JPH0410471Y2 - - Google Patents

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JPH0410471Y2
JPH0410471Y2 JP1986152067U JP15206786U JPH0410471Y2 JP H0410471 Y2 JPH0410471 Y2 JP H0410471Y2 JP 1986152067 U JP1986152067 U JP 1986152067U JP 15206786 U JP15206786 U JP 15206786U JP H0410471 Y2 JPH0410471 Y2 JP H0410471Y2
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locking piece
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fluid
accommodating recess
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、水道管、ガス管、プラント用配管
等の流体管の受口部及び挿口部よりなる継ぎ手部
に用いて流体管相互の離脱を防止する装置に関
し、更に詳しくは、長尺体の係止片を介装させて
該係止片による挿口部表面への食込みを利用する
離脱防止装置に関する。
本考案は特には、小口径管に用いて好適な離脱
防止装置に関する。
[従来の技術] 本出願人は先に、特開昭61−88091号公報(以
下「先行技術」という。)において、 「接続される一方の流体管の端部の受口部内に接
続される他方の流体管の端部の挿口部が挿入さ
れ、パツキングを介して水密に接続される流体管
の継ぎ手部において、受口部に係合する離脱防止
金具の内面に、もしくは受口部自体の内面に、挿
口部に対向して円周方向に内周溝が形成され、前
記内周溝内に、皿ばね作用を有し、内面に食込み
刃が形成された係止部材(係止リングあるいは分
割係止片)が傾斜状態で収容されるとともに、前
記内周溝に連通するねじ孔に螺入された押しボル
トにより前記係止部材を外方より押圧拘束して前
記係止部材の食込み刃により挿口部の外周面に係
止させてなる、ことを特徴とする流体管の離脱防
止装置。」 を提案した。
この先行技術の装置によれば、挿口部が受口部
から離脱する方向に力を受けるとき、係止部材は
前後面が内周溝に拘束され、外面が押しボルトに
よりそれぞれ拘束されているので、皿ばね作用に
よりねじれ変形を起こし、その食込み刃は挿口部
表面に更に深く均等に食い込み、挿口部の離脱を
確実に阻止する。また、流体の脈流等による振動
に対しては、該係止部材は皿ばね特性を発揮し可
撓性を有するので該振動を良好に吸収するもので
ある。
しかし、該先行技術においては、係止部材が挿
口部の全周に配されるとともに多数の押しボルト
を使用して係止部材を締め付けるものであるの
で、押しボルトによる締付け操作が煩雑であ
り、特に狭い場所においては下方押しボルトの
締込み操作が困難である、挿口部の挿込み時に
おいて荷重が下方の係止部材に作用してその係止
部材の刃先部に係合し、挿込み操作が円滑に行わ
れない、小口径管用に対しては構造が複雑とな
り製作費用が増大する、等の問題点がある。
[本考案の技術的課題] 本考案はこのような実情に鑑みなされたもので
あつて、先行技術の皿ばね作用による係止部材の
離脱阻止作用を活かしつつ、押しボルトの締付け
操作の手間を省き、迅速に係止部材の食込みを図
ることができる改良された離脱防止装置を得るこ
とをその目的(技術的課題)とする。
本考案は更に、小口径管用として用いても有効
な離脱防止装置を提供するものである。
〔本考案の構成〕
接続される一方の流体管の端部の受口部内に接
続される他方の流体管の端部の挿口部が挿入さ
れ、パツキングを介して水密に接続される流体管
の継ぎ手部において、前記受口部の端部の上半部
内面には、前記挿口部に対向して円周方向に係止
片収容凹部が形成され、また、該受口部の端部の
下半部内面には、挿口部の曲率に実質的に合致す
るとともに実質的にすべりを許容する受け部が形
成され、前記係止片収容凹部内に、そのねじれ変
形により皿ばね作用を発揮し、内面に食込み刃が
形成された円弧状の係止片が可撓性の支持部材を
介して収容保持されるとともに、前記係止片収容
凹部に連通するねじ孔に螺入された単一の押しボ
ルトにより前記係止片をその中央外方より押圧拘
束して前記係止片の食込み刃により挿口部の外周
面に係止させてなる、ことを特徴とする。
