JP2002088999A - 手すり部材接続具 - Google Patents

手すり部材接続具

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JP2002088999A
JP2002088999A JP2000275910A JP2000275910A JP2002088999A JP 2002088999 A JP2002088999 A JP 2002088999A JP 2000275910 A JP2000275910 A JP 2000275910A JP 2000275910 A JP2000275910 A JP 2000275910A JP 2002088999 A JP2002088999 A JP 2002088999A
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Tsuginaka Koyama
次中 湖山
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Enomoto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】この手すり部材接続具は、球面状の凸部10
を有する雄部材1と、前記雄部材1の凸部10を抱持し得
る断面真円形の開口保持部21を有する雌部材2とからな
っている。前記雄部材1を、凸部10を有する外部材1a
と、手すり部材dの端面を当接して固定させ得る内部材
1bとで構成する。内・外両部材1b,1aを雄ねじ12と雌ね
じ11とで雄・雌結合させる。 【効果】内・外両部材1b,1aのいずれか一方を他方の部
材に対して回すだけで、より安定して両部材1b,1aを軸
線方向に相対的に進退可能ならしめることができる。従
って、雌部材2側の手すり部材dは取り付けたままで、
雄部材1側の手すり部材dを雄部材1とともに取り外し
たり、雄部材1側の手すり部材dを雄部材1とともに後
から取り付ける作業を、容易かつ迅速に行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段や廊下などの
通路に配置する手すり部材同士を接続して連続した手す
りとするための部品の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】階段や廊下などの通路に配置する手すり
部材d',d'同士を接続する場合に用いる接続具として、
本出願人は、先に、球面状の凸部1a' を有する雄部材1'
と、前記雄部材1'の凸部1a' を抱持し得る断面真円形の
開口保持部2a' を有する雌部材2'とからなり、前記雄・
雌両部材1',2'の基部に手すり部材d'の端部を嵌入し得
る孔1b',2b' を設けたものを出願し(図9参照)、権利
を取得した(実用新案登録第3070750号)。
【0003】この接続具は、雄・雌両部材1',2'の基部
に形成した孔1b',2b' に、接続すべき二本の手すり部材
d',d'の対向端部をそれぞれ嵌入し、雄・雌両部材1',
2'の側面に形成した孔1c',2c' からねじ3',4' をねじ込
んで雄・雌両部材1',2'と接続すべき二本の手すり部材
d',d'の対向端部とを保持・固定する。
【0004】そして、雌部材2'の断面真円形の開口保持
部2a' に雄部材1'の球面状の凸部1a'を係入するととも
に、ブラケットを用いて接続すべき二本の手すり部材
d',d'を設置すべき所に固定すると、雌部材2'の開口保
持部2a' で雄部材1'の凸部1a' が抱持され、両者のこの
結合によって隣接する二本の手すり部材d',d'を接続す
ることができる。
【0005】この場合において、雄部材1'の凸部1a' は
球面状であり、雌部材2'の開口保持部2a' は断面真円形
であるから、雄・雌両部材1',2'は雄部材1'の凸部1a'
の球面の範囲内で相互に首振り自在である。従って、雄
・雌両部材1',2'の結合角度を自由に変更することがで
き、接続された手すり部材d',d'の折曲角度を階段の傾
き具合や通路のコーナー角度に対応させることができる
という利点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した接続具はこの
ように極めて便利なものであるが、本発明では、さらに
改良を加えて、雌部材に抱持されている雄部材を雌部材
に対し進退可能ならしめ、雌部材側の手すり部材は取り
付けたままで、雄部材側の手すり部材を雄部材とともに
取り外したり、雄部材側の手すり部材を雄部材とともに
後から取り付けることができるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は、球面状の凸
部10を有する雄部材1と、前記雄部材1の凸部10を抱持
