JPH0728213U - クリップ - Google Patents
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- JPH0728213U JPH0728213U JP5905493U JP5905493U JPH0728213U JP H0728213 U JPH0728213 U JP H0728213U JP 5905493 U JP5905493 U JP 5905493U JP 5905493 U JP5905493 U JP 5905493U JP H0728213 U JPH0728213 U JP H0728213U
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- JP
- Japan
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- bush
- shaft portion
- pin
- flange
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 28
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B19/00—Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
- F16B19/04—Rivets; Spigots or the like fastened by riveting
- F16B19/08—Hollow rivets; Multi-part rivets
- F16B19/10—Hollow rivets; Multi-part rivets fastened by expanding mechanically
- F16B19/1027—Multi-part rivets
- F16B19/1036—Blind rivets
- F16B19/1081—Blind rivets fastened by a drive-pin
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パネルの板厚の適用範囲を広くしても、厚板
でも薄板でも十分な連結力を発揮し、しかもその抜き抵
抗の高いクリップを提供する。 【構成】 クリップ1は、フランジ7及び軸部8を有す
るピン2と、フランジ9及び軸部10を有し且つピン軸
部8を受入れるように中空に形成されたブッシュ3とか
ら成り、ブッシュ軸部10を連結すべきパネル4、5の
穴に挿入し、そのブッシュの中空軸部にピン軸部8を挿
入してブッシュ軸部を拡径し、この拡径軸部部分とブッ
シュフランジとによってパネル4、5を相互に連結す
る。ブッシュ軸部10は、フランジ9に隣接する根元部
分22が中間部分23まで該中間部分の厚さより薄く形
成されており、ブッシュ軸部10が根元部分22から撓
んで拡径し、薄いパネルの場合でもその連結力を高く維
持でき、先端部に設けられたリブ24がピン軸部に当接
することにより、ブッシュ軸部は内側に撓まなくなり、
抜き抵抗も高い。
でも薄板でも十分な連結力を発揮し、しかもその抜き抵
抗の高いクリップを提供する。 【構成】 クリップ1は、フランジ7及び軸部8を有す
るピン2と、フランジ9及び軸部10を有し且つピン軸
部8を受入れるように中空に形成されたブッシュ3とか
ら成り、ブッシュ軸部10を連結すべきパネル4、5の
穴に挿入し、そのブッシュの中空軸部にピン軸部8を挿
入してブッシュ軸部を拡径し、この拡径軸部部分とブッ
シュフランジとによってパネル4、5を相互に連結す
る。ブッシュ軸部10は、フランジ9に隣接する根元部
分22が中間部分23まで該中間部分の厚さより薄く形
成されており、ブッシュ軸部10が根元部分22から撓
んで拡径し、薄いパネルの場合でもその連結力を高く維
持でき、先端部に設けられたリブ24がピン軸部に当接
することにより、ブッシュ軸部は内側に撓まなくなり、
抜き抵抗も高い。
Description
【0001】
本考案は、ピンとブッシュで構成され、2枚のパネル等の被取付部材を相互に 連結するクリップに関する。
【0002】
