JP4857623B2 - 用紙集積装置及び後処理装置 - Google Patents

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本発明はシート状の用紙を集積する用紙集積装置及び用紙集積装置を有する後処理装置に関する。
電子写真画像形成装置のような高速の画像形成装置は、画像を形成した用紙に対して、ステープル、穿孔、折り畳み、シフト等の後処理を行う後処理装置との組み合わせで使用されることが多いが、後処理装置で代表される用紙処理装置には、複数枚の用紙を集積して、用紙の束を形成する用紙集積装置が装備されているのが一般的である。
多くの用紙集積装置は、1枚ずつ或いは数枚ずつ送り込まれる用紙の縁を上下左右に関して揃えて集積する機能が必要であり、上下方向、即ち、送り込まれる用紙の搬送方向の縁を簡便に揃えることを目的として、或いは、装置を小型にするために、集積台を傾斜面に形成として集積装置が多い。
集積台を傾斜面とする集積装置では、用紙の整合性が向上する反面、用紙を密に重ねる性能が低下するという問題がある。これは、集積される用紙が傾斜する結果として、用紙に作用する重力が減少することにより、集積用紙にふくらみが生じたり、用紙が座屈するという問題である。
特許文献1では、用紙のふくらみ、座屈を防止するために、集積台に近接してブラシローラを用いており、該ブラシローラの構成が工夫されている。
特開平10−297815号公報
特許文献1の方法によっては、用紙のふくらみ、座屈を十分に防止することができない。集積台上の用紙のふくらみは種々の形態で派生し、傾斜した集積台の場合、下部、即ち、用紙端部においてのみでなく、用紙の中央部においてもふくらみや座屈が起こる場合がある。ブラシローラを用いた場合、下部におけるふくらみ、座屈の防止には有効であるが、上方部におけるふくらみ、座屈の防止には十分でない。上方におけるふくらみ、座屈を防止するために、ブラシローラを上方に設けると、用紙を集積装置に導入する際に、ブラシローラが障害となり、円滑に用紙を集積出来ない場合が生じる。
また、集積された用紙の束を排出するには、導入時に用紙先端を排出時の後端として、該後端を押し上げることにより、用紙の束を上昇させ排出するが、用紙がふくらんでいると、押上が円滑に行われず、ジャム等の搬送不良を起こす場合がある。用紙にふくらみが生じない場合でも、用紙の腰が弱い場合には、押し上げ排出が円滑に行われず、ジャムが発生する場合がる。
本発明は、傾斜した集積台に用紙を円滑に導入し、且つ、集積された用紙の束を円滑に排出し、搬送不良の発生確率が十分に低く、安定して作動する用紙集積装置及びかかる用紙集積装置を有する後処理装置を提供することを目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.
傾斜した集積台、該集積台に用紙を送り込む集積部給紙手段、用紙の束を押し上げ排出する排出手段及び前記集積台上の用紙を押さえる押さえローラを有する用紙集積装置であって、
前記押さえローラを前記集積台に接触又は近接した押さえ位置と、前記集積台から離れ、前記集積台への搬送路を形成する離間位置とに移動させる制御手段を有し、該制御手段は、用紙を前記集積台に給紙するときに、前記押さえローラを前記離間位置に位置させて、給紙用の搬送路を形成し、用紙が前記集積台を落下する給紙時期において、前記押さえローラを前記離間位置から前記押さえ位置に移動させるとともに、前記押さえローラが、用紙に対して用紙導入の搬送力を持つように、前記押さえロ−ラを回転駆動し、集積された用紙の束を前記排出手段により排出する排出時には、前記押さえ部材を前記押さえ位置に位置させることを特徴とする用紙集積装置。
2.
前記制御手段は、前記排出時において、前記押さえローラが、用紙に対して排出方向の搬送力を持つように、前記押さえローラを回転駆動することを特徴とする前記1に記載の用紙集積装置。
3.
