JPH0547338Y2 - - Google Patents

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JPH0547338Y2
JPH0547338Y2 JP1988012033U JP1203388U JPH0547338Y2 JP H0547338 Y2 JPH0547338 Y2 JP H0547338Y2 JP 1988012033 U JP1988012033 U JP 1988012033U JP 1203388 U JP1203388 U JP 1203388U JP H0547338 Y2 JPH0547338 Y2 JP H0547338Y2
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nut
clamp body
bolt
clamp
locking protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、パイプ、例えばフユーエルチユー
ブを保持し、車両等のボデイに固定されるパイプ
クランプに関する。
〈従来の技術及び考案が解決しようとする課題〉 従来、この種のパイプクランプとしては、第8
図に示したようなものがある。
このパイプクランプ1は、略平板状のクランプ
本体2の上方へ突出される複数の保持突起2aの
間に、フユーエルチユーブ10を保持する構成で
ある。
そして、クランプ本体2は、下方へ突出する突
部2bを介して板金製のブラケツト6に組付けら
れ、保持突起2aの間にフユーエルチユーブ10
を取り付けた後、ブラケツト6を被うように配設
されるプロテクタ7とブラケツト6とをボデイ9
へねじ8止めして、ボデイ9へ固定していた。そ
のため、クランプ本体2のボデイ9への組付けが
面倒であつた。
ちなみに、このような組付けを簡略できるパイ
プクランプとして、特開昭62−46012号公報、実
開昭60−73987号公報、実開昭61−77412号公報等
に記載されているように、パイプを保持したクラ
ンプ本体に、ボルトに組付可能なナツトを係合さ
せて、その状態で、組付位置に配設されたボルト
に対して、ナツトを締め付け若しくは打ち込ん
で、パイプを所定位置に組付けるものが知られて
いる。
しかし、これらのパイプクランプでは、斜め方
向等から見ても、ナツトがボルトに対して組付を
完了させたか否か判別し難く、作業者によつて、
適切にパイプクランプがボデイに配置されない虞
れがある。
この考案は、既述の問題を解決するもので、組
付作業自体を簡便にさせるとともに、組付完了を
目視して確認できて、ボデイへの組付けが作業完
了まで容易に行なえるパイプクランプを提供する
ことを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この考案に係るパイプクランプは、パイプを保
持する保持突起を備えたクランプ本体と、 該クランプ本体に回動可能に組付けられるナツ
トと、 からなり、 前記クランプ本体には、前記ナツトを挿入可能
な組付孔が形成され、該組付孔内周面には、係止
突部が突設され、前記組付孔内周面における前記
ナツトの挿入側端部には、テーパ面が形成され、 前記ナツトには、ボデイから突設されるボルト
を、前記クランプ本体の組付孔への挿入方向と逆
方向から、挿入可能な挿入孔が係止あれ、該挿入
孔内周面には、軸心方向へ突出されて前記ボルト
を係止する係止突起が設けられ、該係止突起の前
記ボルト挿入方向前面は、前記挿入孔軸心方向に
対して浅い角度で傾斜する案内面とされ、かつ、
前記ボルト挿入方向後面は、前記挿入孔軸心方向
に対して深い角度で傾斜する係止面とされ、ま
た、前記ナツト外周面には、前記クランプ本体の
係止突部と係合する環状の係合溝と、前記係合溝
と前記クランプ本体の係止突部との係合時に、前
記クランプ本体のテーパ面との間で隙間を開け、
前記挿入孔内にボルトを挿入させて前記ナツトを
前記ボルトに組付完了させた際に、前記クランプ
本体のテーパ面と当接するテーパ状部位と、が形
成される構成とすることにより、既述の問題点を
解決するものである。
〈考案の作用・効果〉 この考案に係るパイプクランプでは、パイプを
保持するクランプ本体の組付孔に、ボデイから突
設されるボルトを挿入可能な挿入孔を有するナツ
トが組付けられて構成されている。また、ナツト
の挿入孔内周面には、軸心方向へ突出される係止
突起が設けられ、該係止突起のボルト挿入方向前
面は、挿入孔軸方向に対して浅い角度で傾斜する
案内面とされ、かつ、ボルト挿入方向後面は、挿
入孔軸心方向に対して深い角度で傾斜する係止面
とされている。
そのため、パイプクランプのボデイへの組付け
は、従来のようにねじを回転させて行なのではな
く、ボルトをナツトの挿入孔に挿入するようにボ
デイ側へ打ち込むだけで行なうことができ、従来
に比べて組付性を良好とすることができる。
また、クランプ本体には、組付孔内周面におけ
るナツトの挿入側端部に、テーパ面が形成され、
ナツト外周面には、クランプ本体の係止突部と係
合する環状の係合溝の他に、係合溝とクランプ本
体の係止突部との係合時に、クランプ本体のテー
パ面との間で隙間を開け、挿入孔内にボルトを挿
