JP2949334B2 - ユニオンナット継手用管離脱防止金具 - Google Patents

ユニオンナット継手用管離脱防止金具

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JP2949334B2 JP9034712A JP3471297A JP2949334B2 JP 2949334 B2 JP2949334 B2 JP 2949334B2 JP 9034712 A JP9034712 A JP 9034712A JP 3471297 A JP3471297 A JP 3471297A JP 2949334 B2 JP2949334 B2 JP 2949334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管又は継手本体の
受口部に、ねじの刻設されていない接合管の端部を挿入
し、ゴムパッキンを介在させてユニオンナットで締結す
る方式の管継手の管離脱防止金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような管端無ねじの管継手は、その
簡便安価な点の外に、継手部に伸縮可撓性を有するこ
と、そのため配管の振動、伸び、歪み等をよく吸収する
保護機能を有しているところから、呼び径が13〜50
mmの比較的小径で、かつ、常用圧力がせいぜい5Kg
/cm2 程度までの低圧用配管の接合工法に好んで用い
られてきた。
【0003】ところが、前記従来の管継手は、接合施工
時にユニオンナットの締付力に応じてゴムパッキンの接
合管に対する保持力が決まるため、圧力がかかる所では
大きなパイプレンチ等で強く締め付ける必要があった。
また管の上に防錆油,螺子切り加工時の油等が付着して
いると、極端に接合管を保持する力が低下し、接合管の
抜け出しを確実に防止することは極めて困難な状況であ
った。そのため、従来にあっては、接合管と管継手本体
とが可撓伸縮可能な状態において、逸脱しないための管
離脱防止金具を開発し、管継手部分へ装着するようにし
ている。
【0004】ところが、従来の管離脱防止金具は、伸縮
性と可撓性とを充分に発揮させることができず、一方の
機能を確保すれば他方の機能が犠牲になるという相反す
る問題があった。また伸縮可撓性を確保しようとする
と、継手全体の長さが長くなり、狭い領域の所では使用
できないという欠点やボルトの締結作業数が多くなり、
非常に面倒な作業となる等の欠点があった。更に、従来
の管離脱防止金具にあっては、各部品をセットとして組
み立てる必要上から紛失しないように、工場出荷の段階
で仮組立を行い、現場においてこれを分解した後、再
度、組み立てる必要があり、面倒な作業であった。
【0005】本出願人は、従来の管離脱防止金具の欠点
を解決するものとして、図3に示す、特願平6−111
647号の技術を既に出願済みである。この先願技術の
離脱防止金具1は、円周上の途中が切欠された止輪と
しての割りリング2と、該割りリング2を接合管3の外
周面上へ締結するボルト4及びナット5と、円形状の係
止リング6と、前記割りリング2と係止リング6とを連
結する二本のアーム7,7とで構成されている。
【0006】割りリング2は、図3の図(B)で明らか
なように、円周上の途中が切り欠かれたC字状を呈し、
接合管3に外嵌装着される。一方、円形状の係止リング
6は、継手本体8の外径よりも大きく、且つ、ユニオン
ナット9の外径よりも小さい寸法の挿通孔10を有して
いる。そして、割りリング2と係止リング6とは、上下
二本のアーム7, 7で連結されており、その他の割りリ
ング2と係止リング6との間の空間は、工具等を挿入す
ることのできる自由空間11となっている。また割りリ
ング2の内周面には、滑り止め用の凹凸部が形成されて
いる。
【0007】なお、前記アーム7と、アーム7との間の
内径寸法は、ユニオンナット9の工具装着部の最大外径
寸法よりも大きく設定されている。
【0008】而して、この先願技術におけるアーム7,
7は、割りリング2との連結は遊合状態で行われ、係止
リング6との連結は一体的に連結固定されている。すな
