JPH01108491A

JPH01108491A - 管継手

Info

Publication number: JPH01108491A
Application number: JP62264730A
Authority: JP
Inventors: Hiroki Tabata; 田畑　宏亀
Original assignee: Musashi Co Ltd
Current assignee: Musashi Co Ltd
Priority date: 1987-10-19
Filing date: 1987-10-19
Publication date: 1989-04-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は金属管、合成樹脂管等の管体を適宜ポート側に
接続する際に用いられる管継手に関する。

（従来の技術）管継手は一般に、特公昭５７−４８７１７号に開示され
るように、継手本体と、継手本体の端部に取着されるナ
ツト部材と、リングとで構成されている。

このような管継手を用いて管体を接続する場合、まず、
継手本体を！続すべくポートにスパナ等を用いて締付け
１次に、管体をナツト部材に挿通させ、管体の先端にリ
ングを嵌合したのち、ナツト部材をスパナ等を用いて継
手本体に締付けることで行っている。そして、このナツ
ト部材の締付は時にナツト部材のテーパ部によりリング
を縮径し、継手本体、ナツト部材、リングを密着して結
合するようにしている。

（発明が解決しようとする問題点）そのため従来の管継手では、接続するに際してその都度
管体の先端にリングを嵌合する操作、ポート側でナツト
部材をスパナ等を用いて継手本体に締付ける操作を要し
、また、管体の取り外しに際しては、ポート側でスパナ
等を用いてナツト部材を継手本体から取り外す操作を要
し、簡易迅速に管体の接続、取り外し作業を行えない不
具合があった。

本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発
明の目的は、簡易迅速に管体の接続、取り外し作業を行
える管継手を提供するにある。

（問題点を解決するための手段）前記目的を達成するため本発明の構成は、ポート３偏に
一端５Ａが結合される中空状の継手本体５と、継手本体５の他端５Ｂに結合され、継手本体５の一端５
Ａ側に至るにつれて内径が大きく形成されたテーパ部３
５を有するナツト部材１１と、継手本体５の内周部２１
に軸方向動自在で且つ密接して装入され、接続すべく管
体２９の外周に軸方向動自在で且つ密接して嵌合される
内スリーブ９と、内スリーブ９を継手本体５の他端５Ｂ側に付勢するスプ
リング７と、ナツト部材１１の径方向内側に配設され前記内スリーブ
９に当接自在な外スリーブ１３とを備え。

前記外スリーブ１３の内周部３７は管体２９が挿脱でき
る径で形成され、更に外スリーブ１３には弾性を有し、
ナツト部材１１を継手本体５に締め付けた状態において
前記テーパ部３５に係合して前記内周部３７の部分３７
Ａを管体２９外径よりも縮径させるテーパ部４１が形成
されている。

ことを特徴とする。

（作用）内スリーブ９、スプリング７、外スリーブ１３が組み込
まれ、ナツト部材１１が結合された継手本体５をポート
３に取着しておく。

そして、単に管体２９を外スリーブ１３から内スリーブ
９内に押し込む簡易な作業により管体２９の接続作業を
終了する。

この場合、まず、外スリーブ１３の内周部３７の部分３
７Ａは管体２９外径よりも縮径されているので、管体２
９の押し込み操作により管体２９の先端がこの内周部部
分３７Ａに至ると該内周部部分３７Ａに係合し、外スリ
ーブ１３及び内スリーブ９はスプリング７の弾発力に抗
して管体２９と共にポート３側に移動する。そして、こ
の移動によりテーパ部３５とテーパ部４１の係合は解除
し、縮径された内周部部分３７Ａはその弾性により拡径
する。該拡径状態で管体２９は外スリーブ１３から内ス
リーブ９に至り、内スリーブ９に装入される。管体２９
が内スリーブ９に装入されることで管体２９は管継手に
よりポート３側と液密に或いは気密に結合される。

管体２９から手を離すと、内スリーブ９、外スリーブ１
３はスプリング７の弾発力により継手本体５の他端５Ｂ
側に移動し、テーパ部３５．４１の保合により外スリー
ブ１３の内周部部分３７Ａは縮径し管体２９を締め付け
、以後、管体２９は管継手１から抜けない。

