JP2002227815A - 車両用アシストグリップ等の部品の固着具 - Google Patents

車両用アシストグリップ等の部品の固着具

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JP2002227815A
JP2002227815A JP2001026903A JP2001026903A JP2002227815A JP 2002227815 A JP2002227815 A JP 2002227815A JP 2001026903 A JP2001026903 A JP 2001026903A JP 2001026903 A JP2001026903 A JP 2001026903A JP 2002227815 A JP2002227815 A JP 2002227815A
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clip
pin
shaft portion
flange
assist grip
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Toshio Maruyama
敏男 丸山
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N3/00Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
    • B60N3/02Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of hand grips or straps
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60N3/02Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of hand grips or straps
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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車両用アシストグリップ等の部品を車体等の
被取付部材に固着する固着具を提供する。 【解決手段】 車両用アシストグリップ3等の部品を車
体6等の被取付部材に固定する固着具は、プラスチック
製のクリップ1とピン2とから構成され、クリップ1
は、被取付部材の取付穴に挿入でき且つ中空の筒状に形
成された軸部9とフランジ10とを備え、ピン2は、ク
リップ軸部9の中空部分に挿入される軸部27とフラン
ジ29とを備え、クリップ軸部9には、その長手方向に
おいてクリップフランジから遠い根元位置からクリップ
フランジ方向へ延びる弾性脚部17が形成され、弾性脚
部の先端には、車体6等の取付穴縁部に係合する係止肩
21が形成され、係止肩21は、クリップ軸部9に挿入
されたピン軸部27が弾性脚部先端部分をクリップ軸部
の中空部分から半径方向外側に押出すことによって、被
取付部材へ本止めできる長さまでクリップ軸部外面から
突出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用アシストグリッ
プ等の部品を車体等の被取付部材に固着する固着具に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両用アシストグリップは、ヘッドライ
ニング(天井内張り)を通して車体パネルにボルト止め
されることが、従来から行われている。この取付け方法
は、ボルトが必要であり、車体に溶着されるナットが必
要であり、部品点数が多く、ボルトやナットが金属であ
るため重量が増加し、また、ボルト締め付け作業が必要
になり、更に、ボルトとアシストグリップと工具とを一
人の作業者が持って作業しなければならないので、作業
性も悪い。特表平10−512943号公報には、アシ
ストグリップの両端に車体へ取付けるためのクリップを
一体成形し、このクリップを用いてアシストグリップを
車体に固着する固着具が開示されている。この公報のク
リップは、ほぼVの字形状に形成された一対の脚部から
構成され、両脚部を車体の取付穴に挿入して、更に、両
脚部の間にロック部材を挿入することによって、アシス
トグリップを車体に固着している。この固着具によれ
ば、ボルト及びナットが不要になり、上記の不具合が解
消できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の特表平10−5
12943号公報に記載の固着具は、ボルト及びナット
が不要になり、軽量化が図られ、部品点数が減少し、ク
リップを車体穴に挿入しクリップにロック部材を挿入す
るだけでよいので作業性も向上する。しかし、この固着
具は、アシストグリップと一体成形されるため、アシス
トグリップと同時にクリップを成形する必要があり、種
々のアシストグリップ毎にクリップも成形せねばならな
い。また、アシストグリップが取付けられる車体部分に
は、その天井部分の車体をむきだしにしないためあるい
は装飾のためにヘッドライニングが設けられる。上記公
報の固着具は、車両の艤装ラインにおいてヘッドライニ
ングを車体に位置決め及び保持しつつ、アシストグリッ
プを取付ける作業を強いられるので、作業性の改善の余
地がある。また、実開平5−79021号公報には、2
つのパネル(インシュレータ等の軟質のパネルと硬質の
車体パネル)を相互に連結するため、クリップとピンと
から構成される固着具が示されている。この固着具は、
クリップにピンを挿入することによって2つのパネルを
確実に連結するように形成されている。しかし、この公
報には、その固着具を、アシストグリップ等の部品を車
体に連結するのに利用する点については開示せず、その
利用のための構成も示していない。
【0004】従って、本発明の目的は、ボルト及びナッ
トを不要にし、取付け作業性もよい固着具であって、例
えば、ヘッドライニングのある場合であっても、取付け
作業が容易な、車両用アシストグリップ等の部品を車体
等の被取付部材に固着する固着具を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、車両用アシストグリップ等の部品を車体
等の被取付部材に固定する固着具であって、プラスチッ
ク製のクリップとプラスチック製のピンとから構成さ
れ、クリップは、被取付部材の取付穴に挿入でき且つピ
ンを受入れるように中空の筒状に形成された軸部と、該
軸部の一端に設けられピンを受入れる開口が形成された
フランジとを備え、ピンは、フランジの開口及び軸部の
