JP6205241B2 - シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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一般に金属ステープルによらない綴じは、その綴じ処理に時間がかかることが多い。従って、必要に応じて金属製のステープルを用いてシート束を綴じたり、逆に金属製のステープルを使用することなく環境に配慮してシート束の綴じる場合には別々の異なる装置を使用しなければならず、一つの装置で金属ステープルを使用して綴じを行ったり、金属ステープルを使用することなくシートの変形や切り欠きにより綴じることはできなかった。
搬送されるシートを略垂直状態で一時集積するスタッカ部と、このスタッカ部に集積されるシートの先端を規制するストッパ部と、上記スタッカ部内に設けられ、前記ストッパ部材で規制されたシート束の搬送方向の中程を中綴じする第1の綴じ部と、前記ストッパ部材で規制されたシート束の搬送方向の中程を中折りする中折り部とを備えるシート処理装置であって、前記中折り部で中折りされたシート束の背側を先端として搬送する搬送部と、この搬送部で搬送されたシート束の背を綴じる第2の綴じ部とを有し、この第2の綴じ部の綴じ部材は紙製ステープルからなり、この紙製ステープルが前記中折りされたシート束の背の先端を跨いで綴じることにある。
図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aと後処理装置(シート処理装置;以下同様)Bとから構成されている。そして画像形成装置Aの本体排紙口3に後処理装置Bの搬入口23が連結され、画像形成装置Aで画像形成されたシートを後処理装置Bでステープル綴じして第1排紙トレイ21及びサドルトレイ(第2排紙トレイ)22に収納するように構成されている。
画像形成装置Aについて図1に従って説明する。この画像形成装置Aは、給紙部1からシートを画像形成部2に送り、画像形成部2でシートに印刷した後、本体排紙口3から排出するように構成されている。給紙部1は複数サイズのシートが給紙カセット1a、1bに収納してあり、指定されたシートを1枚ずつ分離して画像形成部2に給送する。画像形成部2には例えば静電ドラム4と、その周囲に配置された印字ヘッド(レーザ発光器)5と現像器6と、転写チャージャ7と定着器8が配置されている。画像形成部2は、静電ドラム4上にレーザ発光器5で静電潜像を形成し、これに現像器6でトナーを付着し、転写チャージャ7でシート上に画像を転写し、定着器8で加熱定着し画像形成する。このように画像形成されたシートは本体排紙口3から順次搬出される。図示9は循環経路であり、定着器8から表面側に印刷したシートを、スイッチバック経路10を介して表裏反転した後、再び画像形成部2に給送してシートの裏面側に印刷する両面印刷の経路である。このように両面印刷されたシートはスイッチバック経路10で表裏反転された後本体排紙口3から搬出される。
本発明に係わる後処理装置としてのシート束処理装置Bは、搬入口23から受け入れたシートに1枚ずつ穿孔処理を施す一枚パンチユニット28を有し、当該一枚パンチユニット28は、前記搬入口23から送出されてくるシートを中綴じ手段と中折り手段へ分岐するシート分岐部から前記端綴じ手段への搬送経路の間に配置される。そして、装置フレームの側面側に配置された第1排紙トレイ21を有し、前記第1排紙トレイ21は、昇降することにより正逆転ローラ30から排出される端綴じ処理されたシート束100と、後述する排出口22xから排出されてくる前記中折り処理されたシート束100とを受け取るように構成される。ここで、当該第1排紙トレイ21は、昇降自在な排紙トレイとなっている。
上述の第1処理部BX1は、第1搬送経路P1に配置された処理トレイ29と、この処理トレイ29に配置された端面綴じステープル装置33とで構成されている。
