JPH0133907Y2 - - Google Patents

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JPH0133907Y2
JPH0133907Y2 JP415285U JP415285U JPH0133907Y2 JP H0133907 Y2 JPH0133907 Y2 JP H0133907Y2 JP 415285 U JP415285 U JP 415285U JP 415285 U JP415285 U JP 415285U JP H0133907 Y2 JPH0133907 Y2 JP H0133907Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、流体管の受口部及び挿口部よりな
る継ぎ手部に用いて管の離脱を防止する装置に関
し、特には、押しボルトにより拘束される係止片
の食込みを利用して管の離脱を防止する装置に関
する。
〔従来の技術〕
本出願人は先に、実公昭56−12468号公報(以
下「先行技術」という。)により、この種の離脱
防止装置を提案した。第7図に該先行技術の離脱
防止装置を示す。この装置は接続される流体管相
互の接合部に外嵌される押輪aにおいて、係止手
段としての係止片bを該押輪aの内面に適宜間隔
にわたつて穿設された係止片収容凹部cに収容
し、ねじ孔dに螺入した押しボルトeをその先端
を該係止片bの外面に当接させて締め込むことに
より該係止片bを挿口部fの表面に食い込ませて
流体管の離脱防止を図るものである。gは受口
部、hは受口部gと挿口部fとの間に介装される
リング状のパツキング、また、iは係止片収容凹
部cに係止片bの姿勢を保持する弾性支持片であ
る。
そして、該先行技術においては、係止片の内面
の刃先部は挿口部の外周に合致する曲率にして、
かつ、係止片の幅(標準のもので70mm)と同一に
形成される。しかして、管外面と係止片(刃先部
の先端)との間の滑りを防ぐため、初期において
管周面への食込みは少なくとも約0.5mm必要とさ
れ、このため、刃先部を食い込ますために大きな
押圧力が加えられることになる。その結果、管周
面に局部荷重が作用することになり、管が変形、
もしくは圧壊されることになる。特に近年流体管
は薄肉化する傾向にあり、管内面のモルタルライ
ニングに亀裂が入つたり、剥離したりする問題が
多発し、かつ、そのために管内面が腐食されると
いう悪影響を生ずる原因となつている。
なお、個々の係止片は大径管になる程個数を増
やして使用される。
〔本考案の技術的課題〕
本考案は、上記実情に鑑みなされたものであつ
て、係止片の構造、特に刃先部に着目し、従来の
技術的常識(刃先部の全体を管周面に同時に食い
込ますこと)に改変を加えることにより、上記の
欠点を解消した新規な離脱防止装置を提供するこ
とをその目的(技術的課題)とするものである。
〔本考案の構成〕
本考案の離脱防止装置は、具体的には次の構成
を採る。すなわち、接続される一方の流体管の
端部の受口部内に接続される他方の流体管の端部
の挿口部が挿入され、パツキングを介して水密に
接続される流体管の継ぎ手部において、受口部
に係合する離脱防止金具の内面に、もしくは受口
部自体の内面に、挿口部に対向して円周方向に適
宜数の係止片収容凹部が形成され、前記収容凹
部内に、内面に挿口部の外周面に実質的に合致す
る幅広の食込み刃が形成されるとともに該食込み
刃より突出する幅狭の突出刃を備えた係止片が傾
斜状態で収容されるとともに、前記収容凹部に
連通するねじ孔に螺入された押しボルトは前記係
止片の外面と揺動自在に衝接し、かつ、該係止片
を外径方向より押圧拘束して前記係止片の突出刃
により挿口部の外周面に係止させてなる、ことを
特徴とする。
ここに、係止片が傾斜状態で収容されるとは、
挿口部が受口部から離れる方向に変位するとき、
係止片の立上りに伴い、該係止片の突出刃並びに
食込み刃が挿口部の外周面に更に食い込む姿勢を
保持することを意味する。
〔実施例〕
以下、本考案の流体管の離脱防止装置の実施例
を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は、本考案をいわゆるメカ
ニカル式継ぎ手に適用した一実施例を示す。
1及び2は、接続する流体管P及びP′の受口部
及び挿口部である。受口部1はその外側端部に鍔
1aを有し、該鍔1aには円周方向に等間隔にわ
たつてボルト挿通孔1bが穿設されている。1c
はパツキング収容凹部である。