中空部分に挿入される軸部と、該ピン軸部の一端に設け
られクリップフランジに対向できるフランジとを備え、
クリップ軸部には、その長手方向においてクリップフラ
ンジから遠い根元位置からクリップフランジに隣接する
先端位置まで延びる弾性脚部が形成され、該弾性脚部の
先端は自由端部であり、該弾性脚部の先端側には、被取
付部材の取付穴の縁部に係合する係止肩が形成され、該
先端側の弾性脚部部分はクリップ軸部の中空部分の中に
入り込んでおり、係止肩は、クリップ軸部に挿入された
ピン軸部が弾性脚部先端部分をクリップ軸部の中空部分
から半径方向外側に押出すことによって、被取付部材へ
本止めできる長さまでクリップ軸部外面から突出するよ
うに形成されていることを特徴とする固着具を提供す
る。この固着具によれば、クリップフランジにアシスト
グリップ等の部品を取付けて、ヘッドライニング等とと
もに車体の取付穴にクリップ軸部を挿入することによっ
て、アシストグリップ等の部品が車体等の被取付部材に
仮止め連結され、更に、クリップ軸部にピンを挿入する
だけで部品を被取付部材に本止め連結することができ
る。従って、ボルト及びナットを不要にし、取付け作業
性もよい固着具が得られる。
【0006】上記固着具において、係止肩の一部は、ク
リップ軸部にピン軸部が挿入されない状態で、被取付部
材への仮止めができる程度にクリップ軸部の外面より突
出している。これによって、例えば、艤装ラインとは別
の場所でヘッドライニングに固着具を先付けすることが
でき、艤装ラインでの取付け作業ではヘッドライニング
の保持が不要になり、作業性が向上する。弾性脚部は、
クリップ軸部に対向するように一対設けられている。ク
リップ軸部に挿入されたピン軸部を挿入状態に保持する
ために、弾性脚部及びピン軸部には、それぞれ、挿入状
態において相互に係止する係止部が形成されている。そ
の挿入状態でピンフランジはクリップフランジに接面し
ており、該クリップフランジには工具先端を差し入れて
ピンフランジをこじ上げるための隙間が形成されてお
り、ピン軸部の前記係止部をクリップ軸部の前記係止部
から引き上げることができる。これによって、固着具を
取外しできる。ピン軸部には、クリップ軸部へ挿入する
と弾性脚部の係止肩を徐々にクリップ軸部外側に突き出
すように、弾性脚部を撓めるテーパ係合部が形成されて
いる。弾性脚部の係止肩はクリップフランジとほぼ平行
に形成され、弾性脚部は、係止肩から先端までの部分が
クリップフランジに向って垂直に延びており、ピンフラ
ンジには、弾性脚部先端の外側への撓みを制限するよう
に脚部先端に係合する押え片が設けられている。これに
よって、弾性脚部の撓み過ぎによる本止め連結の解除を
防止する。クリップフランジには、アシストグリップの
端部が旋回可能に取付けられる部品保持部が形成されて
いる。
【0007】上記固着具を用いて、アシストグリップを
ヘッドライニングを介して車体に取付けるには、アシス
トグリップの両端に設けられた固着具保持部にそれぞれ
クリップフランジの部品保持部を連結してアシストグリ
ップにクリップを取付け、ヘッドライニングの取付穴に
クリップを挿入して弾性脚部の係止肩の一部をヘッドラ
イニング取付穴の縁部に係止させてアシストグリップを
ヘッドライニングに仮止めし、アシストグリップが仮止
めされたヘッドライニングを車体へ移送してクリップ軸
部を車体の取付穴に位置決めするとともに、クリップ軸
部を車体取付穴に挿入して係止肩の前記一部をヘッドラ
イニング取付穴の縁部から車体取付穴の縁部に移動及び
係止させてアシストグリップをヘッドライニングと車体
に仮止めし、ピンを、両クリップのそれぞれに位置決め
し、係止肩をクリップ軸部の外側に押出すようにピン軸
部をクリップフランジ及びクリップ軸部に挿入して、ア
シストグリップをヘッドライニング及び車体に本止めす
ることによって、簡単に行うことができる。また、アシ
ストグリップをヘッドライニングに先付けして、ヘッド
ライニングと一緒に車両艤装ラインに持ち込むことがで
きる。
【0008】更に、本発明においては、車両用アシスト
グリップ等の部品を車体等の被取付部材に固定する固着
具であって、プラスチック製のクリップとプラスチック
製のピンとから構成され、クリップは、被取付部材の取
付穴に挿入でき且つピンを受入れるように中空の筒状に
形成された軸部と、該軸部の一端に設けられピンを受入
れる開口が形成されたフランジとを備え、ピンは、フラ
ンジの開口及び軸部の中空部分に挿入される軸部と、ピ
ン軸部の一端に設けられクリップフランジに対向できる
フランジとを備え、クリップ軸部には、その長手方向に
おいてクリップフランジから遠い根元位置からクリップ
フランジに近い先端位置まで延びる弾性脚部が形成さ
れ、弾性脚部の先端は、自由端部であるとともに、被取
付部材の取付穴の縁部に係合する係止肩として形成さ
れ、該係止肩から根元側に向う中間弾性脚部部分はクリ
ップ軸部の中空部分の中に入り込んでおり、係止肩及び
中間弾性脚部部分は、クリップ軸部に挿入されたピン軸
部が中間弾性脚部部分をクリップ軸部の中空部分から半
径方向外側に押出すことによって、係止肩を被取付部材
へ本止めできるまでクリップ軸部外面から突出するよう
に形成されていることを特徴とする固着具が提供され、
この固着具においても、クリップフランジにアシストグ
リップ等の部品を取付けて、ヘッドライニング等ととも
に車体の取付穴にクリップ軸部を挿入することによっ
て、アシストグリップ等の部品が車体等の被取付部材に
仮止め保持でき、更に、クリップ軸部にピンを挿入する
だけで部品を被取付部材に本止め固着することができ、
ボルト及びナットを不要にし、取付け作業性もよい固着
具が得られる。
【0009】上記固着具において、クリップ軸部には、
弾性脚部とは別に、該軸部の先端の外面からクリップフ
ランジ側に向けて半径方向外側に斜めに延びる仮止め弾
性爪が形成されている。クリップ軸部には、クリップフ
ランジに隣接する位置に、ピン軸部がクリップ軸部の中
間位置まで挿入された仮止め連結状態で、ピン軸部の第
1係止凹部に係合する仮止め連結用の係止爪が形成され
ている。ピン軸部の第1係止凹部とは異なる位置に第2
係止凹部が形成されており、第2係止凹部は、クリップ
軸部の弾性脚部の中程に形成された内側向きに突出する
内側突出部を受入れる形状であり、また、第2係止凹部
は、ピン軸部をクリップ軸部にピンフランジがクリップ
フランジに接面するまで押込んだ本止め位置において、
前記弾性脚部の前記内側突出部が嵌合して本止め連結を
維持するように形成されている。ピン軸部は、ピン軸部
がクリップ軸部の軸心回りに回転可能に形成されてお
り、本止め位置で連結された状態のピン軸部を軸心回り
