JPH0640576U - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0640576U
JPH0640576U JP7625492U JP7625492U JPH0640576U JP H0640576 U JPH0640576 U JP H0640576U JP 7625492 U JP7625492 U JP 7625492U JP 7625492 U JP7625492 U JP 7625492U JP H0640576 U JPH0640576 U JP H0640576U
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cap nut
pipe joint
joint body
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tightening
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孝 沢田
茂 安藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】管継手本体への袋ナットの適正な締付け量を極
めて容易に目視することができ、これを目安として適正
な締付け量を施すことができる管継手を提供する。 【構成】管継手本体1の鍔部122の締付け部121側
の側縁に、傾斜面122aを周方向に沿って設ける。傾
斜面122a間に凹溝部122bを設ける。袋ナット2
の先端面に、管継手本体1に袋ナット2を締め付けたと
きに、傾斜面に当接して先端が折れ曲がり、最終的に凹
溝部122bに嵌合する突起23を設ける。突起23の
基端部の内周側には切欠き部23aを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、給水用等の合成樹脂管等の接続管を接続するための袋ナットタイプ の管継手であって、袋ナットの適正な締付け量を確認することが容易な管継手に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
袋ナットタイプの管継手を用いて、合成樹脂管等を接続する場合、袋ナットを 管継手本体に締め付けていって、管継手本体の鍔部の端面に袋ナットの先端面を 当接させる際、狭くて暗い配管場所にて配管を行う場合には、端面同士が当接し たのを正確に目視して確認することができない。
【0003】 この場合、適正な締め付け量の管理は、手に伝わる感覚で管理する方法にたよ らざるを得ず、施工のバラツキが大きく、袋ナットを締め付け過ぎて管継手を破 損したり、逆に締め付け量が足りなくて、水漏れを発生させるという問題点があ った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかして、従来、例えば、特開昭1─145488号公報に記載の如く、袋ナ ットを管継手本体に円筒部に螺合させた際に、この袋ナットの先端面に食い込む 係止爪を有する鍔体を具備することにより、常に最終締付け時点を感知できるよ うにした管継手や、特開昭1─145489号公報に記載の如く、袋ナットと円 筒部との螺合時に、袋ナット及び鍔部の各対向面に食い込む突起を有する締結部 材を具備することにより、常に最終締付け時点を感知できるようにした管継手が 提案されている。
【0005】 しかし、このような管継手を用いた場合であっても、なお施工のバラツキが発 生する。即ち、鍔体や突起が袋ナット及び鍔部の各対向面に接触した場合であっ ても、手に伝わる感覚だけでは適正な締め付け量を感知することが不十分で、締 め付け過剰となって継手の肝心な部分の一部が割れたり変形したりして、水漏れ を引き起こすことがあるという問題点があった。