ピンとブッシュで構成され、ブッシュの軸部を連結すべき2枚のパネル等の被 取付部材の穴に挿入し、そのブッシュの中空軸部にピンの軸部を挿入してブッシ ュ軸部を拡径し、この拡径軸部部分とブッシュのフランジとによって被取付部材 を相互に連結するクリップはよく知られている。このクリップは、ブッシュ軸部 を被取付部材の穴に挿入してピンを押込むだけで、被取付部材を相互に連結でき るので、その作業が簡単である。
【0003】
公知のクリップにおいて、被取付部材としてのパネルの板厚の適用範囲を広く すると、厚い場合にはブッシュ軸部の拡径部分とブッシュフランジとで複数のパ ネルが相互に連結されるが、ブッシュ軸部が根元部分では殆ど拡径しないためパ ネルが薄い場合にはパネル相互の連結が十分でなくなり、パネルが浮いた状態に なる。また、厚いパネルに合わせてブッシュ軸部を長くすると、、薄いパネルの 場合にパネル下面からブッシュ先端までの長さが長くなり、その軸部の剛性を高 い状態に維持できず、クリップの抜き抵抗が低くなってしまう。このため、パネ ルの板厚の適用範囲を広くするためには、それぞれの板厚に合わせた長さのクリ ップを多数用意しなければならない。
【0004】 従って、本考案の目的は、パネルの板厚の適用範囲を広くしても、厚板でも薄 板でも十分な連結力を発揮し、しかもその抜き抵抗の高いクリップを提供するこ とにある。
【0005】
かかる目的を達成するため、本考案によれば、フランジ及び軸部を有するピン と、フランジ及び軸部を有し且つ前記ピンの軸部を受入れるように中空に形成さ れたブッシュとから成り、ブッシュ軸部を連結すべき複数のパネル等の被取付部 材の穴に挿入し、そのブッシュの中空軸部にピンの軸部を挿入してブッシュ軸部 を拡径し、この拡径軸部部分とブッシュフランジとによって被取付部材を相互に 連結するクリップであって、ブッシュ軸部は、フランジに隣接する根元部分が中 間部分まで該中間部分の厚さより薄く形成されていることを特徴とするクリップ が提供され、これにより、ブッシュ軸部が根元部分から撓んで拡径し、薄いパネ ルの場合でもその連結力を高く維持でき、パネルの浮きを防止できる。また、抜 き抵抗も高いので、軸部を長くしなくともよい。
【0006】 本考案のクリップにおいて、ブッシュ軸部の根元部分から中間部分までの薄肉 部分の長さを、前記被取付部材の板厚の最大厚さのほぼ30%にすると好ましい 結果を得た。また、本考案のクリップにおいて、ピン軸部がブッシュ軸部に挿入 されてピン軸部がブッシュ軸部を拡径しない状態でピンフランジがブッシュフラ ンジから離れている非拡径連結位置と、ピン軸部が更にブッシュ軸部に挿入され てピン軸部の先端部分がブッシュ軸部の先端部分を拡径し且つピンフランジがブ ッシュフランジに接面する拡径連結位置とをとるように構成し、ブッシュ軸部の 先端部分に、半径方向内側に突出する突部を形成して、クリップの抜き抵抗を更 に高くすることができる。該クリップにおいて、拡径連結位置においてピンフラ ンジとブッシュフランジとの間にはピンフランジの全周にわたって隙間が形成さ れるようにして、スクリュードライバ等の工具の先端をこじいれて、非拡径連結 位置に戻すようにすることもできる。
【0007】 また、本考案のクリップにおいて、中空のブッシュ軸部の先端に直径方向に横 切る係止バーを形成し、ピン軸部を先端に向けて開脚する2本の脚部で形成し、 ピン軸部がブッシュ軸部に挿入されてピン軸部がブッシュ軸部を拡径しない非拡 径連結位置をとるため、各脚部の先端には、前記係止バーを受入れる凹部が設け られ該係止バーに係止する第1係止爪を有し、ピン軸部が更にブッシュ軸部に挿 入されてピン軸部の先端部分がブッシュ軸部の先端部分を拡径する拡径連結位置 をとるため、各脚部の中間高さ位置の内側には前記係止バーに係合して開脚状態 に保持する第2係止爪を有し、更に、ピンをブッシュ軸部に更に押込んでブッシ ュ軸部を非拡径状態に復帰させる第3の位置をとるため、各脚部の内側には前記 係止バーを受入れる凹部が形成された第3係止爪を有するようにして、クリップ の取り外しを容易にすることもできる。
【0008】