し得る断面真円形の開口保持部21を有する雌部材2とか
らなり、前記雄・雌両部材1,2の基部に手すり部材d
の端部を保持させ得るようにした手すり部材接続具にお
いて、前記雄部材1をこの雄部材1の基部に嵌入した前
記手すり部材dに対して軸線方向に進退可能ならしめる
ことによって達成することができる。
【0008】雄部材1を手すり部材d側に移動させる
と、雌部材2の開口保持部21とこれに抱持されていた雄
部材1の凸部10との結合が解ける。従って、雌部材2側
の手すり部材dは取り付けたままで、雄部材1側の手す
り部材dを雄部材1とともに取り外すことができる。逆
に、手すり部材d側に移動させた雄部材1を先程とは逆
方向に移動させると、雌部材2の開口保持部21で雄部材
1の凸部10が抱持されるに至る。従って、雌部材2側の
手すり部材dは取り付けたままで、雄部材1側の手すり
部材dを雄部材1とともに後から取り付けることができ
る。
【0009】また、上記目的は、球面状の凸部10を有す
る雄部材1と、前記雄部材1の凸部10を抱持し得る断面
真円形の開口保持部21を有する雌部材2とからなり、前
記雄・雌両部材1,2の基部に手すり部材dの端部を保
持させ得るようにした手すり部材接続具において、前記
雄部材1を、球面状の凸部10を有する外部材1aと、前記
手すり部材dの端面を当接して固定させ得る内部材1bと
で構成し、前記内・外両部材1b,1aを軸線方向に相対的
に進退可能ならしめることによっても達成することがで
きる。
【0010】雄部材1の一部品である外部材1aを、手す
り部材dが固定されている内部材1b側に移動させると、
雌部材2の開口保持部21とこれに抱持されていた雄部材
1の凸部10との結合が解ける。従って、雌部材2側の手
すり部材dは取り付けたままで、雄部材1側の手すり部
材dを雄部材1とともに取り外すことができる。逆に、
手すり部材dが固定されている内部材1bに対して、外部
材1aを先程とは逆方向に移動させると、雌部材2の開口
保持部21で雄部材1の凸部10が抱持されるに至る。従っ
て、雌部材2側の手すり部材dは取り付けたままで、雄
部材1側の手すり部材dを雄部材1とともに後から取り
付けることができる。
【0011】内・外両部材1b,1aが雄ねじと雌ねじとで
雄・雌結合させておくとよい。この場合には、内・外両
部材1b,1aのいずれか一方を他方の部材に対し回すだけ
で、より安定して両部材1b,1aを軸線方向に相対的に進
退可能ならしめることができるから、雌部材2側の手す
り部材dは取り付けたままで、雄部材1側の手すり部材
dを雄部材1とともに取り外したり、雄部材1側の手す
り部材dを雄部材1とともに後から取り付ける作業を、
容易に行うことができる。
【0012】内部材1bの端面に、手すり部材dの端面に
食い込む突起19を形成しておくのが望ましい。内部材1b
の端面に突起19が形成されていると、この突起19が内部
材1bの端面に当接・固定すべき手すり部材dに食い込
み、内部材1bに対して手すり部材dがみだりに回るのを
防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を、
図1〜図8に基いて詳細に説明する。本接続具は、図1
〜図7に示すように、球面状の凸部10を有する雄部材1
と、前記雄部材1の凸部10を抱持し得る断面真円形の開
口保持部21を有する雌部材2とからなっている。そし
て、前記雄部材1をこの雄部材1の基部に嵌入した前記
手すり部材dに対して軸線方向に進退可能ならしめる。
その一例としては、雄部材1の内奥にバネ受け13を配置
しておき、このバネ受け13と前記手すり部材dの端部と
の間にコイル状のバネ14を介装する場合(図7)を挙げ
ることができる。
【0014】図7には、接続すべき二本の手すり部材
d,dの端部を保持させ得る雄・雌両部材1,2のみか
らなる、最も基本的な手すり部材接続具を示したが、前
記雄部材1を二部品で構成してもよい。すなわち、雄部
材1を、球面状の凸部10を有する外部材1aと、手すり部
材dの端面を当接して固定させ得る内部材1bの二部品で
構成し、前記内・外両部材1b,1aを軸線方向に相対的に
進退可能ならしめる。その一例としては、例えば、内・
外両部材1b,1aを雄ねじと雌ねじで結合する場合(図1
〜図5)や、内・外両部材1b,1a間にバネ14a を介装す
る場合(図6)を挙げることができる。
【0015】内・外両部材1b,1aを雄ねじと雌ねじで結
合する場合(図1〜図5)には、例えば、外部材1aの軸
芯に雌ねじ11を、内部材1bの軸芯に雄ねじ12を形成し、
内部材1bの雄ねじ12を外部材1aの雌ねじ11に螺着するこ
とにより、内・外両部材1b,1aを軸線方向に相対的に進
退可能ならしめることができる。一方、内・外両部材1