に一定角度回転することによって本止め連結を解除でき
る。クリップフランジには、アシストグリップの端部が
旋回可能に取付けられる部品保持部が形成されている。
【0010】上記固着具を用いて、アシストグリップを
ヘッドライニングを介して車体に取付けるには、クリッ
プ軸部にピン軸部をクリップ軸部の中間位置まで挿入し
てクリップにピンを仮止め連結し、アシストグリップの
両端に設けられた固着具保持部にそれぞれクリップフラ
ンジの部品保持部を連結してアシストグリップにクリッ
プを取付け、ヘッドライニングの取付穴にピン付きのク
リップの軸部を挿入してクリップの仮止め弾性爪をヘッ
ドライニング取付穴の縁部に係止させてアシストグリッ
プをヘッドライニングに仮止めし、アシストグリップが
仮止めされたヘッドライニングを車体へ移送して前記ク
リップ軸部を車体の取付穴に位置決めするとともに、ク
リップ軸部を車体取付穴に挿入し、更に、ピンフランジ
をクリップフランジに接面するように押圧して、ピン軸
部を、前記係止肩がクリップ軸部の外側に突出するよう
にクリップ軸部に挿入して、アシストグリップをヘッド
ライニング及び車体に本止めする。これによって、取付
け作業を簡単に行うことができ、アシストグリップをヘ
ッドライニングに先付けして、ヘッドライニングと一緒
に車両艤装ラインに持ち込むこともできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照しながら説明する。図1〜図13において、
本発明の第1実施例に係る固着具が示されている。本発
明の第1実施例に係る固着具は、図1〜図5に示すプラ
スチック製のクリップ1と、図6〜図8に示すプラスチ
ック製のピン2とから構成される。図9〜図13は、ク
リップ1とピン2とから成る固着具を用いて、取付部品
としてのアシストグリップ3を副被取付部材であるヘッ
ドライニング5を介して主被取付部材としての車体6に
取付ける手順を示している。なお、アシストグリップ3
は公知のものであり、図示の便宜上、図9にその全体を
示し、他の図では輪郭だけを示している。以下、第1実
施例の固着具について詳細を説明する。
【0012】上記の通り、第1実施例に係る固着具は、
クリップ1とピン2とから構成される。クリップ1は、
プラスチックの一体成形品であり、図1〜図5に示さ
れ、ピン2は、プラスチックの一体成形品であり、図6
〜図8に示されている。クリップ1は、ヘッドライニン
グ及び車体の取付穴に挿入でき且つピン2を受入れるよ
うに中に中空部分7を有するように形成された筒状(角
筒形状:円筒形状でもよいがクリップの回転阻止の点に
おいて角筒のほうが好ましい)の軸部9と、その軸部9
の一端(図の上端)にヘッドライニング(又は車体)の
取付穴の縁部に接面でき軸部9が取付穴にそれ以上挿入
できないようにするとともに車体等へ接面して固着の強
化及び安定を図るフランジ10とを有する。フランジ1
0には、取付部品としてのアシストグリップの端部を旋
回可能に連結する部品保持部11が設けられている。ま
た、フランジ10は、ピン2が、軸部9の中空部分7に
挿入できるように中空部分7に連続する開口13が形成
されている。この開口13は軸部9を車体等から取外す
ときの操作のために中空部分7より大きく開口してい
る。フランジ10の部品保持部11には、アシストグリ
ップに旋回可能に連結するためのピン(図示せず)を収
容する穴14が形成され、ばね収容部15にはアシスト
グリップを所定の姿勢に維持するコイルばね(図示せ
ず)が収容される。
【0013】クリップ軸部9には、クリップフランジ1
0から遠い側(図の下端側)からクリップフランジ10
に隣接する位置まで延びる弾性脚部17が、軸部9の軸
心を中心として対向して一対形成されている。弾性脚部
17は、根元から上端に垂直方向に延びる2つのスリッ
ト18と上端を水平に延びる1つのスリット19によっ
て軸部9の本体から分離し、下部の根元部分で軸部9の
本体につながっているので、その根元部分を中心に先端
部分が半径方向に撓むことができる。各弾性脚部17の
先端側には、車体の取付穴の縁部に係合する係止肩21
が形成されている。係止肩21は、その一部がクリップ
軸部9の外面より少し突出している。その突出の程度
は、クリップ軸部9にピン2が挿入されない状態で、被
取付部材としてのヘッドライニング(及び/又は車体)
へ仮止めできる長さである。この仮止め突出部分22
は、図示のように、仮止めが容易であり、取外しも容易
であるように、上下方向においてテーパしているのが好
ましい。
【0014】係止肩21から先端側の弾性脚部のそれぞ
れには、クリップ軸部9の中空部分7の中に水平に少し
入り込んだ後、クリップフランジ10に向けて垂直に延
びた弾性脚部延長部分としてのリップ部23が、2つ
(数は任意でよい)形成されている。リップ部23は、
ピン2をクリップ軸部9に挿入すると、ピンによって半
径方向外方に押出されて、弾性脚部17の先端側の係止
肩21をクリップ軸部外面に突出させる。係止肩21
は、クリップ軸部9に挿入されたピン2が弾性脚部先端
部分すなわちリップ部23をクリップ軸部の中空部分7
から半径方向外側に押出すことによって、被取付部材と
しての車体へ本止めできる長さまでクリップ軸部外面か
ら突出するように形成されている。また、リップ部23
は、一対の弾性脚部17のそれぞれの先端側に設けられ
ており、ピン2を抜き出した後、ペンチ等の工具によっ
て半径方向内側に引き寄せることができ、これによっ
て、係止肩21が車体やヘッドライニングの取付穴の縁
部との係合が外れて、クリップ1を車体やヘッドライニ
ングから抜き出すことができる。
【0015】各弾性脚部17の中空部分7の側すなわち
内側には、仮止め突出部分22に対応する位置に、ピン
2を本止め連結位置に保持する突出係止部25が設けら
れている。この突出係止部25は、ピン2が挿入し易く
且つ本止め位置に留まるように下方に向けて内側にテー
パし下端において肩を有するように形成されている。な
お、図5に図示のように、突出係止部25は、弾性脚部
17の先端側の、2つのリップ部23の間に形成されて
いる。突出係止部25は、ピンに設けられた係止凹部に
係合してピン2を本止め連結位置に保持する。クリップ
1及びピン2の取外しにおいては、ピン2を突出係止部
25との係合を解除する。このため、クリップフランジ
10には、スクリュードライバ等の工具先端を差し入れ
てピンをこじ上げるための隙間すなわち窓26(図2)
が形成されている。
【0016】ピン2は、図6〜図8に示すように、クリ
ップフランジ10の開口13及びクリップ軸部9の中空
部分7に挿入される軸部27と、ピン軸部27の一端
(図6及び7において上端)に形成されたフランジ29
