JP4261842B2 - 残管継手方法及び残管継手構造 - Google Patents

残管継手方法及び残管継手構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道工事等の配管工事現場に搬入された規定寸法の直管状の流体管を施工現場で実測された配管寸法に基づいて切断する際に発生する残管の再生技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
水道工事等の配管工事を考察すると、工事の大部分は、設計に基づいて現場に搬入された各種の配管器材を所定の手順で接続することにより行なわれるが、一部は、施工現場毎に異なる配管寸法差に基づいて、現場に搬入された直管状の流体管を切断し、この切り管を接続する工法が採られている。
【0003】
そして、配管寸法に切断された使用対象の切り管の切断端部を、管継手構造の挿口管部に構成するためには、例えば、図9、図10に示すように、施工現場において、切り管の切断端部に、先端側ほど小径となる挿入ガイド用のテーパー面52と、受口管3の内周面に嵌合保持されているロックリング53と管軸芯X方向から当接するC字状の抜止め用リング54を装着するための環状の取付け溝55とを切削加工したのち、この切り管の取付け溝55に、拡径操作されたC字状の抜止め用リング54を装着し、この抜止め用リング54の両端部とそれらに亘って架け渡される外れ止め用の結合ピース56とを、それぞれ冶具にて所定姿勢に固定した状態でリベット57により固定連結する方法が採られている。
【0004】
また、他方の残管は、切断加工箇所の施工現場では使用されることがなく、他の施工現場で使用するためには、その搬入先で上述と同様な加工を施す必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
切り管に用いられる直管状の流体管としては、その管軸芯方向のいずれの位置で切断されても、切断箇所の外径及び厚みが許容値内に入る遠心鋳造により製作された鋳鉄管等の高級な流体管が用いられているが、残管の寸法が千差万別であり、しかも、残管には、取付け溝55の切削加工に適した厚みの大きな第1種管とそれよりも厚みの薄い第3種管といった厚みの異なる複数種類のものが存在するため、各施工現場で要求されている継手構造に適した管種を選別する必要があり、その結果、残管管理が非常に煩雑化してコストが掛かるため、残管4を再利用せずにそのまま廃棄しているのが現状である。
また、残管に、抜止め用リング54を装着するための環状の取付け溝55を切削加工する場合では、施工現場で上述のような煩雑な加工を施す必要があり、特に、抜止め用リング54の装着不良が生じると、所期の離脱防止効果が大きく低下するため、取付け溝55を高精度に加工する必要があるとともに、抜止め用リング54の装着にも多くの手間が必要であるため、残管4の再生コストが高騰化するとともに、加工期間も長くなり、この面においても残管4の再利用を妨げる要因になっている。
【0006】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、残管管理の簡素化と施工現場での加工の容易化を図ることにより、残管を他の施工現場にそのまま搬入して管継手構造の挿口管として容易に用いることのできる有用な残管継手方法及び残管継手構造を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1による残管継手方法の特徴構成は、施工現場で切断加工された直管状の残管の切断端部を、流体管等の配管機材に対する連結手段を備えた受口管部に挿入接続し、この受口管部の内周面と残管の挿入管部分の外周面との間を、受口管部に装着される弾性シール材で密封するとともに、前記受口管部の周方向複数箇所に前記残管の外周面に喰い込み可能な抜止め部材を設けてなる抜止め手段により、残管の挿入管部分を受口管部に抜止め固定する点にある。
【0008】
