JP2003012242A - シート蓄積装置及びこの装置を備えたシート処理装置、画像形成装置 - Google Patents

シート蓄積装置及びこの装置を備えたシート処理装置、画像形成装置

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JP2003012242A
JP2003012242A JP2001199559A JP2001199559A JP2003012242A JP 2003012242 A JP2003012242 A JP 2003012242A JP 2001199559 A JP2001199559 A JP 2001199559A JP 2001199559 A JP2001199559 A JP 2001199559A JP 2003012242 A JP2003012242 A JP 2003012242A
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sheets
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Kenichi Hayashi
賢一 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの長さに関係なくバッファリングを行
えるようにする。 【解決手段】 シート蓄積装置51は、シートを案内す
るシート搬送パス25と、シート搬送パスから分岐し
て、分岐された位置より上流側で合流する複数の戻りパ
ス23,41と、分岐した位置に設けられて、シート搬
送パスを案内されてきたシートを前記戻りパスに案内可
能な切り換えフラッパ10,40とを備え、シート搬送
パスと戻りパスとによって形成されてシートを重ねて蓄
積待機可能な待機循環パス26,27の長さが、案内手
段によってシート搬送パスに接続された戻りパスによっ
て異なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを蓄積する
シート蓄積装置と、このシート蓄積装置を備えてシート
蓄積装置からまとめて排出されたシートに処理を施すシ
ート処理装置と、シート蓄積装置を備えた画像形成装置
とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート蓄積装置に蓄積されて、シ
ート蓄積装置から排出された複数枚のシートを受け取っ
て束状にする処理トレイと、この処理トレイから排出さ
れた束状のシートを受け取って収容するスタックトレイ
とを備えたシート処理装置に関する発明は、特開平10
−194582号公報を含めて、多数出願されている。
処理トレイに積載されたシート束は、例えば、ステイプ
ラによって綴じられるようになっている。このシート処
理装置は、例えば、画像形成装置の装置本体に備えられ
て使用されることが多い。
【0003】画像形成装置には、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ、及びこれらの複合機等がある。
【0004】図24において、処理トレイ838の周囲
には、シート束を針綴じするステイプラ822、手前方
向と奥方向とに移動しながらシートの幅整合を行うジョ
ガー821、シートを搬送する搬送パス806、シート
を一時的に搬送パス806から退避させる待機パス(以
下、「バッファパス」と称す)808、バッファパス8
08内のシートを搬送するバッファローラ809、処理
トレイ838にシートを排出するシート排出ローラ対8
17,818、処理トレイ838上のシート束をスタッ
クトレイ824へ移送するシート束排出ローラ対83
2,833等が配設されている。
【0005】不図示の画像形成装置の装置本体から排出
されたシートは、通常、搬送パス806を通過して排出
ローラ対817,818により処理トレイ838へ排出
されて、積載される。このとき、シート束排出ローラ対
832,833は、離間して、後述するシートの排出動
作、整合動作の妨げにならないようにしている。処理ト
レイ838に積載されたシートは、ジョガー821によ
って適宜に幅整合される。所定の枚数のシートが処理ト
レイ838に積載されると、シート束は、ステイプラ8
22によって針綴じされる。針綴じされたシート束は、
次のシートを処理トレイ838に積載できるようにする
ため、接近したシート束排出ローラ対832,833に
挟まれて、シート束排出ローラ対832,833の回転
によりスタックトレイ824に排出される。
【0006】ところで、このようにシート束を綴じて、
その後、スタックトレイ824に排出して処理トレイ8
38が空になるまでは、処理トレイ838に次のシート
を積載することができない。
【0007】このために、この間に画像形成装置本体か
ら送られてくるシートは、一時的に、シート蓄積装置で
ある、バッファローラ809により、バッファパス80
8に待機(バッファリング)させられる。そして処理ト
レイ838が空になるとバッファパス808で待機して
いたシートは、次に画像形成装置本体から送られてくる
シートとを重なり合わされて、同時に排出ローラ対81
7,818によって処理トレイ838に排出されるよう
になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシート
蓄積装置は、長さの決まったバッファパス808を1つ
しか有していないため、搬送されてくるすべての長さの
シートをバッファリングするのが困難であった。
【0009】すなわち、一般的には、生産性が重要視さ
れるハーフサイズのシートをバッファリングできるよう
にしてあることが多い。このため、ハーフサイズより長
さの長いラージサイズのシートをバッファリングすると
きには、処理トレイ838が空になるまでの間、画像形
成装置本体の動作を停止して、続いてシートが搬送され
て来ないようにしなければならない。したがって、画像
形成装置の画像形成能率が低下していた。
【0010】また、バッファパス808の長さを、ラー
ジサイズのシートをバッファリングできる長さにする
と、ハーフサイズのシートの場合、バッファパス内でシ
ート同士を重ね合わせることができない。したがって、
画像形成装置本体での、通常の、シート間隔時間での処
理が困難であった。
【0011】さらに、バッファパスの構成によっては、
バッファリングされたシートと、このシートに重ね合わ
せる次のシートとが処理トレイに排出されて束状になっ
たとき、上下の関係が逆になり、所望の頁順にならない
ことがあった。
