を位置決め収容受け150から中綴じ装置220まで搬送する間、第8搬送ロール118の接離ロール162は駆動ロール161から離れた状態に設定されている。
このようにして記録材Sの束が中綴じ装置220に搬入されて停止すると、中綴じ装置220が、記録材Sの束の折り筋Saに対し綴じ針190による中綴じを行う。
ここで、図12(b)は、中綴じ装置220によって記録材Sの束の折り筋Saに綴じ針190による中綴じが行われた状態を示している。
そして、中綴じ装置220による中綴じ処理が終了すると、第8搬送ロール118が図12(b)に示す状態に設定されることによって、中綴じ処理がなされた記録材Sの束を挟んで搬送し、可動排出収容受け250に排出する。なお、本実施の形態では、第8搬送ロール118にて記録材Sの束が挟まれるのに連動して、第7搬送ロール117が離れるようになっており、記録材Sの束の搬送を安定化させている。
<折り筋装置の構成および折り筋装置による折り筋付与処理>
では次に、上述した折り筋装置500の構成および折り筋装置500による折り筋付与処理について、より詳細に説明する。
図13は折り筋装置500を後処理装置22の一方の側(例えば図2においてフロント側)から見た斜視図であり、図14は折り筋装置500を後処理装置22の他方の側(例えば図2においてリア側)から見た斜視図である。また、図15は折り筋装置22を記録材Sの搬送方向下流側から見た正面図である。さらに、図16は図13に示す折り筋装置500から上部枠体511および溝形成ブロック502(詳細は後述する)を取り外した状態を示す斜視図である。さらにまた、図17は図16に示す折り筋装置500からさらに筋入れユニット501(詳細は後述する)を取り外した状態を示す斜視図であり、図18は図17に示す折り筋装置500を底面側から見た斜視図である。そして、図19は折り筋装置500に設けられる筋入れユニット501の斜視図であり、図20は図19に示す筋入れユニット501を底面側からみた背面図である。
折り筋装置500は、図13ないし図20に示すように、上部枠体511と下部枠体512とが2枚の側板513にて連結されてなる装置枠体510を有し、この装置枠体510内に筋入れユニット501、溝形成ブロック502および昇降装置503を組み込んで構成されている。これらのうち、筋入れユニット501は、搬送路の一例としての記録材搬送路102(図7(a)参照)の下方側で記録材Sの搬送方向に交差する方向に進退可能に設けられるとともに記録材Sの搬送方向中央部に沿って折り筋Saを付す機能を有している。また、溝形成ブロック502は、記録材搬送路102の上方側に筋入れユニット501と対向するように配置される。さらに、昇降装置503は、溝形成ブロック502に対して筋入れユニット501を昇降させるように配置される。ここで、本実施の形態では、筋入れユニット501、溝形成ブロック502および昇降装置503が、折り筋形成部500aおよび折り筋潰し部500bとして機能している。すなわち、筋入れユニット501、溝形成ブロック502および昇降装置503は、折り筋形成部500aとしての機能に加え、折り筋潰し部500bとしての機能も兼ね備えている。
なお、装置枠体510は、図14ないし図16に示すように、位置決めピン515、516にて後処理装置筐体100に対して位置決めされた後、調整ねじ517にて固定されるようになっている。
ここで、筋入れユニット501は、特に図16、図19および図20に示すように、SUS等の薄い板材からなり記録材Sの搬送方向中央部に沿って延びる進退部材の一例としての筋入れ刃520と、この筋入れ刃520の上側部分を残して保持する一対の保持板521と、この一対の保持板521の外側にねじ等の固定具523にて夫々固定配置される押さえ部材の一例としての一対の押さえブロック522と、一対の保持板521の下部のうち長手方向中央および両端部付近に固定具526にて固定される複数(本例では3つ)のリング状のカムフォロワ525(525a〜525c)とを備えている。ここで、一対の押さえブロック522およびカムフォロワ525(525a〜525c)は、例えばPOM(ポリアセタール)で構成されている。なお、以下の説明においては、一対の押さえブロック522のうち、記録材Sの搬送方向の上流側に配置されるものを上流側押さえブロック522aと呼び、また、記録材Sの搬送方向の下流側に配置されるものを下流側押さえブロック522bと呼ぶ(例えば図16参照)。