b,1a間にバネ14a を介装する場合(図6)には、例え
ば、外部材1aの内奥にバネ受け13a を配置しておき、こ
のバネ受け13a と内部材1bの内端面間にバネ14a を介装
することにより、内・外両部材1b,1aを軸線方向に相対
的に進退可能ならしめることができる。なお、図6に示
す場合には、図1〜図5に示す場合のように、雌ねじ11
や雄ねじ12は形成されていない。
【0016】図7に示す場合には、雄・雌両部材1,2
の基部に手すり部材dの端部を嵌入し得る孔15,22が、
また、図1〜図5および図6に示す場合には、外部材1a
の基部と前記雌部材2の基部に、図7で例示した雄・雌
両部材1,2の場合と同じように、手すり部材dの端部
を嵌入させ得る孔15,22が形成されている。また、図1
〜図5の場合には、前記内部材1bの雄ねじ12の軸線上
に、ねじ孔16が形成されていて固定ねじ17を螺着させ得
るようになっている。一方、図6に示す場合には、前記
内部材1bのボス部分の軸線上に、ねじ孔16a が形成され
ていて固定ねじ17a を螺着させ得るようになっている。
【0017】そして、図7に示す場合には、雄部材1の
孔15に接続すべき一方の手すり部材dの端部付近を嵌入
して雄部材1に一方の手すり部材dの対向端部を保持す
る。また、雌部材2の孔22に接続すべきもう一本の手す
り部材dの対向端部を嵌入し、例えば、従来の場合と同
じように雌部材2の側面に形成した孔(図示しない)に
ねじ(図示しない)をねじ込んで雌部材2に他方の手す
り部材dの対向端部を保持・固定する。
【0018】また、図1〜図5に示す場合には、雄部材
1の一部品である外部材1aの雌ねじ11に、同じく雄部材
1の一部品である内部材1bの雄ねじ12を螺着しておき、
接続すべき二本の手すり部材d,dの一方の対向端部を
前記内部材1bの端面に当接させる。そして、前記雄ねじ
12部分に形成したねじ孔16に固定ねじ17を螺着し、その
先端を前記内部材1bの端面に当接した手すり部材dにね
じ込んで手すり部材dの対向端部を内部材1bに固定する
とともに、その端部付近を外部材1aの孔15に嵌入して雄
部材1 に一方の手すり部材dの対向端部を保持する。
【0019】また、図6に示す場合には、接続すべき二
本の手すり部材d,dの一方の対向端部を前記内部材1b
の端面に当接させる。そして、前記内部材1bのボス部分
に形成したねじ孔16a に固定ねじ17a を螺着し、その先
端を前記内部材1bの端面に当接した一方の手すり部材d
にねじ込んでその端部を内部材1bに固定するとともに、
その端部付近を外部材1aの孔15に嵌入して雄部材1に一
方の手すり部材dの対向端部を保持する。
【0020】一方、図1〜図5および図6に示す場合と
も、前記雌部材2の基部に形成した孔22に、接続すべき
もう一本の手すり部材dの対向端部を嵌入し、例えば、
従来の場合と同じように雌部材2の側面に形成した孔
(図示しない)にねじ(図示しない)をねじ込んで雌部
材2に他方の手すり部材dの対向端部を保持・固定す
る。
【0021】そして、図7に示す場合には、雌部材2の
断面真円形の開口保持部21に雄部材1の球面状の凸部10
を、図1〜図5および図6に示す場合には、雌部材2の
断面真円形の開口保持部21に雄部材1の一部品である外
部材1aの球面状の凸部10を係入し、さらに、いずれの場
合も、図8に示すように、ブラケットe,eを用いて接
続すべき二本の手すり部材d,dを設置すべき所に固定
する。すると、雌部材2の開口保持部21で雄部材1の凸
部10が、あるいは、雌部材2の開口保持部21で外部材1a
の凸部10が抱持され、両者のこの結合によって隣接する
二本の手すり部材d,dを接続することができる。
【0022】これらの場合において、雄部材1あるいは
雄部材1の外部材1aに形成されている凸部10は球面状で
あり、雌部材2の開口保持部21は断面真円形であるか
ら、雄・雌両部材1,2は雄部材1あるいは外部材1aの
凸部10の球面の範囲内で相互に首振り自在である。従っ
て、雄・雌両部材1,2の結合角度を自由に変更するこ
とができ、接続された手すり部材d,dの折曲角度を階
段の傾き具合や通路のコーナー角度に対応させることが
できる。
【0023】ところで、図7に示す場合には、バネ14の
弾撥力に逆らって雄部材1を同図(a)に示す状態から手
すり部材d側に押し付けると、同図(b) に示すように、
雌部材2の開口保持部21とこれに抱持されていた雄部材
1の凸部10との結合が解け、雌部材2側の手すり部材d
は取り付けたままで、雄部材1側の手すり部材dを雄部
材1とともに取り外すことができる。逆に、同図(b) に
示すように、雄部材1を手すり部材d側に押し付けた上
で手を離すと、雄部材1の内奥のバネ受け13と手すり部
材dの端面との間に介装されているバネ14の弾撥力によ