前記制御手段は、前記用紙集積装置に用紙が給紙されることを示す給紙信号に基づいて、前記押さえローラを前記離間位置に位置させることを特徴とする前記1又は前記2に記載の用紙集積装置。
4.
前記集積台は水平に対して60°以上傾斜した用紙集積面を有することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の用紙集積装置。
5.
前記1〜4のいずれか1項に記載の用紙集積装置及び前記集積台に集積された用紙の束を綴じ処理する綴じ手段を有することを特徴とする後処理装置。
6.
前記3に記載の用紙集積装置及び用紙を受け入れる入口部に設けられた用紙センサを有し、前記給紙信号が前記用紙センサの用紙検知信号であることを特徴とする後処理装置。
請求項1〜の何れかの発明により、傾斜した集積台からの用紙の排出が確実に行われ、用紙がふくらんだり、腰の弱い用紙の場合に発生しやすい排出不良が確実に防止される。
請求項2の発明により、用紙を押さえる押さえローラにより用紙の押し上げ、排出を補助することにより、用紙の排出が更に、円滑、且つ確実に行われる。
請求項の発明により、用紙を集積台に供給する給紙が確実に行われ、用紙集積装置への給紙及び用紙集積装置からの排出が確実に行われる安定した用紙集積装置が実現される。
以下に図示の実施の形態ににより本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
<画像形成装置>
図1は、本発明の実施の形態に係る用紙集積装置及び後処理装置を有する画像形成装置の全体構成図である。
画像形成装置本体Aは、回転する感光体1の周囲に、帯電手段2、像露光手段3、現像手段4、転写手段5A、除電手段5B、分離爪5C、及びクリーニング手段6を配置した画像形成部GKを有し、帯電手段2によって感光体1の表面に一様帯電を行った後に、像露光手段3のレーザビームによってコピーする原稿Geから読み取りにより得られた画像データ又はネットワークを介して外部から受信した画像データに基づく露光により潜像を形成し、該潜像を現像手段4により反転現像をして感光体1の表面にトナー像を形成する。
一方、給紙収納手段である給紙トレイ7Aから給紙された記録紙RSは転写位置へと送られ、転写位置において転写手段5Aにより前記トナー像が記録紙RS上に転写される。その後、記録紙RSは除電手段5Bにより裏面の電荷が消去され、分離爪5Cにより感光体1から分離され、中間搬送部7Bにより搬送され、引き続き定着手段8により加熱定着され、排紙ローラ7Cにより排出される。
記録紙RSの片面に画像形成を行う場合には、用紙搬送手段の一つである搬送路切り替え板7Dが点線で示す位置に切り替えられている。
また、感光体1の画像形成後の表面は、分離爪5Cの下流においてクリーニング手段6により表面に残留している現像剤、即ちトナーが除去され、次の画像形成に備える。
一方、記録紙RSの両面に画像形成を行う場合には、搬送路切り替え板7Dを実線で示す状態の位置に切り替えることにより、定着手段8により加熱定着された記録紙RSは下方に搬送され、用紙搬送手段の一つである反転搬送手段7Eにおいてスイッチバックして表裏反転された後、転写位置において新たなトナー像が裏面に転写される。
更に後述するように、穿孔処理、折り処理、及び綴じ合わせ処理等を行うときには、搬送路切り替え板7Dを実線で示す位置に切り替えることにより、定着手段8により加熱定着された記録紙RSは下方に搬送され、反転搬送手段7Eにおいてスイッチバックして表裏反転された後に、用紙後端を先頭にして上昇し、排紙ローラ7Cにより排出される。
排紙ローラ7Cから排出される記録紙RSは第1後処理装置FS1に送り込まれる。
