JP2002019441A - ストラットの取付構造 - Google Patents
ストラットの取付構造Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G15/00—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type
- B60G15/02—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring
- B60G15/06—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper
- B60G15/067—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper characterised by the mounting on the vehicle body or chassis of the spring and damper unit
- B60G15/068—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper characterised by the mounting on the vehicle body or chassis of the spring and damper unit specially adapted for MacPherson strut-type suspension
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/43—Fittings, brackets or knuckles
- B60G2204/4304—Bracket for lower cylinder mount of McPherson strut
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- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/45—Stops limiting travel
- B60G2204/4502—Stops limiting travel using resilient buffer
- B60G2204/45021—Stops limiting travel using resilient buffer for limiting upper mount movement of a McPherson strut
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車サスペンション装置のストラットの取
付構造の提供。 【解決手段】 自動車サスペンション装置のストラット
１のアッパーブラケット２にボルト３を設け、タイヤハ
ウス側に設けられたストラットタワー４の上壁４ａに当
該ボルトと対応するボルト孔５を設けて、該ボルト孔に
ボルトを挿通する状態を得て、ボルトの先端部をナット
６で締め付けることにより、ストラットの上部をストラ
ットタワーに取り付ける取付構造において、ストラット
タワーの上壁の中央部にハンガーキャップ１１を挿入し
て係止する係止孔７を形成すると共に、ストラットの上
部中央にハンガーキャップと螺合する雄ネジ部８を形成
する一方、ハンガーキャップは、上記係止孔の孔縁に係
止する係止爪１３と、上記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部
１２とを有する。
付構造の提供。 【解決手段】 自動車サスペンション装置のストラット
１のアッパーブラケット２にボルト３を設け、タイヤハ
ウス側に設けられたストラットタワー４の上壁４ａに当
該ボルトと対応するボルト孔５を設けて、該ボルト孔に
ボルトを挿通する状態を得て、ボルトの先端部をナット
６で締め付けることにより、ストラットの上部をストラ
ットタワーに取り付ける取付構造において、ストラット
タワーの上壁の中央部にハンガーキャップ１１を挿入し
て係止する係止孔７を形成すると共に、ストラットの上
部中央にハンガーキャップと螺合する雄ネジ部８を形成
する一方、ハンガーキャップは、上記係止孔の孔縁に係
止する係止爪１３と、上記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部
１２とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車サスペンシ
ョン装置のストラットをタイヤハウス側に設けられたス
トラットタワーに取り付ける取付構造の改良に関するも
のである。
