JP2934163B2 - 手摺用連結金具 - Google Patents
手摺用連結金具Info
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Description
に固定する手摺用連結金具に関する。
際、手摺りの構成部品である長尺の手摺材を階段の形状
あるいは、勾配に合わせた角度にして、支柱や壁面に固
定していた。この固定に用いるブラケット及び連結金具
は、その取り付け角度に応じた多種類の取付部を有した
ものの中から選択し、取り付け部の先端部側を手摺材に
ネジ止めし、基端側を壁や支柱に固定しているものであ
る。また、金属製の手摺材を用いる場合、手摺材と連結
金具とを溶接することもある。
は、端面同士を突き合わせて、所定の金具が端面に食い
込んで固定されるものや、端面を覆うリング状のものを
用い、これにより連結強度を保つようにしていた。
合、手摺材とブラケット等を連結する際には、手摺材と
ブラケットの取り付け部を連結する作業が面倒であり、
さらに、手摺材の取り付け角度に応じて、多種類のブラ
ケットが必要となる。従って、部品コスト及び施工コス
トを抑える妨げとなっていた。また、特殊な勾配を有す
る斜面に手摺を取り付けるには、その斜面の傾斜等に合
わせて連結材を加工する必要があった。また手摺材同士
の連結にも、一定以上の技術を有した職人が端面同士を
位置ずれしないようにして連結しなければならず、施工
工数が掛かり、コストアップの原因にもなっていた。
みてなされたもので、取り付け強度が高く、作業現場で
容易に組立可能な手摺用連結金具を提供することを目的
とする。
持する一対の挟持部材と、この挟持部材の基端部を互い
に締め付けて連結するボルト等の締め付け部材と、この
挟持部材の基端部を回動自在に保持するとともに上記締
め付け部材により上記挟持部材により挟まれて取り付け
角度が固定される保持部材とからなる手摺用連結金具で
ある。さらに、上記挟持部には、上記手摺材にくい込む
爪が突設されているものである。また、上記挟持部材
は、上記保持部材に対して回動自在に取り付けられ、上
記保持部材を挟持して、上記締め付け部材の締め付けに
より、保持部材と挟持部材の位置が固定されるものであ
る。
合するリング部材と、このリング部材と別体に形成され
上記リング部材内に位置決めされて嵌合するとともに一
方の手摺材にネジ等により固定される取り付け部材と、
上記リング部材内に一体に設けられ他方の手摺材の端面
にネジ等により上記リング部材とともに固定される固定
部とから成る手摺用連結金具である。
ジが形成され、上記取り付け部材の外周面には、上記雌
ネジに螺合する雄ネジが形成され、上記取り付け部材及
び固定部には、手摺部材端面へネジにより固定するため
の透孔が形成され、上記固定部には、上記取り付け部材
の透孔に対応可能であってネジ頭部が挿通可能な大径の
操作孔が形成されている。また、上記リング部材側面部
の所定個所に、ネジ孔が形成され、このネジ孔を介して
上記リング部材中の上記取り付け部材を固定ネジで固定
するものである。
柱等に取り付けるに際して、ボルト等の締め付け作業に
より確実に手摺材を保持固定することができるものであ
る。また、この発明の手摺用連結金具は、手摺材同士の
連結に際して、手摺材の端面を同心的に正確に連結する
ことができ、特別な工具や技能がなくとも簡単に短期間
で施工可能なものである。
して説明する。図1〜図4はこの発明の第一実施例の手
摺用連結金具を示すもので、手摺材10を挟持する一対
の挟持部材11,12と、この挟持部材を保持する保持
部材であるブラケット14からなる。挟持部材11,1
2は互いに対称に形成され、手摺材10の側面に合った
形状の挟持部11a,12aを有する。一方の挟持部材
11の基端部には、ネジ孔13が形成され、さらにその
下端部には、ブラケット14の先端部14aに回動自在
に嵌合する凸部15が形成されている。また、他方の挟
持部材12には、ボルト16が挿通されネジ孔13に対
面した透孔17が形成されている。
端部14bには、取り付け壁面にネジ止めするための取
り付け孔20が形成され、先端部14aには、挟持部材
11の凸部15が嵌合する透孔21が形成されている。
また、ブラケット14の先端部14aには、この透孔2
1の周辺部に、位置決め用の突起22が形成され、挟持
部材12の対向位置に形成された図示しない凹部に嵌合
し、例えば垂直方向の取り付け角度を規制している。な
お、この突起22は、容易に切除可能に形成され、直角
以外の取り付け角度の場合には、切除可能に設けられた
ものである。
図3(A)に示すように、手摺材10を水平に取り付け
る場合は、突起22を折らずにブラケット14の位置を
正確に設定して、手摺材10を挟持部材11,12の挟
持部11a,12aで挟持してボルト16により締め付
ける。このとき、挟持部材11,12の基端部は、ブラ
ケット14の先端部を挟持し、挟持部材11の凸部15
がブラケット14の透孔21に嵌合しているが、突起2