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説明する。図1〜図7に は本考案の第1の実施例に係るクリップ1が示されている。クリップ1は、ピン 2とブッシュ3で構成され、ピン及びブッシュはプラスチック材料で成形されて いる。クリップ1は、図6及び図7に示すように、被取付部材としての2枚のパ ネル4、5を相互に連結するものであって、ブッシュ軸部を連結すべきパネル穴 に挿入し、そのブッシュ軸部にピンを押込んでブッシュ軸部を拡径し、この拡径 軸部部分とブッシュフランジとによりパネル4、5を相互に連結する。ここで、 パネル4は例えば車体であり、パネル5は例えばその車体に取付けるパネルであ る。また、本実施例におけるクリップ1は、図1に示すように、ピン2とブッシ ュ3を外れないように連結した外れ防止位置と、図2に示すように、ピン2をブ ッシュ3にやや押込んでパネル穴への挿入前の状態にした非拡径連結位置と、図 6及び図7に示すように、パネル4、5を相互に連結する拡径した拡径連結位置 をとる。なお、図2の非拡径連結位置は、図6及び図7の拡径連結位置からの解 除位置ともなる。また、図6では厚いパネル5が、図7では薄いパネル5が使用 されている。更に、ピン2は、図3に示すように、フランジ7とこのフランジか ら垂下する軸部8とを有する。ピン軸部8は、図3の破線で示すように、材料の 節約と重量の軽減とから中空に形成されている。ブッシュ3は、図4及び図5に 示すように、フランジ9とこのフランジから垂下する軸部10を有し、ピン軸部 8を受入れるように中空に形成されている。
【0009】 クリップ1において、図1の外れ防止位置と、図2の非拡径連結位置と、図6 の拡径連結位置の3つの連結位置をとるため、図3に示すように、ピン2の軸部 8には、その先端に第1の係止溝12が形成されており、この第1係止溝12に 隣接して、第2の係止溝13が形成されている。第1係止溝12は、その下面側 は軸部径が小さくされてブッシュ軸部への挿入をし易くしており、上面側は上方 に向けてテーパしている。また、第2係止溝13では、上面が水平方向に対して テーパしているが、下面には水平方向に切った段部14が設けられ、ブッシュ軸 部10の第1係止爪(後述)がこの段部14に係止して下方には移動しないよう に強く規制されるように形成されている。第2係止溝13より上方には、大径部 15が設けられている。
【0010】 図4及び図5に示すように、ブッシュ3の軸部10は、ピン軸部8の挿入によ って拡径するように、複数(図示の例では3つ)のスリット17によって分割さ れている。ブッシュ軸部10の内面には、フランジ9に近い側の、ブッシュ軸部 8の拡径に影響されない位置に、スリット17に対応して、第1の係止爪18が 形成され、軸部先端に第2の係止爪19が形成されている。第2係止爪19は、 スリット17の間に形成されている。なお、ブッシュフランジ9の上面には、図 5に示すように、スクリュードライバ等の工具先端が入る隙間のための凹部20 が形成されている。ピンフランジ7の直径はブッシュフランジ9の直径より小さ く形成され、凹部20の隙間を確保して、ピン2をブッシュ3から引き上げるの を容易にしている。
【0011】 ピン軸部8の第1係止溝12と第2係止溝13と、ブッシュ軸部10の第1係 止爪18と第2係止爪19とにより、ピン2とブッシュ3とが前記した3つの位 置をとる。図1の外れ防止位置では、ブッシュ軸部10の第1係止爪18がピン 軸部8の第1係止溝12に係止している。図2の非拡径連結位置では、ブッシュ 軸部の第1係止爪18がピン軸部の第2係止溝13に係止している。図6及び図 7の拡径連結位置では、ブッシュ軸部の第2係止爪19がピン軸部の第1係止溝 12に係止して、ブッシュ軸部10を拡径する。図2の非拡径連結位置では、ピ ン2をブッシュ3に対して引抜こうとすると、ピン軸部8の第2係止溝13の段 部14の作用によって、第1係止爪18は第2係止溝13に規制され、ピンの引 抜きでブッシュも一緒にパネル4、5から確実に引抜かれる。また、図6及び図 7の拡径連結位置で長く放置して、ブッシュ軸部が拡径状態に変形しても、第1 係止爪18は、ブッシュ軸部10の拡径に影響されない位置にあるので、第1係 止爪18の姿勢はもとのままに維持され、ピン軸部を引抜くとき、第1係止爪1 8は常に第2係止溝13に係止したままになり、ブッシュとともに確実に引抜か れる。