とを有する。ピンフランジ29はピン軸部27がクリッ
プ軸部9に挿入されるとクリップフランジ10に対向し
て接面できる。ピン軸部27は、図8の底面図に図示の
ように、ほぼ十字のリブ形状で形成されており、必要な
強度を保ちながら軽量化を図っている。そして、ピン軸
部27は、図6に図示のように、クリップ軸部9の中空
部分7に挿入するとリップ部23に係合して徐々に弾性
脚部の係止肩21をクリップ軸部9の外側に突き出すよ
うに弾性脚部17を撓めるように、下端に向けて先細に
なるようにテーパしたテーパ係合部30を有する。この
テーパ係合部30は、2対のリップ部23に合わせて、
2つ設けられている。ピン軸部27には、クリップ軸部
9に挿入されて本止め連結位置を保持するため、クリッ
プ軸部9の突出係止部25に係合する凹形状の係止部す
なわち形状凹部31が、突出係止部25に合わせて2つ
形成されている。ピンフランジ29には、クリップ1の
弾性脚部17の先端のリップ部23に半径方向外側から
係合して、弾性脚部17の外側への撓みを制限する押え
片33が、ピン軸部27を間にして2つ設けられてい
る。押え片33は弾性脚部17の外側への撓み過ぎを防
止することによって、弾性脚部17の強度を維持すると
ともに、突出係止部25が係止凹部31から離れるのを
阻止して、本止め連結が外れるのを阻止する。
【0017】かかる構成の、クリップ1とピン2から構
成される固着具を用いて、アシストグリップ3を、ヘッ
ドライニング5及び車体6に取付ける手順を図9〜図1
3を参照して説明する。先ず、図9において、クリップ
1が、アシストグリップ3の両端に設けられた固着具保
持部34のそれぞれに取付けられる。この取付けは、ク
リップフランジ10の部品保持部11とアシストグリッ
プ固着具保持部34とが連結ピン(図示せず)によって
旋回可能に連結され、更に、連結ピンにはコイルばね
(図示せず)が設けられて、クリップ1を、クリップフ
ランジ10がアシストグリップ3の固着具保持部34の
面に接面するようにばね付勢される。
【0018】次に、図10に図示のように、クリップ1
が取付けられたアシストグリップ3をヘッドライニング
5に取付ける。すなわち、アシストグリップ3に取付け
られたクリップ1の軸部9をヘッドライニング5の取付
穴35に位置決めして、矢印37の方向にアシストグリ
ップ3を移動させ、クリップ軸部9をヘッドライニング
3の取付穴35に挿入する。この挿入は、アシストグリ
ップ3の両端のクリップ1のそれぞれについて行う。挿
入によって、弾性脚部17の係止肩21の一部すなわち
仮止め突出部分22がヘッドライニング取付穴35の縁
部に係止してアシストグリップ3がヘッドライニング5
に仮止めされる。この状態が、図11に示される。
【0019】図11において、アシストグリップ3が仮
止めされたヘッドライニング5を車体のある艤装ライン
へ移送する。この場合、アシストグリップ付きのヘッド
ライニングのある場所と車体のある場所とは別の場所で
あってよく、例えば、アシストグリップ付きのヘッドラ
イニングを供給するメーカから、車両メーカの艤装ライ
ンに納品する形態を取ることもできる。艤装ラインへ移
送された、アシストグリップグリップ付きのヘッドライ
ニング5をもって、クリップ1の軸部9を車体6の取付
穴38に位置決めする。そして、そのまま、図11の矢
印39の方向にヘッドライニング5を、クリップ1及び
アシストグリップ3とともに、車体6に移動させ、クリ
ップ軸部9を車体取付穴38に挿入して係止肩21の仮
止め突出部分22をヘッドライニング取付穴35の縁部
から車体取付穴38の縁部に移動及び係止させる。これ
によって、アシストグリップ3をヘッドライニング5と
車体6に仮止めできる。
【0020】図12において、コイルばねによってクリ
ップフランジ10に接面していたアシストグリップ3を
矢印41の方向に旋回させて、クリップフランジ10の
上面を開放する。開放した状態で、ピン2を指42等に
よって保持し、各クリップ1のフランジ10の開口及び
軸部9の中空部分に位置決めし、そのまま矢印43の方
向に移動して、クリップ軸部9にピン軸部27を挿入す
る。挿入によってテーパ係合部30がクリップ軸部9の
弾性脚部17の係止肩21の先端側にあるリップ部23
を徐々に軸部外側に移動させ、これによって、係止肩2
1をクリップ軸部9の外側に押出し、係止肩21が十分
に外側に突き出て(矢印45)アシストグリップ3をヘ
ッドライニング5及び車体6に本止め連結する。本止め
連結作業は、ピン軸部27の係止凹部31がクリップ軸
部9の突出係止部25に係合することによって完了す
る。完了後、アシストグリップ3を離すと、コイルばね
の付勢力によって、アシストグリップ3は2点鎖線位置
に自動的に復帰する。
【0021】本止め連結の様子が図13に示されてい
る。本止め連結を維持するために、ピン軸部27の係止
凹部31はクリップ軸部9の突出係止部25に係合して
いる。また、ピンフランジ29から垂下する押え片33
は、リップ部23の外方への撓みを制限して、弾性脚部
17の撓み過ぎを規制し、本止め連結の強度を高く維持
するとともに、係止凹部31が突出係止部25から離れ
るのを阻止して、本止め連結を確実に維持する。
【0022】なお、アシストグリップ3を車体6から取
外すには、スクリュードライバ等の工具先端を窓26
(図2)から差し入れて、ピンフランジ29とクリップ
フランジ10の隙間に差し込み、スクリュードライバを
軸心回りに回転させることで、ピン2をクリップ1から
こじ上げることができる。このこじ上げによって、ピン
2は本止め連結が解除され、アシストグリップ3を旋回
することによって、ピン2をクリップ1から引き抜くこ
とができる。クリップ1によってアシストグリップ3は
ヘッドライニング5及び車体6に仮止め連結されている
が、ペンチ等の工具によって、2対のリップ部25をク
リップ軸部9の軸心側に引き寄せることによって、係止
肩21が内側に移動して、仮止め連結が解除され、その
ままアシストグリップ3をクリップ1とともに車体6及
びヘッドライニング5から取外しできる。
【0023】次に、本発明の第2実施例について図14
〜図24を参照しながら説明する。本発明の第2実施例
に係る固着具は、図14〜図18に示すプラスチック製
のクリップ49と、図19〜図21に示すプラスチック
製のピン50とから構成される。図22〜図24は、ク
リップ49とピン50とから成る固着具を用いて、取付
部品としてのアシストグリップ3を副被取付部材である
ヘッドライニング5を介して主被取付部材としての車体
6に取付ける手順を示している。
【0024】図14〜図18において、クリップ49
は、ヘッドライニング及び車体の取付穴に挿入でき且つ