り、雄部材1が同図(a) に示すように移動し、雌部材2
の開口保持部21で雄部材1の凸部10が抱持されるに至
る。従って、雌部材2側の手すり部材dは取り付けたま
まで、雄部材1側の手すり部材dを雄部材1とともに後
から取り付けることができる。
【0024】また、図4に示す場合には、同図(a) に示
す状態から雄部材1の一部品である外部材1aを左右いず
れかの方向に回すと、同図(b) に示すように、手すり部
材dが固定されている内部材1b側に外部材1aが移動す
る。従って、雌部材2の開口保持部21とこれに抱持され
ていた雄部材1の凸部10との結合が解け、雌部材2側の
手すり部材dは取り付けたままで、雄部材1側の手すり
部材dを雄部材1とともに取り外すことができる。逆
に、手すり部材dが固定されている内部材1bに対して、
外部材1aを同図(b) に示す状態から先程とは逆方向に回
すと、雌部材2の開口保持部21で雄部材1の凸部10が抱
持されるに至る。従って、雌部材2側の手すり部材dは
取り付けたままで、雄部材1側の手すり部材dを雄部材
1とともに後から取り付けることができる。
【0025】また、図6に示す場合には、バネ14a の弾
撥力に逆らって雄部材1の一部品である外部材1aを、同
図(a) に示す状態から手すり部材dが固定されている内
部材1b側に押し付けると、同図(b) に示すように、雌部
材2の開口保持部21とこれに抱持されていた雄部材1の
凸部10との結合が解け、雌部材2側の手すり部材dは取
り付けたままで、雄部材1側の手すり部材dを雄部材1
とともに取り外すことができる。逆に、同図(b) に示す
ように、雄部材1の一部品である外部材1aを手すり部材
dが固定されている内部材1b側に押し付けた上で手を離
すと、バネ14a の弾撥力により、外部材1aが同図(a) に
示すように移動し、雌部材2の開口保持部21で雄部材1
の凸部10が抱持されるに至る。従って、雌部材2側の手
すり部材dは取り付けたままで、雄部材1側の手すり部
材dを雄部材1とともに後から取り付けることができ
る。
【0026】なお、図6あるいは図7に示すように、外
部材1aの内奥にバネ受け13a を、あるいは、雄部材1の
内奥にバネ受け13を配置しておくと、外部材1aの内奥と
手すり部材dの端部との間にコイル状のバネ14a を、あ
るいは、雄部材1の内奥と手すり部材dの端部との間に
コイル状のバネ14を安定して配置することができる。
【0027】図1〜図5に示す場合には、内・外両部材
1b,1aが雌ねじ11と雄ねじ12とで雄・雌結合させてあ
る。この場合には、内部材1bに対して外部材1aを回すだ
けで、より安定して外部材1aを移動させることができる
から、雌部材2側の手すり部材dは取り付けたままで、
雄部材1側の手すり部材dを取り外したり、雄部材1側
の手すり部材dを後から取り付ける作業を、容易かつ迅
速に行うことができる。なお、外部材1aの雌ねじ11部分
は、図2(a) に示すように、4つのリブ18,18で補強さ
れている。
【0028】本接続具においては、図2(b) に示すよう
に、内部材1bの端面には、手すり部材dの端面に食い込
む突起19が同じ間隔を置いて3つ形成されている。内部
材1bの端面に突起19,19が形成されていると、各突起1
9,19が内部材1bの端面に当接・固定すべき手すり部材
dに食い込み、内部材1bに対して手すり部材dがみだり
に回るのを防止できる。従って、手すり部材の取り付け
作業をきわめて簡単に行うことができる。
【0029】また、本接続具においては、図5に示すよ
うに、内部材1bと外部材1aとを雄・雌結合させた場合に
おいて、内部材1bに形成されている雄ねじ12を外部材1a
に形成されている雌ねじ11から突出させ得るようにして
ある。このようにすると、図5における外部材1a全体の
長さLを図1、図3、図4に示す場合より小さくするこ
とができ、接続具を小型化することができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、雄部材1
を手すり部材d側に移動させたり、その逆方向に移動さ
せることにより、雌部材2側の手すり部材dは取り付け
たままで、雄部材1側の手すり部材dを雄部材1ととも
に取り外したり、逆に、雄部材1側の手すり部材dを雄
部材1とともに後から取り付けることができる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、雄部材1の
一部品である外部材1aを、手すり部材dが固定されてい
る内部材1b側に移動させたり、その逆方向に移動させる
ことにより、雌部材2側の手すり部材dは取り付けたま
まで、雄部材1側の手すり部材dを雄部材1とともに取
り外したり、逆に、雄部材1側の手すり部材dを雄部材