入させてナツトをボルトに組付完了させた際に、
クランプ本体のテーパ面と当接するテーパ状部位
が、形成されている。
そのため、組付完了時に、ナツトのテーパ状部
位が、クランプ本体の組付孔周縁のテーパ面に当
接して隙間がなくなることから、組付けが完了し
たことを斜め方向の外部から目視により確認すこ
とができる。
したがつて、この考案に係るパイプクランプで
は、組付作業自体を簡便にさせるとともに、組付
完了を目視して確認できて、ボデイへの組付けが
作業完了まで容易に行なうことができることとな
る。
〈実施例〉 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1〜7図に示した実施例のパイプクランプ1
1は、略平板状のクランプ本体12と略円筒状の
ナツト14とから構成されている。
クランプ本体12は、PP,PE等の合成樹脂製
として平面視の状態で長方形形状に形成されてい
る。そして、略中央には、ナツト14を挿入する
円形の組付孔13が穿設されている。
この組付孔13の周壁12aは、対向する部位
で部分的に切り欠かれており、そこには、上方へ
突出されて外方へ撓み可能な撓み壁12bが設け
られている。各撓み壁12bの上部には、内方へ
突出する係止突部12cが設けられている。な
お、組付孔13の周壁12a下部には、下方開き
のテーパ状とするテーパ面22が形成されてい。
また、クランプ本体12の長手方向に沿つて、
所定の間隔を有して、先端部が膨出された保持突
起12dが穿設されている。そして、この保持突
起12dの間で、パイプとしてのフユーエルチユ
ーブ10を保持することとなる。
ナツト14は、POM,PA等の合成樹脂製で断
面円形の本体部14aと断面6角形のねじ回し部
14bとからなつている。そして、ナツト14の
中心には、ボデイ9から穿設されて周面にねじ山
18aを有するスタツドボルト18を、クランプ
本体12の組付孔13への挿入方向と逆方向か
ら、挿入可能な挿入孔15が、本体部14a及び
ねじ回し部14bを上下方向に貫通して設けられ
ている。
この挿入孔15内周面には、軸心方向へ突出さ
れる複数の係止突起14cが設けられている。係
止突起14cのスタツドボルト18挿入方向前面
は、挿入孔15軸心方向に対して浅い角度で傾斜
する案内面14dとされ、また、スタツドボルト
18挿入方向後面は、挿入孔15軸心方向に対し
て深い角度で傾斜する係止面14eとされてい
る。すなわち、スタツドボルト18を挿入孔15
へ挿入する際は、係止突起14cの案内面14d
に案内されて挿入し易いが、一単挿入されたスタ
ツドボルト18を逆方向へ引き抜こうとすると、
ねじ山18aが係止面14eに引掛り、引抜けな
い構造となつている。挿入孔15の上部は、スタ
ツドボルト18を挿入し易いように、スタツドボ
ルト18の外径と同じ大きさの径を有する部分
(第5図の円弧部分)と、スタツドボルト18の
径より若干小さな径となる部分(第5図の直線部
分)とを有してい。そして、スタツドボルト18
と同径の部分は、下方へ向かうにつれて縮径され
ていき、下端においては、全周が、スタツドボル
ト18の外径よりも若干小さな径となる。すなわ
ち、挿入孔15にスタツドボルト18を挿入する
と、挿入孔15の上部では、スタツドボルト18
のねじ山18aの一部が係止部14cに引掛り、
下部では、スタツドボルト18のねじ山18a全
周で係止部14cに引掛り、係止されることとな
る。
また、本体部14a上部、すなわち、スタツド
ボルト18の挿入側には、上方へ開いたテーパ状
の傾斜面14fが形成されており、スタツドボル
ト18を挿入孔15へ案内するように作用する。
さらに、本体部14a上部外周には、前述のクラ
ンプ本体12の係止突部12cと係合可能な係合
溝14gが、周方向に設けられている。
さらに、本体部14a下部には、クランプ本体
12のテーパ面22に対応して、下方開きのテー
パ状のテーパ状部位24が形成されており、ナツ
ト14のクランプ本体12に対する所定以上の上
方への移動を規制するように構成されている。
上述のクランプ本体12とナツト14とは、ナ
ツト14の係合溝14gに、クランプ本体12の
係止突部12cを係合して組付けられ、パイプク
ランプ11を構成する。このとき、ナツト本体部
14a下部のテーパ状部位24とクランプ本体1
2のテーパ面22との間に隙間ができるようにな
つている。
そして、クランプ本体12の保持突起12dの
間にフユーエルチユーブ10を保持させた後、ナ
ツト14の挿入孔15にボデイ9のスタツドボル
ト18を挿入するようにボデイ9側へ打ち込む。
すると、最初は、パイプクランプ11全体がボデ
イ9側へ移動することとなるが、クランプ本体1
2の組付孔13周壁12a上端がボデイ9に当接
するとクランプ本体12のボデイ9側への移動が
規制される。その後、ナツト14は、クランプ本
体12の撓み壁12bを外方へ撓ませて、係合溝
14gが撓み壁12bの係止突部12cを乗り越
え、ナツト14上端がボデイに当接するまで移動
されて、パイプクランプ11のボデイ9に対する
組付けが完了する。
このとき、ナツト14下部のテーパ状部位24
が、クランプ本体12の組付孔13周縁のテーパ
面22に当接して隙間がなくなり、組付けが完了
したことを外部から目視により確認することがで
