JP2604782Y2 - 線材等の留め具 - Google Patents

線材等の留め具

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JP2604782Y2
JP2604782Y2 JP1992081832U JP8183292U JP2604782Y2 JP 2604782 Y2 JP2604782 Y2 JP 2604782Y2 JP 1992081832 U JP1992081832 U JP 1992081832U JP 8183292 U JP8183292 U JP 8183292U JP 2604782 Y2 JP2604782 Y2 JP 2604782Y2
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剛 明間
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、線材等の細長い部材を
車体等のパネルに立設されたスタッドボルトを利用して
取付ける線材等の留め具に関する。
【0002】
【従来の技術】線材等の細長い部材をパネル等に立設さ
れたスタッドボルトを利用して取付けるため、スタッド
ボルトに係止する筒状のパネル取付部と、細長い部材の
側面を巻回して保持するバンド部と、バンド部を巻回し
た状態に保つバックル部とから成る線材等の留め具は知
られている。この留め具は、バンド部を細長い部材に巻
回してバックル部を通して引くだけで結束でき、また、
パネル取付部をスタッドボルトに押込むだけでパネルに
取付けできるので、配線作業が簡単にできる。
【0003】かかる公知の留め具について、図面を参照
して説明する。図1において、留め具1は、スタッドボ
ルト2に係止する筒状のパネル取付部3と、線材4の側
面を巻回して保持するバンド部5と、バンド部を巻回し
た状態に保つバックル部6とから成る。スタッドボルト
2はパネル7に立設するように溶着され、筒状のパネル
取付部3をスタッドボルト2に押込むだけでパネル7に
取付けできる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した公知の留め具
1において、線材等をパネルに固定するには便利である
が、配線後の修正や交換、更には保守や修理において、
その配線を解くために留め具を取り外すのが困難であっ
た。すなわち、留め具1を取り外すため、筒状のパネル
取付部3を破壊することが必要になったり、線材4を傷
つけないようにバンド部5を切断しなければならなかっ
た。従って、取り外しが面倒だけでなく、留め具の再使
用ができなかったし、特に、結束した線材4を解くのは
線材がばらばらになるので好ましくなかった。
【0005】従って、本考案の目的は、取り外しが容易
で且つ破壊せずにでき、取り外し後再使用が可能な線材
等の留め具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案によれば、線材等の細長い部材を車体等のパ
ネルに立設されたスタッドボルトを利用して取付けるた
め、スタッドボルトに係止する筒状のパネル取付部と、
細長い部材の側面を巻回して保持するバンド部と、該バ
ンド部を巻回した状態に保つバックル部とから成る線材
等の留め具であって、パネル取付部が、バンド部及びバ
ックル部を含む結束部とは別体に形成され、結束部は、
筒状のパネル取付部の外周を包囲する管状の連結部を有
し、パネル取付部の外周には、該パネル取付部が結束部
の管状連結部に対し軸心回りに回転可能に連結されるよ
うに該管状連結部を係止する手段が設けられており、該
係止手段は、パネル取付部の外周面に沿って斜め外方に
延び且つ管状連結部の受入側に向けて小径になるように
テーパした弾性ウイングを含んでおり、結束部の管状連
結部の内面とパネル取付部の外面とには、相互に対向す
る方向に突出して係合手段が設けられていることを特徴
とする線材等の留め具が提供される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。本考案に係る線材等の留め具10は、図2
〜図4に示す結束部11と、これと別体に形成された図
5〜図10に示すパネル取付部12とから成り、結束部
11とパネル取付部12とは、それぞれプラスチックで
成形され、図11に示すように相互に連結されて用いら
れる。以下、先ず、結束部11について詳細に説明す
る。
【0008】結束部11は、管状の連結部14と、この
連結部14の側面に上下に延びる穴15が設けられたバ
ックル部16と、バックル部16の上端部から延びて、
線材等の細長い部材の側面を巻回して保持するバンド部
17とから成り、これらの各部がプラスチック材料で一
体成形されている。バックル部16には、バンド部のラ
チェット爪18に弾性的に係合する逆止爪19が設けら
れ、バンド部16を巻回した状態に保つようになってい
