JPH08337353A - 用紙処理装置 - Google Patents

用紙処理装置

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Publication number
JPH08337353A
JPH08337353A JP7170163A JP17016395A JPH08337353A JP H08337353 A JPH08337353 A JP H08337353A JP 7170163 A JP7170163 A JP 7170163A JP 17016395 A JP17016395 A JP 17016395A JP H08337353 A JPH08337353 A JP H08337353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
paper
screw shafts
stapling device
sheets
Prior art date
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Pending
Application number
JP7170163A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Atokata
義昭 後潟
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP7170163A priority Critical patent/JPH08337353A/ja
Priority to US08/655,865 priority patent/US5709376A/en
Publication of JPH08337353A publication Critical patent/JPH08337353A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数枚の用紙の綴じ位置を自由に変更できる
用紙処理装置を提供する。 【構成】 用紙を一枚ずつ整合する一対のジョガーフェ
ンス11A,11B及びストッパ部材37が、用紙を整
合する位置に設けられ、一方のジョガーフェンス11A
の側方には、整合された用紙束を、セパレート型のステ
ープル装置16の位置に移動させるための昇降ブラケッ
ト26が設けられている。ステープル装置16のステー
プルユニット16Aと、クリンチャユニット16Bと
は、モータ44の回転によって駆動されるスクリュー軸
41,42にそれぞれ螺合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置から排出
された用紙を受け入れて、複数枚の用紙に対して綴じ処
理を行う用紙処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷
機等の画像形成装置から排出された用紙に対して、ステ
ープル針による綴じを自動的に行う用紙処理装置が従来
より提案されている。
【0003】図13は、その用紙処理装置の一従来例を
示し、この装置100は図示していない画像形成装置に
連結され、この画像形成装置から排出された用紙Pは用
紙処理装置本体101の開口102より入って該装置本
体101内に受け入れられる。
【0004】装置本体101内に入った用紙Pは、綴じ
等の加工処理を行わない場合は、用紙進行方向切り換え
部材103によってガイドされつつ、搬送路104に導
かれ、且つ、排出ローラ対105によって排出トレイ1
06に排出される。一方、加工処理を行う場合、用紙P
は、これが搬送路107の方に進行するように位置の切
り換えられた用紙進行方向切り換え部材103によって
ガイドされつつ、その搬送路107に導かれる。
【0005】搬送路107に導かれた用紙Pは、この搬
送路を通ってブラシローラより成る紙送りローラ108
とローラ109との間から用紙排出ベルト114に向け
て排出される。この排出された用紙は図14に示した一
対のジョガーフェンス111,111によって、用紙P
の搬送方向と直交する方向(用紙の幅方向)に位置決め
整合される。用紙が一枚排出される度毎に、一対のジョ
ガーフェンス111,111が、用紙Pの幅方向に広が
ったり、狭まったりするようになっていて、ジョガーフ
ェンス111,111が図のように狭まった状態で、用
紙Pが位置決め整合されるのである。この整合は用紙の
一枚毎に行われる。
【0006】なお、図13に示すように、寄せローラ1
12を自由端部に軸装した腕杆113は周期的に揺動駆
動されるようになっていて、この揺動時に、寄せローラ
112によって、用紙排出ベルト114に向けて排出さ
れる用紙が、たたかれつつ、用紙排出ベルト114の側
に寄せられる。
【0007】図13において用紙排出ベルト114には
複数の爪115がベルト幅方向に互いに間隔を置いて設
けられている。今、図13において、用紙Pに対して、
この進行方向上流側の端部を先端部とし、下流側を後端
部とするものとして、用紙排出ベルト114に向けて排
出された用紙Pはその自重と紙送りローラ108の送り
作用とで落下しつつ、その後端部が、その爪115に受
け止められる。用紙Pは、この爪115に受け止められ
て、上記ジョガーフェンス111,111によって幅方
向に位置決めされつつ、その爪115によって、用紙搬
送方向に位置決め整合されるのである。
【0008】用紙排出ベルト114の図における下位に
は、ステープル針による用紙綴じを行うステープル装置
116が設けられていて、整合された複数枚の用紙(以
下「用紙束」と言う)の後端部が、このステープル装置
116によって綴じられる。ステープル装置116は、
図示矢印方向に変位駆動されるようになっていて、爪1
15の方に進出した状態で、用紙束の後端部が、図示し