1とともに後から取り付けることができる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、内・外両部
材1b,1aのいずれか一方を他方の部材に対し回すだけ
で、より安定して両部材1b,1aを軸線方向に相対的に進
退可能ならしめることができるから、雌部材2側の手す
り部材dは取り付けたままで、雄部材1側の手すり部材
dを雄部材1とともに取り外したり、雄部材1側の手す
り部材dを雄部材1とともに後から取り付ける作業を、
容易かつ迅速に行うことができる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、内部材1bに
対して手すり部材dがみだりに回るのを防止できるか
ら、手すり部材の取り付け作業をきわめて簡単に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本接続具の一例を示す断面図である。
【図2】本接続具に用いられている雄部材の一部品であ
る外部材と内部材のそれぞれの側面図である。
【図3】雄・雌両部材の結合角度を図1に示す場合と異
ならしめ、接続された手すり部材の折曲角度を図1に示
す場合と異ならしめた状態を示す断面図である。
【図4】雄・雌両部材が90度で結合している状態と、雄
部材の一部品である外部材を内部材側に移動させた状態
とを示す断面図である。
【図5】本接続具に用いられている雄部材の一部品であ
る外部材全体の長さを、図1、図3、図4に示す場合よ
り小さくできることを説明するための断面図である。
【図6】内・外両部材を軸線方向に相対的に進退可能な
らしめるための別の例を示す断面図で、雄・雌両部材が
90度で結合している状態と、雄部材の一部品である外部
材を内部材側に移動させた状態とをそれぞれ示す。
【図7】本接続具の最も基本的な例を示す断面図で、雄
・雌両部材が90度で結合している状態と、雄部材を一方
の手すり部材側に移動させた状態とをそれぞれ示す。
【図8】本接続具の使用状態の一例を示す斜視図であ
る。
【図9】雄・雌両部材を備えた従来の手すり部材接続具
の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1…雄部材、1a…外部材、1b…内部材、10…凸部、11…
雌ねじ、12…雄ねじ、13,13a …バネ受け、14,14a …
バネ、15…孔、17…固定ねじ、18…リブ、19…突起、2
…雌部材、21…開口保持部、22…孔、d…手すり。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球面状の凸部10を有する雄部材1と、前記
    雄部材1の凸部10を抱持し得る断面真円形の開口保持部
    21を有する雌部材2とからなり、前記雄・雌両部材1,
    2の基部に手すり部材dの端部を保持させ得るようにし
    た手すり部材接続具において、前記雄部材1をこの雄部
    材1の基部に嵌入した前記手すり部材dに対して軸線方
    向に進退可能ならしめたことを特徴とする手すり部材接
    続具。
  2. 【請求項2】球面状の凸部10を有する雄部材1と、前記
    雄部材1の凸部10を抱持し得る断面真円形の開口保持部
    21を有する雌部材2とからなり、前記雄・雌両部材1,
    2の基部に手すり部材dの端部を保持させ得るようにし
    た手すり部材接続具において、前記雄部材1を、球面状
    の凸部10を有する外部材1aと、前記手すり部材dの端面
    を当接して固定させ得る内部材1bとで構成し、前記内・
    外両部材1b,1aを軸線方向に相対的に進退可能ならしめ
    たことを特徴とする手すり部材接続具。
  3. 【請求項3】内・外両部材1b,1aが雄ねじと雌ねじとで
    雄・雌結合されている請求項2記載の手すり部材接続
    具。
  4. 【請求項4】内部材1bの端面に、手すり部材dの端面に
    食い込む突起19を形成したことを特徴とする請求項2ま
    たは3記載の手すり部材接続具。
JP2000275910A 2000-09-12 2000-09-12 手すり部材接続具 Pending JP2002088999A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010048006A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Asahi Woodtec Corp 手摺の連結構造
JP2015175107A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 株式会社内外 手摺りの接続具

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