上記特徴構成によれば、流体管の切断に伴って発生した厚みの異なる複数種類直管状の残管を、管継手構造の挿口管として用いる場合でも、厚みに関係なく残管の切断端部を、流体管等の配管機材に対する連結手段を備えた受口管部に挿入接続したのち、受口管部に設けた抜止め手段により、残管の挿入管部分を受口管部に抜止め固定するだけであるため、従来のように残管をそれの厚みに応じて選別する必要が無く、しかも、残管に対する加工としても、受口管部に装着される弾性シール材が損傷しないように、また、残管の切断端部をスムースに挿入できるように、残管の切断端部に対してバリ取りや面取り等の簡易な加工を施すだけで済む。
【0009】
従って、残管の管理が極めて簡素になり、しかも、残管に対する加工としてもバリ取りや面取り等の簡易な加工だけで済むので、他の施工現場にそのまま搬入して管継手構造の挿口管として用いることができ、残管の再利用をコスト面及び期間面で有利に実施することができる。
【0010】
本発明の請求項2による残管継手方法の特徴構成は、前記残管の切断端部に、先端側ほど小径で、かつ、基端側が残管の外径と同一又はほぼ同一となるテーパー状の挿入ガイド面を備えた挿入ガイド部材を管軸芯方向から嵌合装着したのち、この挿入ガイド部材の装着側から残管を受口管部に挿入接続することを特徴とする点にある。
【0011】
上記特徴構成によれば、残管の切断端部に対して挿入ガイド部材を管軸芯方向から嵌合装着することにより、この挿入ガイド部材の挿入ガイド面を利用して、受口管部への挿入接続操作をスムースに行うことができるから、残管の切断端部に面取り加工を施す必要がなく、残管の再利用コストの低廉化及び工期の短縮化を促進することができる。
【0012】
本発明の請求項3による残管継手方法の特徴構成は、施工現場で切断加工された直管状の残管に、受口管部の内周面と残管の外周面との間を密封する弾性シール材と、該弾性シール材を管軸芯方向から押圧して密封状態にまで圧縮する押輪とを外装し、残管の切断端部を受口管部に挿入接続するとともに、押輪と受口管部とを管軸芯方向から締付け固定し、更に、押輪の周方向複数箇所に装着された抜止め部材の各々を、残管の外周面に喰込む状態に設定し、各抜止め部材と押輪との間に設けた喰込み誘導手段により、両管部の相対離脱移動に連れて抜止め部材を管径方向内方側に喰込み移動させることを特徴とする点にある。
【0013】
上記特徴構成によれば、流体管の切断に伴って発生した厚みの異なる複数種類の直管状の残管を、管継手構造の挿口管として用いる場合でも、厚みに関係なく受口管部に挿入接続された残管に、弾性シール材と押輪とを外装して、押輪と受口管部とを管軸芯方向から締付け固定操作することにより、受口管部の内周面と残管の外周面との間を密封する弾性シール材を密封状態にまで押圧圧縮させるとともに、押輪の周方向複数箇所に装着された抜止め部材の各々を、残管の外周面に喰込む状態に設定することにより、地震や不等沈下等に起因して両管部に引き抜き方向の外力が作用したときには、各抜止め部材と押輪との間に設けた喰込み誘導手段により、両管部の相対離脱移動に連れて抜止め部材が管径方向内方側に喰込み移動するから、両管部の離脱防止効果を高めることができる。
【0014】
それ故に、従来のように残管をそれの厚みに応じて選別する必要が無く、しかも、残管に対する加工としても、残管に外装される弾性シール材が損傷しないように、また、残管の切断端部をスムースに挿入できるように、残管の切断端部に対してバリ取りや面取り等の簡易な加工を施すだけで済む。
【0015】
従って、残管の管理が極めて簡素になり、しかも、残管に対する加工としても、バリ取りや面取り等の簡易な加工だけで済むので、他の施工現場にそのまま搬入して、耐震性のある管継手構造の挿口管として用いることができ、残管の再利用をコスト面及び期間面で有利に実施することができる。
【0016】
本発明の請求項4による残管継手構造の特徴構成は、受口管部に、施工現場で切断加工された直管状の残管の切断端部を挿入接続し、この残管に、受口管部の内周面と残管の外周面との間を密封する弾性シール材と、該弾性シール材を管軸芯方向から押圧して密封状態にまで圧縮する押輪とを外装し、押輪と受口管部とを管軸芯方向から締付け固定する締結手段を設けるとともに、押輪の周方向複数箇所の各々には、残管の外周面に喰込み可能な喰込み突起を備えた抜止め部材を装着するとともに、各抜止め部材と押輪との間には、両管部の相対離脱移動に連れて抜止め部材を管径方向内方側に喰込み移動させる喰込み誘導手段を設けた点にある。
