JP2002295753A - 管継手構造 - Google Patents

管継手構造

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JP2002295753A
JP2002295753A JP2001100131A JP2001100131A JP2002295753A JP 2002295753 A JP2002295753 A JP 2002295753A JP 2001100131 A JP2001100131 A JP 2001100131A JP 2001100131 A JP2001100131 A JP 2001100131A JP 2002295753 A JP2002295753 A JP 2002295753A
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JP
Japan
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lock ring
pipe
socket
spigot
flange
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JP2001100131A
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English (en)
Inventor
Shoichi Hirata
祥一 平田
Yoshihiko Yamamoto
吉彦 山本
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一の管1に対し他の管2が傾いても、離脱防
止機能が損なわれないようにする。 【解決手段】 一の管1の受口1a内にゴム輪3を介し
て他の管2の挿し口2aを挿入したT形管継手構造であ
る。その受口フランジ8にロックリング10を係止し、
そのロックリング10の周方向等間隔に設けた起伏可能
な押圧片12を挿し口2a外周面に当てがう。押圧片1
2のテーパ面16に嵌めたリング状押圧部材17の周囲
等分位にボルト20をねじ通して受口フランジ8の端面
に当接する。ボルト20を回して押圧部材17を後退さ
せると、テーパ面16、18でもって押圧片12は押さ
れ、その内面の爪15が挿し口2a外面に喰い込んでロ
ックリング10と挿し口2aが一体となる。ボルト20
の受口フランジ端面への当接により、ロックリング10
はそのフランジ8に当接して受口1aと一体化する。こ
のため、ロックリング10を介して挿し口2aと受口1
aが一体化し、両者の離脱が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、離脱防止機能を
有しないT形管継手において、その離脱防止機能を付与
した管継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上下水道などの液体輸送施設(以下、管
路という)の建設に用いられるダクタイル鋳鉄管の継手
形式において、伸縮機能は有するものの、離脱防止機能
を有しないものとして、図7に示すT形管継手があり、
このものは、一の管1の受口1a内にゴム輪3を装填し
た後、他の管2の挿し口2aを受口1aに挿入した構成
である。
【0003】このT形管継手構造は、受口1aから挿し
口2aが抜け出ない限りにおいて、一の管1に対し他の
管2が軸方向に動くことにより、管1、1間の伸縮を吸
収して、経年変化による地盤沈下や地震時における継手
部の地盤変動などに対して地盤追従性を発揮し、止水性
能を損なうことはない。
【0004】しかし、管路設計時に想定していた伸縮量
を越えた場合、例えば大地震などの場合には、受口1a
から挿し口2aが抜け出る恐れがある。このため、伸縮
時、最終的には、止水機能を保持するために、離脱阻止
機能が働くことが求められる。
【0005】その要望に応えるべく、従来から、T形管
継手から成る管路においても、その離脱阻止機能を付与
する技術が開発され、その一つとして実公昭49−34
097号公報に開示のものがある。このものは、図8に
示すように、受口1aと挿し口2aの間にテーパ面4a
を有する金具4を設け、そのテーパ面4aに締環5を当
てがって、その締環5を金具4に通したボルト・ナット
6で締結することにより、締環5がテーパ面4aを上昇
して金具4を挿し口2a外周面に押し付け、その金具4
内面の爪7を喰い込ませ、金具4でもって受口1aと挿