ョン装置のストラットをタイヤハウス側に設けられたス
トラットタワーに取り付ける取付構造の改良に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種取付構造として、例えば、
実公平５−１３６０３号公報に示すものが存する。該従
来の取付構造は、具体的には図示しないが、ストラット
のアッパーブラケットに複数のボルトを設け、ストラッ
トタワーの上壁に当該各ボルトと対応するボルト孔を設
けて、該各ボルト孔にボルトを挿通する状態を得て、各
ボルトの先端部をナットで締め付けることにより、スト
ラットの上部をストラットタワーに取り付ける構成とな
っている。尚、このストラットの下部側には、サスペン
ション装置のナックルやロアリンク等が接続されること
となる。
実公平５−１３６０３号公報に示すものが存する。該従
来の取付構造は、具体的には図示しないが、ストラット
のアッパーブラケットに複数のボルトを設け、ストラッ
トタワーの上壁に当該各ボルトと対応するボルト孔を設
けて、該各ボルト孔にボルトを挿通する状態を得て、各
ボルトの先端部をナットで締め付けることにより、スト
ラットの上部をストラットタワーに取り付ける構成とな
っている。尚、このストラットの下部側には、サスペン
ション装置のナックルやロアリンク等が接続されること
となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の取付構
造の下では、ボルト・ナットを利用して、ストラットの
上部をストラットタワー側に強固に取り付けることが可
能となるが、反面、ストラットの上部を強固に取り付け
た後に、ストラットの下部側に上記したナックルやロア
リンク等を接続しようとすると、この状態では、ストラ
ット自体が揺動することができないので、微妙な位置合
わせができなくなって、その接続作業が自ずと大変とな
る嫌いがあった。
造の下では、ボルト・ナットを利用して、ストラットの
上部をストラットタワー側に強固に取り付けることが可
能となるが、反面、ストラットの上部を強固に取り付け
た後に、ストラットの下部側に上記したナックルやロア
リンク等を接続しようとすると、この状態では、ストラ
ット自体が揺動することができないので、微妙な位置合
わせができなくなって、その接続作業が自ずと大変とな
る嫌いがあった。
【０００４】その上、ストラット自体の取付作業にあっ
ては、タイヤハウスの内側からストラットタワー内にス
トラットを押し上げて、アッパーブラケット側に設けら
れているボルトをストラットタワーのボルト孔に挿通す
る人と、当該ボルト孔から突出するボルトの先端部をナ
ットで締め付ける人が別々に必要となるので、２人一組
でないと作業に従事することができなかった。
ては、タイヤハウスの内側からストラットタワー内にス
トラットを押し上げて、アッパーブラケット側に設けら
れているボルトをストラットタワーのボルト孔に挿通す
る人と、当該ボルト孔から突出するボルトの先端部をナ
ットで締め付ける人が別々に必要となるので、２人一組
でないと作業に従事することができなかった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯かる従来の
取付構造が抱える課題を有効に解決するために開発され
たもので、請求項１記載の発明は、自動車サスペンショ
ン装置のストラットのアッパーブラケットにボルトを設
け、タイヤハウス側に設けられたストラットタワーの上
壁に当該ボルトと対応するボルト孔を設けて、該ボルト
孔にボルトを挿通する状態を得て、ボルトの先端部をナ
ットで締め付けることにより、ストラットの上部をスト
ラットタワーに取り付ける取付構造において、ストラッ
トタワーの上壁の中央部にハンガーキャップを挿入して
係止する係止孔を形成すると共に、ストラットの上部中
央にハンガーキャップと螺合する雄ネジ部を形成する一
方、ハンガーキャップは、上記係止孔の孔縁に係止する
係止爪と、上記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部とを有する
構成を採用した。
取付構造が抱える課題を有効に解決するために開発され
たもので、請求項１記載の発明は、自動車サスペンショ
ン装置のストラットのアッパーブラケットにボルトを設
け、タイヤハウス側に設けられたストラットタワーの上
壁に当該ボルトと対応するボルト孔を設けて、該ボルト
孔にボルトを挿通する状態を得て、ボルトの先端部をナ
ットで締め付けることにより、ストラットの上部をスト
ラットタワーに取り付ける取付構造において、ストラッ
トタワーの上壁の中央部にハンガーキャップを挿入して
係止する係止孔を形成すると共に、ストラットの上部中
央にハンガーキャップと螺合する雄ネジ部を形成する一
