JPH025176Y2 - - Google Patents

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JPH025176Y2
JPH025176Y2 JP1984134163U JP13416384U JPH025176Y2 JP H025176 Y2 JPH025176 Y2 JP H025176Y2 JP 1984134163 U JP1984134163 U JP 1984134163U JP 13416384 U JP13416384 U JP 13416384U JP H025176 Y2 JPH025176 Y2 JP H025176Y2
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socket
collar
groove
ring
annular
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JP1984134163U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は一方の管の受口に他方の管の挿口を
挿入して両管を接合する形式の管継手、特に挿口
が受口から抜け出すのを防止するロツクリングを
受口部に有する離脱防止管継手に関するものであ
る。
(従来の技術) この種管継手として特開昭53−113818号公報に
開示されたものがある。これは第1図に示すよう
に、一方の管1aの受口2aの内周面に設けた環
状の受口溝3aと、他方の管4aの挿口5aの外
周面に設けた環状の挿口溝6aとの間に、両管1
a,4aの抜け出しを防止するための、円周方向
1つ割りで、径が拡縮可能なロツクリング7aを
嵌合し、受口2aの外方からセツトボルト12a
によりロツクリング7aを挿口5a方向へ押圧し
て挿口溝6aとの係合をよりよく図り両管を接合
している。8aは受口2aの開口端の内周面と挿
口5aの外周面との間に介装されたシール部材、
9aは押輪、10aはT頭ボルト、11aはナツ
ト、13aはシールキヤツプ、14aはシールリ
ングである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記のものはシール部材8aを
押輪9a等で押圧する関係上、ロツクリング7a
をシール部材8aよりも挿口5aの先端側、すな
わち受口2aの奥端側に設けなければならず、そ
のためロツクリング7aを押圧するセツトボルト
12aの位置が管内水圧を直接受けることとな
り、配管施工中や施工後にシールキヤツプ13a
がゆるんだり、何らかの傷害物に当ると、シール
キヤツプが変形してセツトボルト12aの螺合部
から管内水の漏れを生ずる虞れがあるという問題
点がある。
そこで、この考案は前記のような問題点を解決
するために、受口部にロツクリングを有し、かつ
受口外方からロツクリングを押圧するセツトボル
トを具えたメカニカル管継手において、ロツクリ
ング押圧用セツトボルトの螺合部でのシール機能
を必要としないで、管内からの漏水の発生をなく
することを技術的課題とする。
(問題点を解決するための手段) 前記受口の奥端側内周面と挿口の先端側外周面
との間に環状のシール部材を介装し、受口におい
て前記シール部材より先端側の内周面に環状の受
口溝を設け、この受口溝に受口の外周から螺合さ
れて達するロツクリング押圧用のセツトボルトを
受口の円周方向に所定間隔で複数個設け、前記受
口溝と対向する挿口の外周面に環状の挿口溝を設
け、該挿口溝のある挿口の外周に、円周方向1つ
割りで、径が拡縮可能な押輪用カラーを、その一
端面をシール部材に当接させて嵌挿し、このカラ
ーの内周面に挿口溝に嵌入して係止する係止突部
を設け、かつ外周面に環状段部を設け、この環状
段部と受口溝との間に、円周方向1つ割りで、径
が拡縮可能となつていて、カラーがシール部材と
反対側へ移動するのを阻止するロツクリングを嵌
合し、前記カラーを、受口端と対向する位置に配
置され、カラーの他端面と係合した押輪を介して
締結部材によつてシール部材側に押圧固定したこ
とである。
(作用) 前記においてはシール部材が受口の奥端側内周
面と挿口の先端側外周面との間に介装され、かつ
カラーで押圧されており、しかもロツクリングを
押圧するセツトボルトの位置が受口において前記
シール部材より先端側の位置に配置され、管内水
圧を受けることがない構造となつているため、セ
ツトボルトの螺合部でのシール機構を不要として
も、従来のようにセツトボルトの螺合部から管内
水の漏れが生ずることはなく、高水密性を保持す
ることができる。なお、受口と挿口の抜け出し防
止は、他方の管の挿口の挿口溝と、一方の管の受
