JPH06212685A - 側溝ブロックとその吊り治具 - Google Patents
側溝ブロックとその吊り治具Info
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- JPH06212685A JPH06212685A JP2175293A JP2175293A JPH06212685A JP H06212685 A JPH06212685 A JP H06212685A JP 2175293 A JP2175293 A JP 2175293A JP 2175293 A JP2175293 A JP 2175293A JP H06212685 A JPH06212685 A JP H06212685A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 側溝ブロックの内側から吊り治具に接近する
必要性を無くして、側溝ブロックへの吊り治具の取付け
及び取外し作業を簡易にする。 【構成】 吊り治具1を側溝ブロックに取り付ける場
合、予め、係止片5が完全に係止基体2の下端の外側縁
7の内側に位置するように、係止金具4を回動させてお
く。そして、この回動位置を保ったまま、係止片5を内
側にして係止基体2を側溝ブロックの係止孔内に挿入嵌
合させる。この場合、係止片5の一部分が係止孔に衝突
することはない。次に係止金具4を新たに回動させて、
係止片5の少なくとも一部分を、係止基体2の下端の外
側縁7を越えて半径方向外側へ突出させれば、吊り治具
1の側溝ブロックへの取付けが完了する。
必要性を無くして、側溝ブロックへの吊り治具の取付け
及び取外し作業を簡易にする。 【構成】 吊り治具1を側溝ブロックに取り付ける場
合、予め、係止片5が完全に係止基体2の下端の外側縁
7の内側に位置するように、係止金具4を回動させてお
く。そして、この回動位置を保ったまま、係止片5を内
側にして係止基体2を側溝ブロックの係止孔内に挿入嵌
合させる。この場合、係止片5の一部分が係止孔に衝突
することはない。次に係止金具4を新たに回動させて、
係止片5の少なくとも一部分を、係止基体2の下端の外
側縁7を越えて半径方向外側へ突出させれば、吊り治具
1の側溝ブロックへの取付けが完了する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雨水等を排水するため
に路面に埋設される筒状の側溝ブロックと、その側溝ブ
ロックの係止孔に着脱可能な吊り治具に関する。
に路面に埋設される筒状の側溝ブロックと、その側溝ブ
ロックの係止孔に着脱可能な吊り治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の側溝ブロック01は、図9に示す
ように、その周壁02に単純な円形の係止孔03を備え
ていた。そして、この係止孔03に取り付けられる従来
の吊り治具04は、図10に示すように、棒状の係止金
具05と、この係止金具05の上部に溶接された固定座
金06と、係止金具05の下端部に挿通される座金07
と、係止金具05の下端部の雄ねじ部08に螺合される
ナット09によって構成されていた。
ように、その周壁02に単純な円形の係止孔03を備え
ていた。そして、この係止孔03に取り付けられる従来
の吊り治具04は、図10に示すように、棒状の係止金
具05と、この係止金具05の上部に溶接された固定座
金06と、係止金具05の下端部に挿通される座金07
と、係止金具05の下端部の雄ねじ部08に螺合される
ナット09によって構成されていた。
【0003】このような吊り治具04の側溝ブロック0
1への取り付けは、まず座金07及びナット09を係止
金具05から取り外した状態で、係止金具05を側溝ブ
ロック01の係止孔03に外側から挿入し、次に側溝ブ
ロック01の内側から係止金具05の下端部に座金07
及びナット09を順次装着して、最後にナット09を強
力に締め付けることによって完了する。また、側溝ブロ
ック01からの吊り治具04の取り外しは、前記と逆の
順序で行われる。
1への取り付けは、まず座金07及びナット09を係止
金具05から取り外した状態で、係止金具05を側溝ブ
ロック01の係止孔03に外側から挿入し、次に側溝ブ
ロック01の内側から係止金具05の下端部に座金07
及びナット09を順次装着して、最後にナット09を強
力に締め付けることによって完了する。また、側溝ブロ
ック01からの吊り治具04の取り外しは、前記と逆の
順序で行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の側溝
