JP3224171B2 - 締結装置 - Google Patents

締結装置

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JP3224171B2 JP32649193A JP32649193A JP3224171B2 JP 3224171 B2 JP3224171 B2 JP 3224171B2 JP 32649193 A JP32649193 A JP 32649193A JP 32649193 A JP32649193 A JP 32649193A JP 3224171 B2 JP3224171 B2 JP 3224171B2
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賢 小林
義浩 村瀬
秀明 高木
博道 水野
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    • B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D43/00—Spare wheel stowing, holding, or mounting arrangements
    • B62D43/06—Spare wheel stowing, holding, or mounting arrangements within the vehicle body
    • B62D43/10—Spare wheel stowing, holding, or mounting arrangements within the vehicle body and arranged substantially horizontally
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
    • F16B37/08—Quickly-detachable or mountable nuts, e.g. consisting of two or more parts; Nuts movable along the bolt after tilting the nut
    • F16B37/0807—Nuts engaged from the end of the bolt, e.g. axially slidable nuts
    • F16B37/0842—Nuts engaged from the end of the bolt, e.g. axially slidable nuts fastened to the threaded bolt with snap-on-action, e.g. push-on nuts for stud bolts

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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルトとナットとより
なる締結装置に代わる締結装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、締結部材に被締結部材を固定する
手段としてはボルトとナットにより行うのを普通とする
が、ボルトとナットによる締結作業はナットをボルトに
螺合させて回動工具により回動操作を行わねばならない
ので締結作業に時間がかかるうえ、ナットそのものが重
く軽量化を図ることが難しいという問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは前記のような問題を解決して、締結作業を
簡単且つ迅速に行うことができるうえに軽量化を図るこ
とができる締結装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明は、ボルト挿通孔が中央に設けられている底
部の内面を前記ボルト挿通孔に向かう傾斜上面を有する
センタリングガイドに形成してある合成樹脂よりなるク
ランプ主体の内部に、前記センタリングガイドの傾斜上
面に沿ってボルト挿通孔の孔縁より中心に向け斜め上向
きに張出される複数枚のばね爪を備えた板ばねクリップ
を、その基部周縁に形成される埋込板部がクランプ主体
の底部に埋込まれた状態として一体化したクランプ部材
と、先端側をクリップ係止用のねじ山を備えた螺軸部と
し、基端側をねじ止め用の螺軸部としたロック用のボル
トとよりなることを特徴とするものである。
【０００５】
【作用】このような締結装置は、ボルトに被締結部材を
嵌挿した後、孔縁より中心に向かって斜め上向きに張出
する複数のばね爪よりなるボルト係止部をボルトの先端
にあてがって押し込めば、複数のばね爪よりなるボルト
係止部は各ばね爪自身の弾性によりボルトのねじ山を乗
り越えて所定位置に達してこの位置でボルトのねじ山の
基面に弾発掛止されるから、この状態で被締結部材に抜