【0017】
上記特徴構成によれば、流体管の切断に伴って発生した厚みの異なる複数種類の直管状の残管を、管継手構造の挿口管として用いる場合でも、厚みに関係なく受口管部に挿入接続された残管に、弾性シール材と押輪とを外装して、締結手段による押輪と受口管部との管軸芯方向からの締付け固定操作により、受口管部の内周面と残管の外周面との間を密封する弾性シール材を密封状態にまで押圧圧縮させるとともに、押輪の周方向複数箇所に装着された抜止め部材の各々を、残管の外周面に喰込む状態に設定することにより、地震等に起因して両管部に引き抜き方向の外力が作用したときには、各抜止め部材と押輪との間に設けた喰込み誘導手段により、両管部の相対離脱移動に連れて抜止め部材が管径方向内方側に喰込み移動するから、両管部の離脱防止効果を高めることができる。
【0018】
それ故に、従来のように残管をそれの厚みに応じて選別する必要が無く、しかも、残管に対する加工としても、残管に外装される弾性シール材が損傷しないように、また、残管の切断端部をスムースに挿入できるように、残管の切断端部に対してバリ取りや面取り等の簡易な加工を施すだけで済む。
【0019】
従って、残管の管理が極めて簡素になり、しかも、残管に対する加工としても、バリ取りや面取り等の簡易な加工だけで済むので、他の施工現場にそのまま搬入して、耐震性のある管継手構造の挿口管として用いることができ、残管の再利用をコスト面及び期間面で有利に実施することができる。
【0020】
本発明では、前記喰込み突起の喰込み先端縁が、管軸芯方向視において残管の挿入管部分の外周面の半径と同一又は略同一の半径で弧状に形成されていてもよい。
【0021】
上記構成によれば、喰込み突起の喰込み先端縁が、残管の挿入管部分の外周面の半径と同一の半径で弧状に形成されている場合には、喰込み突起の喰込み先端縁全体が、残管の外周面に対して均等に喰込む。
【0022】
また、喰込み突起の喰込み先端縁が、残管の挿入管部分の外周面の半径よりも僅かに大きな半径で弧状に形成されている場合には、喰込み突起の喰込み先端縁の周方向中央部が残管の挿入管部分の外周面に最初に喰込むものの、喰込み先端縁における周方向中央部での喰込み量と周方向両端部での喰込み量との差を小さくすることができる。
【0023】
更に、喰込み突起の喰込み先端縁が、残管の挿入管部分の外周面の半径よりも僅かに小さな半径で弧状に形成されている場合には、喰込み突起の喰込み先端縁の周方向両端部が残管の挿入管部分の外周面に最初に喰込むため、喰込み先端縁の周方向中央部が挿口管部の外周面に最初に喰込む場合に比較して、喰込み力を周方向で分散させ易く、しかも、喰込み先端縁における周方向両端部での喰込み量と周方向中央部での喰込み量との差を小さくすることができる。
【0024】
従って、各喰込み突起の喰込み先端縁の形状を残管の挿入管部分の外径に基づいて改造するだけの経済的な改造をもって、所定の離脱防止機能を確実に発揮させながらも、残管の内周面に施されている防蝕用ライニング層に割れや剥離等の損傷が発生することを良好に抑制することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1〜図3は、水道管やガス管等の流体管の配管系に用いられる残管継手構造を示し、流体管や仕切弁等の配管機材1に対する連結手段2を備えた鋳鉄製の受口管部3に、例えば、日本工業規格(JIS)等で規定された遠心鋳造により製作された鋳鉄製の直管状の流体管を施工現場で切断加工することに伴って発生した残管4の一側端部(切断端部)を、管軸芯X方向から挿入接続するとともに、受口管部3の内周面3aには、残管4の挿入管部分4Aの外周面4aとの間を密封するための合成樹脂製の弾性シール材5を嵌合保持する環状のシール保持溝6が形成され、更に、受口管部3には、残管4の挿入管部分4Aを受口管部3に抜止め固定する抜止め手段7が設けられている。
【0026】
前記連結手段2は、受口管部3の管軸芯X方向一端部に一体形成された連結フランジ部から構成されていて、この連結フランジ部2の周方向複数箇所には、他の流体管や仕切弁等の配管機材1側の連結フランジ部1Aとボルト8・ナット9を介して固定連結するためのボルト挿通孔2aが貫通形成されている。
