JP4488588B2 - クリップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、複数の取付部材を連結したり、一方取付部材を他方取付部材に固定するような場合、或いは、クリップに設けられた機能部分を取付部材に固定するような場合に好適なクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来クリップ(実用新案登録第2590817号)を示している。このクリップは、雄部材30及び雌部材35からなり、パネル面(取付部材)40に部材(取付部材)45を固定したり、取付部材同士を連結するものである。雄部材30は、頭部31、挿入軸32、頂部33を形成し、挿入軸32の周囲を径小にした基端頸部34aと、その下側の径大周囲に設けられた凹部34bと、挿入軸32と頂部33の間を径小にした先端頸部34cを有している。雌部材35は、フランジ部36及び複数の脚片37を形成し、各脚片37の先端内側に係止突起38を有している。そして、雄部材30は、雌部材35に対し挿入軸32が脚片37同士の内側中空部に挿入され、頂部33が係止突起38を貫通すると、係止突起38が先端頸部34cと係合し同(a)の如く仮止め状態となる。雄部材30は、挿入軸32の更なる挿入により前記係合を解除した後、脚片37が凹部34b付近の径大周囲により拡径され、凹部34bが係止突起38と係合すると、同(b)の如く脚片37の拡径部分とフランジ36との間に取付部材40,45を挟み連結、又は、一方取付部材40を他方取付部材45に固定(この連結と固定はフランジ36の挿入規制作用と、脚片37の拡径部分による抜け止め作用とを利用している点で実質的に同じ)する本止め状態となる。修理等で部材45をパネル面40から外したり、取付部材40,45の連結を開放するには、例えば、雄部材30の頭部31の下側に工具を差し込んで、凹部34bと係止突起38の係合力に抗し雄部材30を引き抜いて同(a)の仮止め状態にし、各取付孔40a,45aから雄・雌部材30,35を一体物として抜く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のようなクリップは、雄部材30及び雌部材35が製造後に仮止め状態で取り扱うことができ、雄・雌部材30,35が仮止め状態から挿入操作で本止め状態にでき操作性が良好なこと、使用後に取り外して繰り返し利用し易いという利便性があるが、次のような点から未だ満足できないものとなっている。
第1に、この種のクリップは、樹脂成形品であり、脚片37が長期間、拡径した状態にされると、樹脂弾性が損なわれ、本止め状態から仮止め状態にしても、初期形状に復元されなくなり、取付孔40a,45aから抜けなくなり易い。この構造では、挿入軸32の先端に大きな頂部33を設け、該頂部33が脚片37の先端から外へ突出されると共に、拡径した脚片37を頂部33の内面に受け入れて縮径されるようにしている。このため、頂部33が脚片37先端から外へ突出されてクリップの全寸が長くなり、他部材と緩衝したり見栄えが悪くなる。また、頂部33は、拡径した脚片37の先端を内面に入れるため大きく、例えば、仮止め状態にする際に強い挿入力が必要となる。
第2に、この種のクリップでは、仮止め状態と本止め状態との2位置で保持、つまり、仮止め状態では雄部材30が脚片37を拡径しない態様で雌部材35から抜け止めされ、本止め状態では雄部材30が脚片37を拡径した態様で雌部材35から抜け止めされる。このうち、仮止め状態での保持は、図8の例の如く雄部材30の挿入先端側の段部(先端頸部34c)と雌部材35の先端側の突起(係止突起38)との係合構造か、雄部材側挿入軸及び雌部材側脚片の内径方向対向する部分に互いに係脱する凹部と突部とを設けた係合構造の何れかである。前者では上記した問題があり、後者では前記突部が脚片同士の筒内径に位置するため摩耗要因となり、挿入軸を本止め状態まで挿入したり逆に本止め状態から仮止め状態に引き抜くときの操作性を損ねたり、挿入軸の脚片同士の筒内への密着性が悪くなる、等の問題がある。
【0004】
