JPH0320629Y2 - - Google Patents

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JPH0320629Y2
JPH0320629Y2 JP3612385U JP3612385U JPH0320629Y2 JP H0320629 Y2 JPH0320629 Y2 JP H0320629Y2 JP 3612385 U JP3612385 U JP 3612385U JP 3612385 U JP3612385 U JP 3612385U JP H0320629 Y2 JPH0320629 Y2 JP H0320629Y2
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pipe
pipes
sleeve
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radial
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば自動車用空気調和装置における
冷媒配管相互を連結させるために用いるパイプの
継手構造に関する。
(従来の技術) 例えば自動車用空気調和装置においては、いわ
ゆる冷房サイクル系を構成する冷媒配管の他に、
温水配管等が設けられており、冷媒またはエンジ
ン冷却水等の温水をそれぞれ熱交換器に導き、車
室内へ吹きだされる空気を冷却及び加熱すること
により、車室内の冷暖房を行なつている。このよ
うな自動車用空気調和装置の配管の始めとして
種々の配管を相互に連結するために、従来用いら
れているパイプの継手構造としては実開昭57−
79290号公報に示されるようにねじ結合によつて
パイプ相互を結合するものがある。
このような従来のパイプの継手構造を示すと第
5図の通りである。この継手は一方の第1パイプ
1の端部にロウ付け等の溶接手段によつて固着さ
れたユニオン2と、他方の第2パイプ3の端部に
装着されユニオン2にねじ結合されるナツト4と
を有している。第2パイプ3にはユニオン2の端
面と当接するビード6が形成されており、第2パ
イプ3の先端部3aと、ユニオン2の開口部内周
面2aとの間には気密性ないし水密性を図るため
のOリング5が取付けられている。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来のパイプ継手にあつては、ユニ
オン2とナツト4とがねじ結合されることによ
り、パイプ1,3の相互が連結されるようになつ
ていることから、この連結操作時にスパナやレン
チ等の工具を用いる必要があるばかりでなく、こ
れらの工具を用いてユニオン2とナツト4とを所
定の締め付け力を以て締め付ける必要があり、こ
の締め付けトルクの管理が容易でなかつた。
本考案は上記従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、スリーブの軸方向の摺動動作によ
つて工具を用いることなく容易に2つのパイプを
相互に連結することができ、パイプ相互を分離す
る場合には工具の挿入動作によつてこれを容易に
行ない得るようにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、2つのパ
イプを相互にシール材を介して密閉状態で嵌合さ
せるパイプの継手構造において、2つのパイプの
嵌合部を覆うスリーブに前記2つのパイプのうち
一方の第1パイプに形成された径方向段部と係合
する小径の当接部を形成し、前記スリーブに形成
された収容凹部内に締結用の弾性体を装着すると
共、径方向に変位し前記2つのパイプのうち他方
の第2パイプに形成された径方向段部と係合する
舌部を前記弾性体に設け、前記2つのパイプを嵌
合させた状態の下で前記一方のパイプから前記他
方のパイプに向けて前記スリーブを摺動すること
により前記舌部と前記他方のパイプの径方向段部
とを係合させて前記2つのパイプ相互を連結し得
るようにしたことを特徴とするパイプの継手構造
である。
(実施例) 次に第1図A〜C、及び第2図A,Bに示す本
考案の第1実施例について説明する。
第1パイプ11とこれと嵌合される第2パイプ
12との2つのパイプのうち、第1パイプ11の
先端部には肉厚部13が形成され、この肉厚部1
3にはパイプ相互の水密性ないし気密性を図るた
めのOリング14を収容する凹部15が環状に形
成されている。また、肉厚部13の後端部には径
方向段部16が形成されている。
第2パイプ12はその先端部に形成された大径
部17が第1パイプ11の肉厚部13の外周面に
嵌合するようになつており、この大径部17の後
端には径方向段部18が形成されている。
第1パイプ11と第2パイプ12との嵌合部を
覆い、これらのパイプを相互に連結するためのス
リーブ19には、径方向段部16と係合する小径
の当接部20が形成されており、これらのパイプ
11,12が相互に連結させる前にあつては、ス
リーブ19が第1パイプ11に嵌合している状態
となつている。スリーブ19内には収容凹部21
が形成され、この収容凹部21内に締結用の弾性
体22が装着されている。
この締結用の弾性体22の詳細を説明すると第
2図A,B,Cに示す通りであり、弾性体22は
スプリング材からなり、切欠部23を有する横断
面がほぼリング状の本体部24と、この本体部2
4から軸方向に突出する4本の脚部25からな
る。それぞれの脚部25は屈曲部26から折れ曲
つて先端が本体部24の径方向内方に達する舌部
27を有する。それぞれの舌部27は第2パイプ
12の径方向段部18と係合するようになつてい
る。第2図A,Bに示す弾性体22をスリーブ1
9の収容凹部21内に装着すると、第1図A〜C
に示すように、弾性体22の本体部24が収容凹
部21の端面21aと接触し、屈曲部26が収容
凹部21の端面21bに接触することとなる。
スリーブ19の収容凹部21の中に収容された
状態の弾性体22の舌部27を弾性体22の径方
向外方に変位させて、舌部27と径方向段部18
との係合を解くための第2図Aに示す治具30が
挿入し得る治具挿入用の開口部31が形成されて
いる。この治具30は横断面が半円形の2つの治