わち、アーム7,7の割りリング2側の先端には、内径
方向へ突出するフック13,13が形成されており、割
りリング2の外周面にはこれに対応してフランジ14,
15,16が形成され、これらのフランジ14,15,
16どうしの間に凹部17が形成されている。フランジ
14は、割りリング2のユニオンナット9寄りの端面に
形成された円周方向のものであり、フランジ15及び1
6は前記環状のフランジ14から連続して軸心線と平行
な方向へ設けられたものである。前記アーム7,7のフ
ック13,13は、前記割りリング2の凹部17へ遊合
状態で嵌合されている。
【0009】この先願技術に係る管離脱防止金具1は、
工場から出荷する場合は、割りリング2と、係止リング
6及びアーム7,7と、パッキン12及びユニオンナッ
ト9と、継手本体8とを組み立てて一つのセットにした
状態で行えばよい。セット状態に組み立てた後は、これ
らの各部品がバラバラになることはない。施工に際して
は、図3の図(A)の鎖線で示すように、接合管3の管
端を割りリング2側から挿通する。そして、接合管3の
管端がユニオンナット9及びこれに装着されたパッキン
12を通過し、継手本体8の内部へ位置するようにす
る。次に、ユニオンナット9を工具で締め付け、最後
に、割りリング2のボルト4及びナット5を締結し、割
りリング2を接合管3の外周面上の所定位置へ固定すれ
ばよい。
【0010】このように、本出願人の先願技術に係る管
理離脱防止金具1は、工場で組み立てて仮締したセット
状態で出荷し、これをバラバラに分解しないでそのまま
現場で施工することが可能であり、便利である。しか
も、接合管3に逸脱方向の力が作用すると、アーム7,
7の一端側がユニオンナット9の端面に係合し、他端側
はフック13,13が割りリング2のフランジ14,1
4に係合するので接合管3は外れない構造となってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記本出願
人が先に出願した技術にあっては、接合管3が硬質塩化
ビニール管や鋼管等のように、硬質管である場合には問
題はないけれども、接合管3が軟質ポリエチレン管等の
ように、軟質管の場合で、しかも30mm以下の小径管
の場合には、次のような欠点があった。すなわち、ユニ
オンナット9の締結は、アーム7,7どうしの間へスパ
ナやパイプレンチ等を装入して行わなければならない
が、アーム7,7がユニオンナット9の外周面へ覆い被
さっている状態であり、しかも、小径管のためにアーム
7,7どうしの間隔が極めて狭く、前記スパナやパイプ
レンチ等の工具がアーム7,7と干渉し、締結動作がス
ムーズに行えないという問題があった。
【0012】また先願技術では、アーム7,7と係止リ
ング6とを一体化して製造する作業と、ユニオンナット
9を製造する作業と、割りリング2を製造する作業の三
種類の製造作業が必要であり、面倒な鋳造で行っている
ため、コストが高くつき、簡略化のための改善が叫ばれ
ていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みて本出願人が先に出願した技術を更に改良したも
のであって、ユニオンナットとアームとを一体化するこ
とにより、この一体化した部材と、割りリングとの二つ
の部材からなる管離脱防止金具とし、その製造作業工数
の削減と、スパナやパイプレンチ等の工具がアームと干
渉することのないこの種の管離脱防止金具を提供せんと
するものである。
【0014】前記課題を解決するために本発明が採用し
た請求項1の手段は、外周面に雄ねじを刻設した受口部
を有する管又は継手本体に、無ねじの接合管を挿入し、
環状のゴムパッキンを挿嵌介在せしめてユニオンナット
を前記受口部に螺合緊締する構造の管継手において、円
周上の途中が切欠され、ユニオンナットよりも後端側の
接合管に外嵌装着されてボルト及びナットにより緊締さ
れる割りリングと、該割りリングと前記ユニオンナット
とを連結するアームとより成り、アームはユニオンナッ
トの外周面において対向する面に一組が配設されると共
に、アームの一端側はユニオンナットに一体的に連結さ