[作用] 接続操作は、パツキング並びに係止片を装着し
た受口部内に芯出しを図りながら挿口部を挿入す
る。しかる後、押しボルトにより係止片を押圧し
て挿口部表面に係止させる。
流体管が相互に移動するときは、係止片が皿ば
ね作用により更に挿口部に食い込んで離脱を阻止
する。
[本考案の効果] 本考案は上述の構成を採り作用を奏するもので
あるので、以下の特有の効果を有する。
挿口部の挿入において、受口部端部の内面に
形成された受け部は芯出し作用をなし、挿口部
の挿入操作を正確かつ容易になすことができ
る。
単一の押しボルトであるので、係止片の押圧
操作は容易である。
係止片は長尺体としたことの効果(均等に係
止片が作用すること)を失わず均等に挿口部表
面に食い込み、かつ、係止片は皿ばね特性を発
揮して振動を良好に吸収し、装置全体として長
期間の使用に耐えることができる。
係止片は適度な可撓性を有するので、挿口部
の離脱に伴う係止片の変位において該係止片に
当接する押しボルトへ無理な力を与えず、この
ため押しボルトひいては受口部に無理な変形を
生じることがない。
運搬中における係止片の係止片収容凹部から
の脱落がないので製作現場において予め組み立
てることができ、接合現場での組立て作業を省
略して効率的な作業を実施することができる。
更に、係止片と押しボルトとを正確に対応させ
ることができ、押しボルトの締付けに力の偏在
がない。
[実施例] 以下、本考案の流体管の離脱防止装置の実施例
を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第5図は本考案をいわゆるスリツ
プオン式継ぎ手に適用した一実施例を示す。
接続される一方の管Hの端部には受口部1が膨
出して形成され、この受口部1内に接続される他
方の管Iの端部の挿口部2が挿入される。受口部
1の内面にはパツキング収容凹部1aが形成さ
れ、パツキング3が装着される。2aは挿口部2
の端面に形成された面取り部である。
受口部1の外端の上半部には膨出部4が形成さ
れ、この膨出部4内に係止片収容凹部5が内面に
開口して円周方向に溝状に形成されている。膨出
部4の天井部にはねじ孔6が係止片収容凹部5に
連通して径方向に穿設される。
受口部1の外端の下半部には受け部8が2か所
にわたつて突出形成されている。該受け部8はそ
の内面の曲率が挿口部2の曲率に合致するように
されるとともに、挿口部2に対しすべりを許容す
るように平滑面とされる。このため各口径の挿口
部2に合わせて用意される。
受口部1の係止片収容凹部5には、係止片10
がゴム体よりなる可撓性の支持部材11によつて
収容保持される。係止片10は当該技術分野にお
いて通常に採用されるダクタイル鋳鉄製、鋼製等
の金属製のものが採用されるが、その他の素材
(硬質合成樹脂、例えばエンジニアリングプラス
チツクとしてのポリアセタール、ポリカーボネー
トなど)の使用を妨げるものではない。
該係止片10は実質的に皿ばね状断面を有し、
全体的に弾性に富む特性を有する。本実施例では
係止片10はほぼ6分円弧の長さとされ、その断
面は、外方面10aは円弧状に、内方面10bは
食込み刃に形成され、前面10c、後面10dは
それぞれ平行状に形成されている。該係止片10
は強度が不足するときは適宜、前面10c、後面
10dに肉盛されて断面を大きくされる。係止片
10の食込み刃10bの形成する曲率rは挿口部
2外周の曲率Rとほぼ同一又はわずかに小さくさ
れ、また挿口管2外周との接触角度αを60°〜90°
とされる。
支持部材11は通常には硬質ゴム体が採用され
るが、同等の作用をもつものであれば、ばね部材
等の適宜のものが採用される。
係止片10は管の接合に先だつて工場(製作現
場)において支持部材11をもつて係止片収容凹
部5に収容されるものであり、これによつて運搬
中の脱落はない。
因に、係止片10の諸元を例示すると、呼び径
50mmの鋳鉄管に対応して、FCD45の材質を使用
した係止片10の厚さt(前面10cと後面10
dとの距離)は12mm、高さh(外方面10aと内
方面10bの先端との距離)は15mmとされ、接触
角度は60°とされる。
押しボルト13は、膨出部4のねじ孔6に螺入
され、その底面で係止片10をその円周方向の外
方から径方向(管軸中心方向)に向つて押圧す
る。
次に、本実施例の離脱防止装置の取付け手順並
びに離脱時の作用を説明する。
(1) 流体管H,Iの接続に当り、受口部1にはパ
ツキング3並びに係止片10が予め装着され
る。挿口部2の芯出しを図りながら受口部1内
に挿入する。
このとき、受口部1の下方に設けた受け部8