きる。
この実施例では、ナツト14の挿入孔15へボ
デイ9から突設されるスタツドボルト18が挿入
されるように、パイプクランプ11をボデイ9側
へ打ち込むだけで、パイプクランプ11をボデイ
9へ組付けることができ、ブラケツトやプロテク
タ等を介してねじ止めする従来のものに比べ、組
付性が良好となる。さらに、従来のようなブラケ
ツトやプロテクタも必要がなくなることから、部
品点数も低減され、コストダウンにもつながる。
また、組付完了時に、ナツト14のテーパ状部
位24が、クランプ本体12の組付孔13周縁の
テーパ面22に当接して隙間がなくなることか
ら、組付けが完了したことを斜め方向の外部から
目視により確認することができ、既述の考案の作
用・効果の欄で述べたと同様な効果を奏する。
なお、上述の如くボデイ9に組付けらたパイプ
クランプ11は、スパナ等をねじ回し部14bを
嵌めて、ナツト14のみを回転することによりね
じ式に外すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例のパイプクランプを
示す部分断面図、第2図は同じくパイプクランプ
をボデイへ組付けた状態を示す部分断面図、第3
図は同じくクランプ本体の平面図、第4図は同じ
くナツトの正面図、第5図は同じくナツトの平面
図、第6図は同じくナツトの底面図、第7図は第
4図−断面図、第8図は従来例のパイプクラ
ンプをボデイへ組付けた状態を示す断面図であ
る。 9……ボデイ、10……フユーエルチユーブ
(パイプ)、11……パイプクランプ、12……ク
ランプ本体、13……組付孔、14……ナツト、
14c……係止突起、14d……案内面、14e
……係止面、14g……係合溝、15……挿入
孔、18……スタツドボルト(ボルト)、22…
…テーパ面、24……テーパ状部位。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パイプを保持する保持突起を備えたクランプ本
    体と、 該クランプ本体に回動可能に組付けられるナツ
    トと、 からなり、 前記クランプ本体には、前記ナツトを挿入可能
    な組付孔が形成され、該組付孔内周面には、係止
    突部が突設され、前記組孔内周面における前記ナ
    ツトの挿入側端部には、テーパ面が形成され、 前記ナツトには、ボデイから突設されるボルト
    を、前記クランプ本体の組付孔への挿入方向と逆
    方向から、挿入可能な挿入孔が形成され、該挿入
    孔内周面には、軸心方向へ突出されて前記ボルト
    を係止する係止突起が設けられ、該係止突起の前
    記ボルト挿入方向前面は、前記挿入孔軸心方向に
    対して浅い角度で傾斜する案内面とされ、かつ、
    前記ボルト挿入方向後面は、前記挿入孔軸心方向
    に対して深い角度で傾斜する係止面とされ、ま
    た、前記ナツト外周面には、前記クランプ本体の
    係止突部と係合する環状の係合溝と、前記係合溝
    と前記クランプ本体の係止突部との係合時に、前
    記クランプ本体のテーパ面との間で隙間を開け、
    前記挿入孔内にボルトを挿入させて前記ナツトを
    前記ボルトに組付完了させた際に、前記クランプ
    本体のテーパ面と当接するテーパ状部位と、が形
    成されている、 ことを特徴とするパイプクランプ。
JP1988012033U 1988-01-29 1988-01-29 Expired - Lifetime JPH0547338Y2 (ja)

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JPH01116288U JPH01116288U (ja) 1989-08-04
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Families Citing this family (1)

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JP4033054B2 (ja) * 2003-06-26 2008-01-16 株式会社デンソー 車両用配管クランプ

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JPS5918563A (ja) * 1982-07-20 1984-01-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 扁平形電池の製造法
JPS6246012A (ja) * 1985-08-23 1987-02-27 株式会社 東郷製作所 ナツト付きクリツプ

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JPH025125Y2 (ja) * 1984-10-27 1990-02-07

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JPH01116288U (ja) 1989-08-04

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