け方向の力が加わっても斜め上向きの各ばね爪が水平に
なろうとして先端が狭窄されて被締結部材はこのボルト
係止部で確実に固定される。そして、この締結装置によ
り一旦固定された被締結部材を外す場合は、ナットを外
すときのようにクランプ部材を回してボルトのねじ山の
下面に掛止しているばね爪をねじ山に沿って旋回上昇さ
せて外せばよい。
【０００６】
【実施例】以下、本発明を図示の予備タイヤ保持装置の
締結装置を実施例として詳細に説明する。１は中心孔の
孔縁より中心に向かって複数のばね爪２を斜め上向きに
張出させたボルト係止部３を備えたクランプ部材、１１
はタイヤ収納部Ｂに格納されるスペアタイヤＴを固定す
るため、該クランプ部材１と組み合わされて使用するロ
ック用のボルトである。クランプ部材１は、開口縁に張
設されるフランジ部４を座面とする合成樹脂よりなる深
皿状のクランプ主体５の底部中央に該クランプ主体５の
底部と一体に成形されたボルト挿通用短筒部９ａに囲ま
れた状態としてセンタリングガイド９ｂおよびボルト挿
通孔９を設け、該ボルト挿通用短筒部９ａの筒底部分に
は周縁が埋込板部６に形成されるとともに中心孔の孔縁
より中心に向け斜め上向きのばね爪２を複数枚張出させ
たクリップ本体を前記センタリングガイド９ｂの傾斜上
面にばね爪２の下面が接離可能な状態として前記埋込板
部６において前記ボルト挿通用短筒部９ａの基部に埋込
一体化し、中心に複数のばね爪２よりなるボルト係止部
３を形成したものである。なお、図中８は深皿状のクラ
ンプ主体５の内面とボルト挿通用短筒部９ａとの間に形
成される把持用つまみ、１０はクランプ部材１の側壁面
に形成される補強用のリブである。
【０００７】一方、クランプ部材１と組み合わされて使
用するロック用のボルト１１は、基端側をねじ止め用の
通常ねじ山を備えた螺軸部１５に形成するとともに、先
端側をクリップ係止用のねじ山を備えた螺軸部１６に形
成して両者の中間には回転操作用のつまみを兼ねる合成
樹脂製のスペアタイヤ係止部１７がインサート成形され
たものであり、また、前記螺軸部１６のクリップ係止用
のねじ山はその先端面が凸弧面１３に形成されるととも
にその反対面が凹弧面１２とされた特殊ねじ山としてあ
る。なお、図中２１はスペアタイヤ係止部１７が小型の
場合に使用されるスペアタイヤ係止用キャップである。
【０００８】このように構成されたものは、図２に示さ
れるように、自動車のタイヤ収納部ＢにスペアタイヤＴ
を格納したうえ、スペアタイヤＴのホィール孔に押さえ
キャップ２１を係止させてボルト１１をタイヤ収納部Ｂ
の底面に形成された雌ねじ部Ｓに螺挿すれば、ボルト１
１の中間のスペアタイヤ係止部１７の座面がスペアタイ
ヤ係止用キャップ２１の内底面に当接してスペアタイヤ
Ｔを固定保持することとなるから、次に、スペアタイヤ
収納部Ｂに被締結部材としてのボード製のカバーＣを被
套したうえ、カバーＣのクランプ部材嵌合用の透孔Ｄよ
りボルト１１の先端の螺軸部１６にクランプ部材１をそ
の各ばね爪２により形成されたボルト係止部３をもって
挿通すれば、中心に向け斜め上向きに立ち上がらせたば
ね鋼よりなるばね爪２は自身の弾性により螺軸部１６の
ねじ山の先端面である凸弧面１３を乗り越え、センタリ
ングガイド９ｂにより的確にガイドされて所定位置まで
容易に入り込み、図３に示すように複数のばね爪２がボ
ルトのねじ山のリードに沿って持ち上げられて一部はセ
ンタリングガイド９ｂの傾斜上面に接し他のものはセン
タリングガイド９ｂの傾斜上面から離れた状態としてボ
ルト１１の凹弧面１２にワンタッチで弾発掛止されるこ
ととなる。
【０００９】このようにしてカバーＣが合成樹脂よりな
る深皿状のクランプ主体５のフランジ部４により押圧さ
れた後において、カバーＣに抜け方向の力が加わると、
斜め上向きの各ばね爪２は水平になろうとするので各ば
ね爪２の先端は狭窄してボルト１１の螺軸部１６に食い
込んでカバーＣは抜け出ることがない。しかして、一旦
締結された後においてスペアタイヤＴを外す場合は、ナ
ットを緩めるときのように把持用つまみ８を把持してク
ランプ部材１を回せば、ボルト１１のねじ山の凹弧面１
２に弾発掛止しているばね爪２は凹弧面１２に沿って旋
回上昇してクランプ部材１は外されるので、カバーＣを
外したうえボルト１１を外してスペアタイヤ係止用キャ
ップ２１を除き、スペアタイヤＴをタイヤ収納部Ｂから
取り出せばよい。
【００１０】なお、前記実施例のボルト１１は螺軸部１
５、１６を一本の軸の両端に形成したものとして説明し
てあるが、各別の螺軸部１５、１６を回転操作用のつま
みを兼ねる合成樹脂製のスペアタイヤ係止部１７で連結
したものとしてもよく、さらに、実施例ではボルト７の
螺軸部１６に形成されているねじ山を先端面が凸弧面１
３でその反対面を凹弧面１２としたものとしているが、
ボルト係止部３の差し込みが滑らかに行えるうえボルト
係止部３の各ばね爪２との弾発掛止が確実に行われるよ
うにしたものであれば凸弧面１３と凹弧面１２でなくて
も差支えない。
