JP3059366B2 - 管の接続構造および管継手 - Google Patents

管の接続構造および管継手

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JP3059366B2 JP7231843A JP23184395A JP3059366B2 JP 3059366 B2 JP3059366 B2 JP 3059366B2 JP 7231843 A JP7231843 A JP 7231843A JP 23184395 A JP23184395 A JP 23184395A JP 3059366 B2 JP3059366 B2 JP 3059366B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスプリンク
ラー用配管等の管の接続構造および管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】ここ近年、スプリンクラー配管の省施工
のために、フレキシブルチューブを用いた巻き出しフレ
キシブル管(巻き出しフレキ管)が使用され、配管の効
率を高めている。配管材の材料費が鋼管を用いて行って
いた在来工法に比べると、従来の工法は3〜4倍程度高
くなるため、普及の足を引っ張ることになるという問題
がある。
【0003】また、スプリンクラー用配管に使われる管
継手としては、たとえば、特開平5−65987号公報
に記載されているものがある。この管継手は、管端部を
受け入れる筒状の本体の外側に袋ナットをねじ嵌合する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例の管継手は、袋
ナットのねじ嵌合を解除して管を引き抜くようになって
いる。本発明の課題は、管の引き抜きにかかる手間を低
減することができる管の接続構造を提供することであ
る。
【0005】本発明の別の課題は、構造が簡略になると
ともに、管の引き抜きにかかる手間を低減することがで
きる管継手を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の管の接続構造
は、管継手の接続筒部に管の端部が挿入され、前記接続
筒部内周面の係合リング収容部に配設された係合リング
が弾性によって前記管端部の外周面の溝に嵌まり込んで
いて、前記管を引き抜く方向に力が加わったときに、前
記係合リングが変位して前記係合リング収容部の前記接
続筒部の挿入口側に設けられたテーパ壁により締めつけ
られることにより前記溝に食い込む力が増大して前記管
を引き抜く方向の動きを止めるようになっている管の接
続構造において、前記係合リングが前記係合リング収容
部内において前記テーパ壁の浅い部分へ変位するのを止
めるための止具を備えている。
【0007】本発明の管継手は、本体とパッキンと係合
リングと止具とを備えている。本体は、接続筒部と段部
とパッキン収容部と係合リング収容部とを有する。接続
筒部は、管端部が挿入される挿入口を有し、管端部を受
け入れる。段部は、接続筒部の奥面に設けられ、管端部
の挿入深さを規定する。パッキン収容部は、段部と挿入
口との間の内周面に設けられている。係合リング収容部
は、パッキン収容部と挿入口との間の内周面に設けら
れ、挿入口側においてテーパ壁を有する。パッキンは、
接続筒部の内周面と管端部の外周面との間を塞ぐように
パッキン収容部に収容される。係合リングは、係合リン
グ収容部に収容され、管端部の外周面に設けられた溝に
係合するよう弾性拡縮可能とされている。止具は、本体
の外周から係合リング収容部のテーパ壁に通じる孔に着
脱自在であり、先端を係合リング収容部に突出させて、
係合リングが係合リング収容部内においてテーパ壁の浅
い部分へ変位するのを止めるようになっている。
【0008】
【作用】本発明の管継手の接続筒部に管の端部を挿入す
ると、係合リングが弾性によって管端部の外周面の溝に
嵌まり込む。差し込まれた管の先端は、接続筒部の奥面
に設けられた段部で止められ、それよりも奥へは挿入さ
れない。係合リングが管端部の外周面の溝に嵌まり込ん
でいて、管を引き抜く方向に力が加わったときに、係合
リングが変位して係合リング収容部の接続筒部の挿入口
側に設けられたテーパ壁により締めつけられることによ
り管の溝に食い込む力が増大して管を引き抜く方向の動
きを止めるようになっている。管を引き抜くときには、
係合リングが係合リング収容部内においてテーパ壁の浅
い部分へ変位するのを止めるように止具を配する。この
止具により、係合リングが管の溝へ食い込む力が増大し
なくなり、管を引き抜ける。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、この発明を、その実施例
を表す図面を参照しながら詳しく説明する。ただし、こ
の発明は、下記実施例に限定されるものではない。図1