【0027】
前記抜止め手段7について説明すると、受口管部3のうち、シール保持溝6よりも受口側で、かつ、周方向に等間隔を隔てた複数箇所の各々には、管径方向に貫通する雌ネジ孔7Aが形成されているとともに、各雌ネジ孔7Aには、径方向内方への螺合操作に連れて残管4の外周面4aに喰い込み可能な先鋭状の喰込み部7aを備えた抜止め部材7Bが螺合装着され、更に、各抜止め部材7Bの径方向外方側の端部には、アレンレンチ等の人為操作具と径方向から相対回転不能な状態で脱着自在に嵌合する操作凹部7bが形成されている。
【0028】
そして、流体管の切断に伴って発生した直管状の残管4の一側端部を受口管部3に連通接続する残管継手方法を説明すると、図1に示すように、受口管部3のシール保持溝6内に弾性シール材5を嵌合保持するとともに、抜止め手段7の各抜止め部材7Bを螺合操作して、各抜止め部材7Bの喰込み部7aを受口管部3の内周面3aよりも径方向外方に位置させる。
【0029】
受口管部3の内周面3aと残管4の挿入管部分4Aの外周面4aとの間を密封する円環状の弾性シール材5が損傷しないように、また、残管4の一側端部をスムースに挿入できるように、残管4の一側端部に、先端側ほど小径となるテーパー面4bを施工現場で面取り加工したのち、この残管4の一側端部を受口管部3内の所定位置にまで挿入し、抜止め手段7の各抜止め部材7Bを締付け側に螺合操作して、残管4の挿入管部分4Aを受口管部3に抜止め固定する。
【0030】
それ故に、流体管の切断に伴って発生した厚みの異なる複数種類の直管状の残管4を、離脱阻止機能を有する管継手構造の挿口管として用いる場合でも、残管4をそれの厚みに応じて選別する必要が無く、しかも、残管4の一側端部に対してバリ取りや面取り等の簡易な加工を施すだけで済むので、他の施工現場にそのまま搬入して、離脱阻止機能を有する管継手構造の挿口管として用いることができ、残管4の再利用をコスト面及び期間面で有利に実施することができる。
【0031】
〔第2実施形態〕
図4は、上述の第1実施形態で説明した残管継手方法の改良を示し、前記残管4の一側端部(切断端部)に、先端側ほど小径で、かつ、基端側が残管4の外径と同一又はほぼ同一となるテーパー状の挿入ガイド面10aを備えた金属製又は合成樹脂製の挿入ガイド部材10を管軸芯X方向から圧入状態で嵌合装着したのち、この挿入ガイド部材10が装着された残管4の一側端部を受口管部3に挿入接続し、この受口管部3の内周面3aと残管4の挿入管部分4Aの外周面4aとの間を、受口管部3に装着される弾性シール材5で密封するとともに、受口管部3に設けた抜止め手段7により、残管4の挿入管部分4Aを受口管部3に抜止め固定する。
【0032】
そのため、挿入ガイド部材10の挿入ガイド面10aを利用して、受口管部3への挿入接続操作をスムースに行うことができるから、残管4の一側端部に面取り加工を施す必要がなく、残管4の再利用コストの低廉化及び工期の短縮化を促進することができる。
【0033】
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0034】
〔第3実施形態〕
図5〜図8は、水道管やガス管等の流体管の配管系に用いられる残管継手構造及び残管継手方法を示し、流体管Pの受口管部3に、例えば、日本工業規格(JIS)等で規定された遠心鋳造により製作された鋳鉄製の直管状の流体管を施工現場で切断加工することに伴って発生した残管4の一側端部(切断端部)を、管軸芯X方向から挿入接続するとともに、挿入接続された残管4に、受口管部3の内周面3aと残管4の外周面4aとの間を密封可能な円環状の合成ゴム製の弾性シール材15と、該弾性シール材15を管軸芯X方向から押圧して密封状態(水密状態)にまで圧縮可能な鋳鉄製の押輪16とが外装されているとともに、押輪16と受口管部3とを管軸芯X方向から脱着自在に固定連結する締結手段17が設けられている。
【0035】
