JPH0746806Y2 - トリムボード等の連結具 - Google Patents

トリムボード等の連結具

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JPH0746806Y2
JPH0746806Y2 JP1990000742U JP74290U JPH0746806Y2 JP H0746806 Y2 JPH0746806 Y2 JP H0746806Y2 JP 1990000742 U JP1990000742 U JP 1990000742U JP 74290 U JP74290 U JP 74290U JP H0746806 Y2 JPH0746806 Y2 JP H0746806Y2
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JP
Japan
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flange
male
female
female body
trim board
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JP1990000742U
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JPH0393609U (ja
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清輝 湯田
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車などにおいてトリムボード等を車体等の
他のパネルに取り付けるのに使用するプラスチック製の
連結具に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来、自動車などのボディパネルにトリムボードを取り
付けるのに使用されているプラスチック製連結具で雄体
と雌体とからなるものは公知である。このような連結具
では、雄体と雌体とのトリムボードへの取り付けが難し
く、また、車体パネル側にあるスタッドへの取り付け、
取り外しが難しい。さらに、従来の連結具では、一旦取
り付けてから外した後は再使用ができない。
〔考案の目的〕
したがって、本考案の目的は雄体と雌体とからなるトリ
ムボード等の連結具であって、それぞれ雄体と雌体との
トリムボード等への取り付けが容易であり、かつ、スタ
ッドへの取り付け、取り外しが容易であり、取り外した
後も再使用が可能であるトリムボード等の連結具を提供
することにある。
〔考案の構成〕
この目的を達成すべく、本考案によれば、プラスチック
材料製の雄体と雌体とからなり、雄体および雌体のそれ
ぞれが取り付けるべきトリムボード等の取付部材に形成
した孔を通して分離可能にスナップ係合するスナップ係
合手段と、スナップ係合時に互いに協働して前記取付部
材を挟んで保持できるフランジとを備え、雌体が前記取
付部材を取り付けようとしているパネルに固定したねじ
スタッドに係合する手段を有し、雄体がそのフランジの
上面にこの雄体を回転させることのできる工具と係合す
る溝手段を有するトリムボード等の連結具であって、前
記雄体は、取付部材の取付け孔より大径のフランジと、
該フランジから垂下し且つ先端に係止爪を有する支柱と
から構成され、前記雌体は、取付け部材の取付け孔より
大径のフランジと、該フランジから一定長さ垂下し且つ
内部が中空に形成された軸部と、該軸部の内側に形成さ
れてねじスタッドに係合する係止爪とから構成され、該
雌体のフランジには、雄体の支柱を受入れる孔が形成さ
れ、更に、雌体には雌体フランジ孔を貫通した雄体の支
柱の係止爪に分離可能にスナップ係合する係止肩が設け
られていることを特徴とするトリムボード等の連結具が
提供される。
また、本考案によれば、上記連結具であって、ねじスタ
ッドへ係合する弾力係止爪の位置から下部へリブを設け
たことを特徴とする連結具も提供される。
〔実施例〕
まず第1図から第4図を参照して、ここには本考案によ
る連結具のプラスチック製の雄体が示してあり、雄体は
円形の平面形状を有するフランジ2からなり、このフラ
ンジ2の上面にはマイナスのスクリュウドライバ(第14
図参照)と係合するマイナス溝1が形成してある。フラ
ンジ2のマイナス溝1と反対側の面、すなわち、下面か
らは一対の間隔を置いた可撓性のある支柱3がほぼ直角
方向へ突出して設けてある。各支柱の下端には内向きの
係止爪4が形成してあり、この係止爪4の内面には下向
き外方にテーパ面5が形成してある。
次に第5図から第11図を参照して、ここには上記の雄体
と協働する、同様にプラスチック材料で作った雌体が示
してあり、この雌体は雄体のフランジ2と協働して取り
付けるべきトリムボードを挟持するフランジ7を備え、
このフランジ7から上方へ円形平面形状のブロック6が
突出している。このブロック6は複数個の連結具を用い