ていないステープル針によって綴じられる。このように
して綴じられた用紙束は、用紙排出ベルト114が、図
13における反時計方向に回転駆動されることによっ
て、該ベルトより排出され、排出ローラ対105にくわ
え込まれて、排出トレイ106上に排出される。
【0009】図13に示したステープル装置116は、
ベルト114の幅方向(用紙の搬送方向と直交する方
向)に図示していない駆動手段により走行駆動されるよ
うになっている。そして、図10に示した用紙束P′に
対して、同図(a)に実線で示した位置はもとより、同
図(b)及び(c)に示した位置でも、ステープル針1
17による綴じが可能となっている。
【0010】従来においては、ステープル針による綴じ
部の位置が用紙端部側に限られ、その綴じ位置を、用紙
の搬送方向、すなわち、図10(a)において矢印A方
向に変更することができなかった。更に、従来において
はステープル装置を、用紙幅方向(図10(a)におい
てB方向)はもとより、用紙搬送方向にも変位駆動する
必要があって、この種の駆動機構が複雑になる欠点があ
った。
【0011】そこで、ステープル装置として、図13に
示すような一体型のステープル装置116を用いずに、
ステープルユニットとクリンチャユニットから成るセパ
レート型のステープル装置を用い、両ユニットの間に、
複数枚の用紙を通して、該用紙を任意の位置で止めるよ
うにすれば、用紙の搬送方向の所望の位置で、ステープ
ル針による綴じを行うことができる。このようにする
と、ステープル装置を用紙搬送方向に変位駆動する必要
がなく、それを用紙幅方向にのみ駆動すれば良いので、
この種の駆動構成を簡素化できる。
【0012】しかしながら、セパレート型のステープル
装置を用いる場合、互いに対向した位置関係を維持しな
がら、ステープルユニットとクリンチャユニットとを用
紙幅方向に走行駆動する必要があり、かかる駆動のため
の装置の構造が複雑となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
枚の用紙の綴じ位置を、用紙の幅方向はもとより、この
幅方向と直交する方向においても自由に変更でき、且
つ、簡単な構成で、セパレート型のステープル装置にお
けるステープルユニットとクリンチャユニットとを、常
に正確な対向位置関係を保ちつつ、走行駆動できるよう
にした用紙処理装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、用紙処理装置本体内に受け入れられて該本
体内を搬送される用紙を、その搬送方向及び該方向と直
交する方向に位置決め整合する用紙整合手段と、該手段
によって整合された複数枚の用紙を整合位置においてク
ランプする用紙クランプ部材と、複数枚の用紙を整合位
置とは異なる別の位置で綴じるステープル装置と、用紙
クランプ部材によってクランプされた用紙の一部がステ
ープル装置の位置に来るように、用紙を整合位置から移
動させると共に、用紙の、ステープル装置に対する相対
位置が、用紙の移動方向上において変更可能となるよう
に、該用紙を位置決めする用紙クランプ部材移動駆動手
段と、ステープル装置を、用紙移動方向と直交する方向
に走行駆動して、この走行方向上の任意の位置でステー
プル装置を止めるステープル装置走行駆動手段とを具備
し、前記ステープル装置を、ステープルユニットと、ク
リンチャユニットとから成り、両ユニットの間で綴じる
べき複数枚の用紙を通すセパレート型のステープル装置
で構成し、且つ、ステープル装置走行駆動手段を、1つ
の回転駆動源と、ステープルユニット及びクリンチャユ
ニットにそれぞれ螺合し、螺旋方向が互いに同じになる
か又は異なる2本のスクリュー軸と、回転駆動源と両ス
クリュー軸との間に介設され、両スクリュー軸の螺旋方
向が同じである場合、両スクリュー軸が同じ方向にそれ
ぞれ回転するように、両スクリュー軸の螺旋方向が異な
る場合、両スクリュー軸が異なる方向にそれぞれ回転す
るように、回転駆動源の回転を、両スクリュー軸にそれ
ぞれ伝達する回転伝達要素とで構成した用紙処理装置を
提案する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0016】図1は、本発明一実施例の用紙処理装置に
具備される用紙処理機構部の斜視図である。かかる機構
部の構成及び作用を説明する前に、本例の用紙処理装置
の全体構成と作用について以下に明らかにしておく。
【0017】図4において、用紙処理装置10の装置本
体10Aには、用紙受け入れ開口2が設けられ、図示し
ていない複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は印刷機
などの画像形成装置から排出されたプリント済みの用紙
Pは、その用紙受け入れ開口2を通って装置本体10A
内に入る。
【0018】装置本体10A内に入った用紙Pは、綴じ
などの加工処理を行わない場合は、用紙進行方向切り換
え部材3によってガイドされつつ、搬送路4に導かれ、
排出ローラ5によって、排出トレイ6に排出される。一
方、加工処理を行う場合、用紙Pは、これが搬送路7に
進行するように位置の切り換えられた用紙進行方向切り
換え部材3によってガイドされつつ、その搬送路7に導
かれる。
【0019】搬送路7に導かれた用紙Pは、この搬送路
7を通ってブラシローラより成る紙送りローラ8とロー
ラ9との間から、ジョガーユニット15に備え付けられ
ている用紙排出ベルト14に向けて排出される。この排
出された用紙は、図1に示した一対のジョガーフェンス
11A,11Bによって、用紙の搬送方向と直交する幅
方向に位置決め整合される。この詳細については後述す
る。
【0020】寄せローラ12を自由端部に回転自在に軸
装した腕杆13は、図示していない駆動手段により、周
期的に揺動駆動されるようになっていて、この揺動時