【0006】 本考案は、上記の如き従来の問題点を解消し、管継手本体への袋ナットの適正 な締付け量を極めて容易に目視することができ、これを目安として適正な締付け 量を施すことにより、締付け過剰となって管継手の肝心な部分が割れたり変形し たり、又は締付け不十分で、水漏れを引き起こすことを防止することができる管 継手を提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の考案は、少なくとも一端部に、外周面に雄ねじ部が形成され た略円筒状の締付け部が設けられるとともに、この締付け部の基端部の内方から 接続すべき接続管の端部を挿入する間隔を隔てて締付け部の先端方向に突出する 略円筒状の案内部が設けられ、略中央部に周方向に沿って鍔部が設けられた管継 手本体と、先端部の内周面に、管継手本体の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成 され、基端部の内周面に、押圧部が設けられた略円筒状の袋ナットと、袋ナット の押圧部の内方に挿入されるか又は案内部の外周面に装着されたパッキングから なり、袋ナットを管継手本体に締め付けることにより、袋ナットの先端部を管継 手本体の鍔部に近接させるとともに、袋ナットの押圧部によりその内方に挿入さ れたパッキングを接続管の外周面に押圧させるか、又は、袋ナットの押圧部によ り管継手本体の締付け部を接続管の外周面に押圧させて、接続管の内周面を案内 部の外周面に装着されたパッキングに押圧させる管継手であって、袋ナットの先 端面又は管継手本体の鍔部の袋ナット側の側面のいずれか一方に傾斜面が設けら れ、他方に、管継手本体の雄ねじ部に袋ナットの雌ねじ部を締めつけたとき前記 傾斜面に当接自在な突起が設けられ、突起の基端部に折れ曲がり乃至破損し易い 部分が設けられている管継手である。
【0008】 本願の請求項2の考案は、少なくとも一端部に、外周面に雄ねじ部が形成され た略円筒状の締付け部が設けられるとともに、この締付け部の基端部の内方から 接続すべき接続管の端部を挿入する間隔を隔てて締付け部の先端方向に突出する 略円筒状の案内部が設けられ、略中央部に周方向に沿って鍔部が設けられた管継 手本体と、先端部の内周面に、管継手本体の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成 され、基端部の内周面に、押圧部が設けられた略円筒状の袋ナットと、袋ナット の押圧部の内方に挿入されるか又は案内部の外周面に装着されたパッキングから なり、袋ナットを管継手本体に締め付けることにより、袋ナットの先端部を管継 手本体の鍔部に近接させるとともに、袋ナットの押圧部によりその内方に挿入さ れたパッキングを接続管の外周面に押圧させるか、又は、袋ナットの押圧部によ り管継手本体の締付け部を接続管の外周面に押圧させて、接続管の内周面を案内 部の外周面に装着されたパッキングに押圧させる管継手であって、管継手本体の 締付け部外周面もしくは鍔部の袋ナット側側面、又は袋ナットの先端面に突起が 設けられ、突起の基端部に、袋ナットの先端面又は管継手本体の鍔部の袋ナット 側の側面に押圧されたとき破損し易い部分が設けられている管継手である。
【0009】 本考案においては、管継手本体には、雄ねじ部が外周面に形成された略円筒状 の締付け部と、この締付け部の基端部の内方から接続すべき接続管の端部を挿入 する間隔を隔てて締付け部の先端方向に突出する略円筒状の案内部が設けられて いるが、これらは管継手本体の一端部にのみ設けられていてもよいし、又、両端 部に設けられていてもよい。
【0010】 本考案において、パッキングが設けられているが、このパッキングは、袋ナッ トの押圧部の内方に挿入されていてもよいし、案内部の外周面に装着されていて もよい。 袋ナットを管継手本体に締め付けたとき、前者の場合には、袋ナットの押圧部 によりその内方に挿入されたパッキングを接続管の外周面に押圧させ、後者の場 合には、袋ナットの押圧部により管継手本体の締付け部を接続管の外周面に押圧 させて、接続管の内周面を案内部の外周面に装着されたパッキングに押圧させる 。
【0011】 本願の請求項1の考案においては、傾斜面とその傾斜面に当接自在な突起が設 けられているが、傾斜面が管継手本体の鍔部の袋ナット側の側面に設けられ、且 つ突起が袋ナットの先端面に設けられていてもよいし、又、傾斜面が袋ナットの 先端面に設けられ、且つ突起が管継手本体の鍔部の袋ナット側の側面に設けられ ていてもよい。