処理トレイ29は合成樹脂プレートなどで形成され、シートを積載支持するシート支持面を備えている。このシート支持面は排紙ローラ25の排出口の下流側に段差を形成して配置され排紙ローラ25からのシートを積載収納するようになっている。尚、図示のシート支持面は、シートの排紙方向長さより短い長さ寸法に形成され、排紙ローラ25からのシートの後端部を支持し、シート先端部は第1排紙トレイ21の最上シートの上に支持(ブリッジ支持)するようになっている。
上記処理トレイ29には、搬入されたシートの先後端の一端縁を位置決めするシート端規制手段32が配置されている。図2に示すシート端規制手段32は、シートの後端縁を突き当て規制するシート端面規制面と、最上シートの上紙面を位置規制するシート上面規制面を有するストッパ部材で構成されている。このシート端規制手段32は処理トレイ29の後端縁に配置され、後述する正逆転ローラ30で移送されるシートの後端縁を突き当て規制して、予め設定されている後処理位置(綴じ位置;以下同様)にシートを位置決めする。
上記処理トレイ29にはシートを幅寄せ整合するサイド整合板34bが配置されている。このサイド整合板34bは排紙ローラ25から処理トレイ29に搬入されたシートのセンターを基準に位置合わせするセンター基準と、シートの左右一側縁を基準に位置合わせするサイド基準のいずれかが採用される。
また後処理制御部(制御CPU)190は、端面綴じステープル装置33で処理トレイ29上に部揃え集積したシート束100を綴じ合わせる際に、左右のサイド整合板34b対をシート幅方向に所定量移動してオフセットするように構成されている。これは、シートコーナを綴じる際に端面綴じステープル装置33をこの位置に移動する装置構成の場合には、装置がシート幅方向に大型化する。このため図示の装置はコーナステープルモードのときサイド整合板34b対のシフトモータMZ1,MZ2(図15に記載)を同一方向に同一量駆動することによって処理トレイ上のシート束100をオフセットする。
上記処理トレイ29には処理済みシート束100を下流側の第1排紙トレイ21に搬出するシート束100の搬出手段が配置されている。この搬出手段は上記処理トレイ29の底部に配置され、シート束100を把持して移動するグリップ爪33aとこのグリップ爪33aを把持方向または解放方向に移動する駆動アーム34aから構成されている。そして、このグリップ爪は処理トレイ29の基端部(後処理位置)から先端部(束搬出位置)に往復動するように構成されている。
端面綴じステープル装置33は図3(a)に示すようにステープルドライバ53とクリンチャ42とで構成されている。ステープルドライバ53は綴じ位置にセットされたシート束100にステープル針を刺入するヘッド部材41aと、ステープル針を収容したカートリッジ41bと、ドライブカム41cと、このドライブカム41cを駆動するステープルモータMDとで構成されている。クリンチャ42はシート束100に刺入されたステープル針の先端を折り曲げるための折曲げ溝42aで構成されている。そして端面綴じステープル装置33はステープルドライバ53とクリンチャ42とはユニットフレームに一体に取り付けられている。ステープルドライバ53のヘッド部材41aは、図3(a)に示すように、上下方向にドライブカム41cで往復動し、内部にフォーマ41f、ベンディングブロック41gが内蔵されている。尚、このフォーマ41f及びベンディングブロック41gの構造は後述する金属ステープルでシート束100の中程を綴じる中綴じステープラ40と同一であるためその構造は図4に従って後述する。
図2に示されるように前述の第1搬送経路P1には、搬入ローラ24と排紙ローラ25との間にシートの1枚一枚にパンチ孔を穿孔する一枚パンチユニット28が配置され、第1搬送経路P1を通過するシートにファイル穴を穿孔するようになっている。この一枚パンチユニット28の構成を説明する。一枚パンチユニット28は、特に図示しないが一枚パンチ駆動カムにパンチ部材が係合し、この駆動カムを駆動モータMXで回転することによって、シートパンチ孔を穿孔する。