具構成体32,33をヒンジ部34により開閉自
在として形成されている。そして、舌部27の先
端部27aは、第2図Cに示すように、折れ曲つ
ており、第2図Cに示すように、治具30を開口
部31内に挿入すると、先端面27bを大径部1
7外周面との間に隙間Hのクリアランスが形成さ
れることになる。これにより、パイプ11,12
の相互の分離操作時に、先端面27bと台形部1
7の径方向段部18との接触が回避されて、容易
に分離することが可能となる。
次に作用について説明すると、第1図Aは第1
パイプ11と第2パイプ12とが相互に連結され
た状態を示す図であり、第1パイプ11の段部1
6がスリーブ19の当接部20と係合し、このス
リーブ19の収容凹部21に装着された弾性体2
2の舌部27が第2パイプ12の径方向段部18
と係合しており、それぞれのパイプ11,12は
相互に嵌合状態に維持されて締結された状態とな
つている。
この状態からパイプ11,12の相互を分離さ
せるには、第2図Aに示す治具30を第2パイプ
12の外周面に嵌合させて、スリーブ19の開口
部31からスリーブ19内に挿入する。すると2
つの治具構成体32,33によつて全体的に円筒
形状となつた治具30が弾性体22の舌部27を
径方向外方に変位させ、第1図Bに示すように、
舌部27と径方向段部18との係合が解かれる。
この状態からスリーブ19を第1パイプ11側に
摺動すると、第1パイプ11と第2パイプ12と
を分離し得る状態となる。
第1図Cは第1パイプ11と第1パイプ11と
第2パイプ12とを相互に連結させる手順を示す
図であり、第1パイプ11と第2パイプ12とを
相互に嵌合させた状態の下で、予め第1パイプ1
1に取付けられたスリーブ19を第2パイプ12
側に向けて軸方向に摺動させる。すると、弾性体
22の舌部27は、第2パイプ12の大径部17
の外周面に接触しつつその大径部17を乗り上げ
て、舌部27と径方向段部18とが係合すること
でスリーブ19を介して2つのパイプ11,12
は相互に連結状態となる。このように、何等治具
等を用いることなく、2つのパイプ11,12を
連結させることが可能である。
第3図は本考案の第2実施例を示す断面図であ
る。弾性体22a以外の構成を除き前記第1実施
例の構造とほぼ同様であり、前記第1実施例と共
通する部材には同一の符号を付してある。
この弾性体22aの舌部27aは本体部24a
から傾斜して径方向段部18に向けて伸びてい
る。この場合には前記第1実施例のような脚部2
5を有しておらず、舌部27a自体を樹脂で形成
することが可能である。また、この場合には本体
部24aにはこれを外径方向にばね力を付与する
ために環状のスプリング40が取付けられてお
り、更に収容凹部21と係合する突起部41が形
成されている。尚、この場合には複数本の舌部2
7aをスプリング40によつて結合させるように
してもよい。
第4図は本考案の第3実施例を示す図であり、
円筒形状の本体部24bとこれに一体となつた複
数の舌部27aとが樹脂により成形されており、
この場合も脚部を有しない。舌部27bはヒンジ
部42を中心に回動自在となつており、舌部27
bの先端は軸心に向かう弾発力を有している。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、2つのパイプ
を相互にシール材を介して密閉状態で嵌合させる
パイプの継手構造において、2つのパイプの嵌合
部を覆うスリーブに前記2つのパイプのうち一方
の第1パイプに形成された径方向段部と係合する
小径の当接部を形成し、前記スリーブに形成され
た収容凹部内に締結用の弾性体を装着すると共
に、径方向に変位し前記2つのパイプのうち他方
の第2パイプに形成された径方向段部と係合する
舌部を前記弾性体に設け、前記2つのパイプを嵌
合させた状態の下で前記一方のパイプから前記他
方のパイプに向けて前記スリーブを摺動すること
により前記舌部と前記他方のパイプの径方向段部
とを係合させて前記2つのパイプ相互を連結する
ようにしたので、何等治具等を用いることなく、
スリーブを摺動させるだけで、第1パイプと第2
パイプとの連結を行なうことが可能となり、これ
らのパイプを分離する場合には治具によつて弾性
体の舌部を押し広げるだけで簡単に舌部と径方向
段部との係合を解いて、パイプ相互を離すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図A〜Cは本考案の第1実施例に係るパイ
プの継手構造を示す断面図、第2図Aは第1図に
示す本考案のパイプ継手構造の分解斜視図、第2
図Bは第2図AにおけるB−B線に沿う断面図、
第2図Cは第1図BにおけるC部の拡大断面図、
第3図は本考案の第3実施例を示す断面図、第4
図は本考案の第3実施例を示す断面図、第5図は
従来のパイプの継手構造を示す断面図である。 11……第1パイプ、12……第2パイプ、1
6……径方向段部、18……径方向段部、19…
…スリーブ、22……弾性体、24……本体部、
27……舌部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つのパイプを相互にシール材を介して密閉状
    態で嵌合させるパイプの継手構造において、2つ
    のパイプの嵌合部を覆うスリーブ19に前記2つ
    のパイプのうち一方の第1パイプ11に形成され
    た径方向段部16と係合する小径の当接部20を
    形成し、前記スリーブ19に形成された収容凹部
    内に締結用の弾性体22を装着すると共に、径方
    向に変位し前記2つのパイプのうち他方の第2パ
    イプ12に形成された径方向段部18と係合する
    舌部27を前記弾性体22に設け、前記2つのパ
    イプを嵌合させた状態の下で前記一方のパイプか
    ら前記他方のパイプに向けて前記スリーブ19を
    摺動することにより前記舌部27と前記他方のパ
    イプの径方向段部とを係合させて前記2つのパイ
    プ相互を連結し得るようにしたことを特徴とする
    パイプの継手構造。
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