【0012】 管継手本体の鍔部の袋ナット側の側面又は袋ナットの先端面に設けられる傾斜 面は、周方向の全周に渡って設けられていてもよいし、凹溝部が介在されるよう に周方向の複数箇所分かれて設けられていてもよい。 又、管継手本体の鍔部の袋ナット側の側面又は袋ナットの先端面に設けられる 突起は、周方向の複数箇所に分かれて設けられていているのが好ましいが、周方 向の全周にわたって設けられていてもよい。
【0013】 尚、全周にわたって設けられる場合には、傾斜面に当接したときその先端部を 外方に飛び出させるために、管軸方向に沿う分断し易い部分が複数箇所設られる 必要がある。 突起の基端部に設けられる折れ曲がり易い部分は、例えば外周面等に切欠き部 が形成されて肉薄状とされていてもよいし、中空状とされていてもよい。
【0014】 本願の請求項2の考案においては、袋ナットの先端面又は管継手本体の鍔部の 袋ナット側の側面に押圧されたとき破損して外方に飛び出される突起が設けられ るが、その突起は、管継手本体の締付け部外周面もしくは鍔部の袋ナット側側面 に設けられていてもよいし、又、袋ナットの先端面に設けられていてもよい。そ して、その突起は、周方向の複数箇所に分かれて設けられていているのが好まし いが、周方向の全周にわたって設けられていてもよい。
【0015】 尚、全周にわたって設けられる場合には、管継手本体の鍔部の袋ナット側の側 面又は袋ナットの先端面に押圧されたときに、破損して外方に飛び出させるため に、管軸方向に沿う分断し易い部分が複数箇所設られる必要がある。 突起の基端部に設けられる破損し易い部分は、例えば外周面等に切欠き部が形 成されて肉薄状とされていてもよいし、中空状とされていてもよい。
【0016】
【作用】
本願の請求項1考案は、袋ナットの先端面又は管継手本体の鍔部の袋ナット側 の側面のいずれか一方に傾斜面が設けられ、他方に、管継手本体の雄ねじ部に袋 ナットの雌ねじ部を締めつけたとき前記傾斜面に当接自在な突起が設けられ、突 起の基端部に折れ曲がり易い部分が設けられていることことにより、袋ナットを 管継手本体に締め付けていって、袋ナットの先端部を管継手本体の鍔部に近接さ せると、傾斜面に突起が当接されて、突起が基端部の折れ曲がり易い部分を支点 としてその先端部が外方に飛び出され、最終的に、鍔部の袋ナット側の面と袋ナ ットの先端面とが当接し、締付けトルクが急激に増大する。突起が外方に飛び出 した時点を適正な締付け量の目安として設定することができるので、その判断が 極めて容易であり、締付け過剰となって管継手の肝心な部分が割れたり変形した り、逆に締め付け不十分となったりするおそれがなく、これにより水漏れを引き 起すことを防止することができる。
【0017】 本願の請求項2の考案は、管継手本体の締付け部外周面もしくは鍔部の袋ナッ ト側側面、又は袋ナットの先端面に突起が設けられ、突起の基端部に、袋ナット の先端面又は管継手本体の鍔部の袋ナット側の側面に押圧されたとき破損し易い 部分が設けられていることにより、袋ナットを管継手本体に締め付けていって、 袋ナットの先端部を管継手本体の鍔部に近接させると、突起が、袋ナットの先端 面又は管継手本体の鍔部の袋ナット側の側面に押圧されて引っ張られるか圧縮さ れるように破損されると同時に袋ナットの回転力が付加されて外方に飛び出され 、最終的に鍔部の袋ナット側の面と袋ナットの先端面とが当接し、締付けトルク が急激に増大する。突起が外方に飛び出した時点を適正な締付け量の目安として 設定することができるので、その判断が極めて容易であり、締付け過剰となって 管継手の肝心な部分が割れたり変形したり、逆に締め付け不十分となったりする おそれがなく、これにより水漏れを引き起すことを防止することができる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案を実施例により図面を参照して説明する。 図1は、本願の請求項1の考案の管継手の一例を示す一部切欠き正面図である 。 図1に示す如く、本考案の管継手は、管継手本体1と、袋ナット2と、パッキ ング5からなる。 管継手本体1は、継手体11とその継手体11に外嵌されるスリットリング1 2から構成されている。