た場合にスタッド間のピツチずれを吸収すべく取り付け
るべきトリムボード15Aに形成したトリム孔15B(第12図
を参照)の直径よりも小さい外径を有する。フランジ7
に材料費の節減のための肉抜き孔8が設けてある。
雌体のブック6およびフランジ7を貫いて軸線方向に延
びかつ互いに直径方向に対向した一対のとり付け孔18が
形成してあり、各取り付け孔18は軸線側の壁面にテーパ
面9を有し、このテーパ面のすぐ下には雄体の係止爪4
と協働する係止肩10が形成してある。
雌体の係止肩10の下方では、互いに直径方向内向きに傾
斜した一つの弾力係止爪11が形成してあり、これらの弾
力係止爪11は明らかにするようにトリムボード15Aを車
体パネル20に固定したねじスタッド16Aのねじ山16Bに弾
力的に螺合し、連結具を車体パネル20に固定する。
弾力係止爪11の下方では、雌体に斜め下方に広がるフラ
ンジ12が形成してあり、これは連結具を車体パネル20に
取り付けたときに車体パネル20とへ接面する。また、こ
のフランジ12は切頭円錐形の開口部13を構成しており、
この開口部13の存在のために後に述べるように連結具を
スタッド16Aに容易に取り付けることができると共に、
複数個の連結具を使用するときにスタッド間のピッチず
れを吸収する役割りも果たす。
さらに、各弾力係止爪11のすぐ下の内面にはリブ14が形
成してあり、このリブ14の役割りについては後に詳しく
説明する。なお、雌体のブロック6の上面にも材料費節
減のための肉抜き孔17が形成してある。
以上の構成において、本考案による連結具を使用すると
きには、第12図A図に示すように、まず、車体パネル20
に取り付けようとしているトリムボード15Aに形成した
トリムの孔15Bに雌体のブロック6を入れ、次いで雄体
の支柱3を雌体の対応した取り付け孔18に挿入し、押し
下げる。このとき、支柱3のテーパ面5が取り付け孔18
内のテーパ面9と協働して作業が容易になる。そして、
最終的には、雄体の支柱3が内方に移動してその下端に
ある係止爪4が雌体の係止肩10とスナップ係合し、雄体
のフランジ2と雌体のフランジ7がトリムボード15Aを
挟持することになる。
次に、第12B図に示すように、雄体と連結したままの状
態で雌体をそのフランジ開口部13を通して車体パネル20
上のスタッド16Aに押し付けることによって雌体の弾力
係止爪12がスタッド16Aのねじ山16Bへの弾力的に係止し
て連結具をパネル20にしっかりと固定する。すなわち、
第12C図に示すように、トリムボード15Aがパネル20にし
っかりと固定されることになる。このような連結具を複
数個使用するときには、スタッド16Aの位置とトリムボ
ード15Aの孔15Bとの間に生じたずれは雌体のブロック6
の外径が孔15Bの直径よりも小さくなっておりかつ雌体
の切頭円錐形の下方フランジ12の存在により容易に吸収
され得る。
こうして取り付けた後、トリムボード15Aを車体パネル2
0から取り外したいときには、第13図に示すようにスク
リュウドライバ21のような適当な工具の先端を雄体のフ
ランジ2とトリムボード15Aの間に差し込み、工具でこ
じることによって雄体を雌体から外すことができ、それ
らによって、トリムボード15Aをパネル20から取り外す
ことができる。このとき、雌体はスタッド16Aに螺合し
たままである。
しかしながら、本連結具を雌雄部分を一体のままトリム
ボード15Aと一緒に取り外したい場合には、第14図に示
すように、マイナスのスクリュウドライバ21を雄体のフ
ランジ2のマイナス溝1に係合させ、雄体を回転させる
と、雄体の係止爪4と雌体の係止肩10との係合により、
雄体と雌体が一体に回転させられ、連結具全体がトリム
ボード15Aと共にボディパネル20上にあるスタッド16Aか
ら外れる。このとき、連結具を回転させながら第14図に
矢印イで示す方向にトリムボード15Aを浮かせ気味にし
なければ、トリムボード15Aの自重あるいは反力のため
に軽荷重で矢印イと反対方向へ戻されるため、弾力係止
爪11がスタッド16Aから外れ難くなる。それを防ぐため
に、弾力係止爪11の下方にリブ14が設けてある。リブ14
の存在のために、第14図の矢印イの方向にトリムボード
15Aを浮かせ気味にする必要がなく、取り外しが確実、
容易となる。したがって、リブ14はスタッド16Aのねじ
山16Bへ軽接触する程度とし、また、スタッドへの取り
付けの容易性を損なわない形状とすると共に接触後の戻
しトルク(軸力)がトリムボード15Aの自重および反力
に負けない程度の形状とすると好ましい。
〔考案の効果〕
以上の構成によれば、互いにスナップ係合した雄体、雌
体は分離可能であり、また、雄体を適当な工具で回転さ
せることによって雄体と雌体が一緒に回転し、連結具全
体をスタッドへ容易に螺合させ、あるいは、容易に分離
できる。しかも、ねじ付きのスタッドから回転によって
連結具を外すので、連結具のどこにも損傷を受けず、再
使用が可能となる。特に、本考案によれば、雄体がフラ