【0012】本発明は、シートの長さに関係なくバッフ
ァリングを行えるシート蓄積装置と、この装置を装置本
体に備えたシート処理装置、及び画像形成装置とを提供
することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のシート蓄積装置は、シートを案内するシー
ト搬送パスと、前記シート搬送パスから分岐して、前記
分岐された位置より上流側で合流する複数の戻りパス
と、前記分岐した位置に設けられて、前記シート搬送パ
スを案内されてきた前記シートを前記戻りパスに案内可
能な案内手段とを備え、前記シート搬送パスと前記戻り
パスとによって形成されて前記シートを重ねて蓄積待機
可能な待機循環パスの長さが、前記案内手段によって前
記シート搬送パスに接続された前記戻りパスによって異
なっている。
【0014】本発明のシート蓄積装置の前記分岐された
位置は、前記戻りパスによって異なっており、各分岐さ
れた位置に前記案内手段が設けられている。
【0015】本発明のシート蓄積装置の複数の前記戻り
パスの長さは、異なっている。
【0016】本発明のシート蓄積装置は、さらに、前記
分岐された位置より下流側に、前記待機循環パス内に蓄
積されて排出された複数枚のシートが積載されるシート
積載手段を備えている。
【0017】上記目的を達成するため、本発明のシート
蓄積装置は、シートを案内するシート搬送パスと、前記
シート搬送パスから分岐して、前記分岐された位置より
下流側で合流する分岐パスと、前記分岐された位置に設
けられて、前記シート搬送パスと前記分岐パスとを選択
して、前記選択したパスにシートを案内する案内手段と
を備え、前記シート搬送パスと前記分岐パスとの長さが
異なっている。
【0018】本発明のシート蓄積装置は、さらに、前記
シート搬送パスと前記分岐パスとの合流点より下流側に
複数枚のシートが積載されるシート積載手段を備えてい
る。
【0019】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、上記いずれか1つのシート蓄積装置と、前記
シート蓄積装置によって蓄積されたシート束に処理を施
す処理手段と、を備えている。
【0020】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前
記画像形成手段によって画像が形成されたシートを蓄積
する上記いずれか1つのシート蓄積装置と、を備えてい
る。
【0021】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前
記画像形成手段によって画像が形成されたシートを蓄積
する上記いずれか1つのシート蓄積装置と、を備え、画
像形成手段は、前記シート蓄積装置に蓄積されるシート
の頁順に画像情報を記憶する画像情報蓄積部を有してい
る。
【0022】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前
記画像形成手段によって画像が形成されたシートを蓄積
する上記いずれか1つのシート蓄積装置と、前記シート
蓄積装置によって蓄積されたシート束に処理を施す処理
手段と、を備えている。
【0023】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前
記画像形成手段によって画像が形成されたシートを蓄積
する上記いずれか1つのシート蓄積装置と、前記シート
蓄積装置によって蓄積されたシート束に処理を施す処理
手段と、を備え、画像形成手段は、前記シート蓄積装置
に蓄積されるシートの頁順に画像情報を記憶する画像情
報蓄積部を有している。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るシート蓄積
装置を有するシート処理装置を備えた画像形成装置であ
る複写機の概略正面断面図である。なお、画像形成装置
には、複写機以外に、プリンタ、ファクシミリ、及びこ
れらの複合機等がある。このため、シート処理装置は、
複写機の装置本体のみに設けられるものではない。
【0025】複写機301の本体300には、原稿載置
台としてのプラテンガラス906、光源907、レンズ
系908、シート供給部909、画像形成部902,原
稿をプラテンガラス906に給送する自動原稿給送装置
500、複写機本体から排出される画像形成済みのシー
トを積載するシート処理装置200等が備えられてい
る。
【0026】シート供給部909は、記録用のシートP
を収納して装置本体300に着脱自在なカセット91
0,911、及びペディスタル912に配置されたデッ
キ913を有している。画像形成部(画像形成手段)9
02は、円筒状の感光ドラム914、感光ドラム914
の回りの現像器915、転写用帯電器916、分離帯電
器917、クリーナ918、及び一次帯電器919等を
備えている。
【0027】画像形成部902の下流側には、搬送装置
920、定着装置904、排出ローラ対399等を配設
してある。
【0028】この複写機301の本体300の動作を説
明する。装置本体300側に設けられている制御装置9
30からシート供給信号が出力されると、カセット91
0,911、又はデッキ913からシートPが給送され
る。一方、プラテンガラス906に載置されている原稿
Dに、光源907から当てられて反射した光は、レンズ
系908を経て、画像処理部(画像情報蓄積部)921
で画像情報として処理されたり、記憶されたりする。そ
の後、読み取り情報は、レーザスキャナ922によっ
て、感光ドラム914に照射される。感光ドラム914
は、あらかじめ一次帯電器919により帯電されてい
て、光が照射されることによって静電潜像が形成され、
次いで現像器915により静電潜像を現像してトナー像
が形成される。
【0029】なお、画像処理部921は、外部からの画
像情報を受信して、処理、記憶することもできるように
なっている。画像情報の処理、記憶処理の一例として、
画像情報を記憶して、後述するシート処理装置200に
おいて排出される画像形成されたシートの頁順に合わせ
て、その画像情報をレーザスキャナ922に送り出す処
理がある。
【0030】シート供給部909から給送されたシート
Pは、レジスト排出ローラ対901で斜行が補正され、
さらにタイミングが合わされて画像形成部902へ送ら
れる。画像形成部902では、感光ドラム914のトナ
ー像が、送られてきたシートPに転写用帯電器916に
よって転写される。トナー像が転写されたシートPは、
分離帯電器917によって転写用帯電器916と逆極性
