JP2000081164A - フレキシブル管挿通用治具 - Google Patents

フレキシブル管挿通用治具

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JP2000081164A
JP2000081164A JP10248993A JP24899398A JP2000081164A JP 2000081164 A JP2000081164 A JP 2000081164A JP 10248993 A JP10248993 A JP 10248993A JP 24899398 A JP24899398 A JP 24899398A JP 2000081164 A JP2000081164 A JP 2000081164A
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flexible
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L1/00Laying or reclaiming pipes; Repairing or joining pipes on or under water

Abstract

(57)【要約】 【課題】フレキシブル管を挿通する挿通孔の内径が、フ
レキシブル管の外径に対して極端に大きくなくとも、フ
レキシブル管の挿通作業を円滑に、かつ、短時間で行い
得るフレキシブル管挿通用治具の提供。 【解決手段】環状の外向き凸部1aと内向き凸部1bと
を長手方向に沿って交互に備えるフレキシブル管1の端
部に装着自在で、かつ、フレキシブル管1を挿通状態に
設置する挿通孔に予め挿通させた索状体が接続自在に構
成されたフレキシブル管挿通用治具であって、フレキシ
ブル管1の内部において外向き凸部1aまたは内向き凸
部1bに係合する係合部5,6の係合により、フレキシ
ブル管1の端部に装着自在に形成されて、フレキシブル
管1の長手方向視にて、その外径Aがフレキシブル管1
の外径Bと同径もしくはほぼ同径またはフレキシブル管
1の外径Bよりも小径に形成されているフレキシブル管
挿通用治具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、径方向外側に向け
て突出する環状の外向き凸部と径方向内側に向けて突出
する環状の内向き凸部とを長手方向に沿って交互に備え
るフレキシブル管の端部に装着自在で、かつ、前記フレ
キシブル管を挿通状態に設置する挿通孔に予め挿通させ
た索状体が接続自在に構成されたフレキシブル管挿通用
治具に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなフレキシブル管挿通用治具
は、従来、図11および図12に示すように、有底の円
筒体を2つ割りにした一対の係合部材31を備え、各係
合部材31の内周面にフレキシブル管1の外側への凸部
1aと内側への凸部1bとに係合する凸条31aを設
け、フレキシブル管1に被覆された保護管4の一部を剥
がした状態で、一対の係合部材31をフレキシブル管1
に外嵌し、その一対の係合部材31にさらに有底円筒形
のキャップ部材32を外嵌するとともに、キャップ部材
32と保護管4とにわたって防食テープ16を巻き付け
て、各係合部材31に取付けた補助ワイヤ12を介して
操作用のワイヤ15を連結し、図13に示すように、ワ
イヤ15を引張り操作することにより、フレキシブル管
1を挿通する挿通孔、例えば、コンクリート3内に埋設
された鞘管2内にフレキシブル管1を挿通するように構
成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、従来
の挿通用治具では、フレキシブル管1に対する係合部と
して機能する一対の係合部材31をフレキシブル管1の
外側に外嵌する構成であったので、両係合部材31の外
径Aが、フレキシブル管1の外径Bよりも大径となり、
さらに、その係合部材31の外側にキャップ部材32を
外嵌するので、キャップ部材32の外径Cが、フレキシ
ブル管1の外径Bに対して相当大径となり、そのため、
ワイヤ15を引張り操作して、フレキシブル管1を鞘管
2内に挿通する際、治具が鞘管2の内面に引っ掛かり、
フレキシブル管1の挿通作業が円滑に行かないという欠
点があった。
【0004】勿論、大径の鞘管2を使用すれば、フレキ