そして、保持板521の長手方向両端部は、装置枠体510の側板513の孔部を貫通して配置されており、装置枠体510の側板513に取り付けられた案内板519の上方向に延びる案内溝519aに沿って上下動可能に保持されている。さらに、筋入れユニット501には、保持板521を固定するためのねじ等の固定具524、保持板521の固定具524が押さえブロック522の上下動の際に干渉する事態を回避するための凹条522d、中央に位置するカムフォロワ525c(525)と干渉しないようにこのカムフォロワ525c(525)に対応して押さえブロック522部分を一部切り欠いてなる切欠522eが設けられている。
次に、溝形成部材の一例としての溝形成ブロック502は、上部枠体511に位置決めピン531を介して位置決め固定されており、筋入れユニット501の筋入れ刃520に対応した部位にはスリット状の挿入溝530(後述する図21〜図23参照)が形成されている。
さらに、連動進退機構の一例としての昇降装置503は、装置枠体510の両側板513に貫通する回転軸540を有し、この回転軸540の中央および両端部付近には偏心カム541(541a〜541c)を同軸に固定すると共に、カムフォロワ525(525a〜525c)内に対応する偏心カム541(541a〜541c)を位置させるようにして構成されている。なお、本実施の形態において、偏心カム541a、541bは、筋入れユニット501の長手方向中央を境に対称的位置に配置されている。
そして、昇降装置503は、例えば駆動伝達ギア列からなる駆動伝達機構543を介して回転軸540に駆動力を伝達する駆動モータ542をさらに備えている。これら駆動モータ542および駆動伝達機構543は、装置枠体510の一方の側板513に取り付けられている。さらに、駆動伝達機構543の駆動伝達ギア列のうち回転軸540と同軸に設けられている駆動伝達ギアと同軸には一部が切り欠かれた回転板544が設けられている。そして、回転板544の切欠の位置を光学検知器545にて検知することにより、偏心カム541の基準位置(ホームポジション)を把握するようになっている。
さらにまた、装置枠体510の下部枠体512には支持ブロック550が長手方向中央付近で分離した状態で設けられており、この支持ブロック550には長尺な軸受溝551が形成されると共に、この軸受溝551に回転軸540が回転可能に支持されている。そしてまた、支持ブロック550にはばね受け用凹部552が長手方向に沿って複数設けられており、このばね受け用凹部552に例えばコイルスプリングからなるばね553の下部が保持され、このばね553が筋入れユニット501の押さえブロック522を弾性支持するようになっている。
なお、図20に示すように、筋入れユニット501に設けられた押さえブロック522の下部には、ばね553の上部をはめ込むための挿入孔527が設けられている。
<昇降装置による動作>
次に、昇降装置503による動作例を、図21ないし図23に基づいて説明する。
図21は折り筋装置500の昇降装置503の偏心カム541が下死点に位置しているときの状態を示す図である。
このとき、偏心カム541に追従して動くカムフォロワ525も最も低い位置に位置することになる。その結果、筋入れユニット501の筋入れ刃520は、最も低い待機位置に位置する。なお、このときの筋入れユニット501(より具体的には筋入れ刃520および溝形成ブロック502)の位置が、第1の位置に対応している。
ここで、上流側押さえブロック522aのうち溝形成ブロック502と対向する側において、記録材Sの搬送方向上流側には案内傾斜面528aが形成されており、下流側には平坦面528bが形成されている。ここで、案内傾斜面528aは記録材Sの搬送方向上流側に向かって記録材Sの搬送路を拡開するように設けられている。これに対し、平坦面528bは対向する溝形成ブロック502の面に沿うように設けられている。
