JP2006046537A - 留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 板材の板厚が薄い場合でもガタ付くことなく、また、板材の板厚が厚い場合でも作業性の良い留め具を得る。
【解決手段】 ピン18に設けた凹部32、34の位置を、ピン18の軸方向で変え、ピン18の周方向に90°間隔で互い違いとなるようにしている。また、グロメット16の脚片50、52に設けた突起50A、52Aの位置を、脚部48の軸方向で変え、凹部32、34に係止可能とすることで、脚片50、52の広がり量を変え、脚片52よりも脚片50の方が外側へ広がるようにしている。このため、成形天井54がない場合でも、少なくとも鍔部40と脚片50との間で板材56を確実に挟持することができるため、留め具12はガタ付かない。一方、成形天井54がある場合、脚片50側の挿入抵抗は大きくなるが、脚片50及び脚片52で同じ広がり角度で板材56を挟持する場合と比較すると、脚片52側の挿入抵抗が小さい分ピン18の挿入力は小さくなるため、作業者が負担とならない適度な挿入力とすることができ、作業性を良くすることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両の天井面のルーフパネルに天井板を取付けるとき等に用いられる留め具に関する。
従来、車両室内の天井面には、天井板が設けられており、車両の天井面のルーフパネルに取付けられる。このように、ルーフパネルに天井板を取付けるには、ピンとグロメットで構成される留め具が用いられる。
例えば、特許文献1の留め具を天井板の取付けに利用した場合、まず、円筒状のグロメット内にピンを挿入し、ピンがグロメットから抜けないようにしている。次に、ルーフパネル及び天井板にそれぞれ形成された取付孔内へグロメットの4本の脚部を挿通し、ピンをグロメットの奥方へ押し込む。
ここで、互いに対面する、脚部の内面には、ピンの外径寸法よりも小さい拡開ポイントが設けられ、脚部の内面には、ピンの外径寸法よりも小さい拡開ポイントが設けられており、拡開ポイントと拡開ポイントとで鍔部からの距離が異なっている。
これにより、ピンの移動量によって、まず、最初の拡開ポイントで2本の脚部が押し広げられ、次の拡開ポイントでは、さらに2本の脚部が加わり、合計4本の脚部が押し広げられることとなる。
そして、ピンの全周に渡って設けられた凹部に脚部の先端部に突設された爪部が係止される。このように、ピンをグロメット内へ挿入し、係止させることで、グロメットの鍔部と脚部の外面とで天井板及びルーフパネルが挟持され、天井板がルーフパネルに取付けられることとなる。
ところで、天井板とルーフパネルの間には、緩衝部材として成形天井がある場合とない場合とがあり、一つの留め具で成形天井の有無に対応できるようにしている。
しかしながら、成形天井がある場合とない場合とでは、成形天井がある方が、ピンをグロメットに挿入するときの挿入力は大きくなり、この挿入力が大き過ぎると、作業者に係る負担も大きくなり、作業性が低下することとなる。一方、成形天井がある場合を基準として、挿入力を設定すると、成形天井がない場合にガタが生じてしまう場合がある。
特開平11−270525号公報
本発明は上記事実を考慮して、板材の板厚が薄い場合でもガタ付くことなく、また、板材の板厚が厚い場合でも作業性の良い留め具を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、板材に形成された取付孔の周辺に当接する鍔部と、前記鍔部から延出し前記取付孔へ挿入される複数の脚部と、前記鍔部に形成された貫通孔から前記脚部の内側へ挿入され、前記脚部を押し広げて前記取付孔の孔壁に押し付ける軸体と、を備えた留め具において、前記脚部が、第1突起部が先端部の内側に設けられた第1脚部と、前記第1突起部と軸方向の位置を変えて前記鍔部側に第2突起部が設けられた第2脚部と、で構成され、前記軸体に形成され前記第1突起部に当接して前記第1脚部を内側から押し広げる第1傾斜面と、前記軸体に形成され前記第1傾斜面を通過した第1突起部が係止される第1凹部と、前記軸体に形成され前記第2突起部に当接して前記第2脚部を内側から押し広げる第2傾斜面と、前記軸体に形成され前記第2傾斜面を通過した前記第2突起部が係止される第2凹部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、留め具の脚部が、第1脚部と第2脚部で構成され、第1脚部では、先端部の内側に第1突起部を設け、第2脚部では、第1脚部と軸方向の位置を変えて、留め具の鍔部側に第2突起部を設けている。
