JPH045835Y2 - - Google Patents

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JPH045835Y2
JPH045835Y2 JP1072588U JP1072588U JPH045835Y2 JP H045835 Y2 JPH045835 Y2 JP H045835Y2 JP 1072588 U JP1072588 U JP 1072588U JP 1072588 U JP1072588 U JP 1072588U JP H045835 Y2 JPH045835 Y2 JP H045835Y2
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tightening
ring
rings
tightening nut
joint body
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、チユーブ、ホース等の可撓性管体
の外周に外嵌された複数のリングを締め付けナツ
トの締め付けにより縮径せしめて管体を係止する
継手金具の改良に係り、詳細には、締め付けナツ
トを外したときにリングが脱落しない継手金具に
関する。
〔従来の技術〕
従来におけるこの種の継手金具として、例えば
高圧で流体を移送する場合には、大別して、例え
ば実開昭59−128990号、実開昭59−15884号等に
示されるように、継手本体に設けたニツプル部
と、継手本体に結合するスリーブとで形成される
環状空間内に管体を挿入し、スリーブの外周より
加締めて固定する構成のものと、例えば米国特許
第2768009号明細書等に開示されているように、
ソケツトとニツプルとからなりソケツトの管体挿
入孔に管体を押し込み、先端部が管体の内径より
も大きな外径を有するニツプルを挿入し、当該挿
入孔の内壁に管体外周面を圧接するように固定さ
せる構成のリユーザブル金具などがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記した従来例の前者にあつて
は、加締機と専用の治具を必要とすることから、
必要なときに簡単に接続することができないとい
う欠点があり、また後者にあつては、ニツプルの
挿入にかなり大きな力が必要で、アセンブリーの
作業性が悪いという欠点がある。
そこで、これら継手金具の欠点を改善するもの
として、実開昭62−130286号には、横断面尖頭状
のテーパ面を備えると共に切り割りを設けて縮小
自在とした複数の押えリングを、間にスペーサリ
ングを介して継手本体と締め付けナツト間に並列
状態で介在させ、該締め付けナツトの継手本体と
の螺合に伴う前進によつて前記押えリングのテー
パ面を押圧して該押えリングを縮小させ、ホース
又は管体内部に挿着したインサート部との間で管
体を挾持する構成のものが提案されている。
ところが、かかる構成の継手金具にあつては、
複数の押えリングとこれらの間に介在するスペー
サリングが締め付けナツトの内径に比べて外径が
幾分小さく、緩い状態で締め付けナツト内に収容
されて組み立てられているため、締め付けナツト
を不用意に外すと、締め付けナツト内の各リング
が簡単に抜け落ちてばらばらになつてしまう。こ
こで、押えリングとスペーサリングの配列を間違
えて組み立てると、締め付けた時に押えリングが
円滑に縮径しなくなるなどの不都合が生じるの
で、締め付けナツト内の各リングが脱落しないよ
うなものが望まれていた。
さらに、これらリングは締め付けナツトの内径
よりも幾分小さく形成されているため、管体を締
め付けナツトの後端側から挿入する際に、各リン
グがそれぞれ締め付けナツト内で軸心からずれた
位置にあると、途中で引つ掛かつたりして挿入が
うまくいかないという問題点があり、また継手金
具を組み立てる時に三個以上のリングを揃えて入
れなければならないため、取り扱いにくいという
問題点もあつた。
この考案は、かかる従来技術の問題点を解決
し、特別な装置、工具等を用いることなく、簡単
且つ確実に小さな力によつても難なく接続するこ
とのできる継手金具であつて、特に、締め付けナ
ツトを外した時にその内部に収容された複数のリ
ングが脱落しない継手金具の提供をその目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案によれば、
継手本体に螺着される締め付けナツト内に配さ
れ、両端面が軸方向断面において半径方向内方に
向けて先細となるスペーサリングを間に介して並
列状態で管体に外嵌される少なくとも二個の締め
付けリングが、締め付けナツトの締着時に該締め
付けナツトの内面とスペーサリングの各端面と継
手本体の端面とに当接して求心方向の押圧力を受
けて縮径し、管体を外周から肉厚方向に押圧して
継手本体のインサート部とで挾持する継手金具に
おいて、前記スペーサリングもしくは締め付けリ
ングのうち少なくともいずれか一個のリングが、
磁気を帯びてなる継手金具を構成する。
〔作用〕
この考案の継手金具において、あらかじめ内空
部内に少なくとも二個の締め付けリングと、これ
ら締め付けリングの間に少なくとも一個のスペー
サリングを並べて配置した締め付けナツトを、継
手本体に指締めで軽く螺合させた状態で、管体を
締め付けナツトの後端側から挿入し、継手本体の
管体受入溝に突き当たるまで押し込む。ここで、
締め付けリングとスペーサリングは、そのうちの
少なくとも一個が磁気を帯びているため、他のリ
ングが強磁性体であれば、この磁気を帯びたリン