本発明の目的は、以上のような各問題を同時に一掃して、例えば、拡径した脚片を初期形状に縮径できるようにする場合にも、クリップ全寸を短くでき、雄部材が雌部材に対し不用意に回転したり、雄部材が本止め状態から仮止め状態に引き抜かれる際に不用意に雌部材から外れないようにして、信頼性を向上することにある。他の目的は以下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため本発明は、図1〜図7に例示される如く、雄部材10及び雌部材20からなり、前記雄部材10が頭部11と挿入軸12を有し、前記雌部材2が通し孔付きフランジ部21と上下スリット25を介し略筒状に配された複数の脚片22を有し、前記雄・雌部材10,20が、前記挿入軸12の前記通し孔から脚片22同士の内側への挿入によって仮止め状態となり、前記挿入軸12の更なる挿入によって前記脚片22を拡径し取付部材1(又は1,2)に固定する本止め状態となるクリップにおいて、前記複数の脚片22のうち、少なくとも隣り合う一組の脚片22同士の間に対応して設けられ、前記本止め状態から仮止め状態にする前記雄部材10の引き抜きにより、前記拡径された脚片22を縮径させる矯正手段3を有し、前記矯正手段は、前記脚片22に設けた傾斜カム面26aを形成している段差部26と、前記挿入軸12に設けた係合突起16とからなることを特徴とする。
以上の構造によれば、矯正手段が脚片22同士の間、すなわち上下スリット25に対応して設けられることから、上記従来例の如く挿入軸32の先端に大きな頂部33を設ける構造に対し、雄部材10の全寸を短くでき、それに応じてクリップ全寸も短くできる。また、脚片22同士の間は上下スリット25の隙間となっており、該隙間を利用することから、雄部材10の挿入力が必要以上に大きなったり、逆に、引き抜き操作により仮止め状態を不用意に解除したり、仮止め状態が不安定になることも防ぎ易くなる。しかも、矯正手段を構成している係合突起16は、形態のごとく脚片22が拡径された本止め状態で傾斜カム面26aから離れることがあっても、雄部材10の前記ガイド作用を伴った引き抜きにより傾斜カム面26aの高くなった部分に当たって脚片22を初期形状まで確実に縮径できる。ここで、本明細書において、「仮止め状態を保持する」とは、雄部材10が脚片22をほとんど拡径しない態様で雌部材20に対し抜け止めされることを意味する。「本止め状態を保持する」とは、雄部材10が脚片22を拡径した態様で雌部材20に対し抜け止めされることを意味する。「取付部材同士を固定する」とは、2以上の部材同士を連結したり固定する場合、被取付側の一方部材(複数部材であってもよい)を固定側の他方部材(複数部材であってもよい)に連結したり固定する場合を含む。
【0006】
以上の本発明は次のように具体化されることがより好ましい。
第1に、前記段差部26が前記脚片22側縁部の肉厚を部分的に薄くした段差に形成され、前記係合突起16が前記傾斜カム面26aの高くなった段差端面26bに係合することにより前記仮止め状態を保持する構成である。段差部26は、段差端面26aが係合突起16と共に仮止め状態を保持する部分として利用される。この利点は、脚片22と挿入軸12との間の隙間を極力無くしたり、仮止め状態及び本止め状態をそれぞれ雄・雌部材10,20の異なる部分(専用部分)でより確実に保持可能にしたり、その場合にも全寸を短く維持できる。
第2に、前記脚片22の先端内側に設けられた爪起27と、前記挿入軸10の先端周囲にあって前記リブ15同士の間に設けられた係止段部17とが係合することにより前記本止め状態を保持する構成である。これは、上記従来例に対し爪部27及び係止段部17が共に対応する脚片22や挿入軸10の先端に設けられており、本止め状態で雄部材10が雌部材20から極力突出しなく、コンパクトになっていることを明瞭化したものである。
第3に、前記リブ15は、前記頭部11側に位置しリブ幅の大きな第1リブ部15aと、先端側に位置しリブ幅の小さな第2リブ部15bとからなり、前記係合突起16を第2リブ15bに有し、前記上下スリット25は、前記第1リブ部15aに対応したスリット幅の大きな第1スリット部24aと、前記第2リブ部15bに対応したスリット幅の小さな第2スリット部15bとからなり、前記段差部26を第2スリット部に対向する脚片部分に有している構成である。これは、上記したガイド作用をより安定にし、上記仮止め状態での保持構造をより容易に実現可能にする。