一方、下流側押さえブロック522bのうち溝形成ブロック502と対向する側において、記録材Sの搬送方向上流側には案内傾斜面529aが形成されており、下流側には平坦面529bが形成されている。ここで、案内傾斜面529aは記録材Sの搬送方向上流側に向かって記録材Sの搬送路を拡開するように設けられている。これに対し、平坦面529bは対向する溝形成ブロック502の面に沿うように形成されている。
図22は折り筋装置500の昇降装置503の偏心カム541が中間点に位置しているときの状態を示す図である。これは、図21に示す状態から偏心カム541を図中時計回りに90°回転させた状態に対応している。
偏心カム541が回転すると、偏心カム541による偏心量が下死点位置から上昇し、これに伴ってカムフォロワ525も追従して上昇し、筋入れユニット501の筋入れ刃520が上昇すると共に、筋入れ刃520の保持板521には固定具523が貫通していることから、この固定具523を介して押さえブロック522も上昇する。
この状態では、上流側押さえブロック522aの平坦面528bおよび下流側押さえブロック522bの平坦面529bがそれぞれ溝形成ブロック502の対向面と接触するようになっており、記録材Sが搬送されていれば押さえブロック522にて記録材Sが押さえ込まれるようになっている。また、このとき、筋入れ刃520の先端は押さえブロック522と溝形成ブロック502との接触部よりも挿入溝530側に突出しないように配置されている。なお、このときの筋入れユニット501(より具体的には筋入れ刃520および溝形成ブロック502)の位置が、第2の位置に対応している。
図23は折り筋装置500の昇降装置503の偏心カム541が上死点に位置しているときの状態を示す図である。これは、図22に示す状態から偏心カム541を図中時計回りにさらに90°回転させた状態に対応している。
偏心カム541がさらに回転すると、偏心カム541による偏心量が中間点位置からさらに上昇し、偏心カム541が上死点位置に到達することになり、これに伴ってカムフォロワ525が最も上昇した位置に到達し、筋入れユニット501の筋入れ刃520が溝形成ブロック502の挿入溝530に挿入されるようになる。
そして、筋入れ刃520が溝形成ブロック502の挿入溝530に挿入されると、押さえブロック522による記録材Sの押さえ込み力に抗して記録材Sが摺動し、筋入れ刃520が記録材Sの搬送方向中央部に沿って線状の折り筋を形成する。
このとき、筋入れ刃520の保持板521には固定具523が貫通しているが、この固定具523の貫通孔を図19の位置を境に上下方向に延びる長孔として形成しておけば、保持板521が上昇しても、固定具523の位置が上昇しない状態になり、この結果、押さえブロック522の位置は図19の状態と変化しない状態に保たれる。この状態では、押さえブロック522はばね553の付勢力で溝形成ブロック502に記録材Sを介して押し付けられる。なお、このときの筋入れユニット501(より具体的には筋入れ刃520および溝形成ブロック502)の位置が、第3の位置に対応している。
<昇降装置の偏心カムの位相差設定>
図24は折り筋装置500の昇降装置503の各偏心カム541(541a〜541c)の位相差関係を説明するための図である。また、図25は折り筋装置500の昇降装置503の各偏心カム541(541a〜541c)の回転挙動を説明するための図である。さらに、図26は折り筋装置500による折り筋処理工程を説明するための図であり、図26(a)〜(c)は折り筋装置500による折り筋付与処理の工程I〜IIIの動作例を示す図であり、図26(d)は各工程における記録材への折り筋処理状態の一例を示す図である。
昇降装置503において、駆動モータ542からの駆動力が駆動伝達機構543を介して回転軸540に伝達されて各偏心カム541(541a〜541c)が順次回転すると、筋入れユニット501の長手方向一端側に位置する偏心カム541(本例では541a)が最初に上死点に達し(工程I)、筋入れユニット501の長手方向他端側に位置する偏心カム541(本例では541b)が予め決められた位相差θab(例えば30°)をもって次に上死点に達し(工程II)、最後に筋入れユニット501の長手方向中央に位置する偏心カム541(本例では541c)が予め決められた位相差θbc(例えば30°)をもって上死点に達するようになっている(工程III)。