また、管体２９の取り外しは適宜治具などにより外スリ
ーブ１３をポート３側に押し込み、該押し込んだ状態で
管体２９を抜出すことで行う。

この場合、外スリーブ１３をポート３側に押し込むとテ
ーパ部４１がテーパ部３５から離れ、縮径された内周部
部分３７Ａは弾性により拡径するので、管体２９の抜出
しは容易に行われる。

（実施例）以下、本発明の実施例を金属管を接続する管継手に適用
した場合について説明する。

第１図は管継手の半部断面側面図、第２図は同分解斜視
図を示す。

１は本発明に係かる管継手で、管継手ｌはポート３側に
結合された継手本体５と、継手本体５内に装入されたコ
イルスプリング７、内スリーブ９、継手本体５に結合さ
れたナツト部材１１、ナツト部材１１に装入された外ス
リーブ１３等からなる。

継手本体５は筒状を呈し、一端５Ａ側にはねじ部１５と
六角部１７が形成され、他端５Ｂにはねじ部１９が形成
され、継手本体５は一端５Ａ側のねじ部１５を介してポ
ート３側に結合する。

継手本体５の内部には案内孔２１を形成し、案内孔２１
は他端５Ｂ側に開放状に形成し、案内孔２１の奥部に段
部２３を形成する。

内スリーブ９は筒状を呈し、内スリーブ９は外周部２４
に０リング２５を装着して前記案内孔２１に軸方向動自
在で且つ密接して装入する。

内スリーブ９は、前記段部２３と内スリーブ端面２７に
装入したコイルスプリング７により継手本体５の他端５
Ｂ側に付勢する。

内スリーブ９の内周部２８は接続すべく金属管２９を挿
脱できる径で形成し、内周部２８の奥部に金属管２９先
端と当接する当接部３１を形成する。

また、内スリーブ９の内周部２８には０リング３１を装
着し、金属管２９を内周部２８内で軸方向動自在で且つ
密接して挿脱できるように構成する。

内スリーブ９の長さは、コイルスプリング７が自然長状
態において、内スリーブ９の他端９Ｂが継手本体５の他
端５Ｂよりも僅かに突出する寸法で形成する。

ナツト部材１１は前記ねじ部１９にねじ部３３を結合し
て継手本体５に結合する。

ナツト部材１１の内周部にはポート３側に至るにつれて
径を大きくしたテーバ孔３５を形成する。

外スリーブ１３は内周部３７を金属管２９が挿脱できる
径で形成し、ナツト部材１１の径方向内側に配設する。

外スリーブ１３は胴部３９とテーバ部４１とを備え、胴
部３９の中間部からテーバ部４１にわたり周方向に間隔
をおいて複数のスリット４３を形成する。

テーバ部４１は前記テーバ孔３５と異なるテーバ角で形
成する。そして継手本体５にナツト部材１１を螺着して
継手本体５の他端５Ｂにナツト部材１１の段部４５を当
接した状態で、外スリーブ１３の一端１３Ａが内スリー
ブに当接して外スリーブ１３がコイルスプリング７の弾
性力によりポート３側とは反対の方向に移動し、テーバ
部３５．４１の係合によりテーバ部４１内側の内周部部
分３７Ａが金属管２９外径よりも縮径するように構成す
る。

また、テーバ部４１は最も縮径された状態においてその
外径が、ナー、ト部材１１の内周部４７よりも大きく形
成する。

次に作用について説明する。

金属管２９を接続する場合には、まず、ポート３側に管
継手１を結合しておく。

この作業は、コイルスプリング７、内スリーブ９が装入
された継手本体５に、外スリーブ１３が装入されたナツ
ト部材１１を締付け、斯かる管継手ｌをポート３側に締
付けることでなされる。

そして、金属管２９を外スリーブ１３から内スリーブ９
に押し込むことで金属管２９の接続作業を終了する。

詳細に説明すると、外スリーブ１３の内周部部分３７Ａ
はテーバ部３５．４１により金属管２９外径よりも縮径
されているので、金属管２９の押し込み操作により金属
管２９は内周部部分３７Ａで外スリーブ１３と係合し、
金属管２９の押し込み操作に伴って外スリーブ１３及び
内スリーブ９は金属管２９と共にコイルスプリング７を
圧縮しつつポート３側に移動する。この移動により第３
図に示すようにテーバ部４１はテーバ部３５から離れ、
内周部部分３７Ａは弾性により拡径する。

