JPH0729350Y2 - パイプ保持具 - Google Patents

パイプ保持具

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JPH0729350Y2
JPH0729350Y2 JP1988060876U JP6087688U JPH0729350Y2 JP H0729350 Y2 JPH0729350 Y2 JP H0729350Y2 JP 1988060876 U JP1988060876 U JP 1988060876U JP 6087688 U JP6087688 U JP 6087688U JP H0729350 Y2 JPH0729350 Y2 JP H0729350Y2
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JP
Japan
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stud
pipe
fixing portion
stud fixing
head
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JP1988060876U
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JPH01163277U (ja
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清輝 湯田
憲広 植田
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車の燃料パイプやブレーキパイプ等の長
尺物を自動車の車体等のパネルに保持させるためのパイ
プ保持具に関する。
従来の技術 燃料パイプやブレーキパイプ等の長尺物を自動車の車体
等のパネルに保持させるため、合成樹脂製のパイプ保持
具が幾つか開発されている。例えば、実開昭57−113777
号公報にパイプ保持具の1例が記載されている。
上記公報に記載されたパイプ保持具は、車体等のパイプ
に固着した溝付スタッドに固定されるスタッド固定部
と、該スタッド固定部を受入れる穴が形成された基体及
びこの基体から側方に一体的に延びて該パイプを保持す
るパイプ保持部とから構成され、スタッド固定部とパイ
プ保持部とが薄肉部を介して一体成形されている。この
パイプ保持具は、スタッド固定部を叩き込むと薄肉部が
破断してパイプ保持部をパイプとともに車体等のパネル
に押圧し、パイプをパネルに固定するようになってい
る。このパイプ保持具は、叩き込みでパイプの取付けが
できるので操作が簡単になり、また、ビスやナットを用
いることが不要になる利点がある。
考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のパイプ保持具では、パイプの取付けに際
して、仮留めすることができず、このためパイプの取付
けがやや厄介であった。
従って、本考案の目的は、通常の叩き込みの力で簡単に
且つ確実にスタッドに取付けることができ、しかも取り
外しも簡単に行えるパイプ保持具を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本考案によれば、パネルに
固着した溝付スタッドに固定されるスタッド固定部と、
該スタッド固定部を受入れる穴が形成された基体及びこ
の基体から側方に一体的に延び且つ開口した部分からパ
イプを押し込むことにより該パイプを保持するパイプグ
リップ部を備えたパイプ保持部から成り、スタッド固定
部は、スタッドを受入れる中空の軸部と、該軸部に一体
成形され、前記パイプ保持部をパネルに固着するように
押圧する頭部とを備えたパイプ保持具であって、スタッ
ド固定部の内面には、スタッドの溝部分に係止する弾性
を有する係止爪が形成され、この係止爪が少なくとも2
段に形成されており、スタッド固定部に該スタッド固定
部全体を回転できる手段が設けられており、スタッド固
定部の頭部に近接する軸部外面には、パイプ保持部の基
体の穴の側面に食い込む突条が形成されていることを特
徴とするパイプ保持具が提供される。
実施例 以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説
明する。第1図(a)〜(g)に本考案の好適な実施例
となるパイプ保持具1の詳細を示す。第2図には、パイ
プ保持具1を取付けるための溝付スタッドとしてのねじ
付スタッド2が、車体等のパネル3に溶接等により固着
した様子が示され、第3図(a)及び(b)には、かか
るパイプ保持具1がねじ付スタッド2を介してパネル3
に固定されて、燃料パイプやブレーキパイプ等の種々の
パイプ4及び5が取付けられた様子が示されている。
第1図(a)〜(g)ないし第3図(a)及び(b)を
参照すると、パイプ保持具1は、パネル3に固着した溝
付スタッドとしてのねじ付スタッド2を受入れて把握す
るスタッド固定部11と、この固定部11に固定的に取付け
られてパイプ4、5を保持するパイプ保持部12とで構成
されている。パイプ保持部12は、スタッド固定部11を受
入れる穴10(第1図(e)参照)を形成した筒状の基体
13と、この基体から側方に延びるように一体成形された
複数のパイプグリップ部14とから構成される。パイプグ
リップ部14は、一方が開口し、該開口14′からパイプ
4、5を押し込むことにより、該パイプを側面から保持
する。なお、このパイプグリップ部14には、保持した各
パイプの抜け止め防止用のパイプの側面を押圧するばね
片15を形成するのが好ましい。また、パイプ保持部14の
底面には、補強用のリブ16が形成されるのが好ましい。
スタッド固定部11は、スタッド2を受入れる中空の軸部
18と、パイプ保持部12の基体13をパネル3に押圧して固
着する頭部19とから成り、該頭部19をハンマ等によって
