JPH1038147A - 棒状体の固定具 - Google Patents

棒状体の固定具

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JPH1038147A
JPH1038147A JP8214085A JP21408596A JPH1038147A JP H1038147 A JPH1038147 A JP H1038147A JP 8214085 A JP8214085 A JP 8214085A JP 21408596 A JP21408596 A JP 21408596A JP H1038147 A JPH1038147 A JP H1038147A
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    • F16L3/08Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性の良好な棒状体の固定具の提供。 【解決手段】 中央に挿通孔4を形成したベース体1
と、該ベース体1の挿通孔4内に挿通されるグロメット
体2と、該グロメット体2の内孔2c内に押し込まれて
グロメット体2を拡開するピン体3とを備え、グロメッ
ト体2は、ベース体1の一側縁に棒状体を保持するホル
ダー部7を介して連設され、ピン体3は、ベース体1の
他側縁にヒンジ部12を介して連設され、且つ、グロメ
ット体2とベース体1の挿通孔4間に仮止め手段10を
設け、棒状体をホルダー部7で保持して、グロメット体
2をベース体1の挿通孔4内に挿通すると、グロメット
体2が上記仮止め手段10でベース体1に仮止めされ、
当該グロメット体2を被固定物の取付孔に差し込んで、
ピン体3をグロメット体2の内孔2c内に押し込むと、
ベース体1がグロメット体2の拡開で被固定物に本止め
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプやチューブ
等の棒状体をパネル等の被固定物に固定する固定具の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種固定具として、例えば、実
開昭60−16078号公報に示すものが存する。該従
来の固定具は、棒状体を内部に保持できる円環状を呈し
て両端部が分離された本体と、該本体の両端部に延設さ
れた通孔付きフランジ片とを備え、実際の使用に際して
は、本体の内部に棒状体を保持して、上記2枚のフラン
ジ片を重ね合わせながら、当該各フランジ片の通孔から
ボルトの先端部を被固定物たるパネルの通孔内に挿通し
て、パネルの裏面側からボルトの先端部をナットで締め
付けることにより、棒状体をパネルに固定できる構成と
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の固定具
の下では、ボルトとナットを使用する関係で、棒状体を
パネルに対して強固に固定できる利点を有するが、反
面、部品点数が自ずと増加するばかりか、特に、棒状体
のパネルに対する固定作業が徒に大変となってしまう大
きな問題点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯る従来固定
具の課題を有効に解決するために開発されたもので、請
求項1記載の発明は、棒状体を被固定物に固定する固定
具であって、中央に挿通孔を形成したベース体と、該ベ
ース体の挿通孔内に挿通されるグロメット体と、該グロ
メット体の内孔内に押し込まれてグロメット体を拡開す
るピン体とを備え、グロメット体は、ベース体の一側縁
に棒状体を保持するホルダー部を介して連設され、ピン
体は、ベース体の他側縁にヒンジ部を介して連設され、
且つ、グロメット体の外周とベース体の挿通孔の内周間
に仮止め手段を設け、棒状体をホルダー部で保持して、
グロメット体をベース体の挿通孔内に挿通すると、グロ
メット体が上記仮止め手段でベース体に仮止めされ、当
該グロメット体を被固定物の取付孔に差し込んで、ピン
体をグロメット体の内孔内に押し込むと、ベース体がグ
ロメット体の拡開で被固定物に本止めされる構成を採用
した。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1を前提と
して、ピン体は、グロメット体の内孔内に第1姿勢で押