【0007】
他の本発明は、上記発明を仮止め状態の保持構造から捉えたもので、雄部材10及び雌部材20からなり、前記雄部材10が頭部11と挿入軸12を有し、前記雌部材2が通し孔付きフランジ部21と上下スリット25を介し略筒状に配された複数の脚片22を有し、前記雄・雌部材10,20が、前記挿入軸12の前記通し孔から脚片22同士の内側への挿入によって仮止め状態となり、前記挿入軸12の更なる挿入によって前記脚片22を拡径し取付部材1(又は1,2)に固定する本止め状態となるクリップにおいて、前記挿入軸12が前記上下スリット25と嵌合し該スリット25に沿って摺動されるリブ15及び該リブ15の先端側に設けられた係合突起16を有すると共に、前記複数の脚片22が少なくとも隣り合う一組の脚片22同士の側縁部に設けられて前記係合突起16を脚片22の板厚内に収容可能な深さの段差部26を有し、前記係合突起16が、前記段差部26の段差端面26bに脚片22の厚さ内で係合することにより前記仮止め状態を保持することを特徴とする。
以上の構造によれば、上記課題に記載した雄部材側挿入軸及び雌部材側脚片の内径方向対向する部分に互いに係脱する凹部と突部とを設けた係合構造に対し、前述したガイド作用、挿入軸12の挿入や引き抜き操作性に加え、径方向の突部を廃止したため摩耗要因がなくなり、挿入軸12の脚片22同士の筒内への密着性を向上できる等の利点がある。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1はクリップを構成している雄部材と雌部材との関係を示す概略外観図である。図2(a)は前記クリップを仮止め状態で、図2(b)は本止め状態でそれぞれ示す概略外観図である。図3(a),(b)は図4(a)のA−A線に沿って雌部材だけを断面した前記仮止め状態と本止め状態とを示す図である。図4は前記クリップを仮止め状態で示し、同(a)は頭部側から見た図、同(b)は側面図、同(c)は脚片側から見た図である。図5は雌部材を示し、同(a)は頭部側から見た図、同(b)は同(a)のB方向から見た側面図、同(c)は脚片側から見た図である。図6は図5(a)のC−C線に沿って断面した図である。図7は雌部材を示し、同(a)は側面図、同(b)は(a)のD方向から見た図である。
【0009】
形態例のクリップは、樹脂成形品である雄部材10及び雌部材20からなる点、雄部材10が頭部11と挿入軸12を有している点、雌部材2がフランジ部21と上下スリット25を介し略筒状に配された複数の脚片22を有している点、雄・雌部材10,20が挿入軸12の脚片22同士の内側への挿入によって仮止め状態となり、挿入軸12の更なる挿入によって脚片22を拡径し取付部材1,2同士を固定する本止め状態となる点で、従来と同じ。工夫点は、特に、雌部材20に対する雄部材10の仮止め状態を保持する係合構造と、脚片22の拡径を元の形状まで縮径する縮径構造とにある。以下の説明では、雄・雌部材10,20の各部材構造を基本作動と共に明らかにし、その後、要部作動に言及する。
【0010】
(雄部材)この形態では、図1と図7の如く、頭部11が略円盤状をなし、挿入軸12が頭部11の下面から垂直に突出している。挿入軸12は、頭部11の下面から略中間までが最大径の径大円柱部12a、径大円柱部12aの先端側が径小となる傾斜部12b、傾斜部12bの先端側が径小円柱部12c、径小円柱部12cの先端側が挿入軸先端部12dとなっており、また、径大円柱部12aから挿入軸先端部12dの軸全寸にわたって延設された4本のリブ15及び該リブ15の先端側に設けられた係合突起16を有している。
【0011】