ピン50を受入れるように中に中空部分51を有するよ
うに形成された筒状(角筒形状:円筒形状でもよいがク
リップの回転阻止の点において角筒のほうが好ましい)
の軸部53と、その軸部53の一端(図の上端)にヘッ
ドライニング(又は車体)の取付穴の縁部に接面でき軸
部53が取付穴にそれ以上挿入できないようにするとと
もに車体等へ接面して固着の強化及び安定を図るフラン
ジ54とを有する。フランジ54には、取付部品として
のアシストグリップの端部を旋回可能に連結する部品保
持部55が設けられている。また、フランジ54には、
ピン50が、軸部53の中空部分51に挿入できるよう
に中空部分51に連続する円形の開口57が形成されて
いる。開口57の上部57′はピン50を抜き出すとき
の軸心回りの回転のためにピンフランジを受入れる大き
さの円形に形成されている。この円形開口57′には、
ピン50が適正な角度位置で挿入されるように、ピン5
0の円形フランジ(後述)に形成される凹部に嵌る小さ
な突起58が形成されている。クリップフランジ54の
部品保持部55には、アシストグリップ3に旋回可能に
連結するためのピン(図示せず)を収容する穴59と、
アシストグリップを所定の姿勢に維持するコイルばね
(図示せず)が収容されるばね収容部59が設けられて
いる。
【0025】クリップ軸部53には、クリップフランジ
54から遠い側(図の下端側)からクリップフランジ1
0に隣接する位置まで延びる弾性脚部62が、軸部53
の軸心を中心として対向して一対形成されている。弾性
脚部62は、根元から上端に垂直方向に延びる2つのス
リットと上端を水平に延びる1つのスリットによって軸
部53の本体から分離し、下部の根元部分で軸部53の
本体につながっているので、その根元部分を中心に先端
部分が半径方向に撓むことができる。各弾性脚部53の
先端側には、車体の取付穴の縁部に係合する係止肩63
が形成されている。係止肩63から根元(先端)側に向
う内側の弾性脚部部分は、クリップ軸部53の中空部分
51の中に徐々に入り込んだテーパ係止部65として形
成されている。テーパ係止部65は図17に図示のよう
に対をなしている。テーパ係止部65の下端は、ピン5
0が挿入されたときの本止め連結を維持するようにフッ
ク形状に形成されている。ピン50がクリップ軸部53
に挿入されてテーパ係止部65に至ると、弾性脚部62
を軸部53の外方に撓めて係止肩63を車体の取付穴縁
部の本止め位置まで押出されて本止め連結できる。
【0026】クリップ軸部53の上部には、ピン50を
弾性脚部62を撓めない状態で連結する仮止め連結用の
係止爪66(図14、18)が設けられている。この係
止爪66はテーパ係止部65に対して90度ずれた位置
に対をなしている。係止爪66は、ピン50の仮止め連
結用係止凹部に係止して、ピン50を弾性脚部62を撓
めない位置に挿入した状態で仮止め連結する。クリップ
軸部53には、弾性脚部62とは別に、クリップ軸部5
3の先端側外面からクリップフランジ54に向けて半径
方向外側に斜めに延びる仮止め弾性爪67が形成されて
いる。仮止め弾性爪67は、あまり剛性のあるものでは
なく、アシストグリップがヘッドライニングに仮止め連
結されて通常の状態では連結外れしない程度であればよ
い。仮止め弾性爪の剛性を低くするのは、車体への本止
め連結後、再使用や交換のためにアシストグリップを取
外すことができるようにするためである、アシストグリ
ップの取外しのために、クリップ軸部53を車体取付穴
から引き抜くとき、仮止め弾性爪67はその剛性が低い
のでやや強い引き抜き力で図15の姿勢から下向きに変
形されて、クリップ49を車体から引き抜きできる。仮
止め弾性爪67の位置は、弾性脚部62(ひいては係止
肩63)に対して、90度ずれた位置に対をなして形成
されている。
【0027】アシストグリップの取外しのためには、本
止め連結状態にあるクリップ49を仮止め連結状態にす
る。そのためには、ピン50をクリップ49に対して所
定角度(実施例では、90度)回転することによって、
本止め連結のロックを解除できる(この点については更
に後述する)。その後、ピン50を仮止め連結位置まで
引き上げる。この引き上げのため、クリップフランジ5
4には、スクリュードライバ等の工具先端を差し入れて
ピン50をこじ上げるための窓69(図15)が形成さ
れている。
【0028】ピン50は、図19〜図21に示すよう
に、クリップフランジ54の開口57及びクリップ軸部
53の中空部分51に挿入される軸部70と、ピン軸部
70の一端(図20及び21において上端)に形成され
たフランジ71とを有する。ピンフランジ71は、ピン
軸部70がクリップ軸部53に挿入されるとクリップフ
ランジ54の開口57に対向し、完全に挿入される(本
止め連結に至る)と円形開口57′の中に収容される。
図19に図示のように、ピンフランジ71は、収容され
た円形開口57′の中で回転できる円板に形成されてい
る。この回転をするため、ピンフランジ71の上面に
は、コインやスクリュードライバ先端が係合できる溝7
3が形成されている。また、ピンフランジ71の上面に
は、円形開口57′の小突起58に嵌合する小凹部74
が形成されている。小突起58と小凹部74とは、相互
に嵌合してピン50がクリップ49に対して不用意に回
転しないようにし、また、ピン50をクリップ49に挿
入するとき、ピン50の角度を適正にする指標ともな
る。
【0029】ピン軸部70は、全体としてほぼ円柱形状
に形成される。その先端部分(下端部分)75は、挿入
の容易のためと、仮止め連結状態でクリップ軸部53の
弾性脚部62をクリップ軸部外方に撓めないためによっ
て、先細にテーパしている。ピン軸部70の中間位置に
は、ピン50をクリップ49に仮止め連結状態に維持す
るため、クリップ軸部53の仮止め連結用係止爪66に
係合する第1係止凹部77が係止爪66に対応して一対
設けられている。ピン軸部70の中間の別の位置(角度
が90度ずれ高さも違う位置)には、本止め連結を維持
するための第2係止凹部78が形成されている。第2係
止凹部78は、弾性脚部62の内側突出部であるテーパ
係止部65を受入れる形状であり、ピン軸部70をクリ
ップ軸部53にピンフランジ71がクリップフランジ5
4に接面するまで押込んだ本止め位置において、テーパ
係止部65が嵌合して本止めの連結を維持する。第1係
止部77及び第2係止部78は、角度が90度ずれた位
置ではなくなっており、ピン50を90度回転させるこ
とで、第1係止凹部77と係止爪66とは係合しなくな
り、第2係止凹部78とテーパ係止部65との係合は解
除される。
【0030】かかる構成の、クリップ49とピン50か
ら構成される固着具を用いて、アシストグリップ3を、