に、寄せローラ12によって、紙送りローラ8とローラ
9との間から排出された用紙Pが、たたかれつつ、用紙
排出ベルト14の側に寄せられる。
【0021】用紙Pは、後述するように用紙の搬送方向
(図4における縦方向)にも位置決め整合されるように
なっていて、この整合された用紙は複数枚となった状態
で、後述する用紙クランプ部材によってクランプされ
て、セパレート型のステープル装置16にかかる所に移
送される。そして、かかる複数枚の用紙は、ステープル
装置16によって綴じられ、且つ後述する用紙折り装置
61によって折り目を付ける等の加工処理を施されたあ
と、クランプされたまま持ち上げられ、且つ、用紙排出
ベルト14が図における反時計方向に回転駆動されるこ
とによって、該ベルト14に設けられたストッパ爪50
により押し上げられつつ、排出ローラ対5によって排出
トレイ6上に排出される。
【0022】図1に戻って、一対のジョガーフェンス1
1A,11Bのうち、一方のジョガーフェンス11Aに
はクランプホルダ17が一体的に固定され、このホルダ
に設けた膨出ボス部17aはガイド軸18に摺動自在に
嵌め込まれている。また、他方のジョガーフェンス11
Bに固定されたブラケット19も、ガイド軸18に摺動
嵌め込まれている。なお、ガイド軸18は装置側板20
と、これに対向配置された図示していない装置側板との
間に固定的に横架されている。
【0023】ステッピングモータ等より成るモータ22
のモータプーリ22Aと、装置側板20側に位置不動状
態に保持されたプーリ23との間には無端のタイミング
ベルト24が掛け廻されている。一方のジョガーフェン
ス11Aの中途部には図3に示すように延出片11A1
が設けられ、この延出片11A1はタイミングベルト2
4の一方のベルト部24Aに係止されている。また、ジ
ョガーフェンス11Bに固定されたブラケット19は、
他方のベルト部24Bに係止されている。
【0024】図1において、クランプホルダ17の上折
曲部17bと下折曲部17cとの間にはガイド軸25
が、ジョガーフェンス11Aと平行するように架設され
ている。昇降ブラケット26には上端部と中途部とにそ
れぞれ折曲部26a,26bが設けられ、これらの部分
はガイド軸25に摺動自在に嵌め込まれている。
【0025】クランプホルダ17にはステッピングモー
タなどより成るモータ28が固設され、このモータプー
リ28Aと、クランプホルダ17に回転自在に支持され
たプーリ29(図3)との間には無端のタイミングベル
ト30が掛け廻されている。そして、昇降ブラケット2
6の上折曲部26aは、そのベルト30に係止されてい
る。昇降ブラケット26にはジョガーフェンス11Aの
方に延び出るクランプ片26cが設けられ、このクラン
プ片26cの基端折曲部26fには、基端部がソレノイ
ド33のプランジャに連結された用紙クランプ部材32
が枢着されている。
【0026】昇降ブラケット26の下端部にもクランプ
片26dが設けられ、このクランプ片の基端部側にも、
ソレノイド34のプランジャに連結された用紙クランプ
部材35が枢着されている。装置側板20と、これに対
向した図示していない装置側板との間には軸36が回転
自在に横架され、この軸36には複数本のストッパ部材
37の基端部が固定されている。軸36の、装置側板2
0とは反対側の端部にはアーム38が固定され、この上
端部にはソレノイド39のプランジャが枢着されてい
る。
【0027】装置側板20と、これに対向した図示して
いない装置側板とには、互いに平行した2本のスクリュ
ー軸41,42の各端部がそれぞれ回転自在に支持され
ている。一方のスクリュー軸41にはセパレート型ステ
ープル装置16のステープルユニット16Aが、また、
他方のスクリュー軸42には同装置16のクリンチャユ
ニット16Bがそれぞれ螺合されている。各ユニット1
6A,16Bは、図示していないナットをそれぞれ有
し、その各ナットが各スクリュー軸41,42のスクリ
ューに螺合しているのである。ステープルユニット16
Aは、図示していないステープル針を収容したユニット
であり、クリンチャユニット16Bはその相手ユニット
であって、そのそれぞれの構成は、従来のステープル装
置におけるものと変りはない。
【0028】ステッピングモータなどより成るモータ4
4は装置側板20側に固定され、そのモータギア44A
には、両側に位置したギア45,46がそれぞれ噛み合
っていて、一方のギア45は、スクリュー軸41の、装
置側板20から出た軸端部に、他方のギア46はスクリ
ュー軸42の、装置側板20から出た軸端部にそれぞれ
固定されている。
【0029】図4に示した用紙排出ベルト14はプーリ
47,48,49に掛け廻されていて、このうちのいず
れかのプーリの駆動力により回転駆動される。用紙排出
ベルト14の外周面の1個所には図1に示すようにスト
ッパ爪50が固定されている。
【0030】次に、本用紙処理装置の作用について説明
する。
【0031】図4において、用紙Pに対して、この進行
方向上流側の端部を先端部とし、下流側の端部を後端部
とするとして、紙送りローラ8とローラ9との間から、
用紙Pが、用紙排出ベルト14に向けて排出されたあ
と、該用紙Pは、その自重と、反時計方向に回転する紙
送りローラ8の作用とにより落下し、その後端部が、図
1に示したストッパ部材37の爪部37aによって受け
止められる。用紙が、かかるストッパ部材37によって
受け止められることにより、該用紙は、その搬送方向に
位置決め整合されるのである。
【0032】図4において、紙送りローラ8とローラ9
との間から、用紙Pが用紙排出ベルト14に向けて排出
されるとき、図1に示した一対のジョガーフェンス11
A,11Bは、図5(a)に示すように用紙Pよりも広
がった状態にある。そして、用紙が両ジョガーフェンス
11A,11Bの間に入りつつ落下し、ストッパ部材3