方、ハンガーキャップは、上記係止孔の孔縁に係止する
係止爪と、上記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部とを有する
構成を採用した。
【０００６】請求項２記載の発明は、請求項１を前提と
して、ストラットタワーの上壁に形成される係止孔の孔
縁をフランジアップして、ハンガーキャップの係止爪に
フランジアップした係止孔の内周面に当接する当接片を
設ける構成を採用した。
して、ストラットタワーの上壁に形成される係止孔の孔
縁をフランジアップして、ハンガーキャップの係止爪に
フランジアップした係止孔の内周面に当接する当接片を
設ける構成を採用した。
【０００７】請求項３記載の発明は、請求項１乃至請求
項２を前提として、ハンガーキャップをその上部に行く
に従って徐々に小径となして、その表面に同様な小径形
状を呈する複数のリブを設ける構成を採用した。
項２を前提として、ハンガーキャップをその上部に行く
に従って徐々に小径となして、その表面に同様な小径形
状を呈する複数のリブを設ける構成を採用した。
【０００８】依って、請求項１記載の発明にあっては、
予め、ストラットの上部中央に形成された雄ネジ部にハ
ンガーキャップの雌ネジ部を螺合して、ストラットにハ
ンガーキャップを組み付けた後、その状態のまま、スト
ラットをストラットタワー内に押し上げると、ハンガー
キャップの係止爪がストラットタワーの上壁中央部に形
成された係止孔に係止して、ストラットがストラットタ
ワーに宙吊り状態をもって揺動可能に仮保持されるの
で、斯かる仮保持状態を利用すれば、ストラットの揺動
を得て、ストラットの下部側にサスペンション装置のナ
ックルやロアリンク等を簡単に接続することが可能とな
る。又、仮保持状態にあるストラットをストラットタワ
ーに最終的に取り付ける場合には、ストラットタワーの
上壁に設けられているボルト孔に挿通されているボルト
の先端部をナットで締め付ければ良いので、ストラット
の取付作業を１人で行うことが可能となると共に、ハン
ガーキャップ自体を回転すれば、ストラットの雄ネジ部
から取り除けるので、ハンガーキャップの再使用も十分
に可能となる。
予め、ストラットの上部中央に形成された雄ネジ部にハ
ンガーキャップの雌ネジ部を螺合して、ストラットにハ
ンガーキャップを組み付けた後、その状態のまま、スト
ラットをストラットタワー内に押し上げると、ハンガー
キャップの係止爪がストラットタワーの上壁中央部に形
成された係止孔に係止して、ストラットがストラットタ
ワーに宙吊り状態をもって揺動可能に仮保持されるの
で、斯かる仮保持状態を利用すれば、ストラットの揺動
を得て、ストラットの下部側にサスペンション装置のナ
ックルやロアリンク等を簡単に接続することが可能とな
る。又、仮保持状態にあるストラットをストラットタワ
ーに最終的に取り付ける場合には、ストラットタワーの
上壁に設けられているボルト孔に挿通されているボルト
の先端部をナットで締め付ければ良いので、ストラット
の取付作業を１人で行うことが可能となると共に、ハン
ガーキャップ自体を回転すれば、ストラットの雄ネジ部
から取り除けるので、ハンガーキャップの再使用も十分
に可能となる。
【０００９】請求項２記載の発明にあっては、ストラッ
トタワーの上壁に形成される係止孔の孔縁がフランジア
ップされて、該フランジアップされた係止孔の内周面に
ハンガーキャップの係止爪に設けられた当接片が当接す
ることとなるので、仮保持状態にあるストラットの重量
や振動で、上記係止爪が捲れ上がって、仮保持状態が解
ける心配がない。請求項３記載の発明にあっては、ハン
ガーキャップが上部に行くに従い小径となっている上
に、その表面に同様な小径形状のリブが形成されている
ので、このリブで、ハンガーキャップをストラットタワ
ーの係止孔内にスムーズに導くことが可能となると共
に、ハンガーキャップのストラップに対する組み付け時
や取り除き時には、手の滑りをも有効に防止できる。
トタワーの上壁に形成される係止孔の孔縁がフランジア
ップされて、該フランジアップされた係止孔の内周面に
ハンガーキャップの係止爪に設けられた当接片が当接す
ることとなるので、仮保持状態にあるストラットの重量
や振動で、上記係止爪が捲れ上がって、仮保持状態が解
ける心配がない。請求項３記載の発明にあっては、ハン
ガーキャップが上部に行くに従い小径となっている上
に、その表面に同様な小径形状のリブが形成されている
ので、このリブで、ハンガーキャップをストラットタワ
ーの係止孔内にスムーズに導くことが可能となると共
に、ハンガーキャップのストラップに対する組み付け時
や取り除き時には、手の滑りをも有効に防止できる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する好適な実
