JP2576560Y2 - コルゲート管の継手の接続構造 - Google Patents

コルゲート管の継手の接続構造

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JP2576560Y2
JP2576560Y2 JP1992093090U JP9309092U JP2576560Y2 JP 2576560 Y2 JP2576560 Y2 JP 2576560Y2 JP 1992093090 U JP1992093090 U JP 1992093090U JP 9309092 U JP9309092 U JP 9309092U JP 2576560 Y2 JP2576560 Y2 JP 2576560Y2
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corrugated pipe
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光雄 利部
孝蔵 宮沢
昇 長谷川
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Toyo Kagaku Co Ltd
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Toyo Kagaku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、継手のフランジ部同士
を固着することによってコルゲート管を接続する継手の
接続構造に関し、特にコルゲート管接続工事の際の邪魔
となるフランジ部の突出を最小限に抑えたコルゲート管
の継手の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコルゲート管の継手の接
続構造としては、継手の耐久性、防水性などについて種
々の手段が考慮されたものが知られており、例えば実公
平2−38153号公報や図2に示すようなコルゲート
管の長手方向に沿って固着する構造が知られている。な
お、図2において、符号Cはコルゲート管、Tは継手、
Pはパッキン、Bはボルト、Nはナットである。
【0003】ここで、このような継手の接続構造にあっ
ては、ボルトBとナットNを締結するために突出してい
るフランジ部が必要不可欠である。しかしながら、コル
ゲート管から突出した該フランジ部は、コルゲート管接
続工事の際に作業者の足を引っ掻けたりして邪魔になる
という課題がある。また、接続する際に接続部と他の部
分で高さが異なり該接続部に傾きが生じるため、コルゲ
ート管同士を直線状に連結するのが困難であるという課
題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案者は上
記課題を解決するために鋭意研究の結果、フランジ部の
外径を可能な限り短くする一方、フランジ部が配設され
る継手の円筒部の外径を可能な限り小さくすることによ
り上記課題を解決できることを見出だし、本考案を完成
した。
【0005】したがって、本考案の目的は上記従来のコ
ルゲート管の接続構造における課題を解決すべく考案さ
れたものであって、コルゲート管の継手の接続作業が安
全で時間が短く、更にコルゲート管同士をより直線状に
連結することができるコルゲート管の継手の接続構造を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段】本考案は上記に鑑み考案された
ものであって、長手方向端縁同士を近接対峙させたコル
ゲート管と、円筒部と該円筒部の端縁に周設されるフラ
ンジ部を有し該円筒部を前記コルゲート管の胴部外周に
周設し前記フランジ部同士を近接対峙させた継手と、周
方向と径方向に沿ってそれぞれ2又は3以上分割されつ
つ全体でリング状に形成されると共に断面略コ字状に形
成され該断面略コ字状の凹部を前記フランジ部の外周に
嵌合したクランプと、該クランプのコルゲート管の長手
方向に沿って穿設された孔に固定具を挿通固着したコル
ゲート管の継手の接続構造において、上記円筒部が小外
径部と大外径部で構成され、該大外径部の内壁がコルゲ
ート管と接続し、前記小外径部の内壁がコルゲート管と
接続されず、上記フランジ部の外周に周設される上記ク
ランプの外径が前記大外径部の外径と同一又はそれ以上
になるよう構成されたことを特徴とするコルゲート管の
継手の接続構造である。
【0007】上記円筒部の小外径部の内壁がコルゲート