に帯電されて、感光ドラム914から分離される。感光
ドラム914に付着している残留トナーは、クリーナ9
18によって除去される。
【0031】感光ドラム914から分離されたシートP
は、搬送装置920により定着装置904に搬送され
て、定着装置904によりシートPにトナー像が永久定
着される。トナー画像が定着されたシートPは、排出ロ
ーラ対399により装置本体300から排出される。
【0032】このようにして、シート供給部909から
給送されたシートPは、画像形成部902で画像が形成
されてシート処理装置200に排出される。
【0033】図2において、フィニッシャ(シート処理
装置)200は、複写機301の本体300の脇に接続
されている。フィニッシャ200は、パンチユニット5
0でシートに孔をあけることができるようになってい
る。また、フィニッシャ200は、ステイプラ(処理手
段)101でシート束を綴じることができるようにもな
っている。
【0034】複写機301の本体300の排出ローラ3
99は、シートを排出するようになっている。フィニッ
シャ200の入口ローラ対2は、シートをフィニッシャ
200内に引き込むようになっている。搬送ローラ対3
は、シートをシートの後端付近に孔をあけるパンチユニ
ット50にシートを送り込むようになっている。シート
検知センサ31は、シートの通過を検知するようになっ
ている。押下ころ12,13,14は、シートをバッフ
ァローラ5に押圧して、バッファローラ5とともにシー
トを搬送するようになっている。
【0035】切り換えフラッパ11は、入口パス4から
のシートをノンソートパス21とソートパス22を切り
換えるようになっている。切り換えフラッパ10は、ソ
ートパス22と、ソートパス22へ流れるシートを一時
的に蓄えるハーフバッファパス23との切り換えを行う
ようになっている。切り換えフラッパ40は、ソートパ
ス22と、ソートパス22へ流れるシートを一時的に蓄
えるラージバッファパス41との切り換えを行うように
なっている。
【0036】各バッファパス23,41は、シートを再
び、ソートパス22へ戻せるように入口パス4に接続さ
れている。入口パス4、バッファローラ5の一部分の周
囲に形成された湾曲パス24、ソートパス22は、シー
ト搬送パス25を形成している。したがって、ハーフバ
ッファパス23とラージバッファパス41は、シート搬
送パス25から分離されて、分岐された位置より上流側
に接続されていることになる。そして、その分岐された
各位置に、上記切り換えフラッパ10,40が設けられ
ている。
【0037】なお、ハーフバッファパス23は、バッフ
ァローラ5の周囲に形成され、湾曲パス24とでハーフ
シート待機循環パス26を形成している。ハーフシート
待機循環パス26は、ハーフサイズのシート(A4,B
5,LTR等)を蓄えることができるようになってい
る。
【0038】また、ラージバッファパス41は、ハーフ
バッファパス22よりも長く形成されて、湾曲パス24
とでラージシート待機循環パス27を形成している。ラ
ージシート待機循環パス27は、ラージサイズのシート
(A3,B4,LDR等)を蓄えることができるように
なっている。ハーフシート待機循環パス26と、ラージ
シート待機循環パス27は、湾曲パス24を共用してい
るため、シート蓄積装置51を小型化することができ
る。
【0039】搬送ローラ対6は、ソートパス22内のシ
ートを搬送するようになっている。中間トレイ(以下、
「処理トレイ」という。シート積載手段)130は、シ
ートを一時的に集積して、整合し、ステイプルを行うた
めに設けられている。排出ローラ対7は、ソートパス2
2のシートを処理トレイ130上に排出するようになっ
ている。束排出上ローラ180bは、揺動ガイド150
に支持されて、揺動ガイド150が閉位置にきたとき、
処理トレイ130に配置されたローラ180aと協働し
て処理トレイ130上のシートをスタックトレイ200
上に束排出するようになっている。
【0040】以上の構成の内、シート搬送パス25、ハ
ーフバッファパス(戻りパス)23、ラージバッファパ
ス(戻りパス)41、切り換えフラッパ(案内手段)1
0,40、ハーフシート待機循環パス(待機循環パス)
26、ラージシート待機循環パス(待機循環パス)2
7、搬送ローラ対3、バッファローラ5、押下ローラ1
2,13,14、及び搬送ローラ対6等は、シート蓄積
装置51を構成している。なお、待機循環パスは、2つ
に限定されるものではない、3つ以上あってもよい。
【0041】処理トレイユニットを説明する。図3に示
す処理トレイユニット129は、複写機301の本体3
00から排出されたシートを搬送するバッファローラ5
等の搬送部と、処理トレイ130で処理された束を受け
取って、収容するスタックトレイ200との中間に配設
されている。
【0042】そして、処理トレイユニット129は、処
理トレイ130、後端ストッパ131、整合部140、
揺動ガイド150、引き込みパドル160、出没トレイ
170、シート束排出ローラ対180等で構成されてい
る。
【0043】処理トレイ130は、下流側(図3の左
側)を上方に上流側(図3の右側)を下方にした傾斜ト
レイである。処理トレイ130の下流側端部には、後端
ストッパ131を上下方向に回転自在に設けてある。処
理トレイ130は、排出ローラ対7によって排出された
シートPをシートの自重、及び後述するパドル160の
作用で、シートの後端が後端ストッパ131に当接する
ように、滑走案内するようになっている。
【0044】処理トレイ130の上流側端部には、束排
出下ローラ180aを設けてある。揺動ガイド150に
は、ローラ180aに接離する束排出上ローラ180b
を設けてある。束排出下ローラ180aと束排出上ロー
ラ180bは、モータM180によって正逆転するよう
になっている。
【0045】整合部140を説明する。整合部140を
矢印C方向から見た図4において、整合部140として
の手前整合部材141と奥整合部材142は、各々独立
して処理トレイ130上を前後方向に移動するようにな
っている。手前整合部材141と奥整合部材142は、
処理トレイ130上に立直してシート側端面を押圧する
整合面141a、142aと、この整合面141a,1
42aからほぼ直角に折れ曲がってシートPの下面を支
持する整合部材141,142と、処理トレイ130と
平行で前後方向に延びてラックギアが刻設されたラック
ギア部141b,142bとで構成されている。
【0046】2つの整合部材141,142は、それぞ
