JP2000310369A - ゴム輪受口構造 - Google Patents

ゴム輪受口構造

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JP2000310369A
JP2000310369A JP11116882A JP11688299A JP2000310369A JP 2000310369 A JP2000310369 A JP 2000310369A JP 11116882 A JP11116882 A JP 11116882A JP 11688299 A JP11688299 A JP 11688299A JP 2000310369 A JP2000310369 A JP 2000310369A
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JP
Japan
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ring
pipe
receiving
rubber ring
receiving port
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JP11116882A
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Akira Nakamura
晃 中村
Masahiro Yamada
雅弘 山田
Tomoaki Inai
友昭 井内
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 受口16のゴム輪受容部24にゴム輪28を
装着し、受口16の外面に連結部材18を取り付け、連
結部材18を包むようにリング収容部20を取り付け、
離脱防止リング42をリング収容溝38に装着する。施
工現場においてリング収容部20および受口16に管1
4を挿入することによって、管12と管14とを接続す
ることができる。管14が所定量以上引き出されると、
離脱防止リング42が管14の外面に食い込み、リング
収容部20と受口16とが連結部材18によって連結さ
れているので、管14のそれ以上の引き出しが防止でき
る。 【効果】 施工現場では、受口16に管14を挿入する
だけでよいので、施工性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はゴム輪受口構造に関
し、特にたとえば伸縮性および屈曲性を有しかつ離脱防
止機能を有する、ゴム輪受口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すこの種の従来のゴム輪受口構
造1では、第1係止部2,第2係止部3およびアーム4
などを含む離脱防止具5を用いて、受口6から管7が離
脱するのを防止していた。つまり、受口6の外面に第1
係止部2を取り付け、管7の外面に第2係止部3を取り
付け、第1係止部2と第2係止部3とをアーム4で連結
するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来技術に
おいて、離脱防止具5は多くの部品で構成されていたの
で、高価になるばかりでなく、受口6および管7のそれ
ぞれの外面に離脱防止具5を取り付ける作業は多くの工
程が必要であり、施工性が悪いという問題点があった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、安
価にしてしかも施工性を向上できる、ゴム輪受口構造を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、管の端部を
受容する受口、受口の内面に形成されるゴム輪受容部、
ゴム輪受容部より受口の奥側に形成されるかつ受口の奥
側に向かって拡径されるテーパ部、ゴム輪受容部に受容
されるゴム輪、受口の開口端部から離れるにつれて徐々
に縮径されるテーパ内面を有するリング収容溝を内面に
形成したリング収容部、リング収容溝に収容される離脱
防止リング、および受口の外面に取り付けられるかつリ
ング収容部と受口とを連結する連結部材を備える、ゴム
輪受口構造である。
【0006】
【作用】たとえば、ゴム輪受容部にゴム輪が、リング収
容部に離脱防止リングがそれぞれ装着され、かつ、連結
部材によってリング収容部と受口とが連結された状態で
施工現場に搬入される。そして、施工現場において、リ
ング収容部を通って受口に管が所定量挿入される。この
とき、離脱防止リングは管に押されてリング収容溝の奥
方へ移動されるため、離脱防止リングはテーパ内面の径
大部において管の外面で拡径される。したがって、管を
受口に容易に挿入することができる。また、受口に挿入
された管の外面はゴム輪によってシールされる。
【0007】冷却されるなどによって管路が縮んだ場合
や、配管路中の屈曲部や分岐部などで輸送流体からの圧
力によって受口部に離脱力が作用する場合には、受口か
ら管が引き出される。このとき、管に追従して移動され
る離脱防止リングがリング収容溝のテーパ内面に押し当
てられて縮径され、管の外面に固定される。他方、リン
グ収容部と受口とは連結部材によって連結されているの
で、受口からの管の離脱は防止される。また、加熱され
るなどによって管路が伸長した場合には、受口に挿入さ
れた管がさらに奥部に挿入される。いずれの場合にも、
ゴム輪によるシール性が損なわれることはない。
【0008】さらに、管路にこれを屈曲する方向の外力
が作用した場合には、受口のテーパ部によって許容さ