挿入軸先端部12dは、先端が次第に径小となる傾斜つまり碗状となっており、雌部材20側へ挿入し易くなっている。径小円柱部12cは、挿入軸先端部12dの内端面と段差を形成し、図3(b)の本止め状態で脚片22の爪部27と係合する係止段部17となる。リブ15は、雌部材20の脚片22間に設けられた上下スリット25に対応して、挿入軸12の周囲を4等分する位置に設けられている。高さ寸法は径大円柱部12aから挿入軸先端部12dまで同じ。リブ15の幅寸法は、径大円柱部12aに位置し傾斜部12bの手前までが最大幅の第1リブ部15aと、それよりも先端側が第1リブ部15aの約1/3程度の細い第2リブ部15bと、その間が第1リブ部15aから第2リブ部15bに向かって傾斜した楔部15cとなっている。係合突起16は、4本のリブ15のうち、直線上に位置する2本のみに設けられている。形状的には、リブ15の上面と面一で、第2リブ部15bの両側に張り出している。左右の張出量は図7(b)の如く第1リブ部15aの幅寸法よりも小さく設定されている。
【0012】
(雌部材)この形態では、図1と図5及び図6の如く、フランジ部21が頭部11を収容する凹部23及び挿入軸12をリブ15と共に脚片22側へ挿通する通し孔付きであり、複数の脚片22が上下スリット25を介して略円筒状に配置されている。フランジ部21は、頭部21が嵌合される凹部23の周囲の一部を欠如した切欠部23aを有している。切欠部23aは、頭部11がフランジ部21の凹部23に嵌合される構造において、雄部材10の引き抜き操作で、この切欠部23aの箇所からドライバー等の工具を雄部材10の頭部11の下に差し込んで引き抜く操作を容易にする。なお、図1と図2では切欠部23aを省略した。
【0013】
脚片22は、円筒を4本の上下スリット25で等分割した状態に設けられ、同形状の4つから構成されている。上下スリット25は、第1リブ部15aに対応したスリット幅の大きな第1スリット部25aと、この先端側に位置して第2リブ部15bに対応したスリット幅の小さな第2スリット部25bと、本止め状態で楔部15cを受ける傾斜スリット部25cとからなる。従って、各脚部22の概略形状は、上下スリット25に対応しており、板幅的には両第1スリット部25aの間の脚部分22aが小さく、両第2スリット部25bの間の脚部分22bがそれよりも多少大きくしている。但し、脚部分22bの側縁部には、傾斜スリット部25cと若干隙間をおいて、段差部26が設けられている。このため、外観上は両傾斜スリット部25cの間の脚部分の板幅が最も大きく見える。
【0014】
脚片22の長さは、図3(b)の如く挿入軸12を最大まで脚片同士の筒内(内側)に挿入した本止め状態で、挿入軸12の先端が数ミリだけ突出するようになっている。脚片22同士で形成される筒内径は、脚部分22aが挿入軸12の径大円柱部12aとほぼ同じか若干大きく、内面23a(図6)が挿入軸12を挿入したときに径大円柱部12aと極力密接されるようになっている。脚部分22bは先端に行くほど径小となり、先端側の内径に爪部27を形成している。すなわち、脚部分22bは、図6の如く先に行くほど次第に筒中心線に近づく傾斜内面23bとなっていて、挿入軸12を挿入したときに挿入軸先端部12dの最大外径部で拡径される。爪部27は、脚部分22bの最先端の内径を径大内面23cに形成することにより、最小の筒内径となっていて、挿入軸12を最大まで脚片同士の筒内に挿入したときに係止段部17と係合し本止め状態を保持する。
【0015】
段差部26は、脚部分22bの両側縁部にあって、各傾斜スリット部25cと若干隙間をおいた箇所から先端までを段差にした状態となっている。段差の幅はは係合突起16の対応部を逃がすことができる寸法である。深さは傾斜スリット部25c側が浅く(但し、係合突起16が入ったときに外に突出しない寸法)、脚片先端側が深く形成されている。つまり、段差部26の底面は、脚部分22b側縁にあって先端に行くほど脚片22同士の筒内中心線方向に低くなった傾斜カム面26aとなっている。そして、段差部26は、係合突起16が傾斜カム面26aの高くなった段差端面26bに係合することにより仮止め状態を保持する。
【0016】