し込まれた時には、グロメット体を拡開し、グロメット
体の内孔内で第1姿勢から第2姿勢に変化した時には、
グロメット体の拡開を解除する軸部を有し、ヒンジ部
は、その自由状態において、ピン体を上記第1姿勢に支
持する構成を採用した。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項2を前提と
して、グロメット体のフランジ部の外面にロック壁を設
け、ピン体の頭部の側面に膨出壁を設け、ピン体をグロ
メット体の内孔内に第1姿勢で押し込むと、当該膨出壁
とロック壁とが係合して、ピン体をグロメット体の内孔
内で第1姿勢から第2姿勢に変化させる方向を規制する
構成を採用した。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3を前提として、ホルダー部とヒンジ部とは、ベース
体から互いに離間する方向に延びた後、ベース体の被固
定物の当接面の反対方向に曲成して、当該各曲成先端部
にグロメット体とピン体とを互いに向き合うように支持
する構成を採用した。
【0008】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4を前提として、ベース体の挿通孔に対して、グロメ
ット体の先端がピン体の先端よりも接近している構成を
採用した。
【0009】請求項6記載の発明は、請求項2乃至請求
項5を前提として、ヒンジ部がホルダー部よりも細長い
構成を採用した。
【0010】請求項7記載の発明は、請求項1を前提と
して、ピン体とヒンジ部とベース体とホルダー部とグロ
メット体とは一直線上に配され、ベース体の挿通孔は、
当該直線方向と直交してベース体の一辺側で開口し、該
開口部を除く孔縁にグロメット体の側面に当接する突出
部を設ける構成を採用した。
【0011】請求項8記載の発明は、請求項7を前提と
して、挿通孔の全周がベース体により囲まれている構成
を採用した。
【0012】依って、本発明にあっては、グロメット体
をベース体に仮止めして、棒状体のホルダー部に対する
仮保持状態を得て、後は、当該グロメット体を被固定物
の取付孔に差し込んで、ピン体をグロメット体の内孔内
に押し込むだけで、固定具を被固定物に本止めして、棒
状体を被固定物側に確実に固定することが可能となるの
で、従来のものと比較すると、作業性が頗る向上する。
【0013】又、これに加えて、請求項2にあっては、
ピン体をその第1姿勢のままグロメット体の内孔内に盲
作業で押し込むだけで、グロメット体を拡開することが
可能となるので、更に作業性が向上し、請求項3にあっ
ては、ピン体が第1姿勢から第2姿勢に変化する方向を
規制できるので、グロメット体の拡開が誤って簡単に解
除されることを防止でき、請求項4にあっては、仮に、
グロメット体の拡開状態が解除されたとしても、固定具
から棒状体が容易に抜け外れることがない。
【0014】請求項5にあっては、順序立った作業が至
って容易となり、請求項6にあっては、ピン体の第1姿
勢から第2姿勢への変化作業が容易となり、請求項7に
あっては、上下の簡単な割型構造で成形することが可能
となると共に、ホルダー部に不測の外力がかかっても、
突出部のグロメット体に対する当接作用で、ピン体のグ
ロメット体からの抜け外れを防止でき、請求項8にあっ
ては、ベース体の挿通孔の剛性を高めて、グロメット体
の確実な仮止め状態を保障できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する好適な実
施の形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係る固
定具は、合成樹脂の一体成形品で、その基本構造は、図
1・図2に示す如く、中央に挿通孔4を形成した矩形状
のベース体1と、該ベース体1の挿通孔4内に挿通され
るグロメット体2と、該グロメット体2の内孔2c内に
押し込まれてグロメット体2を拡開するピン体3とを備
えるものである。
【0016】そして、ベース体1は、上記挿通孔4を一
辺側が開口する角長孔状に形成して、図3にも示す如
く、当該角長孔状の開口部を画成する上縁側を連結壁5
で連結して、該連結壁5を含めて、挿通孔4の全周を囲
むことにより、型割りを可能としながら、挿通孔4自体
の剛性を確保すると共に、上記開口部を除く挿通孔4の