前記締結手段17は、受口管部3の端部に一体形成された連結フランジ部3Aの円周方向複数箇所に形成されたボルト挿通孔3b、及び、押輪16の外周面の周方向複数箇所(当該実施形態では8箇所)に突出形成された連結突片16Aのボルト挿通孔16aとのうち、管軸芯X方向で相対向するボルト挿通孔3b、16aに亘って挿入されるT字状のボルト17Aと、該ボルト17Aのネジ軸部に螺合されるナット17Bとから構成されていて、このボルト17A・ナット17Bの締付け操作に伴う押輪16と受口管部3との管軸芯X方向での相対近接移動により、押輪16の管軸芯X方向の一端部に形成された円環状のシール押圧部16Bで弾性シール材15を圧縮変形させ、受口管部3の内周面3aと残管4の挿入管部分4Aの外周面4aとの間を密封する。
【0036】
前記押輪16は、残管4の挿入管部分4Aに対して管軸芯X方向から外嵌装着自在な円環状に一体成形されていて、その内周面側の周方向に等間隔を隔てた複数箇所(当該実施形態では8箇所)には、管径方向内方に向って開口する凹部16Cが形成され、各凹部16C内には、残管4の外周面4aに喰い込み可能な金属製の抜止め部材18が装着されているとともに、各抜止め部材18と押輪16との間には、受口管部3と残管4との相対離脱移動に連れて抜止め部材18を管径方向内方側に喰込み移動させる喰込み誘導手段Aが設けられている。
【0037】
前記喰込み誘導手段Aは、抜止め部材18の外側面の周方向中央部に形成された受口管部1側ほど大径となる傾斜受け面18Cと、この傾斜受け面18Cに対する直交方向(垂直方向)に沿って押輪16の各凹部16Cに臨む部位に形成されたネジ孔16b、及び、各ネジ孔16bに対して径方向外方から螺合することにより、傾斜受け面18Cを介して抜止め部材18を、残管4の外周面4a側、つまり、径方向内方側に向って押圧する押圧ネジ部材の一例である押圧ボルト19とから構成されている。
【0038】
前記各抜止め部材18の内側面(内周面)の管軸芯X方向両端部には、図8に示すように、周方向で連続する三角突条の喰込み突起18A、18Bが一体形成され、各喰込み突起18A、18Bの管周方向での長さが同一又は略同一に構成されているとともに、各喰込み突起18A、18Bの喰込み先端縁が、管軸芯X方向視において残管4の外周面4aの半径R1と同一又は略同一の半径Rで弧状に形成されている。
【0039】
つまり、各喰込み突起18A、18Bの喰込み先端縁を弧状に形成するための半径Rは、残管4の外周面4aの半径をR1としたとき、(R1+2mm未満)〜(R1−2mm)の範囲内に、好ましくは、(R1+1mm)〜(R1−1mm)の範囲内に、最も好ましくはR1と同一径に構成されている。
【0040】
そして、喰込み突起18A、18Bの喰込み先端縁が、残管4の外周面4aの半径R1よりも+2mm未満の僅かに大きな半径Rで弧状に形成されている場合には、喰込み突起18A、18Bの喰込み先端縁の周方向中央部が残管4の外周面4aに最初に喰込むものの、喰込み先端縁における周方向中央部での喰込み量と周方向両端部での喰込み量との差を小さくすることができ、更に、喰込み突起18A、18Bの喰込み先端縁が、残管4の外周面4aの半径R1よりも+1mm以内の僅かに大きな半径Rで弧状に形成されている場合には、喰込み先端縁における周方向中央部での喰込み量と周方向両端部での喰込み量との差を更に小さくすることができる。
【0041】
また、喰込み突起18A、18Bの喰込み先端縁が、残管4の外周面4aの半径R1よりも−2mm以内の僅かに小さな半径Rで弧状に形成されている場合には、喰込み突起18A、18Bの喰込み先端縁の周方向両端部が残管4の外周面4aに最初に喰込むため、喰込み先端縁の周方向中央部が残管4の外周面4aに最初に喰込む場合に比較して、喰込み力を周方向で分散させ易く、しかも、喰込み先端縁における周方向両端部での喰込み量と周方向中央部での喰込み量との差を小さくすることができ、更に、喰込み突起18A、18Bの喰込み先端縁が、残管4の外周面4aの半径R1よりも−1mm以内の僅かに小さな半径Rで弧状に形成されている場合には、喰込み先端縁における周方向両端部での喰込み量と周方向中央部での喰込み量との差を更に小さくすることができる。
【0042】