7によって受け止められると、図1のモータ22が作動
してタイミングベルト24が回転駆動され、これによっ
て図5(a)に示したジョガーフェンス11A,11B
が矢印方向、すなわち狭まる方向に移動し、同図(b)
に示すように、用紙Pを搬送方向と直交する方向(幅方
向)に位置決め整合する。このように、用紙Pは、スト
ッパ部材37に受け止められて、用紙搬送方向に位置決
めされ、ジョガーフェンス11A,11Bによって幅方
向に位置決めされる。
【0033】モータ22(図1)が正転したり、逆転し
たりすることにより、両ジョガーフェンス11A,11
Bは、周期的に広がったり、狭まったりして、用紙Pが
一枚毎に幅方向に整合されるのである。
【0034】上述のように、本例では、一対のジョガー
フェンス11A,11B、これらを駆動する駆動装置
(モータ22及びタイミングベルト24)、ストッパ部
材37が、用紙処理装置本体内に受け入れられて該本体
内を整合位置まで搬送される用紙を、その搬送方向及び
該方向と直交する方向(幅方向)に位置決め整合する用
紙整合手段を構成する。用紙搬送方向の整合を縦揃えと
し、幅方向の整合を横揃えとすれば、全ての用紙のそれ
ぞれが、後述する綴じなどを行う前に、かかる用紙整合
手段によって、上述したところと全く同じ動作で縦揃え
並びに横揃えされるのである。
【0035】ここで、用紙をステープル針で綴じるもの
として、整合位置にある用紙が予め設定された綴じ枚数
になると、両ジョガーフェンス11A,11Bは、図5
(b)に示した位置に保持されると共に、用紙処理装置
に連結された複写機等の画像形成装置の本体から、図1
に示した両ソレノイド33,34に向けて、ソレノイド
励磁信号が出力される。ここで、予め設定された綴じ枚
数となった用紙のことを、以後、「用紙束」と言い、こ
の符号にP′を用いる。
【0036】図2に示した両ソレノイド33,34に上
記励磁信号が入ると、両ソレノイドは同時に励磁され
る。これに伴い、上下の用紙クランプ部材32,35が
クランプ片26c,26dに接近する方向に水平旋回
し、両要素によって、用紙束P′は、この側面部が上下
2個所にわたってクランプされる。用紙整合手段によっ
て整合された複数枚の用紙が、整合位置において一対の
用紙クランプ部材32,35によってクランプされるの
である。
【0037】次いで、別のソレノイド励磁信号が図1の
ソレノイド39に入力し、該ソレノイド39が励磁され
る。この励磁に伴い、アーム38がソレノイド39に接
近する方向に回動し、これによって軸36が回転し、ス
トッパ部材37が図の用紙受け止め位置から、図3に示
した退避位置まで回動する。この状態で、ストッパ部材
37の下端爪部37aが用紙束の後端部より外れ、用紙
束P′の下方に向かう移動走路が開放される。
【0038】用紙束P′のクランプを終了し、且つ、ス
トッパ部材37の退避動作が終了すると、図2に示した
モータ28が矢印a方向に回転を始め、折曲部26aが
タイミングベルト30に係止されている昇降ブラケット
26が、ガイド軸25に案内されながら下降を始める。
すると、図2において、両用紙クランプ部材32,35
によってクランプされている用紙束P′も同図に示した
整合位置から下降を始め、図3に示すように、下端部側
がセパレート型のステープル装置16にかかる部位まで
移送させられる。
【0039】ここで、図1において、装置側板20側に
あるモータ44は、ステープル装置16の駆動源をなす
ものとなっているのであるが、かかるモータ44が回転
すると、モータギア44Aを介して、両ギア45,46
が同じ方向にそれぞれ回転する。両ギア45,46が回
転すると、両スクリュー軸41,42も同じ方向にそれ
ぞれ回転する。
【0040】両スクリュー軸41,42は、その各々の
スクリューの螺旋方向が同じ向きとなっていて、両者が
同じ方向に回転すると、これらにそれぞれ螺合したセパ
レート型のステープル装置16のステープルユニット1
6Aと、クリンチャユニット16Bは、互いに対向した
位置関係を維持しながら、用紙の幅方向に等速で走行駆
動される。なお、図6に示したように、ステープルユニ
ット16Aと、クリンチャユニット16Bとの各下端部
には、ローラ56,57が回転自在に軸装され、両要素
16A,16Bの移動時に、その各ローラは用紙処理装
置本体側に設けたガイドレール58,58によりガイド
されるようになっている。
【0041】今、仮に、セパレート型のステープル装置
16のホームポジションが、図1に示した位置であるも
のとして、昇降ブラケット26が下降するとき、そのス
テープル装置16が邪魔になる。ステープル装置16の
ホームポジションが、かかる位置である場合には、昇降
ブラケット26が下降する前にモータ44が回転し、ス
テープル装置16はホームポジションから走行駆動され
て、用紙の幅方向の所望の位置、例えば図3に示す位置
に置かれる。ステープル装置16のホームポジション
が、昇降ブラケット26の下降動作を邪魔しない位置、
例えば図3に示したように用紙クランプ部材35よりも
用紙束P′側に寄った位置、又はその反対側の位置に定
められている場合は、昇降ブラケット26が下降したあ
と、ステープル装置16を走行駆動する方式としてもよ
い。
【0042】図3に示す位置にもたらされた用紙束P′
に対し、ステープル装置16がそのステープル動作を行
うことにより、例えば、用紙束P′の下端部側が図10
(a)において実線で示す如くステープル針117によ
って綴じられる。ステープル装置16を、スクリュー軸
41,42に沿って用紙束P′の幅方向に移動させて都
合2回作動させれば、同図(b)に示す如く下端側の2
個所にわたってステープル針117により用紙束P′が
綴じられることになる。更に、ステープル装置16の位
置を変えて、同図(c)に示す位置でステープル針11
7により綴じることも可能である。