叩き込むと、パイプ保持部12の、中空に形成された基体
13の穴10に入り込み、パイプ保持具1がスタッド2に固
定され、ひいては保持したパイプ4、5がパネル3に固
定される。なお、頭部19の形状は図示のように、工具等
によって回転できるように六角形に形成されるのが好ま
しい。このように形成することにより、頭部19の回転に
よってパイプ保持具1をスタッド2から取り外すのが簡
単になる利点がある。
本考案においては、スタッド固定部11の軸部18の内面
に、溝付スタッドとしてのねじ付スタッド2の谷部分に
係止する弾性係止爪21がスタッド固定部11の先端部側
(図の上側)に形成されており、そして、この係止爪21
は、第1図(e)に最もよく示されるように、少なくと
も2段に形成されている。なお、係止爪21の成形のた
め、スタッド固定部11の頭部19の表面には係止爪21に対
応して穴23が形成されている。また、型抜きの関係で軸
部18の側面にもスリット24が形成される。
なお、スタッド固定部11は、第1図(e)に図示のよう
に、薄肉部26を介してパイプ保持部12に一体成形されて
おり、該薄肉部26は、スタッド固定部の頭部19を叩き込
むことにより破断される。このように、パイプ保持具1
を全体として一体成形品として成形することにより、本
考案に係るパイプ保持具を一品として取り扱うことがで
きる利点がある。
このように、薄肉部26を破断してスタッド固定部11とパ
イプ保持部12を分離した場合、自動車の振動等によっ
て、スタッド固定部11がねじ付スタッド2に対して回転
し、パネル3への固定が弛められてしまう惧れがある。
このため、本考案によるスタッド固定部11の軸部18の外
面には、頭部19に近接した位置に、パイプ保持部12の基
体13の穴10の側面に食い込むよう形成された突条28が形
成されている。従って、自動車等の振動等によっても、
スタッド固定部11がパイプ保持部12に対して回転するこ
とが防止され、これにより、パイプの固定が弛められる
惧れがなくなる。なお、突条の位置は、第1図(g)に
示すように、直径方向に対向して一対形成されるのが好
ましい。
本考案に係るパイプ保持具1を用いて幾つかのパイプ4
やパイプ5を、第2図に図示する車体等のパネル3に固
定した1例が、第3図(a)及び(b)に図示されてい
る。すなわち、パイプ保持部12のパイプグリップ部14に
それぞれ必要とするパイプ4及び5を保持させる。この
状態で、先ず、作業者は、車体等のパネル3に固定され
たねじ付スタッド2に、パイプ保持具1のスタッド固定
部の頭部19を指等で押し込む。この押し込みによって弾
性係止爪12の1段目がスタッドの溝に係止して、保持具
1を仮留めする。この仮留めは、車体等のパネルにおけ
るパイプ4、5の位置を適正な配置に修正することがで
きるので、実用上極めて好ましい。なお、この場合、薄
肉部26は破断しない程度の強さに形成されている。
その後、パイプ4、5を適正な位置に配置した後、スタ
ッド固定部11の頭部19を、例えば、ハンマ等によって叩
き込み、パイプ保持具1の薄肉部26を破断して、スタッ
ド固定部11の軸部18をパイプ保持部12の基体13の穴10に
入り込ませる。この叩き込みによって、突条28は、パイ
プ保持部12の基体13の穴10の内面に食い込み、スタッド
固定部11がパイプ保持部12に対して回転するのを防止す
る。
そして、更に重要なことは、この叩き込みによって、ス
タッド固定部11の前記の係止爪21の2段目もスタッド2
の山部分によって係止され、係止爪21の係止力が強化さ
れ、この本留めにおいては、スタッド固定部11の固定力
が増大し、パイプ4、5のパネル3への位置の固定が確
実にされる。なお、この係止爪21の段数は、仮留めの機
能があれば、任意の数にすることができる。従って、3
つ以上にすることもできる。
考案の効果 本考案においては、スタッド固定部の内面に、スタッド
の溝部分に係止する弾性を有する係止爪が形成され、こ
の係止爪が少なくとも2段に形成されており、スタッド
固定部に該スタッド固定部全体を回転できる手段が設け
られており、スタッド固定部の頭部に近接する軸部外面
には、パイプ保持部の基体の穴の側面に食い込む突条が
形成されているので、パイプ保持具をスタッドへ仮留め
することができ、また、叩き込みによって本留めした場
合には、スタッド固定部の係止爪の係止力が強化される
ので、極めて確実で且つ安定した固定力が得られ、更
に、この本留めにおいてパイプ保持部基体の穴側面には
スタッド固定部軸部の突条が食い込むので、自動車等の
振動等によってスタッド固定部がパイプ保持部に対して
回転することが防止されてスタッド固定部がねじスタッ
ドの周りを回転するのが阻止され、自動車等の振動等に
よっても、本留めが弛むことなく、パイプはしっかりと
固定されたままに維持される。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(g)は本考案によるパイプ保持具の詳
細を示しており、同図(a)は正面図、同図(b)は平
面図、同図(c)は底面図、同図(d)は側面図、同図
(e)は同図(a)の(e)−(e)線断面図、同図
(f)は同図(a)の(f)−(f)線断面図 同図
(g)は同図(a)の(g)−(g)線断面図である。 第2図は車体等のパネルにスタッドを取付けた様子を示
す断面図である。 第3図(a)及び(b)は第1図(a)〜(g)のパイ
プ保持具を用いてパイプにパネルを取付けた様子を示し
ており、同図(a)は正面図、同図(b)は同図(a)
の(b)−(b)線断面図である。 符号の説明 1……パイプ保持具、2……スタッド 3……パネル、4、5……パイプ 11……スタッド固定部、12……パイプ保持部 13……基体、14……グリップ部 15……ばね片、16……リブ 18……軸部、19……頭部 21……係止爪、23……穴 26……薄肉部、28……突条

