JPH11108270A - 異管種接合用継ぎ輪 - Google Patents

異管種接合用継ぎ輪

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JPH11108270A
JPH11108270A JP26910497A JP26910497A JPH11108270A JP H11108270 A JPH11108270 A JP H11108270A JP 26910497 A JP26910497 A JP 26910497A JP 26910497 A JP26910497 A JP 26910497A JP H11108270 A JPH11108270 A JP H11108270A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
ring
polyethylene pipe
polyethylene
cast iron
Prior art date
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Pending
Application number
JP26910497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Sakurai
祥己 桜井
Tomokazu Kawakubo
知一 川久保
Shinsuke Kishida
晋輔 岸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH11108270A publication Critical patent/JPH11108270A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエチレン管と、ダクタイル管や塩化ビニ
ル管などの他種の管とを、所要の離脱防止性能を維持し
た状態で接合させることができる異管種接合用継ぎ輪を
得る。 【解決手段】 鋳鉄製の管体2の一端の受口3の内部に
ポリエチレン管5の挿口7を挿入する。ポリエチレン管
5の挿口7に外ばめされた押輪13の内周に環状溝22
を形成し、この環状溝22にはめ込まれた離脱防止用リ
ング24を、押輪13にねじ込まれるセットボルト26
によってポリエチレン管5の挿口7の外周に押圧させ
る。離脱防止用リング24は、セットボルト26によっ
てポリエチレン管5の挿口7の外周に押圧されたときに
このポリエチレン管5の挿口7の外周に食い込む刃部2
8を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異管種接合用継ぎ輪
に関する。
【0002】
【従来の技術】上水道向け排水管の新設管路として、今
後はポリエチレン管の採用が見込まれている。その場合
には、新設のポリエチレン管路の端部において、ダクタ
イル管や塩化ビニル管などの既設管路網との接続が必要
になる。
【0003】配水用ポリエチレン管は、一般に電気融着
によって接合されるため、管路の敷設後に管路全線が一
体構造となり、耐震性能を発揮する。このため、新設ポ
リエチレン管路の端部も、管路の途中部分と同等の性能
を持つ一体構造であることが必要である。すなわち、ポ
リエチレン管と他種の管とを接合するための継手には、
このポリエチレン管の材料の降伏強さに等しい応力が発
生する引張り力に耐える離脱防止性能を有することが要
求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリエチレン
管において、上述の電気融着による接合部では上記の離
脱防止性能を有するが、他種の管との接合部を構成する
異管種接合用継ぎ輪における機械的な継手では、このよ
うな離脱防止機能を付与したものが提案されていないの
が実情である。
【0005】そこで本発明は、ポリエチレン管と、ダク
タイル管や塩化ビニル管などの他種の管とを、所要の離
脱防止性能を維持した状態で接合させることができる異
管種接合用継ぎ輪を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、鋳鉄製の管体の一端および他端にそれぞれ受
口が形成され、前記受口とこの受口に挿入される他の管
の挿口との間のシール材が、挿口に外ばめされる鋳鉄製
の押輪によって圧縮され、前記一端の受口の内部にはポ
リエチレン管の挿口が挿入され、前記ポリエチレン管の
挿口に外ばめされた押輪の内周に環状溝が形成され、こ
の環状溝に離脱防止用リングがはめ込まれ、この離脱防
止用リングは、押輪にねじ込まれるセットボルトによっ
てポリエチレン管の挿口の外周に押圧され、前記離脱防
止用リングは、セットボルトによってポリエチレン管の
挿口の外周に押圧されたときに、このポリエチレン管の
挿口の外周に食い込む刃部を有するようにしたものであ
る。
【0007】このようなものであると、ポリエチレン管
を他種の管と接合するための継手を構成する機械的な接
合部に離脱防止機能が付与されることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1および図2において、1は本
発明にもとづく継ぎ輪であり、鋳鉄製の管体2の両端に
それぞれ受口3、4が形成された構成となっている。各