〜8は、本発明の管継手の1実施例を表す。図1のAは
側面図、BはAのI−I断面図、CはAのc視図、Dは
Aのd視図である。この実施例の管継手は、在来工法用
の継手に接続するためのテーパねじのおねじ30を外周
面に有する。
【0010】この管継手は、本体40と、パッキン7
と、係合リング(グリップリング)であるC形リング4
と、止具である小ねじ14とを備えている。本体40
は、接続筒部1と、段部である管止め3と、パッキン収
容部である角溝8と、係合リング収容部である溝5とを
有する。接続筒部1には、巻き出し管挿入口2から巻き
出し管の管止め3までの間に、挿入口2から順に、巻き
出し管を機械的に接続するためのC形リング4を収納す
るための三角形の溝(あるいは、角溝の挿入口側にテー
パ壁を設けた台形溝)5を挿入口2から奥に入るほど内
径が広くなるテーパ面6とし、その溝5の中にC形リン
グ4を収める。溝5の奥側の面は、接続筒部1の軸方向
に垂直になっている。C形リング4は、力を加えられな
い状態で管31の外径よりも小さい内径を有していると
ともに、管31が挿通されて内側から押し広げられたと
きには弾性により径を縮めようとする力が働くようにな
っているものであり、たとえば、バネ用SUS線材など
で作られ、円環状の一部が途切れた形を有する。
【0011】C形リング4を収納する溝5の奥には、継
手部からの水漏れを防ぐための防水パッキン7を収める
ための角溝8を設け、その中に断面U字状をした円環状
の防水パッキン7を横向き(⊃)に収める(U字の開口
が奥向きとなるように収める)。この角溝8の挿入口2
側の面はパッキン7の抜け止めとなる。パッキン7は、
たとえば、NBRなどのゴム状弾性を有する材料で作ら
れていて、力を加えられない状態で、その内径が管31
の外径よりも小さくなるように設定されている。パッキ
ン7の断面U字形の内周側部分が管31の外周面に押し
付けられるとともに、パッキン7の断面U字形の外周側
部分が接続筒部1内周面に押し付けられることにより防
水性を確保するようになっている。
【0012】防水パッキン8から奥は管止め3までの間
は、巻き出し管接続部の外径より若干大きい内径を持つ
保持部9を有している。この保持部9は、巻き出し管の
接続部を継手の軸方向と水平に保つことにより、防水パ
ッキン7の防水性を高める効果を持たせるため、巻き出
し管接続部10の外径の約1/3以上の差し込み深さを
有している。
【0013】本発明の管継手に巻き出し管を接続する場
合は、図2にみるように、巻き出し管31の接続部先端
のテーパ部11がC形リング4の内側に入り込む。この
とき、C形リング4は溝5の一番奥、すなわち径の一番
大きい所(一番深い所)にある。そのまま巻き出し管3
1を差し込むとC形リング4がひらき、三角形の溝5の
一番内径の大きい位置で、巻き出し管31を通過させ、
パッキンの部分に到達し、防水パッキン7の内径を押し
広げて(図3参照)、接続部10の先端が継手の管止め
3まで一気に挿入できる。
【0014】このとき、C形リング4の内周側部は、接
続部10の外周面に設けた抜け止め用の溝12に入り込
む(図4参照)。そのままの状態で巻き出し管31を引
っ張るとC形リング4の内周側部が接続部の溝12には
まり込んでいるので、C形リング4も一緒に抜け出よう
とするため、C形リング4配置部の三角形の溝5のテー
パ面6で圧縮され(図5の斜めの矢印)、巻き出し管3
1の抜けを防止する。後日、配管のやり直し等で、巻き
出し管31を抜く必要が生じた場合は、巻き出し管31
を抜くためには、継手の接続部に設けたねじ穴13(ね
じ穴ではなく、小穴でもよい)に小ねじ14(又は、ピ
ンなどの棒材、板材など)をねじ込み(ピンや板などの
場合は差し込み)、C形リング4を三角溝5の一番奥側
から動かないようにする(図6)。小ねじ14などの止
具は、C形リング4を収容する溝5の一番深い所からテ
ーパ面の浅い部分へC形リング4が変位(または移動)
するのを防ぐのであれば、テーパ面の途中、テーパ面の
立ち上がり部、一番深い所の挿入口側の部分などに設け
ることができる。
【0015】そうしておいて、巻き出し管31を引っ張
ると、C形リング4は、三角溝5の一番内径の大きい所
(一番深い所)にあるため、接続部の溝12から押し出
されて径が広がり、巻き出し管31を抜き出すことが可
能になる(図7、8)。あるいは、テーパ面6の浅い部
分へ変位するのが防がれ、接続部の溝12から押し出さ
れて径が広がり、巻き出し管31を抜き出すことが可能
になる。
【0016】図9は、スプリンクラー配管の鋼管に接続
する継手の分岐部16に図1〜8に示す管継手と同じ構
造を持たせたものである。図9のAは、一部破断正面
図、Bはそのa視図、CはAのII−II断面図である。同
じものには同じ番号を付してあるので、説明は省略す
る。スプリンクラー配管の鋼管との接続部15は、ねじ