一方、軸体には、第1脚部に対応して第1傾斜面及び第1凹部を設けており、また、第2脚部に対応して第2傾斜面及び第2凹部をそれぞれ設けている。第1傾斜面、第2傾斜面にそれぞれ第1突起部、第2突起部を当接させ、第1脚部、第2脚部を内側から押し広げ、第1突起部、第2突起部が第1傾斜面、第2傾斜面を通過した後、第1突起部、第2突起部を第1凹部、第2凹部にそれぞれ係止させる。
ここで、第1突起部は第1脚部の先端部に設け、第2突起部は第1脚部と軸方向の位置を変えて鍔部側に設けている。このため、第1突起部及び第2突起部の第1脚部、第2脚部の内側からの突出量及び第1凹部及び第2凹部の軸体の外周面からの凹み量が略同一の場合、第2突起部が鍔部側に近いため、第1脚部よりも第2脚部をより外側へ押し広げることができる。
このように、第1脚部よりも第2脚部の方がより広がることで、板材の板厚が薄い場合でも、少なくとも鍔部と第2脚部との間で板材を確実に挟持することができるため、留め具はガタ付かない。
一方、板材の板厚が厚い場合、第1脚部よりも第2脚部の方がより広がることで、第2脚部側の挿入抵抗は大きくなるが、第1脚部及び第2脚部で同じ広がり角度で板材を挟持する場合と比較すると、第1脚部側の挿入抵抗が小さい分、軸体の挿入力は小さくなる。このため、板材の板厚が厚い場合でも、作業者が負担とならない適度な挿入力とすることができ、作業性を良くすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の留め具において、前記軸体に、前記第1突起及び前記第2突起がそれぞれ係合し、前記第1脚部及び前記第2脚部が縮径させるくびれ部が設けられたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、軸体に、第1突起及び第2突起がそれぞれ係合可能なくびれ部を設け、第1突起及び第2突起がくびれ部に係合した状態で、第1脚部及び第2脚部を縮径させる。これにより、第1脚部及び第2脚部で構成する脚部が板材に形成された取付孔を挿通可能となり、板材から留め具を取外すことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の留め具において、前記軸体の先端部に、前記第1脚部と前記第2脚部の間に掛かる抜け止め部が設けられたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、軸体の先端部に、第1脚部と第2脚部の間に掛かる抜け止め部を設けることで、軸体が脚部から容易に外れないようにすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の留め具において、前記第1脚部及び前記第2脚部のうち、少なくとも第1脚部が複数であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、第1脚部及び第2脚部のうち、少なくとも第1脚部を複数とし、脚部を3本以上使用することで、第1脚部及び第2脚部がそれぞれ1本の場合と比較して、板材を挟持したときの安定性を図っている。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の留め具において、前記第1突起が前記第1凹部に係止され、前記第2突起が前記第2凹部に係止された状態からさらに前記軸体を前記第1脚部と前記第2脚部の間に押し込むと、前記第1突起及び前記第2突起が前記くびれ部に係合することを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、第1突起が第1凹部に係止され、第2突起が第2凹部に係止された状態からさらに軸体を第1脚部と第2脚部の間に押し込むことで、第1突起及び第2突起をくびれ部に係合させることができる。
一般的に、軸体を引き抜く動作と軸体を押し込む動作を比較した場合、押し込む動作の方が作業者にとっては楽な場合が多い。このため、板材から留め具を取外すときの、作業者の負担を軽減することができる。
本発明は、上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、第1脚部よりも第2脚部をより外側へ押し広げることで、板材の板厚が薄い場合でも、少なくとも鍔部と第2脚部との間で板材を確実に挟持することができるため、留め具はガタ付かない。一方、板材の板厚が厚い場合、第1脚部よりも第2脚部の方がより広がることで、第2脚部側の挿入抵抗は大きくなるが、第1脚部及び第2脚部で同じ広がり角度で板材を挟持する場合と比較すると、第1脚部側の挿入抵抗が小さい分、軸体の挿入力は小さくなる。このため、板材の板厚が厚い場合でも、作業者が負担とならない適度な挿入力とすることができ、作業性を良くすることができる。