ンジ及びフランジから垂下する支柱とから構成され、雌
体がフランジとフランジから一定長さ垂下する中空の軸
部と軸部内側のねじスタッド係合用係止爪とから構成さ
れ、雌体フランジには雄体の支柱を受入れる孔が形成さ
れ、雌体には雌体フランジ孔を貫通した雄体支柱の係止
爪にスナップ係合する係止肩が設けられているので、雌
体フランジを取付部材の取付孔に合わせ、雌体フランジ
孔に雄体支柱を挿入するだけで取付部材を雄体と雌体と
で挟持した状態で且つ相対回転しないように固く連結で
き、その連結後、雌体の中空軸部をねじスタッドに挿入
するだけで、雄体と雌体とで挟持した取付部材をパネル
に連結でき、しかも、取付部材は、、雌体の中空軸部の
高さだけパネルから離れた状態に連結される。従って、
雌体の中空軸部の高さを定めることによって、取付部材
をパネルから所望の高さに維持した状態で連結できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるトリムボード連結具の雄体の正面
図である。 第2図は第1図の雄体の平面図である。 第3図は第1、2図の雄体の部分断面側面図である。 第4図は第1図の4−4線に沿った断面図である。 第5図は本考案によるトリムボード連結具の雌体の正面
図である。 第6図は第5図の雌体の平面図である。 第7図は第5、6図の雌体の右側面図である。 第8図は第5図の8−8線に沿った断面図である。 第9図は第5図の9−9線に沿った断面図である。 第10図は第5図の10-10線に沿った断面図である。 第11図は第6図の11-11線に沿った断面図である。 第12Aは第1図から第11図に示した雄体、雌体を結合す
る前の雄体、雌体とトリムボードとの位置関係を示す図
である。 第12B図は雄体と雌体を結合した後に雌体をボディパネ
ルに固定したスタッドに取り付ける直前の状態を示す図
である。 第12C図は本考案の連結具とボディパネル上のスタッド
に完全に取り付けた状態を示す図である。 第13図は第12C図に示すようにトリムボードを取り付け
た後に雌体をボディパネルに残したままこのトリムボー
ドをボディパネルから外そうとする場合の取り外し作業
を説明する図である。 第14図は雄体、雌体を結合状態のままトリムボードと一
緒にボディパネルから取り外すときの作業を説明する図
である。 符号の説明 1……マイナス溝、2……フランジ、3……支柱、4…
…係止爪、5……テーパ面、6……ブロック、7……フ
ランジ、8……肉抜き孔、9……テーパ面、10……係止
肩、11……弾力係止爪、12……フランジ、13……フラン
ジ開口部、14……リブ、15A……トリムボード、15B……
トリムの孔、16A……ねじスタッド、16B……ねじ山、17
……肉抜き孔、18……取り付け孔、20……車体パネル、
21……工具。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック材料製の雄体と雌体とからな
    り、雄体および雌体のそれぞれが取り付けるべきトリム
    ボード等の取付部材に形成した孔を通して分離可能にス
    ナップ係合するスナップ係合手段と、スナップ係合時に
    互いに協働して前記取付部材を挟んで保持できるフラン
    ジとを備え、雌体が前記取付部材を取り付けようとして
    いるパネルに固定したねじスタッドに係合する手段を有
    し、雄体がそのフランジの上面にこの雄体を回転させる
    ことのできる工具と係合する溝手段を有するトリムボー
    ド等の連結具において、 前記雄体は、前記取付部材の取付け孔より大径のフラン
    ジと、該フランジから垂下し且つ先端に係止爪を有する
    支柱とから構成され、前記雌体は、前記取付け部材の取
    付け孔より大径のフランジと、該フランジから一定長さ
    垂下し且つ内部が中空に形成された軸部と、該軸部の内
    側に形成されて前記ねじスタッドに係合する係止爪とか
    ら構成され、該雌体のフランジには、前記雄体の支柱を
    受入れる孔が形成され、更に、該雌体には前記雌体フラ
    ンジ孔を貫通した前記雄体の支柱の係止爪に分離可能に
    スナップ係合する係止肩が設けられていることを特徴と
    するトリムボード等の連結具。
  2. 【請求項2】ねじスタッドへ係合する弾力係止爪の位置
    から下部へリブを設けたことを特徴とする請求項1記載
    の連結具。
JP1990000742U 1990-01-09 1990-01-09 トリムボード等の連結具 Expired - Lifetime JPH0746806Y2 (ja)

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JPH0393609U JPH0393609U (ja) 1991-09-25
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