る。逆止爪19には、図2の上方に延長したアームを設
け、逆止爪18とバンド部のラチェット爪17の係合を
解除する解除片としてもよい。管状の連結部14は筒状
のパネル取付部の外周を包囲する大きさの内径及び外径
に形成され、内側下部には、更に、パネル取付部12に
連結するために半径方向内側に張り出した小径部20が
設けられている。
【0009】バンド部17のラチェット爪18と反対側
の面にはその中心を長手方向に延びるリブ21が形成さ
れ、バンド部17が線材を結束した際に線材側面を直接
押さえて線材の結束位置がずれるのを防止している。ま
た、バックル部16の穴15には、リブ21を案内する
溝または凹部22が形成され、バックル部16内でのバ
ンド部17のずれを防止し、結束外れを防止している。
バックル部16の外面には上下に延びる2本のリブ23
が形成され、バンド部17が線材を結束した際に線材側
面を直接押さえて線材の結束位置がずれるのを防止して
いる。更に、連結部14の小径部20の下側の内面に
は、半径方向内側に突出する突起24が内周面の適所に
設けられ、これにより、パネル取付部12に対してパネ
ルの振動等によって自然には回転しないようにしてい
る。
【0010】パネル取付部12は、全体として筒状に形
成され、パネルに接面して着座するフランジ部26とそ
の上の軸部27とで構成される。フランジ部26は、結
束部の管状連結部14の下部に収容される大きさに形成
され、その外周面には半径方向に突出する弾性の係止片
28が複数(図示の例では4つ)形成されている。この
係止片28は、結束部11が連結された場合に小径部2
0の下側の突起24に係止して、パネル取付部12が結
束部に対しパネルの振動等により回転しないようにして
いる。また、フランジ部26の内側には、スタッドボル
トのねじに係止する一対の係止爪29、29が設けられ
ていて、パネル取付部をスタッドボルトに押込むことに
よって固定される。更に、スタッドボルトの受入れ穴3
0は、図8及び図10に示すように、下から上に向けて
小径になるようにテーパさせ、下側ではスタッドボルト
の先端を拾い易くし、上部ではスタッドボルトとほぼ同
じ程度の内径に形成して取付け後のグラツキを防止する
ようにしている。
【0011】軸部27は、スタッドボルトを収容するよ
うに中空に形成され、スタッドボルトの先端を覆う高さ
に形成されている。軸部27のスタッドボルト受入れ穴
も、スタッドボルトとほぼ同じ程度の内径に形成して取
付け後のグラツキを防止せんとしている。軸部27の下
部には、フランジ部26との境界部分に、小径部20を
受入れて結束部11を安定に連結する大径部32が形成
されている。軸部外周には、その中間高さ位置から大径
部32に向けてテーパし且つ外周面に斜め外方に延びる
弾性ウイング33が直径方向に対向して一対形成されて
いる。この弾性ウイング33の下端の拡張部分の直径
は、結束部の連結部14の貫通穴34の小径部20より
大きい穴部分の内径より大きく形成され、上部の直径は
小径部20の内径より小さく形成されている。そして、
軸部外周面の、一対の弾性ウイング33の中間に、軸部
の中間高さ位置から大径部32に向けてテーパしつつ外
方に突出するガイドリブ35が一対形成されている。こ
のガイドリブも下端の大径部分は、連結部14の貫通穴
34の内径に等しいか若干大きく形成されている。な
お、軸部27の上面には、スクリュードライバ用の溝3
6(図示の例ではマイナス溝であるがプラス溝でもよ
い)が形成されている。
【0012】かかる構成でなる線材等の留め具10を用
いて線材4をパネル7に取付けた様子が図11に示され
ている。留め具10は結束部11とパネル取付部12と
が連結された状態で使用される。このため、結束部11
の連結部14を、パネル取付部12の軸部27の上部か
ら押込む。この押込みにより、弾性ウイング33が小径
部20によって縮径し、また、ガイドリブ35も撓めら
れて、小径部20は、弾性ウイング33及びガイドリブ
35を乗り越え、軸部大径部32を収容した状態でフラ
ンジ部26に着座する。弾性ウイング33及びガイドリ
ブ35は、その弾性によって元の状態に復帰し、連結部
14の内周面を押圧しつつ小径部20をフランジ部26
とで挟持し、結束部11とパネル取付部12とが連結さ
れる。この連結により、連結部14の突起24とフラン
ジ部26の弾性係止片28とが係合し、結束部11とパ
ネル取付部12とはパネルの振動等によって自然には回
転しない。しかし、係止片28の弾性により、溝36に
スクリュードライバを係合させてパネル取付部12を回
転させると、結束部11に対して回転させることができ
る。
【0013】線材4の固定方法の代表例を参考として説
明する。先ず、バンド部17を線材4に巻回してその先
端をバックル部16に通して、逆止爪19によってバン
ド部17を結束状態に保持する。次に、パネル7に立設