込み接続の例とし、内周面にはテーパーめねじ17を設
けてある。
【0017】図10は、巻き出し管の全体図であり、フ
レキシブル管(可とう管。フレキ管と略することがあ
る。)19の一端に、継手に接続するための直管18
を、他端に、スプリンクラーヘッドの取付管20を溶接
等の方法で一体化したものである。フレキシブル管を利
用することにより、短管の切断、エルボとの接続などの
作業が不要になる。直管18の先端部には、図1〜8に
示すのと同じく、接続部10・接続部先端のテーパー部
11・外周面の溝12を設けてあり、たとえば、図1〜
8に示す管継手に接続できる。反対側のスプリンクラー
ヘッド取付管20の先端の内周面にはスプリンクラーヘ
ッド(図示されず)を取り付けるたのめねじ21を設け
ている。
【0018】実開平6−44558号公報に記載されて
いるような、スプリンクラーヘッドに差し込むだけで接
続できる速結型のものであれば、図10の21の部分に
本発明の接続構造を用いることも可能である。本発明の
管継手の形状としては、たとえば、ニップル式のもの、
鋳物製の継手の接続部に設けられるものの2種類が挙げ
られるが、これらに限定されない。本発明の管継手は、
従来の速結型の管継手に比べて、部品点数がたとえば1
/2(6部品から3部品へ)にすることができる。製造
原価を安くできるため、市場に安価な商品を供給でき
る。性能および作業性については、従来の速結型の管継
手と同等である(管の引き抜き作業性には優れてい
る)。
【0019】
【発明の効果】本発明の管の接続構造は、管継手の接続
筒部に管の端部が挿入され、前記接続筒部内周面の係合
リング収容部に配設された係合リングが弾性によって前
記管端部の外周面の溝に嵌まり込んでいて、前記管を引
き抜く方向に力が加わったときに、前記係合リングが変
位して前記係合リング収容部の前記接続筒部の挿入口側
に設けられたテーパ壁により締めつけられることにより
前記溝に食い込む力が増大して前記管を引き抜く方向の
動きを止めるようになっている管の接続構造において、
前記係合リングが前記係合リング収容部内において前記
テーパ壁の浅い部分へ変位するのを止めるための止具を
備えているので、管の引き抜きにかかる手間を低減する
ことができる。
【0020】本発明の管継手は、上述のような、本体と
パッキンと係合リングと止具とを備えているので、構造
が簡略になるとともに、管の引き抜きにかかる手間を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管継手の1実施例の説明図。
【図2】本発明の管継手に管を接続するときの一部断面
説明図。
【図3】本発明の管継手に管を接続するときの一部断面
説明図。
【図4】本発明の管継手に管を接続するときの一部断面
説明図。
【図5】本発明の管の接続構造の一部断面説明図。
【図6】本発明の管の接続構造の一部断面説明図。
【図7】本発明の管継手から管を引き抜くときの一部断
面説明図。
【図8】本発明の管継手から管を引き抜くときの一部断
面説明図。
【図9】本発明の管継手の別の1実施例の説明図。
【図10】巻き出し管の一部断面全体図。
【符号の説明】
1 接続筒部 2 挿入口 3 管止め 4 C形リング 5 係合リング収容部である溝 6 テーパ壁 7 パッキン 8 パッキン収容部である角溝 14 小ねじ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管端部が挿入される挿入口を有し前記管端
    部を受け入れる接続筒部と、前記接続筒部の奥面に設け
    られ前記管端部の挿入深さを規定する段部と、前記段部
    と前記挿入口との間の内周面に設けられたパッキン収容
    部と、前記パッキン収容部と前記挿入口との間の内周面
    に設けられ前記挿入口側においてテーパ壁を有する係合
    リング収容部とを有する本体と、 前記接続筒部の内周面と前記管端部の外周面との間を塞
    ぐように前記パッキン収容部に収容されるパッキンと、 前記係合リング収容部に収容され前記管端部の外周面に
    設けられた溝に係合するよう弾性拡縮可能な係合リング
    と、前記本体の外周から係合リング収容部のテーパ壁に通じ
    る孔に着脱自在であり、先端を係合リング収容部に突出
    させて、 前記係合リングが前記係合リング収容部内にお
    いて前記テーパ壁の浅い部分へ変位するのを止める止
    と、 を備えた管継手。
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CN117948472B (zh) * 2024-03-19 2024-05-28 广东胜达塑胶科技有限公司 一种具有胶圈预制式扩口结构的pvc管材及其生产设备

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