ブロック01及び吊り治具04の構成によれば、吊り治
具04の取付け及び取外しに際して、作業者は、必ず側
溝ブロック01の周壁02の外側及び内側から同時に吊
り治具04に接近する必要があった。とりわけ、側溝ブ
ロック01の内側からの吊り治具04への接近は、多く
の場合非常に困難であり、これに起因して吊り治具04
の取付け及び取外しの作業性が著しく低下していた。
ブロック01及び吊り治具04の構成によれば、吊り治
具04の取付け及び取外しに際して、作業者は、必ず側
溝ブロック01の周壁02の外側及び内側から同時に吊
り治具04に接近する必要があった。とりわけ、側溝ブ
ロック01の内側からの吊り治具04への接近は、多く
の場合非常に困難であり、これに起因して吊り治具04
の取付け及び取外しの作業性が著しく低下していた。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、側溝ブロックの内側から吊り治具に接近
する必要性を無くして、側溝ブロックへの吊り治具の取
付け及び取外し作業を簡易にすることを目的としてい
る。
されたもので、側溝ブロックの内側から吊り治具に接近
する必要性を無くして、側溝ブロックへの吊り治具の取
付け及び取外し作業を簡易にすることを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、雨水等を排水するために路面に埋
設される筒状の側溝ブロックであって、周壁に吊り治具
のための貫通した係止孔を備えた側溝ブロックと、前記
係止孔に着脱可能に係止される吊り治具において、前記
係止孔の形状が非円形であるとともに、係止孔の内周面
が周壁の外側から内側に向かって徐々に収縮しており、
前記吊り治具は、係止孔にほぼ隙間無く嵌合可能な係止
基体と、該係止基体の垂直方向の貫通孔に挿通された棒
状の係止金具と、該係止金具の下端に固着された係止片
とによって構成されており、前記係止片の少なくとも一
部分が、係止金具の特定の回動位置において、係止基体
の下端の外側縁を越えて半径方向外側へ突出し得るよう
になっていることを特徴としている。
に、本発明によれば、雨水等を排水するために路面に埋
設される筒状の側溝ブロックであって、周壁に吊り治具
のための貫通した係止孔を備えた側溝ブロックと、前記
係止孔に着脱可能に係止される吊り治具において、前記
係止孔の形状が非円形であるとともに、係止孔の内周面
が周壁の外側から内側に向かって徐々に収縮しており、
前記吊り治具は、係止孔にほぼ隙間無く嵌合可能な係止
基体と、該係止基体の垂直方向の貫通孔に挿通された棒
状の係止金具と、該係止金具の下端に固着された係止片
とによって構成されており、前記係止片の少なくとも一
部分が、係止金具の特定の回動位置において、係止基体
の下端の外側縁を越えて半径方向外側へ突出し得るよう
になっていることを特徴としている。
【0007】
【作用】吊り治具を側溝ブロックに取り付ける場合、予
め、係止片が完全に係止基体の下端の外側縁の内側に位
置するように、係止金具を回動させておく。そして、こ
の回動位置を保ったまま、係止片を内側にして係止基体
を側溝ブロックの係止孔内に挿入嵌合させる。この場
合、係止片の一部分が係止孔に衝突することはない。次
に係止金具を新たに回動させて、係止片の少なくとも一
部分を、係止基体の下端の外側縁を越えて半径方向外側
へ突出させれば、吊り治具の取付けが完了する。この状
態では係止片と側溝ブロックの周壁の内側面とが係合す
るために、係止片、即ち吊り治具が側溝ブロックの係止
孔から脱落することはありえない。
め、係止片が完全に係止基体の下端の外側縁の内側に位
置するように、係止金具を回動させておく。そして、こ
の回動位置を保ったまま、係止片を内側にして係止基体
を側溝ブロックの係止孔内に挿入嵌合させる。この場
合、係止片の一部分が係止孔に衝突することはない。次
に係止金具を新たに回動させて、係止片の少なくとも一
部分を、係止基体の下端の外側縁を越えて半径方向外側
へ突出させれば、吊り治具の取付けが完了する。この状
態では係止片と側溝ブロックの周壁の内側面とが係合す
るために、係止片、即ち吊り治具が側溝ブロックの係止
孔から脱落することはありえない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0009】図1には、本発明の吊り治具の第1の実施
例が示されている。この吊り治具1は、後述する側溝ブ
ロックの係止孔に嵌合可能な長円錐形の係止基体2と、