孔縁にグロメット体2の側面に当接する突出部6を設け
る構成となしている。
【0017】グロメット体2は、ベース体1の一側縁に
棒状体を保持する横U字状のホルダー部7を介して一体
に連設されるもので、図4にも示す如く、当該グロメッ
ト体2は、矩形状のフランジ部2aと閉環状の胴部2b
とから成り、フランジ部2aがホルダー部7に連設さ
れ、フランジ部2aとホルダー部7の連設域外面にロッ
ク壁8を突設すると共に、フランジ部2aの外面先端縁
の一方寄りに、後述する膨出壁と係合するストッパー壁
9を突設し、且つ、胴部2bの対向する外面に一対の仮
止め用爪10を形成し、胴部2bの対向する内面に一対
のガイドリブ11を形成する構成となっている。尚、ホ
ルダー部7とフランジ部2aとは、ベース体1の巾寸法
と略等しい巾に設定されている。
【0018】ピン体3は、ベース体1の他側縁に上記ホ
ルダー部7よりも細長いヒンジ部12を介して一体に連
設されるもので、図5にも示す如く、当該ピン体3は、
円盤状の拡大頭部3aと楔状の軸部3bとから成り、拡
大頭部3aがヒンジ部12に連設されている。そして、
頭部3a側に対しては、その上面にマイナスドライバー
の如き工具先端を受け入れる凹溝13を形成すると共
に、ヒンジ部12と逆の側面に偏心した円弧状を呈する
膨出壁14を突設して、該膨出壁14から外方へ張り出
す舌片15を連続して延設する構成となしている。
【0019】又、軸部3bに対しては、基端側に上記グ
ロメット体2のガイドリブ11を嵌入する一対の嵌入溝
16を形成し、先端側に面取りされた扁平形状を積極的
に付与して、当該軸部3bの扁平先端17をヒンジ部1
2に連設された第1姿勢のままグロメット体2の内孔2
c内に押し込むと、グロメット体2を自動的に拡開さ
せ、逆に、グロメット体2の内孔2c内で90°強制的
に回転させた第2姿勢の下では、グロメット体2の拡開
を即座に解除できる構成となしている。
【0020】従って、本実施の形態の下では、位置的に
は、ピン体3とヒンジ部12とベース体1とホルダー部
7とグロメット体2とが連続して一直線上に配されるこ
ととなるので、上下の簡単な割型構造で成形することが
可能となる。
【0021】更に、ホルダー部7とヒンジ部12とは、
図示する如く、ベース体1の各側縁から互いに離間する
方向に延びた後、ベース体1の被固定物に当接する面の
反対方向に曲成して、その各先端部にグロメット体2の
フランジ部2aとピン体3の頭部3aを連結して、グロ
メット体2とピン体3とを互いに向き合う状態に支持す
ることとなるが、この場合には、作業性を考慮して、特
に、ベース体1の挿通孔4に対して、グロメット体2の
先端の方がピン体3の先端よりも接近する状態に支持す
るものとする。
【0022】依って、斯る構成の固定具を用いて、パイ
プやチューブ等の棒状体Rを被固定物たるパネルPに固
定する場合には、まず、棒状体Rを横U字状を呈するホ
ルダー部7の内側に保持して、ホルダー部7の撓みを得
て、グロメット体2の胴部2bをベース体1の挿通孔4
内に挿通すると、図6に示す如く、該グロメット体2の
胴部2bに形成されている一対の仮止め用爪10が挿通
孔4の突出部6の下縁に係止するので、これにより、グ
ロメット体2をベース体1に仮止めできると同時に、棒
状体Rを固定具側に仮保持できる。
【0023】次いで、斯る状態のまま、グロメット体2
の胴部2bをパネルPに予め穿設されている取付孔Hに
差し込むと、今度は、図7に示す如く、グロメット体2
の胴部2bに形成されている一対の仮止め用爪10が取
付孔Hの下縁に係止するので、これにより、棒状体Rを
保持する固定具自体をパネルP側に仮止めできる。
【0024】そこで、最後に、ガイドリブ11と嵌入溝
16の案内を得て、ピン体3の軸部3bを既述した第1
姿勢のままグロメット体2の内孔2c内に押し込むと、
図8に示す如く、グロメット体2の両側が外方に拡開し
て、パネルPの取付孔Hに孔縁に強固に係止するので、
これにより、固定具自体がパネルPに本止めされると同
時に、棒状体RがパネルP側に確実に固定されることと
なる。しかも、このピン体3の押し込みに際しては、予
め、その自由状態において、ピン体3がヒンジ部12に
第1姿勢で支持されているので、押し込み姿勢を目で確
認せずとも、盲作業で行なえる利点がある。
【0025】尚、斯るピン体3の軸部3bをグロメット