図1に示される第2処理部BX2は前述のように第2搬入経路P2に送られてくるシートを一時集積するほぼ鉛直状態に配置された第2の処理トレイとしてのスタッカ部35と、このスタッカ部35に配置された金属ステープルを使用する中綴じステープラ40と、折り処理機構である折りローラ45、折りブレード46とで構成されている。以下このスタッカ部35、中綴じステープラ40、折り処理機構である折りローラ45、折りブレード46の順に説明する。
上記スタッカ部35は、前述の第2搬入経路P2の下流側に連続して搬入口23から搬送されてくるシートを立位姿勢で順次上方に積載収納するように構成されている。特に図2示のスタッカ部35は、ケーシング20を縦断するように略々鉛直方向に配置され、シートを立位姿勢で集積するように構成され、これによって装置を小型コンパクトに構成している。また、スタッカ部35は内部に最大サイズシートを収納する長さ形状に形成されている。スタッカ部35は、後述する中綴じステープラ40と折り処理機構(一対の折りローラ45、折りブレード46)を配置するに適した形状に構成されている。そしてスタッカ部35にはシート先端を規制する先端規制部材であるストッパ38が設けられ、このストッパ38はシートサイズ(排紙方向の長さ)に応じて、またシートのスタックトレイ搬入時、中綴じステープラ40での綴じ動作時、一対の折りローラ45と折りブレード46で折り動作を行う際に、各々適した位置に移動するようになっている。
上述のスタッカ部35には金属ステープルで綴じ中綴じ処理を行う中綴じステープラ40が配置され、このスタッカ部35に部揃え集積されたシート束100の中央部をステープル綴じするようになっている。その構成を図4(a)(b)に基づいて説明する。この中綴じステープラ40はステープルドライバ53とクリンチャ42とで構成されている。ステープルドライバ53は綴じ位置にセットされたシート束100に金属のステープル針を刺入するヘッド部材41aと、ステープル針を収容したカートリッジ41bと、ドライブカム41cと、このドライブカム41cを駆動するステープルモータMDとで構成されている。上記ステープルドライバ53はフレームのヘッド部材41aに図4(b)に示すようにドライバ部材41eとフォーマ41fとベンディングブロック41gが上下にこの順に内蔵されている。そしてドライバ部材41eとフォーマ41fとは上死点と下死点との間で上下往復動するようにヘッド部材41aに上下摺動自在に支持され、ベンディングブロック41gは直線状のステープル針をコの字状に折り曲げる成形型としてヘッド部材41aに固定されている。
図2に示すように、上述の中綴じステープラ40の下流側に配置された折り位置にはシート束100を折り合わせる一対の折りローラ45とこの折りローラ45のニップ位置にシート束100を挿入する折りブレード46が備えられている。折りローラ45は図5に示すように互いにスプリング45as、45bsの弾性力で圧接した一対の折りローラ45で構成され、各ローラは略々最大シートの幅長さに形成されている。
するとシート束100は繰り出し方向(同図左側)に送り出される。その後、シート束折り動作制御部206は同図(d)の状態に折りローラ45によるシート束100の繰り出しと並行してニップ位置に位置する折りブレード46を待機位置に向けて移動復帰させる。
まず、折りローラ45で二つ折りにされたシート束に一括にパンチ孔を穿孔する一括パンチユニット59について図6により説明する。図6(a)は側面図、図6(b)はシート束100の搬送方向からの断面図である。図6(a)に示されるようにこの一括パンチユニット59はパンチ刃153等の穿孔機構を配置した上ガイド164とパンチ刃153を貫通させるダイ155とパンチ屑収納部が配置された下ガイド165から構成されている。
ところで、この一括パンチユニット59の下流側には前述したように、一括パンチユニット59から移送されてくる二つ折りしたシート束100の折りをより確実にするため、折り方向(重ね合わせ方向)に加圧するパンチ後加圧ローラ48がシート束100の搬送方向交差する方向に設けられている。