2により、挟持部材11,12はブラケット14に対し
て位置決めされ、不安定になることはない。そして、ボ
ルト16を透孔17に挿通し、ネジ孔13に螺合させる
ことにより、挟持部材11,12が互いに近付き手摺材
10が強固に保持される。また、ブラケット14の先端
部14aも挟持部材11,12の基端部に挟持され、確
実に固定される。
0が所定の傾きを付けて取り付けられる場合は、突起2
2を切除して、挟持部材11,12をブラケット14に
対して回動自在に取り付け、その位置でボルト16を締
め付けることにより、所定の角度で確実に手摺材10が
固定される。
合、図2に示すように、挟持部11a,12aが手摺材
10の半周以上を保持するように形成され、木やプラス
チックの手摺材10を保持するものの場合、図4
(A)、(B)に示すように、挟持部11a,12aの
先端部に、保持用の爪26が形成されている。
に際して、ボルト16を締め付けるだけで、強固に確実
に保持固定することができ、施工現場での工数を大幅に
削減するものである。さらに、手摺材10の取り付け角
度にかかわりなく同じ連結金具を用いることができ、部
品の管理や取扱も容易なものである。
例について、図5〜図13をもとにして説明する。この
実施例は、手摺材同士を連結するもので、図13に示す
ように、例えば直線状の手摺材10と、その端部に接続
する湾曲した手摺材30とを連結するものである。この
実施例の連結金具は、図5〜図7に示すように、手摺材
10,30の端面部双方に嵌合するある程度の幅を有し
たリング部材32と、このリング部材32と別体に形成
され、リング部材32内に螺合して位置決めされる円形
の取り付け部材34を有する。
られ他方の手摺材30が嵌合状態でその端面にネジ34
により固定される固定部36を有している。固定部36
は、このネジ34のネジ部が挿通される3個の透孔であ
る小径孔35と、ネジ34の頭部が通過可能な操作孔で
ある大径孔37が各々交互に60度間隔で配置されてい
る。また、固定部36を挟んで一方の側のリング部材3
2の内周面には、雌ネジ38が形成され、この雌ネジ3
8が形成された部分の一ケ所に、側面から貫通したネジ
孔39が設けられている。
リング部材32の雌ネジ38に螺合する雄ネジ41が、
側面に形成された円形の取り付け部材40を有してい
る。取り付け部材40は、一方の手摺材10にネジ34
により固定され、ネジ34のネジ部が挿通する透孔44
が120度間隔で配置されている。この透孔44は、取
り付け部材40がリング部材32に螺合した状態で、固
定部36の大径孔37と対向可能な位置に配置されてい
る。
ついて、図8〜図13を基にして説明する。先ず、図8
に示すように、取り付け部材40をリング部材32の雌
ネジ38に螺合して嵌合し、手摺材10の端面部をリン
グ部材32に嵌合する。このとき、リング部材32の固
定部36の大径孔37と、取り付け部材40の透孔44
とを対面させておく。その後、図9に示すように、リン
グ部材32の固定部36の大径孔37を通してネジ34
を、取り付け部材40の透孔44に挿通し、取り付け部
材40を手摺材10の端面に固定する。大径孔37は、
ネジ34の頭部が通過可能であり、ドライバー先端部も
挿通可能である。
32を回転させて手摺材10から一旦外す。この後、図
11に示すように、リング部材32の雌ネジ38が形成
されていない側を、他方の手摺材30の端面に嵌合させ
る。そして、固定部36の小径孔35にネジ34を挿通
し、リング部材32を手摺材30の端面に固定する。次
に、図12に示すように、リング部材32を取り付け部
材40に再び螺合させる。このとき、手摺材10,30
の一方を回転させながら螺合させる。そして、例えば、
図13に示すように、手摺材30を所定の方向に設定し
て、固定ネジ46をリング部材32のネジ孔39にレン
チ48等により螺合させ固定する。ここで、手摺材30
の向きを所定の方向に向けなければならない場合、手摺
材30を回転させながら螺合させて、締め切らない所望
の位置で固定ネジ46を締め付けて固定する。
0,30を連結する際に、一方の手摺材10に固定され
る取り付け部材40と他方の手摺材30に固定されるリ
ング部材32とを互いに嵌合させた状態で、取り付け部
材40を手摺財10の端面にネジ34により固定するこ
とができ、リング部材32を手摺材30に固定した後、
リング部材32を取り付け部材40に螺合させて手摺材
10,30を連結すると、目違いが生ぜず、互いに正確
に同心的に連結されるものである。
例について、図14,図15をもとにして説明する。こ
の実施例は、上記第二実施例の変形例であり、リング部
材32の内周面及び取り付け部材40にネジ部が形成さ
れていないものである。取り付け部材40の側周面に
は、凹溝50が形成され、この凹溝50に固定ネジ46
を当接させて、抜け止め及び手摺材同士の相対的な位置
決めを行っている。また、凹溝50は、図15に示すよ
うに底部に斜面が形成されたものでも良い。これによ