グに他のリングが引き付けられ、その際、当接面
同志の係合により各リングはきちんと並ぶ。した
がつて、各リングの軸心が一致することにより、
管体の挿入が容易になる。また、締め付けナツト
を不用意に外しても、各リングが磁力により互い
に吸着して分離しにくく、さらに締め付けナツト
が鉄製であるから、リング全体が締め付けナツト
に吸着するので抜け落ちることがない。そして、
締め付けナツトをスパナ等を用いて締め付ける
と、締め付けリングには、継手本体の端面とスペ
ーサリングの両端面と締め付けナツトの内面とに
より軸方向の両側から押圧されて求心方向の力が
働き、円周の一部に設けられた切り割りの存在に
より容易に縮径する。その結果、管体は締め付け
リングによつて外周面から肉圧方向に押し付けら
れ、締め付けリングとインサート部とで挾圧係止
される。
〔実施例〕
第1図はこの考案による継手金具の一実施例を
示す分割した部分縦断側面図で、この継手金具1
は、継手本体10と締め付けナツト20と三個の
リング30,40,50とから構成されている。
継手本体10は中空体で、外周面に凹凸が形成
され管体の内側に嵌合するインサート部11と、
このインサート部11の先端よりも軸方向内側
(管体挿入方向側)にはインサート部11を実質
的に同心状に囲んで相互の間に管体受入溝12を
形成する外筒部13とを一端部に備えている。さ
らに、この外筒部13の先端部には内方に向つて
徐々に縮径するテーパ面14が形成され、後述す
る締め付けリング50の当接面に係合する受圧面
となつている。また外筒部13の外周面には、雄
ねじ部15が設けられている。なお、インサート
部11を切削加工により継手本体10と一体に形
成してもよいが、別に成形加工したものをろう付
け等により固着させてもよい。
締め付けナツト20は、前記継手本体10の外
筒部13の外周面に刻設された雄ねじ部15に螺
合する雌ねじ部21を有すると共に、この雌ねじ
部21に続く後述する三個のリング30,40,
50の収納部22の後端側には、リング30の当
接面に係合する加圧面23が形成され、この加圧
面23が継手本体10の外筒部13の受圧面14
に対向するようになつている。この実施例の加圧
面23は、締め付け方向に向つて拡径するテーパ
面になつている。
前記締め付けナツト20内に並列して収容され
る三個のリング30,40,50において、両側
のリング30,50は鉄製の締め付けリングであ
り、軸方向端面が径方向外方に向かつて徐々に先
細となるテーパ面31,31、51,51に形成
されると共に、内周面には環状凸部32,52が
設けられている。さらに、この締め付けリング3
0,50には、それぞれ円周上の一部に切り割り
33,53が設けられ、これら切り割り33,5
3が挟まることにより、縮径自在に構成されてい
る。また、締め付けリング30,50間に介在す
るスペーサリング40は、その両端面が隣り合う
締め付けリング30,50のテーパ面31,51
にそれぞれ係合する径方向内方に向つて徐々に先
細となるテーパ面41,41となり、磁気を帯び
ている。なお、このスペーサリング40には切り
割りが設けられていない。
このようにして構成された継手金具1は、スペ
ーサリング40が磁気を帯びているため、その両
側の締め付けリング30,50がスペーサリング
40に引き付けられて吸着し、さらにこれらのリ
ング30,40,50が締め付けナツト20に吸
着するので、不用意に締め付けナツト20を継手
本体10から外しても各リング30,40,50
が脱落することがない。
また、一組のリング30,40,50は磁気に
よつて一体になりやすいから取り扱いやすく、こ
のため継手本体1の組み立てが容易になる。
次に、上記構成からなる継手金具1に管体とし
てホースHを接続するときの手順について第1図
及び第2図を用いて説明する。締め付けナツト2
0の収納部22内に三個のリング30,40,5
0を配し、この締め付けナツト20の雌ねじ部2
1を継手本体10の外筒部13の雄ねじ部15に
螺合して指締めで軽く締めた状態で、ホースHを
締め付けナツト20の後端側から挿入し、継手本
体10の管体受入溝12に突き当たるまで押し込
む。この場合、三個のリング30,40,50
は、締め付けナツト20内において中央のスペー
サリング40の磁気により軸心が一致するように
整列し、このためホースHは途中で引つ掛かるこ
となく円滑に挿入することができる。なお、一組
のリング30,40,50が磁気により一体化し
て取り扱いやすいからホースHにあらかじめ締め
付けナツト20と三個のリング30,40,50
を挿通しておいてから、継手本体10の管体受入
溝12に押し込んでもよい。
そして、締め付けナツト20を締め付けていく
と、締め付けナツト20の加圧面23が外側の締
め付けリング30の軸方向外側端面31に当接し
て中間のスペーサリング40及び内側の締め付け
リング50を管体挿入方向に移動させ、内側の締
め付けリング50の軸方向内側端面51が継手本
体10の外筒部13の受圧面14に当接する。こ
の状態でさらに締め付け力を加えて各リング3
0,40,50を内方に押圧すると外側に位置す
る締め付けリング30はそれぞれのテーパ面3
1,31において、締め付けナツト20のテーパ
状の加圧面23と隣接するスペーサリング40の
軸方向内側のテーパ面41に係合し、また内側に
位置する締め付けリング50は、スペーサリング
40の軸方向内側のテーパ面41と継手本体10
の外筒部13のテーパ状の受圧面14にそれぞれ
係合してそれらのテーパ面23,41,41,1