次に、一括パンチユニット59及びパンチ後加圧ローラ48の下流側に位置する紙製ステープル68で二つ折りにしたシート束100の背100a側を綴じる紙製ステープラ60について説明する。図7は紙製ステープラ60の構成図、図8は二つ折りにしたシート束100の先端の背部分に一括パンチユニット59でリング用パンチに紙製ステープル68を貫通させる説明図、図9は紙製ステープル68の説明図、図10は図7の他の実施例の紙製ステープラ60の説明図である。
図8は図7に示されたドライバ53の先端でシート束に紙製ステープル68を貫通させるために設けられたカッタ刃71及びその動作を示した図である。
なお、このシート束100は紙製ステープラ60の上流側に位置する一括パンチユニット59で折りシート束先端100aにリング用のパンチ孔(rp)が穿孔されている。このリング用パンチ孔に一対のステープル脚部61、62の一方側の脚部62をこのリングパンチ孔(rp)に貫通させ、他方の脚部61は二つ折りシート束100の先端100aの外側に位置させている状態を示している。
従って、リング用のパンチ孔(rp)を一括パンチユニット59で穿孔した場合は図14(a)に示す簡易リング綴じのシート束となり、パンチ孔を穿孔しない場合は図14(b)に示す紙製ステープルで綴じた折りシート束100となる。図14(c)は、紙製ステープル68のみで折りシート束を綴じた状態を示している。なお、紙製ステープラ60の各部の構成の詳細は引用文献3に詳しいので、ここでの説明を省略する。
ここで本願の紙製ステープラ60に装填される紙製ステープル68について図9を用いて説明する。図9(a)はステープルホルダ111に装填されるロール状紙製ステープル70を展開した平面状態の紙製ステープル68を示している。また、図9(b)は紙製ステープル68を略コ字状に成型した状態を示す斜視図である。これらは例えば以下のような構成となる。尚、基本の形態は従来の引用文献3に詳しい。
ここまでは、紙製ステープラ60のドライバユニット69側とクリンチャユニット57側が分離していない非分離タイプのものを説明した。これは紙製ステープル68のステープル脚部連結部68aの向きがシート搬送方向と同一方向に設定されシートの折り位置を跨ぐよう綴じ位置を設定することから非分離タイプでも構成できるものである。しかし、別の形態のものとして図10に示すようなドライバユニット69側とクリンチャユニット57側が分離した分離タイプのものであればシート束の幅方向の制限なく紙幅方向中央の近くに設定することができる。
次に、図11によって図2に示す一対の折りローラ45の下流側に配置された一括パンチユニット59、シート束100の搬送方向交差する方向に設けられたパンチ後加圧ローラ48、紙製ステープラ60、シート束100の搬送方向交差する方向に設けられた加圧ローラ49、束の排出する束排出ローラ50までの平面配置を説明する。図11は折りローラ45によって二つ折りにされたシート束100が搬送され紙製ステープラ60の綴じ位置にその折り部である背100aが位置している状態を示している。
次に、上述の構成による穿孔部としての一括パンチユニット59から紙製ステープル68による綴じ部までの動作を図12から図13までの図により説明する。
図12(a)は、折りブレード46と折りローラ45で二つ折りにされたシート束100が折り側である背100aを先頭として一括パンチユニット59内に折りローラ45で搬送される。図示しない先端検知センサで折りシート束100の先端100aを検出後、紙製ステープル68の一方が貫通する位置でシート束100を停止する。
尚、図8(c)の一方の脚部61と他方の脚部62の重なりを図8(c)と逆(脚部61が脚部62の下方に位置させその間に接着部63を介在させて接着)すれば、シート束100の搬送の際にこれら脚部の剥がれが少なくなる。