なお、画像形成装置本体Aの上部前面側には、画像形成モード、用紙後処理モード等の各種を選択して設定できる操作表示部9が配置されており、画像形成装置本体Aの上部には、原稿移動型読み取り方式の自動原稿搬送装置Gを備えた画像読取部である画像読み取り装置Bが設置されている。該画像読み取り装置Bの読取で得られた画像データ及びファクシミリ通信又はネットワーク通信により外部から受信した画像データは記憶装置(図示せず)にストアされる。
第1後処理装置FS1は、穿孔処理及び折り処理を行う後処理装置であり、第2後処理装置FS2はシフト処理、綴じ処理及び中折り処理を行う後処理装置である。
第1後処理装置FS1は穿孔処理部12及び折り処理部14を有し、入口部10に画像形成装置本体Aから排出された記録紙RS及び表紙給紙皿11から供給された表紙HSに対して穿孔処理又は折り畳み処理を行う。
折り処理部14は図示のように、幾つかの分岐搬送路を有し、分岐搬送路を使い分けることにより、二つ折り、三つ折り等各種の折り処理を行う。
第2後処理装置FS2の上段にはサブトレイとして使用される固定排紙皿30が配置され、シフト手段50と排紙手段60がほぼ水平な搬送路h2に沿って配置され、下段に綴じ手段70及び中折り手段80が配置されている。
又、第2処理装置FS2内の左側部には、シフト処理済みの用紙、及び端綴じ合わせ(ステープル)処理済みの用紙束を積載するメイントレイ90が配置され、左下部には中折り処理した用紙が排紙される下部トレイ91が配置される。
次に、第2処理装置FS2の構成を図1〜3に基づいて説明する。図2は本発明の実施の形態に係る用紙集積装置の要部を示す図、図3は集積台の平面図である。なお、以下の説明においては、記録紙RS及び表紙HSを総称して用紙Sと言う。
第1後処理装置FS1から排出される用紙Sは、第2後処理装置FSの入口部20に導入される。
入口部20の下流側に切り替えゲートG1,G2からなる用紙分岐手段が設けられている。切り替えゲートG1,G2は図示しないソレノイドの駆動により、三つの搬送路、即ち、上段排紙用の第1搬送路h1、中段の第2搬送路h2、下段の第3搬送路h3の何れかを選択する。
少数枚の画像形成においては、切り替えゲートG1は第2搬送路h2、第3搬送路h3を遮断し、第1搬送路h1のみを開放する。用紙Sは、第1搬送路h1を進み、下流側にある搬送ローラ31に狭持されて上昇し、排出ローラ32により排出され、サブトレイ30上に順次、積載される。
なお、サブトレイ30には最大200枚の用紙Sを積載可能である。
また、ステープル処理を行わない大量画像形成モードでは、切り替えゲートG1は第1搬送路h1を遮断し、切り替えゲートG2は第3搬送路h3を遮断し、第2搬送路h2を開放して用紙Sの通過を可能にする。そして、用紙Sを案内し、メイントレイ90に排紙する。第2搬送路h2を経てメイントレイ90に用紙Sを排紙するモードにおいては、シフト手段50により用紙Sをシフトさせるシフト処理を行うことができる。シフト手段50は所定の枚数毎に、幅方向に用紙Sの排紙位置を変えるシフト処理を行う。メイントレイ90は多数枚の用紙Sを積載する場合には、順次下降するように構成されており、A4やB5の場合、最大3000枚を収容可能である。
前記排紙手段60を構成する排紙ローラ61の近傍には、メイントレイ90に排紙される用紙Sの通過を検知する用紙センサPS2が配置されている。
中間スタッカ71に集積された用紙Sの束は、また、斜め下方に搬送され、中折り手段80により中折りされ、下部トレイ91に排出される。
<用紙の集積>
用紙の集積について、図1〜5を用いて説明する。図4は用紙の集積制御を行う制御系のブロック図、図5は用紙集積装置の各部の作動タイミングを示す図である。なお、以下の説明から明らかなように、用紙Sは中間スタッカ71上でスイッチバック搬送されるので、搬送方向の反転により用紙Sの先端と後端とが入れ代わるが、以下の説明においては、メイントレイ90に排出する方向を基準として、先端・後端を定義する。即ち、図1においては、用紙Sの左端が先端であり、右端が後端である。また、図2においては、中間スタッカ71上にある用紙Sの左上端が先端であり、右下端が後端である。