管と接続されないのは、コルゲート管の外径には凹凸が
あり接続されていると上記クランプや上記固定具の配設
空間が存在しなくなる場合があるためであり、積極的に
該配設空間を設けるためである。
【0008】上記フランジ部の外周に周設される上記ク
ランプの外径が前記大外径部の外径と同一又はそれ以上
になるよう構成されるのは、該クランプの外径がフラン
ジ部の最大外径となるため、この外径を制限することに
より継手の存在により生じる突出部を消滅させるためで
ある。なお、固定具の長さの必要上、前記配設空間の長
さより長くなってしまう場合、該クランプの孔を前記大
外径部の外径より外側に位置させることができるのも勿
論のことである。
【0009】また、上記クランプは、周方向と径方向に
沿ってそれぞれ2又は3以上分割されつつ全体でリング
状に形成されると共に断面略コ字状に形成されるもので
あるが、この分割された部品の組み合わせは全ての部品
が結合時に嵌合し合うよう構成されていればよく、例え
ば、リングの外周の周方向に沿った中央で分離させると
共にリングの仮想中心点から対称に1又は2以上に分離
されたものなどがある。なお、該クランプの断面コ字状
の端部に内側に突出する突起部を設け、上記フランジ部
に蟻溝を設け、該突起部と該蟻溝同士を予め係合させて
該クランプをみだりに動かなくすることにより、該クラ
ンプの固定作業の短縮化が図れる。
【0010】前記クランプの断面略コ字状の凹部を継手
接続の際に当接される一対の前記フランジ部同士が形成
する凸部に嵌合して固定させる手段としては、ボルトと
ナット、ビス等によるネジ止めやリベット等による固着
等がある。
【0011】なお、本考案にかかる継手同士を当接する
場合、該継手のフランジ部同士の間にゴム系のパッキン
やOリングを採用できるのは勿論のことである。また、
継手とコルゲート管の接続にあっては、機械的なネジ止
めやボルト止めの他、化学的な融着やRIM成型による
固着等がある。
【0012】
【作用】本考案は、上記コルゲート管の長手方向端縁に
接続された継手同士を接続する際に該継手のフランジ部
を周方向と径方向に沿ってそれぞれ2又は3以上分割さ
れた断面略コ字状のクランプを嵌合させ、該クランプの
集合体をネジ止め等で圧着することによりコルゲート管
の継手同士の圧着が行われる。
【0013】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は、本考案に係るコルゲート管の
継手の接続構造の一実施例の主要部の拡大断面を示した
説明図であり、図2は本実施例の構成要素の一つである
クランプの斜視図である。なお、全体的な図は、本考案
の特徴を除けば上述の図3と略同様である。
【0014】本実施例のコルゲート管の継手の接続構造
は、図1に示すように、コルゲート管C、Cの長手方向
端縁が対峙され、該コルゲート管C、Cの長手方向端縁
の胴部外周には円筒部2、2と該円筒部2、2の端縁に
周設されるフランジ部3、3を有する継手1、1がRI
M成型により固着されている。また、上記円筒部2、2
には小外径部21、21と大外径部22、22が設けら
れ、該大外径部22の内壁がコルゲート管Cと接続され
前記小外径部21の内壁がコルゲート管Cと接続されな
いでいる。そして、継手1のフランジ部3、3には周方
向と径方向に沿ってそれぞれ二分割された環状のクラン
プ4、4(図2参照)が周設されている。
【0015】ここで、上記フランジ部3の外周に周設さ
れる上記クランプ4の外径は前記大外径部22の外径よ
り大きく、クランプ4に穿設された孔H、H、…の開口
軸を仮想的に延長した場合、その軸は全て前記円筒部2
2の外側を通るように構成されている。
【0016】また、該クランプ4、4の孔H、H、…に
は固定具としてのボルトB、B、…が挿通され、さらに
該ボルトB、B、…にはナットN、N、…が係合されて
いる。このボルトB、B、…とナットN、N、…の締め
付けにより、また、前記継手1、1の間に介在されたパ
ッキン(図示省略)により、継手1、1同士は圧着され
コルゲート管の継手の接続構造として水密性が生じてい
る。
【0017】ここで、本実施例に係るコルゲート管の継
手の接続構造の作用を説明する。RIM成型により継手
1、1をその長手方向端縁の胴部外周に配設する。な
お、この成型にあっては上記大外径部22だけ接続され
上記小外径部21は接続されない。次に該継手1、1の
フランジ部3、3の端面同士を対峙させる。このとき、
フランジ部3、3の間にゴム製のパッキン(図示省略)