れ、他端側にはフックが形成され、該フックが割りリン
グの後端面と係合することにより接合管の離脱防止がな
され、両アームどうしの間の上方寸法は、割りリングの
締結部の最大寸法よりも大きく、割りリングの外径より
も小さく、ボルト及びナットの組み付け時の寸法よりも
小さく設定されており、また両アームどうしの間の下方
寸法は、割りリングの外径よりも大きく設定されている
ことを特徴とするユニオンナット継手用管離脱防止金具
である。
【0015】また本発明が採用した請求項2の手段は、
外周面に雄ねじを刻設した受口部を有する管又は継手本
体に、無ねじの接合管を挿入し、環状のゴムパッキンを
挿嵌介在せしめてユニオンナットを前記受口部に螺合緊
締する構造の管継手において、円周上の途中が切欠さ
れ、ユニオンナットよりも後端側の接合管に外嵌装着さ
れてボルト及びナットにより緊締される割りリングと、
該割りリングと前記ユニオンナットとを連結するアーム
とより成り、アームはユニオンナットの外周面において
対向する面に一組が配設されると共に、アームの一端側
はユニオンナットに一体的に連結され、接合管の離脱防
止は、両アームの途中に設けた凹部と、該凹部に係合す
る割りリングの外周面に突設されたフックとの係合によ
りなされ、両アームどうしの間の上方寸法は、割りリン
グの締結部の最大寸法よりも大きく、また割りリングの
外周面に設けたフックどうしの外径寸法よりも小さく、
ボルト及びナットの組み付け時の寸法よりも小さく設定
されており、前記両アームの凹部どうしの間の下方寸法
は、割りリングの外周面に設けたフックどうしの外径寸
法よりも大きく設定されていることを特徴とするユニオ
ンナット継手用管離脱防止金具である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。な
お、従来の場合と同一符号は同一部材である。図1は本
発明の第1の実施の形態に係るユニオンナット継手用の
管離脱防止金具18を示すものであり、図(A)はその
半縦断面図、図(B)はその正面図である。同図に示す
如く、この管離脱防止金具18は、ユニオンナット19
とアーム20とが鋳造により一体的に成形されている。
【0017】アーム20は、ユニオンナット19の外周
面の対向する位置に外周面を延長して二個一対で形成さ
れており、その先端側には内径方向へ突出するフック2
1が設けられている。フック21の内周面側は、割りリ
ング2の外径Eよりも小さく、接合管3の外径よりも大
きくなるように設定されており、割りリング2の端面へ
係合し得るようになされている。またアーム20,20
間の上方寸法Bは、割りリング2のボルト締結部2a,
2a間の最大寸法Aよりも大きくなるように設定されて
おり、割りリング2の外径Eよりも小さくなるように設
定されており、ボルト4及びナット5の組み立て時の寸
法Fよりも小さくなるように設定されている。一方、ア
ーム20,20間の下方寸法Gは、割りリング3の外径
Eよりも大きく設定されている。つまり、G>E>B>
Aと、F>Bの関係にある。
【0018】更に、アーム20、20のユニオンナット
19の後端面からフック21,21の内周面側までの間
の寸法Dは、割りリング2の幅寸法Cよりも大きく設定
されている。この両者の寸法差D−Cが、管継手の可撓
伸縮量となるものである。その他の継手本体8、割りリ
ング2及びパッキン12の構成については、従来の場合
と同じである。
【0019】このように、アーム20,20をユニオン
ナット19と一体的に鋳造成形することにより、図3に
示す従来の係止リング6を省略することが可能であり、
またその製造はユニオンナット19の製造と同時に行う
ことができるので、鋳造作業を一つ省略することが可能
である。
【0020】このような部品からなる管離脱防止金具1
8は、工場で鋳造成形された後、仮組み立てられ、この
状態で出荷される。仮組み立ては、先ず、アーム20,
20が一体成形されたユニオンナット19を準備し、こ
のアーム20,20のユニオンナット19の後端面とフ
ック21との間において、割りリング2を図1の図