請求項2に記載の発明では、第1脚部及び第2脚部で構成する脚部が板材に形成された取付孔を挿通可能となり、板材から留め具を取外すことができる。請求項3に記載の発明では、軸体が脚部から容易に外れないようにすることができる。請求項4に記載の発明では、第1脚部及び第2脚部がそれぞれ1本の場合と比較して、板材を挟持したときの安定性を図っている。請求項5に記載の発明では、板材から留め具を取外すときの、作業者の負担を軽減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る留め具について説明する。
図4(A)、(B)に示すように、ルーフパネル10には留め具12を介して天井板14が取付けられている(なお、図4(A)には、ルーフパネル10と天井板14との間に、緩衝部材として成形天井54がある場合が示され、図4(B)には、該成形天井54がない場合が示されている)。以下、ルーフパネル10と天井板14との間に、成形天井54がある場合について説明する。
留め具12は、ルーフパネル10、成形天井54及び天井板14にそれぞれ形成された取付孔10A、54A及び14Aに挿通可能な円筒状のグロメット16と、グロメット16内に挿入可能なピン18と、で構成されている。
図1及び図2(A)に示すように、ピン18は略円柱状を成しており、ピン18の一端部(後端部)には拡径部20が設けられている。この拡径部20の軸方向の中央部には、90°間隔で肉盗み部21(図2(B)参照)が設けられており、ピン18の成形後、拡径部20がひけないようにしている。
また、ピン18の拡径部20を除く外周面には、ピン18の周方向に沿って90°間隔にリブ22が突設されており、ピン18の軸方向に沿って形成され、リブ22の先端部の高さが拡径部20と面一となっている。
一方、ピン18の他端部(先端部)には、一対のリブ22の先端部には、それぞれ抜け止め部24が形成されており、抜け止め部24の端部はリブ22の先端部よりも若干張り出している。この抜け止め部24の基部には、切欠き部26が切り欠かれており、抜け止め部24が弾性変形可能となっている。
また、図2(A)、(C)及び(D)に示すように、ピン18には、隣り合うリブ22とリブ22の間に、くびれ部28、30が凹設されており、このくびれ部28、30の位置は、ピン18の軸方向に沿って互い違いとなるようにしている。
くびれ部28、30の抜け止め部24側には、くびれ部28、30よりも浅く凹部32、34がそれぞれ凹設されており、凹部32、34の位置は、くびれ部28と同様、ピン18の軸方向に沿って互い違いとなっている。この凹部32、34の抜け止め部24側には、徐々に縮径する方向へ傾斜する傾斜面36、38がそれぞれ形成されている。
一方、図1及び図2(A)に示すように、グロメット16は、鍔部40と脚部48とで構成されており、鍔部40にはピン18が挿入可能な貫通孔40Aが形成されている。この貫通孔40Aはピン18の拡径部20の外径寸法よりも僅かに大きくなっており、貫通孔40Aの内縁部には、対面して一対の位置決め部44が凹設されている。
また、図4(A)に示すように、鍔部40は天井板14の取付孔14Aよりも外径寸法が大きくなっており、取付孔14Aの周縁部に当接可能となっている。鍔部40の一端面からは脚部48が突出しており、ルーフパネル10、成形天井54及び天井板14の取付孔10A、54A及び14A内へ挿通可能となっている。
さらに、図1及び図3に示すように、脚部48には、鍔部40に設けられた位置決め部44を投影させて一致する位置を基準として、脚部48の周方向に沿って90°毎に、脚部48の軸方向に沿ってスリット46が形成されており、スリット46によって切り離された脚片50、52がそれぞれ弾性変形可能となっている。
脚部48は互いに対面する脚片50と脚片52とに分けられ、脚片50の内面同士の離間距離及び脚片52の内面同士の離間距離は、それぞれ鍔部40の貫通孔40Aよりも小さくなっている。
また、脚片50、52の内面には、それぞれ突起50A、52Aが突設し、突起52Aは脚片52の先端部に設け、突起50Aは、脚部48の軸方向で突起52Aとの位置を変え、互い違いとなるようにしている。
次に、本発明の実施の形態に係る留め具の使用方法について説明する。
まず、図2(A)及び図3に示すように、グロメット16内にピン18を挿入する。このとき、グロメット16の鍔部40に形成された位置決め部44にピン18の先端部の抜け止め部24を係合させ、この状態でピン18をグロメット16の奥方へ押し込むと、抜け止め部24は弾性変形して鍔部40の貫通孔40Aを通過する。
ここで、位置決め部44と脚部48のスリット46とは、投影させた状態で一致する位置としているため、抜け止め部24が鍔部40の貫通孔40Aを通過すると、抜け止め部24は脚片50と脚部52の間のスリット46に到達し、復元する。
ところで、鍔部40の貫通孔40Aは、ピン18の拡径部20の外径寸法よりも僅かに大きくなっている。換言すれば、対向するリブ22の先端部の離間距離は、鍔部40の貫通孔40Aの内径寸法よりも僅かに小さいだけであり、互いに対面する脚片50及び脚部52の内面同士の離間距離よりも大きい。