施の形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係るス
トラットの取付構造も、図１に示す如く、ストラット１
のアッパーブラケット２に複数のボルト３を設け、タイ
ヤハウス側に設けられたストラットタワー４の上壁４ａ
に当該各ボルト３と対応するボルト孔５を設けて、該各
ボルト孔５にアッパーブラケット２のボルト３を挿通す
る状態を得て、各ボルト３の先端部をナット６で締め付
けることにより、ストラット１の上部をストラットタワ
ー４側に取り付けることを前提とするものであるが、特
徴とするところは、以下の構成を採用した点にある。
施の形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係るス
トラットの取付構造も、図１に示す如く、ストラット１
のアッパーブラケット２に複数のボルト３を設け、タイ
ヤハウス側に設けられたストラットタワー４の上壁４ａ
に当該各ボルト３と対応するボルト孔５を設けて、該各
ボルト孔５にアッパーブラケット２のボルト３を挿通す
る状態を得て、各ボルト３の先端部をナット６で締め付
けることにより、ストラット１の上部をストラットタワ
ー４側に取り付けることを前提とするものであるが、特
徴とするところは、以下の構成を採用した点にある。
【００１１】即ち、本実施の形態は、ストラットタワー
４に対しては、その上壁４ａの中央部に後述するハンガ
ーキャップを挿入して係止する比較的大径な係止孔７を
フランジアップした状態をもって形成し、ストラット１
に対しては、その上部中央に雄ネジ部８を形成し、上記
ハンガーキャップを利用して、ストラット１の上部をス
トラットタワー４にボルト３とナット６を用いて取り付
ける前に、一旦、ストラット１の上部を宙吊り状態をも
って揺動可能に仮保持せんとするものである。尚、図中
９は、ストラット１の外周に装着されるスプリングであ
る。
４に対しては、その上壁４ａの中央部に後述するハンガ
ーキャップを挿入して係止する比較的大径な係止孔７を
フランジアップした状態をもって形成し、ストラット１
に対しては、その上部中央に雄ネジ部８を形成し、上記
ハンガーキャップを利用して、ストラット１の上部をス
トラットタワー４にボルト３とナット６を用いて取り付
ける前に、一旦、ストラット１の上部を宙吊り状態をも
って揺動可能に仮保持せんとするものである。尚、図中
９は、ストラット１の外周に装着されるスプリングであ
る。
【００１２】そこで、ストラット１をストラットタワー
４に対して仮保持するハンガーキャップ１１について説
明すると、該ハンガーキャップ１１は、図２に示す如
く、上部側に行くに従って徐々に小径となる椀状に成形
されて、その中央部に上記雄ネジ部８と螺合する雌ネジ
部１２を形成する一方、側壁に上記フランジアップされ
た係止孔７の孔縁に弾性的に係止する複数の係止爪１３
をスリット１４を介して等間隔に形成すると共に、該各
係止爪１３の下縁にフランジアップされた係止孔７の内
周面に当接する当接片１５を一体に形成し、且つ、表面
側に同様な小径形状を呈する複数のリブ１６を設ける構
成となっている。
４に対して仮保持するハンガーキャップ１１について説
明すると、該ハンガーキャップ１１は、図２に示す如
く、上部側に行くに従って徐々に小径となる椀状に成形
されて、その中央部に上記雄ネジ部８と螺合する雌ネジ
部１２を形成する一方、側壁に上記フランジアップされ
た係止孔７の孔縁に弾性的に係止する複数の係止爪１３
をスリット１４を介して等間隔に形成すると共に、該各
係止爪１３の下縁にフランジアップされた係止孔７の内
周面に当接する当接片１５を一体に形成し、且つ、表面
側に同様な小径形状を呈する複数のリブ１６を設ける構
成となっている。
【００１３】依って、斯かるハンガーキャップ１１を用
いて、ストラットタワー４にストラット１を仮保持する
場合には、まず、図３に示す如く、ストラット１の雄ネ
ジ部８にハンガーキャップ１１の雌ネジ部１２を螺合し
て、予め、ハンガーキャップ１１自体をストラット１の
上部側に組み付けた後、作業員は、このままの状態で、
タイヤハウスの内側からストラットタワー４内にストラ
ット１を押し上げると、図４・図５に示す如く、ハンガ
ーキャップ１１がストラットタワー４の係止孔７に至っ
て、自身の係止爪１３を内側に撓ませながら係止孔７を
通過して、各係止爪１３がフランジアップされた係止孔
７の孔縁に係止するので、これにより、ストラット１は
ストラットタワー４の上壁４ａ側に宙吊り状態をもって
揺動可能に仮保持されることとなる。
いて、ストラットタワー４にストラット１を仮保持する
