JPH0731030Y2 - 離脱防止機能を有する管継ぎ手 - Google Patents

離脱防止機能を有する管継ぎ手

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JPH0731030Y2
JPH0731030Y2 JP1989127863U JP12786389U JPH0731030Y2 JP H0731030 Y2 JPH0731030 Y2 JP H0731030Y2 JP 1989127863 U JP1989127863 U JP 1989127863U JP 12786389 U JP12786389 U JP 12786389U JP H0731030 Y2 JPH0731030 Y2 JP H0731030Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 この考案は、流体管相互を接続するのに使用される管継
ぎ手に関し、更に詳しくは、離脱防止機能を有する管継
ぎ手に関する。
〔従来の技術〕
この種の管継ぎ手として、実公昭56−28392号公報が公
知である。
すなわち、該公知技術によれば、一端に外方フランジを
有する筒状の金属製継ぎ手本体の中央部内面に、周方向
の環状溝を設けてパッキングを収納し、また継ぎ手本体
の他端部には軸方向の切込みを形成するとともにその端
部内面に突起を設け、前記切込みの対辺間にボルトを差
渡して、該ボルトとナットとを締めつけることにより端
部を縮径させ、前記突起を接続するプラスチック管外面
に食込ませるようにしたものであり、いわゆる締付け式
の離脱防止方式を採っている。
しかしながら、該公知技術によれば、突起が接続する管
の外周に有効に喰い込むためには、締込み部分の切込み
の軸方向の長さを大きくして可撓性を確保する必要があ
り、従って継ぎ手本体の長さも大となる。この切込み長
さは管径に比例することになり、それだけ製作費が嵩
み、不経済なばかりでなく、使用場所にも制限されるこ
とになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記実情に鑑み、この種締付け式の離脱防止機
能を有する管継ぎ手において、締込み部分の長さを可及
的小さく、継ぎ手部分を全体的に小型化させ、製作費用
の低減を図りうる管継ぎ手構造を提供することを目的と
する。
ロ.考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案の離脱防止機能を有する管継ぎ手は上記目的を達
成するため、次の構成(技術的手段)を採る。すなわ
ち、継ぎ手本体1の一端または両端に、接続される流体
管Pの挿口部を受け入れるとともに該挿口部との水密を
図るパッキング4を収容する膨径部3が形成され、該膨
径部3の管軸方向の外方に径方向に縮径する締付け部5
が延設されてなる流体管継ぎ手において、前記締付け部
5は、継ぎ手本体1から一体的にしてかつ実質的に半周
状に延設されるとともに、内周面に管軸方向に外方に至
るにつれ縮径するテーパ形状の凹溝16が形成された半筒
部12と;継手本体1から分離され、かつ前記半筒部の他
の半周部分を占めるとともに内周面に沿って管軸方向に
外方に至るにつれ縮径するテーパ形状の凹溝18が形成さ
れる締付け円弧片13と;前記半筒部12の凹溝16と締付け
円弧片13の凹溝18とにわたって収容されその外側面が凹
溝16,18の天井面の傾斜に合致する一つ割り係止リング1
4と;前記半筒部と締付け円弧片とを互いに径方向に引
き寄せる締具15と;からなることを特徴とする。
〔作用〕
本管継ぎ手内への接続管Pの接続操作において、締具14
の締込み作用により、締付け部5の半筒部12と締付け円
弧片13とは互いに引き寄せられ、その縮径によりそれら
の内周面の凹溝16,18に収容された係止リング14の係止
刃14aを接続管Pの外周に食い込ませ、初期食込みを得
る。
接続管Pが本管継ぎ手から離脱する方向に変位すると
き、係止リング14の外側面14bは半筒部12及び締付け円
弧片13の凹溝16,18の天井面とテーパ係合し、そのくさ
び作用により係止刃14aは接続管Pの外周に更に食い込