【0019】 継手体11は、耐熱性に優れた合成樹脂材にて略円筒状に形成され、一端部に 一方の接続管3が外挿される案内部111が設けられ、他端部に他方の接続管4 が接続される接続部112が設けられている。接続部112には外周面に雄ねじ 部112aが形成されている。案内部111の外周面にはパッキング5が装着さ れている。 継手体11の略中央部には、角形、例えば六角形のナット部113が設けられ ている。
【0020】 スリットリング12は、継手体11と同様に耐熱性の優れた合成樹脂にて略円 筒状に形成され、一端部に一方の接続管が内挿される締付け部121が設けられ 、他端部に径方向の外方に突出され外周面が六角形状の鍔部122が設けられて いる。 締付け部121の外周面には雄ねじ部121aが形成されている。 管継手本体1の鍔部122の締付け部121側の側縁には、周方向に沿って中 央部に向かうに従って次第に大径となる傾斜面122aが設けられている。又、 傾斜面122a間に凹溝部122bが複数箇所設けられている。
【0021】 袋ナット2には、先端部の内周面に、管継手本体1の雄ねじ部121aに螺合 する雌ねじ部21が形成されている。又、基端部の内周面に、先端方向に向かう につれて次第に大径となる傾斜面状の押圧部22が設けられている。
【0022】 袋ナット2の先端面に、管継手本体1の鍔部122方向に突出する突起23が 複数箇所設けられている。突起23は、管継手本体1に袋ナット2を締め付けた とき、最終的に凹溝部122bに嵌合する部分に設けられている。 突起23の基端部には内側面に切欠き部23aが設けられている。
【0023】 そして、管継手本体1に袋ナット2を締め付けていくと、傾斜面122aに突 起23が当接されて、切欠き部23aが設けられた薄肉部分を支点として突起2 3の先端部が折り曲げられて外方に飛び出される。そして、最終的に先端部が折 れ曲がった状態で凹溝部122bに嵌合するようになっている。
【0024】 次に、上記の如き管継手を用いて、一方の接続管3及び他方の接続管4を接続 する態様について、図1及び図2を参照して説明する。 まず、図1に示す如く、一方の接続管3を管継手本体の案内部111と締付け 部121の間に挿入し、他方の接続管4を接続部112に外挿する。 そして、袋ナット2を管継手本体1に締め付けていって、袋ナット2の先端部 を管継手本体1の鍔部122に近接させる。
【0025】 これにより、袋ナット2の突起23が鍔部122の傾斜面122aに当接され る段階で徐々に締付けトルクが増大していき、図2に示す如く、突起23が切欠 き部23aの設けられた薄肉部を支点として曲折されて外方に飛び出される。そ して、最終的に、突起23はその先端部が折れ曲がった状態で凹溝部122bに 嵌合される。 このとき、鍔部122の袋ナット2側の面と袋ナット2の先端面とが当接され るともに、袋ナット2の押圧部22が管継手本体1の締付け部121の先端部を 接続管3の外周面に押圧し、これにより接続管3の内表面を案内部111に装着 されたパッキング5に押圧して接続部をシールする。この時点で締付けトルクが 急激に増大する。 従って、この突起23が飛び出したときを管継手本体1に対する袋ナット2の 適正な締付け量の目安としてとらえることができる。
【0026】 図3は、本願の請求項1の考案の別の例を示す要部縦断面図である。 管継手本体1の鍔部122の締付け部121側の側面には、周方向に沿って複 数箇所に突条13が設けられている。突条13の基端部には内側面に切欠き部1 3aが設けられいる。
【0027】 袋ナット2の先端縁であって、管継手本体1に袋ナット2を締め付けたときに 突起13が当接する傾斜面24が周方向に沿って全周にわたって設けられている 。その他の構成については、図1及び図2を参照して説明した例の場合と同じな のでその詳細な説明は省略する。
【0028】 図4は、本願の請求項2の考案の管継手の一例を示す一部切欠き正面図である 。 図4に示す如く、本考案の管継手は、管継手本体6と、袋ナット7と、パッキ ング5からなる。 管継手本体6は、継手体61とその継手体61に外嵌されるスリットリング6 2から構成されている。