4に沿つて滑り、切り割り33,53の間隔を狭
めて縮径する。その結果、ホースHの端末部は、
外周面が半径方向内方に押圧され、これら締め付
けリング30,50と継手本体10のインサート
部11との間で挾着されて固定される。この場
合、各締め付けリング30,50は、その内周面
に環状凸部32,52が設けられ、締め付け完了
時には該環状凸部32,52が継手本体10のイ
ンサート部11の凹部16の上に位置するように
なつているので、締め付けた時にホースHの内周
面がインサート部11の凹部16に入り込み、こ
れによりホースHの引抜強度は著しく高くなり、
充分な気密性、液密性を備えた継手金具となる。
なお、上記実施例においては、スペーサリング
40のみが磁気を帯びているが、締め付けリング
30,50についても磁気を持たせてもよい。ま
た、少なくとも管体挿入方向側の締め付けリング
50が磁気を帯びていれば、他のリング30,4
0が強磁性体以外の材料で形成されていても、締
め付けリング50が締め付けナツト20に吸着し
て他のリング30,40の脱落を阻止することが
できる。
さらに、リングの数についても三個に限らず、
それぞれ一個ずつ増やして五個としてもよく、ま
たそれ以上であつてもよい。この場合、管体Hの
締め付けに直接関与する締め付けリングの数が増
すほど引抜強度並びにシール性は向上する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、締め
付けナツトの内面により軸方向に押圧されて縮径
し、管体を継手本体のインサート部との間で挾持
する複数の締め付けリングと、これら締め付けリ
ングの間に配されるスペーサリングとを具備する
継手金具において、締め付けリングもしくはスペ
ーサリングのうち少なくともいずれか一個のリン
グが磁気を帯びているから、締め付けナツトを不
用意に外してもリングが締め付けナツトに吸着し
て抜け落ちることがない。さらに、他のリングを
すべて強磁性体とすれば、リング同志が吸着して
きちんと並ぶので、管体を挿入する際に引つ掛か
ることなく円滑に挿入することができ、またリン
グがばらばらになりにくいから取り扱いやすく、
このため組立作業の面でも好都合である。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば締め付けリング並びにスペーサ
リングの形状の変更、あるいは継手本体のインサ
ート部外周面の形状の変更、さらには継手本体を
エルボ状にするなど、この考案の技術思想内での
種々の変更はもちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による継手金具の一実施例を
示す分割した部分縦断側面図、第2図は管体を装
着し締め付けを完了したときの状態を示す部分縦
断側面図である。 10……継手本体、11……インサート部、1
2……管体受入溝、14……受圧面、20……締
め付けナツト、23……加圧面、30,50……
締め付けリング、31,41,51……当接面、
33,53……切り割り、40……スペーサリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 継手本体に螺着される締め付けナツト内に配さ
    れ、両端面が軸方向断面において半径方向内方に
    向けて先細となるスペーサリングを間に介して並
    列状態で管体に外嵌される少なくとも二個の締め
    付けリングが、締め付けナツトの締着時に該締め
    付けナツトの内面とスペーサリングの各端面と継
    手本体の端面とに当接して求心方向の押圧力を受
    けて縮径し、管体を外周から肉厚方向に押圧して
    継手本体のインサート部とで挾持する継手金具に
    おいて、前記スペーサリングもしくは締め付けリ
    ングのうち少なくともいずれか一個のリングは、
    磁気を帯びていることを特徴とする継手金具。
JP1072588U 1988-01-28 1988-01-28 Expired JPH045835Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1072588U JPH045835Y2 (ja) 1988-01-28 1988-01-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1072588U JPH045835Y2 (ja) 1988-01-28 1988-01-28

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JPH01115093U JPH01115093U (ja) 1989-08-02
JPH045835Y2 true JPH045835Y2 (ja) 1992-02-18

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ID=31218636

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JP1072588U Expired JPH045835Y2 (ja) 1988-01-28 1988-01-28

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JPH01115093U (ja) 1989-08-02

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