【0012】 本考案においては、ブッシュ3の軸部10は、フランジ9に隣接する根元部分 22が中間部分23まで中間部分23の厚さより薄く形成されている。図6の厚 いパネル5をパネル4に連結する場合、拡径連結位置においてブッシュ軸部の先 端部分が拡径して、両パネルをしっかりと連結する。そして、図7に示すように 薄いパネル5をパネル6に連結する場合にも、その拡径連結位置において、ブッ シュ軸部10が薄肉の根元部分22で撓んで拡径することができ、薄いパネル5 の場合でもその連結力を高く維持できる。また、このように、ブッシュ軸部10 が根元部分22でも先端部分でも拡径できるので、被取付部材としてのパネルの 板厚の適用範囲を広くしても、ブッシュ軸部を長くする必要がなくなり、ブッシ ュの抜き抵抗も高く維持できる。なお、ブッシュ軸部10の根元部分22から中 間部分23までの薄肉部分の長さを、パネル4、5の板厚の最大厚さ(図6)の ほぼ30%にして、好ましい結果を得た。
【0013】 更に、この第1実施例において、ブッシュ軸部10の先端部分には、半径方向 内側に突出して軸方向に延びるリブ24が形成されている。このリブ24は、図 6及び図7の拡径連結位置において、ピン軸部8に当接し、ブッシュ軸部が半径 方向に内側に撓むのを防止し、連結力を増大するとともに、クリップの抜き抵抗 を更に高くできる。
【0014】 図8及び図9は、図1〜図7のクリップ1の変形例を示しており、この実施例 では、拡径連結位置においてピンフランジ7とブッシュフランジ9との間に、ピ ンフランジ7の全周にわたって隙間が形成される凹部25が設けられている。従 って、スクリュードライバ等の工具の先端26をどこからでもこじいれることが でき、方向に関係なく非拡径連結位置に戻すこともできる。
【0015】 図10〜図17は、本考案のクリップの第3の実施例を示している。この実施 例のクリップ30は、ピン31とブッシュ32で構成され、ピン及びブッシュは プラスチック材料で成形されている。クリップ30は、図10、図11に示すよ うに、ブッシュ軸部を連結すべきパネル穴に挿入し、そのブッシュ軸部にピンを 押込んでブッシュ軸部を拡径し、この拡径軸部部分とブッシュフランジとによっ てパネル4、5を相互に連結する。また、ピン軸部の押込みにより、図12に示 すようにブッシュ軸部が再度縮径され、これにより、クリップ30をパネル4、 5から抜くことができる。
【0016】 ピン31は、図13に図示のように、フランジ34と先端に向けて開脚する2 本の脚部35で成る軸部とから構成される。ブッシュ32は、図14〜図17に 図示のように、フランジ36とこのフランジから垂下する軸部37を有し、ピン 軸部となる脚部35を受入れるように中空に形成されている。ブッシュ軸部37 は、ピン脚部35の挿入によって拡径するように、複数のスリット38によって 分割されている。また、ブッシュ軸部37の先端には直径方向に横切る係止バー 40が形成されている。
【0017】 図10に図示のように、ピン軸部となる脚部35がブッシュ軸部37に挿入さ れてピン脚部がブッシュ軸部を拡径しない非拡径連結位置をとるため、各脚部3 5の先端には、係止バー40を受入れる凹部41が設けられ係止バー40に係止 する第1係止爪42が形成されている。また、図11に図示のように、ピン脚部 35が更にブッシュ軸部37に挿入されてピン脚部35の先端部分がブッシュ軸 部3の先端部分を拡径する拡径連結位置をとるため、各脚部35の中間高さ位置 の内側には係止バー40に係合して脚部35を開脚状態にし、ブッシュ軸部を拡 径するように保持する第2係止爪43が形成されている。更に、図12に図示の ように、ピン31をブッシュ軸部37に更に押込んでブッシュ軸部37を非拡径 状態に復帰させる第3の位置をとるため、各脚部35の内側には係止バー40を 受入れる凹部45が形成された第3係止爪46が形成されている。このように形 成することにより、ピン31をブッシュ32に対して押込んでいくことにより、 クリップ30のパネルへの取付け、パネルの連結、及びパネルからのクリップの 取り外しを容易にすることができる。
【0018】 この第3実施例においても、ブッシュ軸部37は、フランジ34に隣接する根 元部分47が中間部分48まで中間部分48の厚さより薄く形成されている。従 って、薄いパネル5をパネル6に連結する場合にも、拡径連結位置において、ブ ッシュ軸部37が薄肉の根元部分47で撓んで拡径することができ、薄いパネル の場合でもその連結力を高く維持できる。
【0019】
本考案のクリップによれば、ブッシュ軸部は、フランジに隣接する根元部分が 中間部分まで該中間部分の厚さより薄く形成されているので、ブッシュ軸部が根 元部分から撓んで拡径し、薄いパネルの場合でもその連結力を高く維持でき、パ ネルの板厚の適用範囲を広くでき、厚板でも薄板でも十分な連結力を発揮し、パ ネルの浮きを防止でき、しかもその抜き抵抗を高く維持できる。