されたスタッドボルト2に、パネル取付部12を押込
む。この押込みにより、留め具10はパネル7に固定さ
れ、ひいては線材4がパネル7に固定される。留め具1
0を取り外したい場合には、スクリュードライバを溝3
6にあてがって(あるいは指で軸部27をつまんで)パ
ネル取付部12を回転させれば、結束部11はそのまま
の姿勢で、パネル取付部12だけが回転して、スタッド
ボルト2から簡単に外れる。再使用においては、スタッ
ドボルト2にパネル取付部12を再度押込むだけでよ
い。
【0014】
【考案の効果】本考案の線材等の留め具によれば、パネ
ル取付部がバンド部及びバックル部を含む結束部とは別
体に形成され、結束部は筒状のパネル取付部の外周を包
囲する管状の連結部を有し、パネル取付部が結束部の管
状連結部に対し軸心回りに回転可能に連結されるように
該管状連結部を係止する係止手段が、パネル取付部の外
周面に沿って斜め外方に延び且つ管状連結部の受入側に
向けて小径になるようにテーパした弾性ウイングを有す
るので、パネル取付部と結束部とを連結する組み付け作
業が強い力を必要とせずに極めて容易に行うことがで
き、また、結束部の管状連結部の内面とパネル取付部の
外面とには、相互に弾性的に係合する係合手段が設けら
れているので、連結後において、パネルの振動等によっ
てパネル取付部がスタッドボルト回りに回転するのが防
止されて連結後の振動による連結外れを防止しており、
しかも、パネル取付部を工具等を用いて回転させればス
タッドボルトから簡単に取り外しでき、線材の再配置
や、修理及び交換が容易且つ短時間ででき、線材の更に
奥にある部品の修理や交換作業においても線材の一時的
な取り外しができ、廃車時の線材の取り外しも簡単にで
きる。また、取り外し後においても、留め具は破壊され
ていないのでそのまま再使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の線材留め具を用いて線材をパネルに取付
けた様子を示す図である。
【図2】本考案による線材等の留め具の結束部の平面図
である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2の結束部の底面図である。
【図5】本考案による線材等の留め具のパネル取付部の
平面図である。
【図6】図5のパネル取付部の正面図である。
【図7】図5のパネル取付部の側面図である。
【図8】図6のB−B線断面図である。
【図9】図6のC−C線断面図である。
【図10】図6のD−D線断面図である。
【図11】本考案による留め具を用いて線材をパネルに
取付けた様子を示す図である。
【符号の説明】
1 従来の線材等の留め具 2 スタッドボルト 3 パネル取付部 4 線材 5 バンド部 6 バックル部 7 パネル 10 本考案による線材等の留め具 11 結束部 12 パネル取付部 14 管状の連結部 16 バックル部 17 バンド部 18 ラチェット爪 19 逆止爪 20 小径部 26 フランジ部 27 軸部 28 弾性係止片 29 係止爪 33 弾性ウイング 35 ガイドリブ 36 溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材等の細長い部材を車体等のパネルに
    立設されたスタッドボルトを利用して取付けるため、ス
    タッドボルトに係止する筒状のパネル取付部と、前記細
    長い部材の側面を巻回して保持するバンド部と、該バン
    ド部を巻回した状態に保つバックル部とから成る線材等
    の留め具において、 前記パネル取付部が、前記バンド部及び前記バックル部
    を含む結束部とは別体に形成され、前記結束部は、筒状
    の前記パネル取付部の外周を包囲する管状の連結部を有
    し、前記パネル取付部の外周には、該パネル取付部が前
    記結束部の管状連結部に対し軸心回りに回転可能に連結
    されるように該管状連結部を係止する手段が設けられ
    おり、該係止手段は、パネル取付部の外周面に沿って斜
    め外方に延び且つ管状連結部の受入側に向けて小径にな
    るようにテーパした弾性ウイングを含んでおり、結束部
    の管状連結部の内面とパネル取付部の外面とには、相互
    に対向する方向に突出して弾性的に係合する係合手段が
    設けられていることを特徴とする線材等の留め具。
JP1992081832U 1992-11-27 1992-11-27 線材等の留め具 Expired - Lifetime JP2604782Y2 (ja)

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JP6802451B2 (ja) * 2017-11-24 2020-12-16 オリオン機械株式会社 搾乳ユニット

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