ここで、各偏心カム541(541a〜541c)について補足すると、図24に示すように、各偏心カム541(541a〜541c)は、同一の位相位置に下死点Pminを有しており、偏心カム541aは下死点Pminから位相差θaをもって上死点Pmaxに到達し、偏心カム541bは下死点Pminから位相差θbをもって上死点Pmaxに到達し、偏心カム541cは下死点Pminから位相差θcをもって上死点Pmaxに到達するようになっている。
本実施の形態では、位相差θa〜θcはθa<θb<θcの関係に設定されており、各偏心カム541(541a〜541c)が上死点Pmaxに到達するタイミングが位相差θab(=θb−θa)、θbc(=θc−θb)だけずれるように設定されている。
また、各偏心カム541(541a〜541c)は、図25に示すように、同一の位相位置(0°)で下死点に位置し(図21参照)、例えば90°回転した時点で押さえブロック522が溝形成ブロック502に接触する状態(図22参照)に到達し、その後、偏心カム541aが最初に上死点に到達し(図23参照)、位相差θab後に偏心カム541bが上死点に到達し、さらに位相差θbc後に偏心カム541cが上死点に到達し、1回転することで最初の状態に戻る。
このため、昇降装置503の動作に伴って、図26(a)〜(c)に示すように、工程Iでは筋入れ刃520が長手方向一端側に片寄って上昇し、図26(d)に実線Iで示すような記録材Sの端から中央にかけての部分折り筋を形成し、工程IIでは筋入れ刃520が長手方向他端側に片寄って上昇し、図26(d)に点線IIで示すような記録材Sの端から中央にかけての部分折り筋を形成し、工程IIIでは筋入れ刃520が長手方向中央において最も上昇し、図26(d)に一点鎖線IIIで示すような記録材Sの中央付近での部分折り筋を形成することになる。
このように、本実施の形態では、記録材Sの長手方向の端から中央にかけての部分折り筋をつけた後に、記録材Sの中央にかけて部分折り筋をつけるようにしたため、例えば筋入れ刃520を一律に上昇させた場合に比べて、記録材Sの長手方向中央での折り筋形成不良は生じ難い。
ここで、筋入れユニット501による折り筋形成具合をより安定させるという観点からすれば、昇降装置503の回転軸540を複数回回転させ、筋入れ刃520による同じ箇所の部分折り筋の形成動作を繰り返すようにしてもよい。
では、折り筋装置500による記録材Sへの折り筋付与処理および折り筋潰し処理について具体的に説明する。
図27〜図30は、折り筋装置による折り筋付与処理および折り筋潰し処理を説明するための図である。
まず、第5搬送ロール115および第6搬送ロール116(図7参照)を用いて、図27(a)に示すように、記録材Sを記録材搬送方向に沿って搬送し、折り筋装置500内に搬入する。次に、記録材Sの搬送方向中央部が折り筋装置500の筋入れ刃520との対向部に到達するのに伴って第5搬送ロール115および第6搬送ロール116の駆動を停止する。これにより、記録材Sは、その搬送方向中央部が筋入れ刃520と挿入溝530との対向部に位置した状態で停止する。なお、記録材Sの搬送方向中央部の位置は、この記録材Sの大きさ(搬送方向に対する長さ)と、この記録材Sの搬送方向先端側が位置検知器103(図7参照)にて検知されてからの経過時間とによって決まる。
なお、このとき、偏心カム541(541a〜541c)は回転軸540によってそれぞれが下死点(図21参照)となる位置で停止しており、筋入れユニット501および押さえブロック522は、溝形成ブロック502から待避した位置におかれている。また、その結果、筋入れユニット501の筋入れ刃520は、押さえブロック522の奥側に引き込まれた状態となっている。これにより、溝形成ブロック502と筋入れ刃520および押さえブロック522との間には、記録材Sを搬入するための空間が形成されている。