場合には、まず、図３に示す如く、ストラット１の雄ネ
ジ部８にハンガーキャップ１１の雌ネジ部１２を螺合し
て、予め、ハンガーキャップ１１自体をストラット１の
上部側に組み付けた後、作業員は、このままの状態で、
タイヤハウスの内側からストラットタワー４内にストラ
ット１を押し上げると、図４・図５に示す如く、ハンガ
ーキャップ１１がストラットタワー４の係止孔７に至っ
て、自身の係止爪１３を内側に撓ませながら係止孔７を
通過して、各係止爪１３がフランジアップされた係止孔
７の孔縁に係止するので、これにより、ストラット１は
ストラットタワー４の上壁４ａ側に宙吊り状態をもって
揺動可能に仮保持されることとなる。
【００１４】尚、この場合には、ハンガーキャップ１１
の表面に設けられているリブ１６が係止孔７に挿入する
案内となるので、係止孔７に対するスムーズな挿入が期
待できると共に、フランジアップされた係止孔７の内周
面に当接片１５が当接しているので、仮保持されたスト
ラット１の重さや振動で、係止爪１３が捲れ上がって、
仮保持状態が解かれることも決してない。
の表面に設けられているリブ１６が係止孔７に挿入する
案内となるので、係止孔７に対するスムーズな挿入が期
待できると共に、フランジアップされた係止孔７の内周
面に当接片１５が当接しているので、仮保持されたスト
ラット１の重さや振動で、係止爪１３が捲れ上がって、
仮保持状態が解かれることも決してない。
【００１５】従って、後は、具体的には図示しないが、
斯かる仮保持状態を積極的に利用すれば、ストラット１
の下部が自由に揺動するので、ストラット１の下部側に
サスペンション装置のナックルやロアリンク等を接続す
ることが容易に行える。
斯かる仮保持状態を積極的に利用すれば、ストラット１
の下部が自由に揺動するので、ストラット１の下部側に
サスペンション装置のナックルやロアリンク等を接続す
ることが容易に行える。
【００１６】そして、最後に、ストラットタワー４側の
ボルト孔５から突出するボルト３の先端部をナット６で
締め付ければ、最終的に、ストラット１の上部がストラ
ットタワー４に強固に取り付けられることとなるが、こ
の時は、図６に示す如く、ナット６の締め付けに応じ
て、ハンガーキャップ１１が係止孔７から抜け外れて上
方に移動するので、後は、ハンガーキャップ１１を回転
させて、雄ネジ部８との螺合を解けば、ハンガーキャッ
プ１１自体をストラット１から取り除くことが可能とな
る。
ボルト孔５から突出するボルト３の先端部をナット６で
締め付ければ、最終的に、ストラット１の上部がストラ
ットタワー４に強固に取り付けられることとなるが、こ
の時は、図６に示す如く、ナット６の締め付けに応じ
て、ハンガーキャップ１１が係止孔７から抜け外れて上
方に移動するので、後は、ハンガーキャップ１１を回転
させて、雄ネジ部８との螺合を解けば、ハンガーキャッ
プ１１自体をストラット１から取り除くことが可能とな
る。
【００１７】従って、これにより、ハンガーキャップ１
１の再使用も十分に可能となる共に、ハンガーキャップ
１１を回転させる時には、リブ１６を利用すれば、簡単
に回転させることも可能となると共に、従来の２人一組
の作業とは異なり、１人の作業員で、ストラット１の前
段階の仮保持状態と最終的な取付状態が得られるので、
ストラット１の仮保持作業を含めて、全体の作業性が大
いに向上することとなる。
１の再使用も十分に可能となる共に、ハンガーキャップ
１１を回転させる時には、リブ１６を利用すれば、簡単
に回転させることも可能となると共に、従来の２人一組
の作業とは異なり、１人の作業員で、ストラット１の前
段階の仮保持状態と最終的な取付状態が得られるので、
ストラット１の仮保持作業を含めて、全体の作業性が大
いに向上することとなる。
【００１８】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、予め、ストラットの上部中央に形成された雄ネ
ジ部にハンガーキャップの雌ネジ部を螺合して、ストラ
ットにハンガーキャップを組み付けた後、その状態のま
ま、ストラットをストラットタワー内に押し上げると、
ハンガーキャップの係止爪がストラットタワーの上壁中
央部に形成された係止孔に係止して、ストラットがスト
ラットタワーに宙吊り状態をもって揺動可能に仮保持さ
れるので、斯かる仮保持状態を利用すれば、ストラット
の揺動を得て、ストラットの下部側にサスペンション装
置のナックルやロアリンク等を簡単に接続することが可
能となる。
により、予め、ストラットの上部中央に形成された雄ネ
ジ部にハンガーキャップの雌ネジ部を螺合して、ストラ
ットにハンガーキャップを組み付けた後、その状態のま
ま、ストラットをストラットタワー内に押し上げると、
ハンガーキャップの係止爪がストラットタワーの上壁中
