JP4861053B2 - 継手体の接続方法 - Google Patents
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Description
弾性を有するシール部材が内面に周方向に沿って設けられている受口に、挿口を挿入する挿入工程と、前記受口の内面と前記挿口の外面との間隙を、前記シール部材にて水密的に密封する密封工程と、から少なくとも構成されている継手体の接続方法であって、
前記シール部材が、前記受口の内面に周方向に沿って形成される凹部に嵌合される嵌合部と、前記嵌合部よりも管軸方向に対して前記受口の内方に位置し、前記間隙を水密的に密封するバルブ部と、前記嵌合部及び前記バルブ部の間に介在し、内周面が前記管軸に対して略平行に形成されている中間部と、からなり、
前記中間部は、前記バルブ部よりも、前記管軸に対して直交方向において肉薄に形成されており、該中間部の外面が前記受口の内面との間に空隙を形成するとともに、該中間部の内面が前記受口の内方に挿入される前記挿口の外面と近接するように形成されており、
前記バルブ部は、該バルブ部が圧縮されない状態において、前記管軸に対して直交方向の前記バルブ部の寸法が前記受口の内面と前記挿口の外面との間の寸法よりも大きく形成されており、前記受口の内方に挿入される前記挿口の外面により圧縮されることで、前記空隙に向けて膨出し前記間隙を密封するように形成されており、
前記シール部材がゴム体からなり、前記嵌合部及び前記中間部のゴム硬度が、少なくとも前記バルブ部のゴム硬度よりも大きく成形されており、
前記挿入工程において、前記挿口の外面が、前記嵌合部及び前記中間部を圧縮することなく前記受口の内方に挿入され、前記密封工程において、前記挿口の外面が、前記バルブ部を圧縮して前記間隙を密封するようになっており、
前記受口の外端近傍に、前記受口の外周面に形成されるボルト孔に螺挿される押し込みボルト及び該押し込みボルトの先方に固定つめが、前記押し込みボルトと前記シール部材のバルブ部とが管軸方向に少なくとも前記中間部の長さ離間して設けられており、
前記密封工程の後、更に前記押し込みボルト及び固定つめにより、前記受口と前記挿口とを固定的に接続する固定工程が構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、嵌合部及び中間部のゴム硬度が、バルブ部よりも大きく成形されており、挿入工程において、受口に挿入される挿口の外面が、嵌合部若しくは中間部に当接しても、嵌合部若しくは中間部をほとんど圧縮することがないため、挿口の外面により嵌合部が凹部からずれることなく、しっかりと嵌合された状態で、挿口が受口の内方に挿入されるばかりか、密封工程において、ゴム硬度のより小さいバルブ部をスムーズに圧縮することができる。
また、密封工程の後、固定工程において、押し込みボルトにより前記受口と前記挿口とを固定的に接続するために、受口若しくは挿口に、外力若しくは内圧が加わった場合でも、継手体の密封性を安定的に維持できる。
また、挿入工程若しくは密封工程において、押し込みボルトが螺入されない状態にて、押し込みボルトが邪魔にならないように、挿口を受口の内面に挿入することができる。
更に、押し込みボルトの先方に固定つめが設けられているために、接続された受口と挿口とが、管軸方向に互いに離間するように外力が加わった場合でも、受口と挿口との密封性がさらに維持される。
また、中間部の内周面が、管軸に対して略平行に形成されているため、挿入工程において、中間部が、挿口の外面により管軸と直交方向に圧縮されることなく、密封工程において、バルブ部のみを管軸に対して直交方向に圧縮して受口内面と挿口外面との間隙を密封できるばかりか、シール部材の成形もし易い。
また、中間部寄りにおけるバルブ部外面と継手部内面との間に空隙が形成され、若しくは中間部内面と先端部外面との間に空隙が形成され、密封工程において、バルブ部が圧縮された場合にこれら空隙に向かって膨出するため、バルブ部の圧縮に要する抵抗が小さい。
前記受口が、管軸に沿って少なくとも一部に曲部を有する曲管の両端側において形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、受口が曲管の両端側に形成されており、曲管のいずれの端部においても継手体を構成できるため、曲管の曲部の形成される位置若しくは曲部の方向に関わらず、密封状態において継手体に外力が加わった場合に、管軸に対して直交方向の継手体の動きが制限され、継手体の密封性を維持できる。