内周部部分３７Ａが拡径された状態で、金属管２９の押
し込み操作により金属管２９は更にポート３側に移動し
て内スリーブ９に装入され、先端が当接部３１に当接し
たのち、金属管２９から手を離して作業を終了する。

金属管２９が内スリーブ９に装入された時点で、金属管
２９は実施例では０リング２５．３１によりポート３側
と液密に或いは気密に結合される。

金属管２９から手を離すと、外スリーブ１３はコイルス
プリング７、内スリーブ９を介してポート３側とは反対
の方向に移動し、テーパ部３５．４１の係合により内周
部部分３７Ａは再び縮径し、内周部部分３７Ａが金属管
２９を保持し、第４図に示す接続状態が形成される。

そして、金属管２９を抜き出そうとしても、外スリーブ
１３の内周部部分３７Ａは金属管２９を保持しており、
また、金属管２９の抜き出し方向への動きに伴う外スリ
ーブ１３の動きにより内周部部分３７Ａは更に縮径し保
持力を高めようとするので、金属管２９は液密或いは気
密状態を保ったまま抜は出ることはない。

また、高圧が管継手ｌ内に作用しても、この圧力は、内
スリーブ９の端面２７を介して内スリーブ９及び外スリ
ーブ１３をポート３とは反対の方向に移動させようとし
、テーパ部３５を介して内周部部分３７Ａを更に縮径さ
せるので、金属管２９の保持力は更に高められ、液密或
いは気密状態を保ったまま金属管２９は抜は出ることは
ない、圧力が高い場合には金属管２９の保持力は高めら
れ、第５図に示すように金属管２９を塑性変形させる。

次に金属管２９を取り外す場合には、適宜治具により外
スリーブ１３を押し込んだ状態にして金属管２９を抜き
出すと、金属管２９は簡易に取り外せる。

これは、外スリーブ１３を押し込むと、外スリーブ１３
のテーパ部４１がテーパ部３５から離れて内周部部分３
７Ａが拡径するためである。

従って本実施例によれば、管体２９の押し込み操作によ
り管体２９の接続作業を行え、また、外スリーブ１３を
押し込んだ状態にして管体２９を抜き出せば管体２９の
取り外し作業を行えるので、従来の如くポート３側でス
パナ等を用いる必要はなく、管体２９の接続、取り外し
作業を簡易、迅速に行うことができ、特に多数の管継手
が接近して列設される場合等において、管体２９の接続
、取り外し作業時間を極めて短縮できる。

尚実施例では管体２９が金属である場合について説明し
たが１本発明は管体が合成樹脂製等の場合にも無論適用
できるものである。

また、内、外スリーブ９，１３の材質は金属に限らず任
意であり、例えば合成樹脂等を用いて構成してもよい。

（発明の効果）以上の説明で明らかなように本発明によれば。

簡易迅速に管体の接続、取り外し作業を行える管継手を
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は管継手の半部断面側面図、第２図は同分解斜視
図、第３図は管継手への管体の装入時の図、第４図は管
体が接続された状態を示す図、第５図は高圧力が作用し
た状態の管継手及び管体の図である。尚図面中、１は管継手、３はポート、５は継手本体、７
はスプリング、９は内スリーブ、１１はナツト部材、１
３は外スリーブ、２９は管体である。１　“１

Claims

【特許請求の範囲】　ポート側に一端が結合される中空状の継手本体と、継手本体の他端に結合され、継手本体の一端側に至るに
つれて内径が大きく形成されたテーパ部を有するナット
部材と、継手本体の内周部に軸方向動自在で且つ密接して装入さ
れ、接続すべく管体の外周に軸方向動自在で且つ密接し
て嵌合される内スリーブと、内スリーブを継手本体の他
端側に付勢するスプリングと、ナット部材の径方向内側に配設され前記内スリーブに当
接自在な外スリーブとを備え、前記外スリーブの内周部は管体が挿脱できる径で形成さ
れ、更に外スリーブには弾性を有し、ナット部材を継手
本体に締め付けた状態において前記テーパ部に係合して
前記内周部の部分を管体外径よりも縮径させるテーパ部
が形成されている、ことを特徴とする管継手。