れ、処理トレイ130の前後方向に延びて開設されたガ
イド130a、130bに案内されて前後方向に移動す
るようになっている。整合面141a,142aは、処
理トレイ130の上面に突出している。ラックギア部1
41b,142bは、処理トレイ130の下面に突出し
ている。
【0047】そして、各々のラックギア部141b,1
42bは、各々ピニオンギア143,144に噛合して
いる。ピニオンギア143,144は、プーリ、ベルト
を介してモータM141,M142に連結されている。
整合部材141,142は、モータM141,M142
の正逆転によって、前後方向に移動するようになってい
る。
【0048】各々の整合部材141,142は、ホーム
ポジションを検知するセンサによって、ホームポジショ
ンに待機している。手前整合部材141のホームポジシ
ョンは最前部に設定され、奥整合部材142のホームポ
ジションは最奥部に設定されている。
【0049】揺動ガイド150は、下流側において束排
出上ローラ180bを支持して、上流側を揺動支点軸1
51に支持させてある。揺動ガイド150は、通常、シ
ートPが1枚ずつ処理トレイ130に排出されるとき、
開口状態(シート束排出ローラ対180が離間した状
態)になる。したがって、揺動ガイド150とシート束
排出ローラ対180は、シート処理トレイ130へのシ
ートの排出、落下、そして整合部材141,142の整
合動作の支障にならないようになっている。また、揺動
ガイド150は、処理トレイ130からスタックトレイ
200へ束排出するとき、閉口状態(シート束排出ロー
ラ180が接触した状態)になる。
【0050】回転カム152は、揺動ガイド150の側
面に対応した位置に配設してある。回転カム152が回
動すると、揺動ガイド150は、回転カム152に側面
を押し上げられて、軸151を中心に回転して、揺動ガ
イド150を開口状態にする。この状態から回転カム1
52が約180度回転して、揺動ガイド150の側面か
ら離れると、揺動ガイド150は、閉口状態になる。回
転カム152の回転は、図示しない駆動系を介して連結
されたモータM150によって行われる。揺動ガイド1
50は、閉口状態がホームポジションとされ、これを検
知する不図示のセンサが設けられている。
【0051】次に引き込みパドル160を説明する。引
き込みパドル160は、パドル軸161に固定されて、
パドル軸161と一体に回転するようになっている。パ
ドル軸161は、不図示の前後側板に回転自在に支持さ
れている。パドル軸161は、モータM160によっ
て、反時計方向に回転するようになっている。パドル1
60の長さは、処理トレイ130までの距離よりも若干
長く設定されている。パドル160のホームポジション
は、排出ローラ対7で処理トレイ130へ排出されるシ
ートPに当接することのない位置(図の実線の位置)に
設定されている。
【0052】この状態でシートPの排出が完了して、シ
ートPが処理トレイ130に着地すると、パドル160
はモータM160の駆動を受けて反時計方向に回転し、
シートPを後端ストッパ131に当接するまで引き込
む。その後、パドル160は、所定時間待ってホームポ
ジションで停止し、次のシートの排出に備える。
【0053】次に、出没トレイを説明する。処理トレイ
ユニット129を矢印D方向から見た図5において、出
没トレイ170は、束排出下ローラ180aの下に位置
し、処理トレイ130の傾斜にほぼ従いながら、シート
搬送方向(図3において、矢印X方向)に進退するよう
になっている。出没トレイ170は、突出状態(2点鎖
線の状態)において、先端がスタックトレイ200上に
重なって出るようになっている。出没トレイ170は、
退避状態において、先端がシート束排出ローラ対180
より右側に引っ込んでいる(実線の位置)。出没トレイ
170は、突出状態で、先端位置が処理トレイ130に
排出されたシートPの重心を越えてシートを支えるよう
になっている。
【0054】出没トレイ170は、フレーム171に固
定されたレール172に支持されて、シート排出方向に
移動するようになっている。回転リンク173は軸17
4を中心に回転するようになっている。回転リンク17
3は、回転端部に立設された軸175が出没トレイ17
0の長溝176に係合しているため、1回転する間に出
没トレイ170をシート搬送方向に1往復させるように
なっている。
【0055】回転リンク173は、不図示の駆動機構を
介して接続されたモータM170によって回転する。そ
して、出没トレイ170のホームポジションは、退避位
置(図3の実線の位置)に設定されている。その位置
は、不図示のセンサによって検知されるようになってい
る。
【0056】スタックトレイ200とサンプルトレイ2
01は、状況により使い分けられるようになっている。
下方にあるスタックトレイ200は、コピー出力、プリ
ンタ出力等のシートを受け取る時に使用される。上方に
あるサンプルトレイ201は、サンプル出力、割り込み
出力、スタックトレイオーバーフロー時の出力、ファン
クション仕分け出力、ジョブ混載時出力等のシートを受
け取るときに使用される。トレイ200,201は、不
図示のモータによって各々独立して昇降するようになっ
ている。
【0057】次に、フニッシャ200内のシートPの流
れを説明する。ユーザが、複写機301の本体300の
操作部(図示略)で、ノンソートモードを指定すると、
図6に示すように、入口ローラ対2、搬送ローラ対3、
バッファローラ5は回転して、複写機301の本体30
0から搬送されてくるシートPを搬送する。
【0058】切り換えフラッパ11は、図に示す位置に
ソレノイド(図示略)の働きにより回動して、シートP
をノンソートパス21に案内する。センサ33でシート
Pの後端を検知すると、排出ローラ対9は、積載に適し
た速度で回転して、サンプルトレイ201上にシートP
を排出する。
【0059】次に、ユーザがステイプルソートモードを
指定したときのフィニッシャ200の動作を説明する。
図7に示すように、入口ローラ対2、搬送ローラ対3、
バッファローラ5は回転して、複写機301の本体30
0から搬送されてくるシートPを搬送する。切り換えフ
ラッパ10,11,40は、図の位置に停止している。
シートPは、ソートパス22通り、排出ローラ対7によ
って、処理トレイ130上に排出される。このとき、出
没トレイ170は、外部に突出して、処理トレイ130
からはみ出ているシートPの先端を支持している。これ
によって、この後、シートをステイプラ101側に引き
込むときの、シートの戻り不良が防止される。また、処