シブル管1の挿通作業を円滑に行うことはできるが、そ
れでは鞘管2に要するコストが高くなるため、通常、フ
レキシブル管1の外径Bに対して、若干大きい内径を有
する鞘管2を使用するのが一般的であり、そのため、上
述のような問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
したもので、その目的は、フレキシブル管を挿通する挿
通孔の内径が、フレキシブル管の外径に対して極端に大
きくなくとも、フレキシブル管の挿通作業を円滑に、か
つ、比較的短時間で行い得るフレキシブル管挿通用治具
の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、挿通用治具が、フ
レキシブル管の内部においてフレキシブル管の外向き凸
部または内向き凸部に係合する係合部の係合により、フ
レキシブル管の端部に装着自在に形成されて、フレキシ
ブル管長手方向視にて、その外径がフレキシブル管の外
径と同径もしくはほぼ同径またはフレキシブル管の外径
よりも小径に形成されている。つまり、挿通用治具をフ
レキシブル管の端部に装着するに際し、前記係合部をフ
レキシブル管の内部において、前記外向き凸部または内
向き凸部に係合させて装着するので、挿通用治具の外径
をフレキシブル管の外径よりも小径に構成することも可
能となる。そして、挿通用治具の外径を最大でもフレキ
シブル管の外径と同径もしくはほぼ同径程度に形成する
ことにより、フレキシブル管を挿通する挿通孔の内径を
殊更大きくしなくとも、フレキシブル管挿通時における
挿通孔内面への引っ掛かりを少なくして、フレキシブル
管の挿通作業を円滑に行うことができ、そのため、挿通
作業に要する時間の短縮も可能となる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、前記係合
部が、拡径方向へ移動するように弾性的に付勢されてい
るので、挿通用治具をフレキシブル管の端部に装着する
際、前記係合部を弾性力に抗して縮径状態にしてフレキ
シブル管内部に挿入し、その後、前記係合部を弾性的に
拡径方向へ移動させて装着することができ、フレキシブ
ル管端部への装着作業も、容易、迅速に行うことができ
る。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、前記係合
部が、拡径方向へ移動した状態で、その係合部の拡径方
向への移動を保持する保持手段が設けられているので、
前記係合部を弾性力のみによりフレキシブル管の外向き
凸部または内向き凸部に係合させるのに比べ、フレキシ
ブル管に対する係合部の係合がより確実かつ強固とな
り、フレキシブル管の挿通作業時に係合部が不測に外れ
るような事態の発生を確実に防止することができるとと
もに、係合部を拡径方向へ移動させるための弾性力を小
さくすることができるので、上述したフレキシブル管端
部への装着作業を一層容易に行うことができる。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、前記係合
部が、フレキシブル管の内部に挿入可能な保持枠に保持
され、かつ、フレキシブル管の径方向に出退操作可能な
複数個の係合体で構成されているので、その複数個の係
合体を保持枠側に退避させて、保持枠をフレキシブル管
内部に挿入し、その後、複数個の係合体を突出させてフ
レキシブル管の外向き凸部または内向き凸部に係合させ
ることにより、挿通用治具をフレキシブル管の端部に確
実に装着することができる。
【0010】請求項5に記載の発明によれば、前記係合
体を出退操作する操作具がひとつ設けられ、そのひとつ
の操作具が、複数個の係合体の全てを出退操作する共用
の操作具に構成されているので、ひとつの操作具を操作
するだけで、複数個の係合体を一挙に出退操作すること
ができ、フレキシブル管端部に対する係合体の脱着作業
を容易かつ迅速に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明によるフレキシブル管挿通
用治具の主たる実施の形態を図面に基づいて説明する。
この挿通用治具は、図1から図4に示すように、例え
ば、フレキシブル管の一例であるステンレス製のガス管
1を合成樹脂で形成された可撓性の鞘管2内に挿通する
ために使用されるもので、その可撓性を備えた鞘管2
は、一般住宅などの建屋を構築する際、ガス管1の配管