ステープル処理モードにおいては、第2後処理装置FS2の入口部20に送り込まれた画像形成済み用紙Sは、切り替えゲートG2で案内され、下方の第3搬送路h3に送り込まれ、搬送ローラ22に狭持されて下方に搬送され、次いで搬送ローラ23に狭持されて搬送される。更に、下流のスタッカ排出ローラ24により狭持・搬送されて傾斜した中間スタッカ71に沿って斜め上方に搬送される。スタッカ排出ローラ24は用紙Sを集積台に供給する集積部給紙手段であり、給紙された用紙を集積する集積台は中間スタッカ71及びストッパ76で構成される。中間スタッカ71は、ステープル処理される用紙Sが積載されるものであり、用紙Sの搬送方向の整合を良好にすること及び後処理装置の小型化を目的として水平に対して大きな傾斜角度、即ち、水平線HLに対する傾斜角度θ≧60°に設定されている。
搬送される用紙Sの進行方向に対する後端がスタッカ排出ローラ24を通過した後、用紙Sは自重により落下して、スイッチバックし、中間スタッカ71の傾斜面上を滑り落下し、綴じ手段70近傍のストッパ76の用紙突き当て面に当接して停止する。
73は、中間スタッカ71の両側面に移動可能に設けた一対の幅整合部材である。幅整合部材73は用紙搬送方向と直行する幅方向Xに移動可能な1対の整合板からなり、モータM2により駆動されるベルト74に固定され、中間スタッカ71上への用紙Sの受け入れ時には、該1対の整合板は用紙幅より広い間隔を形成し、ストッパ72に当接して停止したときに、モータM2の駆動で用紙Sの幅方向、即ち、図3のX方向に往復動して用紙束の幅方向の整合を行う。
中間スタッカ71上に設定枚数が積載され、整合されると、綴じ手段70により綴じ合わせ即ちステープル処理が行われ、用紙Sの束を形成する。
排出手段としての排出爪72はベルト74に固定されており、ステープル処理後に、モータM1で駆動されるベルト74の移動で図3のY方向に上昇して用紙Sの束を上方に押し上げ、メイントレイ90に排出する。排出爪72は図示の位置がホームポジションであり、用紙排出時には、ベルト74とともに上昇して用紙Sを押し上げ排出し、1巡して図示のホームポジションに戻る。
押さえ部材としての押さえローラ75は中間スタッカ71のほぼ中央部において、中間スタッカ71上の用紙Sを押さえる。押さえローラ75は軸75aを中心に旋回可能に取り付けられ、また、モータM3(図4参照)により、用紙Sをストッパ76に向けて下方に又は排紙部に向けて上方に搬送する方向に回転駆動されるが、スポンジローラからなり、用紙Sに軽く接触し、用紙Sに対して軽い搬送力で作用する。即ち、押さえローラ75が用紙Sを下方に搬送するように回転するときは、後端をストッパ76により係止された用紙Sが押さえローラ75の搬送力で座屈したり、押さえローラ75が用紙Sを上方に搬送するように回転するときに、用紙Sが押さえローラ75の搬送力で上方に移動することがない程度の接触圧で押さえローラ75は用紙Sを押さえる。このために、押さえローラ75は点線で示す位置にあるときには、中間スタッカ71に接触又は接触しないが近接している。
押さえローラ75はソレノイドSDにより図の実線位置と点線位置とに旋回する。
次に、ステープル処理における動作について図5を用いて説明する。
初期状態で、押さえロ−ラ75は図の実線で示す位置(離間位置)にあり、スタッカ排出ローラ25と中間スタッカ71との間に間隔を形成し、用紙Sを中間スタッカ71に導入できる搬送路を形成する。用紙Sは第3搬送路h3を搬送され、スタッカ排出ローラ24により中間スタッカ71に沿って上方に進行する。用紙Sの後端がスタッカ排出ローラ24から離れると、用紙Sは重力により落下するが、スタッカ排出ローラ24の位置に用紙センサPS3が配置され、用紙Sの後端の通過を検知する。