理トレイ130上でのシートの整列性を高めることをで
きる。
【0060】処理トレイ130に排出されたシートP
は、自重で後端ストッパ131へ移動し始める。ホーム
ポジションに停止していたパドル160は、モータM1
60の駆動を受けて反時計方向に回動し、シートの移動
を助長する。シートPの後端が、後端ストッパ131に
確実に当接して停止したとき、パドル160は回転を停
止する。そして、整合部材141,142は、処理トレ
イ130上のシートを整合する。
【0061】1部目のシートがすべて処理トレイ130
上に排出されて、整合されると、図8に示すように揺動
ガイド150が下降する。すると、束排出上ローラ18
0bがシート束に乗り、ステイプラ101は、シート束
をステイプルする。
【0062】そして、ステイプラ101によって綴じら
れたシート束は、束排出下ローラ180aと束排出上ロ
ーラ180bとによってスタックトレイ200に排出さ
れる。処理トレイ130は空になる。フィニッシャ20
0が綴じ処理、排出処理等の後処理を行っている間も、
複写機301の本体300内の動作を停止しない限り、
複写機301の本体300からシートは排出され続け
る。そこで、生産性を落とさないためには、後処理を行
っている間に、次に、処理トレイ130に排出されてく
るシートを、処理トレイ130に排出しないように、一
時的に蓄えておく必要がある。
【0063】次に、シートを一時的に蓄えておく動作、
すなわち、バッファリングの動作を、シートのサイズに
応じて説明する。
【0064】ステイプルソートモードがハーフサイズシ
ートの処理であるとき、複写機301の本体300から
排出されてきたシートPH1が、図8に示すように、切
り換えフラッパ10の案内によって、バッファローラ5
に巻き付けられて、センサ32から所定距離だけ進んだ
ところで、バッファローラ5は、回転を停止する。
【0065】次のシートPH2がシート検知センサ31
から所定距離進むと、図9に示すように、バッファロー
ラ5が回転する。2枚目のシートPH2は、1枚目のシ
ートPH1より、後端を基準にして所定距離だけ先行し
て、1枚目のシートPH1に重ね合わされて、図10に
示すようにバッファローラ5に巻き付けられる。2枚目
のシートPH2が、センサ32から所定距離だけ進んだ
ところで、バッファローラ5は、回転を停止する。
【0066】続いて、図11に示すように、3枚目のシ
ートPH3が、所定位置に到達すると、バッファローラ
5は再び回転する。シートPH3は、すでに、ハーフバ
ッファパス23で待機しているシートPH1,PH2よ
りも、後端を基準にして所定距離先行して重ね合わされ
て送られる。シートPH3の先端が切り換えフラッパ1
0に到達する前に、切り換えフラッパ10は、回動して
3枚のシートPH3をソートパス22に案内する。
【0067】なお、ハーフサイズのシートが退避させら
れる、ハーフバッファパス23と湾曲パス24とで形成
されるハーフシート待機循環パス26は、送り方向にお
いて、ハーフサイズのシートの長さ寸法に適した長さを
有している。このため、ハーフシート待機循環パス26
内でシートを停止させる前に、次のシートが入り込むこ
とはない。
【0068】また、ステイプルソートモードがラージサ
イズシートの処理であるとき、図12に示すように、切
り換えフラッパ10はシートをソートパス22へ案内す
る位置に回動する。また、切り換えフラッパ40はシー
トをラージバッファパス41へ導く位置に回動する。複
写機301の本体300から排出されてきたシートPL
1は、切り換えフラッパ10,40に案内されて、ラー
ジバッファパス41に入り込み、センサ42から所定距
離進んだところで停止する。
【0069】なお、ラージバッファパス41の搬送ロー
ラ43は、バッファローラ5と連動して回動するように
なっている。図13に示すように、次のシートPL2が
シート検知センサ31から所定の距離進むと、バッファ
ローラ5と搬送ローラ43は回転する。2枚目のシート
PL2は、1枚目のシートPL1より、後端を基準にし
て所定距離だけ先行して、1枚目のシートPL1に重ね
合われて、図14に示すようにバッファローラ5に巻き
付けられる。2枚目のシートPL2が、センサ42から
所定距離だけ進んだところで、バッファローラ5と搬送
ローラ43は停止する。
【0070】続いて、図15に示すように、3枚目のシ
ートPL3が、所定位置に到達すると、バッファローラ
5と搬送ローラ43は再び回転する。シートPL3は、
すでに、ラージバッファパス41で待機しているシート
PL1,PL2よりも、後端を基準にして所定距離先行
して重ね合わされて送られる。シートPL3の先端が切
り換えフラッパ40に到達する前に、切り換えフラッパ
40は、回動して3枚のシートPL3をソートパス22
に案内する。
【0071】なお、ラージサイズのシートが退避させら
れる、ラージバッファパス41と湾曲パス24とで形成
されるラージシート待機循環パス27は、送り方向にお
いて、ラージサイズのシートの長さ寸法に適した長さを
有している。このため、ラージシート待機循環パス27
は、ラージシートを確実に収容することができるように
なっている。
【0072】異なるサイズのシートをバッファリングす
る場合、図16に示すように、ラージサイズシートの動
作と同様に、1枚目のシートPM1は、ラージバッファ
パス41内に停止する。そして、2枚目のシートPM2
が、1枚目のシートPM1より後端を基準にして先行す
るように重ね合わされる動作も同様である。
【0073】このとき、1枚目のシートPM1がハーフ
サイズで、2枚目のシートPM2がラージサイズのとき
には、1枚目のシートPM1の停止位置は、センサ42
よりも上流となるようにセンサ31により制御される。
この位置は2枚目のシートPM2がバッファローラ5で
搬送され、同時にバッファローラ5と搬送ローラ43が
回転して、シートPM1がシートPM2と重なり合った
とき、後端を基準にしてシートPM2が先行する様に設
定されている。
【0074】逆に、1枚目のシートPM1がラージサイ
ズで、2枚目のシートPM2がハーフサイズの時には、
図17に示すように、1枚目のシートPM1の停止位置
はセンサ42よりも下流となるようにセンサ31により
制御される。この位置は2枚目のシートPM2がバッフ
ァローラ5で搬送され、同時にバッファローラ5と搬送
ローラ43が回転されて、シートPM1がシートPM2
と重なり合ったとき、後端を基準にして2枚目のシート
PM2が先行するようにに設定されている。
【0075】以上がサイズに応じたバッファリング動作