径路に沿って適宜湾曲させた状態で予めコンクリート3
内に埋設されたり、天井裏や床下などに配設されてい
る。その鞘管2の内部に挿通されるガス管1は、径方向
外側に向けて突出する環状の外向き凸部1aと、径方向
内側に向けて突出する環状の内向き凸部1bとをその長
手方向に沿って交互に備え、かつ、その外側には、合成
樹脂製の保護管4が外嵌されている。
【0012】前記挿通用治具は、図1に分解して示すよ
うに、ガス管1の内部に挿入可能な係合部としての2個
の係合部材5,6を備え、各係合部材5,6の外周面に
は、外側へ突出する複数の凸条5a,6aが一体的に設
けられ、各係合部材5,6の凸条5a,6aが、ガス管
1の内部において外向き凸部1aや内向き凸部1bに係
合可能に構成されている。そのため、各係合部材5,6
は、円筒体をその長手方向に沿って2つに分割し、か
つ、その2つの係合部材5,6をほぼ真円状にした状態
で、図3に示すように、両係合部材5,6の間に隙間7
が形成されるように構成されている。
【0013】各係合部材5,6の長手方向における中間
部の内周面には、一端側に貫通孔8aを備え、他端側に
切欠き8bを備えた鍔部8が、係合部材5,6の長手方
向に若干位置をずらせた状態で一体的に形成され、両鍔
部8の貫通孔8aにピン9を挿通することにより、両係
合部材5,6が、ピン9の周りに互いに揺動し得るよう
に構成されている。そして、そのピン9には、つる巻き
ばね10が巻き付けられ、かつ、つる巻きばね10の両
端が、各鍔部8の切欠き8bに係止されていて、両係合
部材5,6が、つる巻きばね10の弾性力により、前記
ピン9を中心として互いに拡径方向に弾性付勢されてい
る。
【0014】このような係合部材5,6をガス管1の内
部に挿入した状態で、両係合部材5,6の一部がガス管
1から突出するように構成され、その突出部分に対し
て、キャップ部材11が、外嵌状態で取付け可能に設け
られている。このキャップ部材11は、先端側が球状に
構成され、その先端側に2つのワイヤ取付け孔11aが
穿設されていて、各孔11aに両端部に抜け止め12a
を備えた1本の補助ワイヤ12の端部が挿通されて取付
けられている。このキャップ部材11の周囲には、ねじ
孔11bが4つ穿設され、かつ、各ねじ孔11bにねじ
13が螺合されていて、各ねじ13を締め込んで、係合
部材5,6に穿設されたねじ孔5b,6bに螺合するこ
とにより、両係合部材5,6の相対位置を保持するよう
に構成されている。つまり、キャップ部材11やねじ1
3が、両係合部材5,6を拡径方向へ移動させた状態
で、その拡径方向への移動を保持する保持手段として機
能するように構成されている。
【0015】このような構成からなる挿通用治具をガス
管1の端部に装着するには、人為力により両係合部材
5,6をつる巻きばね10の弾性力に抗して互いに接近
させてガス管1の内部に挿入し、かつ、両係合部材5,
6の外周部に設けられた凸条5a,6aが、ガス管1の
外向き凸部1aに対向するように位置させて人為力を解
除する。すると、両係合部材5,6が、つる巻きばね1
0の弾性力によって拡径方向へ揺動移動し、図2や図3
に示すように、各係合部材5,6外周部の複数の凸条5
a,6aが、ガス管1の内部において外向き凸部1aや
内向き凸部1bに係合する。
【0016】両係合部材5,6の凸条5a,6aが、ガ
ス管1の外向き凸部1aや内向き凸部1bに係合した状
態で、両係合部材5,6にキャップ部材11を外嵌し、
ねじ13を締め込んで、キャップ部材11に対して両係
合部材5,6を固定し、必要に応じて、フレキシブル管
1の保護管4の一部を剥ぎ取り、かつ、防食テープ16
をキャップ部材11と保護管4とにわたって巻き付けて
装着する。ただし、保護管4については、必ずしも剥ぎ
取る必要はなく、また、防食テープ16についても、必
ずしも必要なものではない。
【0017】このようにして、フレキシブル管1の端部
に挿通用治具を装着した状態においては、図2に示すよ
うに、フレキシブル管1の長手方向視において、係合部
としての係合部材5,6の外径Aが、フレキシブル管1
の外径Bよりも小径となり、キャップ部材11の外径C
が、フレキシブル管1の外径Bとほぼ同径で、保護管4
の外径Dよりも小径になるように構成されている。な
お、この図2から明らかなように、キャップ部材11の
外径Cを更に小径にすることは可能であり、したがっ