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルに固着した溝付スタッドに固定され
    るスタッド固定部と、該スタッド固定部を受入れる穴が
    形成された基体及びこの基体から側方に一体的に延び且
    つ開口した部分からパイプを押し込むことにより該パイ
    プを保持するパイプグリップ部を備えたパイプ保持部と
    から成り、スタッド固定部は、スタッドを受入れる中空
    の軸部と、該軸部に一体成形され、前記パイプ保持部を
    パネルに固着するように押圧する頭部とを備えたパイプ
    保持具において、 スタッド固定部の内面には、スタッドの溝部分に係止す
    る弾性を有する係止爪が形成され、この係止爪が少なく
    とも2段に形成されており、スタッド固定部に該スタッ
    ド固定部全体を回転できる手段が設けられており、スタ
    ッド固定部の頭部に近接する軸部外面には、パイプ保持
    部の基体の穴の側面に食い込む突条が形成されているこ
    とを特徴とするパイプ保持具。
  2. 【請求項2】スタッド固定部は薄肉部を介してパイプ保
    持部に一体成形されており、該薄肉部はスタッド固定部
    頭部をスタッドへ押し込むことによって破断され得るよ
    うに形成されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のパイプ保持具。
  3. 【請求項3】溝付スタッドがねじスタッドで成り、前記
    スタッド固定部回転手段は、該スタッド固定部を回転で
    きる形状に形成された頭部である実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載のパイプ保持具。
JP1988060876U 1988-05-09 1988-05-09 パイプ保持具 Expired - Lifetime JPH0729350Y2 (ja)

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JPH01163277U JPH01163277U (ja) 1989-11-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58118391A (ja) * 1981-12-28 1983-07-14 ユ−エスエム・コ−ポレ−シヨン 管押え
JPH025125U (ja) * 1988-06-16 1990-01-12

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JPH01163277U (ja) 1989-11-14

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