3は流体管P,P′の内面に施されたライニング
層である。
4は継ぎ手部を密封するパツキングである。
5は挿口部2に嵌装される環状の離脱防止金具
いわゆる押輪であつて、該押輪5は本体部5Aと
該本体部5Aの円周等間隔に設けられた複数の膨
出部5Bとからなり、本体部5Aには受口部のボ
ルト挿通孔1bに対応してボルト挿通孔5aが形
成される。5bは押輪の本体部の前面から突出し
て形成されたパツキング4を押圧する突出部であ
る。
6は押輪5の膨出部5Bに穿設形成された係止
片収容凹部であり、後記する係止片が自然状態
(すなわち傾斜状態)で収容される。該係止片収
容凹部6の後壁部には受棚6aが所定の間隙を存
して相対して突設されている。
7はねじ孔であつて、押輪5の係止片収容凹部
6に連通して管径方向に穿設される。
8は係止片であつて、押輪5の係止片収容凹部
6に収容される。該係止片8は内面が刃先部に形
成されるが、該刃先部はその幅方向の全体にわた
つて挿口部の外周の曲率に合致する食込み刃8a
と、円周幅方向の中央位置に該食込み刃8aより
も内面方向に局部的に突出する突出刃8bとから
構成されている。
該係止片8の外面8cは管軸方向に円弧状に形
成され、後記する押しボルトの底面と点接触して
揺動可能となす。
また、その前面8dは係止片収容凹部6の前壁
部と滑らかに接して、該係止片8の立上りを円滑
ならしめる。
更に、その後面には突部8eが突設されてい
る。該突部8eは係止片収容凹部6の受棚6aの
間隙を通過する。
本実施例において、係止刃8の幅(すなわち食
込み刃8aの幅)は70mm、また、突出刃8bの幅
及び深さはそれぞれ5mm,1mmとされる。
9は弾性支持片である。該弾性支持片9は係止
片収容凹部6の受棚6aと係止片8の突部8eと
の間に介装され、係止片8を収容凹部6内に保持
するとともに該係止片8の前面8dを収容凹部6
の前壁部に押し当てる機能を有する。
なお、該弾性支持片9は係止片収容凹部6内に
係止片8を所定の姿勢に保持することができるな
らば適宜省略してもよいことは勿論である。
しかして、係止片8は管の接合に先だつて工場
(製作現場)において係止片収容凹部6に収容さ
れるものであり、弾性支持片9によつて支持され
ることによつて運搬中の脱落はない。
10は押しボルトであつて、押輪5のねじ孔7
に螺入され、その底面で係止片8をその円周方向
の外方から径方向(管軸中心方向)に向つて押圧
する。該押しボルト10は工場組立において軽く
締め込んでおくものとする。
11は締具であつて、ボルト12及びナツト1
3よりなる。ボルト杆12aを押輪5及び受口部
1の鍔1aのボルト挿通孔5a,1bに挿通し、
ボルト頭部12bを鍔1aに係合させてナツト1
3を回動締込むことにより、押輪5を受口部1に
引き寄せるものである。
本メカニカル継ぎ手の離脱防止装置の取付け手
順並びに離脱時の作用は次のとおりである。
(1) 流体管P及びP′の接続に当り、押輪5をその
係止片収容凹部6内に弾性支持片9によつて支
持された係止片8を収容したまま挿口部2に預
け入れ、次いで、パツキング4を挿口部2に預
け入れる。
(2) 受口部1に挿口部2を挿入し、パツキング4
を受口部1のパツキング収容凹部1c内に押し
込む。次いで、預け入れておいた押輪5を受口
部1に引き寄せ、締具11を受口部の鍔1a及
び押輪5にわたつて装着し、ナツト13の回動
締込みにより押輪5を受口部1に強く引き寄
せ、突出部5bでパツキング4を圧縮する。
(3) パツキング4の圧縮が終了すれば、押しボル
ト10を締め込み、係止片8を押圧して本離脱
防止装置の組付けを図る。すなわち、第4図に
示すように、係止片8は弾性支持片9により前
方に押圧され傾斜した姿勢をとり、押しボルト
10の押圧によりその先端の突出刃8bを所要
深さα(本実施例では1mm)だけ挿口部2の外
面に食い込ませて係止させる。このとき、係止
片8に加えられる押しボルト10のトルクは通
常の場合の数分の1で済む。それ以上押しボル
ト10を締め込むと食込み刃8aが挿口部2の
外面に当接することになり、押しボルト10に
加えられるトルクは急激に増大し、係止片8の
組付けの完了の目安となる。
(4) 第5図に示すように、流体管P,P′が相互に
移動し、挿口部2が受口部1から離れる方向
(イ方向)に変位するとき、係止片8はその外
面8cが押しボルト10により径方向に拘束さ
れているので、外面8cとボルト10との接点
を中心としてロ方向に回転し、その内面の突出
刃8bが更に深さα′(α′>α)だけ挿口部2に
食い込むとともに、食込み刃8aが挿口部2の