係止基体2の垂直方向の貫通孔3に挿通された棒状の係
止金具4と、係止金具4の下端に溶接等により固着され
た係止片5とによって構成されている。この場合、係止
金具4の上端部は、ワイヤ等を係合させるためにフック
6を成している。係止片5は、長円錐形の係止基体2の
底面よりも若干小さい長円形状を成しており、それゆえ
図示の位置から係止片5並びに係止金具4を90°回動
させた場合、係止片5は完全に係止基体2の底面の外側
縁7の内側に位置することになる。また、係止金具4の
係止基体2の上方に突出している上部が、図示のよう
に、長円形の係止片5の長軸方向に沿って屈曲している
と後述するように有利である。
例が示されている。この吊り治具1は、後述する側溝ブ
ロックの係止孔に嵌合可能な長円錐形の係止基体2と、
係止基体2の垂直方向の貫通孔3に挿通された棒状の係
止金具4と、係止金具4の下端に溶接等により固着され
た係止片5とによって構成されている。この場合、係止
金具4の上端部は、ワイヤ等を係合させるためにフック
6を成している。係止片5は、長円錐形の係止基体2の
底面よりも若干小さい長円形状を成しており、それゆえ
図示の位置から係止片5並びに係止金具4を90°回動
させた場合、係止片5は完全に係止基体2の底面の外側
縁7の内側に位置することになる。また、係止金具4の
係止基体2の上方に突出している上部が、図示のよう
に、長円形の係止片5の長軸方向に沿って屈曲している
と後述するように有利である。
【0010】側溝ブロック8は、図2に示すように筒状
の外形を成しており、その頂壁9には、吊り治具1を取
り付けるための2つの長円錐形の係止孔10が形成され
ている。この場合、係止孔10の内周面は頂壁の外側か
ら内側に向かって徐々に収縮している。また、係止孔1
0の長軸は、側溝ブロック8の縦軸に対して垂直であ
る。
の外形を成しており、その頂壁9には、吊り治具1を取
り付けるための2つの長円錐形の係止孔10が形成され
ている。この場合、係止孔10の内周面は頂壁の外側か
ら内側に向かって徐々に収縮している。また、係止孔1
0の長軸は、側溝ブロック8の縦軸に対して垂直であ
る。
【0011】側溝ブロック8の係止孔10に吊り治具1
を取り付けるには、まず最初に図1に示す状態から、長
円形状の係止片5が完全に係止基体2の下端の外側縁7
の内側に位置するように、係止金具4を約90°回動さ
せる。そして、この回動位置を保ったまま、係止片5を
下側にして係止基体2を側溝ブロック8の係止孔10内
に挿入嵌合させる。こうして長円錐形の係止基体2は長
円錐形の係止孔10内に保持される。次に係止金具4を
再び約90°回動させて、係止片5の両端部分を、係止
基体2の下端の外側縁7を越えて半径方向外側へ突出さ
せれば、吊り治具1の取付けが完了する。この状態では
係止片5と側溝ブロック8の頂壁9の内側面とが係合す
るために、係止片5、即ち吊り治具1が側溝ブロック8
から脱落することはありえない。
を取り付けるには、まず最初に図1に示す状態から、長
円形状の係止片5が完全に係止基体2の下端の外側縁7
の内側に位置するように、係止金具4を約90°回動さ
せる。そして、この回動位置を保ったまま、係止片5を
下側にして係止基体2を側溝ブロック8の係止孔10内
に挿入嵌合させる。こうして長円錐形の係止基体2は長
円錐形の係止孔10内に保持される。次に係止金具4を
再び約90°回動させて、係止片5の両端部分を、係止
基体2の下端の外側縁7を越えて半径方向外側へ突出さ
せれば、吊り治具1の取付けが完了する。この状態では
係止片5と側溝ブロック8の頂壁9の内側面とが係合す
るために、係止片5、即ち吊り治具1が側溝ブロック8
から脱落することはありえない。
【0012】この場合、2つの吊り治具1の各係止金具
4の屈曲された上部が互いに向かい合うようにすれば、
図2に示すように1本のワイヤ11で側溝ブロック8を
吊り上げた場合に非常に有利である。なぜなら、ワイヤ
11の張力の方向と係止金具4の屈曲方向とが一致して
いるために、もはや係止金具4が意に反して回動する恐
れはなくなり、吊り治具1の取付け状態が確実に維持さ
れるからである。
4の屈曲された上部が互いに向かい合うようにすれば、
図2に示すように1本のワイヤ11で側溝ブロック8を
吊り上げた場合に非常に有利である。なぜなら、ワイヤ
11の張力の方向と係止金具4の屈曲方向とが一致して
いるために、もはや係止金具4が意に反して回動する恐
れはなくなり、吊り治具1の取付け状態が確実に維持さ
れるからである。
【0013】側溝ブロック8を所定の場所に敷設した