である。次に、シートのサイズに係わらないバッファリ
ング動作を説明をする。フィニッシャ200は、バッフ
ァリング動作を行っている間、処理トレイ130上のシ
ート束を、図10、及び図14に示すように、スタック
トレイ200上に束排出するようになっている。ただ
し、このとき、出没トレイ170は、シート束がシート
束排出ローラ対180を抜け出る前に、ホームポジショ
ンへ移動する。
【0076】図18に示すように、揺動ガイド150は
降りたまま、シート束排出ローラ対180で3枚のシー
トPを受け取る。図19に示すように、シートPの後端
が排出ローラ対7を抜けたとき、図19に示すように、
シート束排出ローラ対180a,180bが逆転し、後
端を後端ストッパ131に当接させる前に、揺動ガイド
150は上昇する。これによって、束排出下ローラ18
0aは、シートから離れる。
【0077】4枚目以降のシートPは、1部目のシート
と同様にソートパス22を通って、処理トレイ130上
に排出される。3部目以降のシートも、2部目のシート
と同様にしてスタックトレイ200に積載される。フィ
ニッシャ200は、積載部数が設定部数分に達すると、
スタックトレイ200に対するシートの積載を終了す
る。
【0078】複数枚のシートの重ね搬送において、各シ
ートPは、図20(a)に示すように、搬送方向にオフ
セットされており、シートP2(PH2又はPL2又は
PM2)は、シートP1(PH1またはPL1またはP
M1)に対し下流にオフセットし、シートP3(PH3
又はPL3又はPM3)は、シートP2に対し下流にオ
フセットされている。
【0079】シートPのオフセット量と揺動ガイド15
0の上昇のタイミングは、シート束排出ローラ対180
の戻し速度によるシートの静定時間によって決まる。す
なわち、複写機301の本体300の処理能力によって
決まり、本実施形態においては、シートの搬送速度約7
50mm/s、オフセット量(b)約2mm、シート束
排出ローラ対180の戻し速度約500mm/sにおい
て、シートP1が後端ストッパ131に当接する約40
mm以下位前に(aの値)に到達した時に設定してあ
る。
【0080】シート束排出ローラ対180の戻し速度
は、ハーフサイズモードの場合、約500mm/s位で
あるが、ラージサイズシートを含むモードの場合は、ハ
ーフサイズシートより重みの負荷が増加されるため、ハ
ーフサイズモードより若干高速で戻すことが望ましい。
【0081】以上の各動作において、先行のシートを一
旦停止させて後続のシートを後端基準にして重ね合わせ
ているが、各パスの長さによっては、先行のシートを停
止させることなく、後続のシートを重ね合わせることが
できる。したがって、必ずしも、先行シートを一旦停止
させる必要はない。
【0082】なお、以上の実施形態において、ラージバ
ッファパス41の長さハーフバッファパス23の長さよ
りも長くなっている。そして、ラージバッファパス41
は、ハーフバッファパス23よりも下流側で分岐されて
いるが、図21に示すように、ラージバッファパス41
は、ハーフバッファパス23が湾曲パス24とソートパ
ス22との境目から分岐されている同じ位置から分岐さ
れていてもよい。この場合、同じような動作をする切り
換えフラッパ44、45によって、シートは、ハーフバ
ッファパス23、ラージバッファパス41、ソートパス
22とに選択的に案内される。
【0083】また、図22に示すように、ラージバッフ
ァパス41の長さをハーフバッファパス23の長さと同
じにして、ラージバッファパス41を、ハーフバッファ
パス23よりも下流側で分岐してもよい。この場合にお
いても、ラージバッファパス41と湾曲パス24とで形
成されるラージシート待機循環パス27の長さを、ハー
フバッファパス23と湾曲パス24とで形成されるハー
フシート待機循環パス26の長さよりも長くして、ラー
ジサイズのシートに対応することができる。
【0084】さらに、図23に示すように、シート蓄積
装置52は、入口ローラ対2から直接排出ローラ対7を
結ぶストレートパス(シート搬送パス)46と、ハーフ
バッファ機構とを組み合わせて簡略化した構成であって
もよい。入口ローラパス4、湾曲パス24、及びソート
パス22からなるラージシート待機パス(分岐パス)4
7は、ラージサイズのシートを待機させる長さを有して
いる。
【0085】このシート蓄積装置のラージサイズシート
のバッファリングを説明する。1枚目のシートP1は、
入口ローラ対2によって複写機301の本体300から
受け取られた1枚目のシートP1は、入口フラッパ(案
内手段)48によって、ラージシート待機パス47に案
内されて、搬送ローラ対3、バッファローラ5、押し下
げローラ12,13,14、搬送ローラ対6をへて、先
端が排出ローラ対7から所定距離離れた上流側で停止さ
せられる。この時、シートP1の後端は、入口ローラ対
2から抜けている。その後、入口フラッパ48は、次に
送り込まれてくる2枚目のシートP2をストレートパス
46に案内する位置に回転する。
【0086】2枚目のシートP2は、入口フラッパ48
の案内でストレートパス46に案内される。先端がスト
レートパスローラ49を通過すると、シートP1は、再
び各搬送ローラの回転によって搬送を開始される。パス
の合流部で2枚のシートは、2枚目のシートP2が後端
を基準にして先行するようにして重ね合わされて、排紙
ローラ対7によって、処理トレイ130上へ排出され
る。
【0087】この時、処理トレイ130には、本来1枚
目のシートP1が2枚目のシートP2より上に重なって
積載されることになり、所望の頁順番が得られなくな
る。このため、複写機301の本体300内で出力され
る画像情報をメモリー部に蓄積し、1枚目と2枚目の画
像を交換することで頁順を合わせるようにしてもよい。
【0088】なお、以上の動作において、1枚目のシー
トP1は、一旦、排出ローラ対7から所定距離離れた上
流側で停止させられるようになっているが、ラージシー
ト待機パス47の長さによっては、停止させることな
く、2枚目のシートP2が後端基準にして先行するよう
にして重ね合わされて、処理トレイ130に排出するこ
とができる。
【0089】あるいは、ストレートパス46の長さが、
ラージシート待機パス47の長さより長いことを利用し
て、1枚目のシートP1を停止させることなく搬送さ
せ、2枚目のシートP2を一旦停止させ、1枚目のシー
トP1が所定の位置まで搬送されてきたとき、2枚目の
シートP2を搬送させて後端基準にして先行するように