ここで、本実施の形態では、溝形成ブロック502の挿入溝530の記録材搬送方向上流側エッジ部に湾曲状の案内面536が形成されると共に、挿入溝530の記録材搬送方向下流側には直線状の案内面537が形成されている。溝形成ブロック502側の案内面536、537は、後述するように筋入れユニット501の筋入れ刃520を挿入溝530に挿入した場合に、記録材Sの折り筋Saの周辺に肩部が形成されないように配慮している。
そして、記録材Sが折り筋装置500に搬入される際、上流側押さえブロック522aに形成された案内傾斜面528aおよび下流側押さえブロック522bに形成された案内傾斜面529aは、搬送方向に沿って搬送される記録材Sを、それぞれの面によって案内している。
次に、回転軸540を介して偏心カム541(541a〜541c)を下死点(図21参照)から時計回りに90°回転させて中間点(図22参照)に位置させることで、図27(b)に示すように、筋入れユニット501および押さえブロック522を溝形成ブロック502側に進出させ、上流側押さえブロック522aの平坦面528bおよび下流側押さえブロック522bの平坦面529bと溝形成ブロック502との間に記録材Sを挟み込ませる。なお、このとき、筋入れ刃520は押さえブロック522の奥側に引き込まれた状態を維持しており、この状態では筋入れ刃520が記録材Sに接しない。
続いて、回転軸540を介して偏心カム541(541a〜541c)を中間点から時計回りに回転させて順次上死点(図23参照)に位置させることで、図28(a)に示すように、筋入れ刃520を押さえブロック522の奥側から挿入溝530に突出させる。これに伴い、記録材Sの搬送方向中央部には例えば図中奥側、手前側、中央側の順で部分折り筋が形成され、結果として記録材Sには折り筋Saが形成される。なお、溝形成ブロック502および押さえブロック522と記録材Sとの間には、折り筋Saを形成する際にすべりが生じる。
その後、回転軸540を介して偏心カム541(541a〜541c)を上死点から時計回りに180°回転させて下死点(図21参照)に位置させることで、図28(b)に示すように、筋入れユニット501および押さえブロック522は、再び溝形成ブロック502から待避する。
次に、第5搬送ロール115および第6搬送ロール116(図7参照)を通常時とは逆方向に回転させることで、折り筋Saが形成された記録材Sを通常の搬送方向とは逆方向に搬送し、図29(a)に示すように、記録材Sに形成された折り筋Saが上流側押さえブロック522aに形成された平坦面528bの上部に位置した状態で停止させる。
そして、回転軸540を介して偏心カム541(541a〜541c)を下死点(図21参照)から時計回りに90°回転させて中間点(図22参照)に位置させることで、図29(b)に示すように、筋入れユニット501および押さえブロック522を溝形成ブロック502側に進出させ、上流側押さえブロック522aの平坦面528bおよび下流側押さえブロック522bの平坦面529bと溝形成ブロック502との間に記録材Sを挟み込ませる。このとき、上流側押さえブロック522aの平坦面528bと溝形成ブロック502の対向面との間に記録材Sの折り筋Saが挟み込まれることになり、折り筋Saには、折り筋Saを潰す方向の力が加えられる。なお、このとき、筋入れ刃520は押さえブロック522の奥側に引き込まれた状態を維持しており、この状態では筋入れ刃520が記録材Sに接しない。
続いて、回転軸540を介して偏心カム541(541a〜541c)を中間点(図22参照)から今度は反時計回りに回転させて下死点(図21参照)に位置させることで、図30(a)に示すように、筋入れユニット501および押さえブロック522は、再び溝形成ブロック502から待避する。なお、このとき、回転軸540を反時計回りに回転させていることから、この過程において、偏心カム541(541a〜541c)が上死点に達することはなく、筋入れ刃520によって記録材Sに他の折り筋Saが付与されるという事態は生じない。また、これに伴って記録材Sの折り筋Saに対する上流側押さえブロック522aの平坦面528bと溝形成ブロック502の対向面とによる押しつけが解除されるが、結果として、記録材Sの折り筋Saが潰されることになり、その山高さHが低下する(図7(c)、(d)参照)。