【0043】更に、昇降ブラケット26を、用紙束P′
と共に図3の位置よりも下方に下げてから、ステープル
装置16によって用紙束P′を綴じることもできる。図
10(a)の破線で示したステープル針117は、用紙
搬送方向長さのほぼ1/2の部位で用紙束を綴じた状態
を示している。後述するように、用紙の先端部と後端部
の間の中央部に折り目を付け、かつその中央部を綴じる
ときは、用紙束P′は図3に示した位置よりも下方に下
げられてから、その所定の加工処理を施される。このよ
うに、用紙束P′を用紙搬送方向における任意の位置で
綴じることができるのである。
【0044】なお、実際には、用紙処理装置のクランプ
ホルダ7の下折曲部17cが、図1乃至図3に示した位
置よりも下方に位置していて、昇降ブラケット26が、
この下折曲部17cに邪魔されることなく、図3の位置
よりも更に下方に移動できるように構成されている。図
1乃至図3では、理解しやすくするため、下折曲部17
cが実際よりも上方に位置する状態で示してある。
【0045】図2に示すように、昇降ブラケット26に
はアクチュエータ突起26eが形成されている。一方、
クランプホルダ17にはセンサ51が固設され、昇降ブ
ラケット26が最上昇位置であるホームポジションにあ
るとき、アクチュエータ突起26eは、そのセンサ51
をオフさせている。
【0046】昇降ブラケット26が下降を始め、アクチ
ュエータ突起26eがセンサ51を抜け出ると、センサ
51はオンとなる。この時点から、用紙束P′が図3に
示した位置に到達するまでの時間をtとするものとし
て、センサ51がオンしてから、モータ28を時間tだ
け回転させれば、用紙束P′を図3に示した綴じ位置ま
で移送することができる。
【0047】例えば、モータ28としてステッピングモ
ータを用いる場合には、その時間tに対応した数のパル
スを、該モータに印加すればよく、かかるパルス数を予
め定めておき、そのパルス数を変えることによって、用
紙束P′を用紙搬送方向(図10(a)においてA方
向)上の任意の位置に止めることができる。このように
して、用紙搬送方向上の任意の位置、例えば図10に実
線又は破線で示した位置でステープル針117による用
紙束P′に綴じを行うことができるのである。
【0048】なお、図3に示したステープル装置16に
よる綴じを終了した後の適時に、モータ44が今までと
は逆の方向に回転し、そのステープル装置16が先に述
べたホームポジションまで戻り、次の綴じに対応すべく
待機する。
【0049】本例の用紙処理装置においては、図1に示
すように、スクリュー軸41には穴明け装置43の上端
部が摺動自在に嵌め込まれている。穴明け装置43の場
合には、ステープル装置16のステープルユニット16
A及びクリンチャユニット16Bと異なり、その穴明け
装置43がスクリュー軸41に螺合せず、単に摺動自在
に支持されている。装置側板20には穴明け装置駆動用
のモータ53が固設され、このモータのモータプーリ5
3Aと、装置本体内において位置の定められたプーリ5
4との間には無端のタイミングベルト55が掛け廻され
ている。そして、このタイミングベルト55の一方のベ
ルト部55aには穴明け装置43が係止されている。
【0050】モータ53が回転すると、タイミングベル
ト55が回転し、ベルト部55aが移動する。すると、
このベルト部55aに係止された穴明け装置43が用紙
幅方向に走行駆動される。このとき、穴明け装置43は
スクリュー軸41によってガイドされる。
【0051】穴明け装置43を、予め定められたプログ
ラムにもとづいて、その走行方向上の任意の位置で位置
決めし、前述のように昇降ブラケット26と共に下降さ
れ、且つ用紙クランプ部材32,35によってクランプ
されている用紙束P′を、穴明け装置43の溝43Aに
挿入させ、該装置43の図示していないポンチをそれ自
体公知のように作動させることにより、図11(c)に
示すように、用紙束P′に穴明け処理を施すことができ
る。図のように穴が2つの場合には、穴明け装置43を
スクリュー軸41に沿って走行駆動しつつ、該装置43
を2回作動されせばよい。また、穴明け位置を、矢印A
方向(用紙搬送方向)上において変更することも可能で
ある。用紙をクランプする手段をもつ昇降ブラケット2
6がA方向に移動可能となっているからである。いずれ
にしても、用紙のファイリングの仕方の自由度を広げる
ことができるのである。
【0052】図12(a)に示すような形態で、穴明け
位置に送られた用紙束P′に対して穴明け処理すること
も可能である。穴明けの場合には、用紙束P′ではな
く、用紙が1枚だけで穴明けが行われることもある。な
お、図12(b),(c)に示す如く、ステープル針1
17による綴じと、穴明けとを共に行うことも可能であ
る。
【0053】図1に示したセパレート型のステープル装
置16は、前述の如く複数枚の用紙を整合位置とは異な
る別の位置で綴じる用をなすものである。また、モータ
28、タイミングベルト30、昇降ブラケット26など
は、用紙クランプ部材32,35によってクランプされ
た用紙の一部がステープル装置16の位置に来るよう
に、用紙を整合位置(図2に示す位置)から、移動させ
ると共に、用紙の、ステープル装置16に対する相対位
置が、用紙の移動方向(図10(a)に示すA方向)上
において、変更可能となるように、該用紙を位置決めす
る用紙クランプ部材移動駆動手段の一例を構成するもの
である。
【0054】綴じ、穴明け等の加工処理を終了すると、
図3に示したモータ28が今までとは逆方向に回転する
ようになっていて、これに伴い昇降ブラケット26が上
昇する。このとき、ステープル装置16と穴明け装置4
3、並びに後述する用紙束折り装置は、昇降ブラケット
26の上昇の邪魔とならぬ位置に退避している。そし
て、アクチュエータ突起26eがセンサ51の位置に来