ここで図14および図15により、金属製のステープルを用いた中綴じステープラ及び紙製ステープラ60により紙製ステープル68を用いてシート束100の背100aを綴じた状態の冊子を説明する。14図(a)に示す綴じ冊子は折りローラ45により二つ折りにした後一括パンチユニット59によりリング用パンチ孔(rp)とファイリング用パンチ孔(fp)を穿孔し、紙製ステープラ60によって紙製ステープル68をリング用パンチ孔(rp)に貫通させて綴じたものである。これによれば、簡易のリング形態の綴じ冊子が生成できる。
図14(b)の冊子は一括パンチユニット59を作動させずに紙製ステープル68のみでシート束100の背100aを綴じたものを示している。このものにあってはシート束にパンチ孔等を穿孔せずに比較的強固に金属ステープルを使用することなく環境に配慮した冊子が提供できる。
以上のように、本発明の装置は、生成される中綴じ冊子がバリエーションある冊子を環境等に配慮して提供することができる。
前述のケーシング20の側壁には第1排紙トレイ21と第2排紙トレイ22が図2に示すように上下に配置され、第1排紙トレイ21は第1処理部BX1から綴じ処理されたシート束を収納するように処理トレイ29の下流側に配置されている。第2排紙トレイ22は排出口22xを備え、第2処理部BX2から冊子状に処理されたシート束100を収納するようにスタッカ部35の下流側に配置されている。
そして第1排紙トレイ21は処理トレイ29の出口端(トレイ排紙口)に連結されるように隣接され、第2排紙トレイ22はスタッカ部35に折りローラ45からなる折り処理部とここで二つ折りにされたシート束100にパンチ孔を穿孔する一括パンチユニット59と紙製ステープラ60を介して下流側に配置されている。
上述した画像形成システムの制御構成を図16のブロック図に従って説明する。図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aの制御部(以下「本体制御部」という)180と後処理装置Bの制御部(以下「後処理制御部」という)190を備えている。本体制御部180は画像形成制御部181と給紙制御部182と入力部183を備えている。そしてこの入力部183に設けられたコントローラパネル18から「画像形成モード」「後処理モード」の設定を行う。画像形成モードは前述したように、プリントアウト部数、シートサイズ、カラー・モノクロ印刷、拡大・縮小印刷、両面・片面印刷、その他の画像形成条件を設定する。そして本体制御部180はこの設定された画像形成条件に応じて画像形成制御部181及び給紙制御部182を制御し、所定のシートに画像形成した後本体排紙口3からシートを順次搬出する。
「プリントアウトモード」
このモードでは画像形成装置Aは一連の文書を例えば第1ページから画像形成し、本体排紙口3から順次フェースダウンで搬出し、第1搬送経路P1に送られたシートは排紙ローラ25に導かれる。そこで排紙ローラ25でシート先端を検出した信号でシート先端が処理トレイ29の正逆転ローラ30に到達する見込み時間の後、シート搬送制御部196は、正逆転ローラ30を上方待機位置からトレイ上に降下し、このローラを図2時計方向に回転する。すると処理トレイ29上に進入したシートはこの正逆転ローラ30で第1排紙トレイ21に向けて搬出され、このトレイ上に収納される。このように順次後続するシートを第1排紙トレイ21に搬出し、このトレイ上に堆積収納する。
従ってこのプリントアウトモードでは画像形成装置Aで画像形成されたシートは後処理装置Bの第1搬送経路P1を経て、第1排紙トレイ21に収容され、例えばフェースダウンの姿勢で1ページから順次nページの順に上方に積載収納されることとなる。
このモードでは画像形成装置Aは前述のモードと同様に一連の文書を第1ページからnページの順に画像形成し、フェースダウンの状態で本体排紙口3から搬出し、第1搬送経路P1に送られたシートは排紙ローラ25に導かれる。このローラ出口でシート先端を検出した信号でシート先端が処理トレイ29の正逆転ローラ30に到達する見込み時間の後、シート搬送制御部196は、正逆転ローラ30を上方待機位置からトレイ上に降下し、この正逆転ローラ30を図2時計方向に回転する。次いでシート搬送制御部196はシート後端が処理トレイ29上に搬入した見込み時間の後正逆転ローラ30を図2反時計方向に回転駆動する。すると排紙ローラから進入したシートは処理トレイ29上にスイッチバック搬送される。このシート搬送を繰り返すことによって処理トレイ29に一連のシートがフェースダウンの状態で束状に集積される。