体2の内孔2c内に押し込んで、グロメット体2を拡開
した状態にあっては、図9のAに示す如く、グロメット
体2のフランジ部2a側のロック壁8とピン体3の頭部
3a側の膨出壁14が係合することとなるので、これに
より、誤組み付けが防止できると共に、ピン体3の頭部
3aは、図中、時計方向へ回転することは許容される
が、反時計方向へ回転することが阻止される。又、この
時には、挿通孔4の突出部6がグロメット体2の側面に
当接することとなるので、これによっても、固定具の本
止め状態を強化して、ピン体3の抜け外れも抑制でき
る。
【0026】そして、逆に、パネルPに固定されている
棒状体Rを取り外す必要性が生じたような場合には、図
9のBに示す如く、細長いヒンジ部12の変形を得て、
凹溝13内に受け入れられている工具先端(図示せず)
で、ピン体3の頭部3aを回転が許容されている時計方
向、即ち、第2姿勢方向に徐々に回転させると、舌片1
5はフランジ部2aのストッパー壁9上をスムーズに通
過するが、ピン体3が90°回転した時点では、図9の
Cに示す如く、膨出壁14が当該ストッパー壁9に当接
して、その後の回転が阻止される。
【0027】すると、当該ピン体3の90°回転によ
り、今度は、ピン体3の軸部3bの扁平先端17がグロ
メット体2の拡開している側面から完全に離れて、グロ
メット体2の拡開を即座に解除するので、当該グロメッ
ト体2の側壁の内方への撓みを得て、グロメット体2を
ピン体3と一緒にパネルPの取付孔Hから引き抜けば、
これにより、棒状体RをパネルPから簡単に取り外すこ
とが可能となる。更に、棒状体Rを固定具からも取り外
す必要が生じた場合には、ピン体3の軸部3bをグロメ
ット体2の内孔2cから引き抜けば、ホルダー部7から
も棒状体Rを取り外せることとなる。尚、ピン体3の第
1姿勢から第2姿勢に変化する方向が規制されているこ
とは、グロメット体2の拡開が誤って簡単に解除される
ことを防止できる。
【0028】又、この棒状体RをパネルPに再固定する
場合には、前記と同様な作業を行なえばよい訳である
が、第2姿勢に変化したピン体3を押し込んでいるグロ
メット体2を取付孔Hに差し込んで、ピン体3を90°
回転させて、初期の第1姿勢に強制的に復帰させても、
棒状体RをパネルPに再固定することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、グロメット体をベース体に仮止めして、棒状体
のホルダー部に対する仮保持状態を得て、後は、当該グ
ロメット体を被固定物の取付孔に差し込んで、ピン体を
グロメット体の内孔内に押し込むだけで、固定具を被固
定物に本止めして、棒状体を被固定物側に確実に固定す
ることが可能となるので、従来のものと比較すると、作
業性が頗る向上する。
【0030】これに加えて、特に、請求項2の下では、
ピン体をその第1姿勢のままグロメット体の内孔に盲作
業で押し込むだけで、グロメット体を拡開することが可
能となるので、更に作業性が向上し、請求項3の下で
は、ピン体が第1姿勢から第2姿勢に変化する方向を規
制できるので、グロメット体の拡開が誤って簡単に解除
されることを防止でき、請求項4の下では、仮に、グロ
メット体の拡開状態が解除されたとしても、固定具から
棒状体が容易に抜け外れることがない。
【0031】請求項5の下では、順序立った作業が至っ
て容易となり、請求項6の下では、ピン体の第1姿勢か
ら第2姿勢への変化作業が容易となり、請求項7の下で
は、固定具自体を上下の簡単な割型構造で成形するが可
能となると共に、ホルダー部に不測の外力がかかって
も、突出部のグロメット体に対する当接作用で、ピン体
のグロメット体からの抜け外れを防止でき、請求項8の
下では、ベース体の挿通孔の剛性を高めて、グロメット
体の確実な仮止め状態が保障できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る固定具を示す斜視図
である。
【図2】同固定具を一部切欠して示す正面図である。
【図3】図1のA−A線端面図である。
【図4】(A)(B)はグロメット体側の構造を示す要部
平面図と要部側面図である。
【図5】(A)(B)はピン体側の構造を示す要部平面図
と要部側面図である。
【図6】棒状体を固定具に仮保持した状態を一部切欠し
て示す要部正面図である。
