JPH05141576A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH05141576A
JPH05141576A JP3298890A JP29889091A JPH05141576A JP H05141576 A JPH05141576 A JP H05141576A JP 3298890 A JP3298890 A JP 3298890A JP 29889091 A JP29889091 A JP 29889091A JP H05141576 A JPH05141576 A JP H05141576A
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pipe
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outer periphery
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道雄 山路
Tetsuya Kojima
徹哉 小島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接を不要にするとともに、分解、組立を容
易にする。 【構成】 管状継手部材(20)の一端面と管(21)の一端面
とを円環状ガスケット(22)を挟んで突合わせ、管(21)の
端部外周にスリーブ(29)をはめ、スリーブ(29)の管状継
手部材(20)側の端部をかしめて、管(21)の外周に形成し
た凹部(27)にはめ、スリーブ(27)を包むように管(21)の
外周にはめて管状継手部材(20)にねじはめた袋状のナッ
ト(30)により管(21)を管状継手部材(20)に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】管継手として、従来、図3に示すものや
図4に示すものが知られている。
【0003】図3において、第1管状継手部材(1) の一
端面と第2管状継手部材(2) の一端面が円環状ガスケッ
ト(3) を挟んで突合わされ、第2継手部材(2) 側から第
1継手部材(1) にねじはめられた袋状のナット(4) によ
り第2継手部材(2) が第1継手部材(1) に固定されてい
る。そして、第2継手部材(2) 内に他端側から管(5)が
挿入され、溶接部(6) において第2継手部材(2) に固定
されている。
【0004】図4において、管状継手部材(7) 内に一端
側から管(8) が挿入され、継手部材(7) の一端側から突
出した管(8) の周囲に2つの締付けスリーブ(フェルー
ル)(10)(11)がはめられており、管(8) 側から継手部材
(7) にねじはめられた袋状のナット(12)により、スリー
ブ(10)(11)が締付けられて、管(8) が継手部材(7) に固
定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3の管継手の場合、
ナット(4) を緩めることにより、第1継手部材(1) と第
2継手部材(2) を軸線と直交する横方向にずらすことが
できるようになるので、分解、組立は容易であるが、溶
接が必要となる。
【0006】図4の管継手の場合、溶接は不要である
が、管(8) が継手部材(7) に挿入されているので、ナッ
ト(8) を緩めても、管(8) と継手部材(7) を横方向にず
らすことができない。このため、スペースの狭い場所で
の配管、とくに2つの管継手の間の管が直管で短いよう
な場合は、分解、組立が非常に困難である。
【0007】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
溶接が不要で、しかも分解、組立が容易な管継手を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による管継手
は、管状継手部材の一端面と管の一端面とが円環状ガス
ケットを挟んで突合わされ、管の端部外周にスリーブが
はめられ、スリーブの管状継手部材側の端部がかしめら
れて、管の外周に形成された凹部にはめられており、ス
リーブを包むように管の外周にはめられて管状継手部材
にねじはめられた袋状のナットにより管が管状継手部材
に固定されているものである。
【0009】
【作用】管状継手部材の一端面と管の一端面とが円環状
ガスケットを挟んで突合わされているだけであるから、
ナットを緩めると、管状継手部材と管を横方向にずらす
ことができるようになる。
【0010】管の端部外周にはめられたスリーブの継手
部材側の端部がかしめられて、管の外周に形成された凹
部にはめられているので、袋状のナットによって管を管
状継手部材に直接連結することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
【0012】図1は組立状態の管継手、図2は組立前の
管継手の一部を示している。なお、以下の説明におい
て、図面の左右を左右とする。
【0013】図1において、管状継手部材(20)の右端面
と管(21)の左端面が、円環状ガスケット(22)を挟んで突
合わされている。継手部材(20)、管(21)およびガスケッ
ト(22)の内径は、ほぼ等しい。継手部材(20)の右端面の