口を臨んで配設されたカラーの係止突部との係止
によつて行なわれ、従来同様に損なわれることは
ない。
(考案の効果) この考案は前記のように両管の抜け出しを防止
するために、挿口の挿口溝と係止突部において係
止するカラーが、環状段部によつて係合するロツ
クリングによつてシール部材と反対側に移動する
のを阻止されているとともに、その他端面で押輪
と係合して同様に同方向の移動が阻止されること
となり、挿口溝との係止力が極めて強固となる。
したがつて、仮りに前記2個所(押輪とカラー・
ロツクリングとカラー)の係合のうち1個所に不
具合をを生じても、カラーの係止突部による挿口
溝との係合およびシール部材への押圧を維持する
ことが可能で、管の抜け出しに対する安全性が高
く、かつシール部材位置でのシール性を損なうこ
とはない。また、従来のものはシールキヤツプが
必要なため、シールリングの当接する受口の外周
面を機械加工などによつて平滑にしなければなら
ないが、この考案ではシールキヤツプを必要とし
ないため、このような加工が不要となつて製作費
が安価となる。さらに、カラーは押輪とは別体と
なつており、構造が簡単で、製作が容易であると
いう幾多のすぐれた利点がある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を説明する。
第2図において、一方の管1の受口2の奥端側
内周面と、他方の管4の挿口5の先端側外周面と
の間にはシール部材8が介装されている。シール
部材8よりも挿口5の基端側外周面には従来の挿
口溝よりも巾広の環状の挿口溝6が設けられ、該
挿口溝と対向する受口2の先端側内周面には従来
とほぼ同様の環状の受口溝3が設けられている。
挿口溝6のある挿口5の外周には、円周方向1つ
割りで、径方向に拡縮可能となつている押輪用カ
ラー15が、その一端面をシール部材8に当接さ
せて嵌挿されている。カラー15の内周面には挿
口溝6に嵌入して係止する係止突部16が設けら
れ、外周面には環状段部17が設けられている。
9は挿口5の外周に嵌挿されたリング状の押輪
で、受口端と対向する位置に配設されている。押
輪9の内周端部には環状の切欠部18が設けら
れ、該切欠部をカラー15の他端面に係合させる
ことによりカラー15を押圧するようになつてい
る。カラー15の段部17と受口溝3との間に
は、円周方向1つ割りで、径方向に拡縮可能なロ
ツクリング7が嵌合されている。ロツクリング7
は受口2の円周方向に所定間隔で複数個設けたセ
ツトボルト12によつて内径側、すなわちカラー
15の段部17側に押圧され、カラー15と係合
するようになつている。10は受口端に設けられ
た植込ボルト、11はナツトである。
前記において、一方の管1の受口2と他方の管
4の挿口5とを接合するには、まず管4の挿口5
に押輪9、カラー15及びシール部材8を順次そ
の先端側から嵌挿し、カラー15の突部16を挿
口溝6内に嵌入させる。しかる後、前記押輪9な
どを装備した挿口5を、受口溝3にロツクリング
7を拡開した状態で装着した受口2に挿入する。
そして、植込ボルト10を押輪9のボルト孔に挿
入するようにしたうえで、このボルト孔から突出
したボルト10にナツト11を螺合して締結す
る。このボルトナツトによる締結によつてシール
部材8はカラー15を介して押輪9によつて押圧
される。一方ロツクリング7をセツトボルト12
によつてカラー15の段部16側に押圧し、ロツ
クリング7とカラー15とを係合させ、これによ
つて両管1,4の接合は終了する。
前記のような接合状態において両管1,4に抜
け出し力が働くと、管4の挿口5は受口溝6の溝
端面がカラー15の突部16に係止するまでは受
口2と離脱する方向にわずかに移動するも、一且
係止すると、両管1,4はその抜け出しが確実に
防止される。しかも、この際、カラーは環状段部
17を介して受口溝3に嵌合されたロツクリング
7に係合するとともに、ボルトナツト10,11
を介して受口溝に固定された押輪9とその他端面
において係合するため、係止突部と挿口溝との係
止力が極めて強固で、安全なものとなる。また、
シール部材8がカラー15を介して押輪9によつ
て押圧され、挿口5の先端側、すなわち受口2の
奥端側に配設されているため、管内水を該シール
部材8の位置で完全にシールできる。
第3図は別の実施例を示し、この実施例におい
ては植込みボルト10に代え、セツトボルト12
間の受口2の円周方向に所定間隔で複数個のT頭
ボルト20を設けた点で前記実施例と相違し、そ
の他の部分の構成及び作用はほぼ同様となつてい
るので、同様の部分には同一符号を対して説明を
省略する。
第4図はさらに別の実施例を示し、この実施例
においてはセツトボルトを廃止した点で前記各実