れ、管路がゴム輪を中心として屈曲される。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、離脱防止機構が簡単
であるためコストが安く、しかも施工現場では受口に管
を挿入するだけでよいので、施工性を向上できる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1に示すこの実施例のゴム輪受口構造10
は、塩化ビニルなどのような樹脂からなる2つの管12
および14を伸縮性および屈曲性を有して接合するため
のものである。この実施例のゴム輪受口構造10は、大
きく分けると、一方の管12の管端に拡径されて形成さ
れる受口16,受口16の外面に取り付けられる連結部
材18および連結部材18を包むように取り付けられる
リング収容部20を含む。
【0012】受口16の開口側端部には、管14の挿入
を容易にするために、かつ後述の屈曲性の確保のため
に、開口へ向かって拡径される第1テーパ部22が形成
される。その第1テーパ部22より奥側には、ゴム輪受
容部24が形成される。さらに、ゴム輪受容部24より
奥側には、この構造10において管12および14の屈
曲代(後述)を確保するために、奥側へ向かって拡径さ
れる第2テーパ部26が形成される。そして、ゴム輪受
容部24にはゴム輪28が装着される。ゴム輪28は断
面所定形状でリング状に形成され、その内径は管14の
外径よりもやや小さめに設定される。管14の外面を確
実にシールするためである。
【0013】連結部材18は、PPS(ポリフェニレン
スルフィド)やPVC(塩化ビニル)などのような樹脂
によって2つ割りリングとして形成され、その割りリン
グはボルト30によって互いに連結され、1つのリング
状の連結部材18を構成する。連結部材18の内面に
は、受口16の外面に沿う凹凸形状を有する係合部32
が形成される。係合部32の内面が受口16の外面に沿
う形状でありかつ割りリングがボルト30によって締め
付けられるので、連結部材18は、受口16の外面に密
着し強固に固定される。
【0014】連結部材18の外面には、その軸方向の所
定位置に、径方向外面に突出するフランジ状の突条34
が形成され、この突条34は、後に説明するように、リ
ング収容部20の条溝36に係合される。つまり、突条
34はその両端に係合面34aおよび34bを含み、係
合面34aおよび34bが条溝36を規定する2つの内
側面36aおよび36bにそれぞれ係合されることにな
る。
【0015】リング収容部20もPVCなどのような樹
脂によって形成される。リング収容部20は、管14の
外径よりもやや大きい内径を有する2つ割りリングとし
て形成され、条溝36が突条34を覆った状態で、その
2つ割りリングがボルト30によって締め付けられ、1
つのリング状のリング収容部20を構成する。このリン
グ収容部20は上述の連結部材18の位置から受口16
の開口端を越えた位置までの軸方向長さを有する。
【0016】リング収容部20の一方端内面には、受口
16の開口端を越えた位置に配置されるリング収容溝3
8が形成される。つまり、リング収容溝38は受口16
の開口端から離れた位置に形成される。このリング収容
溝38は受口16の開口端から離れるにつれて縮径され
るテーパ内面40を有する。
【0017】リング収容溝38にはC状の離脱防止リン
グ42が装着される。離脱防止リング42は、たとえば
ステンレスのような金属またはポリアセタールのような
硬質樹脂で形成されていて、この離脱防止リング42の
内面には食い込み歯44が形成されていて、その食い込
み歯44の内径は管14の外径よりやや小さく設定され
ている。したがって、離脱防止リング42は、その弾性
復元力によって管14の外面に食い込む。
【0018】なお、離脱防止リング42がC字状リング
であるため、リング収容溝38には、図2からよくわか
るように、リングストッパ46が形成される。したがっ
て、離脱防止リング42は、そのC字の一端がリングス
トッパ46によって係止され、他端が自由端として、リ
ング収容溝38内に収容される。
【0019】なお、図2に示すように、リング収容溝3
8のテーパ内面40を貫通して、所定の位置に、孔48
が形成される。この孔48を通して工具が挿入でき、し
たがって、その工具(図示せず)によって、離脱防止リ
ング42を拡径することができる。
【0020】また、リング収容部20の他方端側は受口
16上まで延び、前述のように、連結部材18の突条3
4に対応する位置の内面には、条溝36が形成される。
【0021】実施例のゴム輪受口構造10は、図1また
は図2の管14が挿入されていない状態で現場に搬入さ
れる。つまり、工場出荷の段階で、連結部材18が受口
16の外面に取り付けられ、それを覆うように、リング
収容部20が取り付けられ、さらにゴム輪28および離
脱防止リング42がそれぞれゴム輪受容部24およびリ
ング収容溝38内に装着される。
【0022】したがって、実施例のゴム輪受口構造10
を用いて2つの管12および14を互いに接続する際に
は、現場で、リング収容部20および受口16に管14
を挿入して、図1に示すように、管14の先端を受口1
6の奥端手前に位置決めするだけでよい。このとき、離
脱防止リング42は管14の管端で押されてリング収容
溝38の奥側すなわちテーパ内面40の径大部に移動さ
れる。その状態で上述の孔48を通して工具を挿入し、
離脱防止リング42の自由端を拡径方向に押すことによ
って、離脱防止リング42が拡径される。したがって、
受口16に管14を容易に挿入することができる。
【0023】施工後、管路が冷却されるなどによって縮
