JPH023033Y2 - - Google Patents

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JPH023033Y2
JPH023033Y2 JP1983195655U JP19565583U JPH023033Y2 JP H023033 Y2 JPH023033 Y2 JP H023033Y2 JP 1983195655 U JP1983195655 U JP 1983195655U JP 19565583 U JP19565583 U JP 19565583U JP H023033 Y2 JPH023033 Y2 JP H023033Y2
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JP
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socket
stopper
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face
ring main
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JP1983195655U
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JPS60102576U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は伸縮兼用離脱防止管継手に関し、特に
受口内面と挿口外面との間で環状のシール材を圧
縮するスリツプオンタイプの管継手における伸縮
兼用離脱防止管継手に関する。
スリツプオンタイプの管継手に離脱防止機能を
備えさせようとする場合に、従来はたとえば実開
昭53−52019号公報に示されるように、挿口外周
に形成された第1の環状溝にロツクリングを外嵌
し、受口内周に形成された第2の環状溝または突
起等に前記ロツクリングを係止させるものが通例
となつている。ところが、このような従来の離脱
防止管継手では、離脱防止機能を有しない管継手
に比べて受口および挿口の構成を大きく変更させ
る必要があるため、離脱防止機能を有するものと
有しないものとでは製造工程および製品形状が全
く異なつたものとなり、そのため工程管理および
製品管理が繁雑になるという問題がある。また、
離脱防止管継手にある程度の伸縮機能を兼備させ
ようとする場合には、前記第1の環状溝を広幅に
形成しなければならない等、工程管理および製品
管理がさらに繁雑になるという問題がある。
そこで本考案は、離脱防止機能を有しない通常
のスリツプオンタイプの管継手に簡単な追加工を
施し、かつ簡単な追加部材を装着するだけで、容
易に伸縮機能を兼備した離脱防止管継手を得るこ
とができるようにすることを目的とするものであ
る。
この目的を達成するため本考案は、受口内面と
挿口外面との間で環状のシール材を圧縮するスリ
ツプオンタイプの管継手において、受口端面にお
ける周方向複数位置に軸心方向の長目の抜止ボル
トを螺入し、この抜止ボルトが挿通する挿通穴を
周方向適当位置ごとに有するとともに、この挿通
穴を避けた他の周方向適当位置ごとに挿口外面に
対向して開口する収容室を有した押輪本体を挿口
に外嵌し、前記収容室内に、受口端面から離れる
方向に先すぼまり状となる外側テーパ面を有しか
つ内面に複数条の掛止刃を有した円弧状のストツ
パと、前記外側テーパ面に当接する内側テーパ面
を有した円弧状のウエツジとを収容し、ウエツジ
の外面に当接して前記ストツパを挿口外面に圧着
させる押ボルトを押輪本体の外面から収容室内に
螺入し、受口端面から距離をおいた位置における
前記抜止ボルトの先端に、押輪本体に係止可能で
あるとともに、前記受口端面との間における押輪
本体の軸心方向の一定距離の移動を許容可能な係
止部材を設けたものである。
したがつて、押輪本体が挿口に固定されること
となるため、押輪本体が係止部材および受口端面
に係止するまでは、受口挿口間における自在な伸
縮が可能であり、また、挿口の抜出力により押輪
本体が係止部材に係止したなら、外側および内側
テーパ面の作用により、掛止刃が喰込む程度にス
トツパが挿口外面に押圧されることになるため、
強力な離脱防止機能を得ることが可能である。さ
らに、当該伸縮機能を兼備した離脱防止機能は、
離脱防止機能を有しない管継手の受口に抜止ボル
トが螺入可能なめねじ穴だけを追加工し、かつ抜
止ボルトや押輪本体等を装着するだけで得ること
ができ、しかも挿口には何ら追加工を必要としな
いため、その工程管理および製品管理を簡単なも
のとすることができる。また、管を鋳造により成
形する場合には、鋳造金型および受口中子の形状
を一切変更する必要がないため、特に有用であ
る。
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。第1図〜第3図において、1は受口、2
は挿口であり、両管部内面にはセメントモルタル
ライニング3が施されている。受口1において、
4は受口端面5を形成するつば部であり、その奥
側には、シール材圧接面6、テーパ面7および奥
端面8がこの順で形成されている。シール材圧接
面6部分には環状の係合突起9が形成されてい
る。10は係合突起9に係合されるとともにシー
ル材圧接面6と挿口2の外面11との間で圧縮さ
れる環状のシール材である。
受口端面5における周方向複数位置にはめねじ
穴12が形成され、このめねじ穴12に軸心方向
の植込式の長目の抜止ボルト13が螺入固定され
ている。また、受口端面5よりも外側における挿
口2部分には、周方向適当数に分割されかつ分割
部が互いに固定された環状の押輪本体14が外嵌
されている。この押輪本体14において、15は
抜止ボルト13が挿通する挿通穴であり、抜止ボ
ルト13の外径よりもかなり大きめの内径寸法に
形成されている。また、挿通穴15を避けた周方
向数個所には、挿口2の外面11に対向して開口
する収容室16が、周方向に適当長さで形成され
ている。
各収容室16内には、受口端面5から離れる方
向に先すぼまり状となる外側テーパ面17を有
し、かつ内側に2条の掛止刃18を有した円弧状
のストツパ19と、前記外側テーパ面17に当接
する内側テーパ面20を有した円弧状のウエツジ
21とが収容されている。ウエツジ21の外面2
2は挿口2の外面11と平行に形成されている。
また、ストツパ19およびウエツジ21は、収容
室16に対応した軸心方向および周方向長さに形
成されている。23はウエツジ21の外面22に
当接してストツパ19を挿口2の外面11に圧着
させる押ボルトであり、押輪本体14の外面24
から収容室16に向けて螺入されている。
前記抜止ボルト13には、受端面5から距離を
おいて位置する先端部分25に係止部材としての