て、センサ51がオフすると、モータ28が停止し、昇
降ブラケット26は、図1及び2に示したホームポジシ
ョンまで戻る。この間、用紙クランプ部材32,35に
よってクランプされたままとなっている用紙束P′が持
ち上げられる。
【0055】一方、用紙束P′が持ち上げられる過程
で、用紙束の後端部が図3のストッパ部材37の爪部3
7aを通過すると、ソレノイド39の励磁が解除され、
これに伴い、ばね60に引かれてアーム38がソレノイ
ド39から遠ざかる方向に回動する。すると、軸36が
回転して、ストッパ部材37が、図1に示した用紙移送
路に進出した位置まで回動する。
【0056】次いで、図3のソレノイド33,34の励
磁状態が解除され、用紙束P′のクランプ状態が解除さ
れる。これに伴い、用紙束P′は若干量自重で落下し
て、図1のストッパ部材37によって受け止められる。
この間、用紙排出ベルト14が回転を始め、このベルト
14に設けられたストッパ爪50が用紙束の後端部に来
て、用紙束を持ち上げつつ、該用紙束を連行して、用紙
束の先端側を図4の排出ローラ対5にくわえ込ませる。
排出ローラ対5にくわえられた用紙束は、そのローラ対
の送り作用により、排出トレイ6に排出される。綴じや
穴明けなど、加工処理された用紙束を引き続いて作製す
る場合には、上述した一連の動作を繰り返えす。
【0057】ここで、図1において符号61で示すもの
は、用紙束折り装置である。この用紙束折り装置61の
本体を構成する摺動ブロック62は、装置側板20と、
これに対向した装置側板(不図示)との間に横架された
ガイド軸63に摺動自在に嵌め込まれている。
【0058】ステッピングモータなどより成るモータ6
4は不動状態に保持され、このモータのモータプーリ6
4Aと、図示していないプーリとの間には無端のタイミ
ングベルト65が掛け廻されている。そして、このベル
ト65には摺動ブロック62が係止されている。
【0059】図7及び図8に示すように、摺動ブロック
62の突部62aには枢軸66によって腕杆67が回動
可能に枢着され、この腕杆67の一端部には折りローラ
68が回転自在に軸装されている。腕杆67の他端部
と、摺動ブロック62に突設されたピン69とには引っ
張りばね70の一端及び他端がそれぞれ係止され、この
ばね79の引張力によって、腕杆67には、折りローラ
68が摺動ブロック62から離れる方向の回動習性が付
与されている。そして、その習性による回動は、ストッ
パピン74によって阻止される。一方、図1において、
側端部にV溝72Aを形成したブロック部材72が、装
置側板20と、これと対向した装置側板(不図示)との
間に固定的に横架されている(図7参照)。
【0060】例えば、A3サイズやB4サイズなどの大
きさの用紙束の用紙移動方向中央部に折り目を付けた
上、例えば、この部分に対して、ステープル針で綴じ処
理を行うことにより、用紙束を製本状態にすることがで
きる。
【0061】図2は用紙束P′が整合位置に保持された
状態を示すものであるが、この状態で、先にも述べた通
りの用紙束の下方移送を行い、用紙束の用紙移動方向中
央部(図11(a)におけるC部)が、図7に示したV
溝72Aの底部72A1に合致する位置まで用紙束P′
を送り、その位置に用紙束P′を位置決めする。モータ
28(図1)としてステッピングモータを用いる場合に
は、前述した如きパルス数を変えることによって、用紙
束を、そのような位置に正確に位置決めすることができ
る。
【0062】用紙束P′が、かかる位置に位置決めされ
たあと、図1に示した折り装置駆動用モータ64が回転
してタイミングベルト65が駆動されるようになってい
て、これに伴い、摺動ブロック62はガイド軸63に案
内されて、図に示した位置から装置側板20の方に向け
て移動する。そして、腕杆67が、図3の昇降ブラケッ
ト26の下端部に固設された腕杆検知用センサ73の位
置にくると、図1のモータ64は停止し、用紙束折り装
置61の移動が停止する。この間、折リローラ68によ
って、図7に示す如く、該ローラ68と、ブロック部材
72のV溝72Aとの間で、用紙束の中央部が折られつ
つ、その部分に折り目がつけられる。図11(a)に示
すように、C部に折り目が付けられるのである。
【0063】このあと、例えば、セパレート型のステー
プル装置16を用いて、先に説明した通り、図11
(b)に示す如く、折り目に、ステープル針117によ
る綴じ処理を行う。なお、用紙束に折り目を付ける前
に、ステープル針による綴じ処理を行ってもよい。本装
置では、用紙束を中央部で折ることなく、別の位置で折
ることも勿論可能である。
【0064】かような一連の処理を行ったのち、処理さ
れた用紙束は、図3に示す昇降ブラケット26が、先に
説明したようにホームポジションまで上昇すると共に、
ストッパ部材37が回動復帰し、用紙排出ベルト14が
回動を始め、ストッパ爪50が用紙束の後端部を押し上
げることによって、図4の排出トレイ6上に排出され
る。この排出された用紙束P′を、その折り目の所で2
つ折りにすることによって、ステープル針による綴じが
行われている場合は、用紙束を、即、製本状態とするこ
とができるのである。なお、用紙束の折り目を付けたあ
と、用紙束が排出トレイ6に排出されるまでの間で、図
1のモータ64が逆転し、用紙束折り装置61は、図1
に示したホームポジションに戻って、次の折りのために
待機するようになっている。
【0065】図11(b)に示すように、折り目をステ
ープル針で綴じでもよいのであるが、折り目の近傍(A
方向における近傍)をステープル針で綴じるようにして
もよい。
【0066】用紙束折り装置61を図8に示すような構
成とした場合、用紙束が厚くなる程、ばね70が伸びる
ことになる。用紙束が厚くなるのに比例して、ばね70
の力が強くなるので、用紙束の折り力を高くすることが
できるのである。