んだ場合には、図3(A)に示すように、縮み量に応じ
て管14が受口16から引き出される。この管14の引
き出し方向への移動に伴って、リング収容部20が同じ
方向に移動される。また、管路が加熱されるなどによっ
て伸長した場合には、図3(B)に示すように、管14
がさらに受口16の奥部に挿入される。このとき、離脱
防止リング42は、リング収容溝38のテーパ内面40
の径大部に移動され、管14がさらに押し込まれると、
リング収容溝38の内壁面に離脱防止リング42が当
り、離脱防止リング42が管14の外面から外れ、した
がって、管14の管端は受口16のさらに奥側に移動で
きる。このように、伸縮性を付与することができる。
【0024】管14が引き出し方向へ大きく引き出され
ようとすると、管14に追従して離脱防止リング42が
移動され、リング収容溝38のテーパ内面40に押し当
てられて縮径される。その結果、離脱防止リング42の
食い込み歯44が管14の外面に食い込んで固定され
る。他方、離脱防止リング42に押されたリング収容部
20が矢印A方向へ移動されることにより、リング収容
部20の条溝36の係合面36bが連結部材18の突条
34の係合面34bと係合される。連結部材18は受口
16の外面に固定的に装着されているので、結果的に、
リング収容部20が受口16に拘止される。したがっ
て、管14はそれ以上受口16から引き出されることが
ない。つまり、離脱防止機能が付与される。
【0025】さらに、管路にこれを屈曲する方向の外力
が作用した場合には、第1テーパ部22および第2テー
パ部26によって屈曲代θが確保されているので、連結
部材18とリング収容部20の隙間Lを利用して、図4
中二点鎖線で示すように、管14が管12に対して屈曲
される。このようにして、屈曲性が付与される。
【0026】なお、この実施例では、最大屈曲角度θは
4度程度に設定されるが、この値は適宜変更されてもよ
い。
【0027】また、管14と管12との接続を解除する
場合には、離脱防止リング42を拡径して管14を引き
出すか、もしくは2つ割りリングであるリング収容部2
0のボルト30を外せばよい。
【0028】上述の実施例では、離脱防止機構が簡単で
あるため、コストを低減できる。
【0029】また、連結部材18およびリング収容部2
0はそれぞれ樹脂によって形成されているので、全体を
比較的軽量化でき、運搬および取扱いを容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】管を受口に挿入する前のゴム輪受口構造を示す
図解図である。
【図3】管路が伸長または収縮したときの状態を示す図
解図である。
【図4】管路が屈曲したときの状態を示す図解図であ
る。
【図5】従来技術を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …ゴム輪受口構造 16 …受口 18 …連結部材 20 …リング収容部 22 …第1テーパ部 24 …ゴム輪受容部 26 …第2テーパ部 28 …ゴム輪 32 …係合部 34 …突条 36 …条溝 38 …リング収容溝 40 …テーパ内面 42 …離脱防止リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井内 友昭 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 Fターム(参考) 3H104 JA08 JB02 KA04 KB03 LF16 LG22

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管の端部を受容する受口、 前記受口の内面に形成されるゴム輪受容部、 前記ゴム輪受容部より前記受口の奥側に形成されるかつ
    前記受口の奥側に向かって拡径されるテーパ部、 前記ゴム輪受容部に受容されるゴム輪、 前記受口の開口端部から離れるにつれて徐々に縮径され
    るテーパ内面を有するリング収容溝を内面に形成したリ
    ング収容部、 前記リング収容溝に収容される離脱防止リング、および
    前記受口の外面に取り付けられるかつ前記リング収容部
    と前記受口とを連結する連結部材を備える、ゴム輪受口
    構造。
JP11116882A 1999-04-23 1999-04-23 ゴム輪受口構造 Withdrawn JP2000310369A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003294178A (ja) * 2002-03-29 2003-10-15 Kawasaki Factory Kk 管路用管
JP2009063093A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 管継手の移動防止装置
JP2009085376A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 管継手の移動防止装置

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JP2009063093A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 管継手の移動防止装置
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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060704