後、側溝ブロック8から吊り治具1が取り外される。こ
の吊り治具1の取外しは、もはや明らかなように前述と
全く逆の順序で行われる。
後、側溝ブロック8から吊り治具1が取り外される。こ
の吊り治具1の取外しは、もはや明らかなように前述と
全く逆の順序で行われる。
【0014】図3には、本発明の吊り治具の第2の実施
例が示されている。この実施例によれば、係止基体2の
下端面には、取付け状態において係止片5を部分的に受
け入れるための凹部12が形成されていて、係止基体2
を側溝ブロックの係止孔に嵌合させた場合に、係止基体
2の下端面が、凹部12を除いて側溝ブロックの内壁面
から内側へ突き出るようになっている。この吊り治具1
を介して側溝ブロックを吊り上げると、係止金具4が上
方へ引き上げられるために、係止片5は必然的に係止基
体2の凹部12内に係合し、これによって係止片5の意
図せざる回動が一層確実に阻止される。
例が示されている。この実施例によれば、係止基体2の
下端面には、取付け状態において係止片5を部分的に受
け入れるための凹部12が形成されていて、係止基体2
を側溝ブロックの係止孔に嵌合させた場合に、係止基体
2の下端面が、凹部12を除いて側溝ブロックの内壁面
から内側へ突き出るようになっている。この吊り治具1
を介して側溝ブロックを吊り上げると、係止金具4が上
方へ引き上げられるために、係止片5は必然的に係止基
体2の凹部12内に係合し、これによって係止片5の意
図せざる回動が一層確実に阻止される。
【0015】図、4、5、6、7、8には、本発明の吊
り治具の第3の実施例が示されている。係止金具4の表
面には、特に図4、5に明瞭に示すように、円弧状の2
つの薄片13が互いに間隔をおいて溶接によって固着さ
れている。したがって、係止金具4の表面には、この2
つの薄片13によって、互いに直径方向で対を成す2つ
の溝14が軸線方向に延在している。また、係止基体2
の貫通孔3には、図6、7に示すように、同様に互いに
直径方向で対を成す2つの内向きの小突起15が形成さ
れている。これらの溝14及び小突起15は、係止金具
4を係止基体2に対して下方へ押し下げた状態では、互
いに離脱しているが、図4及び8に示すように係止金具
4を上方へ引き上げた状態では、互いに係合し得るよう
に配置されている。
り治具の第3の実施例が示されている。係止金具4の表
面には、特に図4、5に明瞭に示すように、円弧状の2
つの薄片13が互いに間隔をおいて溶接によって固着さ
れている。したがって、係止金具4の表面には、この2
つの薄片13によって、互いに直径方向で対を成す2つ
の溝14が軸線方向に延在している。また、係止基体2
の貫通孔3には、図6、7に示すように、同様に互いに
直径方向で対を成す2つの内向きの小突起15が形成さ
れている。これらの溝14及び小突起15は、係止金具
4を係止基体2に対して下方へ押し下げた状態では、互
いに離脱しているが、図4及び8に示すように係止金具
4を上方へ引き上げた状態では、互いに係合し得るよう
に配置されている。
【0016】したがって、吊り治具1の取付けに際して
係止金具4を係止基体2に対して下方へ押し下げれば、
係止金具4及び係止片5は係止基体2に対して自由に回
動できるので、側溝ブロック8の係止孔10への係止基
体2の挿入嵌合は支障なく行われ得る。しかし、その後
係止金具4及び係止片5を所定位置へ回動させてから、
係止金具4を上方へ引き上げると溝14及び小突起15
が互いに係合するために、係止金具4及び係止片5はも
はや係止基体2に対して回動不可能となる。それゆえ、
この構成によっても、側溝ブロック8の吊り上げ時の係
止片5の意図せざる回動、つまりは吊り治具1の脱落が
確実に阻止される。
係止金具4を係止基体2に対して下方へ押し下げれば、
係止金具4及び係止片5は係止基体2に対して自由に回
動できるので、側溝ブロック8の係止孔10への係止基
体2の挿入嵌合は支障なく行われ得る。しかし、その後
係止金具4及び係止片5を所定位置へ回動させてから、
係止金具4を上方へ引き上げると溝14及び小突起15
が互いに係合するために、係止金具4及び係止片5はも
はや係止基体2に対して回動不可能となる。それゆえ、
この構成によっても、側溝ブロック8の吊り上げ時の係
止片5の意図せざる回動、つまりは吊り治具1の脱落が
確実に阻止される。
【0017】また、前記円弧状の薄片を4つ用いること
によって、二対の軸線方向の溝を係止金具の表面に設け
ることもできる。この場合、新たに付加された一対の溝
は、長円形状の係止片が係止基体の下端の外側縁の内側
に位置する際に、係止基体の一対の小突起と係合し得る