このため、リブ22がグロメット16の脚部48内へ挿入された状態で、リブ22の先端部は、脚片50と脚片52の間に形成されたスリット46内へ入り込み(図3参照)、脚片50、52の弾性変形時の周方向へのズレが防止される。
また、リブ22の先端部に位置する抜け止め部24は、ピン18の移動と共に脚片50と脚片52の間のスリット46内を移動し、該スリット46の奥壁に到達すると、移動規制され、グロメット16から容易に外れないようになっている。
一方、図5に示すように、ルーフパネル10の取付孔10A、成形天井54の取付孔54A及び天井板14の取付孔14Aとが、位置合わせされた状態で、グロメット16の脚部48を取付孔14A、54A、10A内へ挿通し、グロメット16の鍔部40を天井板14の取付孔14Aの周縁部に当接させる。
次に、図6に示すように、グロメット16内に挿入された状態でグロメット16の鍔部40から突出するピン18の後端部を押圧し、ピン18をグロメット16の奥方へ押し込む。
ここで、ピン18の先端部には、傾斜面36、38が形成されているが、まず、グロメット16の脚片50の突起50Aが傾斜面36に当接し、傾斜面36に沿って脚片50が徐々に押し広げられることとなるが、脚片50の突起50Aが傾斜面36に当接した状態では、脚片52の突起52Aは傾斜面38には当接していないため、脚片52は広がらない。
そして、ピン18をグロメット16のさらに奥方へ押し込むと、脚片52の突起52Aが傾斜面38に当接する。この状態から、ピン18をさらに押し込むと、脚片50に加え、脚片52も徐々に押し広げられることとなる。
さらに、ピン18をグロメット16の奥方へ押し込むと、図5(A)に示すように、脚片50の突起50Aがピン18の凹部32内に入り込むと共に、脚片52の突起52Aがピン18の凹部34内に入り込んで、ピン18がグロメット16に係止される。
この状態で、鍔部40と脚片50、52の外面との間で、天井板14、成形天井54及びルーフパネル10が挟持され、天井板14がルーフパネル10に取付けられる。
この状態から、ピン18をグロメット16の奥方へさらに押し込むと、脚片50の突起50Aが凹部32の周壁を越えると共に、脚片52の突起52Aが凹部34の周壁を越えて、図7に示すように、脚片50の突起50Aがくびれ部28に入り込むと共に、脚片52の突起52Aがくびれ部30に入り込んで、外側へ広がっていた脚片50、52が縮径する。
このため、脚片50、52が、ルーフパネル10の取付孔10A、成形天井54の取付孔54A及び天井板14の取付孔14Aを挿通可能となり、これにより、ルーフパネル10、成形天井54及び天井板14から留め具12を取外すことができる。
次に、本発明の実施の形態に係る留め具の作用について説明する。
図3(A)に示すように、ピン18に設けた凹部32、34の位置を、ピン18の軸方向で変え、ピン18の周方向に90°間隔で互い違いとなるようにしている。また、グロメット16の脚片50、52に設けた突起50A、52Aの位置を、脚部48の軸方向で変え、凹部32、34に係止可能としている。
このように、脚片50と脚片52とで突起50A、52Aの位置を変えることで、脚片50、52の広がり量を変えることができる。具体的には、脚片52の突起52Aは脚片52の先端部に設けられているため、脚片52よりも脚片50の方が外側へ広がることとなる。
ところで、図4(A)、(B)に示すように、天井板14とルーフパネル10の間には、成形天井54がある場合とない場合とがあり、成形天井54がある場合とない場合とでは、板材56(天井板14及びルーフパネル10、又は天井板14、ルーフパネル10及び成形天井54)の板厚が変わってしまう。
このため、脚片52よりも脚片50の方がより広がるようにすることで、成形天井54がない場合(板材56の板厚が薄い場合)でも、少なくとも鍔部40と脚片50との間で板材56を確実に挟持することができるため、留め具12はガタ付かない。
一方、成形天井54がある場合(板材56の板厚が厚い場合)、脚片52よりも脚片50の方が外側へ広がるため、脚片50側の挿入抵抗は大きくなるが、脚片50及び脚片52で同じ広がり角度で板材56を挟持する場合と比較すると、脚片52側の挿入抵抗が小さい分、ピン18の挿入力は小さくなる。このため、板材56の板厚が厚い場合でも、作業者が負担とならない適度な挿入力とすることができ、作業性を良くすることができる。
また、グロメット16内へピン18を押し込むとき、まず、脚片50を押し広げ、次に、脚片50と一緒に脚片52を押し広げるようにすることで、ストロークに応じてピン18の挿入力を変え、作業開始からすぐに大きな挿入力が掛からないようにして、作業者の挿入力の調節を図り易くしている。
