JPH045836Y2 - - Google Patents

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JPH045836Y2
JPH045836Y2 JP2080488U JP2080488U JPH045836Y2 JP H045836 Y2 JPH045836 Y2 JP H045836Y2 JP 2080488 U JP2080488 U JP 2080488U JP 2080488 U JP2080488 U JP 2080488U JP H045836 Y2 JPH045836 Y2 JP H045836Y2
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tightening
ring
spacer ring
pipe
joint
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、流体圧機器用あるいは流体状化学
薬品等の移送に使用されるチユーブ、ホース等の
可撓性管体との接続に供され、簡単且つ確実に接
続可能な管継手に関する。
〔従来の技術〕
従来におけるこのような管継手のうち、高圧で
流体を移送する場合には、例えば実開昭59−
128990号等に示されるように、継手本体に設けた
ニツプル部と、継手本体に結合するスリーブとで
形成される環状空間内に管体を挿入し、スリーブ
の外周より加締めて固定する構成のものが簡便な
管継手として多用されているが、これを利用する
ときは加締機と専用の治具を必要とすることか
ら、これらの機器の用意のない所ではこの管継手
は使用できない不便さがある。
そこで、このような接続のための特別な機器を
要しない簡便でしかも確実な管継手として、先に
考案者らが提案した第3図、第4図に示した方式
のものがある。
第3図は、その構成部品を組付け順に配列した
ものであり、第4図はこれらの部品を組付けるこ
とにより管体Hを接続した状態を示したものであ
る。
この管継手は、継手本体10と締付けナツト2
0と3個のリング30,40,50とから構成さ
れている。
継手本体10はチユーブやホース等の管体Hを
内嵌する内筒部11と、この管体Hに外嵌する外
筒部13を一体的に形成したもので、12は管体
Hを挿入する環溝、14はテーパ面に形成した外
筒部13の端面、15はねじ部、16は小径部で
ある。
30,50は締付けリングであつて、内側には
リング状のリブ32,52を設け、外周は半円状
の曲面31,51に形成され、かつ切り割り3
3,53が設けてある。40はスペーサリング
で、軸方向断面は逆台形に形成され、従つて両側
端面はテーパ面41a,41bとなつている。
20は締付けナツトであつて、21は継手本体
10の外筒部13と螺合するねじ部、23は組付
け時に締付けリング30の外周面31と圧接する
斜面、22は管体挿入口である。
次に、ホースHを接続するには、例えばホース
Hを管体挿入口22へ挿通し、次いで上記3個の
リング30,40,50を図に配列した順に外嵌
し、さらに継手本体10の内筒部11に外嵌して
ホースH端部が環溝12の底に達するように押込
む。
この状態で締付けナツト20を、第4図に示す
ように継手本体10にねじ込むと、3個のリング
30,40,50はスペーサリング40を中央
に、締付けナツト20の斜面23と継手本体10
の外筒部端面14により挾圧される。この際、締
付けリング30,50はその外周の曲面31,5
1をそれぞれ締付けナツト斜面23とスペーサリ
ング端面41a及び外筒部端面14とスペーサリ
ング端面41bとにより挾圧されるが、その挾圧
力はそれぞれの斜面及びテーパ面との関係でその
分力が締付けリング30,50の中心方向すなわ
ちその縮径方向へ加えられる。そこで各締付けリ
ング30,50は切り割り33,53を狭める方
向に変形し縮径する結果、リブ32,52が管体
Hにくい込むとともに内筒部11へ管体Hを押圧
して継手本体10に結合するようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例にあつては、高圧管
用の管継手としての機能を有するものではある
が、スペーサリング40の内径は全く変化しない
ため、管体Hに遊嵌した状態における両者の間に
隙間が存在し、締付けリングの縮径時に管体の肉
厚がその隙間へ逃げることになり、締付けリング
の締付け効果がその分だけ減少するという欠点が
あつた。
この考案は、このような従来の問題点にかんが
みてなされたものであつて、スペーサリングも縮
径可能とすることにより、上記欠点を解消するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、管体に内嵌する内筒部を形成した
継手本体と、管体を挿通し且つ該管体に外嵌した
締付けリング及びスペーサリングに外嵌するとと
もに前記継手本体と螺合する締付けナツトより成
り、該締付けナツトを前記継手本体へねじ込むに
つれて締付けリングがスペーサリングと係合して
縮径することにより管体を継手本体に固定する構
成とした管継手において、前記スペーサリングに
切り割りを設けるとともにその外周をテーパ面に
形成し、また締付けナツトを締付ける際に前記ス
ペーサリングが縮径するごとくスペーサリングの
外周テーパ面と摺接する環状斜面を締付けナツト
の内周面に形成した管継手としたものである。
〔作用〕
本考案は上記のように構成したので、締付けナ
ツトを継手本体にねじ込むと、スペーサリングの
外周テーパ面が締付けナツトの環状斜面と摺接す
ることによりスペーサリングは縮径方向への分力
を受けるが切り割りを設けてあるために締付けリ
ングと同様に縮径変形することになる。従つて管
体との遊嵌による隙間はなくなるため、スペーサ
リングの両側の締付けリングの縮径による肉厚の
逃げが生じないので、締付けリングのリング状リ
ブの管体に対する面圧の低下が生じない。従つて
管体の引抜強度は高くなり、且つ気密性、液密性
の高い管継手となる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に基づいて説明する。第1
図、第2図は本考案に係る一実施例を示す図であ
る。なお、従来例と同一部分については同一符号
を付し、重複する説明を省く。
第1図は、本案に係る管継手の構成部品を組付
け順に配列して示したものであり、第2図はこれ
らの部品を組付けることにより管体であるホース
Hを結合した状態を示した図である。
その構成は、従来例と同様に締付けナツト20
A、締付けリング30、スペーサリング40A、