ませることになる。これにより、強力な離脱阻止力を発
揮する。
〔実施例〕
本考案の離脱防止機能を有する管継ぎ手の実施例を図面
に基づいて説明する。
第1図〜第4図はその一実施例の管継ぎ手を示す。
図において、Jは本実施例の管継ぎ手であって、Pは該
管継ぎ手Jに接続される一方の流体管である。
この管継ぎ手Jは、円管状の本体部1と、該本体部1の
一端部に外方に張設されたフランジ部2と、本体部1の
他端部に膨径状に形成された膨径部3と、該膨径部3内
に収容されるパッキング4と、膨径部3の管軸方向の外
方へ延設される締付け部5と、を含む。
もっと詳しくは、本体部1は実質的に円筒状をなし、ま
た、該本体部1の一端部に張設されるフランジ2には周
方向に適宜間隔をもってボルト挿通孔2aが開設されてい
る。フランジ2は内径側には鍔部7をもって延設され、
接続管Pのストッパとなる。
膨径部3はその内周に沿ってパッキング4のヒール部を
把持する凹溝8が形成され、該凹溝8に連設して内径が
拡大され、パッキング4のバルブ部が収容される凹部9
が形成され、これらの凹溝8と凹部9とによりパッキン
グ収容凹部10を構成する。
パッキング4のバルブ部には先端にリップ片4aが形成さ
れ、流体圧を受けてセルフシーリング作用を発揮する。
締付け部5は、継ぎ手本体1の端部より一体的に延設さ
れる半円筒状の半筒部12と、流体管Pを介して該半筒部
12に対設される締付け円弧片13と、これらの半筒部12と
締付け円弧片13とに内側に介装される一つ割の係止リン
グ14と、更には半筒部12と締付け円弧片13とを締め付け
る締具15と、からなる。
詳述すれば、半筒部12はその内周面には係止リング14を
収容する凹溝16が周方向に凹設される。該凹溝16の天井
面16aは管軸方向に外方に至るにつれ縮径するテーパ面
に形成される。16bは凹溝16の前壁面である。また、半
筒部12の周方向の両端部には、外方にフランジ17が張設
され、ボルト孔17aが開設されている。
締付け円弧片13は、流体管Pを介して半筒部12と対設さ
れ、円弧状をなすとともに、その内周面には半筒部12と
同様のテーパ状の天井面18aと前壁面18bとからなる凹溝
18が周方向に形成されている。また、締付け円弧片13の
両端部には、外方にフランジ19が張設され、ボルト挿通
孔19aが開設されている。
半筒部12及び締付け円弧片13は、その薄肉状の構造から
可撓性を有し、自然状態すなわち無負荷状態では拡径状
態を採る。
係止リング14は1つ割体よりなり、適宜の弾性を有し、
半筒部12及び締付け円弧片13の凹溝16,18内に収容され
る。該係止リング14の内周には係止刃14aが形成されて
いる。また、その外側面14bは前記した凹溝16,18の天井
面16a,18aに合致するテーパ面に形成されている。
また、締具15はいわゆる締付けボルトが使用され、その
ねじ部15aと半筒部12のねじ孔17aとの螺合作用により締
付け円弧片13を半筒部12側へ強圧する。
なお、図例ではフランジ部2付きのものを示したが、該
フランジ部2を廃し、右半部も同様の構成を採ることが
できる。
(実施例の作用) 本実施例の管継ぎ手Jの装着手順並びに離脱時の作用に
ついて説明する。
本継ぎ手Jへの流体管Pの接続に先だって、締付け円弧
片13を取り外すか、あるいは、締具15を緩めておく。
しかる後、流体管Pを本管継ぎ手Jの本体1内へと挿入
してゆく。この場合、流体管Pは外周面に合成樹脂層の
コーティングされた管であっても、そのコーティング層
は本管継ぎ手Jの半筒部12及び締付け円弧片13は拡径さ
れ、それらの凹溝16,18に収容された係止シング14の係
止刃14aに接触することはないので、コーティング層を
傷付けることはない。
流体管Pが管継ぎ手Jの内の所定位置に達すれば、締付
け円弧片13を流体管Pに対向して配し、しかる後締具15
を締め込み、半筒部12と締付け円弧片13との締付けをな
す。これにより、半筒部12と締付け円弧片13とはその可
撓性により縮径され、この縮径作用をもって係止リング
14を縮径させ、係止リング14の係止刃14aが流体管Pの
外周に食い込むことになる。
この締付け部5の縮径動作において、半筒部12及び締付