(B)の下方から上方へ向けて装入する。この装入は、
前記B>Aの寸法関係により保証されている。そして、
装入後に割りリング2の締結部2a,2a間にボルト4
を挿通し、ナット5を仮締する。これにより、割りリン
グ2から手を放したとしても、ボルト4がアーム20,
20間に引っ掛かり、割りリング2がユニオンナット1
9から脱落することはない。
【0021】次に、ユニオンナット19の内周面側へパ
ッキン12を装入し、これらの全体を継手本体8へ螺着
する。つまり、ユニオンナット19を継手本体8の外周
面に形成された螺子部へ螺着させる。なお、パッキン1
2の装入は、割りリング2をユニオンナット19へ装入
する以前に行っておいてもよく、どちらであってもよ
い。これにより、管離脱防止金具18の仮締が完了し、
工場からこの状態で出荷される。
【0022】そして、施工現場では、前記仮締状態の管
離脱防止金具18に対して接合管3を挿入する。挿入
は、接合管3の先端側の挿口を、割りリング2、ユニオ
ンナット19、パッキン12へ挿通させて継手本体8内
へ到達させればよい。然る後は、ユニオンナット19を
スパナ又はパイプレンチ等で水密性に必要な最低締付ト
ルクまで締め付けたことを確認した後、割りリング2の
締結部が締め易い位置(前記締結部が上方になる位置)
に来るようにこれを締め付けに伴って回動させた後、増
締めをする。最後に割りリング2を締結する。割りリン
グ2の締結は、接合管3に対する軸方向の位置決めと、
ボルト締結部2a,2aの向き(図1の図(A)及び図
(B)に示すように上方へ位置させる)とを決定した
後、ボルト4とナット5とを本締めし、割りリング2の
内周面刻設歯を接合管3の外周面へ食い込ませて滑り止
め機能を発揮するように行えばよい。これにより、接合
管3は、図1の図(A)に示すように、寸法D−Cの範
囲内で、伸縮可撓することが可能である。
【0023】図2は本発明の第2の実施の形態に係るユ
ニオンナット継手用の管離脱防止金具22を示すもので
あり、図(A)はその半縦断面図、図(B)は同正面図
である。この管離脱防止金具22は、割りリング2の対
向する外周面上に一組のフック23,23を突出形成
し、アーム20,20のユニオンナット19の後端面
と、フック21,21との内周面との間に、凹部24を
形成している。凹部24の軸方向寸法Jとフック23の
幅寸法Kとの関係は、J>Kであり、このJ−Kが接合
管3の可撓伸縮量となっている。なお、アーム20,2
0間の上方寸法Bは、割りリング2の締結部2a,2a
間の最大寸法Aよりも大きく、割りリング2の外周面に
設けたフック23,23どうしの外径寸法Hよりも小さ
く、ボルト4及びナット5の組み付け時の寸法Fよりも
小さく設定されており、また両アーム20,20の凹部
24,24どうしの間の下方寸法Iは、割りリング2の
外周面に設けたフック23,23どうしの外径寸法Hよ
りも大きく設定されている。つまり、I>H>B>Aの
寸法関係と、F>Bの寸法関係とにある。その他の構成
並びに作用効果については、前記第1の実施の形態の場
合と同じである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
円周上の途中が切欠され、ユニオンナットよりも後端側
の接合管に外嵌装着されてボルト等により緊締される割
りリングと、該割りリングと前記ユニオンナットとを連
結するアームとより成り、該アームの一端側はユニオン
ナットに一体的に連結され、他端側はアーム先端に設け
たフックと割りリングの後端面との係合により又はアー
ムの途中に設けた凹部と該凹部に係合する割りリングの
外周面に突設されたフックとの係合により遊合状態で連
結されるようにしたから、従来の係止リングを省略で
き、その鋳造作業を簡略化でき、コスト的にも安価な離
脱防止金具の提供が可能である。
【0025】またアームはユニオンナットの外周面を延
長したものであって、ユニオンナットの工具と係合する
部分はその全周が露出しているので、ユニオンナットの
締結時にアームの存在が邪魔になるようなことはなく、
スムーズな締結作業が可能である。