ヘッドライニング5及び車体6に取付ける様子を図22
〜図24を参照して説明する。先ず、クリップ49が、
アシストグリップ3の両端に設けられた固着具保持部の
それぞれに取付けられる。この取付けは、クリップフラ
ンジ54の部品保持部55とアシストグリップ固着具保
持部とが連結ピン(図示せず)によって旋回可能に連結
され、更に、連結ピンにはコイルばね(図示せず)が設
けられて、クリップ49を、クリップフランジ54がア
シストグリップ3の固着具保持部の面に接面するように
ばね付勢する。次に、図22及び図23に図示のよう
に、アシストグリップ3を持ち上げて、ピン50をクリ
ップ49に少し挿入して仮止め連結する。詳細には、ピ
ン軸部70をクリップ軸部53に挿入して、ピン軸部7
0の第1係止凹部77にクリップ軸部53の仮止め連結
用係止部66を係合させる。この連結は、係合するとき
のカチというクリック音あるいはピン軸部70の先端テ
ーパ部75がクリップ軸部53のテーパ係止部65を押
圧するときの抵抗力の感触または弾性脚部62の外側へ
の撓み始めの目視等種々の方法で知ることができる。ま
た、挿入の前あるいは途中において、クリップフランジ
53の開口57′の小突起58にピンフランジ71の小
凹部を合わせるようにする。これによって、第1係止凹
部77と仮止め連結用係止部66との係合が確保され、
その後の本止め連結のための、第2係止凹部78とテー
パ係止部65の係止フック部分との係合も確保できる。
そして、アシストグリップ3に取付けられたクリップ4
9の軸部53をヘッドライニング5の取付穴35に位置
決めして、クリップ軸部53をヘッドライニング3の取
付穴35に挿入する。この挿入は、アシストグリップ3
の両端のクリップ1のそれぞれについて行う。挿入によ
って、仮止め弾性爪67の先端がヘッドライニング取付
穴35の縁部に係止してアシストグリップ3がヘッドラ
イニング5に仮止めされる。この状態が、図23に示さ
れる。
【0031】図24は、アシストグリップ3付きのヘッ
ドライニング5を車体6に固着した様子を示す。クリッ
プ49及びピン50から成る本発明の固着具によってア
シストグリップ3が仮止めされたヘッドライニング5
を、車体のある艤装ラインへ移送する。この場合、アシ
ストグリップ付きのヘッドライニングのある場所と車体
のある場所とは別の場所であってよく、例えば、アシス
トグリップ付きのヘッドライニングを供給するメーカか
ら、車両メーカの艤装ラインに納品する形態を取ること
もできる。艤装ラインへ移送された、アシストグリップ
グリップ付きのヘッドライニング5をもって、クリップ
49の軸部53を車体6の取付穴38に位置決めする。
そのまま、ヘッドライニング5を、クリップ49及びピ
ン50並びにアシストグリップ3とともに、車体6に移
動させ、クリップ軸部53を車体取付穴38に挿入して
仮止め弾性爪67をヘッドライニング取付穴35の縁部
から車体取付穴38の縁部に移動及び係止させる。これ
によって、アシストグリップ3をヘッドライニング5と
車体6に仮止めできる。仮止めの後、更に、ピン50の
フランジ71を指等によって矢印79の方向に押圧し
て、実線で示すように、ピン50をのフランジ71をク
リップのフランジ54の開口57′に収容するように接
面させる。この挿入によって、ピン軸部70は、クリッ
プ軸部の弾性脚部62のテーパ係止部65を半径方向外
側に押出して、係止肩63をクリップ軸部53の外側に
押出し、係止肩70が十分に外側に突き出て(矢印8
1)アシストグリップ3をヘッドライニング5及び車体
6に本止め連結する。本止め連結作業は、ピン軸部70
の第2係止凹部78がクリップ軸部53のテーパ係止部
65の下端のフックに係合することによって完了する。
完了後、アシストグリップ3を離すと、コイルばねの付
勢力によって、アシストグリップ3はクリップフランジ
54に接面する位置に自動的に復帰する。ピン軸部70
の第2係止凹部78がクリップ軸部53のテーパ係止部
65の下端のフックに係合しているので、本止め連結は
維持される。
【0032】なお、アシストグリップ3を車体6から取
外すには、先ず、ピン50のフランジ71の上面の溝7
3(図19)にスクリュードライバ等の工具先端又はコ
インをあてがって、ピン50を軸心回りに90度回転さ
せる。この回転によって、ピン軸部70の第2係止凹部
78がクリップ軸部53のテーパ係止部65の下端のフ
ックから離れて、係合が解除されされる。この状態で、
スクリュードライバ等の工具先端を窓69(図15)か
ら差し入れて、ピンフランジ71とクリップフランジ5
4の隙間に差し込み、スクリュードライバを軸心回りに
回転させることで、ピン50をクリップ49からこじ上
げることができる。このこじ上げによって、ピン50は
本止め連結が解除され、アシストグリップ3を旋回する
ことによって、ピン50をクリップ49から引き抜くこ
とができる。ピン50を引き抜いても、クリップ49は
仮止め弾性爪67によって車体6及びヘッドライニング
5に仮止め連結されている。しかし、仮止め弾性爪67
の剛性は低いので、クリップ49の強いを引き抜き力に
よって、仮止め弾性爪67は図23の姿勢から大きく旋
回して変形し、クリップ49はアシストグリップ3とと
もに車体6及びヘッドライニング5から引き抜くことが
できる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、クリップフランジにア
シストグリップ等の部品を取付けて、ヘッドライニング
等とともに車体の取付穴にクリップ軸部を挿入すること
によって、アシストグリップ等の部品が車体等の被取付
部材に仮止め連結され、更に、クリップ軸部にピンを挿
入するだけで部品を被取付部材に本止め連結することが
できる。従って、ボルト及びナットを不要にし、取付け
作業性もよい固着具が得られる。また、例えば、艤装ラ
インとは別の場所でヘッドライニングに固着具を先付け
することができ、艤装ラインでの取付け作業ではヘッド
ライニングの保持が不要になり、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る固着具のクリップ
の平面図である。
【図2】 図1のクリップの正面図である。
【図3】 図2のクリップの左側面図である。
【図4】 図2のクリップのA−A線断面図である。
【図5】 図3のクリップのB−B線断面図である。
【図6】 本発明の第1実施例に係る固着具のピンの正
面図である。
【図7】 図6のピンの左側面図である。
【図8】 図6のピンの底面図である。
【図9】 アシストグリップのクリップ取付部を示す図
である。
【図10】 本発明の第1実施例に係る固着具のクリッ