ように配置されている。この構成によれば、吊り治具の
取付け及び取外しに際して、係止基体の下端の外側縁の
内側に位置する係止片の回動状態が、新たに付加された
溝と小突起の係合に基づいて不動に維持されるために、
側溝ブロックの係止孔に対する吊り治具の取付け及び取
外しがより円滑に行われる。
によって、二対の軸線方向の溝を係止金具の表面に設け
ることもできる。この場合、新たに付加された一対の溝
は、長円形状の係止片が係止基体の下端の外側縁の内側
に位置する際に、係止基体の一対の小突起と係合し得る
ように配置されている。この構成によれば、吊り治具の
取付け及び取外しに際して、係止基体の下端の外側縁の
内側に位置する係止片の回動状態が、新たに付加された
溝と小突起の係合に基づいて不動に維持されるために、
側溝ブロックの係止孔に対する吊り治具の取付け及び取
外しがより円滑に行われる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、側溝ブロックの係止孔
に挿入嵌合させた吊り治具を単に外側から回動操作する
だけで、同吊り治具を係止孔に対して確実に着脱するこ
とができるので、もはや従来のように側溝ブロックの内
側から吊り治具に接近する必要はなくなり、それゆえ側
溝ブロックへの吊り治具の取付け及び取外し作業を簡単
かつ短時間に行うことができる。
に挿入嵌合させた吊り治具を単に外側から回動操作する
だけで、同吊り治具を係止孔に対して確実に着脱するこ
とができるので、もはや従来のように側溝ブロックの内
側から吊り治具に接近する必要はなくなり、それゆえ側
溝ブロックへの吊り治具の取付け及び取外し作業を簡単
かつ短時間に行うことができる。
【0019】
【図1】本発明の吊り治具の第1の実施例の斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明の側溝ブロック及び吊り治具の第1の実
施例の斜視図である。
施例の斜視図である。
【図3】本発明の吊り治具の第2の実施例の斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明の吊り治具の第3の実施例の斜視図であ
る。
る。
【図5】第3の実施例の吊り治具の係止基体を除いた斜
視図である。
視図である。
【図6】第3の実施例の吊り治具の係止基体の縦断面図
である。
である。
【図7】第3の実施例の吊り治具の係止基体の横断面図
である。
である。
【図8】本発明の側溝ブロック及び吊り治具の第3の実
施例の斜視図である。
施例の斜視図である。
【図9】従来の側溝ブロックの斜視図である。
【図10】従来の吊り治具の側溝ブロックへの取付け状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
1 吊り治具 2 係止基体 3 貫通孔 4 係止金具 5 係止片 6 フック 7 外側縁 8 側溝ブロ
ック 9 頂壁 10 係止孔 11 ワイヤ 12 凹部 13 薄片 14 溝 15 小突起
ック 9 頂壁 10 係止孔 11 ワイヤ 12 凹部 13 薄片 14 溝 15 小突起
Claims (9)
- 【請求項1】 雨水等を排水するために路面に埋設され
る筒状の側溝ブロックであって、周壁に吊り治具のため
の貫通した係止孔を備えた側溝ブロックと、前記係止孔
に着脱可能に係止される吊り治具において、前記係止孔
の形状が非円形であるとともに、係止孔の内周面が周壁
の外側から内側に向かって徐々に収縮しており、前記吊
り治具は、係止孔にほぼ隙間無く嵌合可能な係止基体
と、該係止基体の垂直方向の貫通孔に挿通された棒状の
係止金具と、該係止金具の下端に固着された係止片とに
よって構成されており、前記係止片の少なくとも一部分
が、係止金具の特定の回動位置において、係止基体の下
端の外側縁を越えて半径方向外側へ突出し得るようにな
っていることを特徴とする側溝ブロックとその吊り治
具。 - 【請求項2】 係止孔の形状が、長円錐形である請求項
1に記載の側溝ブロック。 - 【請求項3】 係止孔が、側溝ブロックの頂壁に設けら
れている請求項1又は2に記載の側溝ブロック。 - 【請求項4】 係止基体の上方に突出している係止金具
の上部が屈曲されている請求項1に記載の吊り治具。 - 【請求項5】 係止基体の下端面には、係止片を部分的
に受け入れるための凹部が形成されていて、係止基体を
側溝ブロックの係止孔に嵌合させた場合に、前記係止基
体の下端面が、前記凹部を除いて側溝ブロックの内壁面
から内側へ突き出るようになっている請求項1又は4に