受口3、4の内部には、他の管5、6の挿口7、8が挿
入されている。管5はポリエチレン管であり、また管6
はダクタイル鋳鉄管や塩化ビニル管などである。以下、
管6はダクタイル鋳鉄管であるとして説明する。
【0009】ポリエチレン管5が挿入される受口3の開
口端の内周には、奥すぼまりのテーパ状のシール材圧接
面9が形成されている。またダクタイル鋳鉄管6が挿入
される受口4の開口端の内周には、同様に奥すぼまりの
テーパ状のシール材圧接面10であって、シール材圧接
面9よりも傾斜のきついものが形成されている。受口
3、4の開口端の外周には、フランジ11、11が形成
されている。
【0010】受口3、4の外側における挿口7、8の外
周には、押輪13、14が外ばめされている。これらの
押輪13、14は、図2に示すように周方向に沿って複
数が配置された管軸方向のT頭ボルト15とナット16
とによって受口3、4のフランジ11、11に締結され
ることで、受口3、4の圧接面9、10と挿口7、8の
外周面との間で環状のゴム製のシール材17、18を圧
縮し、それによって所要のシール機能を発揮させること
ができるように構成されている。ポリエチレン管5のた
めのシール材17は横断面が概略三角形状となるように
形成され、またダクタイル鋳鉄管6のためのシール材1
8は横断面が円形状となるように形成されている。
【0011】ダクタイル鋳鉄管6の挿入部において、シ
ール材18よりも奥側における受口4と挿口8との間に
は、ナイロン製のバックカバーリング19が設けられて
いる。またシール材18と押輪14との間には、同様に
ナイロン製であるフロントカバーリング20が設けられ
ている。すなわち、これらバックカバーリング19およ
びフロントカバーリング20でシール材18を挟み込む
ことによって、このシール材18を管軸方向の両面でバ
ックアップするように構成されている。
【0012】図1および図2に示すように、押輪13、
14の内周には、横断面が矩形状の周方向の環状溝2
2、23がそれぞれ形成されている。そして各環状溝2
2、23には、周方向ひとつ割りで横断面矩形状かつ締
まり勝手の鋼製の離脱防止用リング24、25がはめ込
まれている。押輪13、14には環状溝22、23に向
けてそれぞれセットボルト26が外周側から貫通状態で
ねじ込まれており、このセットボルト26の先端面が離
脱防止リング24、25の外面を押すことで、この離脱
防止リング24、25を挿口7、8の外周面に押圧させ
ることができるようにされている。セットボルト26
は、T頭ボルト15を避けた周方向の複数の位置に設け
られている。
【0013】図3および図4に詳細に示すように、離脱
防止リング24、25における管軸方向の一端部および
他端部の内周には、それぞれ周方向の刃部28が一体に
形成されている。各刃部28は、リング24、25の端
面と面一に形成された外面側の垂直面29と、この垂直
面29よりも内側に形成された傾斜面30とを有して、
横断面が内周側に向けて尖り形状となる三角形状に形成
されている。
【0014】このように三角形状に形成されることで、
刃部28は、上述のように離脱防止リング24、25が
セットボルト26によって押されたときに、挿口7、8
の外周面に食い込んだ状態となる。図4において、31
は食い込み代を示す。
【0015】図1に示すように、ポリエチレン管5は、
ダクタイル鋳鉄管6と同口径であっても、その肉厚が大
きくなるように形成されている。したがって、ポリエチ
レン管5とダクタイル鋳鉄管6とでは、その外径が相違
し、図示のようにポリエチレン管5の方が外径が大きく
なる。管体2は、このような両管5、6の外径差に対応
したテーパ部32が形成されている。
【0016】ポリエチレン管5は、図示のようにダクタ
イル鋳鉄管6よりも大きな肉厚で形成しても、このダク
タイル鋳鉄管6程度の強度には達しづらい。そこで、シ
ール材17や離脱防止リング24から径方向の力を受け
る挿口7の部分におけるポリエチレン管5には、その剛
性を内面から補強するための金属製のインナーコア33
が内ばめされている。このインナーコア33は、管内水
に接するために防食上の観点からステンレス材などによ
って形成され、その一端にはフランジ34が形成されて
いる。このフランジ34が挿口7の端面に接すること
で、インナーコア33が管軸方向に位置決めされるよう
に構成されている。
【0017】このような構成の継ぎ輪1の受口3、4
と、ポリエチレン管5およびダクタイル鋳鉄管6の挿口
7、8とを接合する際には、あらかじめ挿口7、8に押
輪13、14とシール材17、18とを外ばめしてお
く。押輪13、14は、環状溝22、23に離脱防止リ
ング24、25を装着した状態で挿口7、8に外ばめし
ておく。また挿口8にはバックカバーリング19および
フロントカバーリング20も外ばめしておく。そして、
その状態で挿口7、8を受口3、4の内部に挿入する。
【0018】次に、T頭ボルト15とナット16とによ
って押輪13、14を受口3、4のフランジ11に締結
する。すると、この押輪13、14によってシール材1
7、18が圧縮される。またセットボルト26を押輪1
3、14にねじ込むことで、離脱防止リング24、25
を径方向の内向きに押圧し、刃部28を挿口7、8の外