プを用いてアシストグリップをヘッドライニングに仮止
めする様子を示す図である。
【図11】 アシストグリップが仮止めされたヘッドラ
イニングを車体に仮止めする様子を示す図である。
【図12】 車体に仮止めされたアシストグリップを本
止めする前の状態を示す図である。
【図13】 アシストグリップをヘッドライニング及び
車体に本止め連結した後の様子を示す図である。
【図14】 本発明の第2実施例に係る固着具のクリッ
プの平面図である。
【図15】 図14のクリップの正面図である。
【図16】 図14のクリップの左側面図である。
【図17】 図15のクリップのC−C線断面図であ
る。
【図18】 図16のクリップのD−D線断面図であ
る。
【図19】 本発明の第2実施例に係る固着具のピンの
平面図である。
【図20】 図19のピンの正面図である。
【図21】 図20のピンの左側面図である。
【図22】 本発明の第2実施例に係る固着具を用いて
アシストグリップをヘッドライニングに仮止めする様子
を示す図である。
【図23】 図22と同じ仮止めの様子を、図18と同
じクリップ断面で示す図である。
【図24】 図22の仮止めの状態からピンを押込んで
アシストグリップをヘッドライニング及び車体に本止め
連結した後の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 ピン 3 アシストグリップ 5 ヘッドライニング 6 車体 7 クリップ軸部の中空部分 9 クリップ軸部 10 クリップフランジ 11 部品保持部 13 クリップフランジの開口 17 弾性脚部 21 係止肩 22 仮止め突出部分 23 リップ部 25 仮止め係止部 26 窓(隙間) 27 ピン軸部 29 ピンフランジ 30 テーパ係止部 31 係止凹部 33 押え片 34 アシストグリップの固着具保持部 35、38 取付穴 49 クリップ 50 ピン 51 クリップ軸部の中空部分 53 クリップ軸部 54 クリップフランジ 55 部品保持部 57、57′ クリップフランジの開口 58 小突起 62 弾性脚部 63 係止肩 65 テーパ係止部 66 仮止め連結用係止爪 67 仮止め弾性爪 69 窓(隙間) 70 ピン軸部 71 ピンフランジ 73 回転させるための溝 74 小凹部 75 ピン軸部の先端テーパ部 77 第1係止凹部 78 第2係止凹部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用アシストグリップ等の部品を車体
    等の被取付部材に固定する固着具において、 プラスチック製のクリップとプラスチック製のピンとか
    ら構成され、前記クリップは、前記被取付部材の取付穴
    に挿入でき且つ前記ピンを受入れるように中空の筒状に
    形成された軸部と、該軸部の一端に設けられ前記ピンを
    受入れる開口が形成されたフランジとを備え、前記ピン
    は、前記フランジの開口及び前記軸部の中空部分に挿入
    される軸部と、該ピン軸部の一端に設けられ前記クリッ
    プフランジに対向できるフランジとを備え、前記クリッ
    プ軸部には、その長手方向においてクリップフランジか
    ら遠い根元位置からクリップフランジに隣接する先端位
    置まで延びる弾性脚部が形成され、該弾性脚部の先端は
    自由端部であり、該弾性脚部の先端側には、前記被取付
    部材の取付穴の縁部に係合する係止肩が形成され、該先
    端側の弾性脚部部分はクリップ軸部の中空部分の中に入
    り込んでおり、前記係止肩は、前記クリップ軸部に挿入
    された前記ピン軸部が前記弾性脚部先端部分をクリップ
    軸部の中空部分から半径方向外側に押出すことによっ
    て、被取付部材へ本止めできる長さまでクリップ軸部外
    面から突出するように形成されていることを特徴とする
    固着具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の固着具において、前記
    弾性脚部の係止肩の一部は、クリップ軸部にピン軸部が
    挿入されない状態で、被取付部材への仮止めができる程
    度にクリップ軸部の外面より突出していることを特徴と
    する固着具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の固着具において、前記
    弾性脚部は、クリップ軸部に対向するように一対設けら
    れていることを特徴とする固着具。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の固着具において、前記
    クリップ軸部に挿入された前記ピン軸部を挿入状態に保
    持するために、前記クリップ軸部の前記弾性脚部及び前
    記ピン軸部には、それぞれ、前記挿入状態において相互
    に係止する係止部が形成されていることを特徴とする固
    着具。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の固着具において、前記
    挿入状態で前記ピンフランジは前記クリップフランジに
    接面しており、該クリップフランジには工具先端を差し
    入れてピンフランジをこじ上げるための隙間が形成され
    ており、ピン軸部の前記係止部をクリップ軸部の前記係
    止部から引き上げることができることを特徴とする固着
    具。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の固
    着具において、前記ピン軸部には、クリップ軸部へ挿入
    すると前記弾性脚部の係止肩を徐々にクリップ軸部外側
    に突き出すように、前記弾性脚部を撓めるテーパ係合部
    が形成されていることを特徴とする固着具。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の固着具において、前記
    弾性脚部の前記係止肩は前記クリップフランジとほぼ平
    行に形成され、該弾性脚部は、係止肩から先端までの部
    分がクリップフランジに向って垂直に延びており、前記
    ピンフランジには、前記弾性脚部先端の外側への撓みを
    制限するように脚部先端に係合する押え片が設けられて
    いることを特徴とする固着具。
  8. 【請求項8】 請求項2〜7のいずれか1項に記載の固
    着具において、前記クリップフランジには、アシストグ
    リップの端部が旋回可能に取付けられる部品保持部が形
    成されていることを特徴とする固着具。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の固着具を用いて、アシ