【００１１】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、孔縁より中心に向かって複数のばね爪を斜め上向き
に張出させたボルト係止部を備えたクランプ部材と、ボ
ルトとよりなるものとしたので、被締結部材を締結する
際にはクランプ部材をボルトに差し込むだけでクランプ
部材のボルト係止部がボルトの所定位置まで工具類を使
用することなく容易に挿通されてねじ山に弾性的に掛止
されることとなり、瞬時に締結作業を完了することがで
きる。しかも、ばね爪はねじ山に弾発掛止されているの
でばねワッシャなどを使用しなくても振動等によりクラ
ンプ主体が緩むことがなく、クランプ主体を回動させな
い限り緩むことがないので被締結部材が不用意に脱落す
るという事故は生じ難く安全性は極めて高いものとな
り、また、一旦締結した後において締結を解きたいとき
はナットによる締結を解く場合と同様に回動操作を行う
だけでよいので再使用も可能である。さらに、ナットを
使用しないのでボルトとナットとによる締結装置と比較
して大幅な軽量化を図ることができる。また、孔縁より
中心に向かって複数のばね爪を斜め上向きに張出させた
ボルト係止部を備えた板ばねクリップをその周縁に形成
される埋込板部をもってフランジ部が開口縁に形成され
た合成樹脂よりなる深皿状のクランプ主体の底部中央に
埋込一体化したクランプ部材を用いたので、予備タイヤ
保持装置用の締結装置のような大型部材の締結用として
使用するうえにおいて極めて有効であり、また、請求項
２に記載したような、先端側が凸弧面に形成されその反
対面が凹弧面に形成されたねじ山を有するボルトを用い
たものは、締結作業と離脱作業性が特によく汎用性を高
めることができることとなる。従って、本発明は従来の
問題点を解決した締結装置として実用的価値極めて大な
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を示す一部切欠斜視図である。
【図２】同じく使用状態を示す一部切欠側面図である。
【図３】同じく要部の断面図である。
【符号の説明】
１ クランプ部材 ２ ばね爪 ３ ボルト係止部 ４ フランジ部５ クランプ主体 ６ 埋込板部 ７ 板ばねクリップ８ 把持用つまみ ９ ボルト挿通孔 9a ボルト挿通用短筒部 9b センタリングガイド 11 ボルト 12 凹弧面 13 凸弧面15 ねじ止め用の螺軸部 16 クリップ係止用のねじ山を備えた螺軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 秀明 愛知県丹羽郡大口町高橋１丁目８番地 株式会社青山製作所大口工場内 (72)発明者 水野 博道 愛知県丹羽郡大口町高橋１丁目８番地 株式会社青山製作所大口工場内 (56)参考文献 特開 平６−129415（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−9410（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−112675（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16B 35/00 B62D 43/10 F16B 2/00 - 2/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ボルト挿通孔(9) が中央に設けられてい
    る底部の内面を前記ボルト挿通孔(9) に向かう傾斜上面
    を有するセンタリングガイド(9b)に形成してある合成樹
    脂よりなるクランプ主体(5) の内部に、前記センタリン
    グガイド(9b)の傾斜上面に沿ってボルト挿通孔(9) の孔
    縁より中心に向け斜め上向きに張出される複数枚のばね
    爪(2) を備えた板ばねクリップ(7) を、その基部周縁に
    形成される埋込板部(6) がクランプ主体(5) の底部に埋
    込まれた状態として一体化したクランプ部材(1) と、先
    端側をクリップ係止用のねじ山を備えた螺軸部(16)と
    し、基端側をねじ止め用の螺軸部(15)としたロック用の
    ボルト(11)とよりなることを特徴とする締結装置。
  2. 【請求項２】 螺軸部(16)に形成されているクリップ係
    止用のねじ山は、先端側が凸弧面(13)に形成されその反
    対面が凹弧面(12)に形成されたものである請求項１に記
    載の締結装置。
  3. 【請求項３】 クランプ主体(5) の底部にボルト挿通用
    短筒部(9a)が一体に立設されていてこのボルト挿通用短
    筒部(9a)と前記クランプ主体(5) の内面との間に把持用
    つまみ(8) が形成されている請求項１または２に記載の
    締結装置。
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