(要部作動)以上のクリップの使い方は、雄部材10が雌部材20に対し挿入軸12を脚片22同士の内中空部に挿入されて、仮止め状態となり、更に挿入されると本止め状態となって、図3(b)の如く脚片22の拡径部分とフランジ21との間に取付部材1,2を挟み連結、又は、一方取付部材1を他方取付部材2に固定する点で、従来と同じ。この基本作動において、この構造では、まず、仮止め状態にするときに、雄部材10が雌部材20に対しリブ15を上下スリット25に嵌合し、上下スリット25に沿ってスムースに挿入される。そして、雄部材10は、係合突起16が傾斜スリット部25cに達した後、所定の挿入力により両側の脚片22を少し拡径し傾斜スリット部25cから狭くなった第2スリット部25bに入る(当該脚片22は元の状態に復元される)と、雌部材20に仮止め状態に保持される。この仮止め状態では、図3(a)拡大部の如く係合突起16が段差部26内にあって傾斜カム面26aの高くなった段差端面26bに係合して挿入軸12の引き抜きを阻止し、また、挿入軸先端部12dが傾斜内面23bに当たっているため挿入軸12が所定の挿入力を受けない限り更に挿入されることもない。搬送や部材組立時等においては、例えば、箱詰めされたり、各種の振動を受けることもあるが、係合突起16と段差端面26bとの係合に加え、段差端面26bが傾斜カム面26aの最も高い箇所にあること、挿入軸先端部12dが傾斜内面23bに規制されること、雄・雌部材10,20の相対的な回転がリブ15と上下スリット25との嵌合で阻止されていること、によって不用意に本止め状態になったり、仮止め状態を解除するという虞がなくなる。
【0017】
雄部材10は仮止め状態から更に挿入されると本止め状態となる。この挿入過程では、雄部材10が上下スリット25に嵌合しているリブ15により真っ直ぐ前進し、挿入軸先端部12dが傾斜内面23bを外側へ押して脚部分22bを拡径する。脚部分22bが拡径されると、図3(b)拡大部の如く間の第2スリット部25bのスリット幅も大きくなり、係合突起16が脚片22の拡径に伴って移動される段差部26から離れる。楔部15cが傾斜スリット部25cに係合したとき、爪部27が係止段部17に係合し本止め状態を保持する。この本止め状態の保持力は係止段部17に対する爪部27の圧接力に比例する。この構造では、例えば、取付部材1,2側から大きな振動を受けた場合、リブ15と上下スリット25との嵌合による雄・雌部材10,20の相対的な回転が阻止され、楔部15cが傾斜スリット部25cに係合し脚片22を拡径状態に保持しているため、爪部27が係止段部17から不用意に外れ難く、係合状態が安定維持される。
【0018】
修理等で取付部材2を取付部材1から外したり、取付部材1,2の連結を開放するには、上記した切欠部23aから雄部材10の頭部11の下側に工具を差し込んで、爪部27と係止段部17の係合力に抗し雄部材10を引き抜き、仮止め状態で取付孔1a,2aから雄・雌部材10,20を一体物として抜く。その場合には脚片22が弾性劣化して拡径状態となっていることもあるが、この構造では段差部26と係合突起16とからなる矯正手段が有効に機能する。すなわち、この矯正手段では、雄部材10の引き抜き操作により、爪部27と係止段部17の係合が解除されて爪部27が脚部分22bの外面に乗り上げ、挿入軸12がリブ15と上下スリット25とのガイド作用を伴って真っ直ぐ後退移動される。係合突起16は、連動して後退されると、傾斜ガイド面26aの高くなった箇所に当たり、脚片22を元の位置(脚片22同士の筒中心線の方向)に押し、脚片22を強制的に矯正しながら段差端面26bに当たったときに係止される。このため、この構造では、挿入軸11のリブ15に設けられた係合突起16を利用し、該係合突起16が傾斜カム面26aに当接し脚片22を確実に元の形状まで矯正することができる。
【0019】
なお、本発明は請求項で特定される技術要素を備えておればよく、例えば、上下スリットや脚片の個数、係合突起の形状や数等、色々変形可能なものである。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明のクリップは次のような利点を具備している。
請求項1では、図8の従来例に対し、脚片同士の上下スリットの隙間を利用することから、雄部材の全寸(特に挿入軸)を短くしてクリップ全寸を抑えることができ、雄部材の挿入力が過大にならず操作性を向上でき、その場合にも、引き抜き操作において仮止め状態を不用意に解除したり、仮止め状態が不安定になることもなく、請求項2〜4のような展開を可能にする。