して1枚目のシートP1に重ね合わせてもよい。したが
って、1枚目のシートは、必ずしも停止させる必要がな
い。
【0090】また、シートは、ラージサイズに限定され
るものではない、ハーフサイズであってもよいし、サイ
ズの異なるシート同士であっても重ね合わせることがで
きる。
【0091】さらに、ストレートパス、待機パスは、各
々1つあるが、2つ以上あってもよい。
【0092】さらに、ステイプルソートモード、ソート
モードで束の後処理(ステイプル処理、シート束処理)
を行っている間のバッファリングする枚数はハーフ、ラ
ージサイズともに3枚としていたが、本発明の意図はこ
れに限定するものではない。バッファリングする枚数
は、上記束の後処理に費やす時間で変えることもでき、
例えば、最も時間がかかる2箇所ステイプルモードの時
には4枚、次に時間がかかる1箇所ステイプルモードで
は3枚、ステイプルを行わないソートモードでは2枚と
してもよい。
【0093】また、シートサイズによりバッファリング
枚数を変えても良い。例えば生産性の低いラージサイズ
はハーフサイズよりバッファリング枚数を減らすことも
できる。
【0094】このように、モード、サイズに適したバッ
ファリング枚数を設定することで、複写機を止めずに処
理できる束内の枚数を少なくすることができる。
【0095】以上、説明したように、本実施形態のシー
ト蓄積装置51は、長さの異なる待機循環パスを複数備
えているので、シートの長さに応じて待機循環パスを選
択して使用することによって、各種のサイズのシートを
蓄積することができる。
【0096】また、シート蓄積装置51は、ハーフシー
ト待機循環パス26と、ラージシート待機循環パス27
は、シート搬送パス25の一部分である湾曲パス24を
共用しているため、シート蓄積装置51を小型化するこ
とができる。
【0097】さらに、本実施形態のシート蓄積装置52
は、長さの異なるシート搬送パスと、分岐パスとを備え
ているので、シートの長さに応じて、パスを選択してシ
ートを重ね合わせることができる。
【0098】また、フィニッシャは、シートサイズに応
じてシートを待機させておくことのできるシート蓄積装
置を備えているため、シート束を綴じている間、シート
のサイズに関係なく、シートの供給が確実に断たれるた
め、シート束を効率よく綴じることができる。
【0099】さらに、本実施形態の複写機は、シートサ
イズに応じてシートを待機させておくことのできるシー
ト蓄積装置を備えているため、複写機本体内での画像形
成を停止することなく、シートの画像を形成することが
できるので、画像形成能率を向上させることができる。
【0100】また、本実施形態の複写機は、画像情報蓄
積部921を備えているので、シート蓄積装置におい
て、シートの頁順が狂うようなことがあっても、それを
見込んで、シートの頁の順番を変えてシートに画像を形
成することができるので、ユーザにシートを頁順に揃え
て供給することができる。
【0101】
【発明の効果】本発明のシート蓄積装置は、長さの異な
る待機循環パスを複数備えているので、シートの長さに
応じて待機循環パスを選択して使用することによって、
各種のサイズのシートを蓄積することができる。
【0102】本発明のシート蓄積装置は、複数の待機循
環パスがシート搬送パスの一部分を共用しているので、
小型化にすることができる。
【0103】本発明のシート処理装置は、シートサイズ
に応じてシートを待機させておくことのできるシート蓄
積装置を備えているため、シート束を綴じている間、シ
ートのサイズに関係なく、シートの供給が確実に断たれ
るため、シート束を効率よく綴じることができる。
【0104】本発明の画像形成装置は、シートサイズに
応じてシートを待機させておくことのできるシート蓄積
装置を備えているため、複写機本体内での画像形成を停
止することなく、シートの画像を形成することができる
ので、画像形成能率を向上させることができる。
【0105】本発明の画像形成装置は、画像情報蓄積部
を備えているので、シート蓄積装置において、シートの
頁順が狂うようなことがあっても、それを見込んで、シ
ートの頁の順番を変えてシートに画像を形成することが
できるので、ユーザにシートを頁順に揃えて供給するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート蓄積装置、及びシー
ト後処理装置であるフニッシャを装置本体に備えた画像
形成装置である複写機の概略正面断面図である。
【図2】本発明の実施形態のシート蓄積装置、及びシー
ト後処理装置であるフニッシャの概略正面断面図であ
る。
【図3】フニッシャの処理トレイユニットの正面図であ
る。
【図4】図3中、矢印C方向から見た、中間トレイの図
である。
【図5】図3中、矢印D方向から見た、出没トレイの図
である。
【図6】ノンソート時のフィニッシャの動作説明図であ
る。
【図7】ステイプルソート時のフィニッシャの動作説明
図である。
【図8】ハーフサイズシートにおける、ステイプルソー
ト時のフィニッシャの動作説明図であり、1枚目のシー
トを溜めた状態の図である。
【図9】ハーフサイズシートにおける、ステイプルソー
ト時のフィニッシャの動作説明図であり、2枚目のシー
トを溜めた状態の図である。
【図10】ハーフサイズシートにおける、ステイプルソ
ート時のフィニッシャの動作説明図であり、3枚目のシ
ートを溜めるときの状態の図である。
【図11】ハーフサイズシートにおける、ステイプルソ
ート時のフィニッシャの動作説明図であり、溜めた3枚
のシートを排出するときの状態の図である。
【図12】ラージサイズシートにおける、ステイプルソ
ート時のフィニッシャの動作説明図であり、1枚目のシ
ートを溜めた状態の図である。
【図13】ラージサイズシートにおける、ステイプルソ
ート時のフィニッシャの動作説明図であり、2枚目のシ
ートを溜めた状態の図である。
【図14】ラージサイズシートにおける、ステイプルソ
ート時のフィニッシャの動作説明図であり、3枚目のシ
ートを溜めるときの状態の図である。
【図15】ラージサイズシートにおける、ステイプルソ
ート時のフィニッシャの動作説明図であり、溜めた3枚
のシートを排出するときの状態の図である。
【図16】異なるサイズのシートにおける、ステイプル
ソート時のフィニッシャの動作説明図であり、1枚目の
シートを溜めた状態の図である。
【図17】異なるサイズシートにおける、ステイプルソ
ート時のフィニッシャの動作説明図であり、2枚目のシ
ートを溜めるとき状態の図である。
【図18】シートが中間トレイに排出されるときの図で
ある。