    ストグリップをヘッドライニングを介して車体に取付け
    る方法において、 アシストグリップの両端に設けられた固着具保持部にそ
    れぞれ前記固着具の前記クリップフランジの部品保持部
    を連結してアシストグリップにクリップを取付けるステ
    ップと、 前記ヘッドライニングの取付穴に前記クリップを挿入し
    て前記弾性脚部の係止肩の前記一部をヘッドライニング
    取付穴の縁部に係止させてアシストグリップをヘッドラ
    イニングに仮止めするステップと、 アシストグリップが仮止めされたヘッドライニングを前
    記車体へ移送して前記クリップ軸部を車体の取付穴に位
    置決めするとともに、クリップ軸部を車体取付穴に挿入
    して前記係止肩の前記一部をヘッドライニング取付穴の
    縁部から車体取付穴の縁部に移動及び係止させてアシス
    トグリップをヘッドライニングと車体に仮止めするステ
    ップと、 前記ピンを、前記クリップのそれぞれに位置決めし、前
    記係止肩をクリップ軸部の外側に押出すように前記ピン
    軸部を前記クリップフランジ及びクリップ軸部に挿入し
    て、アシストグリップをヘッドライニング及び車体に本
    止めするステップとから成ることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 車両用アシストグリップ等の部品を車
    体等の被取付部材に固定する固着具において、 プラスチック製のクリップとプラスチック製のピンとか
    ら構成され、前記クリップは、前記被取付部材の取付穴
    に挿入でき且つ前記ピンを受入れるように中空の筒状に
    形成された軸部と、該軸部の一端に設けられ前記ピンを
    受入れる開口が形成されたフランジとを備え、前記ピン
    は、前記フランジの開口及び前記軸部の中空部分に挿入
    される軸部と、該ピン軸部の一端に設けられ前記クリッ
    プフランジに対向できるフランジとを備え、前記クリッ
    プ軸部には、その長手方向においてクリップフランジか
    ら遠い根元位置からクリップフランジに近い先端位置ま
    で延びる弾性脚部が形成され、該弾性脚部の先端は、自
    由端部であるとともに、前記被取付部材の取付穴の縁部
    に係合する係止肩として形成され、該係止肩から前記根
    元側に向う中間弾性脚部部分はクリップ軸部の中空部分
    の中に入り込んでおり、前記係止肩及び前記中間弾性脚
    部部分は、前記クリップ軸部に挿入された前記ピン軸部
    が前記中間弾性脚部部分をクリップ軸部の中空部分から
    半径方向外側に押出すことによって、前記係止肩を被取
    付部材へ本止めできるまでクリップ軸部外面から突出す
    るように形成されていることを特徴とする固着具。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の固着具において、
    前記クリップ軸部には、前記弾性脚部とは別に、該軸部
    の先端側外面からクリップフランジ側に向けて半径方向
    外側に斜めに延びる仮止め弾性爪が形成されていること
    を特徴とする固着具。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の固着具において、
    前記クリップ軸部の内側には、前記クリップフランジに
    隣接する位置に、前記ピン軸部が前記クリップ軸部の中
    間位置まで挿入された仮止め連結状態で、前記ピン軸部
    の第1係止凹部に係合する仮止め連結用の係止爪が形成
    されていることを特徴とする固着具。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の固着具において、
    前記ピン軸部の第1係止凹部とは異なる位置に第2係止
    凹部が形成されており、該第2係止凹部は、前記クリッ
    プ軸部の弾性脚部の中程に形成された内側向きに突出す
    る内側突出部を受入れる形状であり、また、前記第2係
    止凹部は、ピン軸部をクリップ軸部にピンフランジがク
    リップフランジに接面するまで押込んだ本止め位置にお
    いて、前記弾性脚部の前記内側突出部が嵌合して本止め
    の連結を維持するように形成されていることを特徴とす
    る固着具。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の固着具において、
    前記ピン軸部は、ピン軸部がクリップ軸部の軸心回りに
    回転可能に形成されており、前記本止め位置で連結され
    た状態のピン軸部を軸心回りに一定角度回転することに
    よって前記本止め連結を解除できることを特徴とする固
    着具。
  15. 【請求項15】 請求項12〜14のいずれか1項に固
    着具において、前記クリップフランジには、アシストグ
    リップの端部が旋回可能に取付けられる部品保持部が形
    成されていることを特徴とする固着具。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の固着具を用いて、
    アシストグリップをヘッドライニングを介して車体に取
    付ける方法において、 前記クリップ軸部に前記ピン軸部を前記クリップ軸部の
    中間位置まで挿入してクリップにピンを仮止め連結する
    ステップと、 アシストグリップの両端に設けられた固着具保持部にそ
    れぞれ前記固着具の前記クリップフランジの部品保持部
    を連結してアシストグリップにクリップを取付けるステ
    ップと、 前記ヘッドライニングの取付穴に前記ピン付きの前記ク
    リップの軸部を挿入して前記クリップの仮止め弾性爪を
    ヘッドライニング取付穴の縁部に係止させてアシストグ
    リップをヘッドライニングに仮止めするステップと、 アシストグリップが仮止めされたヘッドライニングを前
    記車体へ移送して前記クリップ軸部を車体の取付穴に位
    置決めするとともに、クリップ軸部を車体取付穴に挿入
    し、更に、前記ピンフランジを前記クリップフランジに
    接面するように押圧して、ピン軸部を、前記係止肩がク
    リップ軸部の外側に突出するようにクリップ軸部に挿入
    して、アシストグリップをヘッドライニング及び車体に
    本止めするステップとから成ることを特徴とする方法。
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