央部に形成された係止孔に係止して、ストラットがスト
ラットタワーに宙吊り状態をもって揺動可能に仮保持さ
れるので、斯かる仮保持状態を利用すれば、ストラット
の揺動を得て、ストラットの下部側にサスペンション装
置のナックルやロアリンク等を簡単に接続することが可
能となる。
【００１９】又、仮保持状態にあるストラットをストラ
ットタワーに最終的に取り付ける場合には、ストラット
タワーの上壁に設けられているボルト孔に挿通されてい
るボルトの先端部をナットで締め付ければ良いので、ス
トラットの取付作業を１人で行うことが可能となると共
に、ハンガーキャップ自体を回転すれば、ストラットの
雄ネジ部から取り除けるので、ハンガーキャップの再使
用も十分に可能となる。
ットタワーに最終的に取り付ける場合には、ストラット
タワーの上壁に設けられているボルト孔に挿通されてい
るボルトの先端部をナットで締め付ければ良いので、ス
トラットの取付作業を１人で行うことが可能となると共
に、ハンガーキャップ自体を回転すれば、ストラットの
雄ネジ部から取り除けるので、ハンガーキャップの再使
用も十分に可能となる。
【図１】本発明の実施の形態に係るストラットの取付構
造を分解して示す要部斜視図である。
造を分解して示す要部斜視図である。
【図２】（Ａ）はハンガーキャップを示す斜視図、
（Ｂ）は図２ＡのＡ−Ａ線断面図である。
（Ｂ）は図２ＡのＡ−Ａ線断面図である。
【図３】ストラットにハンガーキャップを組み付けた状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図４】ストラットの仮保持状態を示す要部斜視図であ
る。
る。
【図５】ストラットの仮保持状態を示す要部断面図であ
る。
る。
【図６】ストラットのストラットタワーに対する最終の
取付状態を示す要部断面図である。
取付状態を示す要部断面図である。
１ ストラット ２ アッパーブラケット ３ ボルト ４ ストラットタワー ４ａ 上壁 ５ ボトル孔 ６ ナット ７ 係止孔 ８ 雄ネジ部 ９ スプリング １１ ハンガーキャップ １２ 雌ネジ部 １３ 係止爪 １４ スリット １５ 当接片 １６ リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 勉 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岩井町51番地 株式会社パイオラックス内 (72)発明者 大城 敦 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岩井町51番地 株式会社パイオラックス内 (72)発明者 長谷部 豊 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 亀田 和之 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日産 自動車株式会社内 Ｆターム(参考） 3D001 AA18 BA02 DA04 3D003 AA11 AA15 AA18 BB01 CA58 CA59 DA29 3J001 FA02 GB01 HA02 HA10 JA08 JD24 JD33 KA13 KB01 3J023 AA01 BA01 BB01 CA10
Claims (3)
- 【請求項１】 自動車サスペンション装置のストラット
のアッパーブラケットにボルトを設け、タイヤハウス側
に設けられたストラットタワーの上壁に当該ボルトと対
応するボルト孔を設けて、該ボルト孔にボルトを挿通す
る状態を得て、ボルトの先端部をナットで締め付けるこ
とにより、ストラットの上部をストラットタワーに取り
付ける取付構造において、ストラットタワーの上壁の中
央部にハンガーキャップを挿入して係止する係止孔を形
成すると共に、ストラットの上部中央にハンガーキャッ
プと螺合する雄ネジ部を形成する一方、ハンガーキャッ
プは、上記係止孔の孔縁に係止する係止爪と、上記雄ネ
ジ部と螺合する雌ネジ部とを有することを特徴とするス
トラットの取付構造。 - 【請求項２】 ストラットタワーの上壁に形成される係
止孔の孔縁をフランジアップして、ハンガーキャップの
係止爪にフランジアップした係止孔の内周面に当接する
当接片を設けたことを特徴とする請求項１記載のストラ
ットの取付構造。 - 【請求項３】 ハンガーキャップをその上部に行くに従
って徐々に小径となして、その表面に同様な小径形状を
呈する複数のリブを設けたことを特徴とする請求項１乃