次に、第2搬送経路を介して搬送されてくるシートをスタッカ部35で一時集積してシート束100とし、このシート束を折りブレード46と一対の折りローラ45で折り込んで処理する「冊子仕上げモード」について説明する。この「冊子仕上げモード」はシート束を折ることなく第2排紙トレイに集積するモードである。これは搬送ローラ36で第2搬送経路を順次送られてくるシートを略鉛直方向に配置されたスタッカ部35に搬送して排出する。排出されたシートはその先端(図2の図示下端)をストッパ38によりシート受け入れ位置Sh3の位置で受け止められ束として集積される。その際シート幅方向に位置するシート側縁整合部材39により幅方向の両側縁が整えられる。このSh3のシート受け入れ位置はシートサイズにより上下に移動する。
このモードは、金属ステープルを用いてシート束100の搬送方向の中央を綴じた後、折りローラ45等で折り処理を行って第2トレイに綴じ冊子を排出るものである。ここでの処理は搬送ローラ36で排出される夫々のシートをシート受け入れ位置Sh3で受け入れる。この受け入れが完了するとシート束の搬送方向の中央を金属のステープルを使用して中綴じステープラ40で綴じるためにストッパ38で図2のシート束の綴じ位置Sh2に下降させる。この下降位置がシート束100の中央となるように綴じ制御部でコントロールされている。この位置にシート束が位置すると図3(b)に示すようにシート束100が綴じられる。
このモードでは折りローラ45等で二つ折りにしたシート束100のその背となる折り先端100aをリング綴じ制御部により紙製ステープラ60を作動させて紙製ステープル68により綴じ処理を行うものである。
ここでは、冊子仕上げモードと同様にスタッカ部35で綴じられることなく折りローラ45と折りブレード46が二つ折りにされる。その後、その背となる折り先端100aが紙製ステープラ60のカッタ刃の範囲内に位置したとき、駆動モータ56を作動してドライバ53を下降させ、紙製ステープルで綴じるものである。図11に示す左右の紙製ステープラ60が作動させてシート束100のその背となる折り先端100aを綴じた冊子が図14(b)に示され、一方の紙製ステープラ60のみを作動して綴じたものが図15(a)に示されている。
このモードでは、前述の紙製ステープル68でシート束のその背となる折り先端100aを綴じる前に、一括パンチ制御部207により一括パンチユニット59の一括パンチモータ162を駆動し、折りローラ45などにより二つ折りにしたシート束100のその背となる折り先端100a付近に折り束状態のままパンチ孔を穿孔する。このパンチ孔の位置は、一括パンチユニット59の下流側に位置する紙製ステープラ60で打ち込む紙製ステープル68の一方の脚部が貫通する位置(rp、図8参照)に設定されている。また、一括パンチユニット59では、冊子をファイリングするためのパンチ孔(fp)も穿孔できるようになっている。これによって第2排紙トレイには、図14(a)に示すようにリング綴じに近い簡易のリング綴じを行った冊子が提供できる。
なお、この発明にあっては、綴じ動作制御部202による中綴じステープラ40とリング綴じ制御部209における紙製ステープラ60とは選択的に実行されるように制御されている。
22 第2排紙トレイ
29 処理トレイ
33 端面綴じステープル装置
35 スタッカ部
38 ストッパ(先端規制部材)
40 中綴じステープラ
45 折りローラ
46 折りブレード
48 パンチ後加圧ローラ
49 加圧ローラ
50 束排出ローラ
59 一括パンチユニット
60 紙製ステープラ
68 紙製ステープル
71 カッタ刃
100 シート束
100a シート束先端
153 パンチ刃
162 パンチモータ
163 駆動カム
190 後処理制御部
Claims (9)