【0020】 また、ピン軸部がブッシュ軸部に挿入されてもブッシュ軸部を拡径しない非拡 径連結位置と、ピン軸部が更に挿入されてブッシュ軸部を拡径する拡径連結位置 をとるように構成し、ブッシュ軸部の先端部分に半径方向内側に突出する突部を 形成して、クリップの抜き抵抗を更に高くすることができ、拡径連結位置におい てピンフランジとブッシュフランジとの間にピンフランジの全周にわたって隙間 を形成して工具の先端をこじいれ、非拡径連結位置に戻すこともできる。更に、 ブッシュ軸部の先端に直径方向に横切る係止バーを形成し、ピン軸部を先端に向 けて開脚する2本の脚部で形成し、非拡径連結位置をとるため、各脚部の先端に 係止バーに係止する第1係止爪を設け、拡径連結位置をとるため、各脚部の中間 高さ位置の内側に、係止バーに係合してブッシュ軸部を拡径する第2係止爪を設 け、ピンをブッシュ軸部に更に押込んでブッシュ軸部を非拡径状態に復帰させる 第3の位置をとるため、各脚部の内側に係止バーを受入れる凹部を有する第3係 止爪を設けて、クリップの取り外しを容易にすることもできる。
【図1】本考案の第1実施例のクリップの外れ防止連結
位置にある状態の半断面正面図である。
位置にある状態の半断面正面図である。
【図2】図1のクリップの非拡径連結位置にある状態の
断面正面図である。
断面正面図である。
【図3】ピンの正面図である。
【図4】ブッシュの半断面正面図である。
【図5】図4のブッシュの1部破断した側面図である。
【図6】図1のクリップを用いて厚いパネルを連結する
ため拡径連結位置にある状態を示す断面正面図である。
ため拡径連結位置にある状態を示す断面正面図である。
【図7】図1のクリップを用いて薄いパネルを連結する
ため拡径連結位置にある状態を示す断面正面図である。
ため拡径連結位置にある状態を示す断面正面図である。
【図8】本考案の第2実施例のクリップの平面図であ
る。
る。
【図9】図8のクリップの取り外し動作を示す断面正面
図である。
図である。
【図10】本考案の第3実施例のクリップの非拡径連結
位置にある状態の断面正面図である。
位置にある状態の断面正面図である。
【図11】図10のクリップの拡径連結位置にある状態
の断面正面図である。
の断面正面図である。
【図12】図10のクリップの非拡径状態に復帰させる
第3の位置にある状態の断面正面図である。
第3の位置にある状態の断面正面図である。
【図13】図10のクリップのピンの正面図である。
【図14】図10のクリップのブッシュの平面図であ
る。
る。
【図15】図14のブッシュの正面図である。
【図16】図15のA−A線断面図である。
【図17】図14のB−B線断面図である。
1 クリップ 2 ピン 3 ブッシュ 4、5 パネル 7 ピンフランジ 8 ピン軸部 9 ブッシュフランジ 10 ブッシュ軸部 12 第1係止溝 13 第2係止溝 18 第1係止爪 19 第2係止爪 22 根元部分 23 中間部分 24 リブ(突部) 25 隙間用凹部 30 クリップ 31 ピン 32 ブッシュ 34 ピンフランジ 35 脚部 36 ブッシュフランジ 37 ブッシュ軸部 40 係止バー 41 凹部 42 第1係止爪 43 第2係止爪 45 凹部 46 第3係止爪 47 根元部分 48 中間部分
Claims (5)
- 【請求項1】 フランジ及び軸部を有するピンと、フラ
ンジ及び軸部を有し且つ前記ピンの軸部を受入れるよう
に中空に形成されたブッシュとから成り、ブッシュ軸部
を連結すべき複数のパネル等の被取付部材の穴に挿入
し、そのブッシュの中空軸部にピンの軸部を挿入してブ
ッシュ軸部を拡径し、この拡径軸部部分とブッシュフラ
ンジとによって被取付部材を相互に連結するクリップに
おいて、ブッシュ軸部は、フランジに隣接する根元部分
が中間部分まで該中間部分の厚さより薄く形成されてい
ることを特徴とするクリップ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のクリップにおいて、前
記ブッシュ軸部の根元部分から中間部分までの薄肉部分
の長さは、前記被取付部材の板厚の最大厚さのほぼ30
%であることを特徴とするクリップ。 - 【請求項3】 請求項1に記載のクリップにおいて、ピ