し口2aを一体化して両者1a、2aの離脱を阻止す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8の従来技術は、金
具4と締環5の間で締結するため、ボルト・ナット6と
受口1aのフランジ8との間に隙間tが生じる。このた
め、地震などにより、受口1aに対し挿し口2aが傾く
と、同図鎖線のごとく、金具4が受口フランジ8から外
れる恐れがある。外れれば、離脱は防止し得ない。
【0007】この発明は、上記隙間tをなくして、離脱
防止機能が損なわれないようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上記ボルトを受口端面に当接させて締
め付けることにより、受口と挿し口を一体化する金具を
挿し口に喰い込ませるようにしたのである。当接させれ
ば、上記隙間は生じず、上記外れは極力生じにくくなる
からである。
【0009】つぎに、この発明は、ボルトを受口端面に
当接して締結するため、その締結による爪の喰い込み作
用をなすテーパ面を上記従来技術とは逆方向の勾配とし
たのである。当接力に対する反力方向がその方向となる
からである。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態としては、一
の管の受口内にゴム輪を装填した後、他の管の挿し口を
挿入したT形管継手構造において、前記受口と挿し口の
間にロックリングをその全周に亘って設け、このロック
リングは、受口のフランジに係止する断面コ字状部と、
そのコ字状部の挿し口側端に周方向に並列して起伏可能
に設けられて挿し口外面軸方向に延びる押圧片とから成
って、その押圧片の内面に爪が形成され、押圧片の外面
はその先端に向って上り勾配のテーパ面となっており、
前記押圧片の外面には押圧部材が摺動自在に当てがわれ
て、その押圧部材の当接面は前記テーパ面に対応するテ
ーパ面となっており、押圧部材にはセットボルトがねじ
通されてその先端が受口端面に圧接されている構成を採
用し得る。
【0011】この構成によれば、ボルトを回して押圧部
材を受口端面から離す方向に移動させると、上り勾配の
テーパ面でもって、押圧片が挿し口外周面側に押されて
倒伏し、その内面の爪が喰い込むとともに、ロックリン
グも挿し口側方向に押されて受口フランジに強固に圧接
する。このため、ロックリングを介して受口と挿し口が
強固に一体化して、抜け止めされる。このとき、コ字状
部と押圧片の連結部の内面をR状に肉抜きし、外面をR
カットすれば、押圧片の起伏がスムースとなって爪の喰
い込みも強固となる。
【0012】
【実施例】一実施例を図1乃至図6に示し、図1、図2
に示すように、受口1aと挿し口2aの間にロックリン
グ10が設けられている。ロックリング10は、断面コ
字状部11とその挿し口端に周方向並列して起伏可能に
設けられて挿し口2a外面方向に延びる押圧片12とか
ら成り、2分割されて、その分割面でボルト・ナット1
3により環状(リング状)に一体化される。分割数は任
意であり、押圧片12の数、間隔も任意であるが、等間
隔が好ましい。等間隔であると、後述の喰い込み力が挿
し口外周面に均一に付与されるからである。
【0013】コ字状部11と押圧片12の連結部の内面
は、図3に示すようにR状に肉抜き14aされ、外面は
Rカット14bされており、この肉抜き14a及びカッ
ト14bにより、各押圧片12が周方向並列してその間
にスリット12aが形成されていることと相俟って、コ
字状部11に対し押圧片12がスムースに起伏する。
【0014】押圧片12の内面には爪15が形成されて
おり、この爪15が挿し口2a外面に喰い込んでロック
リング10を挿し口2aに一体化する。この爪15の形
状は、図3に示す突条でも、スタッド状などと、喰い込
み得る形状であれば任意である。また、押圧片12の外
面はその先端に向って上り勾配のテーパ面16となって
いる。
【0015】押圧片12のテーパ面16には、図4に示
す、二ツ割リング状の押圧部材17が当てがわれ、この
押圧部材17も分割面でボルト・ナット13によりリン
グ状に一体化される。この分割数も任意である。押圧部
材17の内面は押圧片12のテーパ面16に対応する
(重なり合う)テーパ面18となっており、両者のテー
パ面16、18の重なり部が上昇することにより(図5
矢印方向)、押圧片12が挿し口2a外面側に倒伏す
る。また、押圧部材17にはその周方向等間隔にねじ穴
19が形成されている。ねじ穴19の数は任意である。
このねじ穴19にセットボルト20がねじ通されて、そ
のセットボルト20はロックリング10の透孔21を通
って受口1aの端面に当接している。
【0016】この実施例は以上の構成であり、セットボ