【0026】更に、両アームどうしの間の最小寸法を、
ボルト及びナットによる割りリングの締結部の最大寸法
よりも大きく設定したから、ユニオンナットのアームど
うしの間へ割りリングを装入し、割りリングをボルト及
びナットで仮締した状態では、割りリングがユニオンナ
ットから脱落することはない。従って、一組の管離脱防
止金具を仮に組み立てたセット物として工場から出荷
し、そのままこれを分解しないで施工することが可能で
あり、施工能率的にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る管離脱防止金
具を示すものであり、図(A)はその一部縦断面図、図
(B)は同正面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る管離脱防止金
具を示すものであり、図(A)はその一部縦断面図、図
(B)は同正面図である。
【図3】従来の管離脱防止金具を示すものであり、図
(A)はその半縦断面図、図(B)は締結後の状態を示
す正面図である。
【符号の説明】
2…割りリング、2a…割りリングの締結部、3…接合
管、4…ボルト、5…ナット、8…継手本体、12…パ
ッキン、18…管離脱防止金具、19…ユニオンナッ
ト、20…アーム、21…フック、22…管離脱防止金
具、23…フック、24…凹部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面に雄ねじを刻設した受口部を有する
    管又は継手本体に、無ねじの接合管を挿入し、環状のゴ
    ムパッキンを挿嵌介在せしめてユニオンナットを前記受
    口部に螺合緊締する構造の管継手において、円周上の途
    中が切欠され、ユニオンナットよりも後端側の接合管に
    外嵌装着されてボルト及びナットにより緊締される割り
    リングと、該割りリングと前記ユニオンナットとを連結
    するアームとより成り、アームはユニオンナットの外周
    面において対向する面に一組が配設されると共に、アー
    ムの一端側はユニオンナットに一体的に連結され、他端
    側にはフックが形成され、該フックが割りリングの後端
    面と係合することにより接合管の離脱防止がなされ、両
    アームどうしの間の上方寸法は、割りリングの締結部の
    最大寸法よりも大きく、割りリングの外径よりも小さ
    く、ボルト及びナットの組み付け時の寸法よりも小さく
    設定されており、また両アームどうしの間の下方寸法
    は、割りリングの外径よりも大きく設定されていること
    を特徴とするユニオンナット継手用管離脱防止金具。
  2. 【請求項2】外周面に雄ねじを刻設した受口部を有する
    管又は継手本体に、無ねじの接合管を挿入し、環状のゴ
    ムパッキンを挿嵌介在せしめてユニオンナットを前記受
    口部に螺合緊締する構造の管継手において、円周上の途
    中が切欠され、ユニオンナットよりも後端側の接合管に
    外嵌装着されてボルト及びナットにより緊締される割り
    リングと、該割りリングと前記ユニオンナットとを連結
    するアームとより成り、アームはユニオンナットの外周
    面において対向する面に一組が配設されると共に、アー
    ムの一端側はユニオンナットに一体的に連結され、接合
    管の離脱防止は、両アームの途中に設けた凹部と、該凹
    部に係合する割りリングの外周面に突設されたフックと
    の係合によりなされ、両アームどうしの間の上方寸法
    は、割りリングの締結部の最大寸法よりも大きく、また
    割りリングの外周面に設けたフックどうしの外径寸法よ
    りも小さく、ボルト及びナットの組み付け時の寸法より
    も小さく設定されており、前記両アームの凹部どうしの
    間の下方寸法は、割りリングの外周面に設けたフックど
    うしの外径寸法よりも大きく設定されてい ことを特徴
    とするユニオンナット継手用管離脱防止金具。
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