至請求項２のいずれかに記載のストラットの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000206508A JP2002019441A (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | ストラットの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000206508A JP2002019441A (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | ストラットの取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002019441A true JP2002019441A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18703424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000206508A Pending JP2002019441A (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | ストラットの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002019441A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1375317A1 (en) * | 2002-06-20 | 2004-01-02 | Benteler Automobiltechnik GmbH | Mounting system and method for mounting the top end of a strut of a wheel suspension on the bodywork of a motor vehicle |
| EP1598221A1 (de) * | 2004-05-18 | 2005-11-23 | Dr.Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft | Transportschutz für Kabelenden an Federbeinen |
| EP1808316A1 (de) * | 2006-01-17 | 2007-07-18 | Zf Friedrichshafen Ag | Lagerung für einen Schwingungsdämpfer |
| US11358427B2 (en) * | 2019-01-02 | 2022-06-14 | Hyundai Mobis Co., Ltd. | Suspension for vehicle |
-
2000
- 2000-07-07 JP JP2000206508A patent/JP2002019441A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1375317A1 (en) * | 2002-06-20 | 2004-01-02 | Benteler Automobiltechnik GmbH | Mounting system and method for mounting the top end of a strut of a wheel suspension on the bodywork of a motor vehicle |
| EP1598221A1 (de) * | 2004-05-18 | 2005-11-23 | Dr.Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft | Transportschutz für Kabelenden an Federbeinen |
| US7331591B2 (en) | 2004-05-18 | 2008-02-19 | Dr. Ing H.C.F. Porsche Aktiengesellschaft | Transportation protection for cable ends on shock absorber struts |
| EP1808316A1 (de) * | 2006-01-17 | 2007-07-18 | Zf Friedrichshafen Ag | Lagerung für einen Schwingungsdämpfer |
| US11358427B2 (en) * | 2019-01-02 | 2022-06-14 | Hyundai Mobis Co., Ltd. | Suspension for vehicle |
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