ダブルナツト26が固定され、またダブルナツト
26と押輪本体14との間にはワツシヤ27が外
嵌されている。
次に接合作業を説明する。まずめねじ穴12に
抜止ボルト13が螺入固定された状態の受口1内
にシール材10を預け、その中に挿口2を挿入す
る。次に、収容室16内にウエツジ21およびス
トツパ19が嵌入された状態の押輪本体14の分
割部を互いに固定することによりこの押輪本体1
4を挿口2に外嵌し、挿通穴15に抜止ボルト1
3を通すことによりこの押輪本体14を受口端面
5の近傍に位置させる。その後押ボルト23にて
ストツパ19を挿口2の外面に圧着し、抜止ボル
ト13にはワツシヤ27を嵌め、ダブルナツト2
6をセツトする。
このような構成であると、押ボルト23にてス
トツパ19が挿口2の外面11に圧着されること
により、押輪本体14が挿口2に外嵌固定され、
押輪本体14がワツシヤ27を介してダブルナツ
ト26に当接するまでの範囲内では、受口1と挿
口2との自在な伸縮が可能となる。また挿通穴1
5を抜止ボルト13の直径よりも大きく形成して
いることから、受口1と挿口2との間にある程度
の屈曲が生じてもこれと容易に吸収することがで
きる。
挿口2に作用する抜出力により、押輪本体14
がワツシヤ27を介してダブルナツト26に係止
された場合には、ストツパ19に加わる抜出力、
ウエツジ21に加わる係止力およびテーパ面1
7,20の作用により、掛止刃18が喰込む程度
にストツパ19が挿口2の外面11に押圧される
ため、強力な離脱防止機能が得られることにな
る。
このように本考案によれば、離脱防止機能を有
しない管継手の受口1に抜止ボルト13が螺入可
能なめねじ穴12だけを追加工し、抜止ボルト1
3、押輪本体14等を装着するだけで簡単に伸縮
機能を兼備した離脱防止機能を得ることができ、
しかも挿口2には何ら追加工を必要としないた
め、その工程管理および製品管理を簡単なものと
することができる。かつ管を鋳造により成形する
場合には、鋳造金型および受口中子の形状を一切
変更する必要がないため、特に有用である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は周方
向の第1の位置における縦断面図、第2図は周方
向の第2の位置における縦断面図、第3図は要部
の横断面図である。 1……受口、2……挿口、5……受口端面、1
0……シール材、11……外面、13……抜止ボ
ルト、14……押輪本体、15……挿通穴、16
……収容室、17……外側テーパ面、18……掛
止刃、19……ストツパ、20……内側テーパ
面、21……ウエツジ、22……外面、23……
押ボルト、25……先端部分、26……ダブルナ
ツト(係止部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受口内面と挿口外面との間で環状のシール材を
    圧縮するスリツプオンタイプの管継手において、
    受口端面における周方向複数位置に軸心方向の長
    目の抜止ボルトを螺入し、この抜止ボルトが挿通
    する挿通穴を周方向適当位置ごとに有するととも
    に、この挿通穴を避けた他の周方向適当位置ごと
    に挿口外面に対向して開口する収容室を有した押
    輪本体を挿口に外嵌し、前記収容室内に、受口端
    面から離れる方向に先すぼまり状となる外側テー
    パ面を有しかつ内面に複数条の掛止刃を有した円
    弧状のストツパと、前記外側テーパ面に当接する
    内側テーパ面を有した円弧状のウエツジとを収容
    し、ウエツジの外面に当接して前記ストツパを挿
    口外面に圧着させる押ボルトを押輪本体の外面か
    ら収容室内に螺入し、受口端面から距離をおいた
    位置における前記抜止ボルトの先端に、押輪本体
    に係止可能であるとともに、前記受口端面との間
    における押輪本体の軸心方向の一定距離の移動を
    許容可能な係止部材を設けたことを特徴とする伸
    縮兼用離脱防止管継手。
JP19565583U 1983-12-19 1983-12-19 伸縮兼用離脱防止管継手 Granted JPS60102576U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19565583U JPS60102576U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 伸縮兼用離脱防止管継手

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19565583U JPS60102576U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 伸縮兼用離脱防止管継手

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Publication Number Publication Date
JPS60102576U JPS60102576U (ja) 1985-07-12
JPH023033Y2 true JPH023033Y2 (ja) 1990-01-24

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ID=30420099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19565583U Granted JPS60102576U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 伸縮兼用離脱防止管継手

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5484767B2 (ja) * 2009-04-02 2014-05-07 コスモ工機株式会社 移動防止手段

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS457260Y1 (ja) * 1966-11-16 1970-04-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6244223Y2 (ja) * 1978-05-30 1987-11-19

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JPS457260Y1 (ja) * 1966-11-16 1970-04-08

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JPS60102576U (ja) 1985-07-12

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