ン軸部がブッシュ軸部に挿入されてピン軸部がブッシュ
軸部を拡径しない状態でピンフランジがブッシュフラン
ジから離れている非拡径連結位置と、ピン軸部が更にブ
ッシュ軸部に挿入されてピン軸部の先端部分がブッシュ
軸部の先端部分を拡径し且つピンフランジがブッシュフ
ランジに接面する拡径連結位置とをとり、ブッシュ軸部
の先端部分には、半径方向内側に突出する突部が形成さ
れていることを特徴とするクリップ。 - 【請求項4】 請求項3に記載のクリップにおいて、前
記拡径連結位置においてピンフランジとブッシュフラン
ジとの間にはピンフランジの全周にわたって隙間が形成
されていることを特徴とするクリップ。 - 【請求項5】 請求項1に記載のクリップにおいて、中
空のブッシュ軸部の先端には直径方向に横切る係止バー
が形成され、ピン軸部は先端に向けて開脚する2本の脚
部で成り、ピン軸部がブッシュ軸部に挿入されてピン軸
部がブッシュ軸部を拡径しない非拡径連結位置をとるた
め、各脚部の先端には、前記係止バーを受入れる凹部が
設けられ該係止バーに係止する第1係止爪を有し、ピン
軸部が更にブッシュ軸部に挿入されてピン軸部の先端部
分がブッシュ軸部の先端部分を拡径する拡径連結位置を
とるため、各脚部の中間高さ位置の内側には前記係止バ
ーに係合して脚部を開脚状態に保持する第2係止爪を有
し、ピンをブッシュ軸部に更に押込んでブッシュ軸部を
非拡径状態に復帰させる第3の位置をとるため、各脚部
の内側には前記係止バーを受入れる凹部が形成された第
3係止爪を有することを特徴とするクリップ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5905493U JP2606490Y2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | クリップ |
ES94931200T ES2161786T3 (es) | 1993-11-02 | 1994-11-01 | Dispositivo de sujecion. |
EP94931200A EP0682186B1 (en) | 1993-11-02 | 1994-11-01 | Member mounting clip |
PCT/JP1994/001843 WO1995012762A1 (fr) | 1993-11-02 | 1994-11-01 | Attache de fixation d'elements |
DE69428588T DE69428588T2 (de) | 1993-11-02 | 1994-11-01 | Befestigungsklammer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5905493U JP2606490Y2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | クリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0728213U true JPH0728213U (ja) | 1995-05-23 |
JP2606490Y2 JP2606490Y2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=13102237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5905493U Expired - Fee Related JP2606490Y2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | クリップ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0682186B1 (ja) |
JP (1) | JP2606490Y2 (ja) |
DE (1) | DE69428588T2 (ja) |
ES (1) | ES2161786T3 (ja) |
WO (1) | WO1995012762A1 (ja) |
Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
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