周面に食い込ませる。これにより食い込み代31を確保
することで、離脱防止リング24、25と挿口7、8と
が一体化され、所要の離脱防止機能が達成される。
【0019】すなわち、受口3、4と挿口7、8との間
に所要の離脱防止機能が付与された状態で、継ぎ輪1を
介して、ポリエチレン管5がダクタイル鋳鉄管6と接合
されることになる。
【0020】継手部に離脱力が作用して挿口7、8が抜
け出し始めると、図5に示すように、抜け出し方向側の
刃部28、すなわち受口3、4から遠い側の刃部28
が、傾斜面30の作用によって径方向の外向きに持ち上
がる。すると、図6に示すように、セットボルト26の
先端を中心として離脱防止リング24、25に回転力3
5が作用し、反対側すなわち受口3、4に近い側の刃部
28の食い込み代31が増大して、離脱防止力が増大す
ることになる。その結果、確実な離脱防止効果を達成可
能となる。
【0021】なお、離脱防止リング24、25は、ポリ
エチレン管5に用いるものとダクタイル鋳鉄管6に用い
るものとを共用可能で、その場合には一種類の離脱防止
リングを準備するだけで足りる。したがって、ポリエチ
レン管5とダクタイル鋳鉄管6とで、離脱防止機能を達
成するための機構を共通させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によると、鋳鉄製の
管体の一端の受口の内部にポリエチレン管の挿口を挿入
し、このポリエチレン管の挿口に外ばめされた押輪の内
周に環状溝を形成し、この環状溝にはめ込まれた離脱防
止用リングを、押輪にねじ込まれるセットボルトによっ
てポリエチレン管の挿口の外周に押圧させ、前記離脱防
止用リングが、セットボルトによってポリエチレン管の
挿口の外周に押圧されたときに、このポリエチレン管の
挿口の外周に食い込む刃部を有するようにしたため、ポ
リエチレン管を他種の管と接合するための継手を構成す
る機械的な接合部に離脱防止機能が付与された構造の継
ぎ輪を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の異管種接合用継ぎ輪の縦
断面図である。
【図2】図1に示された継ぎ輪の横断面図である。
【図3】図1における押輪および離脱防止リングを拡大
して示す図である。
【図4】図3における要部を拡大して示す図である。
【図5】離脱防止リングの刃部の働きを説明するための
図である。
【図6】離脱防止リングによる離脱防止機能を説明する
ための図である。
【符号の説明】
2 管体 3 受口 4 受口 5 ポリエチレン管 6 ダクタイル鋳鉄管 7 挿口 8 挿口 13 押輪 14 押輪 22 環状溝 23 環状溝 24 離脱防止リング 25 離脱防止リング 26 セットボルト 28 刃部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳鉄製の管体の一端および他端にそれぞ
    れ受口が形成され、前記受口とこの受口に挿入される他
    の管の挿口との間のシール材が、挿口に外ばめされる鋳
    鉄製の押輪によって圧縮され、前記一端の受口の内部に
    はポリエチレン管の挿口が挿入され、前記ポリエチレン
    管の挿口に外ばめされた押輪の内周に環状溝が形成さ
    れ、この環状溝に離脱防止用リングがはめ込まれ、この
    離脱防止用リングは、押輪にねじ込まれるセットボルト
    によってポリエチレン管の挿口の外周に押圧され、前記
    離脱防止用リングは、セットボルトによってポリエチレ
    ン管の挿口の外周に押圧されたときに、このポリエチレ
    ン管の挿口の外周に食い込む刃部を有することを特徴と
    する異管種接合用継ぎ輪。
JP26910497A 1997-10-02 1997-10-02 異管種接合用継ぎ輪 Pending JPH11108270A (ja)

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JP (1) JPH11108270A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020018915A (ko) * 2000-09-05 2002-03-09 나명환 내진형 배수배관용 이음장치
JP2010138964A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Sekisui Chem Co Ltd 電気融着継
JP2010203516A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Kurimoto Ltd 管継手構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020018915A (ko) * 2000-09-05 2002-03-09 나명환 내진형 배수배관용 이음장치
JP2010138964A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Sekisui Chem Co Ltd 電気融着継
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