【0029】 継手体61は、耐熱性に優れた合成樹脂材にて略円筒状に形成され、一端部に 一方の接続管3が外挿される案内部611が設けられ、他端部に他方の接続管4 が接続される接続部612が設けられている。接続部612には外周面に雄ねじ 部612aが形成されている。案内部611の外周面にはパッキング5が装着さ れている。 継手体61の略中央部には、角形、例えば六角形のナット部613が設けられ ている。
【0030】 スリットリング62は、継手体61と同様に耐熱性の優れた合成樹脂にて略円 筒状に形成され、一端部に一方の接続管が内挿される締付け部621が設けられ 、他端部に径方向の外方に突出され外周面が六角形状の鍔部622が設けられて いる。 締付け部621の外周面には雄ねじ部621aが形成されている。 管継手本体6の締付け部621の基端部には、外側に突出する突起63が周方 向に沿って複数箇所設けられている。 突起63の基端部には薄肉化された破損され易い部分63aが設けられている 。
【0031】 袋ナット7には、先端部の内周面に、管継手本体6の雄ねじ部621aに螺合 する雌ねじ部71が形成されている。又、基端部の内周面に、先端方向に向かう につれて次第に大径となる傾斜面状の押圧部72が設けられている。
【0032】 袋ナット7の先端面に管継手本体6の鍔部622方向に突出する突条73が周 方向に沿って設けられている。 そして、管継手本体1に袋ナット2を締め付けたとき、その突条73が管継手 本体6に設けられた突起63の先端部の側面を押圧して、その破損され易い部分 63aを引っ張るようにして破損し、その破損片63′(図5参照)を外方に飛 び出させるようになっている。
【0033】 次に、上記の如き管継手を用いて、一方の接続管3及び他方の接続管4を接続 する態様について、図4及び図5を参照して説明する。 まず、図4に示す如く、一方の接続管3を管継手本体の案内部611と締付け 部621の間に挿入し、他方の接続管4を接続部612に外挿する。 そして、袋ナット7を管継手本体6に締め付けていって、袋ナット7の先端部 を管継手本体6の鍔部622に近接させる。
【0034】 これにより、袋ナット7の突条73が管継手本体6に設けられた突起63の先 端部の側面を押圧する。この段階で徐々に締付けトルクが増大していき、図5に 示す如く、突条73が突起63の先端部の側面を引っ張るようにして破損され易 い部分63aの部分を破損し、その破損片63′を外方に飛び出させる。 そして、最終的に、袋ナット7の突条73の先端面が管継手本体6の鍔622 の側面に当接されるともに、袋ナット7の押圧部72が管継手本体6の締付け部 621の先端部を接続管3の外周面を押圧し、これにより接続管3の内表面を案 内部611に装着されたパッキング5に押圧して接続部をシールする。この時点 で締付けトルクが急激に増大する。 従って、この突起63が飛び出したときを、管継手本体6に対する袋ナット7 の適正な締付け量の目安としてとらえることができる。
【0035】 図6は、本願の請求項2の考案の別の例を示す要部縦断面図である。 袋ナット7の先端面に、管継手本体6の鍔部622方向に周方向に沿って複数 箇所に突起74が突設されている。突起74の基端部には薄肉とされて破損され 易い部分74aが設けられている。管継手本体6の鍔部622の袋ナット7側の 側面は垂直面とされている。その他の構成については、図4及び図5を参照して 説明した例の場合と同じなのでその詳細な説明は省略する。
【0036】
【考案の効果】
本願の請求項1又は請求項2の考案は、それぞれ、上記の如き構成とされてい るので、袋ナットの管継手本体への適正な締付け量の判断が容易であり、締付け 過剰となって管継手の肝心な部分が割れたり変形したり、逆に締め付け不十分と なり、水漏れを引き起したりすることを防止することをできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1の考案の管継手の一例を接続管
とともに示す一部切欠き正面図である。
【図2】図1に示す管継手に接続管を接続する工程を説
明する一部切欠き正面である。
【図3】本願の請求項1の考案の管継手の別の例を示す