更に、喰込み突起18A、18Bの喰込み先端縁が、残管4の外周面4aの半径R1と同一の半径Rで弧状に形成されている場合には、喰込み突起18A、18Bの喰込み先端縁全体が、残管4の外周面4aに対して均等に喰込むことになり、喰込み先端縁における周方向中央部での喰込み量と周方向両端部での喰込み量とを等しくすることができる。
【0043】
それ故に、所定の離脱防止機能を確実に発揮させながらも、残管4の内周面に施される防蝕用ライニング層20に割れや剥離等の損傷が発生することを良好に抑制することができる。
【0044】
また、図8に示すように、前記押圧ボルト19の螺合軸芯(ネジ軸芯)Zと管軸芯Xに対して直交する垂直線Yとの成す角度θ5が、15〜11度の傾斜角度範囲内に、好ましくは、14〜12度の傾斜角度範囲内に、最も好ましくは13度の傾斜角度に構成されている。
【0045】
そして、地震や不等沈下等に起因する離脱方向への外力によって、押輪16に螺合装着された押圧ボルト19の先端部と抜止め部材18の傾斜受け面18Cとが管軸芯X方向で相対移動したとき、この相対移動量に対する抜止め部材18の径方向内方への喰込み量を適度に小さくすることができるから、押輪16の管軸芯X方向での小型化(小幅化)を図りながらも、残管4の防蝕用ライニング層20に割れや剥離等の損傷が発生することを良好に抑制することができる。
【0046】
また、流体管Pの他端側に形成される挿口管部21とそれに嵌合接続される配管機材の一例である他の流体管P1の受口管部22との間には、両管部21,22が管軸芯X方向に沿って相対離脱移動したとき、管軸芯X方向から互いに接当してそれ以上の離脱移動を阻止する連結手段2と、挿口管部21と受口管部22とを同軸芯状態に維持する屈曲防止手段11、及び、挿口管部21の外周面と受口管部22の内周面との間を密封可能な円環状の合成ゴム製の弾性シール材26が設けられているとともに、挿口管部21の外周面で、かつ、周方向に等間隔を隔てた複数箇所(当該実施形態では4箇所)には、受口管部22の端面と管軸芯X方向から接当する接合用突起23が形成されている。
【0047】
前記連結手段2を構成するに、受口管部22の内周面に形成された円環状の取付け溝22aに、管軸芯X方向視において略Cの字状に形成された拡径側に弾性変形可能なステンレス鋼製の係止部材24と、これの拡径変形を許容する状態で該係止部材24を受口管部22と同軸心状態に保持する弾性保持リング27とを装着するとともに、挿口管部21の外周面の先端部には、地震や不等沈下等に起因して両管部21,22が一定以上に相対離脱移動したとき、係止部材24に対して管軸芯X方向から接当してそれ以上の両管部21,22の相対離脱移動を阻止する円環状の抜止め突起25が一体形成されている。
【0048】
前記屈曲防止手段11を構成するに、図5に示すように、挿口管部21の外周面で、かつ、接合用突起23に連続する部位及びそれらの周方向中間部位の各々には、接合用突起23よりも突出代の小なる突起部28を一体形成するとともに、受口管部22には、挿口管部21の複数の突起部28に接触する拡径側に弾性変形可能なステンレス鋼製の屈曲防止用リング29と、この屈曲防止用リング29の周方向複数箇所を径方向内方に押圧して縮径変形させる複数本のセットボルト30とから構成されている。
【0049】
また、前記受口管部22の内周面で、かつ、屈曲防止用リング29と係止部材24との間に位置する部位には、弾性シール材26を保持する環状のシール保持溝22bが形成されている。
【0050】
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0051】
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第3実施形態で説明した残管4の一側端部に、図4に示す第2実施形態と同様に、 先端側ほど小径で、かつ、基端側が残管4の外径と同一又はほぼ同一となるテーパー状の挿入ガイド面10aを備えた金属製又は合成樹脂製の挿入ガイド部材10を管軸芯X方向から圧入状態で嵌合装着したのち、この挿入ガイド部材10が装着された残管4の一側端部を受口管部3に挿入接続するように構成してもよい。
【0052】