て、キャップ部材11の外径Cをフレキシブル管1の外
径Bよりも小径にして実施することもできる。
【0018】つぎに、この挿通用治具を使用して、ガス
管1を鞘管2内に挿通する手順について説明する。ま
ず、図4の(イ)に示すように、建屋のコンクリート3
内に埋設されたり、あるいは、天井裏や床下などに配設
された鞘管2の一端開口部から、先端に取付け具14を
備えた引張り操作用の索状体としてワイヤ15を予め挿
通しておいて、取付け具14を鞘管2の他端開口部から
突出させておく。その突出させた取付け具14に、図4
の(ロ)に示すように、補助ワイヤ12を結び付けると
ともに、上述した手順に従って、挿通用治具をガス管1
の端部に装着する。
【0019】その後、図4の(ハ)に示すように、ワイ
ヤ15の他端側を人力で引張る、あるいは、図外のウイ
ンチなどで巻き取ることにより、ワイヤ15を引張り操
作し、ガス管1を鞘管2内に挿通するのである。その
際、上述したように、キャップ部材11の先端側が球状
に構成され、しかも、挿入用治具のうちで最も径の大き
いキャップ部材11の外径でさえ、ガス管1の外径Bと
ほぼ同径で、かつ、保護管4の外径Dよりも小径に構成
されているので、たとえ鞘管2が湾曲して配設されてい
ても、挿入用治具が鞘管2の内面に引っ掛かる虞れも少
なく、ガス管1の挿通作業を円滑に行うことができる。
【0020】〔別実施形態〕つぎに、本発明によるフレ
キシブル管挿通用治具の別の実施形態につき、図5から
図10に基づいて説明するが、重複説明を避けるため、
先の実施形態と同じ作用を有する部品については、同じ
部品番号を付すことにより、その説明を省略し、主とし
て先の実施形態と異なる構成についてのみ説明する。た
だし、防食テープ16については、特に図示はしない
が、必要に応じて巻き付けるものとする。
【0021】(1)図5および図6に示したのは、上述
した主たる実施形態を若干改良したもので、両係合部材
5,6に一体的に形成された取付け片5c,6cにワイ
ヤ取付け孔5d,6dが穿設され、各取付け片5c,6
cの孔5d,6dに抜け止め12aを備えた補助ワイヤ
12が挿通されて取付けられ、キャップ部材11に穿設
の孔11aに対しては、単に補助ワイヤ12が挿通して
いるだけの状態とされている。
【0022】さらに、キャップ部材11には、両係合部
材5,6の間に生じる隙間7内に挿入可能なスペーサ1
1cが一体的に設けられ、両係合部材5,6にキャップ
部材11を外嵌した状態で、図6の(ロ)に示すよう
に、キャップ部材11のスペーサ11cが、両係合部材
5,6間の隙間7内に位置して、両係合部材5,6の相
対位置を保持するように構成されている。つまり、この
実施形態においては、キャップ部材11とねじ13に加
えて、スペーサ11cも、両係合部材5,6を拡径方向
へ移動させた状態で、その拡径方向への移動を保持する
保持手段として機能するように構成されている。
【0023】(2)これまでの実施形態では、係合部と
して機能する係合部材5,6を2個用いた例を示した
が、係合部材を単一の部材で構成することもでき、その
一例を示したのが図7である。この実施形態では、係合
部として機能する係合部材17が、ガス管1の内部に挿
入可能な円柱状に構成され、かつ、先のキャップ部材1
1と同じ機能を有するキャップ部材18が、その係合部
材17と同一の部材で一体的に構成され、係合部材17
の外周面に、先の凸条5a,6aと同じ機能を有する凸
条17aが一体的に設けられている。
【0024】そして、図7の(イ)に示すように、係合
部材17をガス管1の内部に挿入して、そのガス管1を
外側から押しつぶして変形させることにより、図7の
(ロ)に示すように、係合部材17外周の複数の凸条1
7aをガス管1の内部において外向き凸部1aや内向き
凸部1bに係合させて、係合部材17とキャップ部材1
8とからなる挿入用治具をガス管1の端部に装着できる
ように構成され、この実施形態では、係合部材17の外
径Aもキャップ部材18の外径Cも、共にガス管1の外
径Bよりも小径になるように構成されている。
【0025】(3)図8に示したのは、カム機構を利用
して係合部を拡径方向に移動させるように構成した例で
ある。この実施形態では、ガス管1の内部に挿入可能な
円筒形の保持枠19を備え、その保持枠19の周囲に穿
設された複数の開口部19a内に、係合部として機能す
るブロック状の係合体20が、ガス管1の径方向に出退