り、固定ネジ46の締め付けとともに、手摺材30の端
面がリング部材32により強く当接されるように作用す
る。
際しては、挟持部材を締め付け部材で締め付けるだけで
確実に保持固定することができ、組立性が極めて良いも
のである。また、手摺材の端面同士を連結する場合も、
手摺材同士の端面を正確に同心的に連結することができ
る。特に、この発明の手摺用連結金具は、手摺の組立が
容易であり、作業に熟練を必要とせず、施工工数を大幅
に削減することができるものである。
斜視図である。
図である。
状態を示す正面図である。
例を示す部分斜視図(A)と正面図(B)である。
グ部材の正面図である。
付け部材の正面図である。
方法を示す斜視図である。
方法を示す斜視図である。
結方法を示す斜視図である。
結方法を示す斜視図である。
結方法を示す斜視図である。
結方法を示す斜視図である。
結状態を示す縦断面図である。
の連結状態を示す部分断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 手摺材を挟持する一対の挟持部材と、こ
の一対の挟持部材の挟持部以外を互いに締め付けて連結
する締め付け部材と、この挟持部材の基端部を回動自在
に保持するとともに上記締め付け部材により上記挟持部
材に固定される保持部材とからなり、上記挟持部には、
上記手摺材にくい込む爪が突設されていることを特徴と
する手摺用連結金具。 - 【請求項2】 上記挟持部材は、上記保持部材に対して
回動自在に取り付けられ、上記保持部材を挟持して、上
記締め付け部材の締め付けにより固定される請求項1記
載の手摺用連結金具。 - 【請求項3】 手摺材同士の端面部に嵌合するリング部
材と、このリング部材と別体に形成され上記リング部材
内に位置決めされて嵌合するとともに一方の手摺材に固
定される取り付け部材と、上記リング部材内に一体に設
けられ他方の手摺材の端面に上記リング部材とともに固
定される固定部とからなり、この固定部に、上記取り付
け部材を上記一方の手摺材に固定するための操作孔を設
けた手摺用連結金具。 - 【請求項4】 上記リング部材の内周面には雌ネジが形
成され、上記取り付け部材の外周面には、上記雌ネジに
螺合する雄ネジが形成され、上記取り付け部材及び固定
部には、手摺部材端面へ固定するための透孔が形成さ
れ、上記固定部には、上記取り付け部材の透孔に対応可
能な大径の操作孔が形成されている請求項3記載の手摺
用連結金具。 - 【請求項5】 上記リング部材側面部の所定個所に、ネ
ジ孔が形成され、このネジ孔を介して上記リング部材中
の上記取り付け部材を固定ネジで固定する請求項3また
は4記載の手摺用連結金具。
Priority Applications (1)
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Publications (2)
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JP2934163B2 true JP2934163B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=12546522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3920195A Expired - Lifetime JP2934163B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 手摺用連結金具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2934163B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5891577B1 (ja) * | 2014-12-26 | 2016-03-23 | 環境エクステリア株式会社 | 手摺体の保持装置 |
Families Citing this family (4)
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JP4652922B2 (ja) * | 2005-08-03 | 2011-03-16 | マツ六株式会社 | 手摺用ブラケット |
JP4850146B2 (ja) * | 2007-08-23 | 2012-01-11 | ナカ工業株式会社 | 手摺用ブラケット |
JP5016124B1 (ja) * | 2011-06-17 | 2012-09-05 | 好行 石垣 | 自転車用ハンドライト固定具 |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP3920195A patent/JP2934163B2/ja not_active Expired - Lifetime
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