さらに、突起50Aが凹部32に係止され、突起52Aが凹部34に係止された状態からさらにピン18をグロメット16の奥方へ押し込むことで、突起50Aを凹部32から係止解除させると共に、突起52Aを凹部34から係止解除させ、図7に示すように、突起50A及び突起52Aをくびれ部28、30に係合させる。
一般的に、ピン18を引き抜く動作とピン18を押し込む動作を比較した場合、ピン18を押し込む動作の方が作業者にとっては楽な場合が多い。このため、ピン18を押し込む動作によって、板材56から留め具12を取外すようにすることで、作業者の負担を軽減することができる。
なお、ここでは、脚片50と脚片52を対面させ、それぞれ2本ずつ用いたが、板材56の板厚に関係なく、留め具12がガタ付くことなく、板材56を確実に挟持させることができれば良いため、これに限るものではない。例えば、脚片50、52をそれぞれ1本としても良いし、また、脚片50を2本とし、脚片52を1本としても良い。
本発明の実施の形態に係る留め具の分解斜視図である。 (A)は、本発明の実施の形態に係る留め具を構成するピンの正面図及びグロメットの断面図であり、(B)〜(D)は、(A)で示すピンの断面図である。 (A)は、本発明の実施の形態に係る留め具を構成するピンの正面図及びグロメットの断面図であり、グロメット内にピンを挿入した状態を示している。 本発明の実施の形態に係る留め具を介して天井板をルーフパネルに取付けた状態を示す断面図であり、(A)は成形天井がある場合、(B)は成形天井がない場合を示している。 本発明の実施の形態に係る留め具を介して天井板をルーフパネルに取付ける前の状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る留め具を介して天井板をルーフパネルに取付ける途中の状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る留め具を天井板、成形天井及びルーフパネルから取外す方法を説明する断面図である。
符号の説明
10 ルーフパネル(板材)
12 留め具
14 天井板(板材)
16 グロメット(脚部、鍔部)
18 ピン(軸体、留め具)
24 抜け止め部
28 くびれ部
30 くびれ部
32 凹部(第1凹部)
34 凹部(第2凹部)
36 傾斜面(第1傾斜面)
38 傾斜面(第2傾斜面)
40 鍔部(留め具)
48 脚部
50 脚片(第1脚部、脚部)
50A 突起(第1突起)
52 脚片(第2脚部、脚部)
52A 突起(第2突起)
54 成形天井(板材)
56 板材

Claims (5)

  1. 板材に形成された取付孔の周辺に当接する鍔部と、前記鍔部から延出し前記取付孔へ挿入される複数の脚部と、前記鍔部に形成された貫通孔から前記脚部の内側へ挿入され、前記脚部を押し広げて前記取付孔の孔壁に押し付ける軸体と、を備えた留め具において、
    前記脚部が、第1突起部が先端部の内側に設けられた第1脚部と、前記第1突設部と軸方向の位置を変えて前記鍔部側に第2突起部が設けられた第2脚部と、で構成され、
    前記軸体に形成され前記第1突起部に当接して前記第1脚部を内側から押し広げる第1傾斜面と、前記軸体に形成され前記第1傾斜面を通過した第1突起部が係止される第1凹部と、
    前記軸体に形成され前記第2突起部に当接して前記第2脚部を内側から押し広げる第2傾斜面と、前記軸体に形成され前記第2傾斜面を通過した前記第2突起部が係止される第2凹部と、
    を有することを特徴とする留め具。
  2. 前記軸体に、前記第1突起及び前記第2突起がそれぞれ係合し、前記第1脚部及び前記第2脚部を縮径させるくびれ部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の留め具。
  3. 前記軸体の先端部に、前記第1脚部と前記第2脚部の間に掛かる抜け止め部が設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の留め具。
  4. 前記第1脚部及び前記第2脚部のうち、少なくとも第1脚部が複数であることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の留め具。
  5. 前記第1突起が前記第1凹部に係止され、前記第2突起が前記第2凹部に係止された状態からさらに前記軸体を前記第1脚部と前記第2脚部の間に押し込むと、前記第1突起及び前記第2突起が前記くびれ部に係合することを特徴とする請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の留め具。
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