前記バルブ部は、圧縮がされない状態において断面形状が略円形に形成された、リング体で構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、バルブ部の断面形状が圧縮されない状態において略円形に形成されたリング体で構成されているので、密封工程においてバルブ部が圧縮される場合に、圧縮による応力がバルブ部周面に均等に負荷されるため、受口内面と挿口外面との間隙が安定的に密封される。
前記挿口の先端近傍の外周面が、前記先端に向かって縮径するテーパ面に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、受口の内方に挿入される挿口の先端近傍の外面がテーパ面に形成されているので、密封工程において、挿口の挿入とともにバルブ部を徐々に受口内面方向に向かって均質に押圧するため、バルブ部がスムーズに受口内面と挿口外面との間隙内で圧縮されて、該間隙を確実に密封できる。
2 エルボ管(曲管)
3 埋設物
5 継手部(受口)
5a 凹部
5b ボルト孔
6 管部
7 リング溝
7a 傾動止面
8、8’ シール部材
8a 嵌合部
8b 中間部
8c、8c’ バルブ部
8c’1 テーパ面
9 押し込みボルト(固定部材)
10 固定つめ(固定部材)
10a 尖鋭刃
11 直管
12 先端部(挿口)
12a テーパ面
13 ベンド管
23 固定つめ
23a 尖鋭刃
23b 球面凹状部
24 押し込みボルト
24a 球面凸状部
25 リング溝
25a 傾動止面
33 固定つめ
33a 尖鋭刃
34 押し込みボルト
35 リング溝
35a 傾動止面
43 固定つめ
43a 尖鋭刃
43c 傾斜面
44 押し込みボルト
44b 平面部
45 リング溝
45b 移動止面
53 固定つめ
53a 尖鋭刃
53d 雌ねじ部
54 押し込みボルト
54c 大径部
54d 雄ねじ部
55 リング溝
55b 移動止面
55c 傾斜面
55d 長孔
C 管軸
K、K’ 空隙
Claims (4)
- 弾性を有するシール部材が内面に周方向に沿って設けられている受口に、挿口を挿入する挿入工程と、前記受口の内面と前記挿口の外面との間隙を、前記シール部材にて水密的に密封する密封工程と、から少なくとも構成されている継手体の接続方法であって、
前記シール部材が、前記受口の内面に周方向に沿って形成される凹部に嵌合される嵌合部と、前記嵌合部よりも管軸方向に対して前記受口の内方に位置し、前記間隙を水密的に密封するバルブ部と、前記嵌合部及び前記バルブ部の間に介在し、内周面が前記管軸に対して略平行に形成されている中間部と、からなり、
前記中間部は、前記バルブ部よりも、前記管軸に対して直交方向において肉薄に形成されており、該中間部の外面が前記受口の内面との間に空隙を形成するとともに、該中間部の内面が前記受口の内方に挿入される前記挿口の外面と近接するように形成されており、
前記バルブ部は、該バルブ部が圧縮されない状態において、前記管軸に対して直交方向の前記バルブ部の寸法が前記受口の内面と前記挿口の外面との間の寸法よりも大きく形成されており、前記受口の内方に挿入される前記挿口の外面により圧縮されることで、前記空隙に向けて膨出し前記間隙を密封するように形成されており、
前記シール部材がゴム体からなり、前記嵌合部及び前記中間部のゴム硬度が、少なくとも前記バルブ部のゴム硬度よりも大きく成形されており、
前記挿入工程において、前記挿口の外面が、前記嵌合部及び前記中間部を圧縮することなく前記受口の内方に挿入され、前記密封工程において、前記挿口の外面が、前記バルブ部を圧縮して前記間隙を密封するようになっており、
前記受口の外端近傍に、前記受口の外周面に形成されるボルト孔に螺挿される押し込みボルト及び該押し込みボルトの先方に固定つめが、前記押し込みボルトと前記シール部材のバルブ部とが管軸方向に少なくとも前記中間部の長さ離間して設けられており、
前記密封工程の後、更に前記押し込みボルト及び固定つめにより、前記受口と前記挿口とを固定的に接続する固定工程が構成されていることを特徴とする継手体の接続方法。 - 前記受口が、管軸に沿って少なくとも一部に曲部を有する曲管の両端側において形成されている請求項1に記載の継手体の接続方法。
- 前記バルブ部は、圧縮がされない状態において断面形状が略円形に形成された、リング体で構成されている請求項1または2に記載の継手体の接続方法。
- 前記挿口の先端近傍の外周面が、前記先端に向かって縮径するテーパ面に形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の継手体の接続方法。
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2006
- 2006-05-18 JP JP2006138411A patent/JP4861053B2/ja active Active
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