外面に深さβ食い込むことになる。該食込み刃
8aの食込みは該食込み刃8aの中央(すなわ
ち突出刃8b)から両側端部へと拡大してゆ
く。しかして、挿口部2の離脱は確実に阻止さ
れることになる。
第6図は、本考案の他の実施例を示す。
この実施例のものは、受口部がセルフシーリン
グ式のパツキングを有するいわゆるソケツト接合
部に適用されるものを示す。
ここに、21,22は接続される管Q,Q′の
受口部及び挿口部であつて、21aは受口部外端
の鍔部、21bはパツキング収容凹部、22aは
面取り加工された挿口部22の端部である。23
はライニング層、24はパツキングである。
25は円環状の離脱防止金具、26は該離脱防
止金具本体25の内周に形成された複数の係止片
収容凹部、27はねじ孔、28は係止片、29は
弾性支持片であり、30は押しボルトであつて、
これらは先の実施例の構成に準じる。
本実施例においては、離脱防止金具本体25の
庇部25aに穿設されたねじ孔25bに定着ボル
ト31を螺入し、該定着ボルト31の端部で受口
部の鍔部21aに係合させ離脱防止金具25のを
固定してなるものである。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の基本的技術思想の範囲内で種々設計
変更が可能である。すなわち、以下の態様は本考
案の技術的範囲内に包含されるものである。
ソケツト接合部の受口部の内面に係止片収容
凹部を形成し、該収容凹部に係止片を収容して
なる態様。
本実施例では突出刃を食込み刃より1個突設
させたが、複数(2ないし3)個突設させる態
様を採ることができる。
〔本考案の効果〕 本考案は以下の特有の効果を有する。
本離脱防止装置の継ぎ手部への装着に際し、
係止片の押しボルトの押圧による挿口部表面へ
の食込みは主として小断面の突出刃によるの
で、従来のものに比べ小さな締付け力で済み、
押圧具の締付け操作が簡単化される。また、小
さな締付け力で済むので、係止片の直下に局部
荷重が作用せず、管の変形圧壊が生じない。こ
のため、薄肉管に用いることができる。
挿口部が受口部から離脱する際、係止片と挿
口部とは確実に係合し滑動がないので押しボル
トの押圧力(離脱阻止力)は有効に係止片及び
挿口部に伝達される。
係止片の食込み刃は管が離脱するとき初めて
挿口部表面に食い込むとともに該食込み刃は幅
広であるので大きな締付け力を均等に挿口部に
伝達することができるので、挿口部を傷めるこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の離脱防止装置の
一実施例を示し、第1図はその管軸に直角に切断
した正面図、第2図は第1図のX−X線断面図、
第3図a,b,cは係止片の詳細図であつて、a
はその斜面図、bは背面図、cはbのY−Y線断
面図、第4図及び第5図は係止片の動作図であ
る。第6図は本考案の他の実施例の縦断面であ
る。第7図は先行技術の離脱防止装置の構造を示
す。 1……受口部、2……挿口部、4……パツキン
グ、5……離脱防止金具、6……係止片収容凹
部、7……ねじ孔、8……係止片、8a……食込
み刃、8b……突出刃、10……押しボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 接続される一方の流体管の端部の受口部1内に
    接続される他方の流体管の端部の挿口部2が挿入
    され、パツキング4を介して水密に接続される流
    体管の継ぎ手部において、 受口部1に係合する離脱防止金具5の内面に、
    もしくは受口部1自体の内面に、挿口部2に対向
    して円周方向に適宜数の係止片収容凹部6が形成
    され、 前記収容凹部6内に、内面に挿口部の外周面に
    実質的に合致する幅広の食込み刃8aが形成され
    るとともに該食込み刃8aより突出する幅狭の突
    出刃8bを備えた係止片8が傾斜状態で収容され
    るとともに、 前記収容凹部6に連通するねじ孔7に螺入され
    た押しボルト10は前記係止片8の外面と揺動自
    在に衝接し、かつ、該係止片8を外径方向より押
    圧拘束して前記係止片8の突出刃8bにより挿口
    部2の外周面に係止させてなる、 ことを特徴とする流体管の離脱防止装置。
JP415285U 1985-01-18 1985-01-18 Expired JPH0133907Y2 (ja)

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