可能に挿入され、係合体20の外側の面に凸条20aが
一体的に設けられている。前記保持枠19の先端側の内
周面には、雌ねじ19bが刻設され、その雌ねじ19b
に螺合する雄ねじ21aを備えた操作具としての操作体
21が設けられている。前記操作体21は、その外周面
に雄ねじ21aを備え、かつ、先のキャップ部材11,
18と同じ機能を有するキャップ部材22が一体的に設
けられ、キャップ部材22の他端側の操作体21部分に
は、キャップ部材22側ほど小径になる円環状の複数の
テーパ面21bが形成され、そのテーパ面21bが、前
記各係合体20の内側面に形成のテーパ面20bに接触
状態で係合するように構成されている。
【0026】そして、図8の(イ)に示すように、保持
枠19に対して操作体21をねじ込んだ状態で、保持枠
19をガス管1の内部に挿入し、かつ、各係合体20の
外側面に設けられた凸条20aが、ガス管1の外向き凸
部1aに対向するように位置させて、前記操作体21を
保持枠19から離脱させる方向に回転操作する。する
と、操作体21側のテーパ面21bと各係合体20側の
テーパ面20bとのカム作用によって、図8の(ロ)に
示すように、各係合体20が、ガス管1の径方向に突出
して、凸条20aが、ガス管1の内部において外向き凸
部1aや内向き凸部1bに係合して装着され、この実施
形態では、係合部としての係合体20の外径Aもキャッ
プ部材22の外径Cも、さらに、保持枠19の外径E
も、共にガス管1の外径Bよりも小径になるように構成
されている。
【0027】(4)図9に示したのは、図8に示した実
施形態を若干改良したもので、先の保持枠19と同じ機
能を有する保持枠23と、先の操作体21と同じ機能を
有する操作体24とを備え、保持枠23の周囲に穿設さ
れた複数の矩形の開口部23a内に、係合部として機能
する断面矩形のピン状の係合体25が、ガス管1の径方
向に出退可能に挿入され、かつ、操作体24には、キャ
ップ部材26が一体的に設けられている。前記保持枠2
3の先端側の内周面には、雌ねじ23bが刻設され、そ
の雌ねじ23bに螺合する雄ねじ24aが操作体24に
設けられ、その操作体24には、キャップ部材26側ほ
ど大径になる円環状のテーパ面24bが形成され、その
テーパ面24bが、前記各係合体25の内側面に形成の
テーパ面25bに接触状態で係合するように構成されて
いる。
【0028】そして、図9の(イ)に示すように、保持
枠23に対して操作体24を離間させた状態で、保持枠
23をガス管1の内部に挿入し、かつ、各係合体25の
先端部25aが、ガス管1の外向き凸部1aに対向する
ように位置させて、前記操作体24を保持枠23に対し
てねじ込み方向に回転操作する。すると、操作体24側
のテーパ面24bと各係合体25側のテーパ面25bと
のカム作用によって、図9の(ロ)に示すように、各係
合体25が、ガス管1の径方向に突出して、その先端部
25aが、ガス管1の内部において外向き凸部1aや内
向き凸部1bに係合して装着され、この実施形態では、
係合部としての係合体25の外径Aも保持枠23の外径
Eも、共にガス管1の外径Bよりも小径になるように構
成され、キャップ部材26の外径Cが、ガス管1の外径
Bとほぼ同径になるように構成されている。
【0029】(5)図10に示したのは、図9に示した
実施形態を若干改良したもので、先の保持枠23と同じ
機能を有する保持枠27を備え、保持枠27の周囲に刻
設された複数のねじ孔27aにピン状の係合体28が螺
合されて、ガス管1の径方向に出退可能に構成され、か
つ、その保持枠27にキャップ部材29が一体的に設け
られている。各係合体28の内側には、ギヤ28bが一
体的に設けられ、各ギヤ28bに対して同時に係合する
操作用ギヤ30aを備えた操作具としての操作体30
が、保持枠27と別体に構成されて設けられている。
【0030】そして、図10の(イ)に示すように、各
係合体28を保持枠27側に退避させた状態で、保持枠
27をガス管1の内部に挿入し、かつ、各係合体28の
先端部28aが、ガス管1の外向き凸部1aに対向する
ように位置させ、前記操作体30の操作用ギヤ30aを
各係合体28のギヤ28bに交合させて、係合体28を
保持枠27に対してねじ込み方向に回転操作する。する
と、図10の(ロ)に示すように、各係合体28が、ガ
ス管1の径方向に突出して、その先端部28aが、ガス