【図19】シートが中間トレイに排出されたときの図で
ある。
【図20】中間トレイに積載されたシートの状態を示す
図である。 (a) シートがオフセットされて積載された状態を示
す図である。 (b) シートがパドルによって後端ストッパに当接さ
れる前の状態図である。
【図21】本発明の他の実施形態のシート蓄積装置であ
る。
【図22】本発明の他の実施形態のシート蓄積装置であ
る。
【図23】本発明の他の実施形態のシート蓄積装置であ
る。
【図24】従来のフィニッシャの概略正面断面図であ
る。
【符号の説明】
P シート 10 切り換えフラッパ(案内手段) 23 ハーフバッファパス(戻りパス) 24 湾曲パス 25 シート搬送パス 26 ハーフシート待機循環パス 27 ラージシート待機循環パス 40 切り換えフラッパ(案内手段) 41 ラージバッファパス(戻りパス) 46 ストレートパス(シート搬送パス) 47 ラージシート待機パス(分岐パス) 48 入口フラッパ(案内パス) 51 シート蓄積装置 52 シート蓄積装置 101 ステイプラ(処理手段) 200 フィニシャ(シート処理装置) 300 複写機本体 301 複写機(画像形成装置) 902 画像形成部(画像形成手段) 921 画像処理部(画像情報蓄積部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/14 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 ED29 ED30 EE08 FD08 ZA07 2H072 CA01 CB01 CB03 CB06 FB01 GA02 GA08 JA02 JA04 3F053 EA02 EA04 EA05 EB02 EC02 EC08 ED12 ED31 LA02 LA05 LA07 LA14 LB03 3F100 AA02 BA05 CA03 CA15 CA17 EA05 EA13 3F108 GA02 GA03 GA04 GB01 HA02 HA32

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを案内するシート搬送パスと、 前記シート搬送パスから分岐して、前記分岐された位置
    より上流側で合流する複数の戻りパスと、 前記分岐した位置に設けられて、前記シート搬送パスを
    案内されてきた前記シートを前記戻りパスに案内可能な
    案内手段とを備え、 前記シート搬送パスと前記戻りパスとによって形成され
    て前記シートを重ねて蓄積待機可能な待機循環パスの長
    さが、前記案内手段によって前記シート搬送パスに接続
    された前記戻りパスによって異なることを特徴とするシ
    ート蓄積装置。
  2. 【請求項2】 前記分岐された位置は、前記戻りパスに
    よって異なっており、各分岐された位置に前記案内手段
    が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシ
    ート蓄積装置。
  3. 【請求項3】 複数の前記戻りパスの長さは、異なって
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート蓄
    積装置。
  4. 【請求項4】 前記分岐された位置より下流側に、前記
    待機循環パス内に蓄積されて排出された複数枚のシート
    が積載されるシート積載手段を備えたことを特徴とする
    請求項1又は2に記載のシート蓄積装置。
  5. 【請求項5】 シートを案内するシート搬送パスと、 前記シート搬送パスから分岐して、前記分岐された位置
    より下流側で合流する分岐パスと、 前記分岐された位置に設けられて、前記シート搬送パス
    と前記分岐パスとを選択して、前記選択したパスにシー
    トを案内する案内手段とを備え、 前記シート搬送パスと前記分岐パスとの長さが異なって
    いることを特徴とするシート蓄積装置。
  6. 【請求項6】 前記シート搬送パスと前記分岐パスとの
    合流点より下流側に複数枚のシートが積載されるシート
    積載手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載のシ
    ート蓄積装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の内、いずれか1項に記
    載のシート蓄積装置と、 前記シート蓄積装置によって蓄積されたシート束に処理
    を施す処理手段と、 を備えたことを特徴とするシート処理装置。
  8. 【請求項8】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、 前記画像形成手段によって画像が形成されたシートを蓄
    積する請求項1乃至6の内、いずれか1項に記載のシー
    ト蓄積装置と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、 前記画像形成手段によって画像が形成されたシートを蓄
    積する請求項1乃至6の内、いずれか1項に記載のシー
    ト蓄積装置と、を備え、 画像形成手段は、前記シート蓄積装置に蓄積されるシー
    トの頁順に画像情報を記憶する画像情報蓄積部を有して
    いることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、 前記画像形成手段によって画像が形成されたシートを蓄
    積する請求項1乃至6の内、いずれか1項に記載のシー
    ト蓄積装置と、 前記シート蓄積装置によって蓄積されたシート束に処理
    を施す処理手段と、を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  11. 【請求項11】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、 前記画像形成手段によって画像が形成されたシートを蓄
    積する請求項1乃至6の内、いずれか1項に記載のシー
    ト蓄積装置と、 前記シート蓄積装置によって蓄積されたシート束に処理
    を施す処理手段と、を備え、 画像形成手段は、前記シート蓄積装置に蓄積されるシー
    トの頁順に画像情報を記憶する画像情報蓄積部を有して
    いることを特徴とする画像形成装置。
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