その後、第5搬送ロール115および第6搬送ロール116(図7参照)を再び通常時の方向に回転させることで、図30(b)に示すように、折り筋Saが付与されるとともにその山高さHが低減された記録材Sを搬送方向に搬送し、折り筋装置500から排出する。
上述した折り筋モードおよび中綴じモードの実行時において、上部に向かって突出する凸部となるように折り筋Saが付与された記録材Sは、例えば図10に示したように位置決め収容受け150に順次排出されて積載される。このとき、既に位置決め収容受け150に積載されている記録材Sの折り筋Saに、次に搬送されてくる記録材Sの搬送方向先端部が衝突すると、位置決め収容受け150に積載されている記録材Sの揃えを乱す懸念がある。
また、上述した折り筋モードの実行時において、上部に向かって突出するように折り筋Saが付与された記録材Sは、位置決め収容受け150において記録材Sの束とされた後、まとめて可動排出収容受け250に順次排出されて積載される。さらに、上述した中綴じモードの実行時において、上部に向かって突出するように折り筋Saが付与された記録材Sは、位置決め収容受け150において記録材Sの束とされ、製本用処理装置200の中綴じ装置220に搬送されて記録材Sの束の折り筋Saに中綴じ処理が施された後、可動排出収容受け250に順次排出されて積載される。このとき、既に可動排出収容受け250に積載されている記録材Sの束の折り筋Saに、次に搬送されてくる記録材Sの束の搬送方向先端部が衝突すると、可動排出収容受け250に積載されている記録材Sの束の揃えを乱す懸念がある。
そして、これらの事態は、記録材Sに形成される折り筋Saの山高さHが高いほど起こりやすい。
これに対し、本実施の形態では、折り筋装置500において、まず、折り筋形成部500aを用いて記録材Sに折り筋Saを形成し、次いで、折り筋潰し部500bを用いて記録材Sに形成された折り筋Saを潰すことによって山高さHを低減した後に位置決め収容受け150に排出するようにした。これにより、折り筋Saに起因して、位置決め収容受け150あるいは可動排出収容受け250において記録材Sの束の揃えが乱されるという事態は抑制されることになる。
また、本実施の形態では、記録材Sに折り筋Saを形成した後に折り筋Saを潰す処理を行っているので、折り筋Saの山高さHを低下させたとしても、折り筋Saの折りやすさは折り筋Saを潰す前と変わらない。したがって、例えば記録材Sに付与する力を小さくすることによって弱い折り筋Saを形成した場合(記録材Sに形成する折り筋Saの山高さHを単に低くした場合)と比較して、折り筋Saが付与された記録材Sの束を折り筋Saに沿って折ることが容易になる。
さらに、本実施の形態では、記録材Sに形成された折り筋Saを潰すことなくそのまま可動排出収容受け250に排出する場合と比較して、記録材Sの束の積載高さが小さくなることから、可動排出収容受け250に収容され得る記録材Sの枚数が増えることにもなる。
特に、本実施の形態では、折り筋装置500において、記録材Sに折り筋Saを形成するための記録材Sの固定に使用される押さえブロック522を用いて、記録材Sに形成された折り筋Saを潰すようにしたので、折り筋形成部500aと折り筋潰し部500bとを別々に設けた場合と比較して、装置の構成が簡易なものとなる。
なお、本実施の形態では、上流側押さえブロック522aの平坦面528bと溝形成ブロック502との間に記録材Sの折り筋Saを挟んで潰すように構成していたが、これに限られるものではなく、例えば下流側押さえブロック522bの平坦面529bと溝形成ブロック502との間に記録材Sの折り筋Saを挟んで潰すようにしてもよい。
また、本実施の形態では、筋入れユニット501、溝形成ブロック502および昇降装置503が折り筋形成部500aおよび折り筋潰し部500bとしての機能を有するように構成していたが、これに限られるものではなく、筋入れユニット501、溝形成ブロック502および昇降装置503によって折り筋形成部500aを構成するとともに、これらとは別に折り筋潰し部500bを設けるようにしてもかまわない。