管1の内部において外向き凸部1aや内向き凸部1bに
係合して装着され、この実施形態では、係合部としての
係合体28の外径Aも保持枠27の外径Eも、共にガス
管1の外径Bよりも小径になるように構成され、キャッ
プ部材29の外径Cが、ガス管1の外径Bとほぼ同径に
なるように構成されている。
【0031】(6)これまでの実施形態では、フレキシ
ブル管の一例としてガス供給用のガス管1を例に説明し
たが、ガス管以外にも、水道管や下水管、あるいは、給
湯管など、各種のフレキシブル管挿通用に適用すること
ができる。また、フレキシブル管を挿通するための挿通
孔として、鞘管2を例に説明したが、建屋のコンクリー
ト内部や壁面内部に直接設けられた挿通孔にフレキシブ
ル管を挿通する際にも実施可能である。さらに、これま
での実施形態では、係合部としての係合部材5,6,1
7や係合体5,6,17の外径Aをフレキシブル管とし
てのガス管1の外径Bよりも小径に構成した例のみを示
したが、例えば、係合部の一部をガス管1の外向き凸部
に噛み込ませるようにして、係合部の外径Aをガス管1
の外径Bと同径もしくはほぼ同径になるように構成する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレキシブル管挿通用治具の分解斜視図
【図2】フレキシブル管挿通用治具の縦断面図
【図3】フレキシブル管挿通用治具の横断面図
【図4】フレキシブル管挿通の手順を示す説明図
【図5】フレキシブル管挿通用治具の別の実施形態を示
す分解斜視図
【図6】フレキシブル管挿通用治具の別の実施形態を示
す要部の斜視図と縦断面図
【図7】フレキシブル管挿通用治具の別の実施形態を示
す縦断面図
【図8】フレキシブル管挿通用治具の別の実施形態を示
す縦断面図
【図9】フレキシブル管挿通用治具の別の実施形態を示
す縦断面図
【図10】フレキシブル管挿通用治具の別の実施形態を
示す縦断面図
【図11】フレキシブル管挿通用治具の従来例を示す分
解斜視図
【図12】フレキシブル管挿通用治具の従来例を示す縦
断面図
【図13】従来のフレキシブル管挿通時の状態を示す説
明図
【符号の説明】
1 フレキシブル管 1a 外向き凸部 1b 内向き凸部 5,6,17 係合部 11,11c,13 保持手段 15 索状体 19,23,27 保持枠 5,6,17 係合体 21,24,30 操作具 A 係合部の外径 B フレキシブル管の外径

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向外側に向けて突出する環状の外向
    き凸部と径方向内側に向けて突出する環状の内向き凸部
    とを長手方向に沿って交互に備えるフレキシブル管の端
    部に装着自在で、かつ、前記フレキシブル管を挿通状態
    に設置する挿通孔に予め挿通させた索状体が接続自在に
    構成されたフレキシブル管挿通用治具であって、 前記フレキシブル管の内部において前記外向き凸部また
    は前記内向き凸部に係合する係合部の係合により、フレ
    キシブル管の端部に装着自在に形成されて、フレキシブ
    ル管長手方向視にて、その外径がフレキシブル管の外径
    と同径もしくはほぼ同径またはフレキシブル管の外径よ
    りも小径に形成されているフレキシブル管挿通用治具。
  2. 【請求項2】 前記係合部が、拡径方向へ移動するよう
    に弾性的に付勢されている請求項1に記載のフレキシブ
    ル管挿通用治具。
  3. 【請求項3】 前記係合部が、拡径方向へ移動した状態
    で、その係合部の拡径方向への移動を保持する保持手段
    が設けられている請求項2に記載のフレキシブル管挿通
    用治具。
  4. 【請求項4】 前記係合部が、前記フレキシブル管の内
    部に挿入可能な保持枠に保持され、かつ、前記フレキシ
    ブル管の径方向に出退操作可能な複数個の係合体で構成
    されている請求項1に記載のフレキシブル管挿通用治
    具。
  5. 【請求項5】 前記係合体を出退操作する操作具がひと
    つ設けられ、そのひとつの操作具が、前記複数個の係合
    体の全てを出退操作する共用の操作具に構成されている
    請求項4に記載のフレキシブル管挿通用治具。
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