【0067】図7に示した折りローラ68は、折りを行
う外周部が凸型のものとなっているが、図9に示すよう
に、凹型の折りローラ68′を用いてもよい。これを用
いる場合にはブロック部材72′は凸状のものとなる。
【0068】ここで、図1において、ステープル装置1
6は、先にも述べたように、ステープルユニット16A
と、クリンチャユニット16Bとから成り、両ユニット
16A,16Bとの間で綴じるべき複数枚の用紙を通す
セパレート型のステープル装置で構成されている。ま
た、ステッピングモータ等より成るモータ44は、セパ
レート型のステープル装置16を走行駆動する1つの回
転駆動源の一例をなすものである。
【0069】かかるモータ44の如き1つの回転駆動源
と、ステープルユニット16A及びクリンチャユニット
16Bにそれぞれ螺合し、且つ、螺旋方向が同じである
2本のスクリュー軸41,42と、モータギア44A
と、ギア45と、ギア46とは、ステープル装置16
を、用紙移動方向(整合位置から綴じ位置への移動方
向)と直交する方向(用紙幅方向)に走行駆動して、こ
の走行方向上の任意の位置で、ステープル装置16を止
めるステープル装置走行駆動手段の一例を構成するもの
である。
【0070】上記モータギア44Aと、ギア45と、ギ
ア46とは、回転駆動源であるモータ44と、両スクリ
ュー軸41,42との間に介設され、図示した例のよう
に両スクリュー軸41,42の螺旋方向が同じである場
合、両スクリュー軸41,42が同じ方向にそれぞれ回
転するように、モータ44の回転を、両スクリュー軸4
1,42にそれぞれ伝達する回転伝達要素を構成するも
のである。
【0071】先にも述べたように、モータ44が回転す
ると、モータギア44Aを介してギア45,46が同じ
方向にそれぞれ回転する。これによって両スクリュー軸
41,42も同じ方向に回転するのであるが、両スクリ
ュー軸41,42の螺旋方向とそのリード角が同じであ
れば、ステープルユニット16Aと、クリンチャユニッ
ト16Bとは、常に正確な対向位置関係を保って、用紙
幅方向に等速で走行駆動される。なお、両ユニット16
A,16Bは、初めから、正確な対向位置関係をもっ
て、それぞれのスクリュー軸41,42に螺合されてい
る。
【0072】これに対して、両スクリュー軸41,42
の螺旋方向が異なる場合には、そのスクリューのリード
角を等しく設定し、且つ両スクリュー軸を異なる方向に
回転させれば、両ユニット16A,16Bを、正確な対
向位置関係で、用紙幅方向に等速で走行駆動することが
できる。例えば、モータギア44Aとギア45との間
に、別のアイドルギア(不図示)を噛み合わせることに
より、両スクリュー軸41,42を異なる方向にそれぞ
れ回転させることができる。
【0073】この例においては、モータギア44Aと、
ギア45と、上記アイドルギアと、ギア46とは、2本
のスクリュー軸41,42の螺旋方向が異なる場合、両
スクリュー軸が異なる方向に回転するように、モータ4
4の回転を両スクリュー軸41,42にそれぞれ伝達す
る回転伝達要素を構成する。なお、モータギア44Aと
ギア46との間に、別のアイドルギアを噛み合わせるよ
うにしても、両スクリュー軸41,42の回転方向を異
ならせることができる。
【0074】スクリュー軸41とスクリュー軸42と
を、個別の専用モータで駆動しても良いのであるが、こ
のようにすると、互いに独立した2つのモータを完全に
同期回転させる必要がある。また、2つのモータを必要
とすることで、この種の駆動構成が複雑になると共に、
用紙処理装置のコストが上昇する。本例の用紙処理装置
では、ステープルユニット16Aとクリンチャユニット
16Bとを駆動するのに、1つのモータで済むので、こ
の種の駆動構成を簡素化でき、用紙処理装置のコストを
引き下げることができる。そして、ステープルユニット
16Aとクリンチャユニット16Bとを、両者が互いに
位置ずれしないように、同期駆動することができるので
ある。
【0075】なお、図1に示すように、穴明け装置43
は、この走行時に、先にも述べたように、スクリュー軸
41によってガイドされるようになっているのである
が、かような構成とすると、穴明け装置43の専用のガ
イド手段が不要になり、この種の駆動構成を簡素化で
き、コスト的にも有利になる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、複数枚の用紙の綴じ位
置を、用紙幅方向はもとより、この幅方向と直交する方
向においても自由に変更することができる。また、その
直交方向における綴じ位置の変更を可能にする、セパレ
ート型のステープル装置を用いても、ステープルユニッ
トとクリンチャユニットとを、互いに対向した位置関係
をもって走行駆動することができ、ステープル針による
綴じを支障なく行うことができる。そして、かかる駆動
機能を簡単な構成で達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の用紙処理装置に具備される用
紙処理機構部の斜視図である。
【図2】図1に示した用紙処理機構部のうちの昇降ブラ
ケット昇降駆動機構部周りの構成の斜視図である。
【図3】図1に示した昇降ブラケットが、用紙束を加工
処理位置に位置決めすべく、下降した状態を示す用紙処
理機構部の斜視図である。
【図4】本発明一実施例の用紙処理装置の全体構成を示
す図である。
【図5】用紙を整合位置に位置決めする際のジョガーフ
ェンスの作用図である。
【図6】用紙束の綴じを行うセパレート型ステープル装
置を、用紙束と共に示す側面図である。
【図7】用紙束の折りを行う用紙束折り装置を、ブロッ
ク部材や折られる用紙束と共に示す側面図である。
【図8】図7に示した用紙束折り装置の斜視図である。
【図9】別の構成例の用紙束折り装置の側面図である。
【図10】ステープル針による用紙束の綴じ位置に関し