(2)上述の第3実施形態では、前記喰込み誘導手段Aを、抜止め部材18の外側面に形成された受口管部3側ほど大径となる傾斜受け面18Cと、この傾斜受け面18Cに対する直交方向に沿って押輪16の各凹部16Cに臨む部位に形成されたネジ孔16b、及び、各ネジ孔16bに対して径方向外方から螺合することにより、傾斜受け面18Cを介して抜止め部材18を残管4の外周面4a側に押圧する押圧ボルト19とから構成したが、抜止め部材18の傾斜受け面18Cと押圧ボルト19の先端部との間に、傾斜受け面18Cに摺接する同一勾配の喰込みガイド面を備えた金属製の押え部材を介装して実施してもよい。
要するに、喰込み誘導手段Aとしては、残管4と受口管部3との相対離脱移動に連れて抜止め部材18を管径方向内方側に喰込み移動させることのできるものであれば、如何なる構造のものを用いてもよい。
【0053】
(3)上述の第3実施形態では、前記押輪16を、残管4の挿入管部分4Aに対して管軸芯X方向から外嵌装着自在な円環状に一体成形したが、この押輪16を円周方向で複数に分割された複数個の分割押輪体から構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す残管接続前の半断面側面図
【図2】残管接続後の半断面側面図
【図3】図2におけるII−II線断面図
【図4】本発明の第2実施形態を示す残管接続後の半断面側面図
【図5】本発明の第3実施形態を示す残管接続後の断面側面図
【図6】図5におけるVI−VI線拡大断面図
【図7】押輪の要部の拡大断面正面図
【図8】押輪の要部の拡大断面側面図
【図9】従来の残管継手構造を示す要部の断面側面図
【図10】固定連結後の抜止め用リングと結合ピースとの正面図
【符号の説明】
A 喰込み誘導手段
X 管軸芯
1 配管機材
2 連結手段(連結フランジ部)
3 受口管部
3a 内周面
4 残管
4A 挿入管部分
4a 外周面
7 抜止め手段
10 挿入ガイド部材
10a 挿入ガイド面
15 弾性シール材
16 押輪
17 締結手段
18 抜止め部材

Claims (4)

  1. 施工現場で切断加工された直管状の残管の切断端部を、流体管等の配管機材に対する連結手段を備えた受口管部に挿入接続し、この受口管部の内周面と残管の挿入管部分の外周面との間を、受口管部に装着される弾性シール材で密封するとともに、前記受口管部の周方向複数箇所に前記残管の外周面に喰い込み可能な抜止め部材を設けてなる抜止め手段により、残管の挿入管部分を受口管部に抜止め固定することを特徴とする残管継手方法。
  2. 前記残管の切断端部に、先端側ほど小径で、かつ、基端側が残管の外径と同一又はほぼ同一となるテーパー状の挿入ガイド面を備えた挿入ガイド部材を管軸芯方向から嵌合装着したのち、この挿入ガイド部材の装着側から残管を受口管部に挿入接続することを特徴とする請求項1記載の残管継手方法。
  3. 施工現場で切断加工された直管状の残管に、受口管部の内周面と残管の外周面との間を密封する弾性シール材と、該弾性シール材を管軸芯方向から押圧して密封状態にまで圧縮する押輪とを外装し、残管の切断端部を受口管部に挿入接続するとともに、押輪と受口管部とを管軸芯方向から締付け固定し、更に、押輪の周方向複数箇所に装着された抜止め部材の各々を、残管の外周面に喰込む状態に設定し、各抜止め部材と押輪との間に設けた喰込み誘導手段により、両管部の相対離脱移動に連れて抜止め部材を管径方向内方側に喰込み移動させることを特徴とする残管継手方法。
  4. 受口管部に、施工現場で切断加工された直管状の残管の切断端部を挿入接続し、この残管に、受口管部の内周面と残管の外周面との間を密封する弾性シール材と、該弾性シール材を管軸芯方向から押圧して密封状態にまで圧縮する押輪とを外装し、押輪と受口管部とを管軸芯方向から締付け固定する締結手段を設けるとともに、押輪の周方向複数箇所の各々には、残管の外周面に喰込み可能な喰込み突起を備えた抜止め部材を装着するとともに、各抜止め部材と押輪との間には、両管部の相対離脱移動に連れて抜止め部材を管径方向内方側に喰込み移動させる喰込み誘導手段を設けてある残管継手構造。
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