施例と基本的に相違する。すなわち、受口2の円
周方向に受口溝3の溝底部を貫通するボルト孔2
2を所定間隔で複数個設け、該ボルト孔に大小径
部23,24がテーパ部25によつて連設された
径違いT頭ボルト26を装着し、接合時T頭ボル
ト26のテーパ部25を経て大径部23によつて
ロツクリング7をカラー15の段部17側に押圧
し、ロツクリング7とカラー15とを係合させる
ようにしたものである。尚、このものの接合に際
しては、ボルト孔22へのT頭ボルト26の装着
の前に、例えば径の細い他のT頭ボルトを適宜の
数のボルト孔22へ等間隔で予め装着してナツト
11との間で締結し、カラー15を介して押輪9
によつてシール部材8を押圧するとともに、ロツ
クリング7がカラー15と係合可能な状態とした
うえ、残りのボルト孔22へT頭ボルト26を装
着する一方、前記細径のT頭ボルトも順次T頭ボ
ルト26に変更することによつて締結する。この
実施例では前記のようにセツトボルトがいらなく
なるから、該ボルト用の孔あけが不要となり、受
口2の加工や接合作業が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の管継手の1例を示す縦断面図、
第2図はこの考案の実施例を示す縦断面図、第3
図は別の実施例を示す縦断面図、第4図はさらに
別の実施例を示す縦断面図である。 1……一方の管、2……受口、3……受口溝、
4……他方の管、5……挿口、6……挿口溝、7
……ロツクリング、8……シール部材、9……押
輪、10……植込ボルト、11……ナツト、12
……セツトボルト、15……押輪用カラー、16
……係止突部、17……環状段部、18……切欠
部、20……T頭ボルト、22……ボルト孔、2
6……径違いT頭ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の管の受口に他方の管の挿口を挿入して両
    管を接合する管継手において、前記受口の奥端側
    内周面と挿口の先端側外周面との間に環状のシー
    ル部材を介装し、受口において前記シール部材よ
    り先端側の内周面に環状の受口溝を設け、この受
    口溝に受口の外周から螺合されて達するロツクリ
    ング押圧用のセツトボルトを受口の円周方向に所
    定間隔で複数個設け、前記受口溝と対向する挿口
    の外周面に環状の挿口溝を設け、該挿口溝のある
    挿口の外周に、円周方向1つ割りで、径が拡縮可
    能な押輪用カラーを、その一端面をシール部材に
    当接させて嵌挿し、このカラーの内周面に挿口溝
    に嵌入して係止する係止突部を設け、かつ外周面
    に環状段部を設け、この環状段部と受口溝との間
    に、円周方向1つ割りで、径が拡縮可能となつて
    いて、カラーがシール部材と反対側へ移動するの
    を阻止するロツクリングを嵌合し、前記カラー
    を、受口端と対向する位置に配置され、カラーの
    他端面と係合した押輪を介して締結部材によつて
    シール部材側に押圧固定したことを特徴とする離
    脱防止管継手。
JP1984134163U 1984-09-04 1984-09-04 Expired JPH025176Y2 (ja)

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JPS6149192U JPS6149192U (ja) 1986-04-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999011852A1 (fr) * 1997-09-02 1999-03-11 Hoei Sen-I Co., Ltd. Produits sans couture de tricot a mailles jetees

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JPS5465421U (ja) * 1977-10-18 1979-05-09

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US6305196B1 (en) 1997-09-02 2001-10-23 Hoei Sen-I Co., Ltd. Seamless warp knitted goods

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JPS6149192U (ja) 1986-04-02

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