請求項5では、仮止め状態を保持する係合構造として、従来の如く挿入軸及び脚片の径方向対向する部分に互いに係脱する凹部と突部とを設けた構造に対し、上下スリットとリブとのガイド作用及び相対的な回転阻止作用により挿入軸の挿入や引き抜き操作性を良好にでき、径方向の突部を廃止したため摩耗要因がなくなり、挿入軸の脚片同士の筒内への密着性を確保できる。従って、本発明品はコンパクト化、挿入操作性、繰り返し使用する場合の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明形態の構成部材である雄・雌部材を示す概略外観図である。
【図2】 上記構成部材を仮止めと本止めの各状態で示す模式外観図である。
【図3】 上記構成部材を仮止め状態と本止め状態で示す作用断面図である。
【図4】 上記構成部材を仮止め状態で各方向から見た図である。
【図5】 上記構成部材のうち、雌部材を各方向から見た図である。
【図6】 図5(a)のC−C線に沿って断面した図である。
【図7】 上記構成部材のうち、雄部材の側面と端面図である。
【図8】 従来クリップの問題を説明するための図である。
【符号の説明】
1,2…取付部材、10…雄部材、11…頭部、12…挿入軸、
15…リブ(15a,15bは第1と第2リブ部、15cは楔部)、
16…係合突起(矯正手段)、17…係止段部、
20…雌部材、21…フランジ部、22…脚片、
25…上下スリット(25a,25bは第1と第2スリット部)、
26…段差部(矯正手段であり、26aは傾斜カム面、26bは段差端面)、
27…爪部、
Claims (5)
- 雄部材及び雌部材からなり、前記雄部材が頭部と挿入軸を有し、前記雌部材が通し孔付きフランジ部と上下スリットを介し略筒状に配された複数の脚片を有し、前記雄・雌部材が、前記挿入軸の前記通し孔から脚片同士の内側への挿入によって仮止め状態となり、前記挿入軸の更なる挿入によって前記脚片を拡径し取付部材に固定する本止め状態となるクリップにおいて、
前記複数の脚片のうち、少なくとも隣り合う一組の脚片同士の間に対応して設けられ、前記本止め状態から仮止め状態にする前記雄部材の引き抜きにより、前記拡径された脚片を縮径させる矯正手段を有し、
前記矯正手段は、前記脚片に設けた傾斜カム面を形成している段差部と、前記挿入軸に設けた係合突起とからなることを特徴とするクリップ。 - 前記段差部が前記脚片側縁部の肉厚を部分的に薄くした段差に形成され、前記係合突起が前記傾斜カム面の高くなった段差端面に係合することにより前記仮止め状態を保持する請求項1に記載のクリップ。
- 前記脚片の先端内側に設けられた爪起と、前記挿入軸の先端周囲にあって前記リブ同士の間に設けられた係止段部とが係合することにより前記本止め状態を保持する請求項2に記載のクリップ。
- 前記リブは前記頭部側に位置しリブ幅の大きな第1リブ部と、先端側に位置しリブ幅の細い第2リブ部とからなり、前記係合突起を第2リブに有し、前記上下スリットは前記第1リブ部に対応したスリット幅の大きな第1スリット部と、前記第2リブ部に対応したスリット幅の小さな第2スリット部とからなり、前記段差部を前記第2スリット部と対向する脚片部分に有している請求項3に記載のクリップ。
- 雄部材及び雌部材からなり、前記雄部材が頭部と挿入軸を有し、前記雌部材が通し孔付きフランジ部と上下スリットを介し略筒状に配された複数の脚片を有し、前記雄・雌部材が、前記挿入軸の前記通し孔から脚片同士の内側への挿入によって仮止め状態となり、前記挿入軸の更なる挿入によって前記脚片を拡径し取付部材に固定する本止め状態となるクリップにおいて、
前記挿入軸が前記上下スリットと嵌合し該スリットに沿って摺動されるリブ及び該リブの先端側に設けられた係合突起を有すると共に、前記複数の脚片が少なくとも隣り合う一組の脚片同士の側縁部に設けられて前記係合突起を脚片の板厚内に収容可能な深さの段差部を有し、
前記係合突起が、前記段差部の段差端面に脚片の厚さ内で係合することにより前記仮止め状態を保持することを特徴とするクリップ。
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