記載の吊り治具。 - 【請求項6】 係止金具の表面には、係止金具の軸線方
向に延びる少なくとも1つの溝が形成されるとともに、
係止基体の貫通孔には、少なくとも1つの内向きの小突
起が形成されていて、係止金具の軸線方向の移動に応じ
て、前記溝と前記小突起が係合・離脱可能になっている
請求項1又は4又は5に記載の吊り治具。 - 【請求項7】 前記溝及び前記小突起は、係止金具及び
貫通孔の直径方向に沿ってそれぞれ一対ずつ配置されて
いる請求項6に記載の吊り治具。 - 【請求項8】 係止金具の表面に、直径方向に沿って一
対の別の溝が追加的に配置されている請求項7に記載の
吊り治具。 - 【請求項9】 前記溝は、係止金具の表面に固着された
円弧状の複数の薄片によって構成されている請求項6な
いし8のいずれか1つに記載の吊り治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2175293A JPH06212685A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 側溝ブロックとその吊り治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2175293A JPH06212685A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 側溝ブロックとその吊り治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06212685A true JPH06212685A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12063799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2175293A Pending JPH06212685A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 側溝ブロックとその吊り治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06212685A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002284478A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-03 | Goto Concrete Kk | 吊り具 |
JP2003096896A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Tetsuro Kobayashi | 水抜き穴付ボックスカルバート等の水抜き穴を利用した吊り込み法 |
JP2015202909A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-16 | ジャパンライフ株式会社 | 吊り治具 |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP2175293A patent/JPH06212685A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002284478A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-03 | Goto Concrete Kk | 吊り具 |
JP4692978B2 (ja) * | 2001-03-28 | 2011-06-01 | ゴトウコンクリート株式会社 | 吊り具 |
JP2003096896A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Tetsuro Kobayashi | 水抜き穴付ボックスカルバート等の水抜き穴を利用した吊り込み法 |
JP4548698B2 (ja) * | 2001-09-26 | 2010-09-22 | 哲朗 小林 | 水抜き穴付ボックスカルバート等の水抜き穴を利用した吊り込み法 |
JP2015202909A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-16 | ジャパンライフ株式会社 | 吊り治具 |
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