け円弧片13はそれらの凹溝16・18の天井面16a・18aが係
止リング14の外側面14bに均等に当接し、片当たりによ
る応力集中が生じることなく、従って、流体管Pのコー
ティング層を破壊することなく、均等にして大きな初期
食込み力を得ることができる。
接続後、流体管P内の流体はパッキング4のリップ部4a
に作用し、いわゆるセルフシーリング作用をなし、良好
な止水作用を維持する。
地震力あるいは地盤沈下を受けて流体管Pが継ぎ手Jか
ら抜け出る方向(第4図におけるイ方向)に力を受け、
流体管Pが本管継ぎ手Jより離脱するとき、係止リング
14の外側面14bは半筒部12及び締付け円弧片13の凹溝16,
18の天井面16a,18aとテーパ係合し、その径を更に縮径
し、係止刃14aが流体管Pの外側に食い込み、本管継ぎ
手Jは強力な離脱阻止力を発揮する。この縮径動作にお
いて、締付け部5の凹溝16、18と係止リング14との馴染
みが良好であり、均等に当接しているので、応力集中が
なく、大きな離脱阻止力を発揮することができる。
ハ.考案の効果 本考案の離脱防止機能を有する管継ぎ手によれば、締付
け機能を発揮する締付け部の軸方向長さが可及的短縮化
され、この結果、継ぎ手全体が小型され、経済的な継ぎ
手となる。また、締付け部の短縮化から設置場所の縮小
化が図られ、設置作業に不測の事態を生ずることがな
い。
更に、この締付け部の縮径動作において、半筒部及び締
付け円弧片はそれらの凹溝の天井面が係止リングの外側
面に均等に当接し、片当たりによる応力集中が生じるこ
となく、従って、流体管の外面のコーティング層を破壊
することなく、均等にして大きな初期食込み力を得るこ
とができる。
更にまた、接続される流体管に離脱力が作用するとき、
締付け部の凹溝と係止リングとの馴染みが良好であり、
均等に当接しているので、応力集中がなく、大きな離脱
阻止力を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の離脱防止機能を有する管継ぎ手の実施例
を示し、第1図はその一実施例の全体側面図、第2図は
第1図のII線断面図、第3図は第2図のIII−III線断面
図、第4図は第3図のIV部拡大図である。 P…接続流体管、J…管継ぎ手、1…継ぎ手本体、3…
膨径部、4…パッキング、5…締付け部、12…半筒部、
13…締付け円弧片、14…係止リング、14a…係止刃、15
…締具、16…凹溝、18…凹溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】継ぎ手本体(1)の一端または両端に、接
    続される流体管(P)の挿口部を受け入れるとともに該
    挿口部との水密を図るパッキング(4)を収容する膨径
    部(3)が形成され、該膨径部(3)の管軸方向の外方
    に径方向に縮径する締付け部(5)が延設されてなる流
    体管継ぎ手において、 前記締付け部(5)は、継ぎ手本体(1)から一体的に
    して、かつ実質的に半周状に延設されるとともに、内周
    面に管軸方向に外方に至るにつれ縮径するテーパ形状の
    凹溝(16)が形成された半筒部(12)と;継手本体
    (1)から分離され、かつ前記半筒部の他の半周部分を
    占めるとともに内周面に沿って管軸方向に外方に至るに
    つれ縮径するテーパ形状の凹溝(18)が形成される締付
    け円弧片(13)と;前記半筒部(12)の凹溝(16)と締
    付け円弧片(13)の凹溝(18)とにわたって収容されそ
    の外側面が凹溝(16,18)の天井面の傾斜に合致する一
    つ割り係止リング(14)と;前記半筒部と締付け円弧片
    とを互いに径方向に引き寄せる締具(15)と;からな
    る、 ことを特徴とする管継ぎ手。
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JPH0336786Y2 (ja) * 1985-08-08 1991-08-05
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