を介在させる。対峙させたフランジ部3、3にクランプ
4、4を周設させ、片側のクランプ4を回動させること
により該クランプ4にある孔H、H、…をコルゲート管
の長手方向に沿って連通させる。連通した孔H、H同士
にボルトBを挿通し、該ボルトBにナットNを係合させ
て締めつけることにより、継手1、1同士を係合させ、
コルゲート管の継手の接続が完了する。
【0018】なお、前記クランプ4は、図1(B)に示
すように、周方向と径方向にそれぞれ二分割されてお
り、フランジ部3の外周に配設される際には一旦分割し
たクランプ4をフランジ部3に当接すると共に組み立
て、クランプ4の径方向への分割端縁に設けられた係合
部(図示省略)同士を係合させることにより安定的に位
置固定されている。クランプ4は位置固定されていても
継手1上で回動自在であり、片側のクランプ4を回動す
ることによりクランプ4にある孔H、H、…の連通が自
在となっている。
【0019】本実施例にあっては、上記フランジ部の外
周に周設される上記クランプの外径が、ボルト挿通用の
孔を上記円筒部の大外径部より外側に位置する条件下で
コルゲート管の継手部分の突出部の突出を最低限に抑
え、、これにより、コルゲート管の継手の接続作業が安
全で時間が短く、更にコルゲート管同士をより直線状に
連結することができ、さらに長いボルトであっても本考
案にかかるコルゲート管の継手接続構造用のの固定具と
して対応できるという効果を有する。
【0020】
【考案の効果】本考案は、長手方向端縁同士を近接対峙
させたコルゲート管と、円筒部と該円筒部の端縁に周設
されるフランジ部を有し該円筒部を前記コルゲート管の
胴部外周に周設し前記フランジ部同士を近接対峙させた
継手と、周方向と径方向に沿ってそれぞれ2又は3以上
分割されつつ全体でリング状に形成されると共に断面略
コ字状に形成され該断面略コ字状の凹部を前記フランジ
部の外周に嵌合したクランプと、該クランプのコルゲー
ト管の長手方向に沿って穿設された孔に固定具を挿通固
着したコルゲート管の継手の接続構造において、上記円
筒部が小外径部と大外径部で構成され、該大外径部の内
壁がコルゲート管と接続し、前記小外径部の内壁がコル
ゲート管と接続されず、上記フランジ部の外周に周設さ
れる上記クランプの外径が前記大外径部の外径と同一又
はそれ以上になるよう構成されたことを特徴とし、これ
によりコルゲート管の継手の接続作業が安全で時間が短
く、更にコルゲート管同士をより直線状に連結すること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコルゲート管の継手の接続構造の
一実施例の主要部の拡大断面を示した説明図である。
【図2】本実施例の構成要素の一つであるクランプの斜
視図である。
【図3】従来のコルゲート管の継手接続構造を示した断
面図である。
【符号の説明】
1 継手 2 円筒部 3 フランジ部 4 クランプ B 固定具 C コルゲート管 H 孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向端縁同士を近接対峙させたコル
    ゲート管(C、C)と、円筒部(2)と該円筒部(2)
    の端縁に周設されるフランジ部(3)を有し該円筒部
    (2)を前記コルゲート管(C、C)の胴部外周に周設
    し前記フランジ部(3)同士を近接対峙させた継手
    (1、1)と、周方向と径方向に沿ってそれぞれ2又は
    3以上分割されつつ全体でリング状に形成されると共に
    断面略コ字状に形成され該断面略コ字状の凹部を前記フ
    ランジ部(3、3)の外周に嵌合したクランプ(4)
    と、該クランプ(4)のコルゲート管の長手方向に沿っ
    て穿設された孔(H、H、…)に固定具(B、B、…)
    を挿通固着したコルゲート管の継手の接続構造におい
    て、上記円筒部(2、2)が小外径部(21、21)と
    大外径部(22、22)で構成され、該大外径部(2
    2)の内壁がコルゲート管(C)と接続し、前記小外径
    部(21)の内壁がコルゲート管(C)と接続されず、
    上記フランジ部(3)の外周に周設される上記クランプ
    (4)の外径が前記大外径部(22)の外径と同一又は
    それ以上になるよう構成されたことを特徴とするコルゲ
    ート管の継手の接続構造。
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