- 搬送されるシートを略垂直状態で一時集積するスタッカ部と、
このスタッカ部に集積されるシートの先端を規制するストッパ部材と、
上記スタッカ部内に設けられ、前記ストッパ部材で規制されたシート束の搬送方向の中程を中綴じする第1の綴じ部と、
前記ストッパ部材で規制されたシート束の搬送方向の中程を中折りする中折り部とを備えるシート処理装置であって、
前記中折り部で中折りされたシート束の背側を先端として搬送する搬送部と、この搬送部で搬送されたシート束の背を綴じる第2の綴じ部とを有し、この第2の綴じ部の綴じ部材は紙製ステープルからなり、この紙製ステープルが前記中折りされたシート束の背の先端を跨いで綴じることを特徴とするシート処理装置。 - 前記中折り部は、集積されたシート束に交差する方から押圧する折りブレードとこの折りブレードによって移動するシート束を折りこむ折りローラ対とから構成され、前記第1の綴じ部の綴じ部材は金属ステープルからなり、この第1の綴じ部と前記第2の綴じ部を選択的に作動させる制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
- 前記中折りされるシートの所定位置にパンチ孔を穿孔する穿孔部をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
- 前記穿孔部を、シート束を中折りする前記中折り部と第2の綴じ部との間に配置したことを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
- 前記第2の綴じ部は、前記穿孔部によって穿孔されたパンチ孔に一対の脚部からなる紙製ステープルの一方の脚部を貫通し、他方の脚部は背を超えた下流側に位置させ互いに向き合う方向に折り曲げて折りシート束の背を綴じることを特徴とする請求項4に記載のシート処理装置。
- 前記穿孔部は、折りシート束の背を前記紙製ステープルによって綴じるために穿孔したリング綴じ用パンチ孔と折りシート束をファイリングするために穿孔するファイリング用パンチ孔を穿孔するとともに、前記第1の綴じ装置によってシート束を綴じた場合にはファイリングパンチ孔のみを穿孔することを特徴とする請求項5に記載のシート処理装置。
- 搬送されるシートを略垂直状態で一時集積するスタッカ部と、
このスタッカ部に集積されるシートの先端を規制するストッパ部材と、
上記スタッカ部内に設けられ、前記ストッパ部材で規制されたシート束の搬送方向の中程を金属ステープルからなる綴じ部材で中綴じする第1の綴じ部と、
前記ストッパ部材で規制されたシート束の搬送方向の中程をシート束に交差する方から押圧する折りブレードとこの折りブレードによって移動シート束を折りこむ折りローラ対とから中折りする中折り部と、
この中折り部で中折りされたシート束の背側を先端として搬送する搬送部とを備えるシート処理装置であって、
上記搬送部で搬送されたシート束の背を綴じる第2の綴じ部とを有し、この綴じ部は一対の脚部を有する紙製ステープルによって一方の脚部がシート束の背の内側を貫通し、他方の脚部が、他方の脚部は背を超えた外側に位置させ互いに向き合う方向に折り曲げて折りシート束の背を綴じるように構成し、前記第1の綴じ部と第2の綴じ部とを選択的に作動する制御手段とを備えることを特徴とするシート処理装置。 - 前記中折り部と第2の綴じ部との間に中折りしたシート束の背の所定位置にパンチ孔を穿孔する穿孔部を配置し、この穿孔部で穿孔したパンチ孔にシート束の背の内側を貫通するように上記紙製ステープルの一方の脚部を位置させたことを特徴とする請求項7記載のシート処理装置。
- シート上に画像形成する画像形成手段と、
この画像形成手段からのシートに後処理を施すシート処理装置とから構成され、
このシート処理装置は請求項1乃至8に記載の構成を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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