用紙センサPS3の用紙後端検知信号により、ソレノイドSDが作動して押さえローラ75が点線の位置(押さえ位置)に移動して、用紙Sを中間スタッカ71に押圧すると同時に、モータM3が正転し押さえローラ75が反時計方向に回転(正回転)して、用紙Sの下方への落下を補助する。このような押さえローラ75の押さえ位置への移動及び正回転により用紙Sは確実にストッパ76に到達して停止し、用紙Sの後端が揃うとともに、用紙Sが中間スタッカ71に密着した状態で停止する。次に、押さえローラ75の正回転が停止するとともに、モータM2が作動して整合部材73が往復動し、用紙Sを幅方向に整合する。押さえローラ75の停止及び整合部材73の作動開始は、用紙センサPS3の後端検知から所定時間経過時に行われる。
次の用紙Sが第1後処理装置FS1から排出され、入口部20に配置された用紙センサPS1が用紙Sの先端通過を検知した給紙信号としての検知信号に基づいて、ソレノイドSDが停止し、押さえローラ75が実線の離間位置に移動する。用紙Sが更に進行し、用紙センサPS3が後端を検知した信号に基づいて、ソレノイドSDが作動して押さえローラ75が実線の離間位置から点線の押さえ位置に移動するとともに、モータM3が正転して用紙Sを下方に搬送する方向の正回転を開始する。即ち、スタッカ排出ローラ24から中間スタッカ71に用紙Sが供給され、ストッパ76に到達する期間である給紙時期において、押さえローラ75が押さえ位置に位置する。更に、先行用紙Sについて説明した動作が行われ、後行の用紙Sが中間スタッカ71の先行用紙Sの上に整合した状態で積載される。
このように、押さえ部材75は給紙信号により離間位置に位置し、中間スタッカ71に達する直前で、押さえ位置に移動して用紙を押さえる。給紙信号は第2後処理装置FS2に用紙が供給されることを示す信号であり、図示のように、第2後処理装置FS2の入口部20に設けられて用紙センサPS1からの信号の他に、第1後処理装置の入口部10に設けられた用紙センサからの信号或いは画像形成装置本体Aの排紙部に設けられた用紙センサからの信号でもよい。また、押さえ部材が押さえ位置に設定される給紙時期は、少なくとも用紙Sが中間スタッカ71を落下する時期を含む時期である。
以上説明した動作が設定枚数の用紙Sに対して行われ、中間スタッカ71に設定枚数の用紙Sが整合状態で積載される。
次に、綴じ手段70が作動して、用紙Sの束に対してステープル処理を行う。
ステープル処理が完了ると、モータM1が回転して排出爪72が上昇し、用紙Sの束を押し上げる。排出爪72の作動と同時にモータM3が逆転し押さえローラ75が時計方向に回転(逆回転)して、用紙Sの押上を補助する。排出爪72により押し上げられた用紙Sの束は排紙ローラ60によりメイントレイ90に排出される。
メイントレイ90への排出後、モータM1が更に回転して、排出爪72をホームポジションに戻すとともに、モータM3が停止して、押さえローラ75の回転が停止するとともに、ソレノイドSDが停止して押さえローラ75が離間位置に上昇する。
前記に説明したように、第2後処理装置FS2に連続して用紙Sが供給される場合、先行用紙Sと後行用紙S間の間隔において、押さえローラ75が点線で示す押さえ位置にあり、用紙Sを押さえている。中間スタッカ71の傾斜角度θが大きい場合、用紙Sが中間スタッカ71上で座屈する傾向があり、座屈した場合に、中間スタッカ71への用紙Sの進入空間が先行用紙Sにより狭められ、ジャム等の搬送不良を起こす場合があるが、前記に説明したように、押さえローラ75により、用紙間の間隔において、用紙Sを押さえることにより、座屈を防止することができる。なお、用紙Sを押さえている間は、押さえローラ75の回転を停止することが好ましい。