要部縦断面図である。
【図4】本願の請求項2の考案の管継手の一例を接続管
とともに示す一部切欠き正面図である。
【図5】図4に示す管継手に接続管を接続する工程を説
明する一部切欠き正面である。
【図6】本願の請求項2の考案の管継手の別の例を示す
要部縦断面図である。
【符号の説明】
1,6 管継手本体 2,7 袋ナット 3 一方の接続管 4 他方の接続管 5 パッキング 13,23,63,74 突起 13a,23a 切欠き部 21,72 雌ねじ部 22,72 押圧部 24,122a 傾斜面 63a,74a 破損され易い部分 111,611 案内部 112,612 接続部 112a,121a,612a,621a 雄ねじ部 121,621 締付け部 122,622 鍔部 122b 凹溝部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端部に、外周面に雄ねじ部
    が形成された略円筒状の締付け部が設けられるととも
    に、この締付け部の基端部の内方から接続すべき接続管
    の端部を挿入する間隔を隔てて締付け部の先端方向に突
    出する略円筒状の案内部が設けられ、略中央部に周方向
    に沿って鍔部が設けられた管継手本体と、先端部の内周
    面に、管継手本体の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成
    され、基端部の内周面に、押圧部が設けられた略円筒状
    の袋ナットと、袋ナットの押圧部の内方に挿入されるか
    又は案内部の外周面に装着されたパッキングからなり、
    袋ナットを管継手本体に締め付けることにより、袋ナッ
    トの先端部を管継手本体の鍔部に近接させるとともに、
    袋ナットの押圧部によりその内方に挿入されたパッキン
    グを接続管の外周面に押圧させるか、又は、袋ナットの
    押圧部により管継手本体の締付け部を接続管の外周面に
    押圧させて、接続管の内周面を案内部の外周面に装着さ
    れたパッキングに押圧させる管継手であって、袋ナット
    の先端面又は管継手本体の鍔部の袋ナット側の側面のい
    ずれか一方に傾斜面が設けられ、他方に、管継手本体の
    雄ねじ部に袋ナットの雌ねじ部を締めつけたとき前記傾
    斜面に当接自在な突起が設けられ、突起の基端部に折れ
    曲がり易い部分が設けられていることを特徴とする管継
    手。
  2. 【請求項2】 少なくとも一端部に、外周面に雄ねじ部
    が形成された略円筒状の締付け部が設けられるととも
    に、この締付け部の基端部の内方から接続すべき接続管
    の端部を挿入する間隔を隔てて締付け部の先端方向に突
    出する略円筒状の案内部が設けられ、略中央部に周方向
    に沿って鍔部が設けられた管継手本体と、先端部の内周
    面に、管継手本体の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成
    され、基端部の内周面に、押圧部が設けられた略円筒状
    の袋ナットと、袋ナットの押圧部の内方に挿入されるか
    又は案内部の外周面に装着されたパッキングからなり、
    袋ナットを管継手本体に締め付けることにより、袋ナッ
    トの先端部を管継手本体の鍔部に近接させるとともに、
    袋ナットの押圧部によりその内方に挿入されたパッキン
    グを接続管の外周面に押圧させるか、又は、袋ナットの
    押圧部により管継手本体の締付け部を接続管の外周面に
    押圧させて、接続管の内周面を案内部の外周面に装着さ
    れたパッキングに押圧させる管継手であって、管継手本
    体の締付け部外周面もしくは鍔部の袋ナット側側面、又
    は袋ナットの先端面に突起が設けられ、突起の基端部
    に、袋ナットの先端面又は管継手本体の鍔部の袋ナット
    側の側面に押圧されたとき破損し易い部分が設けられて
    いることを特徴とする管継手。
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