ルト20を回して押圧部材17を後退させると、テーパ
面16、18でもって押圧片12が押されて爪15が挿
し口2a外面に喰い込んで、ロックリング10が挿し口
2aと一体化する。また、セットボルト20は受口1a
端面に当接しているため、ロックリング10は受口フラ
ンジ8に圧接して受口1aと一体化する。このため、ロ
ックリング10を介して受口1aと挿し口2aが一体化
されてその離脱が阻止される。
【0017】このとき、図5に示すように、管2の径が
小さい場合は、押圧片12が大きく倒伏して対応し(同
図(a))、逆に、径が大きい場合には、その倒伏を小
さくして対応する(同図(b))。また、同一内径の管
1、2であっても、管厚が異なる場合があれば、図6
(a)乃至(c)に示すように、それぞれ、押圧片12
の倒伏度合でその各管厚に対応する。同図(a)が管厚
が大の場合、同(b)が標準の場合、同(c)が小の場
合をそれぞれ示す。
【0018】
【発明の効果】この発明は、以上のように、ロックリン
グを受口フランジに圧接して一体化するようにしたの
で、挿し口と受口が一体化されて、その離脱防止が有効
に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の要部正面図
【図2】同実施例の要部断面図
【図3】同実施例のロックリングの要部断面図
【図4】同実施例の押圧部材を示し、(a)は一部切断
正面図、(b)は右側面図
【図5】同実施例の作用図
【図6】同実施例の作用図
【図7】T形管継手構造の要部断面図
【図8】従来例の要部断面図
【符号の説明】
1、2 管 1a 受口 2a 挿し口 3 ゴム輪 8 受口フランジ 10 ロックリング 11 ロックリングのコ字状部 12 ロックリングの押圧片 13 ボルト・ナット 14a R状肉抜き 14b Rカット 15 爪 16 押圧片側テーパ面 17 押圧部材 18 押圧部材テーパ面 19 ねじ穴 20 セットボルト 21 透孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H015 GA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の管1の受口1a内にゴム輪3を装填
    した後、他の管2の挿し口2aを挿入したT形管継手構
    造において、 上記受口1aと挿し口2aの間にロックリング10をそ
    の全周に亘って設け、このロックリング10は、受口1
    aのフランジ8に係止する断面コ字状部11と、そのコ
    字状部11の挿し口側端に周方向に並列して起伏可能に
    設けられて挿し口外面軸方向に延びる押圧片12とから
    成って、その押圧片12の内面に爪15が形成され、押
    圧片12の外面はその先端に向って上り勾配のテーパ面
    16となっており、 上記押圧片12の外面には押圧部材17が摺動自在に当
    てがわれて、その押圧部材17の当接面は上記テーパ面
    16に対応するテーパ面18となっており、押圧部材1
    7にはセットボルト20がねじ通されてその先端が受口
    1a端面に圧接されていることを特徴とする管継手構
    造。
  2. 【請求項2】 上記コ字状部11と押圧片12の連結部
    は、その内面14aがR状に肉抜きされ、外面14bは
    Rカットされていることを特徴とする請求項1に記載の
    管継手構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100726736B1 (ko) 2007-03-08 2007-06-11 주식회사 우진 하수관거 연결고정 구조물
CN103292092A (zh) * 2013-06-03 2013-09-11 中国海洋石油总公司 水下垂直套筒式连接器
KR101393913B1 (ko) * 2013-04-26 2014-05-12 주식회사 세계주철 관체 연결용 압륜
JP2017026115A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 株式会社水道技術開発機構 管継手の組付方法及び管継手

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WO2014175666A1 (ko) * 2013-04-26 2014-10-30 주식회사 세계주철 관체 연결용 압륜
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