締付けリング50、継手本体10より成る。但
し、締付けナツト20Aの内周面にはテーパ面2
4が形成され、スペーサリング40Aの外周テー
パ面40aと係合するようになつている。また、
スペーサリング40Aには切り割り43が設けら
れ、締付けリングと同様に縮径可能に形成されて
いる。締付けリング30,50のそれぞれの両側
面は31a,31b及び51a,51bのテーパ
面に仕上げられている。そして、上記構成部品に
形成されたテーパ面は、第1図に示した配列順に
第2図aのごとく組付けたとき、隣り合うテーパ
面すべてが互いに密接可能な傾斜をもつて形成さ
れている。従つて図から明らかなようにスペーサ
リング40Aの両側には締付けリング30,50
が位置しなければならない。ここで、本例におい
てはスペーサリングと締付けリングとをそれぞれ
1個と2個とで構成したが、これをそれぞれ2個
と3個としてもよく、締付けリングの間にスペー
サリングを介在させる配列とすれば、それらの構
成総数は限定しない。
いま、ホースHを継手本体10に結合するに
は、先ずホース10を締付けナツト20Aの挿入
口22へ挿通し、第1図に示した順に3個のリン
グ30,40A,50を外嵌した後、継手本体1
0の内筒部11に外嵌してホースH端部が環溝1
2の底に達するように押し込む。なお、あらかじ
め3個のリング30,40A,50を締付けナツ
ト20内に入れて継手本体10に軽く締付けてお
いてからホースHを挿入してもよい。この状態
で、締付けナツト20Aを第2図aに示すように
継手本体10にねじ込むと、3個のリング30,
40A,50はスペーサリング40Aを中央にし
て締付けナツト20Aの斜面23と継手本体10
の外筒部13に形成した皿モミ状端面14により
挾圧される。この際、構成部品のすべてのテーパ
面は互いに圧接状態となる。例えば、締付けリン
グ30のテーパ面31aは締付けナツト20Aの
テーパ面23により、第2図bに示すように軸方
向分力F2とリング中心方向すなわちリング縮径
方向の分力F1とを受けるとともに、分力F2のス
ペーサリング40Aのテーパ面41aへの反力に
よりさらに同方向分力F1を受けることにより、
締付けリング30は縮径する。また締付けリング
50も外筒部端面14とスペーサリング40Aの
テーパ面41bとにより分力F1を受けて同様に
縮径する。その結果、各リングのリブ32,52
がホースHにくい込んでこれを内筒部11へ押圧
する。
また、このときスペーサリング40Aの外周テ
ーパ面40aは締付けナツト20Aのテーパ面2
4と係合して、上記締付けリング30,50と同
様な縮径方向分力を受け変形を可能とする切り割
り43の隙間幅に応じて縮径可能となり、ホース
Hを内筒部11へ押圧する。
従つて、上記リブ32及び52のくい込みによ
るホース肉厚の逃げは生じないので、各リングの
ホースHに対する面圧は従来例のように低下する
ことはなく、ホースHの引抜強度は著しく高くな
り、且つ気密性、液密性の高い管継手を構成する
ことができる。
ここで、各リングの縮径方向分力F1の大きさ
は互いに密接するときの各テーパ面の軸方向とな
る角度の大小によることはいうまでもない。な
お、本実施例では締付けリング30,50の両端
面をテーパ面に形成したが、本考案はこれをテー
パ面に限定するものではなく、例えば軸方向断面
が半円形のように、挾圧されたときに縮径方向の
分力を生じる曲面に形成してもよく、また締付け
リング30,50のリブ32,52は必ずしも設
ける必要はない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、継手本
体に管体を結合したときに、締付けリングの縮径
による管体肉厚の逃げが生じないので、各リング
の管体に対する面圧が低下せず、従つて管体引抜
強度や気密性、液密性をより高めた管継手とする
ことができ、且つ組付け時に特別な専用工具を必
要としない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の構成部品を組
付け順に配列して示した部分縦断側面図、第2図
aは管体を装着し、締付けを完了した状態を示す
部分断面側面図、同図bは挾圧力の作用を示す説
明図、第3図は従来例における構成部品を組付け
順に配列して示した部分縦断側面図、第4図は第
3図に示した構成部品により管体を装着し、締付
けを完了した状態を示す部分縦断側面図である。 H……管体、10……継手本体、11……内筒
部、13……外筒部、20A……締付けナツト、
24……環状斜面、30……締付けリング、40
A……スペーサリング、40a……外周テーパ
面、43……切り割り、50……締付けリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管体に内嵌する内筒部を形成した継手本体と、
    管体を挿通し且つ該管体に外嵌した締付けリング
    及びスペーサリングに外嵌するとともに前記継手
    本体と螺合する締付けナツトより成り、該締付け
    ナツトを前記継手本体へねじ込むにつれて締付け
    リングがスペーサリングと係合して縮径すること
    により管体を継手本体に固定する構成とした管継
    手において、前記スペーサリングに切り割りを設
    けるとともにその外周をテーパ面に形成し、また
    締付けナツトを締付ける際に前記スペーサリング
    が縮径するごとくスペーサリングの外周テーパ面
    と摺接する環状斜面を締付けナツトの内周面に形
    成したことを特徴とする管継手。
JP2080488U 1988-02-19 1988-02-19 Expired JPH045836Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2080488U JPH045836Y2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2080488U JPH045836Y2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19

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Publication Number Publication Date
JPH01124497U JPH01124497U (ja) 1989-08-24
JPH045836Y2 true JPH045836Y2 (ja) 1992-02-18

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