複数枚の用紙Sを束ねる連続画像形成において、両面画像形成モードや、第1後処理装置FS1における折り畳み処理モードでは、給紙間隔、即ち、前後して搬送される用紙間の間隔が広くなって、用紙Sが中間スタッカ71上に積載されている時間が長くなり、ふくらみや座屈が起きやすくなるが、給紙間隔において、押さえローラ75が用紙を押さえているので、このような現象が確実に防止される。
また、図5に示すように、押さえローラ75は排出爪72が用紙Sの束を押し上げる間、押さえ位置にあり、逆回転して用紙Sの束の押上・排出を補助している。これにより、用紙Sの束が確実に排出される。
用紙Sが薄紙であったり、折り畳まれたものである場合には、排出爪72による後端の押上のみによっては、用紙Sの束が排出されず、ジャムを起こす場合があるが、押さえローラ75で用紙Sの束を抑えつつ押し上げることにより、押上・排出が確実になる。このとき、押さえローラ75を逆回転駆動、即ち排出方向に回転駆動することにより、排出が更に確実になる。
本発明の実施の形態に係る用紙集積装置及び後処理装置を有する画像形成装置の全体構成図である。 本発明の実施の形態に係る用紙集積装置の要部を示す図である。 集積台の平面図である。 用紙の集積制御を行う制御系のブロック図である。 用紙集積装置の各部の作動タイミングを示す図である。
符号の説明
A 画像形成装置(本体)
FS1 第1後処理装置
FS2 第2後処理装置
15 スタッカ排出ローラ
70 綴じ手段
71 中間スタッカ
ストッパ
73 整合部材
75 押さえローラ
CR 制御手段
PS1〜PS3 用紙センサ

Claims (5)

  1. 傾斜した集積台、該集積台に用紙を送り込む集積部給紙手段、用紙の束を押し上げ排出する排出手段及び前記集積台上の用紙を押さえる押さえローラを有する用紙集積装置であって、
    前記集積台のほぼ中央部において、前記押さえローラを前記集積台に接触又は近接した押さえ位置と、前記集積台から離れ、前記集積台への搬送路を形成する離間位置とに移動させる制御手段を有し、該制御手段は、用紙を前記集積台に給紙するときに、前記押さえローラを前記離間位置に位置させて、給紙用の搬送路を形成し、用紙が前記集積台を落下する給紙時期において、前記押さえローラを前記離間位置から前記押さえ位置に移動させるとともに、前記押さえローラが、用紙に対して用紙導入の搬送力を持つように、前記押さえロ−ラを回転駆動し、集積された用紙の束を前記排出手段により排出する排出時には、前記押さえローラを前記押さえ位置に位置させ
    前記制御手段は、前記排出時において、前記押さえローラが、用紙に対して排出方向の搬送力を持つように、前記押さえローラを回転駆動することを特徴とする用紙集積装置。
  2. 前記制御手段は、前記用紙集積装置に用紙が給紙されることを示す給紙信号に基づいて、前記押さえローラを前記離間位置に位置させることを特徴とする請求項1に記載の用紙集積装置。
  3. 前記集積台は水平に対して60°以上傾斜した用紙集積面を有することを特徴とする請求項1または2に記載の用紙集積装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の用紙集積装置及び前記集積台に集積された用紙の束を綴じ処理する綴じ手段を有することを特徴とする後処理装置
  5. 請求項2に記載の用紙集積装置及び用紙を受け入れる入口部に設けられた用紙センサを有し、前記給紙信号が前記用紙センサの用紙検知信号であることを特徴とする後処理装置。
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