内周寄りの部分に、ガスケット(22)の左端面に圧接する
環状突起(23)が形成されている。継手部材(20)の右端面
の外周寄りの部分に突起(23)より右側に張出した円筒部
(24)が形成され、この円筒部(24)の内側にガスケット(2
2)の約左半分がはめられている。継手部材(20)の右端部
に公知のリング状のリテーナ(33)がはめられており、こ
れによってガスケット(22)が保持されている。継手部材
(20)の右端寄りの部分の外周には、おねじ(25)が形成さ
れている。管(21)の外径は継手部材(20)の円筒部(24)の
内径より小さく、管(21)の左端面にはガスケット(22)の
右端面に圧接する環状突起(26)が形成されている。管(2
1)の左端寄りの部分の外周に、環状のみぞ(凹部)(27)
が形成されている。管(21)の外周に、たとえばスラスト
玉軸受よりなるスラストリング(28)とスリーブ(29)が右
から順にはめられ、さらにこれらを包むように袋状のナ
ット(ユニオンナット)(30)がはめられている。スリー
ブ(29)は、円筒部(29a) と、円筒部(29a) の右端部に一
体に形成された外向きフランジ部(29b) とからなり、円
筒部(29a) の左端部がかしめられて、管(21)のみぞ(27)
にはめられている。なお、スリーブ(29)の円筒部(29a)
の内周には、かしめを容易にするために、環状のみぞ(3
1)が形成されている。ナット(30)の右端部には内向きフ
ランジ部(30a) が一体に形成され、このフランジ部(30
a) がスラストリング(28)の右側の管(21)の外周に摺動
および回転ができるようにはめられている。ナット(30)
の左端側の内周にはめねじ(32)が形成され、これが継手
部材(20)のおねじ(25)にねじはめられて、管(21)が継手
部材(20)に固定されている。
【0014】上記の管継手は、次のようにして組み立て
られる。
【0015】まず、図2に示すように、管(21)にその左
端からナット(30)、スラストリング(28)および円筒部(2
9a) をかしめていないスリーブ(29)を順にはめる。そし
て、スリーブ(29)の円筒部(29a) の左端部をかしめて、
管(21)のみぞ(27)にはめる。一方、継手部材(20)の円筒
部(24)の内側にガスケット(22)をはめて、リテーナ(33)
によって保持し、このガスケット(22)に管(21)の左端面
の突起(26)の部分を突合わせる。そして、ナット(30)の
めねじ(32)を継手部材(20)のおねじ(25)にねじはめて、
これを締付ける。スリーブ(29)の円筒部(29a) の左端部
がかしめられて管(21)のみぞ(27)にはめられると、円筒
部(29a) の左端部がみぞ(27)の左側の壁に当たって、ス
リーブ(29)が管(21)に対して左側に移動することが阻止
される。このため、ナット(30)を締付けることにより、
継手部材(20)と管(21)がガスケット(22)を挟んで強固に
連結される。
【0016】また、ナット(30)を緩めて継手部材(20)か
ら切離し、管(21)の右の方に移動すると、継手部材(20)
と管(21)を横方向にずらすことができるようになり、分
解、組立が容易にできる。
【0017】上記実施例では、ナット(30)を締付けると
きの回転を円滑にするために、ナット(30)とスリーブ(2
9)の間にスラストリング(28)が設けられているが、この
ようなスラストリングを設けずに、ナット(30)のフラン
ジ部(30a) をスリーブ(29)のフランジ部(29b) に直接当
てるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】この発明の管継手によれば、上述のよう
に、ナットを緩めることにより、管状継手部材と管を横
方向にずらすことができるようになり、分解、組立が容
易にできる。しかも、袋状のナットによって管を管状継
手部材に直接連結することができ、従来のように管を管
状継手部材に溶接して、この継手部材をさらに他の管状
継手部材に連結するような必要がなく、溶接が不要にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す組立状態の管継手の縦
断面図である。
【図2】組立前の管継手の一部を示す縦断面図である。
【図3】従来例を示す管継手の縦断面図である。
【図4】他の従来例を示す管継手の縦断面図である。
【符号の説明】
(20) 管状継手部材 (21) 管 (22) ガスケット (27) みぞ(凹部) (29) スリーブ (30) ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管状継手部材の一端面と管の一端面とが円
    環状ガスケットを挟んで突合わされ、管の端部外周にス
    リーブがはめられ、スリーブの管状継手部材側の端部が
    かしめられて、管の外周に形成された凹部にはめられて
    おり、スリーブを包むように管の外周にはめられて管状
    継手部材にねじはめられた袋状のナットにより管が管状
    継手部材に固定されている管継手。
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