【図7】固定具をパネルに仮止めした状態を一部切欠し
て示す要部正面図である。
【図8】固定具をパネルに本止めして、棒状体をパネル
に最終的に固定した状態を一部切欠して示す要部正面図
である。
【図9】(A)(B)(C)はピン体を回転させてグロメッ
ト体の拡開を解除する作業工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース体 2 グロメット体 2a フランジ部 2b 胴部 2c 内孔 3 ピン体 3a 拡大頭部 3b 軸部 4 挿通孔 5 連結壁 6 突出部 7 ホルダー部 8 ロック壁 9 ストッパー壁 10 仮止め用爪(仮止め手段) 12 ヒンジ部 13 凹溝 14 膨出壁 15 舌片 17 軸部の扁平先端 R 棒状体 P パネル(被固定物) H 取付孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状体を被固定物に固定する固定具であ
    って、中央に挿通孔を形成したベース体と、該ベース体
    の挿通孔内に挿通されるグロメット体と、該グロメット
    体の内孔内に押し込まれてグロメット体を拡開するピン
    体とを備え、グロメット体は、ベース体の一側縁に棒状
    体を保持するホルダー部を介して連設され、ピン体は、
    ベース体の他側縁にヒンジ部を介して連設され、且つ、
    グロメット体とベース体の挿通孔間に仮止め手段を設
    け、棒状体をホルダー部で保持して、グロメット体をベ
    ース体の挿通孔内に挿通すると、グロメット体が上記仮
    止め手段でベース体に仮止めされ、当該グロメット体を
    被固定物の取付孔に差し込んで、ピン体をグロメット体
    の内孔内に押し込むと、ベース体がグロメット体の拡開
    で被固定物に本止めされることを特徴とする棒状体の固
    定具。
  2. 【請求項2】 ピン体は、グロメット体の内孔内に第1
    姿勢で押し込まれた時には、グロメット体を拡開し、グ
    ロメット体の内孔内で第1姿勢から第2姿勢に変化した
    時には、グロメット体の拡開を解除する軸部を有し、ヒ
    ンジ部は、その自由状態において、ピン体を上記第1姿
    勢に支持することを特徴とする請求項1記載の棒状体の
    固定具。
  3. 【請求項3】 グロメット体のフランジ部の外面にロッ
    ク壁を設け、ピン体の頭部の側面に膨出壁を設け、ピン
    体をグロメット体の内孔内に第1姿勢で押し込むと、当
    該膨出壁とロック壁とが係合して、ピン体をグロメット
    体の内孔内で第1姿勢から第2姿勢に変化させる方向を
    規制することを特徴とする請求項2記載の棒状体の固定
    具。
  4. 【請求項4】 ホルダー部とヒンジ部とは、ベース体か
    ら互いに離間する方向に延びた後、ベース体の被固定物
    に当接する面の反対方向に曲成して、当該各曲成先端部
    にグロメット体とピン体とを互いに向き合うように支持
    することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の棒状体の固定具。
  5. 【請求項5】 ベース体の挿通孔に対して、グロメット
    体の先端がピン体の先端よりも接近していることを特徴
    とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の棒状体
    の固定具。
  6. 【請求項6】 ヒンジ部がホルダー部よりも細長いこと
    を特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の
    棒状体の固定具。
  7. 【請求項7】 ピン体とヒンジ部とベース体とホルダー
    部とグロメット体とは一直線上に配され、ベース体の挿
    通孔は、当該直線方向と直交してベース体の一辺側で開
    口し、該開口部を除く孔縁にグロメット体の側面に当接
    する突出部を設けたことを特徴とする請求項1記載の棒
    状体の固定具。
  8. 【請求項8】 挿通孔の全周がベース体により囲まれて
    いることを特徴とする請求項7記載の棒状体の固定具。
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