て、各例にわたって説明するための図である。
【図11】ステープル針による綴じや、穴明けや、用紙
束の折りなどの位置に関して、各例にわたって説明する
ための図である。
【図12】ステープル針による綴じや、穴明けなどの位
置に関して、各例にわたって説明するための図である。
【図13】従来の用紙処理装置の一例の全体構成図であ
る。
【図14】図13に示した用紙処理装置のうちのジョガ
ーフェンス移動機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 用紙処理装置 10A 装置本体 16 ステープル装置 16A ステープルユニット 16B クリンチャユニット 32 用紙クランプ部材 35 用紙クランプ部材 41 スクリュー軸 42 スクリュー軸 P 用紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙処理装置本体内に受け入れられて該
    本体内を搬送される用紙を、その搬送方向及び該方向と
    直交する方向に位置決め整合する用紙整合手段と、該手
    段によって整合された複数枚の用紙を整合位置において
    クランプする用紙クランプ部材と、複数枚の用紙を整合
    位置とは異なる別の位置で綴じるステープル装置と、用
    紙クランプ部材によってクランプされた用紙の一部がス
    テープル装置の位置に来るように、用紙を整合位置から
    移動させると共に、用紙の、ステープル装置に対する相
    対位置が、用紙の移動方向上において変更可能となるよ
    うに、該用紙を位置決めする用紙クランプ部材移動駆動
    手段と、ステープル装置を、用紙移動方向と直交する方
    向に走行駆動して、この走行方向上の任意の位置でステ
    ープル装置を止めるステープル装置走行駆動手段とを具
    備し、前記ステープル装置を、ステープルユニットと、
    クリンチャユニットとから成り、両ユニットの間で綴じ
    るべき複数枚の用紙を通すセパレート型のステープル装
    置で構成し、且つ、ステープル装置走行駆動手段を、1
    つの回転駆動源と、ステープルユニット及びクリンチャ
    ユニットにそれぞれ螺合し、螺旋方向が互いに同じにな
    るか又は異なる2本のスクリュー軸と、回転駆動源と両
    スクリュー軸との間に介設され、両スクリュー軸の螺旋
    方向が同じである場合、両スクリュー軸が同じ方向にそ
    れぞれ回転するように、両スクリュー軸の螺旋方向が異
    なる場合、両スクリュー軸が異なる方向にそれぞれ回転
    するように、回転駆動源の回転を、両スクリュー軸にそ
    れぞれ伝達する回転伝達要素とで構成したことを特徴と
    する用紙処理装置。
JP7170163A 1995-01-30 1995-06-13 用紙処理装置 Pending JPH08337353A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7170163A JPH08337353A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 用紙処理装置
US08/655,865 US5709376A (en) 1995-01-30 1996-05-31 Sheet finisher

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7170163A JPH08337353A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 用紙処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
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Family

ID=15899856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7170163A Pending JPH08337353A (ja) 1995-01-30 1995-06-13 用紙処理装置

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JP (1) JPH08337353A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7913988B2 (en) 2008-01-14 2011-03-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Crease forming apparatus as well as post processing apparatus and recording member processing apparatus respectively using the same crease forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7913988B2 (en) 2008-01-14 2011-03-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Crease forming apparatus as well as post processing apparatus and recording member processing apparatus respectively using the same crease forming apparatus

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