21…画像形成装置、22…後処理装置、40…画像形成部、90…トランスポートユニット、150…位置決め収容受け、170…端綴じ装置、200…製本用処理装置、220…中綴じ装置、250…可動排出収容受け、500…折り筋装置、500a…折り筋形成部、500b…折り筋潰し部、501…筋入れユニット、502…溝形成ブロック、503…昇降装置、520、520…筋入れ刃、522…押さえブロック、522a…上流側押さえブロック、522b…下流側押さえブロック

Claims (7)

  1. 記録材に折り筋を形成する折り筋形成手段と、
    前記折り筋形成手段によって前記記録材に形成された前記折り筋の山高さを低減させる低減手段と、
    前記低減手段によって前記折り筋の前記山高さが低減された前記記録材を、当該折り筋の凸部が上方を向くように積載する積載手段と
    を含む記録材後処理装置。
  2. 前記低減手段は、前記記録材に形成された前記折り筋を挟むことによって前記山高さを低減させることを特徴とする請求項1記載の記録材後処理装置。
  3. 前記折り筋形成手段は、前記記録材を挟んだ状態で当該記録材に前記折り筋を形成し、
    前記低減手段は、前記記録材に形成された前記折り筋を前記折り筋形成手段にて挟むことによって前記山高さを低減させることを特徴とする請求項1または2記載の記録材後処理装置。
  4. 前記低減手段によって前記折り筋の前記山高さが低減された前記記録材を順次積載するとともに積載された複数の当該記録材の端部を揃える一時積載手段と、
    前記一時積載手段で揃えられた複数の前記記録材からなる束を前記積載手段に向けて排出する排出手段と
    をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録材後処理装置。
  5. 前記低減手段によって前記折り筋の前記山高さが低減された前記記録材を順次積載するとともに積載された複数の当該記録材の端部を揃える一時積載手段と、
    前記一時積載手段で揃えられた複数の前記記録材からなる束を受け取り、当該束における前記折り筋に綴じ処理を施す綴じ手段と、
    前記綴じ手段にて綴じ処理が施された前記束を前記積載手段に向けて排出する排出手段と
    をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録材後処理装置。
  6. 記録材が搬送される搬送路の上方側に配置され、当該搬送路との対向部には当該記録材の搬送方向と交差する方向に沿う溝が形成された溝形成部材と、
    前記搬送路の下方側に前記溝と対向するように配置され、当該搬送路を跨いで当該溝に進入する位置と当該搬送路から待避する位置との間で進退する進退部材と、
    前記搬送路の下方側に配置され、当該搬送路側に進出して前記溝形成部材との間に前記記録材を挟んで当該記録材を押さえる位置と当該搬送路から待避する位置との間で進退する押さえ部材と
    を備え、
    前記押さえ部材を進出させることによって前記溝形成部材との間に前記記録材を挟んだ後に前記進退部材を進出させることによって当該記録材の面に折り筋を形成させ、当該進退部材および押さえ部材を待避させた後に当該記録材を前記搬送路に沿って移動させることで当該折り筋を当該押さえ部材と当該溝形成部材との対向位置に移動させ、当該押さえ部材を再度進出させることによって当該溝形成部材との間に当該記録材の当該折り筋を挟んだ後に当該押さえ部材を待避させること
    を特徴とする記録材後処理装置。
  7. 前記押さえ部材が前記記録材の搬送方向の上流側および下流側から前記進退部材を挟むように設けられ、
    前記進退部材の先端を前記押さえ部材から突出させない状態で当該押さえ部材を前記搬送路から待避させる第1の位置と、当該進退部材の先端を当該押さえ部材から突出させない状態で当該押さえ部材を当該搬送路に進出させて前記溝形成部材との間に前記記録材を挟む第2の位置と、当該押さえ部材と当該溝形成部材との間に当該記録材を挟んだ状態で当該進退部材の先端を当該押さえ部材から突出させて当該記録材に前記折り筋を形成する第3の位置とに、当該押さえ部材および当該進退部材を連動して進退させる連動進退機構をさらに備えること
    を特徴とする請求項6記載の記録材後処理装置。
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