は挿口部2の芯出しを図り、パツキング3の片
当りによる破損を防止する。
(2) 挿口部2の挿入が終了すれば押しボルト13
を締め込み、係止片10を押圧する。係止片1
0の前面10c及び後面10dは係止片収容凹
部5の前壁面及び後壁面に拘束されているの
で、押しボルト13の押圧によりその先端の食
込み刃10bは挿口部2の外面に食込み状に係
止する(第4図a参照)。
以上の操作によつて2つの流体管の接続は終
了するが、この過程において受け部8により自
動的に芯出しが図られ、挿口部2の挿入操作が
容易であり、また単一の押しボルト13の係止
片10の締付け操作によるのでその操作も容易
になされる。
(3) 流体管H,Iが相互に移動し(第4図b参
照)、挿口部2が受口部1から離れる方向(イ
方向)に変位するとき、係止片10はその外方
面10a及び前後面10c,10dが押しボル
ト13及び凹部5の前後壁面に拘束されている
ので、外方面10aと押しボルト13との接点
を中心として皿ばね作用を発揮してねじれ方向
(ロ方向)に回転し、その先端の食込み刃10
bは挿口部2の表面に更に深く食い込むことに
なる。これにより、挿口部2の離脱は確実に阻
止されることになる。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の基本的技術思想の範囲内で種々設計
変更が可能である。すなわち、以下の態様は本考
案の技術的範囲内に包含されるものである。
受け部8は2か所に限らず、1又は3以上に
設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の離脱防止装置の実施例を示し、
第1図はその一実施例の管軸直角方向の断面正面
図、第2図は第1図のX−X線に沿う縦断面図、
第3図は第2図のY−Y線断面図、第4図a,b
は係止片の動作図、第5図a,bは係止片の側面
図及びZ−Z線断面図である。 1……受口部、2……挿口部、3……パツキン
グ、4……押輪、5……係止片収容凹部、8……
受け部、10……係止片、10b……食込み刃、
11……支持部材、13……押しボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 接続される一方の流体管の端部の受口部1内に
    接続される他方の流体管の端部の挿口部2が挿入
    され、パツキング3を介して水密に接続される流
    体管の継ぎ手部において、 前記受口部1の端部の上半部内面には、前記挿
    口部2に対向して円周方向に係止片収容凹部5が
    形成され、また、該受口部1の端部の下半部内面
    には、挿口部2の曲率に実質的に合致するととも
    に実質的にすべりを許容する受け部8が形成さ
    れ、 前記係止片収容凹部5内に、そのねじれ変形に
    より皿ばね作用を発揮し、内面に食込み刃10a
    が形成された円弧状の係止片10が可撓性の支持
    部材11を介して収容保持されるとともに、 前記係止片収容凹部5に連通するねじ孔6に螺
    入された単一の押しボルト13により前記係止片
    10をその中央外方より押圧拘束して前記係止片
    10の食込み刃10bにより挿口部2の外周面に
    係止させてなる、 ことを特徴とする流体管の離脱防止装置。
JP1986152067U 1986-10-02 1986-10-02 Expired JPH0410471Y2 (ja)

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JPS6357884U JPS6357884U (ja) 1988-04-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5659088A (en) * 1979-10-19 1981-05-22 Matsushita Electric Works Ltd Pipe joint

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JPS5351780Y2 (ja) * 1975-02-28 1978-12-11

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JPS5659088A (en) * 1979-10-19 1981-05-22 Matsushita Electric Works Ltd Pipe joint

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